JP2008032098A - 油圧緩衝器の減衰力調整装置 - Google Patents

油圧緩衝器の減衰力調整装置 Download PDF

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JP2008032098A JP2006205412A JP2006205412A JP2008032098A JP 2008032098 A JP2008032098 A JP 2008032098A JP 2006205412 A JP2006205412 A JP 2006205412A JP 2006205412 A JP2006205412 A JP 2006205412A JP 2008032098 A JP2008032098 A JP 2008032098A
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Abstract

【課題】 十分な調整幅が得られ、かつ微調整のできる減衰力調整装置を簡素な構造で実現すること。
【解決手段】 油圧緩衝器10の減衰力調整装置40において、アジャストロッド50をプッシュロッド43に交差配置し、アジャストロッド50の外周に複数回転分に渡る螺施状のガイド溝53を設け、ガイド溝53の溝底53Aの半径を連続的に変化させ、プッシュロッド43の基端部43Aに設けた突部46を、アジャストロッド50のガイド溝53に係合し、かつ溝底53Aに当接させるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車等に用いて好適な油圧緩衝器の減衰力調整装置に関する。
従来、油圧緩衝器の減衰力調整装置として、特許文献1に記載の如く、シリンダ内に、先端部にピストンを設けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ内に、ピストン側油室とピストンロッド側油室を区画し、ピストンロッドの中空部により、ピストンをバイパスしてピストン側油室とピストンロッド側油室を連通するバイパス油路を設け、バイパス油路に設けた弁シートに臨むニードル弁を先端に形成したプッシュロッドをピストンロッドの中空部に挿入し、プッシュロッドの基端部をアジャストロッドに当接させ、アジャストロッドに加える操作によりプッシュロッドのニードル弁を進退させるようにしたものがある。
従来技術では、アジャストロッドをプッシュロッドに交差配置し、アジャストロッドの外周に設けたカム部材にプッシュロッドの基端部を当接し、アジャストロッドの1回転の範囲内でプッシュロッドのニードル弁を進退させ、ニードル弁の流路面積を変化させて減衰力を調整しようとしている。
実公昭53-26550
従来技術では、アジャストロッドに設けたカム部材の1回転の範囲内で減衰力を調整するものであり、十分な調整幅が得られず、調整幅が得られても微調整できないという不都合がある。
本発明の課題は、十分な調整幅が得られ、かつ微調整のできる減衰力調整装置を簡素な構造で実現することにある。
請求項1の発明は、シリンダ内に、先端部にピストンを設けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ内に、ピストン側油室とピストンロッド側油室を区画し、ピストンロッドの中空部により、ピストンをバイパスしてピストン側油室とピストンロッド側油室を連通するバイパス油路を設け、バイパス油路に設けた弁シートに臨むニードル弁を先端に形成したプッシュロッドをピストンロッドの中空部に挿入し、プッシュロッドの基端部をアジャストロッドに当接させ、アジャストロッドに加える操作によりプッシュロッドのニードル弁を進退させるようにした油圧緩衝器の減衰力調整装置において、アジャストロッドをプッシュロッドに交差配置し、アジャストロッドの外周に複数回転分に渡る螺施状のガイド溝を設け、ガイド溝の溝底の半径を連続的に変化させ、プッシュロッドの基端部に設けた突部を、アジャストロッドのガイド溝に係合し、かつ溝底に当接させるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記プッシュロッドの突部がアジャストロッドの抜け止めとなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記プッシュロッドのニードル弁を円錐状にするとき、アジャストロッドの回転角に対する、ガイド溝の溝底の半径の変化率を、ニードル弁が全開側から全閉側に移動するにつれて徐々にゆるやかにし、アジャストロッドの回転角に対する、ニードル弁の流路面積の絞り度合を一定にするようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記アジャストロッドのガイド溝の溝底に、プッシュロッドの突部が係止する係止部を設けたものである。
