JP2008032643A - 液体クロマトグラフシステム - Google Patents

液体クロマトグラフシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008032643A
JP2008032643A JP2006208751A JP2006208751A JP2008032643A JP 2008032643 A JP2008032643 A JP 2008032643A JP 2006208751 A JP2006208751 A JP 2006208751A JP 2006208751 A JP2006208751 A JP 2006208751A JP 2008032643 A JP2008032643 A JP 2008032643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
sample
mobile phase
liquid chromatograph
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006208751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4840015B2 (ja
Inventor
Yasuaki Nakamura
恭章 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2006208751A priority Critical patent/JP4840015B2/ja
Publication of JP2008032643A publication Critical patent/JP2008032643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840015B2 publication Critical patent/JP4840015B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】液体クロマトグラフの各モジュールの環境制御に必要な情報を最小限の検出手段によって得ることができるようにする。
【解決手段】液体クロマトグラフを構成する各モジュールは、必要な場合、他のモジュールで得られた環境情報を得ることができるようになっている。移動相供給部2の送液ポンプに設定された移動相の流量情報又はフィードバック制御用の流量計による流量情報は試料分離部6や検出部8にも提供される。試料導入部4のオートサンプラに設けられている室温センサ10による室温情報は試料分離部6や検出部8にも提供される。試料分離部6のカラムオーブンに設けられた温度センサ12による温度情報は検出部8にも提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体クロマトグラフに関し、特に液体クロマトグラフにおける分析環境の制御に関するものである。
液体クロマトグラフの各モジュールにおける温度や流量などを制御する方法として、フィードバックのみの制御とフィードバックとフィードフォワードを組み合わせた制御がある。例えばカラムオーブンなど温度制御を必要とするモジュールの場合、フィードバック制御では、そのモジュールに設けられた温度センサで温度を検出しながらその検出温度が所望の温度になるように加熱又は冷却することで温度調節を行なう。しかし、移動相の流量変化や室温変化などの外乱が生じた場合、フィードバック制御ではモジュール温度の変化を検知して初めて温度調節が行なわれるので、外乱に対する反応速度は遅い。
それに対し、フィードバック制御にフィードフォワード制御を加えた制御において、フィードフォワード制御によりモジュールの温度制御を行なう場合には、移動相の流量を検出する流量計や室温を検出する温度センサが設けられ、それらの検出手段によって外乱を検出し、外乱の検出によってモジュール温度の上昇や下降を予測して温度制御を行なう。したがって、外乱の影響によってモジュール温度が変化する前に対応できるので、外乱に対する反応速度はフィードバック制御よりも早い。これにより、外乱によるモジュール温度への影響を小さくすることができる。
したがって、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせることで温度などの制御をより精度良く行なうことができる。
しかし、モジュールごとでフィードフォワード制御を行なうようにすると、モジュールごとに温度、流量、室温などの情報を得るための検出手段を設ける必要があり、コストが高くなるという問題があった。
室温測定用の温度センサを備え、その温度センサによる検出温度をシステムコントローラを介して情報処理装置から出力するようにしたものがある(特許文献1参照。)。
特開平10−274647号公報
そこで本発明は、液体クロマトグラフの各モジュールの制御に必要な情報を最小限の検出手段によって得ることができるようにすることを目的とするものである。
