JP2008033029A - 光学ユニットおよび撮影装置 - Google Patents

光学ユニットおよび撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008033029A
JP2008033029A JP2006206627A JP2006206627A JP2008033029A JP 2008033029 A JP2008033029 A JP 2008033029A JP 2006206627 A JP2006206627 A JP 2006206627A JP 2006206627 A JP2006206627 A JP 2006206627A JP 2008033029 A JP2008033029 A JP 2008033029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical
lens barrel
optical member
barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006206627A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Noda
隆行 野田
Eiichi Kabe
栄一 加辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2006206627A priority Critical patent/JP2008033029A/ja
Priority to US11/878,755 priority patent/US20080024887A1/en
Publication of JP2008033029A publication Critical patent/JP2008033029A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/022Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses lens and mount having complementary engagement means, e.g. screw/thread

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】薄型化と、衝撃などによる耐久性の向上とを両立させることができる光学ユニット、及び撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被写体光が通過する光学部材と、光学部材の外周面を取り囲んで、光学部材を内部に収容する光学鏡胴とを備え、上記光学部材および上記光学鏡胴は、相互に接触する面それぞれに、相互に嵌り合う凹部と凸部とが設けられたものである。また、凸部として、パーティングラインの位置に成形されたバリを利用することにより、製造工程の増加を抑えることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光学鏡胴内に光学部材が収容された光学ユニット、および被写体を撮影する撮影装置に関する。
近年、デジタルカメラの小型化が急速に進んできたことに加えて、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などといった小型機器に、被写体を撮影してデジタルの撮影画像を取得する撮影装置を内蔵することが広範に行われている。日ごろから常に携帯している小型機器に撮影装置が備えられることによって、デジタルカメラやビデオカメラを持ち運ぶ手間をかけずに、いつでも手軽に撮影を行うことができる。また、これらの小型機器には、無線や赤外線などを使ったデータ通信機能が予め搭載されていることが一般的であり、撮影した撮影画像をその場ですぐに他の携帯電話機やパーソナルコンピュータなどに送ることができるなどという利点もある。
しかし、デジタルカメラよりも大幅に小型の撮影装置では、使用されるレンズも大幅に小型化されるため、レンズの配置位置のずれが撮影画像の画質に大きく影響してしまうという問題がある。このため、レンズをレンズ鏡胴内の所定の位置に精度よく固定することが必要となる。
この問題に関し、特許文献1には、プラスチックレンズを成形する際にできてしまうバリによって、レンズ鏡胴内に収容したプラスチックレンズの光軸の位置がレンズ鏡胴の軸からずれてしまわないように、レンズ鏡胴内に設けられたレンズ収容溝の形状などを工夫する技術について記載されている。この特許文献1に記載された技術によると、位置ずれの影響を受けやすい小型のレンズを、レンズ鏡胴内の所定の位置に精度よく配置することができる。
また、レンズの小型化に伴って、レンズとレンズ鏡胴との接着面が減少するため、接着強度が低下してしまってレンズが外れやすくなってしまう。小型の撮影装置においては、レンズの位置を精度よく合わせるだけではなく、レンズをレンズ鏡胴に確実に固定する工夫も必要となる。
図1は、レンズ鏡胴内にレンズが収容されたレンズユニットを、光軸を通る面で切断したときの断面図である。ここでは、被写体光Lが入射してくる入射側(図の左側)を前側と称して説明する。
