JP2008030490A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷可能な用紙のサイズや形状に制限の無いプリンタを提供することをその目的とする。
【解決手段】プリンタは、用紙にインクを吐出するインクヘッドが設けられたキャリッジ25およびキャリッジ25を摺動可能にガイドするガイド軸26を有する画像記録部3と、画像記録部3と対向して配置され、画像記録部3を支持する基部2と、を有するプリンタ本体部1を備えている。画像記録部3と基部2との間には、用紙搬送方向に沿って用紙を搬送する用紙搬送路5が画成されており、また画像記録部3と基部2との間には、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路5に用紙を挿入可能な側面側開口5cが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙上に画像を記録するプリンタ及びそれに取り付け可能な連続紙ホルダに関するものである。
例えば、インクジェットプリンタは、圧電素子、発熱素子、静電アクチュエータ等を用いてインク滴を吐出し、吐出されたインク滴によって用紙上に画像を形成するものである。一般に、インクジェットプリンタには、連続紙ホルダやオートシートフィーダ(ASF)等が取り付けられ、連続紙ホルダから供給される連続紙や、オートシートフィーダから供給される単票紙を所定方向に搬送し、この用紙搬送とインク滴の吐出とを制御しながら、各種用紙上に画像を記録する。
この種のインクジェットプリンタとしては、プリンタ筐体であるハウジングの後方に設けられた用紙供給口から用紙を用紙搬送路に供給し、用紙搬送路内の所定位置に搬送された用紙上にキャリッジに設けられたインクヘッドからインク滴を吐出して画像を記録し、ハウジングの前方に設けられた用紙排出口から用紙を排出するものがある。このインクジェットプリンタでは、用紙厚み方向および用紙幅方向がハウジングやカバーによって覆われることにより、画像記録部材等の内部構成部品が保護されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−348364号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、用紙供給口のサイズによって印刷可能な最大用紙サイズが制限されている。したがって、所定のサイズ以上の大きさ、特に、所定サイズ以上の用紙幅を持つ用紙に画像を記録することはできなかった。
また、特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、画像が記録される用紙は、用紙供給口から用紙供給路に沿ってインクジェットプリンタ内部に搬送されるため、搬送可能な用紙の形状に関しても自ずと制限がある。したがって、例えば、単票紙や連続紙等に比べて複雑な形状を有するノート等を搬送して、ノートのあるページに画像を記録するといった特殊な印刷を行うことは容易ではなかった。
本発明は、上記課題を鑑み、印刷可能な用紙のサイズや形状に制限の無いプリンタを提供することをその目的とする。
(1)用紙に印刷を行う画像記録部と、前記画像記録部と対向して配置され、前記画像記録部を支持する基部と、を有するプリンタ本体部を備え、前記画像記録部と前記基部との間には、用紙搬送方向に沿って前記用紙を搬送する用紙搬送路が画成されており、前記画像記録部と前記基部との間には、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路に前記用紙を挿入可能な開口が設けられていることを特徴とするプリンタ。
(2)前記画像記録部は、前記基部の一端部において片持ちで固定されていることを特徴とする(1)記載のプリンタ。
(3)前記プリンタ本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての連続紙を供給する連続紙ホルダと、前記プリンタ本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての複数の単票紙を連続的に供給する単票紙供給装置と、を備えたことを特徴とする(1)または(2)記載のプリンタ。
(4)前記連続紙ホルダは、前記プリンタ本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする(3)記載のプリンタ。
(5)前記連続紙ホルダは、前記基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする(3)または(4)記載のプリンタ。
(6)前記連続紙保持部は、前記連続紙の最大高さ位置が前記用紙搬送路の高さ以下となるように、ロール形状に巻かれた状態で前記連続紙を保持することを特徴とする(5)記載のプリンタ。
(7)前記単票紙供給装置は、前記プリンタ本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容することを特徴とする(3)記載のプリンタ。
(8)前記突起は、前記連続紙ホルダと前記単票紙供給装置の双方の同時取り付けを阻害することを特徴とする(4)記載のプリンタ。
(9)プリンタに取り付けられる連続紙ホルダにおいて、前記プリンタに取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から前記プリンタの用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする連続紙ホルダ。
