JP2008033045A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータ等の大掛かりな装置を用いることなく、簡単な構成で画像流れの発生を防止できるだけでなく、感光体の高寿命、コピー生産性も満足するクリーニング手段、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】担持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像にトナーを付着させることによりトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写材表面に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体の表面を清掃するクリーニングブラシから構成されるクリーニング手段と、前記クリーニングブラシを駆動する駆動手段と、を備えた画像形成装置において、前記駆動手段は、前記像坦持体が前記画像形成前の準備として回転する前回転工程時に前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記前記クリーニングブラシを駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に用いるクリーニング手段、並びに上記クリーニング手段を備えたプロセスカートリッジに関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置はクリーニング手段を備えているのが一般的である。このクリーニング手段は転写後の像担持体(感光体)に残留するトナー、転写紙の紙粉、転写紙中の微量添加物、コロナ放電等で発生する帯電生成物、また、空気中の成分を除去するために、クリーニングブラシ及びクリーニングブレードを接触又は摺擦させることによって、感光体表面を傷付けることなく、付着物を除去している。
しかしながら、近年、感光体の高寿命化にともない、削れにくい高硬度感光体や削れにくいクリーニングブラシ条件の採用により、感光体表面の摩耗量を減少させ、耐久性を向上させることが行なわれている。
しかしながら、このような表面硬度を大きくした像担持体は、画像流れ(画像ボケ)と呼ばれる現象を発生する。画像流れとは、画像がかすれたようになったり、画像の周囲が滲んだりする現象である。この画像流れの発生原因は、空気中の水分が像担持体の表面に吸着して表面抵抗が低下し、形成した静電潜像の電荷が周囲方向に流れて電位が低下したり、境界が不明確になったりするためであると考えられている。
空気中の水分が像担持体の表面に吸着する要因としては、帯電装置として帯電チャージャを用いる時、そのコロナ放電により発生する硝酸イオンやアンモニアイオンなどの放電生成物を生じ、それが像担持体表面に付着することによりその放電生成物が水分を吸着することが考えられる。そして、高湿環境下にあっては、このように像担持体表面に放電生成物が付着した時、像担持体の表面抵抗が低下し、画像流れを発生する。
とくに、放電生成物の付着が集中し、かつ外気を直接導入する帯電装置の直下において、画像流れが発生し易かった。また、画像流れは、一日の初めの画像形成装置の立ち上げ時や昼休み後など長い放置時間の後に数枚程度発生することが多かった。また、帯電チャージャが劣化してくると放電生成物の発生量が増えるため画像流れが発生し易くなることもある。
そこで、空気中の水分が像担持体の表面に吸着する要因を除去して上述した画像流れの発生を防止するために、従来から、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
従来の種々の提案の画像形成装置の中で、特許文献1には、像担持体の内部にヒータを備え、温湿度検知により必要時のみ加熱し、像担持体の表面温度を上昇して空気中の水分の吸着を防止することが記載されている。また、特許文献2には、電源投入後のウォーミングアップ中にヒータをオンし、さらにその後エージング処理を行って像担持体表面の水分をなくす技術が開示されている。
特開2002−40876公報 特許第2515826号 特開平10−149082号公報
しかしながら、上述したように、像担持体の内部にヒータを備える従来の構成では、故障や寿命により像担持体を交換する時、ヒータとともに交換すると、メンテナンスコストが上昇し、ヒータを残して像担持体のみを交換すると、像担持体からフランジを取り外してヒータを載せ換えなければならず、メンテナンスの作業性が非常に悪い問題があった。
また、回転する像担持体の端部側からAC電源を供給しなければならず、とくに像担持体の回転中にヒータをオンする時、安全性に問題があり、また、ノイズ発生により異常動作を生ずるおそれがあるなどの問題があった。
さらに、ヒータを使わずに画像流れを防止するために、画像形成時の前回転(画像形成前の準備として像担自体が行う回転)時間を延長することも対策として考えられるが、ファーストプリント速度が著しく遅くなるため現実的ではないという問題もある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、上述のヒータ等の大掛かりな装置を用いることなく、簡単な構成で画像流れの発生を防止できるだけでなく、感光体の高寿命、コピー生産性も満足するクリーニング手段、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像にトナーを付着させることによりトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写材表面に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