JP2008030643A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重を、所定の値にすることが可能なステアリング装置を提供する。
【解決手段】テレスコピック位置の調整が完了した後、チルト・テレスコピックのクランプ動作を行うと、引っ張りバネ28の付勢力によってストッパー部材22が反時計方向に揺動し、ストッパー部材22の係合部222の下端が、インナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。この状態で二次衝突が起きると、インナーコラム3に対するアウターコラム4のクランプ力に抗して、インナーコラム3がアウターコラム4に対して車体前方側にテレスコピック移動する。しかし、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材22の係合部222の下端に当接して停止するため、アウターコラム4に対するインナーコラム3の車体前方側へのテレスコピック移動距離が短くなる。
【選択図】図7
【解決手段】テレスコピック位置の調整が完了した後、チルト・テレスコピックのクランプ動作を行うと、引っ張りバネ28の付勢力によってストッパー部材22が反時計方向に揺動し、ストッパー部材22の係合部222の下端が、インナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。この状態で二次衝突が起きると、インナーコラム3に対するアウターコラム4のクランプ力に抗して、インナーコラム3がアウターコラム4に対して車体前方側にテレスコピック移動する。しかし、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材22の係合部222の下端に当接して停止するため、アウターコラム4に対するインナーコラム3の車体前方側へのテレスコピック移動距離が短くなる。
【選択図】図7
Description
本発明はステアリング装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整可能なテレスコピック式、または、このテレスコピック式にチルト式を併用したチルト/テレスコピック式のステアリング装置に関する。
運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置、または、テレスコピック位置とチルト位置の両方を調整することができるステアリング装置がある。
このようなステアリング装置において、ステアリングホイールのテレスコピック位置、または、テレスコピック位置とチルト位置の両方を調整後、アウターコラムに対してインナーコラムをクランプするステアリング装置がある(特許文献1)。
特許文献1のステアリング装置は、アウターコラムと一体の一対のクランプ部材が、インナーコラムを包持する包持面を備え、締付け装置により、これら一対のクランプ部材を互いに接近するように移動させて、インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により包持してクランプするように構成している。
さらに、テレスコピック摺動時、ストッパー部材が、インナーコラムの軸方向長孔内を移動することができ、ストッパー部材が軸方向長孔の端部に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラムのための軸方向に対するストッパーとして働く。また、アウターコラムは、離脱用カプセルを介して車体に連結されている
以上のように構成しているため、チルト・テレスコピックのクランプ時に、車両が衝突して運転者がステアリングホイールに衝突する二次衝突が起きると、離脱用カプセルを車体に固定している剪断ピンが所定の破断荷重で剪断する。
また、インナーコラムに対するアウターコラムの摩擦クランプ力に抗して、インナーコラムがアウターコラムに対して車体前方側へテレスコピック移動する。このテレスコピック移動距離は、ステアリングホイールのテレスコピック調整位置によって異なる。従って、アウターコラムに対するインナーコラムのテレスコピック移動による衝撃エネルギー吸収特性が、ステアリングホイールのテレスコピック調整位置によって変化する。
このように、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重が、ステアリングホイールのテレスコピック調整位置によって変化するため、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重の設計が難しかった。
本発明は、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重を、所定の値にすることが可能なステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転可能に軸支するインナーコラム、上記インナーコラムをテレスコピック位置調整可能に内嵌すると共に、二次衝突時に車体前方側に離脱して二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収するアウターコラム、上記アウターコラムの内径を縮径及び拡径して、所定のテレスコピック位置で上記インナーコラムを上記アウターコラムにクランプ/アンクランプする操作レバー、上記アウターコラムに設けられ、上記操作レバーのクランプ操作で上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合し、軸方向長孔の車体後方側端部に当接可能であるとともに、上記操作レバーのアンクランプ操作で上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔から離脱可能な第1のストッパー部材を備えたことを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記アウターコラムには、上記第1のストッパー部材よりも車体前方側で、上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に常時係合する第2のストッパー部材が設けられていることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第1番目から第2番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記第1のストッパー部材は、上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