JP2008028111A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体装置において、限られたTEG領域内に多くの素子を配置することができる技術を提供する。
【解決手段】MOSトランジスタ102aと、MOSトランジスタ102bと、MOSトランジスタ102a,102bのソースに接続されたパッド101dと、MOSトランジスタ102aのドレインに接続されたパッド101eと、MOSトランジスタ102bのドレインに接続されたパッド101cとを有し、パッド101eは、第1メタル(M1)で作製され、パッド101cは、第1メタルよりも上層の第2メタル(M2)で作製され、パッド101eとパッド101cは、絶縁膜を介して重なりあって配置され、MOSトランジスタ102aは、パッド101d,101eを用いて測定され、MOSトランジスタ102bは、パッド101d,101cを用いて測定されることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】MOSトランジスタ102aと、MOSトランジスタ102bと、MOSトランジスタ102a,102bのソースに接続されたパッド101dと、MOSトランジスタ102aのドレインに接続されたパッド101eと、MOSトランジスタ102bのドレインに接続されたパッド101cとを有し、パッド101eは、第1メタル(M1)で作製され、パッド101cは、第1メタルよりも上層の第2メタル(M2)で作製され、パッド101eとパッド101cは、絶縁膜を介して重なりあって配置され、MOSトランジスタ102aは、パッド101d,101eを用いて測定され、MOSトランジスタ102bは、パッド101d,101cを用いて測定されることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体装置に関し、特に、半導体ウエハのスクライブライン上に配置されるTEG(Test Element Group)の構成に適用して有効な技術に関する。
本発明者が検討した技術として、例えば、半導体装置においては、以下の技術が考えられる。
半導体ウエハ上に、TEGと呼ばれる製造プロセス評価用、電気的特性評価用等のパターン、素子等が配置されることがある。製品となる半導体ウエハの場合は、チップ面積の有効利用のため、チップの境界にあたるスクライブライン上にTEGが配置されることが多い。
ところで、前記のような半導体装置の技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
スクライブライン上のTEGの場合、TEGが配置できる領域は限られている。そのため、TEGのウエハ検査パターン作成時、要求項目に対して、領域の制限があり配置できない場合が多々ある。大幅に配置できない場合、ウエハ検査パターンの配置を素子レベルからレイアウト修正を行うケースもある。したがって、限られた配置領域の中で、いかに多くの検査パターンや素子を配置できるかということが重要になってくる。
例えば、ウエハ検査パターン1モジュール(24パッド)に対して、20個前後の素子しか配置できない。しかし、面積的に見ると、まだまだ配置可能であるように見える。パッドの割り当てとしては、共通ソース、共通ゲート、ドレイン(単独)といった配置であった。
スクライブライン上のTEG領域内に配置できる素子は、パッド数によって制限されている。そして、パッド1つに対して1素子しか測定できない。すなわち、パッド間には、面積的に余裕があるのに対して、一部しか使用していないことになる。
そこで、本発明の目的は、半導体装置において、限られたTEG領域内に多くの素子を配置することができる技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明による半導体装置は、1つの半導体基板上に作製された特性評価用の複数の素子を含むものであって、第1及び第2の端子を有する第1の素子と、第3及び第4の端子を有する第2の素子と、前記第1及び第3の端子に接続された第1のパッドと、前記第2の端子に接続された第2のパッドと、前記第4の端子に接続された第3のパッドとを有し、前記第2のパッドは、第1の配線層で作製され、前記第3のパッドは、前記第1の配線層よりも上層の第2の配線層で作製され、前記第2のパッドと前記第3のパッドは、絶縁膜を介して重なりあって配置され、前記第1の素子は、前記第1及び第2のパッドを用いて測定され、前記第2の素子は、前記第1及び第3のパッドを用いて測定されるものである。
また、本発明による半導体装置は、1つの半導体基板上に作製された特性評価用の複数の素子を含むものであって、第1、第2及び第3の端子を有する第1の素子と、第4、第5及び第6の端子を有する第2の素子と、第7、第8及び第9の端子を有する第3の素子と、第10、第11及び第12の端子を有する第4の素子と、前記第1、第4、第7及び第10の端子に接続された第1のパッドと、前記第2及び第5の端子に接続された第2のパッドと、前記第8及び第11の端子に接続された第3のパッドと、前記第3及び第9の端子に接続された第4のパッドと、前記第6及び第12の端子に接続された第5のパッドとを有し、前記第1の素子は、前記第1、第2及び第4のパッドを用いて測定され、前記第2の素子は、前記第1、第2及び第5のパッドを用いて測定され、前記第3の素子は、前記第1、第3及び第4のパッドを用いて測定され、前記第4の素子は、前記第1、第3及び第5のパッドを用いて測定されるものである。
また、本発明による半導体装置は、1つの半導体基板上に作製された特性評価用の複数の素子を含むものであって、第1及び第2の端子を有する第1の素子と、第3及び第4の端子を有する第2の素子と、前記第1及び第3の端子に接続された第1のパッドと、第2のパッドと、前記第2の端子と前記第2のパッドとを接続又は遮断する第1のスイッチと、前記第4の端子と前記第2のパッドとを接続又は遮断する第2のスイッチとを有し、前記第1の素子は、前記第1のスイッチを接続状態にし、前記第1及び第2のパッドを用いて測定され、前記第2の素子は、前記第2のスイッチを接続状態にし、前記第1及び第2のパッドを用いて測定されるものである。
