JP2008028900A - 撮影システム - Google Patents
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Abstract
【課題】今までにも増して汎用性のある、使い勝手の良い撮影システムを提供する撮影システムを提供する。
【解決手段】いろいろな撮影ユニットのうちのいずれか一つが着脱自在に装着される撮影システムに、立体撮影用のアダプタ12を追加する。アダプタ12を装着しないときには通常撮影が行なわれ、アダプタ12を装着して2つの撮影ユニット11A,11Bを装着すると立体撮影を行なうことができる様にする。双方の撮影ユニット11A,11Bが備える手ぶれ補正レンズ111A,111Bを輻輳角調節用に兼用する。
【選択図】図4
Description
本発明は、通常撮影も立体撮影も行なうことができる撮影システムに関する。
複数の撮影ユニットそれぞれで同一の被写体を捉えて同一の被写体を多眼的に捉えることにより立体画像を表わす画像データを生成する撮影装置が提案されている(特許文献1〜3参照)。これらの特許文献1から特許文献3のものは、いずれも立体画像を撮像することだけを目的とした専用機であるため、汎用性がなく、使い勝手が悪いという問題を抱えている。
そこで、この問題に対処するために通常の撮影装置に別の撮影ユニットを着脱可能にしておいて、通常撮影を行なうときには通常の撮影装置で撮影して、立体画像の撮影を行なうときにはその通常の撮影装置に別の撮影ユニットを装着して撮影することができる様にする技術が提案されている(特許文献4参照)。
しかし、特許文献4のものでは、通常の撮影装置に連結可能な専用の撮影ユニットが必要になるため、今ひとつ汎用性に欠ける。
ところで、従来より撮影光学系を備える撮影ユニットがカメラ本体に着脱自在に装着されて撮影が行なわれる撮影システムがある。また最近では、撮影光学系と撮像素子とを備えた撮影ユニットがカメラ本体に装着されて撮影が行なわれる撮影システムも提案されている。これらの撮影システムは、撮影ユニットを交換自在にカメラ本体に装着することによっていろいろな焦点距離の撮影を行なうことができるというメリットがあるので多くの写真愛好家に活用されている。
特開2006−92768号公報
特開2003−52058号公報
特開平8−317424号公報
特開平11−355624号公報
本発明は、上記事情に鑑み、今までにも増して汎用性のある、使い勝手の良い撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の撮影システムは、撮影光学系と撮像素子とを有する撮影ユニットと、
上記撮影ユニットが着脱自在に装着され上記撮像素子で得られた画像データを受け取って信号処理を施すカメラ本体と、
上記撮影ユニットに代わり上記カメラ本体に装着される第1の装着口と、上記撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口とを有し、上記2つの第2の装着口に装着された2つの撮影ユニットで得られた画像データを上記カメラ本体に受け渡すアダプタとを備えたことを特徴とする。
上記撮影ユニットが着脱自在に装着され上記撮像素子で得られた画像データを受け取って信号処理を施すカメラ本体と、
上記撮影ユニットに代わり上記カメラ本体に装着される第1の装着口と、上記撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口とを有し、上記2つの第2の装着口に装着された2つの撮影ユニットで得られた画像データを上記カメラ本体に受け渡すアダプタとを備えたことを特徴とする。
上記本発明の第1の撮影システムによれば、上記撮影ユニットがカメラ本体に装着され通常の撮影が行なわれる。ここで上記アダプタが用いられて上記撮影ユニットの代わりにそのアダプタの上記第1の装着口が上記カメラ本体に装着されそのアダプタが備える2つの第2の装着口側に2つの撮影ユニットが各々装着されれば今度は立体撮影を行なうことができる複眼カメラになる。
つまり、3つの装着口にそれぞれカメラ本体、第1の撮影ユニット、第2の撮影ユニットを装着するという簡単な構造を持つアダプタを用いることによって立体撮影を行なうことも、アダプタを用いずにそのまま撮影ユニットをカメラ本体に装着することによって通常撮影を行なうこともできる。
その結果、いままでの様に専用の撮影ユニットを製作しなくても、アダプタを製作するだけでいままでの撮影ユニットをそのまま使用して通常撮影を行なうことも、立体撮影を行なうこともできる撮影システムが実現する。
すなわち、今までにも増して汎用性のある、使い勝手の良い撮影システムが実現する。
ここで最近の撮影システムには前述した様に撮影ユニットに上記撮像素子を備えたものが多く、その撮影ユニットがカメラ本体に装着されて撮影が行なわれるものが多い。しかし、いままでの撮影ユニットには撮影光学系のみで上記撮像素子が備えられていないものが多く、従来の写真愛好家達が所持している撮影ユニットには、ほとんど撮像素子が備えられていない。この撮像素子が備えられていない撮影ユニットを用いることができる撮影システムであるとより使い勝手が良くなり、汎用性が高まる。
