JP2008033146A - 画像記録装置、画像記録装置用プログラム、画像記録装置用ドライバプログラム。 - Google Patents

画像記録装置、画像記録装置用プログラム、画像記録装置用ドライバプログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】表裏の区別のある用紙の印刷トレイへのセット方法を一定とした状態で、この用紙への印刷を適切に行うことができる画像記録装置等を提供すること。
【解決手段】S508乃至S516の通常の両面印刷の場合には、用紙の一方の面に偶数ページが印刷され、反転され、他方の面に奇数ページが印刷され、排紙される。一方、S517乃至S526の両面印刷の場合、即ち、表裏モードの場合は(S508:Yes)、通常の両面印刷とは異なり、用紙の一方の面に奇数ページが印刷され、反転され、他方の面に偶数ページが印刷され、再度、反転されて排紙される。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像記録装置等に関し、特に、表裏の区別のある用紙の印刷トレイへのセット方法を一定とした状態で、この用紙への印刷を適切に行うことができる画像記録装置等に関する。
従来より、用紙への片面印刷のみならず、両面印刷可能な印刷装置が存在し、その両面手順として、「1ジョブが4ページ分の原稿を2枚の記録面に両面プリントする場合において、全ページを両面印刷シーケンスで処理させる場合、以下のような処理をなる。1枚目の用紙の一方の面に2ページ目の画像を印刷させる→該用紙の表裏を反転させる→該用紙の他方の面に1ページ目の画像を印刷させる→1枚目の用紙を排出させる→2枚目の用紙の一方の面に4ページ目の画像を印刷させる→該用紙の表裏を反転させる→該記録紙の他方の面に3ページ目の画像を印刷させる→2枚目の記録紙を排出させる。」ものが次の特許文献1に開示されている。
なお、このような両面印刷可能な印刷装置において、印刷された用紙は、奇数ページ面を下にして排紙トレイに排紙され、その上側に次の用紙が同様に奇数ページを下にして積み重ねられて、すなわち、積み重ねられた用紙の下側より1ページ,2ページ,3ページ,4ページ・・・の順にぶようになっていた。
ここで、印刷装置による印刷に際し、使用される用紙の種類も多岐に渡り、一枚の用紙において、天地又は表裏が定められた用紙(以下、「専用紙」ということもある。)、例えば、片面光沢紙、インクジェット用葉書、が存在していた(以下、「専用紙」ということもある。)。
特開2003−276285(段落第0031等)
上記片面光沢紙への印刷を例に説明すると、片面印刷を実施した場合を基準として、光沢面側に印刷がなされるように、印刷装置の用紙トレイに、片面光沢紙をセットする。そして、このように片面光沢紙をセットすれば、光沢面側に印刷をすることができる。
かかる状態で、印刷装置に片面光沢紙がセットされた状態で、例えば、1ページ目に光沢面側に印刷したい画像データを有し、2ページ目に反光沢面側に印刷したい文字データを有する印刷データの印刷を行う場合、上記印刷装置では、2ページ目の文字データを先に印刷するため、文字データが光沢面側に印刷される一方、反光沢面側に画像データが印刷されることになる。このように、片面印刷時に1ページ目が光沢面となるように用紙を用紙トレイにおくと、両面印刷にした場合に、1ページ目が非光沢面になるといった問題が生じる。これは使用者が一般的に期待する結果と異なる。上記の不具合を解消するためには、ユーザは、両面印刷を行うに際し、所定枚数の片面光沢紙を、通常の片面印刷を行う場合とは逆の状態で、用紙トレイにセットし直す必要があり、煩わしいという問題点があった。
また、1ページ目が光沢面となるようにするために、「奇数ページ印刷、用紙反転、偶数ページ印刷」の順に印刷をすることも考えられるが、その場合に印刷面を下側にして排紙し、その上側に次の用紙を積み重ねると、ページ順番が製本時の順番と異なることになるため、片辺を綴じて製本する際に、その順番を変えなければならないという問題があった。
本発明は、片面印刷及び両面印刷に係わらず、専用紙の印刷トレイへのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への印刷を適切に行うことができる画像記録装置等を提供することを目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の画像記録装置は、用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備えたものであって、前記用紙トレイに前記用紙の一方の面が所定方向に向くように前記用紙が収納されている収納状態で、前記用紙を前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に画像を記録させ、その用紙を所定の排出状態で前記排出装置に排出させる片面記録手段と、前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に偶数ページの画像を記録させ、その偶数ページが記録された用紙を前記反転装置で反転させ、その反転された用紙を前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に奇数ページの画像を記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第1の両面記録手段と、前記収容状態で収納されている用紙に対し、他方の面に偶数ページの画像、一方の面に奇数ページを記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第2の両面記録手段とを備えている。
請求項2記載の画像記録装置は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記第2の両面記録手段は、前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に偶数ページの画像を記録させることなく、前記反転装置によって前記用紙を反転させる第1の反転制御手段と、その第1反転制御手段によって反転させた用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に偶数ページの画像を記録させる第1の記録制御手段と、その第1の記録制御手段によって偶数ページが記録された用紙を前記反転装置によって反転させる第2の反転制御手段と、その第2反転制御手段によって反転させた用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の一方の面に奇数ページの画像を記録させる第2の記録制御手段と、その第2の記録制御手段によって記録された用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第1の排出制御手段とを備えている。
請求項3記載の画像記録装置は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記第2の両面記録手段は、前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に奇数ページの画像を記録させる第3の記録制御手段と、その第3の記録制御手段によって奇数ページが記録された用紙を、前記反転手段によって反転させる第3の反転制御手段と、その第3の反転制御手段によって反転させた用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に偶数ページの画像を記録させる第4の記録制御手段と、その第4の記録制御手段によって偶数ページが記録された用紙を前記反転装置によって反転させる第4の反転制御手段と、その第4の反転制御手段よって反転された用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第2の排出制御手段とを備えている。
請求項4記載の画像記録装置は、請求項3に記載の画像記録装置において、前記第2の排出制御手段は、前記第4の反転制御手段よって反転された用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙に画像を記録させることなく、前記排出装置に排出させる。
請求項5記載の画像記録装置は、請求項3に記載の画像記録装置において、前記反転装置は、別個に駆動可能な2つの反転機構を備え、前記第3の反転制御手段は、前記2つの反転機構の一方によって前記用紙を反転させ、前記第4の反転制御手段は、前記2つの反転機構の他方によって前記用紙を反転させ、前記第2の排出制御手段は、前記第4の反転制御手段よって反転された用紙を、前記第2搬送装置および前記記録装置を介することなく、前記排出装置に排出させる。
請求項6記載の画像記録装置は、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置において、前記第1の両面記録手段と前記第2の両面印刷手段とのいずれを実行するかを設定する設定手段を備えている。
請求項7に記載の画像記録装置用プログラムは、用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備えた画像記録装置を制御するものであって、前記用紙トレイに前記用紙の一方の面が所定方向に向くように前記用紙が収納されている収納状態で、前記用紙を前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に画像を記録させ、その用紙を所定の排出状態で前記排出装置に排出させる片面記録ステップと、前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に偶数ページの画像を記録させ、その偶数ページが記録された用紙を前記反転装置で反転させ、その反転された用紙を前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に奇数ページの画像を記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第1の両面記録ステップと、前記収容状態で収納されている用紙に対し、他方の面に偶数ページの画像、一方の面に奇数ページを記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第2の両面記録ステップとを備えている。