図1(A)に示すレンズユニット10Aは、3つのレンズ12,13,14が、前方に突当部11aが設けられたレンズ鏡胴11A内に収容されており、それら3つのレンズ12,13,14は、接着剤15によってレンズ鏡胴11Aの内面に固定されている。このレンズユニット10Aでは、前側のレンズ12の前面が突当部11aに突き当てられており、さらに、そのレンズ12が前面と外周面との2面でレンズ鏡胴11Aに接着されているため、落下などの衝撃によってレンズ12,13,14がレンズ鏡胴11Aから外れてしまう不具合を確実に防止することができる。しかし、レンズ鏡胴11Aに突当部11aが設けられていることにより、レンズユニット10Aが光軸方向に長くなってしまい、レンズユニット10Aを搭載した撮影装置の厚みが増加してしまう。デジタルカメラや携帯電話機などのように、日ごろから持ち歩く小型機器においては、高さ方向や幅方向の小型化よりも、特に薄型化が求められており、レンズユニット10Aの、光軸方向の長さL1を短縮化することが求められる。
図1(B)に示すレンズユニット10Bでは、3つのレンズ12,13,14が収容されているレンズ鏡胴11Bに、図1(A)のレンズユニット10Aのような突出部が設けられていない。このため、レンズユニット10Bの、光軸方向の長さL2を短縮化することができ、薄型の撮影装置にも搭載することができる。
特開2005−309000号公報
しかし、図1(B)に示すレンズユニット10Bでは、前側のレンズ12が外周面でしかレンズ鏡胴11Bに接着されておらず、さらに、レンズ12,13,14が前方に突き当てられていないため、レンズユニット10Bが搭載された撮影装置を落としてしまった場合などに、レンズユニット10Bに加わる衝撃によってレンズ12,13,14の位置がずれてしまったり、前側のレンズ12が外れてしまって、撮影することができなくなってしまう恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑み、薄型化と、衝撃などによる耐久性の向上とを両立させることができる光学ユニット、及び撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の光学ユニットは、被写体光が通過する光学部材と、
光学部材の外周面を取り囲んで、光学部材を内部に収容する光学鏡胴とを備え、
上記光学部材および上記光学鏡胴は、相互に接触する面それぞれに、相互に嵌り合う凹部と凸部とが設けられたものであることを特徴とする。
本発明の光学ユニットによると、光学部材の被写体光が通過する面は光学鏡胴によって覆われていないため、光学ユニットの光軸方向における厚みを薄くすることができる。また、光学部材と光学鏡胴とは、接着剤による接着だけではなく、凹部と凸部とが嵌り合うことによって確実に固定されており、衝撃などによる耐久性を向上させることができる。
また、本発明の光学ユニットにおいて、上記凹部は、光学部材に設けられたものであり、
上記光学鏡胴は、光学部材の凹部と対応する位置をパーティングラインとして内部が抜き出されて成形されたものであり、
上記凸部は、光学鏡胴の、パーティングラインの位置に形成された突起であることが好ましい。
液状の材料を金型と金型の間に流し、材料が固化した後で金型を外す製造方法では、生成された製品の、金型と金型との合わせ面(パーティングライン)に相当する部分に突起(バリ)が形成されてしまうことが一般的である。光学部材の凹部と対応する位置にパーティングラインがある金型を使って光学鏡胴を成形し、その光学鏡胴の、パーティングラインの位置に形成された突起(バリ)を凸部として利用することにより、新たに製造工程を増加させずに、本発明を実現することができる。
また、上記目的を達成する本発明の撮影装置は、上記光学ユニットと、
上記光学部材を通過してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置によると、薄型化と、耐久性の向上とを両立させることができる。
尚、本発明にいう撮影装置については、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、本発明にいう撮影装置には、上記の基本形態のみではなく、前述した光学ユニットの各形態に対応する各種の形態が含まれる。
本発明によれば、装置の薄型化と、衝撃などによる耐久性の向上とを両立させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の一実施形態が適用された携帯電話機の外観斜視図である。
図2(A)には、携帯電話機100の前面図が示されている。携帯電話機100の前面には、メニュー画面や、撮影画像などが表示される液晶パネル101、内部にスピーカ(図3参照)が配備され、スピーカから発せられる音声を放つための送話口102、基地局を介して音声やメールなどのデータを送受信するための第1アンテナ103a、各種機能の選択や、撮影を行う際のシャッタボタンとして使用される選択ボタン104、電話番号を入力するためのプッシュボタン105、内部にマイクロフォン(図3参照)が配備され、声をマイクロフォンに伝えるための受話口106、ユーザが入力した電話番号などを確定する確定ボタン107、電源ボタン108、および基地局を介さずに、近距離用の無線通信によって画像やアドレス情報などを送受信するための第2アンテナ109aが備えられている。
図2(B)には、携帯電話機100の背面図が示されている。携帯電話機100の背面には、本体筐体100aに撮影レンズ110が埋め込まれている。撮影レンズ110は、複数のレンズによって構成されており、それらのレンズはレンズ鏡胴内に収容されている。撮影レンズ110およびレンズ鏡胴については、後で詳しく説明する。
