JP2008026968A - データ管理装置、データプログラム及びデータ管理方法 - Google Patents

データ管理装置、データプログラム及びデータ管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同種の関連情報間の重要性の違いを当該関連情報に反映させる。
【解決手段】文書DB42は複数の文書を格納する。関連情報DB43は、文書DB42に格納されている因果関係のある2つの文書毎に設定される関連情報を格納する。この関連情報は、因果の元になる文書を結合元とし、当該結合元の文書に対して因果関係のある文書を結合先として管理するのに用いられ、当該因果関係の強さを表す結合度を含む。関連情報処理部55の検索範囲指定部は、文書DB42に格納されているデータの活用範囲を結合度に基づいて指定する。関連情報処理部55の関連情報更新部は、関連情報DB43に格納されている関連情報に含まれている結合度を、当該関連情報により示されるデータの活用状況に応じて更新する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、文書等のデータを管理するためのデータ管理技術に係り、特に、2つのデータの間柄に関する情報を関連情報として用いてデータを管理するのに好適なデータ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法に関する。
従来から、文書(文書データ)等のデータを管理する技術が知られている。例えば、特許文献1には、業務におけるユーザの文書操作内容をもとに文書の参照または作成を伴う文書を用いた業務のステータスを採取して登録し、文書と業務とを関連付けて管理することにより、文書から業務、または業務から文書の検索を可能とした文書管理(データ管理)技術が記載されている。
また、例えば特許文献2には、文書への操作履歴を当該文書と関連付けて管理することにより、当該操作履歴を利用して検索対象を絞ることを可能とした文書管理(データ管理)技術が記載されている。
特開平11−39320号公報(段落0019) 特開2000−163439(段落0007)
上記特許文献1に記載されたデータ管理技術によれば、例えばユーザにより指定された業務から当該業務に関連する文書を検索できる。また、上記特許文献2に記載されたデータ管理技術によれば、文書への操作履歴を利用して検索対象を絞ることにより、大量の文書の中からユーザにより指定された検索条件に合致する文書を迅速に検索できる。
しかし、特許文献1及び2に記載されたデータ管理技術(以下、先行技術と称する)では、検索された文書に関連する別の文書を検索することは考慮されていない。このような関連する文書の中には、ユーザが意図した文書が含まれている可能性がある。
そこで、関連文書の検索のために、異なる2つの文書(データ)の間柄(因果関係)に関する情報を関連情報として用いることが考えられる。例えば、関連情報を幾つかの種類に分類し、その種類に応じて文書(データ)のグルーピングを行うことにより、文書(データ)を管理することが考えられる。
しかし、管理すべき文書の数が膨大になると、関連情報の数も膨大となるため、関連文書を高速に検索することが困難となる。また、同種の関連情報間では、その重要度の違いを区別できないため、ユーザにとって重要でない関連文書が検索される可能性がある。また、同種の関連情報間の重要度の違いは、時間の経過に応じて変化する可能性もある。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、同種の関連情報間の重要性の違いを当該関連情報に動的に反映させることができるデータ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、主データベースに格納されるデータを管理するデータ管理装置が提供される。このデータ管理装置は、前記主データベースに格納されている因果関係のある2つのデータ毎に設定される、因果の元になるデータを結合元データとし、当該結合元データに対して因果関係のあるデータを結合先データとして管理するための関連情報であって、当該因果関係の強さを表す結合度を含む関連情報を格納する関連情報データベースと、前記関連情報データベースに格納されている関連情報に含まれている結合度を、当該関連情報により示されるデータの活用状況に応じて更新する関連情報更新手段とを具備する。
本発明によれば、因果関係のある2つのデータの間柄を表す関連情報に、当該因果関係の強さを表す結合度と呼ぶ属性であって、当該関連情報により示されるデータの活用状況に応じて更新される属性を持たせてデータを管理することにより、同種の関連情報間の重要性の違いを当該関連情報に反映させることができる。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るデータ管理装置を含むクライアント−サーバシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1のクライアント−サーバシステムは、主として、データベースサーバ(データベースサーバコンピュータ)10と、複数のクライアント端末とから構成される。複数のクライアント端末はクライアント端末20を含む。クライアント端末20上では、データベースサーバ10を利用するクライアントソフトウェアが動作する。クライアントソフトウェアは例えばブラウザである。クライアント端末20を含む複数のクライアント端末は、ローカルエリアネットワーク(LAN)のようなネットワーク30を介してデータベースサーバ10と接続されている。なお、図1にはクライアント端末20以外のクライアント端末は省略されている。
データベースサーバ10は、主メモリのようなメモリ11を含む。データベースサーバ10は、ハードディスクドライブのような外部記憶装置40と接続されている。この外部記憶装置40は、データベースサーバ10によるデータ管理に用いられるデータ管理プログラム41を格納する。データベースサーバ10及び外部記憶装置40はデータ管理装置50を構成する。データ管理装置50は、ユーザによってクライアント端末を介して提示された検索条件に合致する文書を回答として当該クライアント端末に返却する文書検索装置としての機能を有する。