本発明によれば、半導体装置において、限られたTEG領域内に多くの素子を配置することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の特徴を分かり易くするために、本発明の前提技術と比較して説明する。
(本発明の前提技術1)
図1は、本発明の前提として検討した半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す平面図である。図1は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。
図1は、本発明の前提として検討した半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す平面図である。図1は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。
図1に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数のパッド101a〜d・・・が所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、抵抗、容量などが置かれている。パッド101cとパッド101dの間には、1つのMOSトランジスタ102が配置されている。そして、メタル配線により、MOSトランジスタ102のゲートがパッド101bに接続されており、ドレインがパッド101cに接続されており、ソースがパッド101dに接続されている。パッド101cとパッド101dの間には、1つのMOSトランジスタしか置かれていないが、スペースとしては、複数のMOSトランジスタを置くことが可能である。
しかし、1つのMOSトランジスタを測定するには、ソースとゲートとドレインに接続されたそれぞれのパッドにプローブを当てて測定する必要がある。そのため、配置できる素子数は、パッドの個数で制限されてしまう。多くの素子を配置する方法として、パッドを共通化して使用することが考えられるが、現状では、例えば、ソースとゲートについてはパッド共通化できても、ドレインも含めてすべてのパッドを共通化することは不可能であった。
(実施の形態1)
図2は本発明の実施の形態1による半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A切断面における断面図である。図2は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。以下において、TEG領域内の特性評価用の素子として、MOSトランジスタ素子を例に説明するが、これに限定されるものではなく、バイポーラトランジスタや抵抗や容量などの他の素子などであっても良い。
図2は本発明の実施の形態1による半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A切断面における断面図である。図2は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。以下において、TEG領域内の特性評価用の素子として、MOSトランジスタ素子を例に説明するが、これに限定されるものではなく、バイポーラトランジスタや抵抗や容量などの他の素子などであっても良い。
図2(a)に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数のパッド(PAD)101a〜d・・・が所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に特性評価用の素子として例えばMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、抵抗、容量などが置かれている。パッド101cとパッド101dの間には、MOSトランジスタ(MOSA;第1の素子)102aとMOSトランジスタ(MOSB;第2の素子)102bが配置されている。
図2(b)に示すように、パッド101cの下には、絶縁膜を介してパッド101eが重なりあって配置されている。パッド101eは第1メタル(M1;第1の配線層)により作製され、パッド101cは第2メタル(M2;第2の配線層)により作製される。そして、第1メタル(M1)又は第2メタル(M2)により、MOSトランジスタ102aのゲートがパッド101bに接続され、ソースがパッド101dに接続される。MOSトランジスタ102aのドレインは、第1メタル(M1)により、パッド101eに接続される。
また、第1メタル(M1)又は第2メタル(M2)により、MOSトランジスタ102bのゲートがパッド101bに接続され、ソースがパッド101dに接続される。MOSトランジスタ102bのドレインは、第2メタル(M2)により、パッド101cに接続される。
MOSトランジスタ102aは、第2メタル(M2)の作製前に、パッド101bとパッド101eとパッド101dを用いて測定される。MOSトランジスタ102bは、第2メタル(M2)の作製後に、パッド101bとパッド101cとパッド101dを用いて測定される。
以上のように、複数のMOSトランジスタのゲート及びソースに接続されるパッドを共通化し、ドレインに接続されるパッドを重ね合わせて配置することにより、パッド間に複数の素子を配置することが可能になり、TEGの高集積化が図れる。
例えば、従来の方法に対して、2倍以上の素子を1モジュール(24パッド)に配置することができる。
また、従来、復数箇所に分かれて配置されていたスクライブライン上のTEGを1つにまとめることが可能となり、スクライブライン上のTEG領域に配置するウエハ検査パターン数を低減することができ、ダイシング時の異物発生の確率を低減することができる。