請求項8記載の画像記録装置用ドライバプログラムは、用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備えた画像記録装置に対し、通信回線を介して接続される演算装置内に格納され、前記画像記録装置の記録条件を設定するものであって、前記画像記録装置は、請求項7記載の画像記録装置用プログラムによって制御されており、ユーザに前記第1の両面記録ステップと前記第2の両面記録ステップとのいずれを実行させるかを設定させる設定ステップを備えている。
請求項9記載の画像記録装置は、用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備え、前記用紙への片面および両面印刷可能なものであって、前記両面印刷に際し、一枚の用紙に対する前記反転装置を介した用紙の反転を、2回実行させるように前記反転装置を制御する反転制御手段と、その反転制御手段による前記反転装置を介した1回目の反転に係る用紙を、前記第2搬送装置を介して、前記記録装置に搬送する場合に、その用紙の一方の片面に前記記録装置による画像形成の指示を出力する第1の画像形成指示手段と、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して用紙を、前記記録装置に搬送する場合に、または、前記反転制御手段による前記反転装置を介した2回目の反転に係る用紙を、前記記録装置に搬送する場合に、その用紙の他方の片面に前記記録装置による画像形成の指示を出力する第2の画像形成指示手段と、前記第1の画像形成指示手段による指示、前記第2の画像形成指示手段による指示、および前記反転制御手段による前記反転装置を介した2回目の反転を条件として、前記排出装置から用紙を排出させるように制御する排出制御手段とを備えている。
請求項1記載の画像記録装置によれば、用紙トレイに用紙の一方の面が所定方向に向くように収納されている用紙は、片面記録手段によって、用紙トレイから第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送され、一方の面に画像が記録され、所定の排出状態で排出装置に排出される。また、片面記録手段による場合と同じ状態で用紙トレイに収納されている用紙は、第1の両面記録手段によって、用紙トレイから第1搬送装置を介して記録装置に搬送され、一方の面に偶数ページの画像が記録され、その偶数ページが記録された用紙は、反転装置で反転され、その反転された用紙は第2搬送装置を介して記録装置に搬送され、他方の面に奇数ページの画像が記録され、所定の排出状態で排出装置に排出される。さらに、片面記録手段および第1の両面記録手段による場合と同じ状態で用紙トレイに収納されている用紙は、第2の両面記録手段によって、他方の面に偶数ページの画像、一方の面に奇数ページが記録され、所定の排出状態で排出装置に排出される。これにより、専用紙の印刷トレイへのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への印刷を適切に行うことができる画像記録装置を得ることができる。
具体的に用紙として片面光沢紙への記録を例に説明すると、片面記録手段によって片面記録を実施した場合を基準として、光沢面側に記録がなされるように、用紙トレイに、片面光沢紙を収納する。そして、このように片面光沢紙を収納すれば、光沢面側に記録をすることができる。
一方、この片面記録の場合と同じ状態で片面光沢紙が用紙トレイに収納された状態で、例えば、1ページ目(奇数ページ目)に光沢面側に記録したい画像データを有し、2ページ目(偶数ページ目)に反光沢面側に記録したい文字データを有する画像データの記録を行う場合、第1の両面記録手段では、2ページ目(偶数ページ目)の文字データ文字データが光沢面側(一方の面)に記録される一方、反光沢面側(他方の面)に画像データが印刷されることになる。このような場合、第2の両面記録手段によれば、2ページ目(偶数ページ目)の文字データは反光沢面側(他方の面)に記録され、1ページ目(奇数ページ目)の画像データは光沢面側(一方の面)に記録される。
よって、ユーザは、このような両面記録を行う場合であっても、片面光沢紙を、片面記録を行う場合とは逆の状態で、用紙トレイにセットし直す必要はない。従って、片面記録及び両面記録に係わらず、専用紙の用紙トレイへのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への記録を適切に行うことができるという効果がある。
請求項2記載の画像記録装置によれば、請求項1に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、所定の収容状態で収納されている用紙は、用紙トレイから第1搬送装置を介して記録装置に搬送され、一方の面に偶数ページの画像が記録されることなく反転され、第2搬送装置を介して、再び記録装置に搬送され、他方の面に偶数ページの画像が記録され、再び反転され、第2搬送装置を介して記録装置に搬送され、一方の面に奇数ページの画像が記録され、所定の排出状態で排出装置に排出される。即ち、偶数ページの画像を一方の面に記録させる前に用紙を反転させるという簡単な制御で、第1の両面記録手段による場合とは、反対の面に偶数ページを記録させることができるという効果がある。
請求項3記載の画像記録装置によれば、請求項1に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、所定の収容状態で収納されている用紙は、用紙トレイから第1搬送装置を介して記録装置に搬送され、一方の面に奇数ページの画像が記録され、反転され、第2搬送装置を介して記録装置に搬送され、他方の面に偶数ページの画像が記録され、再び、反転され、所定の排出状態で排出装置に排出される。即ち、最初に奇数ページの画像を一方の面に記録させるという簡単な制御で、第1の両面記録手段による場合とは、反対の面に偶数ページを記録させることができるという効果がある。また、奇数ページの後に偶数ページを記録するので、偶数ページの後に奇数ページを記録する場合に比べ、奇数ページを記憶しておく必要がなく、記録する際に消費される記憶容量を減少することができるという効果がある。
請求項4記載の画像記録装置によれば、請求項3に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、第4の反転制御手段よって反転された用紙は、第2搬送装置を介して記録装置に搬送され、画像が記録されることなく、排出装置に排出される。よって、第4の反転制御手段よって反転された用紙を、第1の両面記録手段の場合と同様な経路を辿って排出装置に排出させることができるという効果がある。
請求項5記載の画像記録装置によれば、請求項3に記載の画像記録装置の奏する効果に加え、2つの反転機構の他方によって反転された用紙は、第2搬送装置および記録装置を介することなく、排出装置に排出されるので、用紙を排出装置に排出している間に、次の用紙を第1搬送装置を介して記録装置へ搬送させることができるという効果がある。
請求項6記載の画像記録装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置の奏する効果に加え、ユーザの要求に応じて第1の両面記録手段と第2の両面印刷手段とのいずれを実行するかを設定する設定手段を備えているので、ユーザの要求に自動的に応えることができるという効果がある。
請求項7記載の画像記録装置用プログラムによれば、画像記録装置を請求項1に記載の画像記録装置と同様に制御させることができるという効果がある。
請求項8記載の画像記録装置用ドライバプログラムによれば、ユーザに第1の両面記録ステップと第2の両面記録ステップとのいずれを実行させるかを演算装置を介して設定させることができるという効果がある。
請求項9記載の画像記録装置によれば、両面印刷における第1の方法として、用紙トレイに収納されている用紙は、第1搬送装置を介して、記録装置に搬送され、第2の画像形成指示手段によって他方の片面に画像が形成され、反転制御手段によって反転装置を介して1回目の反転がなされ、第2搬送装置を介して再び記録装置に搬送され、第1の画像形成指示手段によって一方の片面に画像が形成され、反転制御手段によって反転装置を介して2回目の反転がなされ、排出制御手段によって排出装置に排出される。
または、両面印刷における第2の方法として、用紙トレイに収納されている用紙は、第1搬送装置を介して、記録装置に搬送され、記録装置によって画像が記録されることなく反転制御手段によって反転装置を介して1回目の反転がなされ、第2搬送装置を介して記録装置に搬送され、第2の画像形成指示手段によって他方の片面に画像が形成され、反転制御手段によって反転装置を介して2回目の反転がなされ、第2搬送装置を介して再び記録装置に搬送され、第1の画像形成指示手段によって一方の片面に画像が形成され、排出制御手段によって排出装置に排出される。これにより、専用紙の印刷トレイへのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への印刷を適切に行うことができる画像記録装置を得ることができる。
具体的に用紙として片面光沢紙への記録を例に説明すると、片面印刷によって片面印刷を実施した場合を基準として、光沢面側に印刷がなされるように、用紙トレイに、片面光沢紙を収納する。そして、このように片面光沢紙を収納すれば、光沢面側に印刷がなされ、その光沢面側が下向きとなって排出装置に排出される。