図2は図1に示されるデータ管理装置50の主として機能構成を示すブロック図である。データ管理装置50は、インタフェース51、解析部52、文書検索部53、データ登録処理部54及び関連情報処理部55を含む。本実施形態において、これらの各部51乃至55は、図1のデータベースサーバ10が外部記憶装置40に格納されているデータ管理プログラム41をメモリ11に読み込んで実行することにより実現されるものとする。このプログラム41は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、このプログラム41が、ネットワーク30を介してデータベースサーバ10にダウンロードされても構わない。
データ管理装置50はまた、主データベースとしての文書データベース(文書DB)42、及び関連情報データベース(関連情報DB)43を含む。文書DB42及び関連情報DB43は、外部記憶装置40に格納される。文書DB42は文書(文書データ)の集合を格納する。関連情報DB43は、因果関係のある異なる2つの文書(文書データ)の当該因果関係(間柄)に関する情報を関連情報として格納する。因果関係には、因果に沿った方向がある。因果の元になる文書を結合元文書と呼び、当該結合文書に対して因果関係のある文書を結合先文書と呼ぶ。
図3は図2に示される文書DB42に格納される文書のデータ構造の一例を示す。文書(文書データ)は、文書作成者・作成日時情報421、文書識別情報としての文書名422及び本文423の各データを含む。文書作成者・作成日時情報421は、文書名422で特定される文書の作成者と作成日時を示す。
図4は図2に示される関連情報DB43に格納される関連情報のデータ構造の一例を示す。関連情報(リンク情報)は文書間(つまり結合元文書及び結合先文書の間)の因果関係を表すデータである。関連情報は、種類(タイプ)情報431、説明432、結合元文書名433、結合先文書名434、結合度435及び更新日時情報436の各データを含む。文書DB42に格納される文書は、関連情報DB43に格納される関連情報で関連付けられる情報の最小単位である。
種類情報431は関連情報の種類を示す。更に詳細に述べるならば、種類情報431は、結合元文書から見た結合先文書への参照関係の種類、つまり結合元文書に対する結合先文書の因果関係の種類を示す。本実施形態において、種類情報431によって示される種類(関連情報種類)は、タイプ1乃至タイプ5の5種類である。
タイプ1は、ある文書(結合元文書)を改訂して、その改訂された新たな文書(結合先文書)に置き換える場合の当該両文書の「revise」と呼ぶ関係を示す。
タイプ2は、ある文書(結合元文書)を別の文書(結合先文書)にまとめたり、要約したりする場合の当該両文書の「sum」と呼ぶ関係を示す。
タイプ3は、ある文書(結合元文書)を参考または利用して別の文書(結合先文書)を作成する場合の当該両文書の「consult」と呼ぶ関係を示す。
タイプ4は、説明的な因果関係、例えば結合元文書と結合先文書が共存しないと文脈的には理解できないほど強い結びつきを持つ、「describe」と呼ぶ関係を示す。このようなタイプ4の因果関係として、例えば、添付ファイルと当該添付ファイルを説明するメッセージとの関係が挙げられる。
タイプ5は、ある文書(結合元文書)を受けて当該文書に対して補足/返答/反論するなど、当該文書に文脈的な情報を追加して別の文書(結合先文書)を作成する場合の当該両文書の「follow」と呼ぶ関係を示す。
説明432は、種類情報431によって示される関連情報種類の説明内容を表す。結合元文書名433及び結合先文書名434は、それぞれ、種類情報431によって示される種類の因果関係を持つ結合元文書及び結合先文書の文書名を示す。
結合度435は、結合元文書名433及び結合先文書名434によって示される2つの文書間の因果関係(結びつき)の強さを表す情報(属性)である。結合度435が高いほど、上記2つの文書の間には強い因果関係があるといえる。結合度435には初期値がある。この結合度435の初期値(つまり初期結合度)は、2つの文書の間の関連情報が生成される際に設定されるもので、種類情報431の示す種類によって予め定められている。
結合度435は、当該結合度435を含む関連情報が後述する第1の文書から第2の文書を辿るのに参照された場合に増加する方向に更新される。また結合度435は、当該結合度435を含む関連情報が一定期間の間に辿られないか、辿られたとしても当該関連情報中の結合先文書名434によって示される文書が一定期間の間に参照(選択)されなかった場合に減少する方向に更新される。但し、結合度435には上限(例えば、1.0)及び下限(例えば、0.1)が予め定められており、上限を超えて増加されること及び下限を下回って減少されることはない。このように、関連情報に含まれる結合度435は動的に変化する。これにより、常に最新の状態の関連情報を提供でき、同種の関連情報間における重要性の違いを当該関連情報に動的に反映させることが可能となる。
図5は、結合度435の初期値(初期結合度)の種類別の一覧と、当該結合度435の上限/下限の一例を示す。ここでは、初期結合度は、タイプ1(「revise」)が最も高く、以下、タイプ2(「sum」)、タイプ3(「consult」)、タイプ4(「describe」)、タイプ5(「follow」)の順に低くなる。
更新日時情報436は、対応する関連情報が更新/作成された日時を示す。
再び図2を参照すると、インタフェース51は、クライアント端末20を含むクライアント端末との間のデータの入出力を行うユーザインタフェースとして用いられる。インタフェース51は、データ登録インタフェース511、条件入力インタフェース512、結果出力インタフェース513及び表示文書選択インタフェース514を含む。