合する方向に常時付勢されていることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第1番目から第2番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記第1のストッパー部材には、上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合すると共に、車体前方側から車体後方側に向かって階段状に高くなる段差部が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目から第2番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記第1のストッパー部材は、所定のテレスコピック位置よりも車体前方側のテレスコピック位置では、上記操作レバーのクランプ操作で上記インナーコラム外周面に当接し、インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合しないことを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、操作レバーのクランプ操作でインナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合し、軸方向長孔の車体後方側端部に当接可能であるとともに、操作レバーのアンクランプ操作でインナーコラム外周に形成した軸方向長孔から離脱可能な第1のストッパー部材をアウターコラムに設けている。
従って、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、アウターコラムに対するインナーコラムの車体前方側へのテレスコピック移動距離がほぼ同一で、かつ短くなる。そのため、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、アウターコラムに対するインナーコラムのテレスコピック移動による衝撃エネルギー吸収特性がほぼ一定になる。従って、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重を、設計時に予定した目標値にすることができるため、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重の設計が容易になる。
以下の実施例では、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置の両方の位置を調整する、チルト・テレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用した例について説明する。
図1は本発明の実施例1のチルト/テレスコピック式のステアリング装置101を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。実施例1のステアリング装置101は、ステアリングシャフト102を回動自在に軸支している。ステアリングシャフト102には、その上端(車体後方側)にステアリングホイール103が装着され、ステアリングシャフト102の下端(車体前方側)には、ユニバーサルジョイント104を介して中間シャフト105が連結されている。
中間シャフト105にはその下端にユニバーサルジョイント106が連結され、ユニバーサルジョイント106には、ラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ107が連結されている。
運転者がステアリングホイール103を回転操作すると、ステアリングシャフト102、ユニバーサルジョイント104、中間シャフト105、ユニバーサルジョイント106を介して、その回転力がステアリングギヤ107に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介して、タイロッド108を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2は、本発明の実施例1のチルト/テレスコピック式のステアリング装置101を示す平面図である。図3は図2の縦断面図である。図4は、チルト/テレスコピッククランプ解除時を示す、図2の要部の拡大縦断面図である。図5は図2の要部の拡大正面図である。
図6は図3のA−A拡大断面図である。図7は、ステアリングホイールを車体後方側にテレスコピック位置調整した状態で、チルト/テレスコピッククランプをクランプした状態を示す、図2の要部の拡大縦断面図相当である。図8は、ステアリングホイールを車体前方側にテレスコピック位置調整した状態で、チルト/テレスコピッククランプをクランプした状態を示す、図2の要部の拡大縦断面図相当である。図9は、ステアリングホイールを車体前方側にさらに移動させてテレスコピック位置調整した状態で、チルト/テレスコピッククランプをクランプした状態を示す、図2の要部の拡大縦断面図相当である。
図2および図3に示すように、ステアリングシャフト102は、車体後方側(図2、図3の右側)端部にステアリングホイール103を装着したアッパーシャフト102Aと、これにスプライン嵌合したロアーシャフト102Bとから伸縮自在に構成している。
ステアリングコラムは、アッパー側のインナーコラム3と、ロアー側のアウターコラム4とから摺動自在に構成している。すなわち、インナーコラム3は、アッパーシャフト102Aを上端部で玉軸受20aを介して回転自在に支持している。アウターコラム4は、ロアーシャフト102Bを下端部で玉軸受20bを介して回転自在に支持すると共に、アッパー側のインナーコラム3に外嵌している。
アッパーシャフト102Aには、アッパーシャフト102Aがインナーコラム3内に押し込まれることがないように、押し込み防止用のCーリング21aが設けられている。また、ロアーシャフト102Bにも、ロアーシャフト102Bがアウターコラム4内に押し込まれることのないように、押し込み防止用のCーリング21bが設けてある。
このロアー側のアウターコラム4の周囲には、図6にも示すように、チルト調整用溝5を有するブラケット6が設けられている。ブラケット6は車体後方側に、車体に接続されるフランジ部6aを有し、全体として下向きに逆U字形状をしており、対向側板部6b、6cを一体に形成している。
ブラケット6のロアー側には、別体のロアーブラケット7がブラケット6を包持するように設けられている。ロアーブラケット7は車体に連結される上板部7aと、ブラケット6の対向側板部6b、6cを接触挟持する下向きの対向側板部(図示せず)を有している。ブラケット6の対向側板部6b、6cの内側に両側端が接触するように、筒状部8がアウターコラム4の前方端に一体的に形成してある。
これらロアーブラケット7の対向側板部、ブラケット6の対向側板部6b、6c、および筒状部8には、スペーサ筒9を介して、チルト中心ボルト10が通挿されている。これにより、ロアー側のアウターコラム4は、このチルト中心ボルト10を中心として傾動できるようになっている。
なお、図3に示すように、ロアーブラケット7には、二次衝突のコラプス時にチルト中心ボルト10が離脱するための、車体前方側(図3の左側)が開口した離脱用オープンスリット7dが形成されている。二次衝突時にアウターコラム4が車体前方側にコラプス移動すると、チルト中心ボルト10が離脱用オープンスリット7dを押し広げて塑性変形させ、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者に加わる衝撃を緩和する。
図2から図4に示すように、ロアー側のアウターコラム4は、アッパーシャフト102Aとロアーシャフト102Bとの嵌合部をほぼ覆う位置まで車体後方側に延びている。さらに、アウターコラム4には、この嵌合部よりも車体後方側に、ある長さ範囲にわたりアウタージャケット部4aを一体に有している。
図6に示すように、アウタージャケット部4aには、上方部中央に軸方向のすり割りLが形成され、アッパー側のインナーコラム3を包持してクランプするための一対のクランプ部材12a、12bが形成されている。
クランプ部材12a、12bは、それぞれインナーコラム3の外周面3bに適合する形状の内周面と、ブラケット6の対向側板部6b、6cの内側に接触する外側面とを有している。クランプ部材12a、12bの内周面は、インナーコラム3の外周面3bに円周方向180度以上に亘り接触している。
一対のクランプ部材12a,12bのすり割りL(隙間)には、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11が挿入されている。図4、図6に示すように、このストッパー部材11は、クランプ部材12a、12bに各々形成した肩部12c、12dに載置される頭部11aと、インナーコラム3に形成した軸方向長孔3aに係合する下端の軸部11bとから一体的に構成されている。
また、このストッパー部材11及びクランプ部材12a、12bには、締付けボルト13が通挿されている。締付けボルト13のネジ部には、締付けナット14およびロックナット15が螺合している。
このように、インナーコラム3の軸方向長孔3aに、一対のクランプ部材12a、12bのすり割りLに挿入したストッパー部材11の軸部11bが常時係合している。従って、このストッパー部材11は、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働き、両コラム3、4は、回転方向に対しては、摩擦のみによる保持だけでなく、このストッパー部材11によって機械的に保持されている。
さらに、テレスコピック摺動時、ストッパー部材11の軸部11bが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動することができ、ストッパー部材11の軸部11bが軸方向長孔3aの端部(車体前方側端部3cまたは車体後方側端部3d)に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための軸方向に対するストッパーとして働く。
また、締付けボルト13の頭部側(図6の左側)には、操作レバー16が取り付けられていると共に、カムロック機構が設けられている。このカムロック機構は、第1カム部材17と第2カム部材18とから構成されている。すなわち、第1カム部材17は、操作レバー16と一体的に回転する。第2カム部材18は非回転で、この第1カム部材17の回転に伴って、第1カム部材17の山部または谷部に係合しながら軸方向に移動して、ロックまたはロック解除する。
なお、第1カム部材17の突起17aが操作レバー16に嵌合していることにより、第1カム部材17は操作レバー16と一体的に回転できるように構成されている。また、第2カム部材18の突起18aが、チルト調整用溝5に嵌合していることにより、第2カム部材18は常時非回転に構成されている。また、ブラケット6のフランジ部6aには、二次衝突のコラプス時の離脱用カプセル19a、19bが設けられている。すなわち、ブラケット6は、離脱用カプセル19a、19bを介して車体に連結されている。
以上のように構成しているため、車両衝突時には、アウターコラム4、インナーコラム3、ロアーシャフト102Bおよびアッパシャフト102Aから成るステアリングシャフト組立体は、ブラケット6とともにロアーブラケット7に対して、車体前方側にコラプス移動する。
チルト・テレスコピックのクランプ時には、操作レバー16を図5の反時計方向に揺動すると、第1カム部材17が同時に回転して、第2カム部材18の谷部から山部に係合し、第2カム部材18が図6の右方に移動して、締付けボルト13により、ブラケット6の対向側板部6b、6cがアウターコラム4を押圧する。
これにより、これら一対のクランプ部材12a、12bが互いに接近するように移動して、ストッパー部材11を挟持すると共に、アッパー側のインナーコラム3の外周面3bを包持するようにクランプする。
一方、チルト・テレスコピックのアンクランプ時には、操作レバー16を逆方向に揺動すると、第1カム部材17が同時に回転して、第2カム部材18の山部から谷部に係合する。その結果、第2カム部材18が図6の左方に移動して、ブラケット6の対向側板部6b、6cのアウターコラム4への圧接固定を解除し、一対のクランプ部材12a、12bを離間する。
これにより、チルト調整の場合には、締付けボルト13をチルト調整用溝5に沿って移動し、チルト中心ボルト10を中心として、アウターコラム4およびインナーコラム3を傾動し、ステアリングホイール103の傾斜角度を所望の角度位置に調整することができる。
テレスコピック調整の場合には、ロアー側のアウターコラム4に対して、アッパー側のインナーコラム3を軸方向に摺動し、ステアリングホイール103の軸方向位置を所望のテレスコピック位置に調整することができる。
このテレスコピック摺動時、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の軸部11bが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動することができる。ストッパー部材11の軸部11bが軸方向長孔3aの端部(車体前方側端部3cまたは車体後方側端部3d)に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための、軸方向に対するストッパーとして働く。
アウタージャケット部4aの車体後方端には、上記ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の車体後方側に、別のストッパー部材(第1のストッパー部材)22が設けられている。このストッパー部材22は、操作レバー16のクランプ/アンクランプ操作に連動して、インナーコラム3の軸方向長孔3aに係合離脱可能に構成されている。
すなわち、図2から図5に示すように、アウタージャケット部4aの車体後方端には、2本の平板状の支持プレート23a、23bが、一体的に形成されている。この支持プレート23a、23bは、インナーコラム3の上部で、アウタージャケット部4aの車体後方端から車体後方側に、アウターコラム4の中心軸線に平行に延びて形成されている。
支持プレート23a、23bの車体後方端には、アウターコラム4の中心軸線に直交する方向(締付けボルト13に平行)に延びる円柱状のピン24が、回転可能に軸支されている。このピン24の両端には、平板状のストッパー部材22の車体後方端と、平板状のストッパー解除プレート25の車体後方端が各々圧入して固定されている。
ストッパー部材22の車体後方端とストッパー解除プレート25の車体後方端は、ピン24の上部位置(図3から図5の上側)で、アウターコラム4の中心軸線に直交する方向(締付けボルト13に平行)に延びる平板状の連結プレート26によって連結されている。
アウタージャケット部4aの車体後方端には、アウターコラム4の中心軸線に直交する方向に延びる平板状のバネ支持プレート27が一体的に形成され、このバネ支持プレート27と連結プレート26に、引っ張りバネ28の車体前方端と車体後方端が各々掛け渡されている。
ストッパー部材22は、全体形状がL字形に形成され、ピン24への圧入端から略水平に車体前方側に延びる基部221と、基部221の車体前方端から直角に折り曲げられて、下方(インナーコラム3の中心に向かう方向)に延びる係合部222で構成されている。係合部222の下端は、インナーコラム3に形成した軸方向長孔3aに係合可能であり、係合部222の下端には、車体前方側から車体後方側に向かって階段状に高くなる段差部が形成されている。
階段状の段差部は、インナーコラム3の中心軸線に略平行な平行段部223a、223b、223cと、平行段部223a、223b、223cに対して直交する直交段部224a、224b、224cで構成されている。車体前方側へのコラプス移動時に、インナーコラム3の車体後方側端部3dが、直交段部224a〜224cのいずれかに当接した時に、インナーコラム3の中心軸線に対して、直交段部224a〜224cは直交し、また、平行段部223a〜223cは平行であるのが好ましいが、インナーコラム3の中心軸線に対して、若干傾斜していてもよい。
ストッパー解除プレート25は、ピン24への圧入端から車体前方側に延びる基部251と、基部251の車体前方側の上部から直角(図5の紙面に直交する方向で、紙面の手前側)に折り曲げられたカム係合面252で構成されている。操作レバー16には、ストッパー解除プレート25のカム係合面252に係合するカム面161が形成されている。
図4及び図5は、チルト・テレスコピックのアンクランプ時を示し、操作レバー16を時計方向に揺動すると、上記したように第1カム部材17が回転して、一対のクランプ部材12a、12bが離間してチルト・テレスコピックのアンクランプ動作が行われる。同時に、操作レバー16のカム面161がストッパー解除プレート25のカム係合面252を上部に押し上げ、ストッパー解除プレート25をピン24を中心にして時計方向に揺動させる。
ストッパー解除プレート25がピン24を中心にして時計方向に揺動すると、ストッパー解除プレート25とピン24及び連結プレート26によって連結されたストッパー部材22も、引っ張りバネ28の付勢力に抗して時計方向に揺動する。ストッパー部材22の時計方向の揺動で、ストッパー部材22の係合部222の下端の平行段部223a、223b、223c、及び、直交段部224a、224b、224cが、インナーコラム3の軸方向長孔3aから離脱して、軸方向長孔3aの上部に待避する。
従って、ロアー側のアウターコラム4に対して、アッパー側のインナーコラム3を軸方向に摺動し、ステアリングホイール103の軸方向位置を所望のテレスコピック位置に調整することができる。このテレスコピック摺動時、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の軸部11bだけが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動して、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働く。
テレスコピック位置の調整が完了した後、操作レバー16を反時計方向に揺動して、チルト・テレスコピックのクランプ動作を行うと、図7から図9に示すように、操作レバー16のカム面161のリフト量が減少する方向に、カム面161が揺動する。従って、引っ張りバネ28の付勢力によってストッパー解除プレート25、ストッパー部材22が、ピン24を中心にして反時計方向に揺動する。
ストッパー部材22の反時計方向の揺動で、ストッパー部材22の係合部222の下端が、インナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。図7に示すように、テレスコピック調整位置の中間部よりも車体後方側に、ステアリングホイール103をテレスコピック位置調整した状態では、ストッパー部材22の係合部222の下端の平行段部223a、223b、223c、及び、直交段部224a、224b、224cが、全てインナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。
また、図8に示すように、図7のテレスコピック調整位置よりも車体前方側に、ステアリングホイール103をテレスコピック位置調整した状態では、ストッパー部材22の係合部222の下端の平行段部223bが、インナーコラム3の外周面3bに当接する。従って、車体前方側の平行段部223aと直交段部224aだけが、インナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。