本発明は、分析流路に所定流量で移動相を供給する移動相供給部と、分析試料を分析流路中に導入するための試料導入部と、分離カラムを備えて分析流路中に導入された分析試料を成分ごとに分離する試料分離部と、試料分離部で分離された試料成分を検出する検出部と、を少なくとも備え、各部がそれぞれの機能を実現するモジュールとして組み立てられている液体クロマトグラフシステムであって、いずれかのモジュールで得られる情報を他のモジュールで共用できるように構成されていることを特徴とするものである。
入力された条件に応じて各モジュールの制御を行なうシステムコントローラを備え、他のモジュールでの情報を共用するモジュールはシステムコントローラを介して他のモジュールで得られた情報を得るようになっていてもよい。
いずれかのモジュールで得られる情報の一例は、移動相供給部によって分析流路に供給される移動相の検出流量もしくは設定流量、又は試料分離部の検出温度もしくは設定温度である。
本発明の液体クロマトグラフシステムは、いずれかのモジュールで得られる情報を他のモジュールで共用できるように構成されているので、必要な情報を得るための検出手段全てをモジュールごとに設けることなく、いずれかのモジュールで得られた情報をその情報を必要とするモジュールが利用することができる。
図1は本発明の液体クロマトグラフシステムの一実施例を示すブロック図である。
液体クロマトグラフシステムを構成するモジュールとして、一定流量で分析流路に移動相を供給する移動相供給部2と、分析流路中に分析試料を導入するための試料導入部4と、分離カラムを備え、試料導入部4から導入された試料を成分ごとに分離する試料分離部6と、試料分離部6で分離された試料成分を検出する検出部8が設けられている。検出部8の下流にはドレインが設けられており、検出部8で検出された試料成分は移動相とともに排出されるようになっている。
移動相供給部2は例えば、移動相が貯留されているタンクと、そのタンクから移動相を吸入して分析流路に流す送液ポンプと、設定された流量に基づいて送液ポンプの送液動作を制御する制御装置で構成されている。また、移動相供給部2は送液ポンプによる送液流量をフィードバック制御によって設定流量に調節するための流量計を備えていてもよい。
試料導入部4は例えば、分析流路に設けられた試料注入口と、試料が封入された試料容器から試料を吸入して試料注入口に注入するオートサンプラで構成されている。この実施例では、オートサンプラに室温を検出する室温センサ10が設けられている。
試料分離部6は、分離カラムと、一定温度の下で試料をカラムによって成分ごとに分離するカラムオーブンと、カラムオーブンの温度を検出する温度センサ12と、カラムオーブン温度を調節するためのヒータ及び冷却素子で構成されている。
検出部8は、分析流路を流れる試料成分を検出する検出器と、検出器の温度を所定温度に調節するための温調機構で構成されている。
この実施例の液体クロマトグラフを構成する各モジュールは、他のモジュールで得られた情報を得ることができるようになっている。例えば移動相供給部2の送液ポンプに設定された移動相の流量情報又はフィードバック制御用の流量計による流量情報は試料分離部6や検出部8にも提供される。また、試料導入部4のオートサンプラに設けられている室温センサ10による室温情報は試料分離部6や検出部8にも提供される。試料分離部6のカラムオーブンに設けられた温度センサ12による温度情報は検出部8にも提供される。
検出部8では、試料成分検出時の温度を所定温度において一定にするためにフィードバック制御が行なわれている。しかし、フィードバック制御だけでは、分析流路を流れる移動相の流量の変化、試料分離部6のカラムオーブンの温度変化、室温変化などの外乱によって検出部8の温度が一度変化し、その後一定するまでにふらつきが生じることになる。この実施例では、検出部8に移動相供給部2から流量情報が提供され、試料導入部4から室温情報が提供され、試料分離部6からカラムオーブンの温度情報が提供されるようになっているので、検出部8の温度が変化する前に外乱を検知して検出部8の温調機構の出力を調節するフィードフォワード制御を行なうことができる。
また、温度調節機能を備えた試料分離部6にも、移動相供給部2から流量情報が提供され、試料導入部4から室温情報が提供されるようになっているので、それらの情報に基づいて温度調節の温度に対してフィードフォワード制御を行なうことができる。
上記のように、この実施例の液体クロマトグラフシステムは、特定のモジュールで得られた情報が他のモジュールにも提供されるようになっているので、各モジュールに情報を得るための検出手段を設けることなく、フィードフォワード制御を行なうことができる。
情報を複数のモジュールで共有するようにした構成として、例えば図2に示されているように、液体クロマトグラフのシステム全体を取りまとめるために全てのモジュールと通信ケーブルなどによって接続されたシステムコントローラ14を用いたものを挙げることができる。システムコントローラ14には各モジュールで得られた、例えば流量や温度などの情報が全て収集されるので、情報を必要とするモジュールはシステムコントローラ14から特定の情報を取り出すことができる。
液体クロマトグラフシステムの一実施例を示すブロック図である。 液体クロマトグラフシステムのさらに他の実施例を示すブロック図である。
符号の説明
2 移動相供給部
4 試料導入部
6 試料分離部
8 検出部
10 室温センサ
12 温度センサ
14 システムコントローラ