データ登録インタフェース511は、ユーザがクライアント端末を操作して作成した文書を文書DB42に登録する際の入出力インタフェースをなす。データ登録インタフェース511はまた、文書DB42に登録される文書を結合先文書とする関連情報を関連情報DB43に登録する際の入出力インタフェースをなす。条件入力インタフェース512は、ユーザの操作に応じてクライアント端末から与えられる検索条件を入力する。結果出力インタフェース513は、文書検索部53による文書検索の結果を、当該文書検索を要求したクライアント端末に出力する。
表示文書選択インタフェース514は、結果出力インタフェース513によってクライアント端末に出力された検索結果の中からユーザによって選択された文書を関連情報処理部55に通知する。
解析部52は、条件入力インタフェース512によって入力された検索条件を解析する。本実施形態では、検索条件は自然言語を用いた質問文によって与えられる。解析部52は、この質問文を形態素解析することにより、検索条件としてのキーワードを抽出する。
文書検索部53は、解析部52によって抽出されたキーワードに基づき文書DB42から当該キーワードを含む文書を検索する。データ登録処理部54は、データ登録インタフェース511によって入力された文書を文書DB42に登録する。
関連情報処理部55は、ユーザによって選択された文書に関連する文書の検索対象範囲を決定して、その範囲の文書(関連文書)を検索する。関連情報処理部55はまた、関連情報DB43への関連情報の登録及び当該関連情報DB43に登録されている関連情報の更新を行う。
図6は、関連情報処理部55の構成を示すブロック図である。関連情報処理部55は、関連情報登録部550、検索範囲指定部551、関連文書検索部552及び関連情報更新部553を含む。
関連情報登録部550は、関連情報DB43に関連情報を登録する。検索範囲指定部551は、表示文書選択インタフェース514によって通知される文書に関連する文書(関連文書)の検索対象範囲を、関連情報中の結合度に基づいて決定する。検索範囲指定部551は、決定された検索範囲を関連文書検索部552に対して指定する。関連文書検索部552は、検索範囲指定部551によって指定された検索対象範囲の文書を関連情報DB43に格納されている関連情報を辿ることによって検索する。この関連文書検索部552は、関連情報DB43に格納されている関連情報によって因果関係が管理される、文書DB42に格納されている文書を、指定の範囲で活用するデータ活用部であるといえる。
関連情報更新部553は、関連情報DB43に登録されている関連情報、特に当該関連情報中の結合度を更新する。関連情報更新部553は遷移更新部553a及び時間更新部553bを含む。遷移更新部553aは、文書検索部53によって検索された文書の中からユーザによって選択された文書を第1の文書として当該第1の文書と関連する文書(関連文書)が関連文書検索部552によって検索され、その検索された文書の中からユーザによって任意の文書が第2の文書として選択された場合に動作する。この場合、遷移更新部553aは、第1の文書から第2の文書を辿るのに参照された関連情報の結合度435を更新する。ここでは、関連情報中の結合度の上限を上回らない範囲で、当該結合度が一定値だけ増加される。時間更新部553bは、関連情報DB43内で遷移更新部553aによって一定期間内に結合度435が更新されなかった関連情報を更新する。ここでは、関連情報中の結合度435の下限を下回らない範囲で、当該結合度435が一定値だけ減少される。
次に、本実施形態における動作を説明する。
まず、文書作成・登録時の動作を説明する。ユーザがクライアント端末20を操作することにより、例えばデータベースサーバ10を利用してデータ管理装置50の文書DB42に登録されるべき文書を作成するものとする。この場合、データ管理装置50のデータ登録インタフェース511は、クライアント端末20のブラウザに対し、文書作成の種類をユーザに指定させるグラフィカルユーザインタフェース画面(GUI画面)のための画面情報を送信する。
クライアント端末20のブラウザは、データ管理装置50のデータ登録インタフェース511からの画面情報に基づいて当該クライアント端末20にGUI画面を表示する。このGUI画面は、文書の新規作成であることを指定する「新規作成」ボタン、ある文書を別の文書にまとめたり、要約したりすることを指定する「まとめ」ボタン、ある文書を改訂して、その改訂された新たな文書に置き換えることを指定する「改訂」ボタンを含む。
ユーザは、文書DB42に登録されるべき文書を新規作成する場合には、「新規作成」ボタンを押す(選択する)。またユーザは、文書を改訂する場合には「改訂」ボタンを押す。またユーザは、文書のまとめを作成する場合には、「まとめ」ボタンを押す。このユーザの操作情報はクライアント端末20のブラウザによりデータ管理装置50のデータ登録インタフェース511に通知される。
データ登録インタフェース511は、通知された操作情報から、文書DB42に登録されるべき文書と文書DB42に既に登録されている当該文書の作成に関連した文書との関連の種類(関係情報種類)を判別する。即ちデータ登録インタフェース511は、「改訂」ボタンが押されたならばタイプ1(「revise」)を、「まとめ」ボタンが押されたならばタイプ2(「sum」)を判別する。
データ登録インタフェース511は、通知された操作情報に対応する種類の文書の登録に用いられるGUI画面(文書登録画面)のための画面情報をクライアント端末20のブラウザに送信する。これによりブラウザは、クライアント端末20に文書登録画面を表示する。ユーザは、作成した文書を文書DB42に登録するための操作を、この文書登録画面上で行う。この操作に従い、クライアント端末20のブラウザは、作成された文書の情報(例えば文書作成者・作成日時、文書名及び本文を含む情報)と、当該文書と関連する文書の情報(例えば文書名を含む情報)とを、データ管理装置50のデータ登録インタフェース511に送信する。