一方、この片面印刷の場合と同じ状態で片面光沢紙が用紙トレイに収納された状態で、例えば、1ページ目(奇数ページ目)に光沢面側に印刷したい画像データを有し、2ページ目(偶数ページ目)に反光沢面側に記録したい文字データを有する画像データの記録を行う場合、前記第1の方法では、用紙トレイに収納されている用紙は、第1搬送装置を介して、記録装置に搬送され、第2の画像形成指示手段によって光沢面側に1ページ目(奇数ページ目)の画像データに従った画像が形成され、反転制御手段によって反転装置を介して1回目の反転がなされ、第2搬送装置を介して再び記録装置に搬送され、第1の画像形成指示手段によって反光沢面側に2ページ目(偶数ページ目)の文字データに従った画像が形成され、反転制御手段によって反転装置を介して2回目の反転がなされ、排出制御手段によって光沢面側が下向きとなって排出装置に排出される。
また、第2の方法では、用紙トレイに収納されている用紙は、第1搬送装置を介して、記録装置に搬送され、記録装置によって画像が記録されることなく反転制御手段によって反転装置を介して1回目の反転がなされ、第2搬送装置を介して記録装置に搬送され、第2の画像形成指示手段によって反光沢面側に2ページ目(偶数ページ目)の文字データに従った画像が形成され、反転制御手段によって反転装置を介して2回目の反転がなされ、第2搬送装置を介して再び記録装置に搬送され、第1の画像形成指示手段によって光沢面側に1ページ目(奇数ページ目)の画像データに従った画像が形成され、排出制御手段によって光沢面側が下向きとなって排出装置に排出される。
よって、ユーザは、このような両面記録を行う場合であっても、片面光沢紙を、片面記録を行う場合とは逆の状態で、用紙トレイにセットし直す必要はない。従って、片面記録及び両面記録に係わらず、専用紙の用紙トレイへのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への記録を適切に行うことができるという効果がある。
本発明の最適な実施形態について図面を参照して説明する。まず、本実施形態における画像形成装置全体の概要について説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザビームプリンタ1の概略構成を示す断面図である。図1において、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニット4を備えている。フィーダユニットは、用紙を収容するカセット43と、図示しないバネによって押圧され、図1に実線と点線で示すように回動自在な用紙押圧板6と、給紙ローラ7と、摩擦分離部材8と、該摩擦分離部材8を付勢するバネ10とを備えている。このような構成においては、用紙押圧板6により用紙を給紙ローラ7に押圧し、給紙ローラ7の回転により給紙ローラ7と摩擦分離部材8との間で最上位の用紙を分離して所定のタイミングで用紙の供給を行う。
前記給紙ローラ7の回転による用紙搬送方向の下流側には、一対の搬送ローラ59が配置されており、その更に下流側には、一対のレジストローラ44、45が回転可能に枢支されている。前記給紙ローラ7によって供給された用紙は、一対の搬送ローラ59によって一対のレジストローラ44、45へと搬送され、一対のレジストローラ44、45は、当該用紙を、後述する感光ドラム21と転写ローラ26によって形成される印刷位置へ所定のタイミングで搬送する。
感光ドラム21は、正帯電性の材料、例えば、正帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感光体からなる。具体的には、感光ドラム21は、例えば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、その外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更に、感光ドラム21は、図示しない駆動手段により時計回り方向に回転駆動される。
帯電器25は、例えば、タングステンなどからなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
レーザスキャナユニット11は、感光ドラム21上に静電潜像を形成する為のレーザ光を発生するレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー(5面体ミラー)14、レンズ15、16、並びに反射ミラー17,18及び19を含んで構成されている。
現像装置12は、現像器筐体としてのケース36内に現像剤室としてのトナー収容室27が形成され、トナー収容室27内には、アジテータ29と、清掃部材39が回転軸28の周りに回転自在に設けられている。なお、このトナー収容室27内には、電気絶縁性を有する正帯電性の非磁性1成分現像剤としてのトナーが収容される。また、トナー収容室27の前記回転軸28の両端側に位置する側壁には光透過窓40が設けられている。また、トナー収容室27の感光ドラム21側には、開口部30よってトナー収容室27と連通し現像を行う現像室23が形成され、供給ローラ24と現像剤担持体としての現像ローラ22が回転可能に枢支される。現像ローラ22上のトナーは、薄い板状の弾性を有する層厚規制ブレード37により所定の層厚に規制され、現像に供される。
ここで、現像剤担持体としての現像ローラ22は、ステンレス鋼等で形成された芯金上に、導電性を有するカーボンの微粒子を含む導電性のシリコーンゴムで形成された円筒状の基材が設けられており、更にこの基材上には、フッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。なお、現像ローラ22は、必ずしも基材を導電性のシリコーンゴムで構成しなくてもよく、導電性のウレタンゴムで構成しても良い。
また、層厚規制ブレード37は、鉄またはステンレス鋼等で形成された支持部に、リン青銅またはステンレス鋼等で形成された薄い板状の板バネが取り付けられており、更に該板バネ上には、シリコーンゴムで形成された押圧部材38が取り付けられて構成されている。
また、前記トナー収容室27に収容されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁重合法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナーは、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。
転写ローラ26は、回転自在に枢支され、シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成される。転写ローラ26は、印加される電圧により、感光ドラム21上のトナー画像を用紙に確実に転写するように構成されている。
定着装置13は、感光ドラム21と転写ローラ26との圧接部よりも、用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱用ローラ32と押圧ローラ31を備える。用紙に転写されたトナー画像は加熱用ローラ32と押圧ローラ31とによって搬送される間に加熱されつつ押圧されて用紙に定着される。
用紙搬送用の一対の搬送ローラ33は、加熱用ローラ32と押圧ローラ31よりも搬送方向下流側に設けられており、搬送ローラ33の下流側には用紙案内トレイ60が設けられている。
用紙案内トレイ60は、回動自在に設けられているが、図1に示す位置にある場合には、搬送ローラ33から排出された用紙を、下面方向記録材載置手段としてのフェイスダウン排紙部35側へと案内する排出経路56を形成する。
また、用紙案内トレイ60には、案内ガイド61が回動自在に設けられており、用紙案内トレイ60が図1に示す位置にある場合には、案内ガイド61は用紙案内トレイ60よりも定着装置13側に突出し、搬送ローラ33から排出された用紙を、確実にフェイスダウン排紙部35側へと案内する。なお、案内ガイド61は、用紙の幅方向に間隔をあけて複数設けられている。
用紙案内トレイ60の上方には、一対の排出ローラ34が設けられており、用紙案内トレイ60により案内されて搬送された用紙を、フェイスダウン排紙部35へと排出する。フェイスダウン排紙部35には、排出直前に画像形成された用紙の面が下面側となるように用紙3が排出される。
また、前記排出ローラ34は、両面画像形成の際には、用紙を反転経路に送り込む反転装置としても機能する。両面画像形成の際には、排出ローラ34によって排出方向へ搬送した用紙が排出される直前に、回転方向を逆方向に切り換えられる。
前記排出ローラ34の周辺には、反転ガイド部62が設けられており、用紙はこの反転ガイド部62に沿って反転経路63へと搬送される。
この反転経路63は、上述した用紙案内トレイ60と、背面トレイ64とにより形成される。背面トレイ64も、図1に示す閉位置においては、反転経路63に搬送されてきた用紙3を、装置下方部の反転搬送部へと案内する。
反転搬送部には、第2の反転用紙ガイド52と、複数個の反転用紙搬送ローラ対55が設けられており、反転経路63を経て搬送されてきた用紙3を、再び感光ドラム21と転写ローラ26との圧接部に供給する。
ユーザは、このような両面記録を行う場合であっても、片面光沢紙を、片面印刷を行う場合とは逆の状態で、カセット43にセットし直す必要はない。従って、片面記印刷及び両面印刷に係わらず、専用紙のカセット43へのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への印刷を適切に行うことができる。
また、装置の前面には、用紙手差しトレイ57が設けられている。用紙手差しトレイ57は、閉位置と、図1に示す開位置に回動自在に設けられており、図1に示す開位置まで用紙手差しトレイ57を開き、この用紙手差しトレイ57を利用して用紙を手差しで供給する。尚、用紙手差しトレイ57に載せられた用紙は、手差し用供給ローラ58によって一対の搬送ローラ対59に搬送される。
以上のような本実施形態のレーザビームプリンタ1において、感光ドラム21の表面が帯電器25により一様に帯電され、レーザスキャナユニット11から画像情報に従って変調されたレーザ光が照射されると、感光ドラム21の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置12によってトナーで可視像化され、感光ドラム21上に形成された可視像は感光ドラム21によって印刷位置へと搬送される。印刷位置においては、給紙ローラ59及びレジストローラ45及び46を介して用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ26によって印加される転写バイアスにより、用紙に転写される。なお、転写後に感光ドラム21上に残ったトナーは、現像ローラ22によって現像室23に回収される。
