JP2008028359A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体基板にSOI構造を形成する際に、SOI構造上部の半導体層(即ち、第2半導体層)の応力を緩和できるようにした半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】素子分離層3が形成された単結晶のSi基板1上に、エピタキシャル成長法によってSiGe層11とSi層13とを順次積層する。次に、Si層13とSiGe層11とを部分的にエッチングして、バーズビークから内側の素子分離層3上に支持体穴h1を形成する。そして、支持体穴h1を埋め込むようにして支持体22を形成する。次に、支持体22下から露出したSi層13とSiGe層11とを順次エッチングして溝を形成し、この溝を介してSiGe層11をフッ硝酸でエッチングする。これにより、Si基板1とSi層13との間に空洞部を形成する。バーズビーク上に形成されたSi層13bはポリ又はアモルファス構造であるため、フッ硝酸で除去することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、半導体基板にSOI(Silicon
On Insulator)構造を形成する技術に関する。
SOI基板上に形成された電界効果型トランジスタは、素子分離の容易性、ラッチアップフリー、ソース/ドレイン接合容量が小さいなどの点から、その有用性が注目されている。バルクウエーハ上にSOI構造を形成する方法としては、例えば、基板上にシリコンゲルマニウム(SiGe)層、シリコン(Si)層をエピ成長させ、そこにSiGe層の底面以上の深さの第1溝を形成する。この第1溝を埋め込むようにして、支持体膜としてシリコン酸化(SiO2)膜をCVDで成膜する。そして、この支持体膜を素子領域の形にドライエッチして支持体を形成し、連続してSi層/SiGe層もドライエッチする。この支持体下から露出したSi層/SiGe層の連続ドライエッチにより、基板上に第2溝が形成される。
次に、この第2溝を介してSiGe層をフッ硝酸でエッチングすると、支持体にSi層がぶらさがった形でSi層の下に空洞部が形成される。その後、例えば熱酸化により空洞部をSiO2膜で埋める(このSiO2膜のことを「BOX」ともいう。)ことでSOI構造となる。このような方法はSBSI法と呼ばれており、例えば特許文献1、非特許文献1にそれぞれ開示されている。
特開2005−354024号公報 T.Sakai et al."Separation by BondingSi Islands(SBSI) for LSI Application",Second International SiGe Technology and Device Meeting,Meeting Abstract,pp.230−231,May(2004)
ところで、SBSI法では、バルクウエーハに形成されるSOI構造の平面視での形状は、通常、矩形である。そして図9に示すように、従来のSBSI法では、Si層113の上面と、Si層113の4つの側面のうちの向かい合う2面とが支持体(SiO2膜)122と接触した状態で、Si層113の下面にBOX(SiO2膜)131が形成される。つまり、BOXを形成するための熱酸化(以下、「BOX形成酸化」という。)時に、Si層113の上面及び側面は支持体122と接触し、その下面はBOX131と接触した状態となる。
ここで、SiとSiO2とは熱膨張係数が異なり、SiO2は熱処理によって僅かに溶融して不可逆的に変形する。また、熱酸化によってSiがSiO2に組成が変わる際にその体積は約2倍に膨らむ。さらに、支持体122はCVDで形成するのに対して、BOX131は熱酸化で形成するため、同じSiO2膜でも支持体122とBOX131とではその性質が異なる。
このような理由から、BOX形成酸化時にSi層113には複数の方向から複雑に外力が加わり、その作用によってSi層113には大きな応力が生じてしまうおそれがあった。Si層113に生じる応力はトランジスタ特性(特に、移動度)に影響するが、この応力の大きさはウエーハ面内で不均一であることが多いため、ウエーハ面内でトランジスタ特性がばらつき易いという問題があった。