そこで上記目的を達成する本発明の第2の撮影システムは、撮影光学系を有する撮影ユニットと、
画像データを受け取って信号処理を施すカメラ本体と、
上記カメラ本体に装着される第1の装着口と、上記撮影ユニットの装着を受ける第2の装着口とを有するとともに、撮像素子を備え、その撮像素子で上記第2の装着口に装着された撮影ユニットにより結像された被写体を表わす画像データを生成して上記カメラ本体に渡す第1のアダプタと、
上記カメラ本体に装着される第1の装着口と、上記撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口を有するとともに、その2つの装着口それぞれに装着される2つの撮影ユニットに対応した2つの撮像素子を備え、その2つの撮像素子でその2つの装着口に装着された2つの撮影ユニットにより結像した被写体像を表わす2つの画像データを生成して上記カメラ本体に渡す第2のアダプタとを備えたことを特徴とする。
画像データを受け取って信号処理を施すカメラ本体と、
上記カメラ本体に装着される第1の装着口と、上記撮影ユニットの装着を受ける第2の装着口とを有するとともに、撮像素子を備え、その撮像素子で上記第2の装着口に装着された撮影ユニットにより結像された被写体を表わす画像データを生成して上記カメラ本体に渡す第1のアダプタと、
上記カメラ本体に装着される第1の装着口と、上記撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口を有するとともに、その2つの装着口それぞれに装着される2つの撮影ユニットに対応した2つの撮像素子を備え、その2つの撮像素子でその2つの装着口に装着された2つの撮影ユニットにより結像した被写体像を表わす2つの画像データを生成して上記カメラ本体に渡す第2のアダプタとを備えたことを特徴とする。
上記本発明の第2の撮影システムによれば、撮像素子が備えられていない撮影ユニットが上記第1のアダプタを介して上記カメラ本体に装着されて通常撮影が行なわれ、また撮像素子が備えられていない2つの撮影ユニットが上記第2のアダプタを介してカメラ本体に装着されて立体撮影が行なわれる。
つまり、2つの挿入口を有する第1のアダプタと3つの挿入口を有する第2のアダプタとを通常撮影と立体撮影とに応じて切り分けて用いることによって通常撮影と立体撮影とを行うことができる撮影システムを実現させている。
ここで、上記本発明の第1の撮影システムが備える上記撮影ユニットが、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
上記カメラ本体は、画像データに基づいて顔位置を認識する顔認識手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の顔位置を光学的に一致させるようにその2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであることが好ましい。
上記カメラ本体は、画像データに基づいて顔位置を認識する顔認識手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の顔位置を光学的に一致させるようにその2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであることが好ましい。
そうすると、元々撮影ユニットが備えている手ぶれ補正手段を用いて立体撮影を行なうときの輻輳角を調節することができるので、立体撮影用にわざわざ輻輳角調整手段を設ける必要がなくなる。このため、部品の兼用などによって構造が簡略化されコスト削減が図られるというメリットが得られる。
また、上記と同様の効果を得る構成として、
上記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
上記カメラ本体が被写体距離を測定する測距手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の上記測距手段で測定された被写体距離に存在する被写体を光学的に一致させるように2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであっても良い。
上記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
上記カメラ本体が被写体距離を測定する測距手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の上記測距手段で測定された被写体距離に存在する被写体を光学的に一致させるように2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであっても良い。
また上記アダプタは、不使用時に折畳み自在なものであることが好ましい。
そうすると、上記アダプタの形が不使用時には折り畳まれて持ち運びに適した形になり、使用時には展開されて撮影に適した形になるのでこの撮影システムを使うにあたっての使い勝手が向上するという効果が得られる。
また、上記本発明の第2の撮影システムが備える上記撮影ユニットが、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