携帯電話機100を使って音声や電子メールなどを送信する際には、ユーザがプッシュボタン105を使って電話番号や電子メールアドレス等を入力し、確定ボタン107を押下すると、無線通信によってデータが指定された通信相手先に向けて発信される。携帯電話機100から発信されたデータは、一旦、基地局で受信され、基地局から電話回線、LAN回線、および別の基地局などを介して通信相手先に伝えられる。逆に、通信相手先から送信されてきたデータは、基地局で受信されて無線のデータに変換された後、携帯電話機100に伝えられる。
また、携帯電話機100を使って被写体を撮影する際には、ユーザが、図2(B)の撮影レンズ110を被写体に向けて選択ボタン104を押すと、携帯電話機100に内蔵されたシャッタが切られて、撮影が行われる。
続いて、携帯電話機100の内部構造について説明する。
図3は、携帯電話機100の内部ブロック図である。
携帯電話機100の内部には、撮影レンズ110、アイリス111、CCD112、A/D(Analog/Degital)変換部113、マイクロフォン121、スピーカ122、インタフェース部120、第1送受信部103、入力コントローラ130、画像信号処理部140、ビデオエンコーダ150、画像表示装置160、第2送受信部109、メモリ170、CPU180、メディアコントローラ190、各種スイッチ181が具備されており、さらに、記録メディア191が接続されている。
各種スイッチ181には、図2に示す選択ボタン104やプッシュボタン105などが含まれる。これら各種スイッチ181が押下されると、そのスイッチが入ったことがCPU180に伝えられる。
CPU180は、図3に示す携帯電話機100の各種要素に処理の指示を伝えて、各種要素を制御する。例えば、撮影を行う撮影モードが設定された状態で図2の選択ボタン104が押下されると、CPU180から図3に示す各種要素に指示が与えられ、撮影が開始される。
本来、被写体を撮影する撮影装置には複数のレンズが配備されるが、この図3では、それら複数のレンズを撮影レンズ110として模式的に示している。また、アイリス111は、CCD112で受光される被写体光の光量を調整する絞りである。
撮影が開始されると、CCD112は、撮影レンズ110を通ってきた被写体光を受光して、被写体光に基づく被写体像をアナログ信号である被写体信号として読み取る。このCCD112は、本発明にいう撮像素子の一例に相当する。CCD112で生成された被写体信号は、A/D変換部115でデジタルの撮影画像データに変換される。変換後の撮影画像データは、入力コントローラ130を介して画像信号処理部140に送られる。
画像信号処理部140では、画像データにRGBレベルの調節、ガンマ調整等といった画像処理が施され、さらに、画像処理後の画像データに圧縮処理が施される。圧縮後の画像データは、一旦メモリ170に送られる。
メモリ170には、この携帯電話機100内で実行されるプログラムが記憶されたり、中間バッファとして用いられる記録速度が高速なSDRAM、各種メニュー画面用のデータや、ユーザの設定内容などが記憶されたデータ保存用のメモリであるSRAM、圧縮された画像データが記憶されるVRAMが含まれている。VRAMは、複数領域に分割されており、画像データが複数領域に順番に記憶され、記憶された画像データはビデオエンコーダ150やメディアコントローラ190に順次に読み出される。
ビデオエンコーダ150は、CPU180からの指示に従って、メモリ170から圧縮後の画像データを取得し、圧縮後の画像データを、液晶パネル101で表示できるデータ形式に変換する。変換後の画像データは画像表示装置130に送られ、画像表示装置130によって、画像データが表す画像が液晶パネル101に表示される。メディアコントローラ190は、メモリ170に記憶された圧縮後の画像データを記録メディア191へ記録したり、記録メディア191に記録された画像データを読み出すためのものである。
また、図2に示すプッシュボタン105を使って電話番号が入力され、確定ボタン107が押下されると、電話番号が設定されて相手装置との通信が開始される。このとき、携帯電話機100の電話番号や入力された電話番号などの通信情報がCPU180から第1送受信部103に伝えられ、通信情報が電波に変換されてアンテナ103aに伝えられ、アンテナ103aから電波が発せられる。第1アンテナ103aから発せられた電波は、建物や電柱などといった各所に設けられている共同アンテナ(図示しない)を介して基地局に伝わり、基地局で、指定された電話番号が割り当てられた相手装置との接続が確立される。
相手装置との接続が確立すると、ユーザが携帯電話機100に向けて発した声が、図2にも示すマイクロフォン121で集音され、集音された声がインタフェース部120で音声データを表わす電波に変換されて、第1送受信部103の第1アンテナ103aによって相手装置に送信される。また、第1アンテナ103aを介して受信された音声用の電波は、インタフェース部120で音声データに変換され、図2にも示すスピーカ102から音声として発せられる。第1送受信部103、第1アンテナ103aでは、音声データだけではなく、電話番号の代わりにメールアドレスを使ってメールを表わすメールデータも送受信される。第1アンテナ103aで受信されて、第1送受信部103でデジタル化されたメールデータは、入力コントローラ130によってメモリ170に記憶される。