(請求項1)
(a)アジャストロッドに設けた複数回転分に渡る螺旋状のガイド溝の溝底の複数回転の範囲内で、減衰力を調整するものであり、アジャストロッドの回転角に対する、溝底の半径の変化率をゆるやかにできる。従って、減衰力の調整幅を大きくとれ、かつ微調整もできる。
(b)プッシュロッドの突部をアジャストロッドの螺旋状のガイド溝に係合させたから、アジャストロッドはプッシュロッドの突部に沿って螺動するものになり、アジャストロッドを取付部材に螺合させるためのねじ加工を必要としない。
(請求項2)
(c)アジャストロッドのガイド溝にプッシュロッドの突部を係合させたから、プッシュロッドの突部がアジャストロッドの抜け止めとなり、専用の抜け止め手段を必要としない。アジャストロッドのガイド溝の一端が自らの全開側の抜け止めストッパとなり、これがアジャストロッドの全開側回転端を規制する。
(請求項3)
(d)アジャストロッドの外周に螺旋状のガイド溝を設けたから、ガイド溝の溝底の半径の変化率の設定に自由度がある。そこで、プッシュロッドのニードル弁を円錐状にするとき、アジャストロッドの回転角に対する、ガイド溝の溝底の半径の変化率を、ニードル弁が全開側から全閉側に移動するにつれて徐々にゆるやかにすることで、アジャストロッドの回転角に対する、ニードル弁の流路面積の絞り度合を一定にすることができる。従って、ライダーが減衰力を調整するとき、アジャストロッドの全開〜全閉の全ての回転操作域で、減衰力の変化率を一定にし、アジャストロッドの回転角と減衰力の変化量が比例する減衰力特性を図ることができる。
(請求項4)
(e)アジャストロッドのガイド溝の溝底に設けた係止部に、プッシュロッドの突部が係止することにより、アジャストロッドの回転操作時に係止部と突部の衝突節度感を得て、アジャストロッドを位置決めできる。専用のディテント機構を設ける必要がなく、減衰力調整装置の小型化を図ることにもなる。
図1は油圧緩衝器を示す断面図、図2は減衰力調整装置の要部を示す断面図、図3はアジャストロッドを示す表面図、図4は減衰力調整装置の変形例を示す断面図、図5はアジャストロッドの回転角に対するガイド溝の溝底の半径の変化を示す線図である。
油圧緩衝器10は、図1に示す如く、シリンダ11に中空ピストンロッド12を挿入し、シリンダ11とピストンロッド12の外側部に懸架スプリング13を介装する。
シリンダ11は車体側取付部材14を備え、ピストンロッド12にロックナット16とともに車軸側取付部材15を備える。シリンダ11の外周部にはばね受け17が固定され、ピストンロッド12にはばね受け18が固定されており、ばね受け17のシート17Aとばね受け18のシート18Aの間に懸架スプリング13を介装している。懸架スプリング13の弾発力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。尚、ばね受け18のシート18Aは、懸架スプリング13の内径をガイドする筒状のスプリングガイド18Bを有するとともに、シリンダ11の外周に摺接するダストシール18Cをスプリングガイド18Bの先端に備える。
シリンダ11はピストンロッド12が貫通するロッドガイド21を備える。ロッドガイド21は、Oリング22を介してシリンダ11に液密に装着されるとともに、オイルシール23、ブッシュ24、ダストシール25を備える内径部にピストンロッド12を液密に摺動自在としている。尚、シリンダ11は、ロッドガイド21の外側に圧側バンパ26を備え、最圧縮時に、ピストンロッド12が備えるバンパストッパ27にこの圧側バンパ26を衝合して最圧縮ストロークを規制可能としている。また、シリンダ11は、ロッドガイド21の内側にワッシャ28A、伸側バンプラバー28を備えている。