上記カメラ本体が画像データに基づいて顔位置を認識する顔認識手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記第2のアダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の顔位置を光学的に一致させるようにその2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調整手段を兼ねるものであると良く、
また上記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
上記カメラ本体は、被写体距離を測定する測距手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の上記測距手段で測定された被写体距離に存在する被写体を光学的に一致させるように2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであっても良い。
上記カメラ本体が画像データに基づいて顔位置を認識する顔認識手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記第2のアダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の顔位置を光学的に一致させるようにその2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調整手段を兼ねるものであると良く、
また上記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
上記カメラ本体は、被写体距離を測定する測距手段を備えたものであって、
上記手ぶれ補正手段は、上記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、上記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の上記測距手段で測定された被写体距離に存在する被写体を光学的に一致させるように2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであっても良い。
さらに、上記第2のアダプタが不使用時に折畳み自在なものであると上記本発明の第2の撮影システムにおいても上記本発明の第1の撮影システムと同様の効果が得られる。
以上説明した様に今までにも増して汎用性のある、使い勝手の良い撮影システムが実現する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である撮影システムを示す図である。
図1には、撮影システム1を上方から見た図が示されている。
図1に示す様にこの撮影システム1には、撮影ユニット11A,11Bとカメラ本体10とが備えられており、さらに立体撮影時にのみ用いられるアダプタ12が備えられている。図1にはアダプタ12を用いて2つの撮影ユニット11A,11Bを装着して立体撮影を行なうことができる様にしたときの構成が示されている。この図1に示す構成のうちのアダプタ12を外して一つの撮影ユニット11Aor11Bをカメラ本体10に直接装着しても通常撮影を行なうことができる。
まず、カメラ本体10の構成を説明する。
図1に示すカメラ本体10は、撮影ユニット11Aor11Bが着脱自在に装着され撮影ユニット11A,11Bが備える撮像素子(以降CCDという)110A,110Bで得られた画像データを受け取って信号処理を施すものである。図1に示すDSP101がその信号処理を施す部分にあたる。
このカメラ本体10には、信号処理を施すDSP101と操作部OPからの入力信号を受けて撮影ユニット11Aor11B側に指示して撮影ユニット11A,11Bそれぞれに撮像動作を行なわせるCPUが備えられている。図1にはそのCPUを含めて撮影ユニット11A,11Bが備えるCCD110Aor110Bの駆動や絞りの駆動等を行なう部分を一まとめにして駆動制御部100と記載してある。
一方撮影ユニット11Aor11Bには、撮影ユニット内のレンズ情報が記憶されているメモリ(不図示)が配備されていて、撮影ユニット11Aor11Bがカメラ本体10に直接装着されたときには駆動制御部100内のCPUがそのメモリ内のレンズ情報を読みにいって駆動制御部100が撮影ユニット11Aor11Bを駆動するにあたっての駆動条件を確認する様に構成されている。この例では、メモリ内に撮影ユニットが備える撮影レンズのレンズ仕様が記憶されている。
図1に示す撮影ユニット110Aor110Bのうちの一つがカメラ本体10に装着されて電源スイッチ(不図示)が投入されると、カメラ本体10が備える電池(不図示)から撮影ユニット110Aor110Bに電力が供給され撮影ユニット110Aor110B内のメモリに記憶されているレンズ仕様が駆動制御部100によって読み取られる。
その後、カメラ本体側の駆動制御部100の制御の下に撮影ユニット11Aor11B内のCCD110Aor110Bなどが駆動されCCD110A,110Bで生成された画像データが所定の間隔ごとにカメラ本体10側のDSP101に供給される。