次に、用紙は定着装置13に搬送され、定着装置13の加熱用ローラ32と押圧ローラ31によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び加熱され、用紙上に定着される。そして、用紙は一対の搬送ローラ33、案内ガイド61、用紙案内トレイ60、及び排出ローラ34により、フェイスダウン排紙部35に排出され、フェイスダウン排紙の片面画像形成動作が終了する。
また、両面画像形成動作時に使用される用紙反転機構は、次のように動作する。上記の印刷機構(12、13,21など)を通過した印刷用紙は一旦排紙ローラによってその上部が筐体外に排紙されるが、その後端が排紙ローラに狭持された状態のまま一旦停止する。そして、排出ローラ34に狭持された用紙は、排出ローラ34の逆回転動作により、反転ガイド部62へと搬送され、前記印刷機構を通過する際に後端だった辺を先頭にして用紙はこの反転ガイド部62に沿って反転経路63へと搬送される。用紙案内トレイ60と背面トレイ64とにより形成された反転経路63を通って搬送される用紙は、第2の反転用紙ガイド52により、反転用紙搬送ローラ対55へと案内され、反転用紙搬送ローラ対55により、再び感光ドラム21と転写ローラ26との圧接部へと供給される。この際、用紙は前に印刷機構を通過した際に上側だった面が下側に、また前に印刷機構を通過した際に先頭側(図中の左側)だった辺が、後端側(図中の右側)となるように裏返されるのである。
そして、用紙の裏面側に対して、上述した工程と同様の工程により画像形成され、用紙は排出ローラ34によりフェイスダウン排紙部35上に、裏面を下面側にして載置される。このようにして、両面画像形成動作が終了する。
本実施形態は、上述したフェイスダウン排紙の片面印刷、及び両面印刷の他に、更に、別の両面印刷を備え、片面印刷及び両面印刷に係わらず、用紙3のカセット43へのセット方法を一定とした状態で、用紙3への画像形成を適切に行うことができるように構成されている。
図2は、レーザビームプリンタ1と、パーソナルコンピュータ(以下、「PC100」と称す)との電気的構成を示すブロック図である。レーザビームプリンタ1は、上述したレーザスキャナユニット11、定着装置13、各種ローラ(給紙ローラ7,排紙ローラ34,搬送ローラ59等)の構成の他、CPU61、ROM71、RAM72、EEPROM73、イメージメモリ74、ビーム検出器75、各種ローラ用駆動回路76、ペーパセンサ77、インターフェース(I/F)78を備え、これらはバスラインなどを介して互いに接続されている。尚、図中反転部200は、後述する第2実施例で使用する構成であり、その説明は後述する。
CPU61は、ROM71に予め記憶されている制御プログラムに従い、CPU61に接続されている各デバイスの動作を制御するものである。ROM71は、このレーザビームプリンタ1で実行される制御プログラムや固定値などを格納した書換不能なメモリであり、図5等に示す印刷制御処理は、このROM71に格納されている印刷制御プログラム71aに従って実行される。RAM72は、ROM71内に記憶されるプログラムの実行に際して各種のデータを一時的に記憶するための揮発性のメモリである。EEPROM73は書換可能な不揮発性のメモリであり、EEPROM73へ記憶されたデータは、レーザビームプリンタ1の電源オフ後も保持される。イメージメモリ74は、印刷のためのビットイメージ(ビットデータ)を記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。
レーザスキャナユニット11には、上述した構成に加え、ポリゴンミラー14を駆動するポリゴンモータ14aと、そのポリゴンモータ14aの駆動を制御するポリゴンモータ駆動回路14dとを備えている。ポリゴンミラー14は、ポリゴンモータ駆動回路14dによって駆動制御されるポリゴンモータ14によって、その回転駆動が制御されている。定着装置13は、上述した構成に加え、加熱用ローラ32に熱を与えるヒータ13aと、そのヒータ13aのON/OFFを制御するON/OFFスイッチ13bとを備えている。
ビーム検出器75は、回転駆動されるポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出するものである。ポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、レーザー変調された画像データがレーザースキャナユニット11に送信され、回転駆動されるポリゴンミラー14との同期を確保することができる。各種ローラ用駆動回路76は、各種ローラ(給紙ローラ7,排紙ローラ34,搬送ローラ55等)を駆動させるための各モータを制御する回路である。
ペーパセンサ77は、用紙3の位置を検出するセンサであり、所定箇所に複数設置されており、各ペーパセンサ77は、例えば、用紙3に接触することにより回動する検出子と、その検出子の回動を検出するフォトインタラプタとによって構成できる。本実施例では、印刷位置である転写ローラ26の直前、排紙ローラ34の直前等に設置されている。
I/F78は、異なる装置を電気的に接続するための公知規格に基づいた装置である。このI/F78を介して、レーザビームプリンタ1は、PC100に接続され、PC100との間でデータの送受信(画像データの受信)を実行する。受信した画像データは、ビットイメージに変換されてイメージメモリ74に書き込まれる。
一方、上述したレーザビームプリンタ1とI/F78を介して接続されるPC100は、CPU79、ROM80、RAM81、ハードディスク82、LCD83、キーボード84、I/F85を備えている。
CPU79はROM80に記憶される固定値やプログラムに基づいて、バスラインにより接続される各部を制御するものである。ROM80は、PC100で実行される制御プログラム等を格納した書き換え不能なメモリである。RAM81は、各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。
ハードディスク82は、書き換え可能な不揮発性のメモリであり、OS(Operatiing System)82a、アプリケーション82b、デバイスドライバ82c、印刷設定記憶領域82dが格納されている。OS82aは、基本ソフトウェアであり、例えば、Windows(登録商標)が該当する。アプリケーション82bは、種々の文字、図形等を作成するソフトウェアであり、このアプリケーション82bで作成した画像データがレーザビームプリンタ1で印刷される。デバイスドライバ82cは、PC100と接続されたレーザビームプリンタ1を正常に駆動するためのものであり、図3等に示す印刷設定記憶処理は、このデバイスドライバ82cに従って実行される。印刷設定記憶領域82dは、デバイスドライバ82cに従ってユーザが設定した印刷設定条件を記憶する。
図3は、ユーザからレーザビームプリンタ1の印刷設定要求があった場合に、PC100のLCD83に表示される印刷設定表示画面90を示す図であり、(a)は、用紙サイズ91を選択している状態を示し、(b)は、1頁目の給紙方法98を選択している状態を示している。
印刷設定表示画面90には、その設定可能項目として、用紙サイズ91、レイアウト92、仕切線93、印刷の向き94、部数95、用紙形態96、給紙方法97として、1ページ目98、2ページ目以降99とがある。各項目は選択可能に構成されており、各項目を選択した後、下段の「OK」欄101を選択することで、ユーザが選択した印刷設定で印刷が実行される。尚、この画面を介して設定された印刷設定条件はPC100の印刷設定記憶領域82dに記憶される。
例えば、用紙サイズ91は、その選択内容がプルダウン表示可能に構成されており、図3(a)に示すように、上方から「A4」、「A4表裏有り」、「Letter」、「Letter表裏有り」の中から用紙サイズを選択可能に構成されている。「A4表裏有り」は、用紙サイズが「A4」であり、且つ、その用紙に表裏(例えば、片面光沢紙、表面に既にフォーム画像が印刷されている用紙等)がある場合を示している。同様に、「Letter表裏有り」は、用紙サイズが「「Letter」であり、且つ、その用紙に表裏(例えば、インクジェット葉書)がある場合を示している。
また、給紙方法97としての1ページ目98も、その選択内容がプルダウン表示可能に構成されており、図3(b)に示すように、「自動選択」、「手差しトレイ」、「手差しトレイ表裏有り」の中から選択可能に構成され、手差しトレイから用紙を給紙する場合には、表裏が選択可能に構成されている。これにより、ユーザは、これから印刷する用紙に表裏が有るかを設定することができる。
図4は、ユーザが設定した印刷設定条件を印刷設定記憶領域82dに記憶する印刷設定記憶処理のフローチャートであり、図4(a)は用紙サイズ91に関する印刷設定を記憶する印刷設定記憶処理のフローチャートであり、(b)は、1ページ目98の給紙方法97に関する印刷設定を記憶する印刷設定記憶処理のフローチャートである。
図4(a)の場合、まず、選択されている用紙サイズ91が「A4」か(S401)、「A4表裏有り」か(S402)、「Letter」か(S403)を順番に判断する。その結果、「A4」であれば(S401:Yes)、用紙サイズを「A4」、表裏モードを「OFF」とし(S404)、「A4表裏有り」であれば(S402:Yes)、用紙サイズを「A4」、表裏モードを「ON」とし(S4052)、「Letter」であれば(S403:Yes)、用紙サイズを「letter」、表裏モードを「OFF」とし(S406)、各印刷設定条件を印刷設定記憶領域82dに記憶して本処理を終了する。そして、用紙サイズ91がいずれでもない場合には(S401乃至S403:No)、用紙サイズを「letter」、表裏モードを「ON」とし(S407)、印刷設定条件を印刷設定記憶領域82dに記憶して本処理を終了する。