体の表面を清掃するクリーニングブラシから構成されるクリーニング手段と、前記クリーニングブラシを駆動する駆動手段と、を備えた画像形成装置において、前記駆動手段は、前記像坦持体が前記画像形成前の準備として回転する前回転工程時に前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記前記クリーニングブラシを駆動する画像形成装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記前回転工程時に、前回の画像形成終了後からの経過時間を測定する測定手段を有し、前記駆動手段は、前記測定手段から得た前記経過時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記像担持体近傍に、温湿度を検知する温湿度検知手段を備え、前記駆動手段は、該温湿度検知手段の出力に基づいて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、画像形成時の画像面積率を検知する画像面積率検知手段を備え、前記駆動手段は、該画像面積率検知手段により検知された前回画像形成時の画像面積検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記駆動手段は、帯電手段の累積動作時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項記載の画像形成装置において、前記クリーニングブラシの回転状態とは前記クリーニングブラシの回転速度である画像形成装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項記載の画像形成装置において、前記クリーニングブラシの回転状態とは前記クリーニングブラシの回転方向である画像形成装置を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、少なくとも像担持体と、前記像坦時体の表面残留トナーを除去するクリーニングブラシから構成されるクリーニング手段とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブラシを駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は前記像坦持体が画像形成前の準備として回転する前回転工程時に前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動するプロセスカートリッジを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記前回転工程時に、前回の画像形成終了後からの経過時間を測定する測定手段を有し、前記駆動手段は、前記測定手段から得た前記経過時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項8記載のプロセスカートリッジを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、前記像担持体近傍に、温湿度を検知する温湿度検知手段を備え、前記駆動手段は、該温湿度検知手段の出力に基づいて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項8記載のプロセスカートリッジを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、画像形成時の画像面積率を検知する画像面積率検知手段を備え、前記駆動手段は、該画像面積率検知手段により検知された前回画像形成時の画像面積検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項8記載のプロセスカートリッジを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、前記駆動手段は、帯電手段の累積動作時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動する請求項8記載のプロセスカートリッジを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項8乃至12の何れか一項記載のプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブラシの回転状態は前記クリーニングブラシの回転速度であるプロセスカートリッジを特徴とする。
また、請求項14記載の発明は、請求項8乃至12の何れか一項記載のプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブラシの回転状態は前記クリーニングブラシの回転方向であることを特徴とする。
また、請求項15記載の発明は、請求項8乃至14の何れか一項記載のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、画像形成時の前回転工程(像坦持体が前記画像形成前の準備として回転する)中にクリーニングブラシの回転状態を制御することができるので、コピー生産性を維持しつつ、感光体の付着物を除去し、画像流れの発生を防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は画像形成装置としてデジタル複写機の全体構成を示す概略図である。図2はデジタル複写機のプロセスカートリッジの構成を示す概略図である。図1の画像形成装置(デジタル複写機)10は、周知の電子写真方式を用い、内部に感光体1を備えている。