このDSP101で信号処理が施され信号処理が施された画像データがフレームメモリ102に記憶されそのフレームメモリ102に記憶された画像データが表示装置103に供給され表示装置103が備える表示画面上に画像が表示される。上記駆動制御部100によって撮影ユニット11Aor11Bが備えるCCD110Aor110Bが駆動され所定の間隔ごとに画像データがDSP101を通してフレームメモリ102に供給され画像データが所定の間隔ごとに更新されるので、表示装置103が備える表示画面上には動画像が表示される。
この表示画面上の動画像を基に撮影者によってシャッタチャンスにレリーズボタンRLBが押されたらそのレリーズボタンRLBの押下を受けた駆動制御部100によって撮影ユニット側のCCD110Aor110Bが駆動され所定のシャッタ秒時が経過した後、CCD110Aor110Bから撮影画像を表わす画像データが出力される。
こうしてCCD110A,110Bから出力された画像データはカメラ本体10内のDSP101に供給されこのDSP101で信号処理が施されて一旦フレームメモリ102に記憶される。さらにそのフレームメモリ102に記憶された画像データがユーザ操作に応じてメモリカード104に不揮発的に保存される。なお、本実施形態の撮影システムでは、必ずしもアダプタ12が使用されて立体撮影が行なわれるとは限らないので、カメラ本体側の駆動制御部100には1つの撮影ユニットを駆動する駆動能力しか持たせていないとして以降説明する。
ここで撮影者によってアダプタ12が装着され、さらにそのアダプタ12に2つの撮影ユニット11A,11Bが装着されたら、今度は立体撮影を行なうことができるようになる。
アダプタ12には、撮影ユニット11Aor11Bに代わりカメラ本体10に装着される第1の装着口120と、撮影ユニット11A,11Bの装着を受ける2つの第2の装着口121,122とが備えられており、2つの第2の装着口121,122に装着された2つの撮影ユニット11A,11Bで得られた画像データが、装着されたアダプタ12によってカメラ本体10に受け渡される構成になっている。なお、本実施形態ではこのアダプタ12が装着されても通常撮影を行なうことができる様になっており、2つの撮影ユニット11A,11Bが装着され、さらにアダプタ12の側面に在る選択スイッチ123が立体撮影側に切り替えられたときにだけ立体撮影が行なわれる構成になっている。
このため、アダプタ12内の撮影ユニット側の分岐回路部124にはレンズ装着数のカウント部が設けられている。2つの装着口に2つの撮影ユニット11A,11Bがそれぞれ装着されると、そのカウント部によって撮影ユニットの数がカウントされこのアダプタ12が備える表示部125にアダプタに装着された撮影ユニットの数が表示される構成になっている。もしも撮影ユニットが一つであった場合には、表示部125に例えば‘1’と表示され通常撮影が行なわれる。
また2つの撮影ユニット11A,11Bが装着されカウント部によって撮影ユニット11A,11Bの数が2つとカウントされたら、カメラ本体10側の駆動制御部100のほかに従動レンズ制御部126にその情報が伝えられて、一方の撮影ユニット11Aor11Bが駆動制御部100によって駆動され他方11Bor11Aが従動レンズ制御部126によって駆動される様になる。なお、本実施形態の撮影システムの構成上、上記した様に装着口121に装着されている撮影ユニット11Aか、又は装着口122に装着されている撮影ユニット11Bのうちのいずれか一方が駆動制御部100によって駆動され他方が従動レンズ制御部126によって駆動されるので、以降の説明においては駆動制御部100によって駆動される側の撮影ユニットを主レンズと記載し、従動レンズ制御部によって駆動される側の撮影ユニットを従動レンズと記載することがある。
2つの装着口121,122に2つの撮影ユニット11A,11Bが装着されたときには双方とも同じレンズ仕様を持つ撮影ユニット11A,11Bが装着されているかどうかが、アダプタ12が備える2つのレンズ情報照合部127A,127Bそれぞれと駆動制御部100との連携によって照合され双方とも同じレンズ仕様を持つ撮影ユニットが装着されていると判定されたときにはアダプタ12の表示部125及びカメラ本体10が備える表示装置103の表示画面上に立体撮影が行なわれる旨の表示例えば‘2’が行なわれる様になっている。もしもレンズ仕様の異なる撮影ユニットが装着されていると判定されたときには、立体撮影が行なわれずに表示部125には通常撮影が行なわれる旨の表示例えば‘1’が行なわれて、主レンズ側の撮影ユニット11Aで通常撮影が行なわれる。
その主レンズ側の撮影ユニット11Aで通常撮影が行なわれるときにはカメラ本体10側の駆動制御部100によって撮影ユニット11A内のCCD110Aや絞り等が駆動され通常撮影が行なわれる。これに対し2つの装着口121,122それぞれに同じレンズ仕様を持つ撮影ユニットがそれぞれ装着され立体撮影が行なわれるときには、主レンズ側の撮影ユニット11Aがカメラ本体10側の駆動制御部100によって駆動され、従動レンズ側の撮影ユニット110Bがアダプタ12内の従動レンズ駆動制御部126によって駆動される。このときにはカメラ本体10側の駆動制御部100によって撮影ユニット11A内のズームレンズや絞りやフォーカスレンズが駆動されているときの制御情報が従動レンズ駆動制御部127にリアルタイムに伝えられて他方の撮影ユニット11Bが備えるズームレンズや絞りやフォーカスレンズが同じ様に調節される構成になっている。