Claims (3)

  1. 分析流路に所定流量で移動相を供給する移動相供給部と、分析試料を前記分析流路中に導入する試料導入部と、分離カラムを備えて前記分析流路中に導入された分析試料を成分ごとに分離する試料分離部と、前記試料分離部で分離された試料成分を検出する検出部と、を少なくとも備え、各部がそれぞれの機能を実現するモジュールとして組み立てられている液体クロマトグラフシステムにおいて、
    いずれかのモジュールで得られる情報を他のモジュールで共用できるように構成されていることを特徴とする液体クロマトグラフシステム。
  2. 入力された条件に応じて各モジュールの制御を行なうシステムコントローラを備え、
    他のモジュールでの情報を共用するモジュールは前記システムコントローラを介して他のモジュールで得られた情報を得る請求項1に記載の液体クロマトグラフシステム。
  3. 前記情報は、前記移動相供給部によって分析流路に供給される移動相の検出流量もしくは設定流量、又は前記試料分離部の検出温度もしくは設定温度である請求項1又は2に記載の液体クロマトグラフシステム。
JP2006208751A 2006-07-31 2006-07-31 液体クロマトグラフシステム Expired - Fee Related JP4840015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208751A JP4840015B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 液体クロマトグラフシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208751A JP4840015B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 液体クロマトグラフシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008032643A true JP2008032643A (ja) 2008-02-14
JP4840015B2 JP4840015B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39122214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006208751A Expired - Fee Related JP4840015B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 液体クロマトグラフシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840015B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185794A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Shimadzu Corp クロマトグラフ分析装置
CN107860846A (zh) * 2017-11-10 2018-03-30 广东恒畅环保节能检测科技有限公司 一种离子色谱仪
JPWO2018047279A1 (ja) * 2016-09-08 2019-07-04 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ
CN112903853A (zh) * 2021-01-22 2021-06-04 武汉赛尔夫科技有限公司 一种高效液相色谱仪的控制系统及控制方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07181187A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Jasco Corp システムコントローラを用いた分析装置ユニット
JPH08145975A (ja) * 1994-11-15 1996-06-07 Jasco Corp 分析装置用システムコントローラー
JPH10274647A (ja) * 1997-03-28 1998-10-13 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ
JPH10318803A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Shimadzu Corp 分析装置
WO2007109157A2 (en) * 2006-03-17 2007-09-27 Waters Investments Limited Solvent delivery system for liquid chromatography that maintains fluid integrity and pre-forms gradients

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07181187A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Jasco Corp システムコントローラを用いた分析装置ユニット
JPH08145975A (ja) * 1994-11-15 1996-06-07 Jasco Corp 分析装置用システムコントローラー
JPH10274647A (ja) * 1997-03-28 1998-10-13 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ
JPH10318803A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Shimadzu Corp 分析装置
WO2007109157A2 (en) * 2006-03-17 2007-09-27 Waters Investments Limited Solvent delivery system for liquid chromatography that maintains fluid integrity and pre-forms gradients

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185794A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Shimadzu Corp クロマトグラフ分析装置
JPWO2018047279A1 (ja) * 2016-09-08 2019-07-04 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ
CN107860846A (zh) * 2017-11-10 2018-03-30 广东恒畅环保节能检测科技有限公司 一种离子色谱仪
CN112903853A (zh) * 2021-01-22 2021-06-04 武汉赛尔夫科技有限公司 一种高效液相色谱仪的控制系统及控制方法
CN112903853B (zh) * 2021-01-22 2022-11-29 海易(大连)实业有限公司 一种高效液相色谱仪的控制系统及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4840015B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4840015B2 (ja) 液体クロマトグラフシステム
CN103674863B (zh) 分光光度计
US9759695B2 (en) Column oven and liquid chromatograph
US8668380B2 (en) Method for operating a calorimeter
JP7209079B2 (ja) 細胞培養システム及び細胞培養方法
CN105510493A (zh) 导热系数检测器和气相色谱仪
US11293907B2 (en) Electric conductivity detector and ion chromatograph
WO2013140917A1 (ja) 液体クロマトグラフ分析装置及びその温度制御方法
JP2006234650A (ja) 脱気装置
CN111060636A (zh) 温控分析装置及具备该温控分析装置的在线分析系统
JP2012145382A (ja) 液体クロマトグラフ分析装置
GB2391700A (en) Ion mobility spectrometer with GC column and internal regulated gas cycle
JP2018136227A (ja) ガスクロマトグラフ
JP5482191B2 (ja) 脱気装置
JP2005140505A (ja) 液体クロマトグラフ用カラムオーブン
US8549894B2 (en) Gas chromatography with ambient pressure stability control
DK1773475T3 (da) Screening med höjt gennemlöb til hurtig udvikling af membraner og membranprocesser
JP5134636B2 (ja) 高速液体クロマトグラフ装置及び高速液体クロマトグラフ装置の液体送液方法
US8470072B2 (en) Method and apparatus for the control of gas pressure in gas chromatography columns
US20210341456A1 (en) Analysis of a gas dissolved in an insulating medium of a high-voltage device
US20180136149A1 (en) Monitoring device for the monitoring of chemical reactions by means of mr measurements in a flow cell
JP4179189B2 (ja) ガスクロマトグラフ装置
JP6269345B2 (ja) 超臨界流体を用いた成分抽出分離装置及び成分抽出分離方法
CN113348345B (zh) 分光光度计及液相色谱仪
Jõemaa et al. CogniFlow-Drop: Integrated modular system for automated generation of droplets in microfluidic applications

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4840015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees