JP2008030825A - ラベル発行装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帯状台紙をフィードローラに圧接する押圧ローラを備えていても、該押圧ローラの接離切り替えを小さな力で容易に行うことができるラベル発行装置を提供することにある。
【解決手段】 帯状台紙に剥離可能に貼着したラベルを、帯状台紙の搬送路上に配置した剥離部で帯状台紙から剥離し、ラベルを発行するラベル発行装置において、前記帯状台紙2をラベル供給部A1から引き出し搬送するフィードローラ6と、前記フィードローラの外周面に帯状台紙を巻き付ける第1ローラ9及び第2ローラ9’と、前記第1ローラ及び第2ローラを支持すると共に、帯状台紙の張力により第1ローラが前記フィードローラから離れる方向に移動すると、第2ローラが前記フィードローラの外周面に対して押圧接するよう揺動する揺動部材17と、前記揺動部材を揺動可能に軸支し、第1ローラ及び第2ローラを前記フィードローラに対して接近離反を切り替える開閉機構13を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は食品加工センターや、スーパーマーケットのバックヤード等で使用される、商品に貼付する商品ラベル、POPラベル等のラベルを発行するラベル発行装置に関し、更に詳しくは長尺の帯状台紙にラベルが剥離可能に貼着され、帯状台紙の搬送路上で剥離部によって帯状台紙からラベルが剥離され、発行されるラベル発行装置に関する。
長尺の帯状台紙にラベル用紙が一定の間隔をおいて剥離可能に貼着され、その帯状台紙をロール状に巻いたラベルロールがラベル供給部にセットされ、そのラベル供給部にセットされたラベルロールから帯状台紙を引き出し、印字部で帯状台紙上のラベル用紙に商品情報を印字し、印字部より下流側に配置した剥離部で印字済みラベル用紙(以下、ラベルと言う)を帯状台紙から剥離する。ラベルが剥離された帯状台紙はフィードローラと押圧ローラとの間を通って台紙巻き取り軸に案内され、巻き取られるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、上記フィードローラに帯状台紙を押し付ける押圧ローラは、フィードローラの外周面に対して接離切り替え可能に配置され、ラベルロールを交換セットする際は前記押圧ローラをフィードローラの外周面から離間し得るように構成されている。又、ラベル用紙に商品情報を印字し、ラベルを発行する時は、帯状台紙を搬送する為に押圧ローラをフィードローラの外周面に押し付けて該帯状台紙をフィードローラの外周面に押接し、それにより帯状台紙を搬送している。
その為に、前記フィードローラに対する押圧ローラの圧接に強力なバネ部材が使用され、その結果、押圧ローラをフィードローラから離間させるための切り替え操作に強い力が必要となる。
従って、操作性が悪い、という問題があった。特に操作に慣れていない女性のパートタイマーが、ラベルロールの交換などで操作する場合もあり、作業効率に多大な影響があった。
特許第3022360号公報
本発明は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、帯状台紙をフィードローラに圧接する押圧ローラを備えていても、該押圧ローラの接離切り替えを小さな力で容易に行うことができるラベル発行装置を提供することにある。
上記課題を解決する為に本発明のラベル発行装置は、帯状台紙に剥離可能に貼着したラベルを、帯状台紙の搬送路上に配置した剥離部で帯状台紙から剥離し、ラベルを発行するラベル発行装置において、前記帯状台紙をラベル供給部から引き出し搬送するフィードローラと、前記フィードローラの外周面に帯状台紙を巻き付ける第1ローラ及び第2ローラと、前記第1ローラ及び第2ローラを支持すると共に、帯状台紙の張力により第1ローラが前記フィードローラから離れる方向に移動すると、第2ローラが前記フィードローラの外周面に対して押圧接するよう揺動する揺動部材と、前記揺動部材を揺動可能に軸支し、第1ローラ及び第2ローラを前記フィードローラに対して接近離反を切り替える開閉機構と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
上記ラベル発行装置は、印字機能を備え、帯状台紙に貼着されたラベル用紙に所定の事項を印字してラベルを剥離、発行するラベルプリンタ、及び予め所定事項を印字したラベルが帯状台紙に剥離可能に貼着され、そのラベルを帯状台紙から剥離して発行するラベル発行装置の両方を含むものである。
そして、上記開閉機構は、離反状態(開状態)では、前記フィードローラの外周面と第1ローラの外周面の間、或いはフィードローラの外周面と第2ローラの外周面の間に、前記帯状台紙の挿入を可能にし、接近状態(閉状態)では、帯状台紙を前記フィードローラの外周面に半周以上巻き付けるよう前記第1ローラと第2ローラを位置させるように構成されている(請求項2)。
又、上記開閉機構に対して揺動可能に軸支する揺動部材は、該揺動部材に支持した第2ローラがフィードローラの外周面に対して押圧接する方向に付勢するよう付勢手段で付勢する(請求項3)
その付勢手段としては、例えばコイルスプリングが一般的で、開閉機構と揺動部材とに亘って装着する。
又、帯状台紙をフィードローラの外周面に対して半周以上巻き付けるのに作用する第1ローラと第2ローラは、その両方が可動する必要はなく、片方のローラ、例えば第2ローラのみが可動するようにしてもよい。
具体的には、一方のローラ(第1ローラ)を開閉機構に定着し、他方のローラ(第2ローラ)は開閉機構に対して移動可能に軸支し、その移動方向は開閉機構の接近/離反の切り替え方向と異なる方向とする(請求項4)。
その構成としては、開閉機構に対して揺動部材を揺動可能に軸支し、その揺動部材に第2ローラを取り付ける形態、或いは開閉機構に直接第2ローラを揺動可能に取り付ける形態など、何れでもよい。
尚、本発明で言う第1ローラ、第2ローラは、帯状台紙の搬送方向に対しフィードローラより上流側を第1ローラ、下流側を第2ローラを意味する。
上記請求項1〜3の手段によれば、帯状台紙が第1ローラとフィードローラの間、及び第2ローラとフィードローラの間を通って台紙巻き取り軸に巻き取られるようにセットされ、そのセットされた帯状台紙の張力が前記第1ローラに作用すると、その張力によって前記第1ローラと第2ローラを支持した揺動部材が揺動し、第1ローラはフィードローラから離反するが、第2ローラはフィードローラに接近し、帯状台紙をフィードローラの外周面に対して押圧接する。それにより、帯状台紙をフィードローラの外周面に押し付ける押圧ローラ(第1ローラ、第2ローラ)の付勢力(バネ力)を従来に比較して弱くできる。その結果、第1ローラ、第2ローラをフィードローラに対して離反させる開閉機構の開操作を小さい力で軽く行うことができる。
そして、帯状台紙はフィードローラの外周面に第1ローラと第2ローラの2個で巻き付けるため、フィードローラと帯状台紙の接触面積を広くでき、接触摩擦による帯状台紙の搬送を強力に行うことができる。
更に、請求項4の手段によれば、第1ローラと第2ローラをフィードローラに対して接近/離反させる開閉機構の切り替え方向と、第2ローラをフィードローラの外周面に対して押圧接するロック手段の付勢方向を、全く異なる方向にすることができる。それにより、開閉機構を閉状態に維持する為に付勢力(バネ力)を強くする必要がなく、その結果、開閉機構を開閉切り替える操作も小さい力で軽く行うことができる。
本発明のラベル発行装置は請求項1〜3記載の構成により、帯状台紙の張力を利用してフィードローラの外周面に対する帯状台紙の押圧接力を増加できるので、その分押圧ローラ(第1ローラ、第2ローラ)をフィードローラの外周面に押圧接する付勢力を、従来構造に比べて弱くできる。従って、第1ローラと第2ローラを、フィードローラに対して接近離反を切り替える開閉機構の開閉操作を小さな力で軽く行うことができる。
又、2個のローラにより帯状台紙をフィードローラの外周面に巻き付けるため、フィードローラと帯状台紙の接触面積を広くでき、それによりフィードローラに帯状台紙を押し付ける押圧ローラ(第1ローラ、第2ローラ)の押圧力を強力にする必要がない。よって、開閉機構の開閉操作を小さな力で軽く行うことができる。
又、請求項4記載の構成により、押圧ローラ(第1ローラ、第2ローラ)をフィードローラに対して接近/離反させる開閉機構の切り替え方向と、押圧ローラ(第2ローラ)をフィードローラの外周面に対して押圧接するロック手段の付勢方向を、全く異なる方向にできるので、開閉機構を閉状態に維持する為に付勢力(バネ力)を強くする必要がなく、その結果、開閉機構を開閉切り替える操作も小さい力で軽く行うことができる。しかも、開閉機構の閉じ状態を維持する為のロック部材を別途設ける必要がないため、構成を簡単にできる。
以下、本発明に係るラベル発行装置の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図1は、貼付手段を備えたラベル発行装置の概略を示し、そのラベル発行装置Aは、箱状のケース1内にラベル供給部A1、印字部A2、剥離部A3、台紙巻き取り部A4等を配置し、前記ケース1の側部に取り付けた箱状のケース1’内には、帯状台紙から剥離発行されたラベルを商品Wに貼付する貼付手段A5が配置して構成されている。
上記ラベル供給部A1には、長尺の帯状台紙2にラベル用紙3が一定間隔をおいて剥離可能に貼着されロール状に巻かれたラベルロール2’が、ロールセット4で回転可能にセットされている。
そして、このラベル供給部A1から引き出されるラベルロール2’の帯状台紙2は印字部A2に導かれ、該印字部A2においてサーマルプリントヘッド5とプラテン部材6等により商品Wの品名、値段、及びバーコードなどの商品データが、帯状台紙2上のラベル用紙3に印字される。その後、ラベルロールは前記印字部A2より下流側に配置された剥離部A3を通過する際に、印字済みのラベル用紙、即ちラベル3’が帯状台紙2から自動的に剥離されてラベル発行口へ移送され、ケース1’内に配置された貼付手段A5でベルトコンベアB上を搬送される商品Wの上面に貼付される。
又、ラベル3’(印字済みのラベル用紙)が剥離された帯状台紙2は、台紙巻き取り部A4へ導かれて台紙巻き取り軸7に巻き取られる。
上記ラベル供給部A1にセットされたラベルロール2’の帯状台紙2を引き出して、印字部A2に導入するフィード手段A6は、フィードローラ8と、そのフィードローラ8の外周面に帯状台紙2を巻き付ける第1ローラ9及び第2ローラ9’とで構成され、前記フィードローラ8はケース1内に設置固定した取付枠10に支持され、モータ(図示省略)によって駆動回転し、第1ローラ9及び第2ローラ9’は帯状台紙2をフィードローラ8の略半周分宛に巻き付けるのに作用する。そして、前記第1ローラ9及び第2ローラ9’は、フィードローラ8に対して接離切り替え可能に配置され、その接離切り替えは、印字部A2を構成するサーマルプリントヘッド5に対するプラテン部材6の接離切り替えを操作する開閉機構13によって同時に行われるように構成されている。
印字部A2は、サーマルプリントヘッド5と、そのサーマルプリントヘッド5と対向して配置したプラテン部材6とで構成し、前記フィード手段A6のフィードローラ8の駆動回転で引き出されるラベルロール2’の帯状台紙2に貼付されたラベル用紙3に所要の商品データが印字される。その印字は、シフトレジスタから供給される1ドットライン分のデータを、1ドットラインずつ帯状台紙2(ラベル用紙3)をフィード手段A6のフィードローラ8で移動させて印字する。ラベルロールから帯状台紙を引き出して搬送するフィードローラ8は、ステッピングモータで駆動され、更に台紙巻き取り部A4の台紙巻き取り軸7の駆動回転も前記ステッピングモータが共通して使用されている。
印字部A2のサーマルプリントヘッド5は、ヘッドの形状がフラットタイプのもので、図示を省略したケース1内の固定部材に支持されている。尚、図示のサーマルプリントヘッド5は、該ヘッドの端部(帯状台紙の搬送方向前端)から数ミリメートル(例えば、3mm)後方位置にヒータラインが設けられたフラットタイプのヘッドであるが、ヒータラインがサーマルプリントヘッドの端部(ニアエッジ)に設けられているようなタイプのものでもよく、そのようなタイプのヘッドを使用することで、ラベル3’の空白の印字領域をより少なくすることができる。
前記サーマルプリントヘッド5と対向して配置されるプラテン部材6は、平面視矩形状をなした金属製平板の一側部(帯状台紙2の搬送方向前側)を上向きに屈曲傾斜し、その傾斜部の先端に山形の凸部11が屈曲形成され、更にその凸部11より前方に突出する先端側は上向きに傾斜させて剥離部A3が同一体に形成されている。そして、このプラテン部材6の前記サーマルプリントヘッド5と対面する位置に、負荷が作用することで弾性変形する弾性部材12、及びその弾性部材12の上面に帯状台紙2の摺動抵抗を低減させる部材等が積層されて着脱可能に取り付けられている。そして、このプラテン部材6は開閉機構13に取り付けられ、該開閉機構13の操作によりサーマルプリントヘッド5に対して接近/離反が切り替えられるようになっている。尚、前記凸部11の中心から剥離部A3までの距離は従来構造(プラテン部材としてローラが用いられた構造)に比較して半分以下(例えば、5mm)とする。
前記凸部11は、前記サーマルプリントヘッド5のヒータライン5aと対応する位置に、該プラテン部材6の幅方向に沿って直線状に形成されている。この凸部11によりサーマルプリントヘッド5とプラテン部材6との間を搬送される帯状台紙2上のラベル用紙3をサーマルプリントヘッド5のヒータラインに対して確実に圧接することができ、少ない圧力で確実に印字を可能にする。尚、凸部11の形状は、頂点が線上に現出する形態に限らず、帯状台紙2の搬送方向に沿ってある幅を有する台形状であってもよい。
剥離部A3は、平板を屈曲して形成した前記凸部11より前方で且つ凸部11の頂点より上方に突出させて形成され、印字済みのラベル用紙が貼着された帯状台紙2が剥離部A3でプラテン部材6の下側に折り返されることで、帯状台紙2とラベル3’(印字済みのラベル用紙)が分離され、ラベル3’は貼付手段側に移送され、帯状台紙2は台紙巻き取り部A4へ導かれて台紙巻き取り軸7に巻き取られる。
上記弾性部材12には、負荷が作用することで弾性変形するスポンジ状部材、或はゴム部材を使用し、帯状台紙2に貼付されたラベル用紙3をサーマルプリントヘッド5のヒータラインに対して弾性的に圧接する。
この弾性部材12はその上面(帯状台紙2が摺動案内される面)が帯状台紙2の摺動に抵抗となる場合は、弾性部材12の上面に帯状台紙2の摺動抵抗を低減させる部材を積層する。
摺動抵抗を低減させる部材としては、超高分子量ポリエチレン(UHMW)からなる板状部材を使用する。尚、この部材としては、超高分子量ポリエチレン(UHMW)に限らず、通常の高分子量ポリエチレンからなる板状部材、或はテフロン(登録商標)やシリコン系などの材質でもよい。
上記プラテン部材6を支持する開閉機構13は、金属製平板で正面視略L字型に形成した前後揺動アーム14a,14bと、その前後揺動アーム14a,14bの後半部に両アームを所定間隔に連結する連結部14cが一体に形成された台枠14と、前記前後揺動アーム14a,14bの前半部間に架設したプラテン部材取付台15とで構成され、台枠14の中程位置がケース1内の固定部材にピン16で上下揺動可能に軸支されている。
前記開閉機構13に対するフィード手段A6の第1ローラ9及び第2ローラ9’の取り付けは、開閉機構13を構成する台枠14の後部内側に、門形に構成した揺動部材17が軸18で揺動可能に軸支され、その揺動部材17に第1ローラ9と第2ローラ9’が回転可能、且つ両ローラ9,9’間にフィードローラ8が嵌入するだけの間隔をおいて平行に軸支されている。
そして、前記第1ローラ9と第2ローラ9’は、フィードローラ8の外周面に巻き付けられる帯状台紙2を該フィードローラの外周面の約半周以上に亘って巻き付けるように作用する。
また、揺動部材17は、第1ローラ9及び第2ローラ9’とフィードローラ8の間に通した帯状台紙2の張力により第1ローラ9が前記フィードローラ8から離れる方向に移動すると、第2ローラ9’が前記フィードローラ8の外周面に対して押圧接する方向に揺動するように前記軸18で支持されている。
更に、前記開閉機構13の前後揺動アーム14a,14bと、その前後揺動アーム14a,14bと対応する揺動部材17の前後壁には、コイルスプリング(付勢手段)19を弾圧装着するための溝20、21が切欠き形成され、両溝20,21間にコイルスプリング(付勢手段)19が弾圧装着されている。そして、このコイルスプリング19は、揺動部材17に支持された第2ローラ9’を、フィードローラ8の外周面に対した押圧接する方向に付勢する。
又、前記前後揺動アーム14a,14bには、前記揺動部材17に取り付けられた第2ローラ9’の支軸を、フィードローラ8の軸芯より下方で且つ該フィードローラの外周面と接近する方向に誘導する案内円弧孔22が切欠き形成されている。
更に、前記揺動部材17における上辺の端部には、該揺動部材17を軸18を中心として上下揺動する操作片23が略直角に折り曲げ形成され、その操作片23の上面が前記台枠14の連結部14cに当接することにより、揺動部材17を介して開閉機構13を開放状態に切り替えられるように構成されている。
前記フィードローラ8を軸支する取付枠10には、該フィードローラ8より上流側に位置させてストッパ杆24が架設され、これによれ開放状態の開閉機構13を閉じ方向に回動した時、所定の位置(サーマルプリントヘッド5とプラテン部材における凸部との位置関係)で回動(閉動)が規制されるように構成されている。尚、開閉機構13の台枠14における前後揺動アーム14a,14bには、前記ストッパ杆24に嵌着係合する係合凹部25が切欠き形成されている。
次に、上記フィード手段A6におけるフィードローラ8に対する帯状台紙2の巻き付け、開放の動作を図5に基づいて説明する。
先ず、図1に示すように、ラベルロール2’からき出した帯状台紙2は印字部A2、剥離部A3を通り、フィード手段A6のフィードローラ8と第1ローラ9及び第2ローラ9’の間を通って台紙巻き取り部A4に案内され、前記フィードローラ8及び台紙巻き取り部A4の台紙巻き取り軸7の回転により、帯状台紙2は引き出し搬送される。このラベルを印字発行する時、開閉機構13は閉じられ、帯状台紙2をフィードローラ8の外周面に巻きつける第1ローラ9と第2ローラ9’は、揺動部材17とコイルスプリング(付勢手段)19によって第2ローラ9’における開閉機構13の開放方向である略垂直方向に対して第2ローラ9’がフィードローラ8に当たることで図5(a)に示す閉じ状態を維持する。
即ち、開閉機構13が閉じられ、上記帯状台紙2の張力が第1ローラ9に作用すると、その張力によって揺動部材17が軸18を中心として時計回り方向に回動され、第1ローラ9はフィードローラ8から離れ、第2ローラ9’はフィードローラ8の外周面に対して押圧接する方向に移動する。そして、この揺動に対し更に開閉機構13と揺動部材17との間に介在したコイルスプリング(付勢手段)19の弾発力が作用し、帯状台紙2はフィードローラ8の外周面に半周以上巻き付けられる。これにより、フィードローラ8と帯状台紙2との接触摩擦が増大し、帯状台紙2を安定して搬送することができる。
上記帯状台紙2のセット状態を解除する時は、図5(b)に示すように、揺動部材17の操作片23の下面に指を当て、軸18を中心として鉛直方向に持ち上げる。この揺動部材17の持ち上げは、開閉機構13と揺動部材17との間に弾圧装着したコイルスプリング(付勢手段)19を圧縮する。この揺動部材17の揺動により、第2ローラ9’は開閉機構13の前後揺動アーム14a,14bに形成された案内円弧孔22にそってフィードローラ8の外周面から離反する方向に移動される。
そして、前記揺動部材17の持ち上げを続行すると、操作片23が開閉機構13の連結部14cに当接し、揺動部材17の持ち上げを更に続けると、その力によって開閉機構13はピン16を中心として回動し、揺動部材17が係着する側と反対側のプラテン部材6側はサーマルプリントヘッド5から離れる方向に回動する。開閉機構13を開放した後、前記揺動部材17の持ち上げを止めると、図5(c)に示すように、該揺動部材17はコイルスプリング(付勢手段)19の弾発力で下方に揺動され、操作片23は連結部14cから離れ、第1ローラ9及び第2ローラ9’もフィードローラ8に対する帯状台紙2の巻き付けを開放し、帯状台紙2の取り外しを容易に行うことができる状態となる。
上記した実施例は、帯状台紙2をフィードローラ8の外周面に巻き付ける第1ローラ9と第2ローラ9’は揺動部材17に取り付けたが、少なくとも片方のローラ(第2ローラ)のみを揺動部材に取り付け、他方のローラ(第1ローラ)は開閉機構13に取り付けてもよい。以下、その構成を図6に基づいて簡単に説明する。尚、前示実施例で示した部材と同じ部材は同一の符号を付し、説明は省略する。
その構成は、開閉機構13を構成する台枠14の前後揺動アーム14a,14bに亘り、フィードローラ8より上流側に位置させて第1ローラ9を回転可能に横架支持し、フィードローラ8より下流側に配置する第2ローラ9’は、開閉機構13に対し軸18で揺動可能に軸支した揺動部材26に取り付けられている。
上記揺動部材26は、前示実施例における揺動部材17の第1ローラ9を支持する部分をカットした形態のもので、前示実施例と同様、開閉機構13と揺動部材26とに亘って装着したコイルスプリング(付勢手段)19で第2ローラ9’をフィードローラ8の外周面に対して押圧接する方向に付勢され、更に該第2ローラ9’の軸は開閉機構13の前後揺動アーム14a,14bに開設した案内円弧孔22に嵌合されている。
この第2ローラ9’を前記フィードローラ8に対して押圧接する方向に案内する案内円弧孔22の方向は、前記第2ローラ9’をフィードローラ8の外周面に対して接近/離反させる開閉機構13の切り替え方向(開閉方向)と異なる方向(直交に近い方向)に形成され、ロック手段27を構成している。即ち、開閉機構13の切り替え方向は略鉛直方向であるのに対し、第2ローラ9’をフィードローラ8に対し押圧付勢する方向は前記鉛直方向に対して斜めに交差する方向である。
上記構成により、帯状台紙2をセットし、開閉機構13を閉じた状態では、図6(a)に示すように、該開閉機構13に軸支した揺動部材26がコイルスプリング(付勢手段)19の弾発力及び案内円弧孔22の作用で第2ローラ9’はフィードローラ8の外周面に押圧接する方向に移動付勢され、開閉機構13に支持した第1ローラ9とにより帯状台紙2をフィードローラ8の外周面に半周以上巻き付けるように作用する。
閉じられた開閉機構13を開放する時は、図6(b)に示すように、揺動部材26の操作片27に指を当てて上方に持ち上げると、前示実施例と同様、前記操作片27が開閉機構13の連結部14cに当接して該開閉機構13を開方向に回動することができる。尚、揺動部材26をコイルスプリング(付勢手段)19の弾発力に抗して上方に持ち上げ、操作片27が開閉機構13の連結部14cに当接する時点では、第2ローラ9’がフィードローラ8の外周面から離反し、帯状台紙2の押圧接が解除されるため、フィード手段A6部分において帯状台紙2を外すことは可能となる。
上記した第2実施例では、第2ローラ9’をフィードローラ8の外周面から離反させる際、第1ローラ9は前記した第1実施例のように第2ローラ9’の移動に連動しない為、該第1ローラ9をフィードローラ8に当たらないように離しておく必要がなく、その為に第1ローラ9をフィードローラ8に対して接近した位置に配置でき、帯状台紙2をフィードローラ8の外周面に対してより多く巻き付けることができる。
