JP2008031394A - ノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法 - Google Patents

ノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法 Download PDF

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JP2008031394A JP2006221421A JP2006221421A JP2008031394A JP 2008031394 A JP2008031394 A JP 2008031394A JP 2006221421 A JP2006221421 A JP 2006221421A JP 2006221421 A JP2006221421 A JP 2006221421A JP 2008031394 A JP2008031394 A JP 2008031394A
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雅美 落合
Atsushi Takahashi
敦之 高橋
Tatatomi Nishikubo
忠臣 西久保
Hiroto Kudo
宏人 工藤
Yoshimasa Yagome
圭将 矢込
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Kanagawa University
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Abstract

【課題】高屈折率を有するノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】式(1)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
Figure 2008031394

(式(1)中、nは1〜500の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示す。)
【選択図】無し

Description

本発明は、新規なノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法に関する。
高分子化学の発展と共に、これまでに様々な汎用樹脂、エンプラ樹脂が開発されてきた。近年これらの樹脂を用いて、さらに高機能化する、又は低コストで製品化する等の要求がますます強くなっている。汎用樹脂の中でも、フェノール樹脂は、熱可塑性要素を有するノボラックと、熱硬化性要素を有するレゾールの2種に大別することができる。またその合成法は、フェノール類とアルデヒド類とを酸又は塩基を触媒として、縮合重合により比較的安価で合成することが可能であり、機械的安定性、耐熱・耐寒性、電気絶縁性、成型加工性、難燃性等の諸物性にも優れている。その多様性、コスト面に有利であること、諸物性のバランスの良さ等から、レジスト材料、合成ゴム、塗料、コーティング剤等の日用雑貨から工業材料に至るまで幅広く用いられてきた。
プラスチック系光学材料は無機系材料と比較し機械的特性に優れ、光学特性の制御が可能である。さらにこれらの利点に加え、成形加工が容易であり、低コストで大量生産が可能となることから、レンズ、眼鏡レンズ、コンタクトレンズ、光ディスク、光学繊維等様々な分野に応用されている。
光学用樹脂の重要な特性のひとつに屈折率があるが、屈折率を精密に制御することは、光学レンズ、光導波路等に応用する際、必要不可欠である。屈折率の制御には、樹脂中に様々な置換基を導入する手法が広く用いられている。屈折率は主として分子屈折、つまり分極率に支配される。フッ素以外のハロゲン基である塩素、要素等は分子屈折、分子容ともに増加することから屈折率は高くなる。しかし、これらの化合物は高屈折率であるがアッベ数が下がる傾向にあり、色収差の問題が生じるため、屈折率を上げても比較的にアッベ数を大きく低下させることなく高屈折率化を図る手段として硫黄原子を導入する方法がある。
最近では、1.7以上の高屈折率化への検討が行われており、ポリチオールと硫黄原子を導入したポリイソシアネートやイソシアネート基の酸素原子を硫黄原子に置き換えたポリチオシアネートを用いる方法や、硫黄を含む3員環化合物であるチイラン類の開環重合が検討されている。また、本発明者らは新規カリックスアレーン誘導体を用いることにより、高耐熱性を有し屈折率調整可能であり、さらに高屈折率を有する樹脂が得られることを見出している(特許文献1、特許文献2)。
特開2005−225799号公報 特開2006−16342号公報
本発明の目的は、高屈折率を有するノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法を提供することである。
本発明者らは、フェノール性水酸基の化学修飾を行い、塩素基を有する誘導体を出発原料にしてポリチオエーテル鎖を伸長することにより、高屈折率樹脂を見出すことができた。
本発明によれば、以下のノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法が提供される。