油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置(圧側及び伸側減衰力発生装置)30を有している。油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30が発生する減衰力により、懸架スプリング13による衝撃力の吸収に伴うシリンダ11とピストンロッド12の伸縮振動を抑制する。
ピストンバルブ装置30は、シリンダ11に挿入されたピストンロッド12の先端部にバルブストッパ31、圧側減衰バルブ32、ピストン33、伸側減衰バルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをナット36で固定してある。
ピストン33は、外周部に備えたOリング、ピストンリングを介してシリンダ11の内部を液密に摺接し、シリンダ11の内部をピストンロッド12が収容されないピストン側油室38Aと、ピストンロッド12が収容されるピストンロッド側油室38Bとに区画する。ピストン33は、圧側減衰バルブ32を備えてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bとを連通可能とする圧側流路32Aと、伸側減衰バルブ34を備えてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bとを連通可能とする伸側流路34A(不図示)とを備える。尚、シリンダ11の内部であって、ピストン側油室38Aの上部空間は、シリンダ11に進入/退出するピストンロッド12の体積を補償するための加圧ガス室39とされる。
また、ピストンバルブ装置30は、減衰力調整装置40を有している。
減衰力調整装置40は、ピストンロッド12の中空部により、ピストン33をバイパスしてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bを連通可能とするバイパス油路41を形成し、このバイパス油路41をピストン側油室38Aに開口する縦孔とピストンロッド側油室38Bに開口する横孔により形成している。減衰力調整装置40は、バイパス油路41の縦孔の開放端に弁シート42を圧入して固定的に設け、弁シート42の開口に臨むニードル弁45を先端に形成したプッシュロッド43を、ピストンロッド12の中空部に軸方向進退自在に、且つOリング44を介して液密に挿入し、ニードル弁45により弁シート42の開口面積(流路面積)を調整可能とする。
プッシュロッド43は、その基端部43Aをピストンロッド12から取付部材15の側に延在している。そして、プッシュロッド43は、ピストン側油室38Aの油圧に基づくスラスト力により、その基端部43Aをアジャストロッド50に当接する方向に突出せしめられている。
アジャストロッド50は、図2に示す如く、ピストンロッド12の外端部に固定されている取付部材15に設けられ、プッシュロッド43の軸方向に交差(直交)する方向に穿設された孔15Aに、Oリング51を介して挿入される。アジャストロッド50は、図3に示す如く、外部に臨む端面に溝等の工具操作部52を備え、外部から回転操作可能にされる。アジャストロッド50は、複数回転分に渡る螺旋状のガイド溝53を外周に設け、ガイド溝53の溝底53Aの半径rの大きさを連続的に変化させている。アジャストロッド50の中心軸まわりに360度をなす範囲に設けられるガイド溝53を1回転分のガイド溝53とする。他方、プッシュロッド43の基端部43Aに突部46を設け、この突部46をアジャストロッド50のガイド溝53に係合し、かつ溝底53Aに当接させる。
ライダーがアジャストロッド50を回転操作すると、ガイド溝53の溝底53Aがプッシュロッド43の基端部43Aの突部46を軸方向に押動し、プッシュロッド43を軸方向に進退させることにより、プッシュロッド43のニードル弁45が弁シート42との間の流路面積を全開側と全閉側の間で調整し、ひいては伸側減衰力を調整可能にする。
アジャストロッド50は、ライダーにより回転操作されないとき、Oリング51が孔15Aに接するフリクションにより回り止めされる。アジャストロッド50は、ガイド溝53の一端を自らの全開側の抜け止めストッパ54とし、アジャストロッド50の全開側回転端を規制する。アジャストロッド50は、取付部材15から外方に突出る外周部にその回転操作量の目安となる閉じ側端マーク55A、1回転マーク55B等を細溝等により描き、これらのマーク55A、55Bが取付部材15の端面に合致した回転操作位置がそれぞれ、全閉側回転端位置、1回転位置にあることをライダーに知らしめる(図2では閉じ側端マーク55Aが取付部材15の端面に合致している)。