図1及び図2を参照して、感光体1の周囲には、電子写真複写行程を実施する帯電手段2、露光(書き込み)手段3、現像手段4、転写手段5、クリーニング手段6、除電手段等が配置されている。感光体1は、図示の実施の形態では、アルミニウム等の素管に感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよい。
図示は省略するが、少なくとも感光体1を設け、画像形成手段を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッジ8を形成し、複写機本体に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上するようにしてもよい。
感光体1のクリーニング手段6は、先端を感光体1に押し当てて、例えば、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード9を備えるとともに、外周を感光体1に接触して導電性のファーブラシ11を矢示B方向に回転自在に備えている。
除電手段7は、例えば、ランプであり、光を照射して感光体1の表面電位を初期化する。そして、感光体1の回転とともに、まず、帯電手段2で感光体1の表面を一様に帯電し、次いで、読み取り部12の読み取り内容に応じて上述した書き込み手段3からレーザやLED等による書き込み光を照射して感光体1上に静電潜像を形成する。
その後、現像手段4によりトナーを付着してその静電潜像を可視像化し、その可視像を転写手段5で給紙装置であるタンデムLCT(大容量トレイ)13、ユニバーサルトレイ14等から給紙された転写紙に転写する。
画像転写後の感光体1の表面は、クリーニング手段6で残留トナーを除去して清掃し、除電手段7で除電して再度の画像形成に備える。図1には、詳述はしないが、ADF(自動原稿搬送装置)15、操作パネル16、定着部17、反転・排紙部18、両面部19、トナー補給用のトナーバンク(トナーボトル)20、不要トナーを回収・収納する廃トナーボトル21が示されている。
図2に示すプロセスカートリッジ8は、ここでは、帯電手段2、現像手段4、クリーニング手段6のうち何れか1以上の手段を感光体1と一体のユニットとして構成し、このユニットを画像形成装置本体に対して着脱可能としたものである。
以下、画像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジの例によって本発明のクリーニング手段6を説明する。
本実施の形態では、潜像担持体である感光体1と各プロセス手段として帯電手段である帯電モジュール2、クリーニング手段6であるクリーニングモジュール、画像形成装置本体からクリーニングブラシ11への駆動伝達機構(図示せず)を備えたユニットをプロセスカートリッジ8として画像形成装置本体から交換可能としている。
さらに、本実施の形態のプロセスカートリッジ8は、このプロセスカートリッジ8を画像形成装置本体から取り外した状態で、感光体1、帯電モジュール2、及びクリーニングモジュール6は、モジュール単位で新しいものと交換可能であるので、サービスマン、ユーザによる各モジュールの個別の取り扱いが可能となっている。
また、感光体1周辺部の温湿度検知手段としては、プロセスカートリッジ8内に温湿度センサ22を配設する。この温湿度センサ22は、プロセスカートリッジ8の枠体8aに配置されている。
温湿度センサ22は、正の温度特性を有する、例えば、白金、タングステン、ニクロム、カンタル、又は負の温度係数を有する、例えば、SiC(炭化ケイ素)、TaN(窒化タンタル)等の微細線もしくは薄膜、サーミスタ等の微小感温素子による検知素子によって構成され、温湿度を検知する。
この温湿度センサ22は、図2に示すように、枠体8aの図示位置に配設するが、この枠体8a上であればこの位置に限定されるものではない。温湿度センサ22をカートリッジ8の枠体8aに配置することにより、高価なセンサを無駄にすることなく、センサ手段の有効利用を図り、各プロセス手段の交換を個別に容易にすることができる。また、交換可能な各プロセス手段を安価にすることができる。
クリーニングブラシ11は感光体1の幅方向に長く伸びる中心軸の外周に設けられた多数の毛を有している。クリーニングブラシ11は、その先端部が感光体1の表面に、そのほぼ全幅にわたって接触している。
クリーニングブラシ11の回転軸は図2の紙面に垂直に伸び、その支持部材であるクリーニングケースの前後の側板(図示せず)に回転自在に支持され、図示されていない駆動装置(駆動手段)とそこに接続されているクラッチによって、適宜な方向に回転駆動される(クラッチがオン時回転し、オフ時は回転しない)。
図を参照しては説明しないが、中間転写体にも同様なクリーニングブラシが配設されている。この図2では、感光体1はA方向に回転し、クリーニングブラシ11はB方向に回転している。
本発明の特徴は、前記像坦持体が前記画像形成前の準備として回転する前回転工程時にクリーニングブラシ11の回転状態を変えるようにして、画像形成開始直後の画像流れの原因である放電生成物等の付着物の除去を行なうことである。
クリーニングブラシ11の回転状態を変えるように駆動手段を制御する方法としては、例えば以下のものがある。第1の方法では、クリーニングの回転速度を変える。
この場合に、クリーニングブラシ11の摺擦力により、感光体1に対して線速差を付けるほど付着物の除去性能は高くなる。従って、前回転時のみクリーニングブラシ11の回転速度を早くすることで摩耗量と付着物除去のバランスを取ることができる。
具体的には、例えば、通常時は感光体1とほぼ同速で連れ回り方向にクリーニングブラシ11を回転させ、前回転工程時は回転速度を2倍にすることにより、付着物の除去が可能になる。
クリーニングブラシ11の回転速度を変える方法としては、駆動機構(クラッチ等)の切り換えにより変える方法と、図示しない回転変動可能な専用モータ(駆動手段)で直接駆動する方法がある。