1.式(1)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
Figure 2008031394
(式(1)中、nは1〜500の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示す。)
2.式(2)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
Figure 2008031394
(式(2)中、nは1〜500の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を示す。)
3.式(3)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
Figure 2008031394
(式(3)中、nは1〜500の整数を表し、mは1〜1000の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を示し、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、またRとRは結合してもよい。)
4.式(4)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
Figure 2008031394
(式(4)中、nは1〜500の整数を表し、mは1〜1000の整数を表し、lは1〜1000の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を示し、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、またRとRは結合してもよく、Xは酸素又は硫黄を示し、R10及びR11はそれぞれ水素又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、またR10とR11は結合してもよい。)
5.下記式で表されるノボラック型フェノール樹脂にCl−R−COY(Rは式(1)と同じであり、Yはハロゲンである。)を反応させる1記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
Figure 2008031394
(式中、n、R、R、R、R及びRは式(1)と同じである。)
6.1記載の誘導体にR−COS−Z(Rは式(2)と同じであり、Zはアルカリ金属である。)を反応させる2記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
7.2記載の誘導体に、下記式(A)で表されるチイラン誘導体を反応させる3記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
Figure 2008031394
(式中、R及びRは式(3)と同じである。)
8.3記載の誘導体に、下記式(B)で表されるエポキシ化合物又はチイラン化合物を反応させる4記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
Figure 2008031394
(式中、R10、R11及びXは式(4)と同じである。)
9.重合性基を有する3又は4記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体。
10.9記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体に加熱又は活性エネルギー線照射を行うことによって得られる3次元硬化物。
11.9記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体に加熱又は活性エネルギー線照射する10記載の3次元硬化物の製造方法。
本発明によれば、高屈折率を有するノボラック型フェノール樹脂誘導体及びその製造方法が提供できる。
本発明の式(3)又は(4)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体は、式(1)乃至式(3)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体を中間体として製造できる。
式(1)〜(4)中のR、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示す。例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基や、ビニル基、アリル基等のアルケニル基や、シクロヘキシル基、ノルボルネン基等の飽和又は不飽和環状脂肪族炭化水素基や、フェニル基、ナフチル基等の芳香族基や、エーテル類、エステル類、アミノ類、及びこれらの置換された有機基及びハロゲン原子からなる群から選ばれた同一もしくは異なる基である。好ましくは水素又は炭素数1〜4個のアルキル基である。
式(1)〜(4)中のRは、炭素数1〜20の2価の有機基であり、例えばメチレン基、エチレン基等のアルキレン基やフェニレン基等の芳香族基及びこれらの置換された有機基であるが、塩素基の反応性の観点から炭素数1〜4のアルキレン基、又はジニトロ置換フェニレン基等の電子吸引性基が望ましい。