また、図9に示すように、図8のテレスコピック調整位置よりもさらに車体前方側に、ステアリングホイール103をテレスコピック位置調整した状態では、ストッパー部材22の係合部222の車体前方側の平行段部223aが、インナーコラム3の外周面3bに当接する。従って、係合部222の下端は、インナーコラム3の軸方向長孔3aには入り込まない。
この、チルト・テレスコピックのクランプ状態で車体が衝突し、運転者がステアリングホイール103に衝突する二次衝突が起きると、離脱用カプセル19a、19bを車体に固定している剪断ピンが破断する。その結果、アウターコラム4、インナーコラム3、ロアーシャフト102Bおよびアッパシャフト102Aから成るステアリングシャフト組立体は、ブラケット6とともにロアーブラケット7に対して、車体前方側にコラプス移動する。
この車体前方側へのコラプス移動時に、インナーコラム3に対するアウターコラム4の摩擦クランプ力に抗して、インナーコラム3がアウターコラム4に対して車体前方側にテレスコピック移動する。しかし、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材(第1のストッパー部材)22の係合部222の下端に当接して停止するため、アウターコラム4に対するインナーコラム3の車体前方側へのテレスコピック移動距離が短くなる。
すなわち、図7のテレスコピック調整位置では、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、最も車体後方端の直交段部224cに当接して停止する。また、図8のテレスコピック調整位置では、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、最も車体前方端の直交段部224aに当接して停止する。さらに、図9のテレスコピック調整位置では、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の車体後方側端部11cに当接して停止する。
従って、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、アウターコラム4に対するインナーコラム3の車体前方側へのテレスコピック移動距離がほぼ同一で、かつ短くなる。そのため、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、アウターコラム4に対するインナーコラム3のテレスコピック移動による衝撃エネルギー吸収特性がほぼ一定になる。
従って、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重(剪断ピンの破断荷重、チルト中心ボルト10が離脱用オープンスリット7dを押し広げて塑性変形させる時の衝撃エネルギー吸収荷重、及び、テレスコピック移動による衝撃エネルギー吸収荷重の合計値)を、設計時に予定した目標値にすることが容易となるため、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重の設計が容易になる。
次に本発明の実施例2について説明する。図10は、本発明の実施例2のチルト/テレスコピック式のステアリング装置101の要部を示す正面図である。図11はチルト/テレスコピッククランプをアンランプした状態を示す、図10の要部の拡大正面図である。図12は図11のP矢視図である。図13はチルト/テレスコピッククランプをクランプした状態を示す、図10の要部の拡大正面図である。
図14は、チルト/テレスコピッククランプをアンランプした状態を示す、図12のB−B断面図である。図15は、チルト/テレスコピッククランプをクランプした状態を示す、図12のB−B断面図相当である。図16は、ステアリングホイールを車体前方側にテレスコピック位置調整した状態で、チルト/テレスコピッククランプをクランプした状態を示す、図12のB−B断面図相当である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の軸心に締付けボルト13を貫通させず、かつ、ストッパー部材(第1のストッパー部材)22の下端の階段状の段差部を省略した例である。
すなわち、図10に示すように、ステアリングシャフト102は、車体後方側(図10の右側)端部にステアリングホイール103を装着したアッパーシャフト102Aと、これにスプライン嵌合したロアーシャフト102Bとから伸縮自在に構成している。
ステアリングコラムは、アッパーシャフト102Aを回転自在に支持するアッパー側のインナーコラム3と、ロアーシャフト102Bを下端部で玉軸受20bを介して回転自在に支持すると共に、アッパー側のインナーコラム3に外嵌したロアー側のアウターコラム4とから摺動自在に構成している。
ロアーシャフト102Bには、ロアーシャフト102Bがアウターコラム4内に押し込まれることのないようにするためのCーリング21bが設けてある。このロアー側のアウターコラム4の周囲には、図11及び図12にも示すように、チルト調整用溝5を有するブラケット6が設けられている。ブラケット6は車体後方側に、車体に接続されるフランジ部6aを有し、全体として下向きに逆U字形状をしており、対向側板部6b、6cを一体に形成している。
アウターコラム4の車体前方側は、図示しないチルト中心ボルトを中心として傾動できるように車体に連結されている。また、二次衝突のコラプス時にチルト中心ボルトが離脱するための、車体前方側(図10の左側)が開口した離脱用オープンスリットが形成されている。
二次衝突時にアウターコラム4が車体前方側にコラプス移動すると、チルト中心ボルトが離脱用オープンスリットを押し広げて塑性変形させ、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収して、運転者に加わる衝撃を緩和する。
ロアー側のアウターコラム4は、アッパーシャフト102Aとロアーシャフト102Bとの嵌合部をほぼ覆う位置まで車体後方側に延びており、さらにこの嵌合部よりも車体後方側には、ある長さ範囲にわたりアウタージャケット部4aを一体に有している。
図11及び図12に示すように、アウタージャケット部4aには、上方部中央に軸方向のすり割りLが形成され、アッパー側のインナーコラム3を包持してクランプするための一対のクランプ部材12a、12bが形成されている。クランプ部材12a、12bは、それぞれインナーコラム3の外周面3bに適合する形状の内周面と、ブラケット6の対向側板部6b、6cの内側に接触する外側面とを有している。