また、この携帯電話機100には、基地局を介して他の携帯電話機などといった相手装置と通信するための通信インタフェース(第1送受信部103、第1アンテナ103a)とは別に、基地局を介さずに、近距離用の無線通信によって通信するための無線通信インタフェース(第2送受信部109、第2アンテナ109a)も備えられている。近距離無線通信用の通信インタフェースとしては、赤外線通信やブルートゥース(Bluetooth)などを適用することができる。本実施形態では、通信インタフェースとして赤外線通信が適用されており、他の携帯電話機などから直接送信されてきた赤外線が第2アンテナ109aで受信されると、その受信された赤外線に基づく電気信号が第2送受信部109でピックアップされて、デジタルのデータに変換される。逆に、外部装置にデータを送信するときには、第2送受信部109にデータが伝えられ、そのデータが第2送受信部109で電波に変換されて、第2アンテナ109aから発せられる。
この第2アンテナ109aで画像を表わす赤外線が受信されると、第2送受信部109では赤外線に基づく電気信号が画像データに変換される。変換された画像データは、撮影画像データと同様にして、画像表示装置160に送られて画像データが表わす画像が液晶パネル101に表示されたり、メディアコントローラ190を介して記録メディア191に記録される。
携帯電話機100は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、本実施形態の携帯電話機100では、撮影レンズ110がレンズ鏡胴に確実に固定されることにより、ユーザが携帯電話機100を落としてしまった場合などに撮影レンズ110がレンズ鏡胴から外れてしまう不具合が回避されている。以下では、撮影レンズ110、およびレンズ鏡胴の構成について詳しく説明する。
図4は、撮影レンズが収容されたレンズ鏡胴を、光軸を通る面で切断したときの断面図である。以下では、被写体光Lが入射してくる入射側(図の左側)を前側と称して説明する。
図4に示すように、撮影レンズ110は、3枚のレンズ1101,1102,1103で構成されており、それらのレンズ1101,1102,1103はレンズ鏡胴200内に収容されている。レンズ1101,1102,1103の外周面と、レンズ鏡胴200の内面との間には接着剤が塗布されており、レンズ1101,1102,1103は、それぞれ1面(外周面)のみがレンズ鏡胴200に接着されている。
図5は、前側のレンズ1101の概略図である。
前側のレンズ1101は、2つの左右片301,302と、2つの上下片303,304とでなる組立型を使って成形される。
2つの左右片301,302、および2つの上下片303,304が組み立てられた組立型は、内面がレンズ1101の形状を有している。組立型に透明な液状の材料(例えば、透明なプラスチックなど)が流し込まれ、材料が固化した後で、左右片301,302が左右に外され、上下片303,304が上下に外されることにより、レンズ1101が成形される。
また、上下片303,304には、被写体光Lを取り囲む凸部が設けられており、その結果、前側のレンズ1101には、被写体光Lを取り囲む外周面に溝1101aが形成される。レンズ1101は、本発明にいう光学部材の一例にあたり、溝1101aは、本発明にいう凹部の一例に相当する。
一方、図4に示すように、レンズ鏡胴200は、外周面に切り欠き200bが設けられており、内面に前側のレンズ1101の溝1101aと嵌り合う凸部200aが形成されている。レンズ鏡胴200は、本発明にいう光学鏡胴の一例にあたり、凸部200aは、本発明にいう凸部および突起それぞれの一例に相当する。
レンズ鏡胴200には、図1に示す突当部11aが備えられておらず、レンズ1101,1102,1103の前面や背面を覆っていないため、光軸方向の薄型化が図られている。
また、前側のレンズ1101がレンズ鏡胴200内に押し込まれると、切り欠き200bによってレンズ鏡胴200が撓み、レンズ1101が最前面に取り付けられる。このとき、前側のレンズ1101に設けられた溝1101aに、レンズ鏡胴200の内面に形成された凸部200aが嵌り、レンズ1101,1102,1103がレンズ鏡胴200に確実に固定されるため、レンズ1101,1102,1103とレンズ鏡胴200との接着面が小さくても、レンズ1101,1102,1103がレンズ鏡胴200に確実に固定される。
図6は、レンズ鏡胴200の製造工程を説明するための図である。
本実施形態においては、レンズ鏡胴200は、2つの外型片311,312と、2つの内型片321,322とを使って成形される。
2つの外型片311,312が組み立てられた外型310は、中空の筒状を有しており、外型310の内面は、レンズ鏡胴200の外面の形状に形成されている。
2つの内型片321,322が組み立てられた内型320は、外周面がレンズ鏡胴200の内面の形状に形成されている。また、2つの内型片321,322の合わせ面(パーティングラインP)は、成形されるレンズ鏡胴200において、図5に示すレンズ1101の溝1101aに対応する位置に設計されている。
まず、外型片311,312、および内型片321,322がそれぞれに組み立てられ、外型310の内側に内型320がセットされる。
続いて、外型310と内型320との間に、液状の材料200´(例えば、プラスチックや金属など)が流し込まれる。
材料200´が固化すると、外型片311,312が分解されることによって外型310が外され、さらに、内型片321,322が分解されることによって内型320が外されて、レンズ鏡胴200が成形される。