一方、図4(b)に示す場合は、まず、選択されている1ページ目98の給紙方法97が「自動選択」か(S408)、「手差しトレイ」か(S409)を順番に判断する。その結果、「自動選択」であれば(S408:Yes)、給紙方法を「自動選択」、表裏モードを「ON」とし(S410)、「手差しトレイ」であれば(S409:Yes)、給紙方法を「手差しトレイ」、表裏モードを「OFF」とし(S411)、各印刷設定条件を印刷設定記憶領域82dに記憶して本処理を終了する。そして、給紙方法がいずれでもない場合には(S408乃至S409:No)、給紙方法を「手差しトレイ表裏有り」、表裏モードを「ON」とし(S412)、印刷設定条件を印刷設定記憶領域82dに記憶して本処理を終了する。
図5は、印刷制御処理の概略を示すフローチャートである。この印刷制御処理は、PC100から送信される画像データに係る画像を用紙に印刷する処理であり、印刷制御プログラム71aに従って、レーザビームプリンタ1のCPU61によって実行される処理である。
この処理は、PC100を介してユーザから印刷指示が送信された場合に実行され、まず、送信された画像データに含まれている印刷設定条件から両面印刷かを判断する(S501)。両面印刷でなければ(S501:No)、片面印刷であるとして、カウンタNを「1」に設定した後(S502)、上述した片面印刷と同じように、カセット43内に収納されている用紙の給紙を開始し(S503)、その用紙の片面にNページ目を印刷し(S504)、その用紙を排紙する(S505)。そして、カウンタNに「1」を加算し(S506)、終了か(次ページ有りか)を判断して(S507)、終了であれば(S507:Yes)、本処理を終了し、終了でなければ(S507:No8)、S503からの処理を繰りかえす。こうして、通常の片面印刷がなされる。
一方、S501の判断の結果、両面印刷である場合には(S501:Yes)、更に、表裏モードかを判断する(S508)。表裏モードでなければ(S508:No)、上述した通常の両面印刷であるとして、カウンタNを「0」に設定した後(S509)、上述した両面印刷と同じように、カセット43内に収納されている用紙の給紙を開始し(S510)、その用紙の片面にN×2+2ページ目(偶数ページ)を天地逆転させて印刷する(S511)。
尚、天地逆転させて印刷するのは、本実施例では、縦向きに積層したA4サイズの用紙の一方の短辺部分を綴じ、2ページ目(偶数ページ)を見る場合には、1ページ目(奇数ページ)とは天地が逆転している状態を想定しているためである。よって、当然に、天地を逆転させずに印刷することも可能である。
そして、用紙を反転させ(S512)、N×2+1ページ目(奇数ページ)を印刷し(S513)、その用紙を排紙する(S514)。その後、カウンタNに「1」を加算し(S515)、終了か(次ページ有りか)を判断して(S516)、終了であれば(S516:Yes)、本処理を終了し、終了でなければ(S516:No)、S510からの処理を繰りかえす。こうして、通常の両面印刷が終了する。
一方、S508の判断の結果、表裏モードである場合には(S508:Yes)、カウンタNを「0」に設定した後(S517)、カセット43内に収納されている用紙の給紙を開始し(S518)、その用紙の片面にN×2+1ページ目(奇数ページ)を印刷する(S519)。次に、終了か(次ページ有りか)を判断して(S520)、終了でなければ(S520:No)、用紙を反転させ(S521)、N×2+2ページ目(偶数ページ)を天地逆転させて印刷し(S522)、更に、用紙を反転した後で(S523)、その用紙を排紙する(S524)。そして、カウンタNに「1」を加算し(S525)、終了か(次ページ有りか)を判断して(S526)、終了であれば(S526:Yes)、本処理を終了し、終了でなければ(S526:No)、S510からの処理を繰りかえす。尚、S520の判断で終了であれば(S520:Yes)、本処理を終了する。
ここで、上述したS517乃至S526のステップ(表裏モードの場合)を、図6のフローチャートを参照して、より詳細に説明する。図6は、表裏モードの場合における印刷制御処理のフローチャートである。
この場合、まず、カウンタNを「0」に設定した後で(S601)、カセット43内に収納されている用紙の給紙すべく、給紙ローラ7を回転させ(S602)、給送ローラとしての搬送ローラ59、レジストローラ44,45を通常速度で回転させ(S603)、定着装置13のヒータ13aを「ON」にし(S604)、用紙経路を変更するために排紙ローラ34を正回転させ(S605)、ポリゴンモータ14aを回転させ(S606)、所定のペーパセンサ22を介して用紙3が印刷位置に到達したと判断するまでS607の判断を繰りかえす(S607:No)。尚、S602において、給紙された用紙3が、給送ローラに到達したことを所定のペーパセンサ22によって検出した場合には、給紙ローラ7の駆動を停止させ、給紙ローラ7をフリー回転とする。
そして、用紙が印刷位置に到達したと判断すると(S607:Yes)、別ルーチンにおけるS101において、ビーム検出器75がポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、N×2+1ページ(奇数ページ)目のデータをラスタデータ毎にレーザー変調して送信する処理を、用紙3の後端が印刷位置を通過したことを所定のペーパセンサ22が検出、あるいは、画像データが終了するまで続けられる(S101)。このS101のステップによって、カセット43、給紙ローラ7、搬送ローラ59、レジストローラ44,45を介して搬送された用紙3の一方の片面にN×2+1ページ(奇数ページ)目が印刷されるのである。
そして、次頁が有るかを判断し(S608)、次頁があれば(S608:Yes)、所定のペーパセンサ22を介して用紙3の後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断するまで判断を繰りかえし(S609:No)、到達すれば(S609:Yes)、用紙経路を変更するために、排紙ローラ34を逆回転させる(S610)。これによって、用紙3は、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55を介して、再び、印刷位置に向けて搬送され、所定のペーパセンサ22を介して用紙が印刷位置に到達したと判断されるまで判断を繰りかえす(S611:No)。
そして、用紙が印刷位置に到達したと判断すると(S611:Yes)、別ルーチンにおけるS102において、ビーム検出器75がポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、N×2+2ページ(偶数ページ)目のデータをラスタデータ毎にレーザー変調して送信する処理を、用紙3の後端が印刷位置を通過したことを所定のペーパセンサ22が検出、あるいは、画像データが終了するまで続けられる(S102)。このS102のステップによって、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55、搬送ローラ59、レジストローラ44,45を介して搬送された用紙3の他方の片面にN×2+2ページ(偶数ページ)目が印刷される。
一方、このS202のステップの間に、本処理においては、搬送経路を変更するために、排紙ローラ34を正回転通常速度に変更させる(S612)。尚、本実施例では、このタイミングにおいて用紙後端は、既に、排紙ローラ43を通過しているものとする。そして、所定のペーパセンサ22を介して用紙後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断されるまで判断を繰りかえし(S613:No)、用紙後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断すると(S613:Yes)、ヒータ13aをOFFにし(S614)、カウンタNに「1」を加算し(S615)、用紙経路を変更すべく、排紙ローラ34を逆回転させると共に、給送ローラを回転数をアップして回転させる(S616)この逆回転は、用紙の後端が急送ローら34の位置を通過するまで行なわれ、その後正回転に戻る。これにより、用紙3は、再び、反転され、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55、印刷位置、定着装置13、搬送ローラ33を通過する。その後正回転する排紙ローラ34を介して、フェイスダウン排紙部35にN×2+2ページ(偶数ページ)目が上向きとなって排紙される。
また、次頁が有るかを判断し(S617)、次頁があれば(S617:Yes)、S602からの処理を繰りかえし、次頁なければ(S617:No)、ポリゴンモータ14aを停止させ(S618)、用紙3が排出された後に給送ローラを停止し(S619)、本処理を終了する。
このように、この表裏モードの場合における印刷制御処理によれば、図5に示すフローチャートで説明したS508乃至S516の通常の両面印刷とは、反対に用紙の一方の面に奇数ページが印刷され、他方の面に偶数ページが印刷されることになる。
例えば、用紙3として片面光沢紙へ片面印刷をする場合、カセット43には光沢面側が下向きになるように片面光沢紙をセットすれば、光沢面側に片面印刷をすることができる。
一方、この片面印刷の場合と同じ状態で片面光沢紙がカセット43にセットされた状態で、例えば、1ページ目(奇数ページ目)に光沢面側に記録したい画像データを有し、2ページ目(偶数ページ目)に反光沢面側に記録したい文字データを有する画像データの記録を行う場合、図5のフローチャートで説明した通常の両面印刷(S508乃至S516)では、2ページ目(偶数ページ目)の文字データが光沢面側に記録される一方、反光沢面側に画像データが印刷されることになる。
しかし、かかる場合には、表裏モードに設定することで、1ページ目(奇数ページ目)の画像データは光沢面側に印刷され、2ページ目(偶数ページ目)の文字データは反光沢面側(他方の面)に印刷される。
また、排紙された状態において、最下層の用紙の下側が1ページ、その裏側が2ページとなり、その2ページ目と対面する形で3ページ目が続く。このため製本するために、用紙を並び替える必要がない。