本発明の半導体装置の製造方法が奏する効果の一つによれば、SOI構造を有する半導体装置において所期のトランジスタ特性を得ることが可能となる。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の半導体装置の製造方法は、単結晶の半導体基板上にエピタキシャル成長阻止膜を部分的に形成する工程と、前記半導体基板上にエピタキシャル成長法によって第1半導体層と第2半導体層とを順次積層する工程と、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングすることによって、前記エピタキシャル成長阻止膜の外周部から内側に入った領域の前記半導体基板上に前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第1溝を形成する工程と、前記第1溝が埋め込まれ且つ前記第2半導体層が覆われるようにして前記半導体基板上の全面に支持体膜を形成する工程と、前記支持体膜を部分的にエッチングすることによって、前記第1溝から前記エピタキシャル成長阻止膜の前記外周部を跨いで素子領域にかけて前記第2半導体層を覆う形状の支持体を形成する工程と、前記支持体下から露出した前記第2半導体層と前記第1半導体層とを順次エッチングして、前記第1半導体層の側面を露出させる第2溝を形成する工程と、前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第2溝を介して前記第1半導体層を選択的にエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、前記空洞部内に絶縁層を形成する工程と、を含むことを特徴とするものである。
ここで、「エピタキシャル成長阻止膜」とは、例えばアモルファス(非晶質)構造を有する膜のことである。エピタキシャル成長法によって第1半導体層及び第2半導体層を形成した場合、これら第1半導体層及び第2半導体層のうちの半導体基板上に直接形成された部分は単結晶構造となるが、エピタキシャル成長阻止膜上に形成された部分はポリ(多結晶)構造、又はアモルファス構造となる。半導体基板が例えば単結晶のシリコン基板で、第1半導体層が例えばシリコンゲルマニウム(SiGe)で、第2半導体層が例えばシリコン(Si)である場合、エピタキシャル成長阻止膜としては例えばシリコン酸化(SiO2)膜を使用することが可能である。
また、「素子領域」とは、SOI構造(即ち、絶縁層上に半導体層が存在する構造)を形成する領域のことである。SOI構造上部の半導体層(即ち、第2半導体層)には例えばトランジスタ等の素子を形成する。
発明1の半導体装置の製造方法によれば、第2半導体層のうちの支持体と接する部分(以下、「支持体隣接部」という。)をポリ又はアモルファス構造に形成することができる。従って、半導体基板と第2半導体層との間に空洞部を形成する際に、第1半導体層だけでなく、第2半導体層の支持体隣接部もエッチングすることができ、第2半導体層の側面と支持体との間に隙間を設けることができる。空洞部内に絶縁層を形成する際に、第2半導体層の側面は支持体から離れているので、第2半導体層の応力を緩和することができる。従って、所期のトランジスタ特性を得ることができる。
〔発明2〕 発明2の半導体装置の製造方法は、単結晶の半導体基板上にエピタキシャル成長法によって第1半導体層と第2半導体層とを順次積層する工程と、前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングすることによって、前記半導体基板上に前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第1溝を形成する工程と、前記第1溝が埋め込まれ且つ前記第2半導体層が覆われるようにして前記半導体基板上の全面に支持体膜を形成する工程と、前記支持体膜を部分的にエッチングすることによって、前記第1溝から素子領域にかけて前記第2半導体層を覆う形状の支持体を形成する工程と、前記支持体下か
ら露出した前記第2半導体層と前記第1半導体層とを順次エッチングして、前記第1半導体層の側面を露出させる第2溝を形成する工程と、前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第2溝を介して前記第1半導体層を選択的にエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、前記空洞部内に絶縁層を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法であって、前記第1半導体層を形成する前に、前記第1溝を形成する領域と前記素子領域とに挟まれた領域の前記半導体基板上にエピタキシャル成長阻止膜を形成しておく工程をさらに含み、前記第1半導体層と前記第2半導体層とを形成する工程では、前記エピタキシャル成長阻止膜上にも前記第1半導体層と前記第2半導体層とを積層する、ことを特徴とするものである。
発明2の半導体装置の製造方法によれば、第2半導体層のうちの支持体隣接部をポリ又はアモルファス構造に形成することができる。従って、半導体基板と第2半導体層との間に空洞部を形成する際に、第1半導体層だけでなく、第2半導体層の支持体隣接部もエッチングすることができ、第2半導体層の側面と支持体との間に隙間を設けることができる。空洞部内に絶縁層を形成する際に、第2半導体層の側面は支持体から離れているので、第2半導体層の応力を緩和することができる。従って、所期のトランジスタ特性を得ることができる。