また、第1メタル(M1)工程完了及び第2メタル(M2)工程完了時に、ウエハを抜き取ることにより、測定項目を変更することができる。
図3は、本実施の形態1の応用例を示す断面図である。図3は、前記図2(b)に対応する図である。
前記図2(b)では、配線層が第1メタル及び第2メタルの2層の場合を説明したが、メタルがさらに多層化した場合は、図3に示すように、さらに多くの素子を配置することが可能となる。
すなわち、パッド101cの上に、絶縁膜を介して第3メタル(M3)及び第4メタル(M4)によるパッド101f及びパッド101gを重ね合わせて配置し、パッド101f及びパッド101gを別の素子に接続する。このように、メタルが多層化されるほど、多くの素子を配置することができる。
図4は、本実施の形態1の他の応用例を示す断面図である。図4は、前記図2(b)及び図3に対応する図である。
前記図3では、第1メタル(M1)、第2メタル(M2)、第3メタル(M3)及び第4メタル(M4)によるパッド101e、パッド101c、パッド101f及びパッド101gをそれぞれ素子に接続する場合を説明したが、図4に示すように、第1メタル(M1)及び第4メタル(M4)によるパッド101e及びパッド101gを素子に接続し、第2メタル(M2)及び第3メタル(M3)によるパッド101c及びパッド101fは素子に接続せずに、針当て時の突き抜け防止の座布団として利用する。このように、メタルが多層化された場合、例えばメタルが4層ある場合などは、第2メタル(M2)及び第3メタル(M3)を座布団として利用することにより、針当てによる突き抜けが防止される。
図5は、本実施の形態1の他の応用例を示す図であり、(a)は概念図、(b)は(a)のB−B切断面における断面図である。図5は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。
前記図2〜4では、多層メタルによるパッドを完全に重ね合わせて配置していたが、図5では、メタル層の異なるパッドを一部重ねて配置し、それらのパッドの下に素子を配置する。このような構成にすることにより、TEGの高集積化が図れ、ウエハ完成後においても全ての素子を測定することが可能となる。
例えば、図5に示すように、パッド101cを含む第2メタル(M2)による10個のパッドと、パッド101fを含む第3メタル(M3)による10個のパッドとを一部重ねて並べる。そして、これらのパッドの下に、MOSトランジスタ102aを含む素子群501と、MOSトランジスタ102bを含む素子群502とを配置する。
なお、重なり領域503については、最終パッド層を変更することにより、パッド間ピッチを狭めることができる。また、配線領域504においては、第1メタル及び第2メタルにより、針当て時に素子が損傷しないように、クロスして配線を行う。
図6は、図5における応用例の詳細図であり、(a)は概念図、(b)は(a)の領域601における平面図及び断面図である。図6(a)は図5(a)と同じ構成の図である。
図6に示すように、1組10個のパッドからなる2組のパッド群(20個のパッド)を重ねて並べ、その下に素子群501,502を配置する。パッド間領域602については、拡大図に示すように、パッドどうしを重ねても離しても、測定可能となる。また、測定と直接関係ないパッドの下にドレイン用パッドを設けると好適である。
図7は、図5及び図6に示した応用例の測定方法を示す図である。図7に示すように、まず、針(プローブ)701を含む針群を、パッド101cを含むパッド群に当てて測定を行う。続いて、針701を含む針群を横方向に少しずらして、パッド101fを含むパッド群に当てて測定を行う。順序は、この逆でもよい。
(本発明の前提技術2)
図8は、本発明の前提として検討した半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す回路図である。図8は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。
図8は、本発明の前提として検討した半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す回路図である。図8は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。
図8に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数(図8では10個)のパッド801a〜801jが所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばMOSトランジスタ802などが置かれている。
MOSトランジスタ802(MOS−A)を測定するには、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801bにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。このような構成の場合は、ドレイン用のパッドは、一度しか使用していない。
そのため、10個のパッド群の中には、7個の素子しか配置することができない。すなわち、配置できる素子数は、パッドの個数で制限されてしまう。多くの素子を配置する方法として、パッドを共通化して使用することが考えられるが、現状では、例えば、ソースとゲートについてはパッド共通化できても、ドレインも含めてすべてのパッドを共通化することは不可能であった。
(実施の形態2)
前記実施の形態1は、縦構造から見たパッドの共通化の技術であったが、本実施の形態2は、回路から見たパッドの共通化の技術である。
前記実施の形態1は、縦構造から見たパッドの共通化の技術であったが、本実施の形態2は、回路から見たパッドの共通化の技術である。