減衰力調整装置40は、プッシュロッド43のニードル弁45を円錐状にするとき、アジャストロッド50の回転角θに対する、ガイド溝53の溝底53Aの半径rの変化率Δr/Δθを、図5に示す如く、ニードル弁45が全開側から全閉側に移動するにつれて徐々にゆるやかに(小さく)なるようにする。Δr/Δθを一定にするときには、全開側では、アジャストロッド50の一定の回転角Δθに対するニードル弁45の流路面積Aの絞り度合ΔA(面積変化率)が小さく、中間開度におけるよりも少ない減衰力変化を示し、全閉側では、アジャストロッド50の一定の回転角Δθに対するニードル弁45の流路面積Aの絞り度合ΔAが大きく、中間開度におけるよりも多い減衰力変化を示してしまう。これに対し、本実施例では、Δr/Δθを全開側で大、全閉側で小にしたから、全開〜全閉の全ての開度域で、アジャストロッド50の一定の回転角Δθに対するニードル弁45の流路面積Aの絞り度合ΔAが一定(比例)になる。
従って、油圧緩衝器10は以下の如くに減衰作用を行なう。
(圧縮時)
ピストン側油室38Aの油が圧側流路32Aを通ってピストンロッド側油室38Bに流れ、この油が圧側減衰バルブ32を撓み変形させて圧側の減衰力を得る。
(伸長時)
シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が低速のとき、ピストンロッド側油室38Bの油がプッシュロッド43のニードル弁45により開度調整されているバイバス油路41の弁シート42を通ってピストン側油室38Aに流れ、この間の弁シート42の絞り抵抗により伸側減衰力を得る。また、シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が中高速のとき、ピストンロッド側油室38Bの油が伸側流路34Aを通り、伸側減衰バルブ34を撓み変形させてピストン側油室38Aへ流れ、伸側の減衰力を得る。
これらの圧側と伸側の減衰力により、油圧緩衝器10の伸縮振動が抑制される。
尚、油圧緩衝器10の最圧縮時には、シリンダ11の側のバンパ26とピストンロッド12の側のバンパストッパ27との衝合により最圧縮時の緩衝作用を果たす。また、油圧緩衝器10の最伸長時には、シリンダ11の側のバンパラバー28とピストンロッド12の側のバルブストッパ31との衝合により、伸び切り時の緩衝作用を果たす。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)アジャストロッド50に設けた複数回転分に渡る螺旋状のガイド溝53の溝底53Aの複数回転の範囲内で、減衰力を調整するものであり、アジャストロッド50の回転角に対する、溝底53Aの半径の変化率をゆるやかにできる。従って、減衰力の調整幅を大きくとれ、かつ微調整もできる。
(b)プッシュロッド43の突部46をアジャストロッド50の螺旋状のガイド溝53に係合させたから、アジャストロッド50はプッシュロッド43の突部46に沿って螺動するものになり、アジャストロッド50を取付部材15に螺合させるためのねじ加工を必要としない。
(c)アジャストロッド50のガイド溝53にプッシュロッド43の突部46を係合させたから、プッシュロッド43の突部46がアジャストロッド50の抜け止めとなり、専用の抜け止め手段を必要としない。アジャストロッド50のガイド溝53の一端が自らの全開側の抜け止めストッパ54となり、これがアジャストロッド50の全開側回転端を規制する。
(d)アジャストロッド50の外周に螺旋状のガイド溝53を設けたから、ガイド溝53の溝底53Aの半径の変化率の設定に自由度がある。そこで、プッシュロッド43のニードル弁45を円錐状にするとき、アジャストロッド50の回転角に対する、ガイド溝53の溝底53Aの半径の変化率を、ニードル弁45が全開側から全閉側に移動するにつれて徐々にゆるやかにすることで、アジャストロッド50の回転角に対する、ニードル弁45の流路面積の絞り度合を一定にすることができる。従って、ライダーが減衰力を調整するとき、アジャストロッド50の全開〜全閉の全ての回転操作域で、減衰力の変化率を一定にし、アジャストロッド50の回転角と減衰力の変化量が比例する減衰力特性を図ることができる。