〔発明3〕 発明3の半導体装置の製造方法は、発明1又は発明2の半導体装置の製造方法において、前記エピタキシャル成長阻止膜は素子分離層であることを特徴とするものである。ここで、「素子分離層」は、例えばLOCOS(local oxidation of silicon)法によって形成する。
発明3の半導体装置の製造方法によれば、エピタキシャル成長阻止膜の形成工程と、素子分離工程とを同時に行うことができるので、製造工程の短縮に寄与することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
(1)第1実施形態
図1〜図7は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図であり、図1(A)〜図6(A)は平面図、図1(B)〜図6(B)は図1(A)〜図6(A)をA1−A´1〜A6−A´6線でそれぞれ切断したときの断面図である。また、図7(A)〜(C)は、図6(B)以降の工程を示す断面図である。
図1(A)及び(B)に示すように、まず始めに、LOCOS法を用いて、単結晶のシリコン(Si)基板1に素子分離層3を形成する。次に、図2(A)及び(B)において、Si基板1上に図示しないシリコンバッファ(Si−buffer)層を形成し、その上にシリコンゲルマニウム(SiGe)層11a及び11bを形成し、その上にシリコン(Si)層13a及び13bを形成する。これらSi−buffer層、SiGe層11a及び11b、Si層13a及び13bは、例えばエピタキシャル成長法で形成する。
ここで、エピタキシャル成長法では、下地部材の被成膜面の結晶構造が、下地部材上に成長させる膜の結晶構造に反映される。即ち、単結晶構造の上には単結晶構造の膜が形成され、ポリ構造又はアモルファス構造の上にはポリ構造又はアモルファス構造の膜が形成される。そのため、図2(B)に示すように、単結晶のSi基板1上には単結晶のSiGe層11aが形成され、アモルファス構造の素子分離層3上にはポリ構造又はアモルファス構造のSiGe層11bが形成される。また、単結晶のSiGe層11a上には単結晶のSi層13aが形成され、ポリ構造又はアモルファス構造のSiGe層11b上にはポリ構造又はアモルファス構造のSi層13bが形成される。
SiGe層11a及び11bと、Si層13a及び13bの膜厚は、例えば1〜200nm程度とする。なお、図2(A)及び図3(A)では、図示の都合から、単結晶のSi層13aと、ポリ構造又はアモルファス構造のSi層13bとをまとめて、Si層13と表記している。
次に、図3(A)及び(B)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術を用いて、Si層13b、SiGe層11b及びSi−buffer層(図示せず)を部分的にエッチングする。これにより、素子分離層3の外周部(即ち、バーズビーク)から内側に入った領域に、Si層13b、SiGe層11b及びSi−buffer層を貫いて素子分離層3を底面とする支持体穴h1を形成する。なお、支持体穴h1を形成するエッチング工程では、素子分離層3の表面でエッチングを止めるようにしてもよいし、素子分離層3をオーバーエッチングしてバーズビーク以外の領域に凹部を形成するようにしてもよい。
次に、図4(A)及び(B)に示すように、支持体穴h1を埋め込むようにしてSi基板1上の全面に支持体膜21を形成する。支持体膜21は例えばシリコン酸化(SiO2)膜であり、その形成は例えばCVDで行う。そして、図5(A)及び(B)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術を用いて支持体膜21、Si層13a及び13b、SiGe層11a及び11b、Si−buffer層(図示せず)を順次、エッチングして、支持体膜21から支持体22を形成すると共に、Si基板1の表面を露出させる溝h2を形成する。なお、溝h2を形成するエッチング工程では、Si基板1の表面でエッチングを止めるようにしてもよいし、Si基板1をオーバーエッチングして凹部を形成するようにしてもよい。
次に、図6(A)及び(B)において、溝h2を介してフッ硝酸等のエッチング液をSi層13a及び13bと、SiGe層11a及び11bのそれぞれの側面に接触させてSiGe層11a及び11bを選択的にエッチングして除去し、Si層13aとSi基板1との間に空洞部25を形成する。ここで、エッチング液として例えばフッ硝酸を使用した場合、Si層と比べてSiGe層のエッチングレートは大きいので、Si層を残しつつSiGe層だけをエッチングすることが可能である。また、単結晶のSi層13aと比べて、ポリ又はアモルファス構造のSi層13bは原子間の結合力が弱くてエッチングレートが大きい。このため、この溝h2を介したエッチング工程では、SiGe層11a及び11bだけでなく、バーズビーク上に形成されたポリ又はアモルファス構造のSi層13bも除去される。