データ登録インタフェース511は、クライアント端末20のブラウザから送信された情報のうち、作成された文書の情報をデータ登録処理部54に渡す。データ登録インタフェース511はまた、クライアント端末20のブラウザから送信された情報のうちの作成された文書の文書名、当該文書と関連する文書の文書名、及び当該両文書の関連の種類を表す情報を関連情報処理部55に渡す。
上記の例とは異なる種類の文書が作成された場合にも、データ登録インタフェース511は「改訂」ボタンまたは「まとめ」ボタンが押された場合と同様に動作する。例えば、ユーザがクライアント端末20を操作して、文書DB42に登録されている文書を参照(参考に)することにより、当該参照された文書とリンクされたメッセージ(文書)を作成した場合、データ登録インタフェース511は当該ユーザの操作に基づき、当該両文書の関連の種類をタイプ3(「consult」)と判別する。また、ユーザがクライアント端末20を操作して、文書DB42に登録されている文書が添付されたメッセージ(文書)を作成した場合、データ登録インタフェース511は当該ユーザの操作に基づき、当該両文書の関連の種類をタイプ4(「describe」)と判別する。また、ユーザがクライアント端末20を操作して、文書DB42に登録されている文書に対するコメントや質問が記述された文書を作成した場合、データ登録インタフェース511は当該ユーザの操作に基づき、当該両文書の関連の種類をタイプ5(「follow」)と判別する。
データ登録インタフェース511は、ユーザがクライアント端末20を操作することにより文書を作成した場合、作成された文書の情報(例えば文書作成者・作成日時、文書名及び本文を含む情報)と、当該文書と関連する文書の情報(例えば文書名を含む情報)とを、クライアント端末20のブラウザから受け取る。データ登録インタフェース511は、上記作成された文書の情報をデータ登録処理部54に渡す。データ登録インタフェース511はまた、上記作成された文書(結合先文書)の文書名、当該文書と関連する文書(結合元文書)の文書名、及び当該両文書の関連の種類を表す情報を関連情報処理部55に渡す。
データ登録処理部54は、データ登録インタフェース511から渡された文書の情報を、図3に示す形式で文書DB42に登録する。関連情報処理部55の関連情報登録部550は、データ登録インタフェース511から渡された情報に基づいて図4に示す形式の関連情報を生成し、当該関連情報を関連情報DB43に登録する。ここで関連情報登録部550は、関連情報に設定される結合度(初期結合度)435を、図5に示す初期結合度一覧の中から、データ登録インタフェース511から渡された情報に含まれている関連の種類を表す情報に基づいて選択する。
図7は、文書Aを結合元文書とする文書Bが文書DB42に登録される場合に生成される関連情報に含まれる結合度が、関連の種類によって異なることを示す。
次に、関連情報処理部55の関連情報更新部553の動作について説明する。
まず、関連情報更新部553の時間更新部553bによる関連情報更新処理について図8のフローチャートを参照して説明する。時間更新部553bは、この関連情報更新処理を、1週間毎、1ヶ月毎のように定期的に実行する。時間更新部553bは、関連情報更新処理を開始すると、関連情報DB43に登録されている関連情報の中から未処理の関連情報を1つ選択して(ステップS1)、当該選択された関連情報中の更新日時情報436を参照する(ステップS2)。そして時間更新部553bは、参照された更新日時情報436の示す更新日時を現在日時と比較する(ステップS3)。そして時間更新部553bは、更新日時から現在日時までの経過期間が一定期間以内であるかを判定する(ステップS4)。つまり時間更新部553bは、
現在日時−更新日時≦一定期間
であるかを判定する。ここで一定期間は、時間更新部553bによる関連情報更新処理が1週間毎に行われる場合には1週間であり、1ヶ月毎に行われる場合には1ヶ月である。
もし、現在日時−更新日時>一定期間であるならば(ステップS4)、時間更新部553bは現時点から一定期間前の時点までの間に、上記参照された更新日時情報436を含む関連情報(の結合度435)が遷移更新部553aによって更新されなかったものと判定する。この場合、時間更新部553bは、上記参照された更新日時情報436を含む関連情報中の結合度435が下限に達しているかを判定する(ステップS5)。
もし、関連情報中の結合度435が下限に達していないならば(ステップS5)、時間更新部553bは、当該結合度435を一定値、例えば0.1だけ減らす(ステップS6)。次に時間更新部553bは、関連情報DB43に未処理の関連情報が残されているかを判定する(ステップS7)。
また時間更新部553bは、現在日時−更新日時≦一定期間である場合には(ステップS4)、ステップS5及びS6をスキップして、ステップS7を実行する。また関連情報中の結合度435が下限に達している場合(ステップS5)、時間更新部553bはステップS6をスキップして、ステップS7を実行する。
ステップS7において、関連情報DB43に未処理の関連情報が残されていると判定された場合、時間更新部553bはステップS1に戻る。時間更新部553bは、関連情報DB43に登録されている全ての関連情報について、上記ステップS1から始まる処理を繰り返す。
このよう本実施形態においては、関連情報DB43に登録されている関連情報のうち、一定期間内に遷移更新部553aによって更新されなかった関連情報は重要性が低いとして、当該関連情報の結合度435が一定値(0.1)だけ減らされる。つまり、ユーザによって選択された第1の文書から当該第1の文書の関連文書のうちのユーザによって選択された第2の文書を辿るのに一定期間内に参照されなかった関連情報(つまり活用されなかった関連情報)の結合度435が一定値(0.1)だけ減らされる。但し、下限(ここでは、0.1)を超えて結合度435が減らされることはない。