ここで、内型片321,322の間の隙間200a´には、液状の材料200´が入り込んでしまいやすく、内型320を外した後に、そのパーティングラインPの位置にバリができやすい。上述したように、内型片321,322のパーティングラインPは、図5に示すレンズ1101の溝1101aに対応する位置に設けられているため、成形されたレンズ鏡胴200の、レンズ1101の溝1101aに対応する位置にバリが形成される。本実施形態においては、このように形成されたバリが凸部200aとして利用される。
このように、本実施形態では、前側のレンズ1101に設けられた溝1101aに、レンズ鏡胴200の内面に形成された凸部(バリ)200aが嵌り、レンズ1101,1102,1103がレンズ鏡胴200に確実に固定されるため、ユーザが携帯電話機100を落としてしまった場合であっても、レンズ1101,1102,1103がずれてしまったり、レンズ鏡胴200から外れてしまう不具合を確実に回避することができる。また、レンズ鏡胴200を成形する際に形成されてしまうバリを、レンズ1101の凹部と嵌り合う凸部として利用することにより、製造工程の煩雑化を軽減することができる。
ここで、上記では、光学部材に凹部を設け、光学鏡胴に凸部を設ける例について説明したが、本発明の光学部材は、光学部材に凸部を設け、光学鏡胴に凹部を設けるものであってもよい。
また、上記では、前側の光学部材と光学鏡胴との接触面に凹部と凸部とを設ける例について説明したが、本発明の光学部材は、全ての光学部材それぞれと光学鏡胴との接触面に凹部と凸部とを設けるものであってもよい。
また、上記では、本発明にいう撮像装置の一例として携帯電話機が示されているが、本発明にいう撮像装置はデジタルカメラなどであってもよい。
また、上記では、本発明にいう撮像素子の一例としてCCDが示されているが、本発明にいう撮像素子はCMOSセンサなどであってもよい。
レンズ鏡胴内にレンズが収容されたレンズユニットを、光軸を通る面で切断したときの断面図である。 本発明の一実施形態が適用された携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の内部ブロック図である。 撮影レンズが収容されたレンズ鏡胴を、光軸を通る面で切断したときの断面図である。 前側のレンズの概略図である レンズ鏡胴200の製造工程を説明するための図である。
符号の説明
100 携帯電話機
101 液晶パネル
102 送話口
103 第1送受信部
103a 第1アンテナ
104 選択ボタン
105 プッシュボタン
106 受話口
107 確定ボタン
108 電源ボタン
109 第2送受信部
109a 第2アンテナ
110 撮影レンズ
111 アイリス
112 CCD
113 A/D変換部
120 インタフェース部
121 マイクロフォン
122 スピーカ
130 入力コントローラ
140 画像信号処理部
150 ビデオエンコーダ
160 画像表示装置
170 メモリ
180 CPU
181 各種スイッチ
190 メディアコントローラ
1101,1102,1103 レンズ
1011a 溝
200 レンズ鏡胴
200a 凸部
310 外型
311,312 外型片
320 内型
321,322 内型片

Claims (3)

  1. 被写体光が通過する光学部材と、
    前記光学部材の外周面を取り囲んで、該光学部材を内部に収容する光学鏡胴とを備え、
    前記光学部材および前記光学鏡胴は、相互に接触する面それぞれに、相互に嵌り合う凹部と凸部とが設けられたものであることを特徴とする光学ユニット。
  2. 前記凹部は、前記光学部材に設けられたものであり、
    前記光学鏡胴は、前記光学部材の凹部と対応する位置をパーティングラインとして内部が抜き出されて成形されたものであり、
    前記凸部は、前記光学鏡胴の、前記パーティングラインの位置に形成された突起であることを特徴とする請求項1記載の光学ユニット。
  3. 請求項1記載の光学ユニットと、
    前記光学部材を通過してきた被写体光を捉えて画像信号を生成する撮像素子とを備えたことを特徴とする撮影装置。
JP2006206627A 2006-07-28 2006-07-28 光学ユニットおよび撮影装置 Withdrawn JP2008033029A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006206627A JP2008033029A (ja) 2006-07-28 2006-07-28 光学ユニットおよび撮影装置
US11/878,755 US20080024887A1 (en) 2006-07-28 2007-07-26 Optical unit and imaging device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006206627A JP2008033029A (ja) 2006-07-28 2006-07-28 光学ユニットおよび撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008033029A true JP2008033029A (ja) 2008-02-14

Family