(10)前記連続紙ホルダは、前記プリンタの基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする(9)記載の連続紙ホルダ。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るプリンタの実施例として、インクジェットプリンタの実施形態について説明する。
本実施形態のインクジェットプリンタは、プリンタ本体部1(図1〜図5参照)と、プリンタ本体部1にそれぞれ着脱可能に取り付けられる連続紙ホルダ(ロール紙ホルダと記す)40(図6〜図8参照)および単票紙供給装置(ASFと記す)60(図9、図10参照)とを備えて構成される。以下、インクジェットプリンタの各部材について説明を行っていく。
(プリンタ本体部の外観構造)
図1は、本実施形態のインクジェットプリンタのプリンタ本体部1を正面側から見た斜視図であり、図2は、プリンタ本体部1を背面側から見た斜視図である。
本実施形態のプリンタ本体部1は、全体的な外観構造として、基部2の一端部に片持ち部4を介して画像記録部3が片持ち支持された構成となっている。そして、基部2と画像記録部3との間には、背面側から正面側に向かって用紙を搬送する用紙搬送路5が画成されている。
この用紙搬送路5は、正面側開口5aと、背面側開口5bと、側面側開口5cと連通している。用紙搬送路5内に挿入された用紙は、背面側開口5b側から正面側開口5a側に向かう方向(以下、「用紙搬送方向」と呼ぶ)に搬送される。本実施形態のプリンタ本体部1において、用紙は、正面側開口5a、背面側開口5b、および側面側開口5cの一つの開口から用紙搬送路5内に挿入可能に構成されている。
すなわち、本実施形態のプリンタ本体部1においては、用紙は、背面側からのみならず、正面側及び側面側からも用紙を用紙搬送路に挿入可能である。特に手差し印刷を行う場合には、プリンタ本体部1は、側面側開口5cを介して、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路5へ用紙を挿入することができる。さらに言い換えれば、プリンタ本体部1は、側面側開口5cを介して、用紙搬送路5となる基部2と画像記録部3の間の用紙搬送面に平行な方向から用紙搬送路5へ用紙を挿入可能に構成されている。
また、基部2、画像記録部3及び片持ち部4の各外壁は、前面側基部筐体2aと前面側片持ち部筐体4aと前面側画像記録部筐体3aとがコの字形状に一体に形成されて構成された正面側筐体11と、背面側基部筐体2bと背面側片持ち部筐体4bと背面側画像記録部筐体3bとがコの字形状に一体に形成されて構成された背面側筐体12とが互いにはめ合わされて構成されている。正面側画像記録部筐体3a及び背面側画像記録部筐体3bの上面には、図1に示すように、それぞれ対応して設けられたコの字形状の切欠き11a及び切欠き12aからなる開口13が形成されている。
背面側画像記録部筐体3bの切欠き12a端部には、カバー14がヒンジ部14aを介して開閉可能に取り付けられている。このカバー14は、図2に示す閉状態のように、開口13を塞ぐように取り付けられている。カバー14は、開口13を塞ぐことにより、画像記録部3の内部構成部品(図1には不図示)をプリンタ本体部1の外部から保護している。カバー14には、ヒンジ部14aが形成された側とは反対側の端部にカバー開閉用突片14bが設けられている。このカバー開閉用突片14bは、ユーザがこのカバー開閉用突片14bに指を引っかけてカバー14を容易に開動作することが可能なように構成されている。図1に示すカバー14の開状態において、ユーザは画像記録部3の内部構成部品に対して、メンテナンスを行うことが可能であり、例えば、後述するキャリッジ25に着脱自在に設けられたインク供給タンクを開口13を介して交換することができるように構成されている。
背面側片持ち部筐体4bには、レリーズレバー15が取り付けられている。このレリーズレバー15は、下方に押し下げ可能に取り付けられており、レリーズレバー15の操作に応じて、用紙搬送路5を画成する後述のプラテン21(図3参照)をプラテン21に取り付けられた各種部材とともに上下動させて、用紙搬送路5内部に用紙を挿入可能に構成されている。レリーズレバー15による詳しい動作については、後述する。
背面側基部筐体2bで片持ち部4の下方に相当する部分には、外部電源に接続されプリンタ駆動用の電力を供給するケーブルが取り付けられる電源ケーブル取付端子16と、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータとデータの送受信を行うUSBケーブル等が取り付けられるデータ送受信用端子17と、後述するASF(オートシートフィーダ)60に電力を供給する電力供給用ケーブルが取り付けられるASF駆動用ケーブル取付端子18とがそれぞれ設けられている。
ASF駆動用ケーブル取付端子18には、ASF60への電力供給用ケーブルが取り付けられているかどうかを確認するケーブル取付確認ピン(不図示)が設けられている。プリンタ本体1は、ケーブル取付確認ピンがASF駆動用ケーブル取付端子18が取り付けられた状態でショートすることにより、後述するASF60が取り付けられたと判断する。すなわち、ASF駆動用ケーブル取付端子18は、ASF60が取り付けられたかどうかを判断するASF着脱センサの役割も果たしている。
また、図2に示すように、背面側画像記録部筐体3bの背面側には、後述するASF60を取り付けるためのスリット19a,19aが形成されている。また、背面側基部筐体2bの背面側には、後述するロール紙ホルダ40を取り付けるための溝19b,19bが形成されている。ロール紙ホルダ40およびASF60の取り付けについては、後述する。