よって、ユーザは、このような両面記録を行う場合であっても、片面光沢紙を、片面印刷を行う場合とは逆の状態で、カセット43にセットし直す必要はない。従って、片面記印刷及び両面印刷に係わらず、専用紙のカセット43へのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への印刷を適切に行うことができる。
また、上記実施例の機構では、用紙反転のために、用紙の進行方向に対して向きを反転させることにより用紙を裏返している。この方式は用紙の左右方向を反転させるかたちで用紙を裏返す機構にくらべ、機械的機構が用紙搬送機構の一部を共用することができるため、簡単になるという利点があるが、反転によりその上下も反転してしまうという問題もある。このため非表裏モードで印刷した場合は、用紙の上下が意図したものに対して反転してしまうといった問題があった。すなわち片面印刷では紙の上側が図中の右側に排紙されるが、従来の両面印刷では逆にその上部が左側に排紙されてしまう。しかし表裏モードを使用することにより、両面印刷にあっても、用紙の上下を片面印刷の場合とそろえることができる。
また、上記実施例にあっては、S523の反転の処理中は、S614の処理によりヒーターがOFFになっている。このため、既に印刷した画像に悪影響を与えることがない。また同様にS616において給送ローラのスピードを上げているために、ヒータの位置を高速に通過する。このためヒータの余熱による悪影響も回避できる。
なお、表裏あるいは上下の無い用紙を使用した場合には、表裏モードを解除すれば、用紙の反転の工程が表裏モードにくらべて少なくなり結果として表裏モードを指定した場合にくらべて高速に印刷することが可能となる。
また、意図的に、奇数ページを非光沢面、偶数ページ目を光沢面に印刷したい場合(例えば偶数ページにのみ写真画像を有するような文書を印刷する場合)にも上記表裏モードを解除することにより所望の印刷結果を得られる。
また、本実施例では、表裏モードの場合、奇数ページ偶数ページの順番で印刷させるので、偶数ページ奇数ページの順番で印刷させる場合よりも、偶数ページを記憶させておく必要がないので、両面印刷する場合に消費される記憶容量を減少させることができる。
次に、図7を参照して、上述した第1実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理に関する第2実施例について説明する。図7は、この第2実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理を実現するために、図1で説明したレーザビームプリンタ1に加えられる反転機構200を示す図である。尚、図7(a)、(b)、(c)の各々は、反転機構200に備えられているゲート201の位置が異なる場合の各々示している。
反転機構200は、図1の一点鎖線で囲まれたA部分に設置され、一対の第1反転用ローラ202と、一対の第2反転用ローラ203と、搬送ローラ33側から第1反転用ローラ202側に延びる第1搬送ガイド204と、搬送ローラ33側から前記第2反転用ローラ203側に延びる第2搬送ガイド205と、第1反転用ローラ202と前記第2反転用ローラ203との間に延びる第3搬送ガイド206と、第1,第2,第3の各搬送ガイド204,205,206に囲まれた空間に内に配置され、回動可能に設置されたゲート201とを備えている。ゲート201は、図2に示すように、ゲート駆動回路201bを介してゲート駆動モータ201aと接続されており、ゲート駆動モータ201aを駆動源として回転可能に構成されている。
このように構成された反転機構200によれば、図7(b)に示す位置にゲート201を配置し、例えば、搬送ローラ33側から偶数ページが上面に印刷された用紙3が搬送されると、ゲート201によって第2反転用ローラ203側への搬送が阻止され、用紙3は、第1搬送ガイド204に沿って、第1反転用ローラ202側に搬送され、第1反転用ローラ202の回転によって、更に、搬送ローラ33側とは反対側に搬送される。
そして、図7(c)に示すように、用紙3が第1反転用ローラ202によって搬送されている状態で、第1反転用ローラ202を逆回転させると、用紙3は、偶数ページが上面のまま、第3搬送ガイド206、第2反転用ローラ203、排紙ローラ34を介して、偶数ページが印刷された上面を上向きとしたままフェイスダウン排紙部35に排出される。
尚、ゲート201を図7(a)に示す位置に設定することで、搬送ローラ33側から搬送される用紙3を、第2搬送ガイド205、第2反転用ローラ203を介して排紙ローラ34に搬送させることができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、第2実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理について説明する。この処理では、まず、カウンタNを「0」に設定した後で(S801)、カセット43内に収納されている用紙3の給紙をすべく、給紙ローラ7を回転させ(S802)、給送ローラとしての搬送ローラ59、レジストローラ44,45を通常速度で回転させ(S803)、定着装置13のヒータ13aを「ON」にし(S804)、用紙経路を変更するために排紙ローラ34を正回転させ(S805)、ポリゴンモータ14aを回転させ(S806)、所定のペーパセンサ22を介して用紙3が印刷位置に到達したと判断するまで判断を繰りかえす(S807:No)。尚、S802において、給紙された用紙3が、給送ローラに到達したことを所定のペーパセンサ22によって検出した場合には、給紙ローラ7の駆動を停止させ、給紙ローラ7をフリー回転とする。
そして、用紙3が印刷位置に到達したと判断すると(S807:Yes)、別ルーチンにおけるS101において、ビーム検出器75がポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、N×2+1ページ(奇数ページ)目のデータをラスタデータ毎にレーザー変調して送信する処理を、用紙3の後端が印刷位置を通過したことを所定のペーパセンサ22が検出、あるいは、画像データが終了するまで続けられる(S101)。このS101のステップによって、カセット43、給紙ローラ7、搬送ローラ59、レジストローラ44,45を介して搬送された用紙3の一方の片面にN×2+1ページ(奇数ページ)目が印刷される。
そして、次頁が有るかを判断し(S808)、次頁があれば(S808:Yes)、所定のペーパセンサ22を介して用紙3の後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断するまで判断を繰りかえし(S809:No)、到達すれば(S809:Yes)、用紙経路を変更するために、排紙ローラ34を逆回転させる(S810)。これによって、用紙3は、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55を介して、再び、印刷位置に向けて搬送され、所定のペーパセンサ22を介して用紙3が印刷位置に到達したと判断されるまで判断を繰りかえす(S811:No)。
そして、用紙が印刷位置に到達したと判断すると(S811:Yes)、別ルーチンにおけるS102において、ビーム検出器75がポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、N×2+2ページ(偶数ページ)目のデータをラスタデータ毎にレーザー変調して送信する処理を、用紙3の後端が印刷位置を通過したことを所定のペーパセンサ22が検出、あるいは、画像データが終了するまで続けられる(S102)。このS102のステップによって、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55、搬送ローラ59、レジストローラ44,45を介して搬送された用紙3の他方の片面にN×2+2ページ(偶数ページ)目が印刷される。
一方、このS202のステップの間に、本処理においては、反転機構200のゲート201を図7(b)に示す位置に設定する(S812)。尚、本実施例では、このタイミングにおいて用紙後端は、既に、反転機構200を通過しているものとする。
次に、次頁給紙起動条件を満足しているか判断する(S813)。この次頁給紙起動条件とは、第1に、次頁(次の用紙)があること。第2に、反転機構200によって反転させる用紙3と、これから給紙しようとする用紙3とが干渉しないことである。即ち、この反転機構200による用紙3の反転完了を待たずに次の給紙を開始し、且つ、この反転機構200において両方の用紙3が干渉しないことが必要である。具体的には、反転完了までに要する時間をTr、これから給紙しようとする用紙の搬送速度をV、カセット43から反転機構200までの距離をLとした場合、次の用紙の印刷を開始するまでの時間Tが、Tr−L/V<T<Trという条件を満足する必要がある。
そして、この2つの条件を共に満足する場合には(S813:Yes)、カセット43内に収納されている次の用紙3の給紙をすべく、給紙ローラ7を回転させる(S814)。一方、この2つの条件を共に満足できない場合には(S813:No)、S814はスキップされ、所定のペーパセンサ22を介して用紙後端が第1反転用ローラ202の直前に到達したと判断されるまでS813からの判定を繰りかえす(S815:No)。また、このS815のステップでは、S814の次頁の給紙が済んだかも判断する。
そして、用紙後端が第1反転ローラ202の直前に到達したと判断すると(S815:Yes)、カウンタNに「1」を加算し(S816)、ゲート201を図7(c)に示す位置に設定して、第1反転ローラ202を逆回転させる(S817)。これにより、用紙3は、第1反転用ローラ202から第2反転用ローラ203、排紙ローラ34を介して、フェイスダウン排紙部35にN×2+2ページ(偶数ページ)目が上向きとなって排紙される。
また、次頁が有るかを判断し(S818)、次頁があれば(S818:Yes)、S802からの処理を繰りかえし、次頁なければ(S818:No)、ポリゴンモータ14aを停止させ(S819)、用紙3が排出された後に給送ローラを停止し(S819)、ヒータ12aを「OFF」にして(S820)本処理を終了する。