一対のクランプ部材12a,12bのすり割りL(隙間)には、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11が挿入されている。このストッパー部材11は、アウタージャケット部4aの外周に当接する頭部11aと、インナーコラム3に形成した軸方向長孔3aに係合する下端の軸部11bとから一体的に構成されている。
従って、このストッパー部材11は、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働き、両コラム3、4は、回転方向に対しては、摩擦のみによる保持だけでなく、このストッパー部材11によって機械的に保持されている。
さらに、テレスコピック摺動時、ストッパー部材11の軸部11bが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動することができ、ストッパー部材11の軸部11bが軸方向長孔3aの端部(車体前方側端部3cまたは車体後方側端部3d)に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための軸方向に対するストッパーとして働く。
このクランプ部材12a、12bには、締付けボルト13が通挿されている。また、締付けボルト13の頭部側(図10、図11の紙面に直交する手前側)には、操作レバー16が取り付けられていると共に、カムロック機構が設けられている。
また、ブラケット6のフランジ部6aには、二次衝突のコラプス時の離脱用カプセル(図示せず)が設けられている。すなわち、ブラケット6は、離脱用カプセルを介して車体に連結されている。
以上のように構成しているため、車両衝突時には、アウターコラム4、インナーコラム3、ロアーシャフト102Bおよびアッパシャフト102Aから成るステアリングシャフト組立体は、ブラケット6とともに、車体前方側にコラプス移動する。
チルト・テレスコピックのクランプ時には、操作レバー16を図10、図11の反時計方向に揺動すると、カムロック機構が作動して、締付けボルト13により、ブラケット6の対向側板部6b、6cがアウターコラム4を押圧する。
これにより、一対のクランプ部材12a、12bが互いに接近するように移動して、アッパー側のインナーコラム3の外周面3bを包持するようにクランプする。
一方、チルト・テレスコピックのアンクランプ時には、操作レバー16を逆方向に揺動すると、カムロック機構が作動して、ブラケット6の対向側板部6b、6cのアウターコラム4への圧接固定を解除し、一対のクランプ部材12a、12bを離間する。
これにより、チルト調整の場合には、締付けボルト13をチルト調整用溝5に沿って移動し、図示しないチルト中心ボルトを中心として、アウターコラム4およびインナーコラム3を傾動し、ステアリングホイール103の傾斜角度を所望の角度位置に調整することができる。
テレスコピック調整の場合には、ロアー側のアウターコラム4に対して、アッパー側のインナーコラム3を軸方向に摺動し、ステアリングホイール103の軸方向位置を所望のテレスコピック位置に調整することができる。
このテレスコピック摺動時、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の軸部11bが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動することができ、ストッパー部材11の軸部11bが軸方向長孔3aの端部(車体前方側端部3cまたは車体後方側端部3d)に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための、軸方向に対するストッパーとして働く。
アウタージャケット部4aの車体後方端には、上記ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の車体後方側に、別のストッパー部材(第1のストッパー部材)22が設けられている。このストッパー部材22は、操作レバー16のクランプ/アンクランプ操作に連動して、インナーコラム3の軸方向長孔3aに係合離脱可能に構成されている。
すなわち、図10から図14に示すように、アウタージャケット部4aの車体後方端には、2本の平板状の支持プレート23a、23bが、一体的に形成されている。支持プレート23a、23bは、インナーコラム3の上部で、アウタージャケット部4aの車体後方端から車体後方側に、アウターコラム4の中心軸線に平行に延びている。
支持プレート23a、23bの車体後方端には、アウターコラム4の中心軸線に直交する方向に延びる円柱状のピン24が、回転可能に軸支されている。ピン24の両端には、平板状のストッパー部材22の車体後方端と、平板状のストッパー解除プレート25の車体後方端が各々圧入して固定されている。
ストッパー部材22の車体後方端とストッパー解除プレート25の車体後方端は、ピン24の上部位置(図10、図11の上側)で、アウターコラム4の中心軸線に直交する方向に延びる平板状の連結プレート26によって連結されている。
アウタージャケット部4aの車体後方端には、アウターコラム4の中心軸線に直交する方向に延びる平板状のバネ支持プレート27が一体的に形成されている。このバネ支持プレート27と連結プレート26に、引っ張りバネ28の車体前方端と車体後方端が各々掛け渡されている。
図14に示すように、ストッパー部材22は、全体形状がL字形に形成され、ピン24への圧入端から略水平に車体前方側に延びる基部221と、基部221の車体前方端から直角に折り曲げられて、下方(インナーコラム3の中心に向かう方向)に延びる係合部222で構成されている。係合部222の下端は、インナーコラム3に形成した軸方向長孔3aに係合可能である。
図11から図13に示すように、ストッパー解除プレート25は、ピン24への圧入端から車体前方側に延びる基部251と、基部251の車体前方側の上部から直角(図11及び図13の紙面に直交する方向で、紙面の手前側)に折り曲げられたカム係合面252で構成されている。操作レバー16には、ストッパー解除プレート25のカム係合面252に係合するカム面161が形成されている。
図13及び図14は、チルト・テレスコピックのアンクランプ時を示す。操作レバー16を時計方向に揺動すると、上記したようにカムロック機構が作動して、一対のクランプ部材12a、12bが離間してチルト・テレスコピックのアンクランプ動作が行われる。同時に、操作レバー16のカム面161がストッパー解除プレート25のカム係合面252を上部に押し上げ、ストッパー解除プレート25をピン24を中心にして時計方向に揺動させる。