式(1)〜(4)中のnは、1〜500の整数であり、好ましくは2〜200である。
式(2)〜(4)中のRは、炭素数1〜20の1価の有機基であり、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基や、ビニル基、アリル基等のアルケニル基や、シクロヘキシル基、ノルボルネン基等の飽和又は不飽和環状脂肪族炭化水素基や、フェニル基、ナフチル基等の芳香族基や、エーテル類、エステル類、アミノ類、及びこれらの置換された有機基である。好ましくは炭素数1〜4のアルキル基で置換された又は無置換のフェニル基又はナフチル基である。
式(3)及び式(4)中のR及びRはそれぞれ水素又は炭素数1〜20の1価の有機基であり、例えば、互いに独立してメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基や、ビニル基、アリル基等のアルケニル基や、シクロヘキシル基、ノルボルネン基等の飽和又は不飽和環状脂肪族炭化水素基や、フェニル基、ナフチル基等の芳香族基や、エーテル類、エステル類、アミノ類、及びこれらの置換された有機基である。また、RとRが結合して、例えばシクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、ノルボルナン環等の環を形成してもよい。好ましくは、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、Rは炭素数1〜4のアルキル基で置換された又は無置換のフェノキシアルキル(好ましくは炭素数1〜4)基である。
式(3)及び式(4)中のmは1〜1000の整数であり、好ましくは1〜500である。
式(3)の数平均分子量は好ましくは1000〜50000である。
式(4)中のR10及びR11はそれぞれ水素又は炭素数1〜20の1価の有機基であり、例えば、互いに独立してメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、クロトニル基、アルコキシ基、フェノキシ基等のアルキル基や、ビニル基、アリル基、アクリロリル基、メタクリロイル基、スチリル基、p−ビニルアリール基、ビニロキシ基等のアルケニル基や、シクロヘキシル基、ノルボルネン基等の飽和又は不飽和環状脂肪族炭化水素基や、フェニル基、ナフチル基等の芳香族基や、エーテル類、エステル類、及びこれらの置換された有機基であり、また、R10とR11が結合して、例えばシクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、ノルボルナン環等の環を形成してもよい。好ましくは、R10は水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R11は(メタ)アクリロキシアルキル(好ましくは炭素数1〜4)基である。
式(4)中のlは1〜1000の整数であり、好ましくは1〜500である。
式(4)の数平均分子量は好ましくは1000〜50000である。
式(1)で示されるノボラック型フェノール樹脂誘導体は、下記式で示される対応するフェノール体を反応させることにより得ることができる。好ましくは塩基存在下で反応を行う。
Figure 2008031394
(式中、nは1〜500の整数を表し、R1、2、3、及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価のアルキル基を示す。)
にCl−R−COY(Rは式(1)と同じであり、Yはハロゲンである。)
用いる塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン等の第3級アミン化合物、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の金属水酸化物等がある。塩基の量はフェノール水酸基に対し好ましくは1〜10倍量、より好ましくは1〜2倍量用いる。
反応に用いる溶剤は、ジエチルエーテルやテトラヒドロフラン等のエーテル類、ジクロロメタンやクロロホルム等のハロゲン系溶媒、ヘキサンやトルエン等の炭化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンやN−ジメチルアセトアミド等の非プロトン性極性溶媒、アセトンやシクロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル類を用いることができる。また、無溶媒でも反応させることができる。
反応温度は、通常、−78〜100℃の間で行うが好ましくは−50〜50℃、より好ましくは−50〜20℃である。反応温度が−78℃未満だと反応時間が長くなる恐れがあり、また反応温度が100℃を超えると副反応が起こる恐れがある。
式(2)で示されるノボラック型フェノール樹脂誘導体は、式(1)で示される化合物に、R−COS−Z(Rは式(2)と同じであり、Zはアルカリ金属である。)を反応させることにより得ることができる。好ましくは塩触媒存在下で反応を行う。