図9は本発明の実施の形態2による半導体装置におけるスクライブライン上のTEGの素子配置を示す回路図である。図9は、半導体ウエハのチップ境界に当たるスクライブライン上に配置されたTEG領域の一部を示している。以下において、TEG領域内の特性評価用の素子として、MOSトランジスタ素子を例に説明するが、これに限定されるものではなく、バイポーラトランジスタや抵抗や容量などの他の素子などであっても良い。
図9に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数(図9では10個)のパッド801a〜801jが所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばMOSトランジスタ802a,802bなどが置かれている。また、MOSトランジスタ802aのゲートはパッド801aに接続され、ドレインはパッド801cに接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。また、MOSトランジスタ802bのゲートはパッド801bに接続され、ドレインはパッド801cに接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。
MOSトランジスタ802a(MOS−A)を測定するには、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801cにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。MOSトランジスタ802b(MOS−B)を測定するには、パッド801bにゲート電圧を印加し、パッド801cにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。
このような構成にして、ゲートを分けることにより、ドレイン用パッドを2回以上使用することが可能となり、TEGの高集積化が図れる。例えば、前記本発明の前提技術2で示した図8の場合は、10個のパッド群の中に、7個の素子しか配置することができなかったが、本実施の形態2における図9の構成の場合は、10個のパッド群の中に、12個の素子を配置することができる。また、完成ウエハに対しても全項目の測定実施が可能である。
なお、以上の説明では、素子としてMOSトランジスタを用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、バイポータトランジスタ、抵抗、容量などの他の素子であってもよい。また、図9では、ドレイン用パッドに2個のトランジスタを接続した例を説明したが、ゲート用パッドの数を増やして、ドレイン用パッドに接続するトランジスタの数を3個以上としてもよい。
図10は、本実施の形態2の応用例を示す回路図である。
図10に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数(図10では10個)のパッド801a〜801jが所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばMOSトランジスタ802a,802bなどが置かれている。また、MOSトランジスタ802a,802bのドレインとパッド801bの間には、スイッチMOS1001が配置されている。また、MOSトランジスタ802aのゲートはパッド801aに接続され、ドレインはスイッチMOS1001に接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。また、MOSトランジスタ802bのゲートはパッド801aに接続され、ドレインはスイッチMOS1001に接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。また、スイッチMOS1001のゲートは、パッド801c,801dに接続されている。スイッチMOS1001のオン/オフの制御は、パッド801c,801dに電圧を印加することにより行われる。
MOSトランジスタ802aを測定するには、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801bにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加し、パッド801cにスイッチオン電圧を印加して行う。MOSトランジスタ802bを測定するには、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801bにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加し、パッド801dにスイッチオン電圧を印加して行う。
このように、トランジスタのドレインと、ドレイン用パッドとの間にスイッチMOS等を置くことにより、スイッチMOS等で制御可能となり、ドレイン用パッドを共通化することができる。
図11は、本実施の形態2の他の応用例を示す回路図である。
図11に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数(図11では10個)のパッド801a〜801jが所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばMOSトランジスタ802a,802bなどが置かれている。また、MOSトランジスタ802a,802bのドレインとパッド801bはメタルマスタスライス1101により接続/切断される。また、MOSトランジスタ802a,802bのゲートとパッド801aはメタルマスタスライス1102により接続/切断される。MOSトランジスタ802a,802bのソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。
MOSトランジスタ802aを測定するには、メタルマスタスライス1101,1102により、MOSトランジスタ802aのゲートとパッド801aとを接続し、ドレインとパッド801bとを接続し、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801bにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。