図4の減衰力調整装置40が図3の減衰力調整装置40と異なる点は、アジャストロッド50のガイド溝53の溝底53Aに、プッシュロッド43の基端部43Aの突部46が係止する係止部56を設けたことにある。ガイド溝53の溝底53Aの螺旋進み方向に沿う一定間隔位置(例えば90度毎)に、溝、くぼみからなる凹状係止部56を設けた。プッシュロッド43の突部46とアジャストロッド50の係止部56は、アジャストロッド50の回転方向において容易に係脱し得るように、例えば突部46が丸味状先端をなし、ガイド溝53の螺旋進み方向に沿う係止部56の両側に丸味状面取を施し、アジャストロッド50のためのディテント機構を構成する。
本変形例によれば、アジャストロッド50のガイド溝53の溝底53Aに設けた係止部56に、プッシュロッド43の突部46が係止することにより、アジャストロッド50の回転操作時に係止部56と突部46の衝突節度感を得て、アジャストロッド50を位置決めできる。専用のディテント機構を設ける必要がなく、減衰力調整装置40の小型化を図ることにもなる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は油圧緩衝器を示す断面図である。 図2は減衰力調整装置の要部を示す断面図である。 図3はアジャストロッドを示す表面図である。 図4は減衰力調整装置の変形例を示す断面図である。 図5はアジャストロッドの回転角に対するガイド溝の溝底の半径の変化を示す線図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器
11 シリンダ
12 ピストンロッド
33 ピストン
38A ピストン側油室
38B ロッド側油室
40 減衰力調整装置
41 バイパス油路
42 弁シート
43 プッシュロッド
45 ニードル弁
46 突部
50 アジャストロッド
53 ガイド溝
53A 溝底
54 抜け止めストッパ
56 係止部

Claims (4)

  1. シリンダ内に、先端部にピストンを設けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、
    シリンダ内に、ピストン側油室とピストンロッド側油室を区画し、
    ピストンロッドの中空部により、ピストンをバイパスしてピストン側油室とピストンロッド側油室を連通するバイパス油路を設け、
    バイパス油路に設けた弁シートに臨むニードル弁を先端に形成したプッシュロッドをピストンロッドの中空部に挿入し、
    プッシュロッドの基端部をアジャストロッドに当接させ、アジャストロッドに加える操作によりプッシュロッドのニードル弁を進退させるようにした油圧緩衝器の減衰力調整装置において、
    アジャストロッドをプッシュロッドに交差配置し、アジャストロッドの外周に複数回転分に渡る螺施状のガイド溝を設け、ガイド溝の溝底の半径を連続的に変化させ、
    プッシュロッドの基端部に設けた突部を、アジャストロッドのガイド溝に係合し、かつ溝底に当接させることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力調整装置。
  2. 前記プッシュロッドの突部がアジャストロッドの抜け止めとなる請求項1に記載の油圧緩衝器の減衰力調整装置。
  3. 前記プッシュロッドのニードル弁を円錐状にするとき、アジャストロッドの回転角に対する、ガイド溝の溝底の半径の変化率を、ニードル弁が全開側から全閉側に移動するにつれて徐々にゆるやかにし、
    アジャストロッドの回転角に対する、ニードル弁の流路面積の絞り度合を一定にする請求項1又は2に記載の油圧緩衝器の減衰力調整装置。
  4. 前記アジャストロッドのガイド溝の溝底に、プッシュロッドの突部が係止する係止部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の油圧緩衝器の減衰力調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108511950A (zh) * 2018-03-23 2018-09-07 刘正政 一种新型可调节弹起式地插

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