またアダプタ12内のカメラ本体10側には、アダプタ12の装着をカメラ本体10に検知させるための接続選択部128が設けられている。このアダプタ12が装着されたときにはその接続選択部128によってカメラ本体10側の駆動制御部100にアダプタ12が装着されたことが通知される。またこの接続選択部128には、第1の撮影ユニット11Aからの画像データをカメラ本体10に受け渡す経路と第2の撮影ユニット11Bからの画像データをカメラ本体10に受け渡す経路とを切り替える選択回路が内蔵されており、駆動制御部100によって主レンズ11A側のCCD等が駆動されているときにはその選択回路内の経路が主レンズ11A側に切り替えられて主レンズ側の画像データがカメラ本体10に受け渡され主レンズ11A側の動作が終了したら接続選択部128内の経路が従動レンズ11B側に切り替えられて従動レンズ駆動制御部110内にある不図示のフレームメモリに一時的に記憶されている画像データが接続選択部128を通してDSP101に供給される構成になっている。
こうして双方の撮影ユニット内のCCD等が同時に駆動されることにより双方のCCDで画像データが生成され、さらにCCDで生成された画像データが駆動制御部100と従動レンズ制御部126の制御の下に順次出力されて接続選択部128を通してDSP101に供給される。
そうしたらDSP101によって双方の画像データが一旦フレームメモリに記憶された後再び読み出されて、双方の画像データに信号処理が施されて再びフレームメモリ102に記憶される。ここで保存することが操作部から駆動制御部に伝えられたら、DSP101にその指示が伝えられてフレームメモリ102内の画像データがメモリカード104に保存される。
ここで、アダプタ12が装着されたときに駆動制御部100が行なう撮影処理の手順を図を参照して説明する。
図2(a)および図2(b)は、カメラ本体内の駆動制御部が行なう撮影処理の手順を説明するフローチャートである。なお、フロー中にはDSP101が行なう処理も含まれているのでその部分にはDSP101がという主語をつけて記載する。
アダプタ12が装着されたら図2(a),図2(b)のフローの処理が開始される。
ステップS201で分岐回路部124内に在るカウント部のカウント結果に基づいて撮影ユニットの装着数を判定する。このステップS201で1つと判定したら1つ側へ進んでステップS202でアダプタ12の表示部125に立体撮影か通常撮影かのモード表示を行なわせる。続いて次のステップS203でカメラ本体10の表示装置103にもモード表示を行なわせる。次のステップS204で通常撮影モードになって撮影ユニットがカメラ本体に直接装着されたときと同じ撮影処理を開始する。
ステップS201で、2つであると判定したら2つ側へ進んでステップS205でレンズ仕様の照合を双方の照合部の内容を比較して行なう。
ステップS206で、ステップS205の照合によって双方のレンズ仕様が異なり立体撮影が不可能であると判定したら、NO側へ進んでステップS207で接続選択部128内の選択回路を主レンズ11A側に切り替えたままにしてステップS202からステップS204までの処理を行って通常撮影モードであることをアダプタ12とカメラ本体10との双方が備える表示部に表示して通常撮影の処理を開始する。
ステップS206で立体撮影が可能であると判定したら、ステップS208へ進んでレンズ仕様などの情報から2つの撮影ユニット11A,11Bのうちの一方を主レンズ、他方を従動レンズとして接続選択部128の経路を主レンズ例えば撮影ユニット11A側に切り替えさせる。このときには、ステップS208の左側に記載されている様に、分岐回路124を通して、主レンズ側に供給される駆動情報をそのまま従動レンズ制御部126に供給させ主レンズ側のズームレンズやフォーカスレンズの位置や絞りの開口になる様に従動レンズ制御部126に従動レンズ側のズームレンズやフォーカスレンズの位置や絞りの開口を調節させる。
次のステップS209へ進んでアダプタ12の表示部およびカメラ本体10の表示部に立体撮影の可否と主レンズ情報とをそれぞれ表示させる。次のステップS210へ進んで主レンズ側ここでは撮影ユニット11Aで生成された画像データをアダプタ12内の接続選択部128を通してカメラ本体10に受け渡しDSP101に供給する。ステップS211でDSP101は画像データに信号処理を施した後、フレームメモリ102に画像データを記憶する。ステップS212でDSP101は、表示装置103に指示してフレームメモリ102内の画像データに基づく画像を表示画面上に表示させる。
次のステップS213でアダプタ12の選択スイッチ124が立体撮影側に切り替えられているかどうかを、従動レンズ駆動制御部126を通して駆動制御部100に供給されてくる信号に応じて判定する。ここで通常撮影が選択されていると判定したら、NO側へ進んでステップS207へ進み、主レンズ側を選択してステップS202からステップS204までの処理を行って通常撮影の処理を開始する。