(プリンタ本体部の内部構造)
図3は、プリンタ本体部1の内部構造の要部を示す、図2のIII−III矢視断面図である。また、図4は、用紙搬送路近傍の構造を示す斜視図であり、図5は、用紙搬送路の下面を構成する部材が下方に押し下げられた状態を示す断面図である。
背面側開口5bから正面側開口5aに至る用紙搬送路5の下面は、主にプラテン21によって構成されている。プラテン21は、基部2の上面を構成する板状部材であり、図4に示すように、その上面21aがほぼ平らに構成されている。プラテン21と対向する用紙搬送路5の上面側には、上流側から順に用紙ガイド22、メイン用紙搬送ローラ23、キャリッジ25、オートカッタ29、およびTOFレバー33が配置されている。また、プラテン21の下方には、制御基板35が配置されている。以下、プラテン21を中心として各部材について説明していく。
用紙ガイド22は、用紙搬送路5の搬送路上流側でプラテン21と対向して配置されている。用紙ガイド22の用紙搬送路5側表面は、凸曲面形状とされ、背面側開口5bから給紙される用紙が用紙搬送路5内に円滑に挿入されるように構成されている。背面側開口5bから挿入された用紙は、プラテン21と用紙ガイド22との間を搬送され、メイン用紙搬送ローラ23に送られる。
プラテン21の用紙搬送方向中央部近傍には、複数の凹部21bが形成されている。この凹部21bのそれぞれには、用紙送りローラ24が回転可能に配置されている。これらの用紙送りローラ24は、その上方に配置されたメイン用紙搬送ローラ23とそれぞれ対向しており、図示せぬモータによるメイン用紙搬送ローラ23の回転により従動する。用紙は、メイン用紙搬送ローラ23と用紙送りローラ24との間にニップされて、用紙搬送方向または用紙搬送方向とは逆方向に搬送される。
用紙搬送ローラ23の近傍のプラテン21上には、BOFレバー27が配置されている。BOFレバー27は、用紙後端検出器の一部を構成するものであり、用紙がその上面に搬送されることによって、下方に押し下げられるように構成されている。このBOFレバー27の押し下げは、例えばBOFレバー27と一体に形成されたリンク機構および光センサ等から構成される図示せぬBOFセンサによって感知される。この図示せぬ光センサは、BOFレバー27の状態変化を検出し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がBOFレバー27の下にあると判断される。また、BOFセンサは、BOFレバー27がもとの状態に戻るタイミングも検知し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がBOFレバー27上から移動したと判断する。
メイン用紙搬送ローラ23の下流側には、キャリッジ25がプラテン21に対向して配置されている。キャリッジ25は、片持ち部4の用紙搬送路5側端面4cと側面側開口5cを結ぶ方向(用紙搬送路5に垂直な方向、すなわち用紙幅方向)に沿って長手方向が配置されたガイド軸26およびガイドプレート28によって保持されている。キャリッジ25は、このガイド軸26およびガイドプレート28に沿って用紙搬送路5に垂直な方向に摺動自在に構成されている。
このキャリッジ25は、用紙にインクを吐出する複数の開口を有するインクヘッド(不図示)がプラテン21側に向けて配置されている。キャリッジ25は、ガイド軸26に沿って摺動しながら、インクヘッドの複数の開口からインクを吐出することにより、プラテン21上に配置された用紙上への画像記録を行う。また、このキャリッジ25には、インクヘッドにインクを供給するインクタンク(不図示)が着脱自在に取り付けられている。
キャリッジ25の下流側には、オートカッタ29が配置されている。オートカッタ29は、画像記録部3側に摺動可能に固定されたカッタガイド部材29aと、カッタガイド部材29aとガイドプレート28間に配置され、カッタガイド部材29aに回転軸30を介して回転可能に軸支された円盤形状の回転カッタ刀31とから構成されている。回転カッタ刀31は、プラテン21上に配置された固定カッタ刀32と対向して配置されている。オートカッタ29は、回転カッタ刀31が固定カッタ刀32上に押し付けられながら、カッタガイド部材29aとともに用紙幅方向に移動することにより、固定カッタ刀32上に挿入されたロール紙等の切断を行う。
オートカッタ29の下流側であって正面側開口5a近傍には、サブ用紙搬送ローラ34が配置されている。サブ用紙搬送ローラ34は、その回転軸34aがプラテン21に回転可能に軸支されている。サブ用紙搬送ローラ34は、図示せぬ板状のサブ用紙搬送ローラガイドと対向しており、サブ用紙搬送ローラガイドとの間に用紙をニップしながら、用紙を用紙搬送方向または用紙搬送方向とは逆方向に搬送する。用紙は、サブ用紙搬送ローラ34は用紙搬送方向に搬送されて、正面側開口5aより排出される。
図示せぬサブ用紙搬送ローラガイドには、TOFレバー33が設置されている。このTOFレバー33は、用紙先端検出器の一部を構成するものであり、TOFレバー33は、用紙がその下面上に搬送されることによって、上方に押し上げられるように構成されている。このTOFレバー33の押し上げは、例えばTOFレバー33と一体に形成されたリンク機構および光センサ等から構成される図示せぬTOFセンサによって感知される。この図示せぬ光センサは、TOFレバー33の状態変化を検出し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がTOFレバー33の上にあると判断される。また、TOFセンサは、TOFレバー33がもとの状態に戻るタイミングも検知し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がTOFレバー33の下面から移動したと判断する。