このように、この第2実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理によれば、第1実施例の場合と同様に、図5に示すフローチャートで説明したS508乃至S516の通常の両面印刷とは、反対に用紙の一方の面に奇数ページが印刷され、他方の面に偶数ページが印刷されることになり、第1実施例の場合と同様の効果を奏することができる。
また、第1実施例の場合には、偶数ページを印刷した後に、更に、用紙3を反転させるために、排紙ローラ34、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55を介して、再び、印刷位置に向けて用紙3を搬送させる必要があるので、その間、次の用紙を給紙することは制限される。
一方、この第2実施例の場合には、反転機構200を備えており、印刷位置を通過させる経路とは無関係に用紙3を反転させることができるので、反転機構200によって用紙3を反転させている間に、次の用紙3の給紙を開始させることができ、第1実施例の場合に比べて高速に両面印刷することができる。
図9は、第3実施例の印刷制御処理の概略を示すフローチャートである。この第3実施例の印刷制御処理は、上述した場合と同様に、PC100から送信される画像データに係る画像を用紙に印刷する処理であり、印刷制御プログラム71aに従って、レーザビームプリンタ1のCPU61によって実行される処理である。
この処理では、まず、送信された画像データに含まれている印刷設定条件から両面印刷かを判断する(S901)。両面印刷でなければ(S901:No)、片面印刷であるとして、カウンタNを「1」に設定した後(S902)、上述した片面印刷と同じように、カセット43内に収納されている用紙の給紙を開始し(S903)、その用紙の片面にNページ目を印刷し(S904)、その用紙を排紙する(S905)。そして、カウンタNに「1」を加算し(S906)、終了か(次ページ有りか)を判断して(S907)、終了であれば(S907:Yes)、本処理を終了し、終了でなければ(S907:No)、S903からの処理を繰りかえす。こうして、通常の片面印刷がなされる。
一方、S901の判断の結果、両面印刷である場合には(S901:Yes)、カウンタNを「0」に設定し(S908)、カセット43内に収納されている用紙の給紙を開始し(S909)、表裏モードか否かを判断する(S910)。
その結果、表裏モードであれば(S910:Yes)、用紙3を反転させた後で(S911)、用紙3の片面にN×2+2ページ目(偶数ページ)を天地逆転させて印刷する(S912)。
一方、表裏モードでなければ(S910:No)、S911をスキップし、即ち、用紙3を反転させることなく、用紙3の片面にN×2+2ページ目(偶数ページ)を天地逆転させて印刷する(S912)。
そして、用紙を反転させ(S913)、N×2+1ページ目(奇数ページ)を印刷し(S914)、その用紙を排紙する(S915)。その後、カウンタNに「1」を加算し(S916)、終了か(次ページ有りか)を判断して(S917)、終了であれば(S917:Yes)、本処理を終了し、終了でなければ(S917:No)、S909からの処理を繰りかえす。
即ち、この第3実施例の印刷制御処理では、表裏モードであれば、用紙3に印刷をする前に、用紙3を反転させ、その反転させた用紙3に偶数ページを印刷し、用紙3を再度、反転させて奇数ページを印刷するように制御するものである。
ここで、上述した第3実施例の印刷制御処理における両面印刷の場合の処理について図10のフローチャートを参照して、より詳細に説明する。図10は、両面印刷の場合における印刷制御処理のフローチャートである。
この場合、まず、カウンタNを「0」に設定した後で(S1001)、カセット43内に収納されている用紙の給紙すべく、給紙ローラ7を回転させ(S1002)、偶数ページがあるか判断する(S1003)。尚、S1002において、給紙された用紙3が、給送ローラに到達したことを所定のペーパセンサ22によって検出した場合には、給紙ローラ7の駆動を停止させ、給紙ローラ7をフリー回転とする。
そして、偶数ページが有れば(S1003:Yes)、給送ローラとしての搬送ローラ59、レジストローラ44,45を通常印刷速度より早い速度で回転させ(S1004)、用紙経路を変更するために排紙ローラ34を正回転させ(S1005)、所定のペーパセンサによって用紙後端が排紙ローラ34の直前に達したと判断されるまで判断する(S1006:No)。そして、用紙後端が排紙ローラ34の直前に達したと判断した場合(S1006:Yes)、用紙経路を変更するために排紙ローラ34を逆回転させる(S1007)。即ち、この第3実施例では、偶数ページがある場合には、カセット43、給紙ローラ7、搬送ローラ59、レジストローラ44,45、印刷位置、定着装置13等を介して用紙3を印刷することなく搬送し、排紙ローラ34によって用紙3を反転させるのである。
そして、給送ローラを印刷時の速度に設定し(S1008)、用紙経路を変更するために排紙ローラ34を正回転させ(S605)、ポリゴンモータ14aを回転させ(S1009)、ヒータ14aを「ON」にし(S1010)、所定のペーパセンサ22を介して用紙3の先端が印刷位置に到達したと判断するまでS1011の判断を繰りかえす(S1011:No)。そして、用紙が印刷位置に到達したと判断すると(S1011:Yes)、別ルーチンにおけるS101において、ビーム検出器75がポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、N×2+2ページ(偶数ページ)目のデータをラスタデータ毎にレーザー変調して送信する処理を、用紙3の後端が印刷位置を通過したことを所定のペーパセンサ22が検出、あるいは、画像データが終了するまで続けられる(S101)。このS101のステップによって、カセット43、給紙ローラ7、搬送ローラ59、レジストローラ44,45を介して搬送された用紙3の片面にN×2+2ページ目(偶数ページ)が印刷されるのである。
そして、印刷終了かを判断し(S1012)、終了するまでS1012の処理を繰りかえし、終了すれば(S1012:Yes)、奇数頁が有るかを判断し(S1013)、奇数頁があれば(S1013:Yes)、所定のペーパセンサ22を介して用紙3の後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断するまで判断を繰りかえし(S1013a:No)、到達すれば(S1013a:Yes)、用紙経路を変更するために、排紙ローラ34を逆回転させる(S1013b)。これによって、用紙3は、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55を介して、再び、印刷位置に向けて搬送され、所定のペーパセンサ22を介して用紙3の先端が印刷位置に到達したと判断するまで判断を繰りかえす(S1014:No)。
そして、用紙が印刷位置に到達したと判断すると(S1014:Yes)、別ルーチンにおけるS102において、ビーム検出器75がポリゴンミラー14から照射される光ビームを検出する度に、N×2+1ページ(奇数ページ)目のデータをラスタデータ毎にレーザー変調して送信する処理を、用紙3の後端が印刷位置を通過したことを所定のペーパセンサ22が検出、あるいは、画像データが終了するまで続けられる(S102)。このS102のステップによって、反転経路63、複数個の反転用紙搬送ローラ対55、搬送ローラ59、レジストローラ44,45を介して搬送された用紙3の他方の片面にN×2+1ページ(奇数ページ)目が印刷される。
一方、このS202のステップの間に、本処理においては、搬送経路を変更するために、排紙ローラ34を正回転させる(S1015)。尚、本実施例では、このタイミングにおいて用紙後端は、既に、排紙ローラ43を通過しているものとする。そして、所定のペーパセンサ22を介して用紙後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断されるまで判断を繰りかえし(S1015:No)、用紙後端が排紙ローラ34の直前に到達したと判断すると(S1015:Yes)、ヒータ13aをOFFにし(S1017)、次頁が有るかを判断し(S1018)、次頁があれば(S1018:Yes)、S1002からの処理を繰りかえし、次頁なければ(S1018:No)、ポリゴンモータ14aを停止させ(S1019)、用紙3が排出された後に給送ローラを停止し(S1020)、本処理を終了する。こうして、用紙3は、排紙ローラ34を介して、フェイスダウン排紙部35にN×2+1ページ(奇数ページ)目が下向きとなって排紙される。
このように、この表裏モードの場合における印刷制御処理によれば、用紙3に印刷をする前に、用紙3を反転させるので、図9に示すフローチャートで説明した表裏モードでない場合の両面印刷とは、反対の面に画像を形成することができる。よって、この場合にもユーザは、片面記印刷及び両面印刷に係わらず、専用紙のカセット43へのセット方法を一定とした状態で、この専用紙への印刷を適切に行うことができる。
本発明のレーザビームプリンタの概略構成を示す断面図である。 レーザビームプリンタと、PCとの電気的構成を示すブロック図である。 ユーザからレーザビームプリンタの印刷設定要求があった場合に、PCのLCDに表示される印刷設定表示画面90を示す図である。 ユーザが設定した印刷設定条件を印刷設定記憶領域に記憶する印刷設定記憶処理のフローチャートである。 第1実施例の印刷制御処理の概略を示すフローチャートである。 第1実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理のフローチャートである。 第2実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理を実現するために、レーザビームプリンタ1に加えられる反転機構200を示す図である。 第2実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理のフローチャートである。 第3実施例の印刷制御処理の概略を示すフローチャートである。 第3実施例の表裏モードの場合における印刷制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1 レーザビームプリンタ(画像記録装置)