またステップS213で立体撮影側に切り替えられていると判定したら、YES側へ進んでステップS214でアダプタ12の表示部125に立体撮影である旨のモード表示を行なわせて、次のステップS215でカメラ本体10の表示装置103に立体撮影である旨のモード表示を行なわせる。
ステップS216で操作部OPの指示に応じて主レンズ11A側のズームレンズの位置を調節するとともに、フォーカスレンズの位置や絞りの開口径を調節する。
次のステップS217でもう一度立体撮影が可能であるかどうかを判定して、レンズ仕様(焦点距離等)あるいは絞りの仕様の違いから立体撮影が不可能であると判定した場合にはステップS207へ進んで主レンズ11A側を選択してステップS202からステップS204までの処理を行って、通常撮影の処理を開始する。
ステップS217で立体撮影が可能であると判定したら、ステップS218で従動側レンズ11Bを主レンズ11A側の駆動状態と同じになる様に従動レンズ制御部126に駆動させる。ステップS219でレリーズボタンRLBが押されなかったらステップS209からステップS218までの処理を繰り返し行い、ステップS219でレリーズボタンRLBが押されたらYes側へ進む。ステップS220で主レンズ11A側のCCD110Aを駆動して画像データを生成し、ステップS220で生成した画像データを、接続選択部280を介してカメラ本体10に供給する。ステップS221でDSP101はその画像データを受け取って一旦フレームメモリ102に画像データを記憶する。ステップS222へ進んで接続選択部280の経路を従動レンズ側に切り替える。ステップS223で従動レンズ制御部126内のフレームメモリ内に記憶されている画像データを、接続選択部128を介してDSP101に供給する。このことにより画像データを受け取ったDSP101はステップS224でフレームメモリ102に画像データを一旦記憶する。ステップS225でDSP101がフレームメモリ102に記憶されている双方の画像データを再び読み出し、双方の画像データに画像処理を施す。ステップS228で画像を保存するという操作が行なわれなかったらNo側へ進んでステップS209からの一連の処理を繰り返し、ステップS226で画像を保存するという操作が行なわれたらYes側へ進んでこのフローの処理を終了する。
こうして汎用的に用いられる撮影システム1にアダプタ12を一つ追加しそのアダプタ12を介して2つの撮影ユニット11A,11Bを装着するという簡単な構成で立体撮影を行なうことができる撮影システムが実現する。
以上説明した様に今までにも増して汎用性のある、使い勝手の良い撮影システムが実現する。
図3は、第2の実施形態を示す図である。
図3には、図1と同様に撮影システム1´を上方から見た図が示されている。
図1の撮影システム1とは異なり、図3に示す撮影システム1´では撮像素子が備えられていない撮影ユニットの装着を可能にしている。このため、図3に示す撮影システム1´には、カメラ本体10に装着される第1の装着口120´と、撮影ユニット11A´or11B´の装着を受ける第2の装着口121´とを有するとともに、CCD110A´or110B´を備え、CCD110A´or110B´で第2の装着口121´に装着された撮影ユニット11A´or11B´により結像された被写体を表わす画像データを生成してカメラ本体に渡す通常撮影用の第1のアダプタ12´(図3(b)参照)と、カメラ本体10に装着される第1の装着口120A´と、撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口121A´、122A´を有するとともに、2つの装着口121A´、122´それぞれに装着される2つの撮影ユニット11A´、11B´に対応した2つのCCD110A´、110B´を備え、2つのCCD110A´、110B´で2つの装着口121A´、122A´に装着された2つの撮影ユニット11A´、11B´により結像した被写体像を表わす2つの画像データを生成してカメラ本体に渡す立体撮影用の第2のアダプタ12A´(図3(a)参照)とが備えられている。図3(a),(b)からも分かる様に撮影ユニットにではなく、アダプタ12´、12A´側にCCD110A´、110B´が備えられている以外は、図1の構成と同じ構成である。
この様に撮像素子を備えたアダプタ12´、12A´が2つ備えられていると、CCD110A´、110B´が備えられていない撮影ユニットをアダプタ12´、12A´を介してカメラ本体に装着することができるので、第1実施形態で説明した様なCCDを備えたものとあわせて広く撮影ユニットを用いることができる様になる。その結果、より一層汎用性のある、使い勝手の良い撮影システムが実現する。
図3の構成は、CCDが、撮影ユニット側に備えられているか、アダプタ側に備えられているかだけの違いなので図3に示すカメラ本体側の駆動制御部101の処理は図2とほとんど変わらない。
図4、図5(a)、図5(b)は、第1の実施形態の変形例を説明する図である。
図4は、カメラ本体10´にAFセンサ20と手ぶれ駆動部21とレンズシフト演算部22が追加されている以外は図1の構成と同じである。また、図5(a),図5(b)は、手ぶれ補正レンズを動かして光軸調整を行なう処理ステップS2181、S2182、S2183の3の処理が追加されている以外は、図2(a)と図2(b)と同じ処理である。