MOSトランジスタ802bを測定するには、メタルマスタスライス1101,1102により、MOSトランジスタ802bのゲートとパッド801aとを接続し、ドレインとパッド801bとを接続し、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801bにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。
このように、トランジスタの端子とパッドとの接続をマスクで制御することにより、ドレイン用パッドとゲート用パッドとソース用パッドとを共通化するこができ、TEGの高集積化を図ることができる。
また、トランジスタの端子とパッドとの接続をマスクで制御する方法として、メタルマスタスライスを利用する方法以外に、2度露光を利用する方法がある。
図12及び図13に、2度露光を利用した場合のトランジスタの端子とパッドとの接続例を示す。図12は、2度露光のスクライブライン上段及び下段を示す図である。図13は、2度露光のショットマトリクスを示す図である。
図12及び図13に示すように、2度露光により配線を切断し、スクライブラインの上下で測定素子を変更する。図13の2度露光マスクショット位置は、1列置きとする。
このように、トランジスタの端子とパッドとの接続を2度露光で制御することにより、ドレイン用パッドとゲート用パッドとソース用パッドとを共通化するこができ、TEGの高集積化を図ることができる。
図14は本実施の形態2の他の応用例を示す回路図である。
図14に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数(図14では10個)のパッド801a〜801jが所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばPMOSトランジスタ1401,NMOSトランジスタ1402などが置かれている。また、PMOSトランジスタ1401のゲートはパッド801aに接続され、ドレインはパッド801cに接続され、ソースはパッド801fに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。また、NMOSトランジスタ1402のゲートはパッド801bに接続され、ドレインはパッド801cに接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(PWELL)はパッド801iに接続されている。
PMOSトランジスタ1401を測定するには、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801cにドレイン電圧を印加し、パッド801fにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。NMOSトランジスタ1402を測定するには、パッド801bにゲート電圧を印加し、パッド801cにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801iにPWELL電圧を印加して行う。
このような構成にして、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタのゲートとソースを分けることにより、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを完成ウエハに対して測定可能となり、TEGの高集積化が図れる。
図15は本実施の形態2の他の応用例を示す回路図である。図15に示す応用例は、前記実施の形態1と本実施の形態2を組み合わせたものである。
図15に示すように、前記実施の形態1の図2で示したような縦構造による共通化構成1501と、本実施の形態2の図9のような回路構造による共通化構成1502とを組み合わせる。このような構成により、さらに2倍の測定が可能となる。
図16は本実施の形態2の他の応用例を示す回路図である。
図16に示すように、スクライブライン上のTEG領域には、複数(図16では10個)のパッド801a〜801jが所定の間隔で配列されており、それらのパッドの間に素子として例えばMOSトランジスタ802a,802bなどが置かれている。また、MOSトランジスタ802aのゲートはパッド801aに接続され、ドレインはパッド801cに接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。また、MOSトランジスタ802bのゲートはパッド801bに接続され、ドレインはパッド801cに接続され、ソースはパッド801eに接続され、バックゲート(NWELL)はパッド801jに接続されている。
このような構成において、MOSトランジスタ802a,802bとパッド801cの間にレーザカット領域1601,1602を設ける。他のMOSトランジスタについても同様にレーザカット領域を設ける。
MOSトランジスタ802aを測定するには、レーザカット領域1602の配線をレーザで切断し、パッド801aにゲート電圧を印加し、パッド801cにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。MOSトランジスタ802bを測定するには、レーザカット領域1601の配線をレーザで切断し、パッド801bにゲート電圧を印加し、パッド801cにドレイン電圧を印加し、パッド801eにソース電圧を印加し、パッド801jにNWELL電圧を印加して行う。
このように、レーザ救済技術を利用して、測定を行わないMOSトランジスタのドレイン側を切断することにより、ドレイン用パッドの共通化が可能となりTEGの高集積化が図れる。例えば、前記本発明の前提技術2で示した図8の場合は、10個のパッド群の中に、7個の素子しか配置することができなかったが、本実施の形態2における図9の構成の場合は、10個のパッド群の中に、12個の素子を配置することができる。また、完成ウエハに対しても全項目の測定実施が可能である。