7 供給ローラ(第1搬送装置の一部)
11 レザースキャナユニット(記録装置の一部)
25 転写ローラ(記録装置の一部)
26 感光ドラム(記録装置の一部)
34 排紙ローラ(反転装置の一部)
35 フェイスダウン排紙部(排出装置)
43 カセット(用紙トレイ)
44,45 レジストローラ(第1搬送装置の一部)
55 反転用紙搬送ローラ対(第2搬送装置の一部)
59 搬送ローラ(第1搬送装置の一部)
63 反転経路(第2搬送装置の一部)
200 反転機構(2つの反転機構のうちの他方)
S501乃至S507 片面記録手段
S508乃至S516 第1の両面記録手段
S517乃至S526 第2の両面記録手段
S911、S1004乃至S1007 第1の反転制御手段、反転制御手段
S912、図10のS101 第1の記録制御手段、第2の画像形成指示手段
S913 S1013b 第2の反転制御手段、反転制御手段
S914、図10のS102 第2の記録制御手段、第1の画像形成指示手段
S915、S1020 第1の排出制御手段、排出制御手段
S519、図6のS101、図8のS101 第3の記録制御手段、第2の画像形成指示手段
S521、S610、S810 第3の反転制御手段、反転制御手段
S522、図6のS102、図8のS102 第4の記録制御手段、第1の画像形成指示手段
S523、S616、S817 第4の反転制御手段、反転制御手段
S524、S619、S820 第2の排出制御手段、排出制御手段
S508、S910 設定手段
S405、S407、S410、S412等 設定ステップ

Claims (9)

  1. 用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備えた画像記録装置において、
    前記用紙トレイに前記用紙の一方の面が所定方向に向くように前記用紙が収納されている収納状態で、前記用紙を前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に画像を記録させ、その用紙を所定の排出状態で前記排出装置に排出させる片面記録手段と、
    前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に偶数ページの画像を記録させ、その偶数ページが記録された用紙を前記反転装置で反転させ、その反転された用紙を前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に奇数ページの画像を記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第1の両面記録手段と、
    前記収容状態で収納されている用紙に対し、他方の面に偶数ページの画像、一方の面に奇数ページを記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第2の両面記録手段とを備えていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記第2の両面記録手段は、
    前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に偶数ページの画像を記録させることなく、前記反転装置によって前記用紙を反転させる第1の反転制御手段と、
    その第1反転制御手段によって反転させた用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に偶数ページの画像を記録させる第1の記録制御手段と、
    その第1の記録制御手段によって偶数ページが記録された用紙を前記反転装置によって反転させる第2の反転制御手段と、
    その第2反転制御手段によって反転させた用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の一方の面に奇数ページの画像を記録させる第2の記録制御手段と、
    その第2の記録制御手段によって記録された用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第1の排出制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記第2の両面記録手段は、
    前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に奇数ページの画像を記録させる第3の記録制御手段と、
    その第3の記録制御手段によって奇数ページが記録された用紙を、前記反転手段によって反転させる第3の反転制御手段と、
    その第3の反転制御手段によって反転させた用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に偶数ページの画像を記録させる第4の記録制御手段と、
    その第4の記録制御手段によって偶数ページが記録された用紙を前記反転装置によって反転させる第4の反転制御手段と、
    その第4の反転制御手段によって反転された用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第2の排出制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記第2の排出制御手段は、前記第4の反転制御手段によって反転された用紙を、前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙に画像を記録させることなく、前記排出装置に排出させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記反転装置は、別個に駆動可能な2つの反転機構を備え、
    前記第3の反転制御手段は、前記2つの反転機構の一方によって前記用紙を反転させ、
    前記第4の反転制御手段は、前記2つの反転機構の他方によって前記用紙を反転させ、
    前記第2の排出制御手段は、前記第4の反転制御手段によって反転された用紙を、前記第2搬送装置および前記記録装置を介することなく、前記排出装置に排出させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の両面記録手段と前記第2の両面印刷手段とのいずれを実行するかを設定する設定手段を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備えた画像記録装置を制御する画像記録装置用プログラムにおいて、
    前記用紙トレイに前記用紙の一方の面が所定方向に向くように前記用紙が収納されている収納状態で、前記用紙を前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に画像を記録させ、その用紙を所定の排出状態で前記排出装置に排出させる片面記録ステップと、
    前記収容状態で収納されている用紙を、前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、前記用紙の一方の面に偶数ページの画像を記録させ、その偶数ページが記録された用紙を前記反転装置で反転させ、その反転された用紙を前記第2搬送装置を介して前記記録装置に搬送させ、その用紙の他方の面に奇数ページの画像を記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第1の両面記録ステップと、
    前記収容状態で収納されている用紙に対し、他方の面に偶数ページの画像、一方の面に奇数ページを記録させ、その用紙を前記所定の排出状態で前記排出装置に排出させる第2の両面記録ステップとを備えていることを特徴とする画像記録装置用プログラム。
  8. 用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備えた画像記録装置に対し、通信回線を介して接続される演算装置内に格納され、前記画像記録装置の記録条件を設定する画像記録装置用ドライバプログラムにおいて、
    前記画像記録装置は、請求項7記載の画像記録装置用プログラムによって制御されており、
    ユーザに前記第1の両面記録ステップと前記第2の両面記録ステップとのいずれを実行させるかを設定させる設定ステップを備えていることを特徴とする画像形成装置用ドライバプログラム。
  9. 用紙の片面に記録データに係る画像を形成する記録装置と、その記録装置によって画像を形成する前記用紙を収納する用紙トレイと、その用紙トレイに収納される用紙を前記記録装置に搬送する第1搬送装置と、前記記録装置に対する前記用紙の面を反転させる反転装置と、その反転装置により反転された用紙を前記記録装置に搬送可能な第2搬送装置と、前記用紙を排出する排出装置とを備え、前記用紙への片面および両面印刷可能な画像記録装置において、
    前記両面印刷に際し、一枚の用紙に対する前記反転装置を介した用紙の反転を、2回実行させるように前記反転装置を制御する反転制御手段と、
    その反転制御手段による前記反転装置を介した1回目の反転に係る用紙を、前記第2搬送装置を介して、前記記録装置に搬送する場合に、その用紙の一方の片面に前記記録装置による画像形成の指示を出力する第1の画像形成指示手段と、
    前記用紙トレイから前記第1搬送装置を介して用紙を、前記記録装置に搬送する場合に、または、前記反転制御手段による前記反転装置を介した2回目の反転に係る用紙を、前記記録装置に搬送する場合に、その用紙の他方の片面に前記記録装置による画像形成の指示を出力する第2の画像形成指示手段と、
    前記第1の画像形成指示手段による指示、前記第2の画像形成指示手段による指示、および前記反転制御手段による前記反転装置を介した2回目の反転を条件として、前記排出装置から用紙を排出させるように制御する排出制御手段とを備えていることを特徴とする画像記録装置。
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