次に、関連情報更新部553の遷移更新部553aによる関連情報更新処理について図9のフローチャートを参照して説明する。遷移更新部553aは、この関連情報更新処理を、関連文書検索によって検索された文書のリストの中から任意の文書(第2の文書)が当該ユーザによって選択された場合に実行する。関連文書検索は、文書検索部53によって検索された文書のリストの中から任意の文書(第1の文書)が当該ユーザによって選択された場合に、関連情報DB43に登録されている関連情報を辿ることによって実行される。関連文書検索の詳細については後述する。
遷移更新部553aは、第1の文書から第2の文書まで辿るのに参照された関連情報(つまり第1の文書から第2の文書に至る文書間の関連を表す関連情報)を全て抽出する(ステップS11)。この関連情報の抽出のためには、第1の文書の関連文書を検索するために関連文書検索部552が辿った関連情報のつながりを記憶しておくと良い。勿論、第1の文書を結合元とする関連情報から第2の文書を結合先とする関連情報までを改めて辿ることで、目的の関連情報を抽出することも可能である。
遷移更新部553aは、抽出された関連情報から、第1の文書を結合元とする関連情報を選択する(ステップS12)。遷移更新部553aは、選択された関連情報中の結合度435が上限に達しているかを判定する(ステップS13)。
もし、関連情報中の結合度435が上限に達していないならば(ステップS13)、遷移更新部553aは、当該結合度435を一定値、例えば0.1だけ増やす(ステップS14)。そして遷移更新部553aは、関連情報中の更新日時情報436を現在の日時を示すように更新する(ステップS15)。これに対し、関連情報中の結合度435が上限に達しているならば(ステップS13)、当該結合度435を更新することなく、当該関連情報中の更新日時情報436を現在の日時を示すように更新する(ステップS15)。
次に遷移更新部553aは、上記選択された関連情報の結合先文書が上記第2の文書であるかを判定する(ステップS16)。もし、結合先文書が第2の文書でないならば、遷移更新部553aは、ステップS11で抽出された関連情報から、当該結合先文書を結合元文書とする次の関連情報を選択する(ステップS17)。遷移更新部553aは、ステップS17で選択された関連情報について、ステップS12で第1の文書を結合元とする関連情報が選択された場合と同様に、ステップS13乃至以降の処理を実行する。遷移更新部553aは、このステップS13以降の処理を、選択された関連情報の結合先文書が第2の文書であるとステップS16で判定されるまで繰り返して、関連情報更新処理を終了する。
このように本実施形態においては、第1の文書(文書検索部53によって検索された文書の中から選択された文書)から第2の文書(関連文書検索によって検索された当該第1の文書に関連する文書の中から選択された文書)まで辿るのに参照された関連情報(つまり活用された関連情報)は重要性が高いとして、当該関連情報の結合度435が一定値(0.1)だけ増やされると共に当該関連情報の更新日時情報436が現在日時に更新される。但し、上限(ここでは、1.0)を超えて結合度435が増やされることはない。
また本実施形態においては、結合度435の上限及び下限を設定することによって、関連情報間で結合度435に極端な格差が生じるのを防止できる。
次に、検索範囲指定部551による検索範囲指定について説明する。
今、クライアント端末20のユーザの指定する検索条件に基づく検索処理が文書検索部53によって行われ、当該検索条件に合致する複数の文書が文書DB42から検索されたものとする。検索された文書は、結果出力インタフェース513によって、合致する度合いを示すスコアの降順にクライアント端末20に送出される。これにより、検索された文書がスコアの降順にクライアント端末20に表示される。
ユーザはクライアント端末20を操作して、当該クライアント端末20に表示された文書の中から自身の意図した文書を選択する。表示文書選択インタフェース514は、ユーザによる文書選択を検出する。ここでは、文書Aが第1の文書として選択されたものとする。表示文書選択インタフェース514は、選択された文書Aの文書名を関連情報処理部55の検索範囲指定部551に通知する。
検索範囲指定部551は、表示文書選択インタフェース514によって通知された文書Aと関連する文書の検索範囲を決定して、関連文書検索部552に対して指定する。文書A及び当該文書Aと関連する文書との結合関係は、当該文書Aをルートとする木構造で表すことができる。この木構造の一例を図10に示す。図10の例では、文書Aをルートとする木構造が2階層まで示されている。図中の矢印は関連情報に相当し、矢印の基端側の文書は結合元文書を、先端側の文書は結合先文書を、それぞれ表す。つまり、文書Aと関連する文書は、関連情報DB43に格納されている関連情報を、文書Aを結合元文書とする関連情報から順に辿ることで特定可能である。
本実施形態において検索範囲指定部551は、関連文書の検索対象範囲を文書Aから2階層先までとすることを基本としている。但し検索範囲指定部551は、文書Aから2階層先までの範囲に入る文書でも、結合元文書との結合度が一定値より低い文書を検索対象外とする。つまり検索範囲指定部551は、文書Aから2階層先までの範囲に入る文書であって、結合元文書との結合度が一定値以上の文書のみを検索対象範囲とすることを関連文書検索部552に対して指定する。この検索対象範囲は、ユーザによって活用される文書の範囲(活用範囲)を表していると見なすことができる。
図10の例では、実線の矢印は、当該矢印で結合される文書の結合度が一定値以上であることを示し、破線の矢印は、当該矢印で結合される文書の結合度が一定値未満であることを示す。
この図10の例では、文書Aから2階層先(規定の階層先)までの範囲に入る文書であっても、結合元文書との結合度が一定値未満の文書は重要性が低いものとして検索対象範囲から除外される。これにより、関連文書の検索対象を減らす(絞る)ことができる。つまり図10の例では、関連情報を用いた関連文書検索での検索対象を絞り込むのに、関連情報に含まれる結合度435が利用される。