クリーニングブラシ11の回転状態を変える第2の方法では、クリーニングブラシ11の回転方向を変える。この場合に、同じ回転方向で回転速度を変えるだけではなく、回転方向を変えることも可能である。
感光体1の回転に対してクリーニングブラシ11が連れ回り方向に回転する場合の方が、カウンタ方向に回転する場合よりも感光体1の摩耗量は減少する。このため、感光体1の高寿命を狙う場合には連れ回り方向で使用したいが、付着物の除去性能はカウンタ方向のほうが優れている。
従って、前回転時のみ回転方向を変えることにより摩耗量と付着物除去のバランスを取ることができる。具体的には、例えば、通常時は感光体1とほぼ同速で連れ回り方向にクリーニングブラシ11を回転させ、前回転工程時はカウンタ方向にクリーニングブラシ11を回転させることにより、付着物の除去が可能になる。もちろん、回転方向と回転速度とを同時に変えることもできる。
回転方向を変えるための機構としては、回転方向切り換え可能な専用モータ(駆動手段)でクリーニングブラシ11を駆動することにより回転方向の切り換えが可能になる。その他の回収コイル、アジテータ、ブレード揺動等の駆動は別モータで駆動されており、回転方向固定で回転する。
上記では前回転時にクリーニングブラシ11の回転状態を変える方法について記載したが、毎回、前回転時にクリーニングブラシ11の除去性能を上げるような回転状態にすると、感光体1の摩耗量が大きくなり、感光体1の寿命に影響を与える可能性がある。
従って、或る条件に達した時のみクリーニングブラシ11の回転状態を切り換えるように制御する。具体的には、以下の条件とする。
(1)前回画像形成動作終了後の経過時間
画像流れの発生は、一日の初めの立ち上げ時や昼休み後など長い放置時間の後に数枚程度発生することが多い。これは画像形成終了後、放電生成物や空気中の成分が感光体1上に降りそそいだ後、感光体1に付着し、空気中の水分を吸収するのに時間が掛かるためである。
従って、画像形成終了後すぐに画像形成を開始する場合、画像流れは発生しない。このような発生メカニズムから、前回画像形成動作終了後からの経過時間が予め定めた時間を過ぎた場合にクリーニングブラシ11の回転状態を切り換える。
すなわち、前回の画像形成終了後から今回の画像形成の前回転時までの経過時間を測定する測定手段(図示せず)を設け、前回の画像形成終了後からの経過時間に応じて、前記クリーニングブラシ11の回転状態の切り換えを制御する。
このように、前回の画像形成終了後からの経過時間に応じて、画像形成時の前回転工程時にクリーニングブラシ11の回転速度を制御することができるので、感光体耐久性及びコピー生産性を維持しつつ、感光体1の付着物を除去し、画像流れの発生を防止できる。
(2)温湿度
画像流れは、高湿環境において発生し易い。これは、感光体1への付着物が空気中の水分を吸収することで現象が現れるためである。従って、湿度が低い場合には、画像流れは発生しない。このような発生メカニズムから、温湿度センサ22で検知した結果、絶対湿度が予め定めた値を越えた場合にクリーニングブラシ11の回転状態を切り換える。
すなわち、感光体1近傍において温湿度を検知する温湿度検知センサ22を設け、この温湿度検知センサ22の出力に基づいて、クリーニングブラシ11の回転状態の切り換えを制御する。
このように、感光体1周辺の湿度に応じて、前回転工程時にクリーニングブラシ11の回転速度を制御することができるので、感光体耐久性及びコピー生産性を維持しつつ、感光体1の付着物を除去し、画像流れの発生を防止できる。
(3)画像比率
クリーニングブラシ11の付着物除去性能はトナー入力量によって影響を受けている。それはトナーの添加剤が研摩効果を持っているためで、一定以上のトナー入力があるとクリーニングブラシ除去性能は維持できる。
このメカニズムから、画像面積率検知手段(図示せず)により前回画像形成時の画像面積率を算出し、画像面積率が予め定めた値以下の場合はクリーニングブラシ11の回転状態を切り換える。
すなわち、画像形成時の画像面積率を検知する画像面積率検知手段を設け、この画像面積率検知手段により検知された前回画像形成時の画像面積検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシ11の回転状態の切り換えを制御する。
このように、前回の画像面積率に応じて、前回転工程時にクリーニングブラシ11の回転速度を制御することができるので、感光体耐久性及びコピー生産性を維持しつつ、感光体1の付着物を除去し、画像流れの発生を防止できる。
(4)帯電手段の動作時間
帯電手段(帯電チャージャ)2はその動作時間に比例して経時劣化が進み、放電生成物の発生量が増える。従って、帯電手段2の動作時間が予め定めた時間を超えた場合にクリーニングブラシ11の回転状態を切り換える。
すなわち、帯電手段2の累積動作時間に応じて、クリーニングブラシ11の回転状態の切り換えを制御する。このように、クリーニングブラシ11の回転速度は、帯電手段2の動作時間に応じて、前回転工程時に制御することができるので、感光体耐久性及びコピー生産性を維持しつつ、感光体1の付着物を除去し画像流れの発生を防止できる。
本発明によるクリーニング手段6を用いれば、少なくともクリーニング手段6とこのクリーニング手段6によって表面上のトナーの除去がなされる感光体1とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを提供することができる。
また、本発明によるクリーニング手段6及びプロセスカートリッジ8を用いることによって、前回転工程時にクリーニングブラシ11の回転速度を制御することができるので、コピー生産性を維持しつつ、感光体の付着物を除去し画像流れの発生を防止できる画像形成装置を提供可能である。