図4に示す様に、従来より手ぶれ補正レンズ111A,111Bが配備されている撮影ユニット11A,11Bが多いので、カメラ本体側に手ぶれ補正レンズ駆動部21を設けてその手ぶれ補正レンズ111A,111Bを駆動することができる様にしている。なお、この例では水平方向のみの光軸調整が行なわれる。また、図4には機能を明確にするためにレンズシフト演算部22が駆動制御部100やDSP101などのプロセッサとは別に示されているが、実際には駆動制御部内のCPUやDSPによってレンズシフト演算が行なわれる。
立体撮影を行なうにあたっては、双方の撮影ユニット11A,11Bの光軸の調整を行なって双方の光軸が交差する角度、つまり輻輳角をうまく調節するとより自然な奥行き感のある画像が得られることが知られている。そこでAFセンサ20により被写体距離Lを測定してその被写体距離Lと撮影ユニットの間隔Xからレンズシフト量演算部に光軸補正角θを算出させてその光軸補正角θに応じたレンズシフト量だけ手ぶれ補正レンズ111A,111Bを駆動させる様に変形している。
図4に示す様に、ステップS218の後にステップS2181からステップS2183の処理が追加されている。
ステップS2181でAFセンサ20により被写体距離Lを測定し、ステップS2182で被写体距離Lとレンズ間隔Xとから光軸調整角θを算出する。さらにステップS2183で光軸補正角θに応じたレンズシフト量を算出して補正レンズ駆動手段に補正レンズを駆動させている。図3には、光軸補正角θがtan−1(X/2/L)で算出され、補正レンズシフト量がk1(定数)×θで算出されることが示されている。なおメカ定数k1は、レンズシフト量と光軸補正角との比であって焦点距離に応じて変化するものである。
図4、図5の変形例の様にすると、立体撮影においてより一層自然な趣を持つ立体画像が得られる様になる。
図6、図7(a),図7(b)は、更なる変形例を説明する図である。
図4の例では、水平方向の光軸補正を行なう例を説明したが、本例では図4に示すAFセンサ20を省略して代わりに顔抽出部25を設けて顔位置を検出して双方で検出された顔の位置をあわせる様に双方の撮影ユニット11A,11Bを動かして双方の撮影ユニット11A,11Bの光軸の調整を行なう例が示されている。なお、この例においても機能を明確にするために顔抽出部とレンズシフト演算部がDSP101とは別に示されているが、実際にはDSP101(あるいはCPU)によって演算が行なわれる。
図4の例ではステップS2181からステップS2188までの処理が追加されている。
その追加部のみを説明する。
ステップS2181で、主レンズ11A側のCCDで生成された画像データをカメラ本体側へ出力させる。次のステップS2182でこの画像データを受け取ったカメラ本体側のDSP101がフレームメモリ102に画像データを記憶する。そうしたら今度は接続選択部の経路を従動レンズ側に切り替えて次のステップS2183で今度は従動レンズ制御部126に駆動させることにより主レンズ側とほぼ同時に従動レンズ側11BのCCD110Bで画像データを生成してフレームメモリ102に記憶しておいた画像データをカメラ本体側へ出力させる。次のステップS2185でその画像データを受け取ったDSP101がフレームメモリ102に画像データを記憶する。次のステップS2186でフレームメモリ102内の画像データが表わす画像の中の顔位置を検出し、ステップS2187で顔位置のずれ量を算出して水平光軸ずれ角θH(図6参照)と垂直ずれ角θV(図6参照)とを算出する。次のステップS2188へ進んでその算出した値を供給してレンズシフト演算部22にレンズシフト量を演算させ、その後手ぶれ補正レンズ駆動部21に手ぶれ補正レンズ111A,111Bを駆動させることにより輻輳角の調節を行なわせている。こうしても良い。
図8、図9は、第1実施形態および第2実施形態の撮影システムが備える2つの撮影ユニット11Aと11B又は11A´と11B´の間隔を手動で調整することができる様に構成した場合の構成例を示す図である。
図8、図9は、2つの撮影ユニット11A,11Bをギアにより連結して双方の撮影ユニット11A,11Bの間隔を調節することが出来る様にしたときの構成を示す図である。いずれの構成においても双方が同じ角度もしくは同じ距離、相互に異なる方向に回動もしくは直動する構成になっている。
こうして双方のレンズ間隔が手動で調整される様になっていると、最も見易いところに双方の撮影ユニットを位置させることができるので撮影のし易さを撮影者に提供することができる。
また、第1の実施形態および第2の実施形態で説明したアダプタ12or12Aは、携帯し易い様に不使用時には折り畳まれて小さくなるものであると良い。
図10は、アダプタ12or12Aの構造を説明する図である。
図に示す様に使用時にはスライドされアダプタ12or12Aが横方向に広がる様に展開され、不使用時には逆方向にスライドされ折り畳まれる構成になっている。
この様な構成であると携帯時にはアダプタ12or12´or12Aが小さくなるので持ち運び易くなるというメリットが得られる。