関連文書検索部552は、検索範囲指定部551によって指定された検索対象範囲に含まれる全ての文書を、関連情報DB43に登録されている、文書A(第1の文書)を結合元とする関連情報から順に辿ることにより、当該文書Aの関連文書として検索する。結果出力インタフェース513は、関連文書検索部552によって検索された関連文書をクライアント端末20に送出することによって、当該関連文書の一覧をユーザに提示する。ここでは、検索された関連文書は関連度の降順に送出されて、当該降順の並びでクライアント端末20に表示される。つまり、関連度の降順に配置された関連文書の一覧がクライアント端末20に表示される。関連度については後述する。
クライアント端末20に表示された関連文書の一覧(関連文書一覧)の中から、ユーザにより任意の文書が第2の文書として選択されると、前記したように、文書A(第1の文書)から第2の文書まで辿るのに参照された関連情報中の結合度435及び更新日時情報436が更新される。
[第1の変形例]
次に、上記実施形態の第1の変形例について説明する。
関連文書の検索対象範囲を文書Aから2階層先までとすることを基本とする場合に、それより先の階層に、結合元文書との結合度が高い文書が存在する可能性がある。そこで、第1の変形例において検索範囲指定部551は、文書Aから2階層先までの範囲に入らない文書でも、結合元文書との結合度が一定値以上の文書を検索対象とする。このような例を図11に示す。
図11の例では、枠111で囲まれた範囲の文書(文書Aから2階層先までの範囲の文書)に加えて、枠112で囲まれた範囲の文書(文書Aから3階層先と4階層先の文書)が文書Aから2階層先までの範囲に入らないにも拘わらずに、検索対象とされる。これにより、検索対象範囲を単純に文書Aから4階層先までとすることなく、つまり検索対象を絞りながら、ユーザにとって重要な関連文書が検索対象から外れるのを防止できる。
[第2の変形例]
次に、上記実施形態の第2の変形例について説明する。
第2の変形例では、関連文書の検索対象範囲を文書Aから1階層先までとすることを基本とするものとする。この場合、文書Aから2階層先以上の階層に、結合元文書との結合度が高い文書が存在する可能性がある。逆に、文書Aから1階層先までの範囲内に、結合元文書との結合度が低い文書が存在する可能性もある。
そこで、第2の変形例において検索範囲指定部551は、検索対象となる文書を結合元文書として示す関連情報中の結合度435が第1の一定値、例えば0.8以上であるならば、当該関連情報により結合先として示される文書、つまり検索対象となる文書より1つ深い階層の文書が、文書Aから1階層先までの範囲に入らないとしても、当該1つ深い階層の文書を検索対象とする。但し、このようにすると、検索対象が増加する。そこで検索範囲指定部551は、文書Aから1階層先までの範囲に入る文書でも、結合元文書との結合度が第2の一定値、例えば0.3以下の文書を検索対象外とする。このような例を図12に示す。
図12の例では、枠121で囲まれた範囲の文書(文書Aから1階層先までの範囲の文書)のうち、枠122で囲まれた文書Uは、結合元文書との結合度が0.3と第2の一定値(0.3)以下であるため、検索対象外とされる。これにより、検索対象を絞ることができる。
逆に、枠123で囲まれた範囲の文書Q,R及びSのうちの例えば文書Qは、文書Aから1階層先までの範囲から外れているものの、検索対象の文書(結合元文書)Pとの結合度が0.9と一定値(0.8)以上であるため、検索対象とされる。文書Qは、ユーザによって必要とされているものとする。第2の変形例では、この文書Qが文書Aから1階層先までの範囲から外れているにも拘わらずに、当該文書Qを結合度に基づいて検索対象とすることができる。
同様に、文書Rは、文書Aから1階層先までの範囲から外れているものの、新たな検索対象の文書(結合元文書)Qとの結合度が0.8と一定値(0.8)以上であるため、検索対象とされる。同様に、文書Sは、文書Aから1階層先までの範囲から外れているものの、新たな検索対象の文書(結合元文書)Rとの結合度が0.8と一定値(0.8)以上であるため、検索対象とされる。
なお、枠124及び125でそれぞれ囲まれた範囲の文書は、文書Aから1階層先までの範囲から外れ、且つ検索対象の結合元文書との結合度(図示せず)が一定値(0.8)未満であるとして検索対象外とされるものとする。
図12の例では、関連文書検索部552は結合度を考慮して決定された検索対象範囲に従い、文書Aを結合元とする文書P及びTと、文書Pを結合元とする文書Qと、文書Qを結合元とする文書Rと、文書Rを結合元とする文書Sとを、関連情報を辿って順に検索する。もし、結合度が考慮されない場合、結合度が低い文書Uが検索される一方、ユーザが必要とする文書Qを含む、結合度が高い文書Q,R及びSは検索されない。
文書関連文書検索部552は、検索された文書P,Q,R,S及びTの文書A(第1の文書)に対する関連度を算出する。この関連度は、結合度435に依存し、次式
関連度=文書A(第1の文書)から関連文書までの文書間の結合度435の積
に従って算出される。
例えば、文書Qの文書Aに対する関連度は、
文書Qの文書Aに対する関連度=0.9×0.9=0.81
となる。同様にして、文書P,R,S及びTの文書Aに対する関連度は、それぞれ、0.9,0.65,0.52及び0.7となる(小数点第3桁は四捨五入)。
結果出力インタフェース513は、関連文書検索部552によって検索された関連文書を関連度の降順、つまり文書P,Q,T,R及びSの順に送出する。これにより、クライアント端末20には、文書Aの関連文書の検索結果として、文書P,Q,R,S及びT(の例えば文書名及び要約)が、
(1)文書P
(2)文書Q
(3)文書T
(4)文書R
(5)文書S
の順に配置された関連文書一覧が表示される。
ここでは、ユーザの必要としている文書Qは、関連文書の検索結果の第2位として表示される。