ストッパー解除プレート25がピン24を中心にして時計方向に揺動すると、ストッパー解除プレート25とピン24及び連結プレート26によって連結されたストッパー部材22も、引っ張りバネ28の付勢力に抗して時計方向に揺動する。ストッパー部材22の時計方向の揺動で、ストッパー部材22の係合部222の下端が、インナーコラム3の軸方向長孔3aから離脱して、軸方向長孔3aの上部に待避する。
従って、ロアー側のアウターコラム4に対して、アッパー側のインナーコラム3を軸方向に摺動し、ステアリングホイール103の軸方向位置を所望のテレスコピック位置に調整することができる。このテレスコピック摺動時、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の軸部11bだけが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動して、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働く。
テレスコピック位置の調整が完了した後、操作レバー16を反時計方向に揺動して、チルト・テレスコピックのクランプ動作を行うと、図13に示すように、操作レバー16のカム面161のリフト量が減少する方向に揺動する。従って、引っ張りバネ28の付勢力によってストッパー解除プレート25、ストッパー部材22が、ピン24を中心にして反時計方向に揺動する。
ストッパー部材22の反時計方向の揺動で、ストッパー部材22の係合部222の下端が、インナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。図15に示すように、テレスコピック調整位置の中間部よりも車体後方側に、ステアリングホイール103をテレスコピック位置調整した状態では、ストッパー部材22の係合部222の下端が、完全にインナーコラム3の軸方向長孔3aに入り込む。
また、図16に示すように、図15のテレスコピック調整位置よりも車体前方側に、ステアリングホイール103をテレスコピック位置調整した状態では、ストッパー部材22の係合部222の下端の下端面225が、インナーコラム3の外周面3bに当接するため、ストッパー部材22の係合部222の下端は、インナーコラム3の軸方向長孔3aには入り込まない。
この、チルト・テレスコピックのクランプ状態で車体が衝突し、運転者がステアリングホイール103に衝突する二次衝突が起きると、離脱用カプセルを車体に固定している剪断ピンが破断する。その結果、アウターコラム4、インナーコラム3、ロアーシャフト102Bおよびアッパシャフト102Aから成るステアリングシャフト組立体は、ブラケット6とともに、車体前方側にコラプス移動する。
この車体前方側へのコラプス移動時に、インナーコラム3に対するアウターコラム4の摩擦クランプ力に抗して、インナーコラム3がアウターコラム4に対して車体前方側にテレスコピック移動する。しかし、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材(第1のストッパー部材)22の係合部222の下端に当接して停止するため、アウターコラム4に対するインナーコラム3の車体前方側へのテレスコピック移動距離が短くなる。
すなわち、図15のテレスコピック調整位置では、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材(第1のストッパー部材)22の係合部222の車体後方側端部226に当接して停止する。また、図16のテレスコピック調整位置では、インナーコラム3の軸方向長孔3aの車体後方側端部3dが、ストッパー部材(第2のストッパー部材)11の車体後方側端部11cに当接して停止する。
従って、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、アウターコラム4に対するインナーコラム3の車体前方側へのテレスコピック移動距離がほぼ同一で、かつ短くなる。そのため、テレスコピック調整位置がどの位置にあっても、アウターコラム4に対するインナーコラム3のテレスコピック移動による衝撃エネルギー吸収特性がほぼ一定になる。
従って、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重(剪断ピンの破断荷重、チルト中心ボルト10が離脱用オープンスリット7dを押し広げて塑性変形させる時の衝撃エネルギー吸収荷重、及び、テレスコピック移動による衝撃エネルギー吸収荷重の合計値)を、設計時に予定した目標値にすることが容易となるため、二次衝突時の衝撃エネルギー吸収荷重の設計がやりやすくなる。
上記実施例では、チルト/テレスコピック式ステアリング装置に本発明を適用した例について説明したが、テレスコピック位置の調整だけが可能なステアリング装置に適用してもよい。また、上記実施例では、アウターコラムがロアー側、インナーコラムがアッパー側の配置であったが、アウターコラムをアッパー側、インナーコラムをロアー側の配置にしてもよい。
101 ステアリング装置
102 ステアリングシャフト
102A アッパーシャフト
102B ロアーシャフト
103 ステアリングホイール
104 ユニバーサルジョイント
105 中間シャフト
106 ユニバーサルジョイント
107 ステアリングギヤ
108 タイロッド
3 インナーコラム
3a 軸方向長孔
3b 外周面
3c 車体前方側端部
3d 車体後方側端部
4 アウターコラム
4a アウタージャケット部
5 チルト調整用溝
6 ブラケット
6a フランジ部
6b、6c 対向側板部
7 ロアーブラケット
7a 上板部
7d 離脱用オープンスリット
8 筒状部
9 スペーサ筒
10 チルト中心ボルト
11 ストッパー部材(第2のストッパー部材)
11a 頭部
11b 軸部
11c 車体後方側端部
12a、12b クランプ部材
12c、12d 肩部
13 締付けボルト
14 締付けナット
15 ロックナット
16 操作レバー
161 カム面
17 第1カム部材
17a 突起
18 第2カム部材
18a 突起
19a、19b 離脱用カプセル
20a、20b 玉軸受
21a、21b Cーリング
22 ストッパー部材(第1のストッパー部材)
221 基部
222 係合部
223a、223b、223c 平行段部
224a、224b、224c 直交段部
225 下端面
226 車体後方側端部
23a、23b 支持プレート
24 ピン
25 ストッパー解除プレート
251 基部
252 カム係合面
26 連結プレート
27 バネ支持プレート
28 引っ張りバネ
102 ステアリングシャフト
102A アッパーシャフト
102B ロアーシャフト
103 ステアリングホイール
104 ユニバーサルジョイント
105 中間シャフト
106 ユニバーサルジョイント
107 ステアリングギヤ