ID=38985957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006206627A Withdrawn JP2008033029A (ja) 2006-07-28 2006-07-28 光学ユニットおよび撮影装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080024887A1 (ja)
JP (1) JP2008033029A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI453495B (zh) * 2009-11-30 2014-09-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 鏡頭模組

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9787345B2 (en) 2014-03-31 2017-10-10 Apple Inc. Laser welding of transparent and opaque materials
US10200516B2 (en) * 2014-08-28 2019-02-05 Apple Inc. Interlocking ceramic and optical members
TWI596396B (zh) * 2016-03-23 2017-08-21 大立光電股份有限公司 成像鏡頭、成像鏡頭模組及電子裝置
IL290719B2 (en) 2019-12-08 2023-09-01 Lumus Ltd Optical systems with a compact image projector
TWI732541B (zh) 2020-04-27 2021-07-01 大立光電股份有限公司 成像透鏡組與成像鏡頭模組

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3238610B2 (ja) * 1995-08-10 2001-12-17 旭光学工業株式会社 レンズの支持構造
EP1094348B1 (de) * 1999-10-06 2005-04-20 JENOPTIK Aktiengesellschaft Elastische Linsenträger
JP2005309000A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Fujinon Corp 光学ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI453495B (zh) * 2009-11-30 2014-09-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 鏡頭模組

Also Published As

Publication number Publication date
US20080024887A1 (en) 2008-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4654015B2 (ja) カメラ装置
CN101518052B (zh) 具有辅助相机功能的电子装置
JP2009071495A (ja) 携帯機器
JP2006251150A (ja) 光学素子、光学素子製造方法、および撮像装置
JP2010232755A (ja) ハンズフリー通話装置、指向性調整方法、指向性調整プログラム
EP1594295A1 (en) Portable terminal device
JP2004191820A (ja) カメラ付き携帯端末
JP2008033029A (ja) 光学ユニットおよび撮影装置
JP2008312040A (ja) 撮影ユニット、撮影装置、携帯機器、および撮影ユニットの組立方法
JP2009139645A (ja) 像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、撮影装置、および携帯機器
JP2008310172A (ja) 像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、撮影装置、および携帯機器
JP2008310175A (ja) 像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、撮影装置、および携帯機器
JP2009058805A (ja) 像ブレ補正ユニット、像ブレ補正装置、撮影装置、および携帯機器
JP2001230954A (ja) 撮像装置
JP2010085697A (ja) 光学ユニットおよび撮影装置
JP2006337895A (ja) プラスチックレンズ
JP2008310169A (ja) 撮影装置、携帯機器
JP2005277643A (ja) 撮像装置
JP2002141990A (ja) 携帯テレビ電話機
JP2008058651A (ja) 光学ユニットおよび撮影装置
JP2008250205A (ja) 光学ユニットおよび撮影装置
JP2008310168A (ja) 撮影ユニット、撮影装置および携帯機器
JP2006251151A (ja) レンズ駆動装置、および撮像装置
CN218940818U (zh) 驱动马达、摄像模组以及电子设备
JP4129172B2 (ja) 携帯端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20091006