また、プラテン21の下方に配置された制御基板35は、プリンタ本体部1の各部材の動作を統括管理する制御チップや、外部から指示データ送受信用端子17を介して受け取った印刷指示や印刷データを一時的に保存するメモリチップ等から構成されている。TOFセンサ、BOFセンサ、ASF着脱センサ、および後述するロール紙ホルダ着脱センサ38によって検知された信号も、この制御基板35に送られ、用紙の位置や、ASF60およびロール紙ホルダ40の有無等を判断する。
また、プラテン21は、図5に示すように、レリーズレバー15を押し下げて開状態にすることにより、プラテン21に取り付けられた各種部材とともに下方に変位する。プラテン21の下方への変位により、用紙搬送路5は上下に広がり、手差しによる用紙の挿入やロール紙の挿入が可能な状態となる。また、プラテン21は、レリーズレバー15を元の状態に戻し閉状態にすることにより、図3に示す状態に戻り、手差しによる用紙の挿入やロール紙の挿入が禁止される。
以上説明したように、プリンタ本体部1のみを用いた場合には、手差しによる印刷を行うことが可能である。手差し印刷においては、ユーザは、用紙のサイズを気にかけることなく、正面側開口5a、背面側開口5b、または側面側開口5cの何れかの開口から用紙をプリンタ本体部1内の用紙搬送路5に挿入し、画像を記録することができる。
特に、プリンタ本体部1のみを用いる場合には、用紙搬送路5内に挿入されない部分の用紙の形状を気にすることなく画像記録を行うことが可能である。例えば、本、ノート等、ある一辺にて束ねられた複数の用紙の一枚のみを用紙搬送路5内部に配置して、その一枚の用紙のみに画像記録を行うことが可能である。したがって、ノートのある一ページまたは各ページに画像記録するといった特殊な画像記録を容易に行うことが可能である。
(ロール紙ホルダ)
図6は、正面側から見たプリンタ本体部1へのロール紙ホルダ40の取り付けを示す斜視図であり、図7は、背面側から見たプリンタ本体部1へのロール紙ホルダ40の取り付けを示す斜視図であり、図8は、プリンタ本体部1にロール紙ホルダ40が取り付けられた状態を示す断面図である。
本実施形態のプリンタ本体部1には、第1のアタッチメントとしてロール紙ホルダ40が取り付け可能に構成されている。以下に、ロール紙ホルダ40およびその取り付けについて説明を行う。
ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部1に連続紙としてのロール紙CSを供給する部材である。ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部受け台41と、プリンタ本体部受け台41と一体に取り付けられたロール紙保持部45とから構成される。
プリンタ本体部受け台41は、プリンタ本体部1の基部2が嵌合載置される台であり、プリンタ本体部1の底面形状に応じた上面視略矩形の載置台41aと、載置台41aの四隅に一体形成された4つの脚部42と、載置台41aの幅方向端部にそれぞれ立設された案内壁41b,41cを有している。案内壁41bは、載置台41aの幅方向端部から一部が曲げられて載置台41aの正面側端部および背面側端部に一部が延出している。プリンタ本体部1の基部2は、この案内壁41bおよび41cの内側にはめ込まれて載置台41a上に固定される。この状態では、プリンタ本体部1は、プリンタ本体部受け台41によって底上げされて、用紙搬送路5の高さ(接地面からの高さ)が、ロール紙ホルダ40を取り付けない状態より高くなるように構成されている。
また、図7に示すように、載置台41aの背面側端部に延出した案内壁41bの一部には、プリンタ本体部1に設けられた電源ケーブル取付端子16およびデータ送受信用端子17が案内壁41bに覆われないようにするための切欠き41dが形成されている。したがって、電源ケーブルやUSBケーブルは、プリンタ本体部1がプリンタ本体部受け台41に固定された状態で、この切欠き41を介して電源ケーブル取付端子16およびデータ送受信用端子17に取り付け可能に構成されている。本実施形態では、ロール紙ホルダ40が取り付けられた状態において、後述するASF60は取り付けられないため、ASF駆動用ケーブル取付端子18は、案内壁41bによって覆われるように構成されている。
載置台41aの背面側端部には、背面側案内壁43が載置台41aから立設されている。この背面側案内壁43の正面側には、図6および図7に示すように、プリンタ本体部1に形成された溝19b,19bに対応して、位置決めリブ44,44が設けられている。この位置決めリブ44,44は、プリンタ本体部1の溝19b,19b内にはめ込まれ、載置台41a上でのプリンタ本体部1の位置決めを行う。なお、図7は、ロール紙ホルダ40の取り付け部分に焦点を当てて描かれており、ロール紙ホルダ40のロール紙保持部45部分が省略して描かれている。
また、一方の位置決めリブ44(図7においては、左側の位置決めリブ44)の高さ方向先端には、突起44aが設けられている。この突起44aは、図7および図8に示すように、溝19bの長手方向一端部に形成された孔19cを介して、背面側基部筐体2bの内部に挿入される。背面側基部筐体2b内であって孔19cに対応した位置には、ロール紙ホルダ着脱センサ38が取り付けられている。このロール紙ホルダ着脱センサ38は、例えば、センサ基部38aと、センサ基部38aを基準として回動可能に取り付けられた検出突起38bを備えている。位置決めリブ44の突起44aが孔19cに挿入されると、突起44aが検出突起38bに当接して検出突起38bを回動させる。センサ基部38aは、この検出突起38bの回動を検知して、制御基板35に出力する。これにより、制御基板35中の制御部は、ロール紙ホルダ40が取り付けられたと判断する。