108 タイロッド
3 インナーコラム
3a 軸方向長孔
3b 外周面
3c 車体前方側端部
3d 車体後方側端部
4 アウターコラム
4a アウタージャケット部
5 チルト調整用溝
6 ブラケット
6a フランジ部
6b、6c 対向側板部
7 ロアーブラケット
7a 上板部
7d 離脱用オープンスリット
8 筒状部
9 スペーサ筒
10 チルト中心ボルト
11 ストッパー部材(第2のストッパー部材)
11a 頭部
11b 軸部
11c 車体後方側端部
12a、12b クランプ部材
12c、12d 肩部
13 締付けボルト
14 締付けナット
15 ロックナット
16 操作レバー
161 カム面
17 第1カム部材
17a 突起
18 第2カム部材
18a 突起
19a、19b 離脱用カプセル
20a、20b 玉軸受
21a、21b Cーリング
22 ストッパー部材(第1のストッパー部材)
221 基部
222 係合部
223a、223b、223c 平行段部
224a、224b、224c 直交段部
225 下端面
226 車体後方側端部
23a、23b 支持プレート
24 ピン
25 ストッパー解除プレート
251 基部
252 カム係合面
26 連結プレート
27 バネ支持プレート
28 引っ張りバネ
Claims (5)
- 車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転可能に軸支するインナーコラム、
上記インナーコラムをテレスコピック位置調整可能に内嵌すると共に、二次衝突時に車体前方側に離脱して二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収するアウターコラム、
上記アウターコラムの内径を縮径及び拡径して、所定のテレスコピック位置で上記インナーコラムを上記アウターコラムにクランプ/アンクランプする操作レバー、
上記アウターコラムに設けられ、上記操作レバーのクランプ操作で上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合し、軸方向長孔の車体後方側端部に当接可能であるとともに、上記操作レバーのアンクランプ操作で上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔から離脱可能な第1のストッパー部材を備えたこと
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載されたステアリング装置において、
上記アウターコラムには、上記第1のストッパー部材よりも車体前方側で、上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に常時係合する第2のストッパー部材が設けられていること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から請求項2までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
上記第1のストッパー部材は、上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合する方向に常時付勢されていること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から請求項2までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
上記第1のストッパー部材には、上記インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合すると共に、車体前方側から車体後方側に向かって階段状に高くなる段差部が形成されていること
を特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から請求項2までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
上記第1のストッパー部材は、所定のテレスコピック位置よりも車体前方側のテレスコピック位置では、上記操作レバーのクランプ操作で上記インナーコラム外周面に当接し、インナーコラム外周に形成した軸方向長孔に係合しないこと
を特徴とするステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006207204A JP2008030643A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006207204A JP2008030643A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | ステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008030643A true JP2008030643A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39120511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006207204A Pending JP2008030643A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008030643A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012017880A1 (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-09 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
| CN112429073A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-03-02 | 东风柳州汽车有限公司 | 一种转向管柱组件 |
-
2006
- 2006-07-28 JP JP2006207204A patent/JP2008030643A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN112429073B (zh) * | 2020-11-27 | 2022-06-07 | 东风柳州汽车有限公司 | 一种转向管柱组件 |
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