塩触媒としては、テトラブチルアンモニウムブロミドやテトラエチルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩や、リチウムクロリド、リチウムブロミド等の金属塩を用いることができる。触媒の添加量は、式(1)で示される化合物100部に対し1〜10部である。R−COS−Zは式(1)で示される化合物に対し大過剰加え、反応途中でさらに追加してもよい。
反応に用いる溶媒はエーテル類、ハロゲン系溶媒、炭化水素系溶媒の他に、N,N−ジメチルホルムアミドやN−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、アセトンやシクロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル類を用いることができる。
反応温度は、通常、−78〜100℃の間で行うが、好ましくは−50〜80℃、より好ましくは−30〜50℃である。反応温度が−78℃未満だと反応時間が長くなる恐れがあり、また反応温度が100℃を超えると副反応が起こる恐れがある。
式(3)で示されるノボラック型フェノール樹脂誘導体は、式(2)で示される化合物に、下記式(A)で示される対応するチイラン化合物を反応させることによって得ることができる。好ましくは塩触媒存在下で反応行う。
Figure 2008031394
(式中、R及びRは式(3)と同じである。)
塩触媒としては、テトラブチルアンモニウムブロミドやテトラエチルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩や、リチウムクロリド、リチウムブロミド等の金属塩を用いることができる。触媒の添加量は、式(2)で示される化合物の官能基量と等量が好ましい。
反応に用いる溶媒はエーテル類、ハロゲン系溶媒、炭化水素系溶媒の他に、N,N−ジメチルホルムアミドやN−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、アセトンやシクロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル類を用いることができる。また、無溶媒でも反応させることができる。
反応温度は、通常、0〜150℃の間で行うが、好ましくは20〜100℃、より好ましくは50〜100℃である。反応温度が0℃未満だと反応時間が長くなる恐れがあり、また反応温度が150℃を超えると副反応が起こりやすくなる。
反応は、アンプル封管等、水分を除去できる状態で行うのが望ましい。
式(4)で示されるノボラック型フェノール樹脂誘導体は、式(3)で示される化合物に、下記式(B)に示される対応するチイラン化合物又はエポキシ化合物を反応させることによって得ることができる。また、式(4)で示されるノボラック型フェノール樹脂誘導体は、式(2)で示される化合物に式(A)で示されるチイラン化合物及び式(B)で示されるチイラン化合物、又はエポキシ化合物を反応させることにより得ることができる。好ましくは塩触媒存在下で反応を行う。
Figure 2008031394
(式中、R10、R11及びXは式(4)と同じである。)
塩触媒としては、テトラブチルアンモニウムブロミドやテトラエチルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩や、リチウムクロリド、リチウムブロミド等の金属塩を用いることができる。触媒の添加量は、出発原料の式(3)又は式(2)で示される化合物の官能基量と等量が好ましい。
反応に用いる溶媒はエーテル類、ハロゲン系溶媒、炭化水素系溶媒の他に、N,N−ジメチルホルムアミドやN−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、アセトンやシクロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル類を用いることができる。また、無溶媒でも反応させることができる。
反応温度は、通常、0〜150℃の間で行うが、好ましくは20〜100℃、より好ましくは50〜100℃である。反応温度が0℃未満だと反応時間が長くなる恐れがあり、また反応温度が150℃を超えると副反応が起こる恐れがある。
反応は、アンプル封管等、水分を除去できる状態で行うのが望ましい。
式(3)で示される化合物は、2重結合や3重結合をもつ不飽和炭化水素基や、アクリル基やメタクリル基、シクロプロパン基やシクロブタン基等の高歪炭化水素基、ビニルエーテル基、ビニルエステル基、エポキシ基やオキセタン基等の環状エーテル基等、ラジカル重合性やカチオン、アニオン重合性等の重合性基を含むことができる。例えばR,R,R,R,R,R,R,R,Rの少なくとも1つが重合性基を含むことができる。
式(4)で示される化合物は、2重結合や3重結合をもつ不飽和炭化水素基や、アクリル基やメタクリル基、シクロプロパン基やシクロブタン基等の高歪炭化水素基、ビニルエーテル基、ビニルエステル基、エポキシ基やオキセタン基等の環状エーテル基等、ラジカル重合性やカチオン、アニオン重合性等の重合性基を含むことができる。好ましくは炭素数2〜4の不飽和炭化水素基、アクリル基又はメタクリル基である。例えばR,R,R,R,R,R,R,R,R,R10,R11の少なくとも1つが重合性基を含むことができる。