次に、上記第1及び第2の変形例の効果について説明する。まず、文書Aと関連する文書は、前記したように、関連情報DB43に格納されている関連情報を、文書Aを結合元文書とする関連情報から順に辿ることで特定可能である。しかし、文書DB42に登録される文書が増えるにつれて関連情報も増えるために、ただ関連情報を辿るだけではその処理は膨大なものになってしまう。また、上記第1及び第2の変形例でも適用されているように、辿る関連情報を絞り込むために階層関係を利用することもできる。しかし、単に階層関係を利用するだけでは、文書A(第1の文書)から例えば2階層の深さまでとか、或いは1階層の深さまでというように、階層が一意に決定されてしまうため、重要性の高い情報が対象外とされてしまう場合がある。これに対して、第1及び第2の変形例のように、関連情報に含まれている結合度435を用いるならば、一意に決められた階層関係に基づき選ばれる検索対象の中から結合度の低い関連情報を検索対象外にしたり、また本来ならば検索対象として選ばれない関連情報の中から結合度の高い情報を検索対象とすることができる。これにより、より重要性の高い情報を対象として選ぶことができる。
なお、本発明は、上記実施形態またはその変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態またはその変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態またはその変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係るデータ管理装置を含むクライアント−サーバシステムのハードウェア構成を示すブロック図。 図1に示されるデータ管理装置の主として機能構成を示すブロック図。 図2に示される文書DBに格納される文書のデータ構造の一例を示す図。 図2に示される関連情報DBに格納される関連情報のデータ構造の一例を示す図。 関連情報に含まれる結合度の初期値の種類別の一覧と、当該結合度の上限/下限の一例を示す図。 図2に示される関連情報処理部の構成を示すブロック図。 文書Aを結合元文書とする文書Bが文書DBに登録される場合に生成される関連情報に含まれる結合度が、関連の種類によって異なることを示す図。 図6に示される時間更新部による関連情報更新処理の手順を示すフローチャート。 図6に示される遷移更新部による関連情報更新処理の手順を示すフローチャート。 文書Aと関連する文書の検索範囲の一例を当該文書Aをルートとする木構造で表す図。 上記実施形態の第1の変形例における文書Aと関連する文書の検索範囲を表す図。 上記実施形態の第2の変形例における文書Aと関連する文書の検索範囲を表す図。
符号の説明
10…データベースサーバ、20…クライアント端末、40…外部記憶装置、41…データ管理プログラム、42…文書DB(文書データベース、主データベース)、43…関連情報DB(関連情報データベース)、50…データ管理装置、51…インタフェース、52…解析部、53…文書検索部、54…データ登録処理部、55…関連情報処理部、511…データ登録インタフェース、512…条件入力インタフェース、513…結果出力インタフェース、514…表示文書選択インタフェース、550…関連情報登録部、551…検索範囲指定部、552…関連文書検索部、553…関連情報更新部、553a…遷移更新部、553b…時間更新部。

Claims (15)

  1. 主データベースに格納されるデータを管理するデータ管理装置において、
    前記主データベースに格納されている因果関係のある2つのデータ毎に設定される、因果の元になるデータを結合元データとし、当該結合元データに対して因果関係のあるデータを結合先データとして管理するための関連情報であって、当該因果関係の強さを表す結合度を含む関連情報を格納する関連情報データベースと、
    前記関連情報データベースに格納されている関連情報に含まれている結合度を、当該関連情報により示されるデータの活用状況に応じて更新する関連情報更新手段と
    を具備することを特徴とするデータ管理装置。
  2. 前記主データベースに格納されているデータの活用範囲を前記結合度に基づいて指定するための範囲指定手段と、
    前記関連情報データベースに格納されている関連情報によって因果関係が管理される、前記主データベースに格納されているデータを、前記範囲指定手段によって指定される範囲で活用するデータ活用手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載のデータ管理装置。
  3. 前記主データベースには複数の文書がデータとして格納されており、
    前記主データベースからユーザの指定する検索条件に合致する文書を検索する文書検索手段と、
    前記文書検索手段によって検索された前記検索条件に合致する文書の一覧を前記ユーザに提示するインタフェースとを更に具備し、
    前記範囲指定手段は、前記検索条件に合致する文書の一覧からユーザによって選択された文書を第1の文書として当該第1の文書と関連する文書が検索される際の検索対象範囲を前記結合度に基づいて指定し、
    前記データ活用手段は、前記関連情報データベースに格納されている関連情報を辿ることにより、前記第1の文書と関連する文書を前記範囲指定手段によって指定された検索対象範囲内で関連文書として検索する関連文書検索手段を含み、
    前記インタフェースは、前記関連文書検索手段によって検索された関連文書の一覧を前記ユーザに提示し、
    前記関連情報更新手段は、前記関連文書の一覧から前記ユーザによって選択された関連文書を第2の文書として、前記関連情報データベースに格納されている関連情報のうち、前記第1の文書から前記第2の文書までの因果関係を表す関連情報に含まれている結合度を増やす遷移更新手段を含む
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ管理装置。
  4. 前記関連情報は、前記関連情報更新手段によって結合度が増やされた際の日時を表す更新日時情報を含み、
    前記関連情報更新手段は、前記更新日時情報の示す日時から一定期間が経過している関連情報を前記関連情報データベースから探して、当該関連情報に含まれている結合度を減らす時間更新手段を含む