その結果、図6(A)及び(B)に示すように、単結晶のSi層13aの側面と支持体22との間には隙間25aが設けられ、Si層13aはその上面を支持体22によってのみ支えられることとなる。
次に、図7(A)に示すように、Si基板1を熱酸化して、空洞部の内壁にSiO2膜31を形成する。ここで、Si層13aの側面は支持体22から離れているため、熱酸化の初期段階(即ち、隙間25aが十分に残っている段階)では、支持体22からSi層13aの側面への外力の付加を防止することができる。また、Si層13aに生じる圧縮応力を隙間25aへ逃がすこともできる。
次に、CVDなどの方法により、Si基板1全面に絶縁膜を成膜して支持体穴や、フッ硝酸導入用の溝を埋め込む。絶縁膜は、例えばSiO2膜やシリコン窒化(Si34)膜である。なお、空洞部がSiO2膜31で完全に埋め込まれていない場合には、この絶縁膜の形成によって空洞部の埋め込みが補完される。
次に、図7(B)に示すように、Si基板1の全面を覆う絶縁膜33を例えばCMPにより平坦化し、さらに、必要な場合は絶縁膜33をウェットエッチングして、Si層13a上から絶縁膜33を完全に取り除く。次に、Si層13aの表面を熱酸化してゲート絶縁膜を形成する。さらに、CVDなどの方法により、ゲート絶縁膜が形成されたSi層上に多結晶シリコン層を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術を用いて多結晶シリコン層をパターニングする。
これにより、図7(C)に示すように、ゲート絶縁膜41上にゲート電極43を形成する。次に、ゲート電極43をマスクとして、As、P、Bなどの不純物をSi層13a内にイオン注入することにより、ゲート電極43の両側のSi層13aに低濃度不純物導入層からなるLDD層(図示せず)を形成する。そして、CVDなどの方法により、LDD層が形成されたSi層13a上に例えばSiO2膜を形成し、RIEなどの異方性エッチングを用いてSiO2膜をエッチバックすることにより、ゲート電極43の側壁にサイドウォール45を形成する。さらに、ゲート電極43及びサイドウォール45をマスクとして、As、P、Bなどの不純物をSi層13a内にイオン注入することにより、サイドウォール45側方のSi層13aに高濃度不純物導入層からなるソース層及びドレイン層(図示せず)を形成する。これにより、SOI構造を有するトランジスタ(即ち、SOIトランジスタ)を完成させる。
このように、本発明の第1実施形態によれば、Si層13のうちの支持体隣接部(即ち、Si層13b)をポリ又はアモルファス構造に形成することができる。従って、Si基板1とSi層13との間に空洞部25を形成する際に、SiGe層11だけでなく、ポリ又はアモルファス構造のSi層13bもエッチングすることができ、Si層13aの側面と支持体22との間に隙間25aを設けることができる。空洞部25内にSiO2膜31を形成する際に、Si層13aの側面は支持体22から離れているので、Si層13aの応力を緩和することができる。従って、所期のトランジスタ特性を得ることができる。
この第1実施形態では、Si基板1が本発明の「半導体基板」に対応し、素子分離層3が本発明の「エピタキシャル成長阻止膜」に対応している。また、SiGe層11a及び11bが本発明の「第1半導体層」に対応し、Si層13a及び13bが本発明の「第2半導体層」に対応している。さらに、支持体穴h1が本発明の「第1溝」に対応し、溝h2が本発明の「第2溝」に対応している。また、SiO2膜31が本発明の「絶縁層」に対応している。
(2)第2実施形態
上記の第1実施形態では、本発明の「エピタキシャル成長阻止膜」として、LOCOS法で形成した素子分離層3を用いることについて説明した。このような構成であれば、エピタキシャル成長阻止膜の形成工程と、素子分離工程とを同時に行うことができるので、製造工程の短縮に寄与することができる。
しかしながら、本発明の「エピタキシャル成長阻止膜」は素子分離層3に限られることはなく、例えば、素子分離層3とは別にSi基板1上に形成されるSiO2膜や、Si34膜でも良い。両膜ともアモルファス構造であるため、その上にエピタキシャル成長法で形成される半導体層はポリ、又はアモルファス構造となる。第2実施形態では、この点について説明する。
図8(A)〜(D)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。図8(A)〜(D)において、第1実施形態で説明した図1〜図7と同一の構成及び機能を有する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8(A)に示すように、まず始めに、LOCOS法によってSi基板1に素子分離層3を形成する。次に、例えばCVD法によってSi基板1の全面にSiO2膜4を形成する。なお、SiO2膜4はエピタキシャル成長阻止膜の一例であり、SiO2膜の代わりにSi34膜を使用しても良い。