背面側案内壁43の背面側には、ロール紙保持部45が取り付けられている。ロール紙保持部45は、ロール紙CSの幅方向をガイドするガイド部材46,47と、ガイド部材46,47に固定され、ロール紙CSを回転可能に保持する固定軸49とを備えている。図8に示すように、固定軸49は、ロール紙CSの巻き取り中心に設けられた貫通孔を貫通して保持しており、ロール紙の先端部の送り出しに応じて、ロール形状のロール紙が固定軸49を軸として回転可能に構成されている。
また、図8に示すように、ロール紙保持部45は、ロール紙が固定軸49に巻かれた状態で、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように、ロール紙CSを保持している。すなわち、ロール紙保持部45は、未使用のロール紙CSを設置した状態で、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように、ロール紙CSを保持している。
このように、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるようにロール紙CSを保持すると、引き出されて用紙搬送路5に搬送されるロール紙CSには、用紙搬送路5内に侵入するときに巻回されていた方向に応じたカールの方向とは反対の方向にカールが与えられることはない。これにより、例えば、ロール紙挿入時において、プリンタ本体部1内にてロール紙CSの先端が用紙搬送路5内で引っかかり、紙詰まり等の不具合が生じるといった問題が生じにくくなり、また紙送り時において、用紙搬送路5に沿ってスムーズにロール紙CSを搬送することが可能である。
これは、プリンタ本体部1がプリンタ本体部受け台41によって底上げされて、用紙搬送路5の接地面からの高さが高くなるような位置に設置されており、これによりロール紙CSの径が大きい場合にでも固定軸49を低い位置に配置することが可能であるという構成により実現されている。逆に、固定軸49の高さ位置を低く設定することが可能なことにより、より大きな径を持つロール紙CSであっても、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように保持することが可能に構成されている。
なお、ロール紙CSは、レリーズレバー15を押し下げ、用紙搬送路5を開状態にした後に、背面側開口5bから用紙搬送路5内部に挿入することにより、プリンタ本体部1に設置される。
また、ガイド部材46,47には、手差し禁止突起50,51がそれぞれ一体に形成されている。この手差し禁止突起50,51は、図8に示すように、プリンタ本体部1がロール紙ホルダ40の載置台41に載置された状態で、手差し禁止突起50,51がプリンタ本体部1の用紙搬送路5を用紙搬送方向に延長した平面と交差するように構成されている。通常、ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に装着されている状態では、ロール紙CSによる印刷が行われることが前提とされており、ロール紙CSが用紙搬送路5内に配置されているため、側面側開口5cから手差しにより用紙が挿入されることは、紙ジャムの原因等にもなり得るため好ましくない(ロール紙CSが用紙搬送路5内に配置されていない状態であっても、無論好ましくない)。本実施形態のロール紙ホルダ40には、手差し禁止突起50,51が設けられており、この手差し禁止突起50,51がこの側面側開口5cからの用紙の挿入を阻害し、ユーザによる誤使用を防止している。
以上、説明したように、ロール紙ホルダ40を用いると、プリンタ本体部1によって、ロール紙CS上に画像記録を行うことが可能である。具体的に、このロール紙CS上への画像記録は、プリンタ本体部1にロール紙ホルダ40を取り付け、用紙搬送路5内にロール紙CSを配置するだけの容易な操作によって実行可能である。
また、上記にて説明したように、ロール紙ホルダ40が取り付けられた状態では、手差しによる用紙供給は、構造的に禁止されている。
(ASF(オートシートフィーダ))
図9は、プリンタ本体部1に取り付けられるASF60を示す斜視図であり、また図10は、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられた状態を示す図である。
本実施形態のプリンタ本体部1には、第2のアタッチメントとしてASF60を着脱自在に取り付け可能に構成されている。以下に、ASF60およびその取り付けについて説明を行う。
ASF60は、所定のサイズを有する複数の単票紙を収納し、単票紙を一枚ずつプリンタ本体部1に送り込むための用紙供給装置である。ASF60は、主に下部ケース61と上面カバー70とから構成されている。以下に、各部材について説明を行う。
下部ケース61は、互いに対向配置された正面カバー62と背面カバー65とが、側面カバー63,64を介して一体に成形され、底面側に設けられた底面カバー66が側面カバー63,64および背面カバー65と一体に成形された樹脂製の箱形部材である。下部ケース61の上面側であって、正面カバー62と、側面カバー63,64と、背面カバー65との間には、開口60aが設けられており、この開口60aから上面カバー70が挿入され、開口60aの一部を塞ぐように下部ケース61に嵌合されている。ここで、開口60aの塞がれていない部分は、複数の単票紙Sが斜めに差し入れられる単票紙挿入口として構成されている。