画像形成装置としてデジタル複写機の全体構成を示す概略図。 デジタル複写機のプロセスカートリッジの構成を示す概略図。
符号の説明
1 像担持体(感光体)
2 帯電手段(帯電チャージャ)
3 露光(書き込み)手段
4 現像手段
5 転写手段
6 クリーニング手段
8 プロセスカートリッジ
9 クリーニングブレード
10 画像形成装置(デジタル複写機)
11 クリーニングブラシ
22 温湿度検知手段(温湿度検知センサ)

Claims (15)

  1. 像担持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像にトナーを付着させることによりトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写材表面に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体の表面を清掃するクリーニングブラシから構成されるクリーニング手段と、前記クリーニングブラシを駆動する駆動手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記駆動手段は、前記像坦持体が前記画像形成前の準備として回転する前回転工程時に前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記前回転工程時に前回の画像形成終了後からの経過時間を測定する測定手段を有し、前記駆動手段は、前記測定手段から得た前記経過時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体近傍に、温湿度を検知する温湿度検知手段を備え、前記駆動手段は、該温湿度検知手段の出力に基づいて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 画像形成時の画像面積率を検知する画像面積率検知手段を備え、前記駆動手段は、該画像面積率検知手段により検知された前回画像形成時の画像面積検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動手段は、帯電手段の累積動作時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項記載の画像形成装置において、前記クリーニングブラシの回転状態とは、前記クリーニングブラシの回転速度であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか一項記載の画像形成装置において、前記クリーニングブラシの回転状態とは、前記クリーニングブラシの回転方向であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 少なくとも像担持体と、前記像坦時体の表面残留トナーを除去するクリーニングブラシから構成されるクリーニング手段とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記クリーニングブラシを駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は前記像坦持体が前記画像形成前の準備として回転する前回転工程時に前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 前記前回転工程時に前回の画像形成終了後からの経過時間を測定する測定手段を有し、前記駆動手段は、前記測定手段から得た前記経過時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項8記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記像担持体近傍に温湿度を検知する温湿度検知手段を備え、前記駆動手段は、該温湿度検知手段の出力に基づいて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項8記載のプロセスカートリッジ。
  11. 画像形成時の画像面積率を検知する画像面積率検知手段を備え、前記駆動手段は、該画像面積率検知手段により検知された前回画像形成時の画像面積検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項8記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記駆動手段は、帯電手段の累積動作時間に応じて前記クリーニングブラシの回転状態を変えるように前記クリーニングブラシを駆動することを特徴とする請求項8記載のプロセスカートリッジ。
  13. 請求項8乃至12の何れか一項記載のプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブラシの回転状態とは、前記クリーニングブラシの回転速度であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 請求項8乃至12の何れか一項記載のプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニングブラシの回転状態とは、前記クリーニングブラシの回転方向であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 請求項8乃至14の何れか一項記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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