次に、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術を用いてSiO2膜4を部分的にエッチングして、SiO2膜4下からSi基板1の表面を部分的に露出させる。このエッチング工程では、少なくとも、SOI構造を形成する領域(即ち、SOI形成領域)のSi基板1上からSiO2膜4を取り除き、且つSOI形成領域と支持体穴h1を形成する領域(即ち、支持体穴形成領域)とに挟まれた領域のSi基板1上にはSiO2膜4を残す必要がある。
これ以降の工程は第1実施形態と同じである。即ち、図8(B)に示すように、Si基板1上に図示しないSi−buffer層を形成し、その上にSiGe層11a及び11bを形成し、その上にSi層13a及び13bを形成する。これらSi−buffer層、SiGe層11a及び11b、Si層13a及び13bは、例えばエピタキシャル成長法で形成するため、単結晶のSi基板1上には単結晶のSiGe層11aが形成され、素子分離層3上及びSiO2膜4上にはポリ構造又はアモルファス構造のSiGe層11bが形成される。また、単結晶のSiGe層11a上には単結晶のSi層13aが形成され、ポリ構造又はアモルファス構造のSiGe層11b上にはポリ構造又はアモルファス構造のSi層13bが形成される。
次に、図8(C)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術を用いて、Si層13b、SiGe層11b及びSi−buffer層(図示せず)を部分的にエッチングする。これにより、SiO2膜4の外周部から内側に入った領域に、Si層13b、SiGe層11b及びSi−buffer層を貫いてSiO2膜4を底面とする支持体穴h1を形成する。
次に、図8(C)において、支持体穴h1を埋め込むようにしてSi基板1上の全面に例えばSiO2膜等からなる支持体膜を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術を用いて支持体膜、Si層13a及び13b、SiGe層11a及び11b、Si−buffer層(図示せず)を部分的にエッチングして、図8(D)に示すように、支持体膜から支持体22を形成すると共に、Si基板1の表面を露出させる溝h2(図5(A)参照。)を形成する。
次に、溝h2を介してフッ硝酸等のエッチング液をSi層13a及び13bと、SiGe層11a及び11bのそれぞれの側面に接触させてSiGe層11a及び11bを選択的にエッチングして除去し、Si層13aとSi基板1との間に空洞部を形成する。このエッチング工程では、SiGe層11a及び11bだけでなく、SiO2膜4上に形成されたポリ又はアモルファス構造のSi層13bも除去される。
その結果、第1実施形態と同様に、単結晶のSi層13aの側面と支持体22との間には隙間2が設けられ、Si層13aはその上面を支持体22によってのみ支えられることとなる。次に、Si基板1を熱酸化して、空洞部の内壁にSiO2膜31を形成する。ここで、Si層13aの側面は支持体22から離れているため、熱酸化の初期段階(即ち、隙間25aが十分に残っている段階)では、支持体22からSi層13aの側面への外力の付加を防止することができる。また、Si層13aに生じる圧縮応力を隙間25aへ逃がすこともできる。
このように、本発明の第2実施形態によれば、Si層13の側面のうちの支持体22と接する部分(即ち、Si層13b)をポリ又はアモルファス構造に形成することができる。従って、Si基板1とSi層13との間に空洞部を形成する際に、SiGe層11だけでなく、ポリ又はアモルファス構造のSi層13bもエッチングすることができ、Si層13aの側面と支持体22との間に隙間25aを設けることができる。空洞部25内にSiO2膜31を形成する際に、Si層13aの側面は支持体22から離れているので、Si層13aの応力を緩和することができる。従って、所期のトランジスタ特性を得ることができる。
また、第1実施形態と比べて製造工程の工程数は増えてしまうが、SiO2膜4はフォトリソグラフィー技術とエッチング技術とを用いて成形しているので、その加工精度はLOCOS法によって形成される素子分離層3よりも高い。従って、第1実施形態と比べて、半導体装置の微細化に有利である。
この第2実施形態では、SiO2膜4が本発明の「エピタキシャル成長阻止膜」に対応している。また、それ以外の対応関係は第1実施形態と同じである。
なお、上記の第1、第2実施形態では、「半導体基板」がバルクシリコンウエーハであり、「第1半導体層」がSiGeであり、「第2半導体層」がSiである場合について説明した。しかしながら、本発明の「半導体基板」、「第1半導体層」及び「第2半導体層」の材質はこれに限られることはなく、例えば、Si、Ge、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaNまたはZnSeなどの中から選択される組み合わせを用いることができる。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その2)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その3)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その4)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その5)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その6)。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図(その7)。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 従来例の問題点を示す図。
符号の説明
1 Si基板、3 素子分離層、4、31 SiO2膜、11 SiGe層、11a (単結晶構造の)SiGe層、11b (ポリ又はアモルファス構造の)SiGe層、13 Si層、13a (単結晶構造の)Si層、13b (ポリ又はアモルファス構造の)Si層、21 支持体膜、22 支持体、25 空洞部、25a 隙間、33 絶縁膜、41 ゲート絶縁膜、43 ゲート電極、45 サイドウォール、h1 支持体穴、h2 溝

Claims (3)

  1. 単結晶の半導体基板上にエピタキシャル成長阻止膜を部分的に形成する工程と、
    前記半導体基板上にエピタキシャル成長法によって第1半導体層と第2半導体層とを順次積層する工程と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体層と部分的にエッチングすることによって、前記エピタキシャル成長阻止膜の外周部から内側に入った領域の前記半導体基板上に前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第1溝を形成する工程と、
    前記第1溝が埋め込まれ且つ前記第2半導体層が覆われるようにして前記半導体基板上の全面に支持体膜を形成する工程と、
    前記支持体膜を部分的にエッチングすることによって、前記第1溝から前記エピタキシャル成長阻止膜の前記外周部を跨いで素子領域にかけて前記第2半導体層を覆う形状の支持体を形成する工程と、
    前記支持体下から露出した前記第2半導体層と前記第1半導体層とを順次エッチングして、前記第1半導体層の側面を露出させる第2溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第2溝を介して前記第1半導体層を選択的にエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、
    前記空洞部内に絶縁層を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 単結晶の半導体基板上にエピタキシャル成長法によって第1半導体層と第2半導体層とを順次積層する工程と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体層とを部分的にエッチングすることによって、前記半導体基板上に前記第2半導体層と前記第1半導体層とを貫く第1溝を形成する工程と、
    前記第1溝が埋め込まれ且つ前記第2半導体層が覆われるようにして前記半導体基板上の全面に支持体膜を形成する工程と、
    前記支持体膜を部分的にエッチングすることによって、前記第1溝から素子領域にかけて前記第2半導体層を覆う形状の支持体を形成する工程と、
    前記支持体下から露出した前記第2半導体層と前記第1半導体層とを順次エッチングして、前記第1半導体層の側面を露出させる第2溝を形成する工程と、
    前記第2半導体層よりも前記第1半導体層の方がエッチングされ易いエッチング条件で、前記第2溝を介して前記第1半導体層を選択的にエッチングすることによって、前記半導体基板と前記第2半導体層との間に空洞部を形成する工程と、
    前記空洞部内に絶縁層を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記第1半導体層を形成する前に、前記第1溝を形成する領域と前記素子領域とに挟まれた領域の前記半導体基板上にエピタキシャル成長阻止膜を形成しておく工程をさらに含み、
    前記第1半導体層と前記第2半導体層とを形成する工程では、前記エピタキシャル成長阻止膜上にも前記第1半導体層と前記第2半導体層とを積層する、ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記エピタキシャル成長阻止膜は素子分離層であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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