背面カバー65の上端には、背面カバー65の上方に位置する部分の単票紙Sを支持する平板形上の用紙ガイド68が取り付けられている。同じく、背面カバー65の上端には、開口60aから挿入される単票紙の用紙の最大サイズを制限する用紙サイズ規定部材69が設けられている。この用紙サイズ規定部材69は、背面カバー65の上端に沿って摺動可能に構成されており、用紙サイズ規定部材69の位置を適宜変化させることにより、用紙サイズを制限する。また、用紙サイズ規定部材69と側面カバー61との間の幅を挿入すべき用紙の幅とほぼ同一に設定することにより、用紙は、側面カバー61と用紙サイズ規定部材69によりガイドされて、幅方向に傾くことなく、用紙を挿入することが可能になる。
下部ケース61の底面カバー66上には、図10に示すように、その表面が底面カバー66に対して傾けて配置された傾斜片66aが配置されている。挿入された単票紙は、傾斜片66aまたは底面カバー66上に当接し、背面側カバー65および用紙保持プレート68によって保持されて互いに積層された状態で収納されている。
また、本体部61の底面側であって、正面カバー62と側面カバー63,64と底面カバー66との間には、開口60bが設けられている。この開口60bは、単票紙挿入口としての開口60aから挿入された単票紙が排出される単票紙排出口を構成している。
また、図9に示すように、側面カバー63,64の正面側端部には、L字形状の係合突起67,67が設けられている。係合突起67,67は、図2に示すように、背面側画像記録部筐体3bに設けられたスリット19b,19bに対応して設けられており、スリット19b,19bに係合突起67,67が係合することにより、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられる。図10は、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられた状態を示している。
上面カバー70の内側(背面カバー65側)には、図10に示すように、上面カバー70と一体に成形された取付リブ71が立設しており、この取付リブ71には、給紙ローラユニット72が取り付けられている。給紙ローラユニット72は、ASF駆動用ケーブル取付端子18に接続された図示せぬケーブルおよびモータを介して駆動制御される駆動軸73aを有するギア73と、ギア73と噛合するギア74と、ギア74と噛合するギア75と、ギア75と噛合するギア76と、ギア76と噛合するギア77と、ギア77と噛合するギア78aを備えた給紙ローラ78と、を備えている。
給紙ローラユニット72は、ギア73の駆動軸73aを正転または逆転駆動すると、単票紙に近づく方向または単票紙から離れる方向に回動し、単票紙上に給紙ローラ78が当接した状態または単票紙から給紙ローラ78が離間した位置で保持された状態となる。単票紙上に給紙ローラ78が当接した状態で、さらに駆動軸73aを回転させると、ギア73が回転し、さらにギア73の回転力がギア74,75,76,77を介してギア78aに伝達され、ギア78aに同軸に設けられた給紙ローラ78が回転する。
単票紙をプリンタ本体部1に給紙する場合には、給紙ローラユニット72の軸73aを回転駆動することにより、給紙ローラユニット72を単票紙S側に回動させて、給紙ローラ78を単票紙Sの表面に当接させる。そして、さらに軸73aを回動させることにより、給紙ローラ78を用紙の送り出し方向(図10においては時計回りの方向)に回転させて、積層された複数の単票紙Sの最も上方に位置する単票紙Sを開口60bから一定の速度で送りだし、プリンタ本体部1の背面側開口5bを介して、用紙搬送路5内に給紙する。プリンタ本体部1は、給紙された用紙に画像を記録し、正面側開口5aから排出する。そして、次ページ印刷の必要があれば、さらにASF60から用紙を用紙搬送路5内に送り出し、画像の記録を行う。
また、ASF60は、図10に示すように、プリンタ本体部1に取り付けられた状態で、底面カバー66が用紙搬送路5の延長面近傍に位置されている。この状態で、背面側開口5bは、ASF60によって塞がれてはいないため、ASF60が取り付けられた状態での側面側開口5c側からの手差しによる用紙供給が可能に構成されている。
一方、図8との比較により容易に理解されるように、ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に取り付けられている状態でASF60をプリンタ本体部1に取り付けようとした場合、ロール紙ホルダ40の手差し禁止突起50,51がASF60の底面カバー66に当接し、ASF60の取り付けを阻害するため、ASF60をプリンタ本体部1に取り付けることができない。
また同様に、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられている状態でロール紙ホルダ40をプリンタ本体部1に取り付けようとした場合、ロール紙ホルダ40の手差し禁止突起50,51がASF60の底面カバー66に当接し、ロール紙ホルダ40の取り付けを阻害するため、ロール紙ホルダ40をプリンタ本体部1に取り付けることができない。したがって、本実施形態のインクジェットプリンタの構成によれば、プリンタ本体部1には、ロール紙ホルダ40とASF60の双方を同時に取り付けることが禁止されている。
以上、ASF60をプリンタ本体部1に取り付けることによって、単票紙を連続的に用紙搬送路に搬送し、搬送された各単票紙に画像を記録することが可能である。また、ASF60が取り付けられた状態で、手差しによる用紙供給を行うことも可能である。