1 撮影システム
10 カメラ本体
100 駆動制御部
101 DSP
102 フレームメモリ
103 表示装置
104 メモリカード
11A 11B 11A´ 11B´ 撮影ユニット
12 12´ 12A´ アダプタ
120 120A´ 装着口
121 122 121A´ 122A´ 装着口
10 カメラ本体
100 駆動制御部
101 DSP
102 フレームメモリ
103 表示装置
104 メモリカード
11A 11B 11A´ 11B´ 撮影ユニット
12 12´ 12A´ アダプタ
120 120A´ 装着口
121 122 121A´ 122A´ 装着口
Claims (8)
- 撮影光学系と撮像素子とを有する撮影ユニットと、
前記撮影ユニットが着脱自在に装着され前記撮像素子で得られた画像データを受け取って信号処理を施すカメラ本体と、
前記撮影ユニットに代わり前記カメラ本体に装着される第1の装着口と、前記撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口とを有し、前記2つの第2の装着口に装着された2つの撮影ユニットで得られた画像データを前記カメラ本体に受け渡すアダプタとを備えたことを特徴とする撮影システム。 - 撮影光学系を有する撮影ユニットと、
画像データを受け取って信号処理を施すカメラ本体と、
前記カメラ本体に装着される第1の装着口と、前記撮影ユニットの装着を受ける第2の装着口とを有するとともに、撮像素子を備え、該撮像素子で前記第2の装着口に装着された撮影ユニットにより結像された被写体を表わす画像データを生成して前記カメラ本体に渡す第1のアダプタと、
前記カメラ本体に装着される第1の装着口と、前記撮影ユニットの装着を受ける2つの第2の装着口を有するとともに、該2つの装着口それぞれに装着される2つの撮影ユニットに対応した2つの撮像素子を備え、該2つの撮像素子で該2つの装着口に装着された2つの撮影ユニットにより結像した被写体像を表わす2つの画像データを生成して前記カメラ本体に渡す第2のアダプタとを備えたことを特徴とする撮影システム。 - 前記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
前記カメラ本体は、画像データに基づいて顔位置を認識する顔認識手段を備えたものであって、
前記手ぶれ補正手段は、前記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、前記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の顔位置を光学的に一致させるように該2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであることを特徴とする請求項1記載の撮影システム。 - 前記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
前記カメラ本体は、被写体距離を測定する測距手段を備えたものであって、
前記手ぶれ補正手段は、前記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、前記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の前記測距手段で測定された被写体距離に存在する被写体を光学的に一致させるように該2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであることを特徴とする請求項1記載の撮影システム。 - 前記アダプタは、不使用時に折畳み自在なものであることを特徴とする請求項1記載の撮影システム。
- 前記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
前記カメラ本体は、画像データに基づいて顔位置を認識する顔認識手段を備えたものであって、
前記手ぶれ補正手段は、前記第2のアダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、前記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の顔位置を光学的に一致させるように該2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調整手段を兼ねるものであることを特徴とする請求項2記載の撮影システム。 - 前記撮影ユニットは、手ぶれを補正する手ぶれ補正手段を備え、
前記カメラ本体は、被写体距離を測定する測距手段を備えたものであって、
前記手ぶれ補正手段は、前記アダプタを介在させて2つの撮影ユニットが装着されている場合に、前記2つの撮影ユニットで生成される2つの画像データ上の前記測距手段で測定された被写体距離に存在する被写体を光学的に一致させるように該2つの撮影ユニットを駆動する輻輳角調節手段を兼ねるものであることを特徴とする請求項2記載の撮影システム。 - 前記第2のアダプタは、不使用時に折畳み自在なものであることを特徴とする請求項2記載の撮影システム。
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