JP2008030201A - 球の装飾加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】球の表面に効率良く模様を付けることを可能にし、模様の付いた装身具や置物用の球を安価に提供できるようする。
【解決手段】洗浄が施された球1の表面に窒素チタンメッキ層3を形成し、この窒素チタンメッキ層3の上から最終製品の模様と同模様となるようにデザインされたシール4が剥離可能に貼られ、球1の表面に対し圧縮空気で砂を吹き付け、シール4の存在しない球1の表面部分のメッキ層3を取り除き、その後、球1からシール4を剥す。
【選択図】図3
【解決手段】洗浄が施された球1の表面に窒素チタンメッキ層3を形成し、この窒素チタンメッキ層3の上から最終製品の模様と同模様となるようにデザインされたシール4が剥離可能に貼られ、球1の表面に対し圧縮空気で砂を吹き付け、シール4の存在しない球1の表面部分のメッキ層3を取り除き、その後、球1からシール4を剥す。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば水晶球などの天然石の球の表面に模様を設け装身具や置物として提供できるようにした球の装飾加工方法に関するものである。
従来から天然石の球の表面に加工を施す方法としては、手彫りによる方法、超音波加工による方法、サンドブラスト加工による方法などがある。
手彫りによる方法は昔から行なわれている原始的な方法であるが、超音波加工による方法は球の表面の模様となる部分に傷を付け、その部分に塗料を塗布する方法である。また、サンドブラスト加工による方法は球の表面を研磨するという方法である。
手彫りによる方法は昔から行なわれている原始的な方法であるが、超音波加工による方法は球の表面の模様となる部分に傷を付け、その部分に塗料を塗布する方法である。また、サンドブラスト加工による方法は球の表面を研磨するという方法である。
これらの方法のうち、手彫りによる方法は高度な技術を要し、作業性が悪く、品質が統一されないという問題がある。次に、超音波加工による方法は表面の模様となる部分に傷を付け、その部分に1つづつ塗料を塗布しており、この方法も作業性が悪いという問題がある。さらに、サンドブラスト加工による方法は単に球の表面を研磨するだけで大量に加工できコストは安価であるが、球の表面に着色できないという問題がある。
本発明の目的は、このような課題を解決するものであり、球の表面に効率良く模様を付けることを可能にし、模様の付いた装身具や置物用の球を安価に提供できるようすることにある。
本発明の請求項1に記載の球の装飾加工方法は、洗浄が施された球の表面にメッキ層を形成し、このメッキ層の上から最終製品の模様と同模様となるようにデザインされたシールが剥離可能に貼られ、球の表面に対し圧縮空気で砂を吹き付け、シールの存在しない球の表面部分のメッキ層を取り除き、その後、球からシールを剥すことを特徴とする。
以上のように、本発明の球の装飾加工方法は、球の表面にメッキした後、シールを貼り付け、圧縮空気で砂を吹き付けサンドブラスト加工し、その後球からシールを剥すことによりシールが貼られていた部分のメッキ層が模様として残った製品が完成することになり、球の表面に効率良く模様を付けることができる加工方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図4を用いて具体的に説明する。
図において、1は例えば水晶あるいはメノウなどの天然石からなる材料となる球で、この球1の表面を先ず中性洗剤で洗浄した後、超音波洗浄機で洗浄し、さらに最終的にアルコールによる洗浄を行なって球1の表面の水分を乾燥しやすくする。このような洗浄は一度に多数の球1を同時に行なう。
図において、1は例えば水晶あるいはメノウなどの天然石からなる材料となる球で、この球1の表面を先ず中性洗剤で洗浄した後、超音波洗浄機で洗浄し、さらに最終的にアルコールによる洗浄を行なって球1の表面の水分を乾燥しやすくする。このような洗浄は一度に多数の球1を同時に行なう。
以上のように洗浄が施された球1の表面に真空イオンメッキ装置によりメッキを行なう。このメッキも一度に多数の球1を同時に行なう。メッキは先にニッケルメッキが施され、その上から窒素チタンメッキが施される。このメッキにより球1の表面にニッケルメッキ層2と、このニッケルメッキ層2を覆うように金色の窒素チタンメッキ層3が形成される。球1の表面に直接窒素チタンメッキ層3を設けることも考えられるが、球1の材料が水晶の場合、球1の表面に窒素チタンメッキ層が載り難く、そのために球1と相性が合うニッケルメッキ層2を球1の表面に形成し、その上から窒素チタンメッキ層3を設けているのである。なお、窒素チタンメッキ層3の色は金色となるように形成しているのであるが、この色は窒素チタンに含有する空気の量によって変えることが可能であり、メッキ時に所望の色となるように窒素チタンに含有する空気量を設定する。
このように本実施の形態では球1の表面に金色に施された窒素チタンメッキ層3の上から最終製品の模様と同模様となるようにデザインされたシール4が貼られる。シール4の裏面には窒素チタンメッキ層3から手で容易に剥離できる程度の粘着力を持つ粘着剤層が設けられている。
次に、シール4が貼られた球1の表面に対し圧縮空気で砂を吹き付け(サンドブラスト加工)、シール4の存在しない球1の表面部分のニッケルメッキ層2および窒素チタンメッキ層3を取り除く。この作業も一度に多数の球1を同時に行なう。
その後、球1からシール4を剥すことにより製品が完成する。すなわち、シール4で覆われていた球1の表面部分に窒素チタンメッキ層3が模様として残り、金色の模様を持つ製品が完成する。
ところで、本実施の形態の方法により作られる製品としては、ブレスレット、ネックレス、指輪などの装身具に用いる球や、大きい球1を用いた置物などがある。
さらに、球1の材料としては前述のような天然石からなる材料の他、ガラス、合成樹脂、金属などを用いることも可能であり、要はサンドブラスト加工により破損しない材料を用いることができる。
さらに、球1の材料としては前述のような天然石からなる材料の他、ガラス、合成樹脂、金属などを用いることも可能であり、要はサンドブラスト加工により破損しない材料を用いることができる。
1 球
2 ニッケルメッキ層
3 窒素チタンメッキ層
4 シール
2 ニッケルメッキ層
3 窒素チタンメッキ層
4 シール
Claims (1)
- 洗浄が施された球の表面にメッキ層を形成し、このメッキ層の上から最終製品の模様と同模様となるようにデザインされたシールが剥離可能に貼られ、球の表面に対し圧縮空気で砂を吹き付け、シールの存在しない球の表面部分のメッキ層を取り除き、その後、球からシールを剥すことを特徴とする球の装飾加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006202648A JP2008030201A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | 球の装飾加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006202648A JP2008030201A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | 球の装飾加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008030201A true JP2008030201A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39120128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006202648A Pending JP2008030201A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | 球の装飾加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008030201A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106363534A (zh) * | 2016-09-06 | 2017-02-01 | 老凤祥东莞珠宝首饰有限公司 | 首饰喷砂工艺 |
CN111086348A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-05-01 | 福建泉州市无匠堂创意工艺制品有限公司 | 一种优化水晶制品的冷热结合加工方法及装饰方法 |
CN113458976A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-01 | 广东潮宏基实业股份有限公司 | 丝绒金的制备方法 |
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2006
- 2006-07-26 JP JP2006202648A patent/JP2008030201A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106363534A (zh) * | 2016-09-06 | 2017-02-01 | 老凤祥东莞珠宝首饰有限公司 | 首饰喷砂工艺 |
CN106363534B (zh) * | 2016-09-06 | 2019-05-03 | 老凤祥东莞珠宝首饰有限公司 | 首饰喷砂工艺 |
CN111086348A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-05-01 | 福建泉州市无匠堂创意工艺制品有限公司 | 一种优化水晶制品的冷热结合加工方法及装饰方法 |
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