以上、本実施形態のインクジェットプリンタは、用紙にインクを吐出するインクヘッドが設けられたキャリッジ25およびキャリッジ25を摺動可能にガイドするガイド軸26を有する画像記録部3と、画像記録部3と対向して配置され、画像記録部3を支持する基部2と、を有するプリンタ本体部1を備えている。画像記録部3と基部2との間には、用紙搬送方向に沿って用紙を搬送する用紙搬送路5が画成されており、また画像記録部3と基部2との間には、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路5に用紙を挿入可能な側面側開口5cが設けられている。具体的には、画像記録部3は、基部2の一端部において片持ち部4を介して片持ちで固定されていることにより、側面側開口5cが設けられている。
したがって、本実施形態のインクジェットプリンタによれば、容易に側面側開口5cを介して手差しにより用紙搬送路5内に用紙を供給することが可能である。また、側面側(用紙搬送路に略垂直な方向)から用紙を供給することができるので、用紙のサイズに制限が無く、どのような形状の用紙であっても、用紙搬送路5内に手差し供給することが可能である。したがって、本やノートのような既に製本された冊子の一枚だけを用紙搬送路5内に供給し、製本された状態のまま1ページに画像を記録するといった特殊印刷を容易に実行することができる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタは、プリンタ本体部1に着脱可能に取り付けられ、用紙搬送路5に用紙としてのロール紙CS(連続紙)を供給するロール紙ホルダ40と、プリンタ本体部1に着脱可能に取り付けられ、用紙搬送路5に用紙としての複数の単票紙Sを連続的に供給する単票紙供給装置60と、を備えている。
したがって、ロール紙ホルダ40と単票紙供給装置60は、プリンタ本体部1に対して着脱自在に設けられているので、手差し印刷、単票紙印刷、ロール紙印刷といった印刷用途に応じて、インクジェットプリンタの状態を変更し、各種印刷に対応することが可能である。
また、本実施形態のインクジェットプリンタでは、ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部1に取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路への用紙の手差し挿入を阻害する手差し禁止突起50,51を有している。
したがって、ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に取り付けられた状態では、手差し供給ができないため、連続紙が用紙搬送路5内にある状態で手差しで用紙をさらに用紙搬送路5に供給するといった無理な動作が禁じられ、プリンタの誤動作および故障といった不具合の発生が予防されている。
また、本実施形態のインクジェットプリンタは、ロール紙ホルダ40は、基部2を保持する基部受け部41と、基部受け部41と一体に形成され、用紙搬送路5にロール紙CSを供給可能に保持するロール紙保持部45と、を備えている。具体的には、プリンタ本体部1は、基部受け部41により底上げされて保持されている。したがって、ロール紙CSが大きい状態であっても、ロール紙CSの先端を用紙搬送路5内に容易に供給することが可能である。
また、本実施形態のインクジェットプリンタでは、ロール紙保持部45は、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路5の高さ以下となるように、ロール形状に巻かれた状態でロール紙CSを保持している。
したがって、引き出されて用紙搬送路5に搬送されるロール紙CSには、巻回されていた方向に応じたカールの方向とは反対の方向にカールが与えられることはない。よって、プリンタ本体部1は、用紙搬送路5に沿ってスムーズにロール紙CSを搬送することが可能である。
また、本実施形態のインクジェットプリンタでは、ASF60は、プリンタ本体部1に取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容している。
したがって、ASF60が取り付けられた状態であっても、手差しにより用紙供給を行い、手差し印刷を実行することが可能である。
また、本実施形態のインクジェットプリンタでは、手差し禁止突起50,51は、ロール紙ホルダ40とASF60の双方の同時取り付けを阻害している。
したがって、ロール紙CSが用紙搬送路5内に挿入されている状態で、ASF60から単票紙が供給されるといった異常動作の発生が予め予防されており、異常動作による不具合の発生が防がれる。
なお、本実施形態のインクジェットプリンタでは、ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部1の基部2に取り付けられ、ASF60は、プリンタ本体部1の画像記録部に取り付けられる構成としたが、これに限られることはなく、例えば、ロール紙ホルダ40をスリット19a,19aを介して画像記録部3に取り付けるように構成してもよい。
また、手差し禁止突起50は、側面側開口5cを塞ぐように側面側開口5cの前面に延出していてもよい。その他、案内壁41bが側面側開口5cを塞ぐように延出する形状であってもよい。これら変形例によって、手差しによる用紙供給を構造的に禁止できる。
また、本実施形態では、インクジェットプリンタを例に説明したが、本発明に係るプリンタはインクジェット方式に限られず、サーマル方式やドットインパクト方式等の各種プリンタに適用できる。