式(3)及び(4)の化合物が重合性基を含む場合、対応する重合触媒を加え加熱又は光等の活性エネルギー線を照射することによって、3次元硬化物を得ることができる。
このとき、式(3)及び式(4)で示される化合物と他の物質を混合し、共に硬化させてもよい。例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリオレフィン、シロキサンポリマー等の各種ポリマーを任意の割合でブレンドしてもよい。
さらに、3次元硬化物の特性を高める目的で、シリカや酸化チタン等無機フィラーや有機フィラーを任意の割合で加えてもよい。
熱ラジカル重合開始剤としては、特に制限されず公知のものが使用できる。代表的なものを例示すると、ベンゾイルパーオキシド、p−クロルベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシジカーボネート等のパーオキシド、アゾイソブチロニトリル等のアゾ化合物である。熱ラジカル重合開始剤の使用量は、重合条件や開始剤の種類、重合性モノマーの種類や組成によって異なるため一概に限定できないが、重合性基に対して0.01〜10当量%の範囲で用いるのが好適である。重合温度及び重合時間は、重合開始剤の種類と量や重合性モノマーの種類によって大きく変化するので限定できないが、2〜40時間で重合が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
また紫外線、可視光、又は放射線等の活性エネルギー線を用いたラジカル重合の開始剤としては、特に制限されず公知のものが使用できる。代表的なものとして、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンジルメチルケタール、2−イソプロピルチオキサントン等が用いられる。これらの重合開始剤は、重合性基に対して0.001〜5当量%の範囲で用いるのが一般的である。
熱カチオン重合開始剤としては、特に制限されず公知のものが使用できる。代表的なものを例示すると、塩化アルミニウム、4塩化スズ、4塩化チタン等が用いられる。熱カチオン重合開始剤の使用量は、重合条件や開始剤の種類、重合性モノマーの種類や組成によって異なるため一概に限定できないが、重合性基に対して0.01〜10当量%の範囲で用いるのが好適である。重合温度及び重合時間は、重合開始剤の種類と量や重合性モノマーの種類によって大きく変化するので限定できないが、2〜40時間で重合が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
また紫外線、可視光、又は放射線等の活性エネルギー線を用いたカチオン重合の開始剤としては、特に制限されず公知のものが使用できる。代表的なものとして、スルホニウム塩類、ヨードニウム塩類等が用いられる。これらの重合開始剤は、重合性基に対して0.001〜5当量%の範囲で用いるのが一般的である。
アニオン重合開始剤としては、特に制限されず公知のものが使用できる。代表的なものを例示すると、水酸化カリウムや水酸化ナトリウム、金属リチウム等が用いられる。
以上の触媒に、各種増感剤や助触媒を加えてもよい。また、3次元硬化物の物性を制御するために、酸化防止剤、金属不活性化剤、紫外線吸収剤、難燃剤、安定剤、レベリング剤等の各種添加剤を加えてもよい。
以下、実施例により本発明について詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1
下記式(5)で示される化合物(以下(5)と略す)を下記の方法で合成した。
Figure 2008031394
300ml三つ口フラスコに、上記式(6)のノボラック樹脂(日立化成工業株式会社製,Mn=10936,n=1〜200)2.0g(17mmol)、ピリジン2.49ml(34mmol)、テトラヒドロフラン100mlを加えた。その後、クロロアセチルクロリド3.83ml(34mmol)をハミルトンシリンジを用いて0℃、窒素雰囲気下でゆっくり滴下し、24時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、5mol%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、水で3回洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾別後、溶媒留去し、良溶媒にクロロホルム、貧溶媒にメタノールを用いて再沈精製を行い、減圧乾燥後、(5)を淡黄色粉末固体として2.77g(収率70%)得た。
得られた化合物の分析結果を以下に示す。
IR(cm−1):3014、2952、1772、1631、1504、1141
H−NMR(500MHz、DMSO−d):δ(ppm)3.49〜3.76(b、2H)、4.06〜4.54(b、2.4H)、6.62〜7.11(b、3.7H)
実施例2
下記式(7)で示される化合物(以下(7)と略す)を下記の方法で合成した。
Figure 2008031394