本発明のラベル発行装置は図示した実施例に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で変更可能である。
(1)揺動部材の付勢手段としてコイルスプリングを示したが、板バネなどでもよい。
(2)第4発明の実施例(図6参照)では、可動する第2ローラ(下流側のローラ)は開閉機構に対し揺動可能に軸支した揺動部材に取り付けたが、揺動部材を使用せず、開閉機構に第2ローラを直接移動可能に軸支してもよい。
(3)図示のラベル発行装置は、自動ラベル貼付装置を装備したものであるが、自動ラベル貼付装置を装備しないタイプ、或いは包装機と組み合わせて配置するなどいずれでもよい。
本発明に係るラベル発行装置の実施の一例を示す概略図。 要部を拡大して示す一部切欠正面図。 同分解斜視図。 揺動部材の付勢構造を示す拡大断面図。 (a)〜(c)はフィードローラに対する第1ローラと第2ローラの接近/離反の切り替え操作を示す説明図。 第1ローラ及び第2ローラの支持に関する他の実施例を示す説明図で、(a)は第2ローラがフィードローラに押圧接されている閉じ状態、(b)は第2ローラをフィードローラから離反させた状態。
符号の説明
A…ラベル発行装置 A1…ラベル供給部
A2…印字部 A3…剥離部
A4…台紙巻き取り部 A6…フィード手段
2…帯状台紙 8…フィードローラ
9…第1ローラ 9’…第2ローラ
13…開閉機構 17、26…揺動部材
19…コイルスプリング(付勢手段) 22…案内円弧孔(ロック手段)

Claims (4)

  1. 帯状台紙に剥離可能に貼着したラベルを、帯状台紙の搬送路上に配置した剥離部で帯状台紙から剥離し、ラベルを発行するラベル発行装置において、
    前記帯状台紙をラベル供給部から引き出し搬送するフィードローラと、
    前記フィードローラの外周面に帯状台紙を巻き付ける第1ローラ及び第2ローラと、
    前記第1ローラ及び第2ローラを支持すると共に、帯状台紙の張力により第1ローラが前記フィードローラから離れる方向に移動すると、第2ローラが前記フィードローラの外周面に対して押圧接するよう揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材を揺動可能に軸支し、第1ローラ及び第2ローラを前記フィードローラに対して接近離反を切り替える開閉機構と、
    を備えることを特徴とするラベル発行装置。
  2. 前記開閉機構による離反状態では、前記フィードローラの外周面と第1ローラの外周面の間、或いはフィードローラの外周面と第2ローラの外周面の間に、前記帯状台紙の挿入を可能にし、接近状態では帯状台紙を前記フィードローラの外周面に半周以上巻き付けるよう前記第1ローラと第2ローラを位置させることを特徴とする請求項1記載のラベル発行装置。
  3. 前記開閉機構は、第2ローラをフィードローラの外周面に対して押圧接する方向に付勢する付勢手段を前記揺動部材との間に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のラベル発行装置。
  4. 帯状台紙に剥離可能に貼着したラベルを、帯状台紙の搬送路上に配置した剥離部で帯状台紙から剥離し、ラベルを発行するラベル発行装置において、
    前記帯状台紙をラベル供給部から引き出し搬送するフィードローラと、
    前記フィードローラの外周面に帯状台紙を巻き付ける第1ローラ及び第2ローラと、
    前記第1ローラを支持すると共に、第2ローラを前記フィードローラに対して接近離反を切り替える開閉機構と、
    前記第2ローラを前記フィードローラの外周面に対して接近離反する開閉機構の切り替える方向に対し、前記第2ローラを前記フィードローラに対して押圧付勢する方向が異なるロック手段と、
    を備えることを特徴とするラベル発行装置。
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