以上、本発明のプリンタは、用紙に印刷を行う画像記録部と、画像記録部と対向して配置され、画像記録部を支持する基部と、を有するプリンタ本体部を備えている。画像記録部と基部との間には、用紙搬送方向に沿って用紙を搬送する用紙搬送路が画成されており、また画像記録部と基部との間には、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路に用紙を挿入可能な側面側開口が設けられている。
したがって、本発明のプリンタによれば、容易に側面側開口を介して手差しにより用紙搬送路内に用紙を供給することが可能である。また、側面側(用紙搬送路に略垂直な方向)から用紙を供給することができるので、用紙のサイズに制限が無く、どのような形状の用紙であっても、用紙搬送路内に手差し供給することが可能である。したがって、本やノートのような既に製本された冊子の一枚だけを用紙搬送路内に供給し、製本された状態のまま1ページに画像を記録するといった特殊印刷を容易に実行することができる。
本実施形態のインクジェットプリンタのプリンタ本体部を正面側から見た斜視図。 プリンタ本体部を背面側から見た斜視図。 図2のIII−III矢視断面図。 用紙搬送路近傍の構造を示す斜視図。 用紙搬送路の下面を構成する部材が押し下げられた状態を示す断面図。 プリンタ本体部へのロール紙ホルダの取り付けを示す正面側の斜視図。 プリンタ本体部へのロール紙ホルダの取り付けを示す背面側の斜視図。 プリンタ本体部にロール紙ホルダが取り付けられた状態を示す断面図。 プリンタ本体部に取り付けられるASFを示す斜視図。 ASFがプリンタ本体部に取り付けられた状態を示す図。
符号の説明
1…プリンタ本体部、2…基部、3…画像記録部、4…片持ち部、5…用紙搬送路、5a…正面側開口、5b…背面側開口、5c…側面側開口、15…レリーズレバー、21…プラテン、22…用紙ガイド、23…メイン用紙搬送ローラ、24…用紙送りローラ、25…キャリッジ、26…ガイド軸、27…BOFレバー、28…ガイドプレート、29…オートカッタ、31…回転カッタ刀、32…固定カッタ刀、33…TOFレバー、34…サブ用紙搬送ローラ、38…ロール紙ホルダ着脱センサ、40…ロール紙ホルダ、41…プリンタ本体部受け台、45…ロール紙保持部、50,51…手差し禁止突起、60…ASF、61…下部ケース、70…上面カバー、72…給紙ローラユニット、78…給紙ローラ。

Claims (10)

  1. 用紙に印刷を行う画像記録部と、
    前記画像記録部と対向して配置され、前記画像記録部を支持する基部と、を有するプリンタ本体部を備え、
    前記画像記録部と前記基部との間には、用紙搬送方向に沿って前記用紙を搬送する用紙搬送路が画成されており、
    前記画像記録部と前記基部との間には、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路に前記用紙を挿入可能な開口が設けられていることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記画像記録部は、前記基部の一端部において片持ちで固定されていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記プリンタ本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての連続紙を供給する連続紙ホルダと、
    前記プリンタ本体部に着脱可能に取り付けられ、前記用紙搬送路に前記用紙としての複数の単票紙を連続的に供給する単票紙供給装置と、を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記連続紙ホルダは、前記プリンタ本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記連続紙ホルダは、前記基部を保持する基部受け部と、
    前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記連続紙保持部は、前記連続紙の最大高さ位置が前記用紙搬送路の高さ以下となるように、ロール形状に巻かれた状態で前記連続紙を保持することを特徴とする請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記単票紙供給装置は、前記プリンタ本体部に取り付けられた状態で、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路への用紙の挿入を許容することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
  8. 前記突起は、前記連続紙ホルダと前記単票紙供給装置の双方の同時取り付けを阻害することを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
  9. プリンタに取り付けられる連続紙ホルダにおいて、前記プリンタに取り付けられた状態で、用紙搬送方向に略垂直な方向から前記プリンタの用紙搬送路への用紙の挿入を阻害する突起を有することを特徴とする連続紙ホルダ。
  10. 前記連続紙ホルダは、前記プリンタの基部を保持する基部受け部と、前記基部受け部と一体に形成され、前記用紙搬送路に連続紙を供給可能に保持する連続紙保持部と、を備えたことを特徴とする請求項9に記載の連続紙ホルダ。
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