50mlフラスコに、チオ安息香酸カリウム1.76g(6.0mmol)、(5)0.91g(0.5mmol)、テトラブチルアンモニウムブロミド0.08g(5mol%)、1−メチル−2−ピロリドン10mlを加え室温で24時間攪拌した。反応終了後、溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、水で3回洗浄し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。乾燥剤を炉別後、溶媒留去し、良溶媒にクロロホルム、貧溶媒にメタノールを用いて再沈精製を行い、減圧乾燥後、(7)を淡黄色粉末固体として1.87g(収率70%)得た。
得られた化合物の分析結果を以下に示す。
IR(cm−1):3025、2925、1758、1666、1569、1496、1126、688
H−NMR(500MHz、DMSO−d):δ(ppm)3.77(b、2H)、4.22(b、2H)、6.96〜7.85(b、8.5H)
実施例3
下記式(8)で示される化合物(以下(8)と略す)を下記の方法で合成した。
Figure 2008031394
湿度10%以下に保ったドライボックス中で、アンプル管にテトラブチルアンモニウムクロリド0.0224g(0.08mmol)、(7)0.025g(0.08mmol)、3−フェノキシプロピレンスルフィド(以下スルフィドAという)0.532g(3.2mmol)(官能基当量40倍)を秤とり、液体窒素を用いて、3回凍結脱気を行った後、減圧状態で封管した。試料を凍結した後、70℃、24時間反応を行った。反応終了後、貧溶媒にメタノールを用いて再沈精製を行い、(8)を黄色固体として0.52g(収率94%、m=40)得た。尚、得られた(8)の重合度mは、H−NMR(500MHz、DMSO−d)より算出した。
得られた化合物の分子量をSEC法で測定したところ、数平均分子量1.96x10、分散度1.65であった。SEC法の測定条件は以下の通りであった。
(a)サイズ排除クロマトグラフィー(SEC):東ソー株式会社製、ゲル浸透クロマトグラフィー(SEC)HLC−8020型
(b)カラム:TSKgelG1000H(東ソー株式会社製)
(c)展開溶媒:テトラヒドロフラン
(d)標準物質:ポリスチレン
得られた化合物のIR結果を以下に示す。
IR(cm−1):3025、2925、1737、1666、688
得られた化合物について以下の方法で屈折率及びガラス転移温度を測定した。
屈折率の測定:ポリマー20mgを、テトラヒドロフラン2mlに溶解させ、この溶液0.2mlをシリコンウエハー上に滴下し、スピンコータ(浅沼製作所株式会社製)により塗布した。次いで、この溶液が塗布されたシリコンウエハーを室温で24時間減圧乾燥後、エリプソメータ(ガードナー社製、115B型)により波長632.8nmにおける屈折率測定を5回行い、最大値と最小値を除いた3回の測定値の平均を屈折率とした。屈折率は、1.632であった。
Tgの測定:アルミニウムパンにポリマーを約5mg秤とり、パンを密閉した後、示差走査熱量計(Seiko Instruments EXSTAR 6000/TG/DTA6200)により、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/min、昇温設定−50℃〜50℃により測定を行った。Tgは−19.2℃であった。
表1に示すようにスルフィドAの量を変えて同様に反応して評価した。結果を表1に示す。
Figure 2008031394
実施例4
下記式(9)で示される化合物(以下(9)と略す)を下記の方法で合成した。
Figure 2008031394
湿度10%以下に保ったドライボックス中で、アンプル管にテトラブチルアンモニウムクロリド0.0224g(0.08mmol)、(8)(m=40)0.557g(0.08mmol)、3−メタクリロイルオキシプロピレンスルフィド(以下スルフィドBという)0.150g(0.96mmol)(官能基当量12倍)、1−メチル−2−ピロリドン0.04mlを秤とり封管した。アンプル管を70℃で24時間攪拌後、貧溶媒にメタノールを用いて再沈精製し、(9)を黄色固体として0.615g(収率87%,l=12)得た。尚、得られた(9)の重合度lは、H−NMR(500MHz、DMSO−d)より算出した。
得られた化合物の分子量を実施例3と同様にSEC法で測定したところ、数平均分子量1.39x10、分散度2.90であった。その他、得られた化合物の特性を表2に示す。
得られた化合物のIR結果を以下に示す。
IR(cm−1):3037、2925、1718、1681、1637
また、表2に示すようにスルフィドBの量を種々変えて反応を同様に行い、評価した。結果を表2に示す。
実施例5
(9)を用いて3次元硬化物を下記の方法で合成した。
(9)1.0gをテトラヒドロフラン1mlに溶解し、Irgacure907(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、0.003g)、2−エチルアントラキノン0.001gを加えた。溶液を臭化カリウム板上に塗布しフィルムを形成した。その後、光源として250W超高圧水銀灯を用いて15分間光照射を行った。得られた光硬化物のメタクリロイル基の転化率は、全ての共重合体で約80%に達し、3次元硬化物を得られたことが判明した。
また、スルフィドBの量を種々変えて得られた化合物についても同様に光硬化反応を行い評価した。結果を表2に示す。
Figure 2008031394