したがって、前記実施の形態1及び実施の形態2によれば、1つのパッドに対して複数の素子を測定することが可能となる。また、従来に対して、2倍以上の素子を1モジュール(例えば24パッド)に配置できる。また、スクライブライン上のTEG領域に配置するウエハ検査パターン数を低減することが可能となり、ダイシング時の異物発生の確率を低減できる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、スクライブライン上のTEGについて説明したが、これに限定されるものではなく、半導体チップ内など、他の領域にあるTEGについても適用可能である。
本発明は、半導体装置、電子機器等の製造業において利用可能である。
101a〜101g,801a〜801j パッド
102,102a,102b,802,802a,802b MOSトランジスタ
501,502 素子群
503,504,601,602 領域
701 針
1001 スイッチMOS
1101,1102 メタルマスタスライス
1401 PMOSトランジスタ
1402 NMOSトランジスタ
1501,1502 共通化構成
1601,1602 レーザカット領域
102,102a,102b,802,802a,802b MOSトランジスタ
501,502 素子群
503,504,601,602 領域
701 針
1001 スイッチMOS
1101,1102 メタルマスタスライス
1401 PMOSトランジスタ
1402 NMOSトランジスタ
1501,1502 共通化構成
1601,1602 レーザカット領域
Claims (5)
- 1つの半導体基板上に作製された特性評価用の複数の素子を含む半導体装置であって、
第1及び第2の端子を有する第1の素子と、
第3及び第4の端子を有する第2の素子と、
前記第1及び第3の端子に接続された第1のパッドと、
前記第2の端子に接続された第2のパッドと、
前記第4の端子に接続された第3のパッドとを有し、
前記第2のパッドは、第1の配線層で作製され、
前記第3のパッドは、前記第1の配線層よりも上層の第2の配線層で作製され、
前記第2のパッドと前記第3のパッドは、絶縁膜を介して重なりあって配置され、
前記第1の素子は、前記第1及び第2のパッドを用いて測定され、
前記第2の素子は、前記第1及び第3のパッドを用いて測定されるものであることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置において、
前記第1の素子は、前記第2の配線層の作製前に測定され、前記第2の素子は、前記第2の配線層の作製後に測定されるものであることを特徴とする半導体装置。 - 1つの半導体基板上に作製された特性評価用の複数の素子を含む半導体装置であって、
第1、第2及び第3の端子を有する第1の素子と、
第4、第5及び第6の端子を有する第2の素子と、
第7、第8及び第9の端子を有する第3の素子と、
第10、第11及び第12の端子を有する第4の素子と、
前記第1、第4、第7及び第10の端子に接続された第1のパッドと、
前記第2及び第5の端子に接続された第2のパッドと、
前記第8及び第11の端子に接続された第3のパッドと、
前記第3及び第9の端子に接続された第4のパッドと、
前記第6及び第12の端子に接続された第5のパッドとを有し、
前記第1の素子は、前記第1、第2及び第4のパッドを用いて測定され、
前記第2の素子は、前記第1、第2及び第5のパッドを用いて測定され、
前記第3の素子は、前記第1、第3及び第4のパッドを用いて測定され、
前記第4の素子は、前記第1、第3及び第5のパッドを用いて測定されるものであることを特徴とする半導体装置。 - 1つの半導体基板上に作製された特性評価用の複数の素子を含む半導体装置であって、
第1及び第2の端子を有する第1の素子と、
第3及び第4の端子を有する第2の素子と、
前記第1及び第3の端子に接続された第1のパッドと、
第2のパッドと、
前記第2の端子と前記第2のパッドとを接続又は遮断する第1のスイッチと、
前記第4の端子と前記第2のパッドとを接続又は遮断する第2のスイッチとを有し、
前記第1の素子は、前記第1のスイッチを接続状態にし、前記第1及び第2のパッドを用いて測定され、
前記第2の素子は、前記第2のスイッチを接続状態にし、前記第1及び第2のパッドを用いて測定されるものであることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記複数の素子は、スクライブライン上に配置されることを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006198411A JP2008028111A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006198411A JP2008028111A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | 半導体装置 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008028111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN109904091A (zh) * | 2019-02-21 | 2019-06-18 | 长江存储科技有限责任公司 | 晶圆测试结构、晶圆以及晶圆的测试方法 |
-
2006
- 2006-07-20 JP JP2006198411A patent/JP2008028111A/ja active Pending
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