共重合体のガラス転移温度は光硬化反応後、上昇することが判明した。また、メタクリロイル基の導入率が高い程、架橋密度が高くなり、ガラス転移温度が上昇する傾向を示した。
共重合体の屈折率は、スルフィドBの仕込み比が上昇するに従い、低下する傾向を示した。これは共重合体中の芳香環含有率の減少に従い、屈折率が低下していることから、屈折率はポリマーの芳香環含有量に大きく依存していることが判明した。
また、共重合体の屈折率は光照射により上昇し、最大n=1.633の硬化物が得られた。
本発明の製造方法によれば、工業化を目的として安価な原料であるノボラック型フェノール樹脂を出発原料に用いて、チイラン類を連続的挿入反応して、高屈折率グラフトポリスルフィドが得られる。
本発明のノボラック型フェノール樹脂誘導体は、屈折率調整可能であり、高屈折率を有する。また、光照射することでさらに高屈折率な硬化物が得ることがきる。この樹脂は光学レンズ、光学フィルム、光学フィルムを用いた液晶表示装置等に用いることができる。

Claims (11)

  1. 式(1)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
    Figure 2008031394
    (式(1)中、nは1〜500の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示す。)
  2. 式(2)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
    Figure 2008031394
    (式(2)中、nは1〜500の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を示す。)
  3. 式(3)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
    Figure 2008031394
    (式(3)中、nは1〜500の整数を表し、mは1〜1000の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を示し、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、またRとRは結合してもよい。)
  4. 式(4)で表されるノボラック型フェノール樹脂誘導体。
    Figure 2008031394
    (式(4)中、nは1〜500の整数を表し、mは1〜1000の整数を表し、lは1〜1000の整数を表し、R、R、R、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の2価の有機基を示し、Rは炭素数1〜20の1価の有機基を示し、R及びRはそれぞれ水素原子又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、またRとRは結合してもよく、Xは酸素又は硫黄を示し、R10及びR11はそれぞれ水素又は炭素数1〜20の1価の有機基を示し、またR10とR11は結合してもよい。)
  5. 下記式で表されるノボラック型フェノール樹脂にCl−R−COY(Rは式(1)と同じであり、Yはハロゲンである。)を反応させる請求項1記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
    Figure 2008031394
    (式中、n、R、R、R、R及びRは式(1)と同じである。)
  6. 請求項1記載の誘導体にR−COS−Z(Rは式(2)と同じであり、Zはアルカリ金属である。)を反応させる請求項2記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
  7. 請求項2記載の誘導体に、下記式(A)で表されるチイラン誘導体を反応させる請求項3記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
    Figure 2008031394
    (式中、R及びRは式(3)と同じである。)
  8. 請求項3記載の誘導体に、下記式(B)で表されるエポキシ化合物又はチイラン化合物を反応させる請求項4記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体の製造方法。
    Figure 2008031394
    (式中、R10、R11及びXは式(4)と同じである。)
  9. 重合性基を有する請求項3又は4記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体。
  10. 請求項9記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体に加熱又は活性エネルギー線照射を行うことによって得られる3次元硬化物。
  11. 請求項9記載のノボラック型フェノール樹脂誘導体に加熱又は活性エネルギー線照射する請求項10記載の3次元硬化物の製造方法。

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