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ管理装置。
  5. 前記遷移更新手段は、予め定められた上限を超えない範囲で前記結合度を一定値増やし、
    前記時間更新手段は、予め定められた下限を下回らない範囲で前記結合度を一定値減らす
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ管理装置。
  6. 前記範囲指定手段は、前記検索範囲を、前記第1の文書をルートとする文書間の因果関係を表す木構造の階層の深さと結合度レベルとで指定し、
    前記関連文書検索手段は、前記範囲指定手段の指定する深さに含まれる文書間の関係を示す関連情報のうち、前記範囲指定手段の指定するレベル以上の結合度を含む関連情報のみを辿って関連文書を検索する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ管理装置。
  7. 前記範囲指定手段は、前記検索範囲を、前記第1の文書をルートとする文書間の因果関係を表す木構造の階層の深さと結合度レベルで指定し、
    前記関連文書検索手段は、前記範囲指定手段の指定する深さに含まれる文書間の関係を示す関連情報を辿って関連文書を検索すると共に、前記範囲指定手段の指定する深さから外れている文書を結合先とする関連情報であっても、検索された関連文書を結合元とすると共に前記範囲指定手段の指定するレベル以上の結合度を含む関連情報の場合、当該指定レベル以上の結合度を含む関連情報の示す結合先文書を関連文書として検索する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ管理装置。
  8. 前記範囲指定手段は、前記検索範囲を、前記第1の文書をルートとする文書間の因果関係を表す木構造の階層の深さと第1の結合度レベルと当該第1の結合度レベルよりも高い第2の結合度レベルとで指定し、
    前記関連文書検索手段は、前記範囲指定手段の指定する深さに含まれる文書間の関係を示す関連情報を辿って関連文書を検索し、検索された関連文書を結合元とすると共に前記第1の結合度レベル未満の結合度を含む関連情報の場合、当該第1の結合度レベル未満の結合度を含む関連情報の示す結合先文書を検索対象外とし、前記範囲指定手段の指定する深さから外れている文書を結合先とする関連情報であっても、検索された関連文書を結合元とすると共に前記第2の結合度レベル以上の結合度を含む関連情報の場合、当該第2の結合度レベル以上の結合度を含む関連情報の示す結合先文書を関連文書として検索する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ管理装置。
  9. 前記関連文書検索手段は、検索された関連文書の前記第1の文書に対する関連性の度合いを示す関連度を、前記第1の文書から当該関連文書までの因果関係を表す関連情報に含まれている結合度に基づいて算出し、
    前記インタフェースは、前記関連文書検索手段によって検索された関連文書が前記関連度の降順の並びとなるように、当該検索された関連文書の一覧を前記ユーザに提示する
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ管理装置。
  10. 前記関連情報に含まれる結合度の初期値が、当該関連情報によって示される文書間の因果関係の種類に応じて予め定められていることを特徴とする請求項3記載のデータ管理装置。
  11. 主データベースに格納されるデータを管理するためのデータ管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記主データベースに格納されているデータと因果関係のあるデータが当該主データベースに格納される際に、因果の元になるデータを結合元データとし、当該結合元データに対して因果関係のあるデータを結合先データとして管理する関連情報であって、当該因果関係の強さを表す結合度を含む関連情報を関連情報データベースに格納するステップと、
    前記関連情報データベースに格納されている関連情報に含まれている結合度を、当該関連情報により示されるデータの活用状況に応じて更新するステップと
    を実行させるためのデータ管理プログラム。
  12. 前記主データベースに格納されているデータの活用範囲を前記結合度に基づいて指定するステップと、
    前記関連情報データベースに格納されている関連情報によって因果関係が管理される、前記主データベースに格納されているデータを前記指定された範囲で活用するステップと
    を前記コンピュータに実行させるための請求項11記載のデータ管理プログラム。
  13. 前記主データベースには複数の文書がデータとして格納されており、
    前記コンピュータに実行させるための、前記主データベースからユーザの指定する検索条件に合致する文書を検索するステップと、
    前記コンピュータに実行させるための、前記検索条件に合致する文書の一覧を前記ユーザに提示するステップとを具備し、
    前記指定するステップは、前記検索条件に合致する文書の一覧からユーザによって選択された文書を第1の文書として当該第1の文書と関連する文書が検索される際の検索対象範囲を前記結合度に基づいて指定し、
    前記活用するステップは、前記関連情報データベースに格納されている関連情報を辿ることにより、前記第1の文書と関連する文書を前記指定された検索対象範囲内で関連文書として検索し、
    前記コンピュータに実行させるための、前記検索された関連文書の一覧を前記ユーザに提示するステップを具備する
    ことを特徴とする請求項12記載のデータ管理プログラム。
  14. 主データベースに格納されるデータを管理するデータ管理方法において、
    前記主データベースに格納されているデータと因果関係のあるデータが当該主データベースに格納される際に、因果の元になるデータを結合元データとし、当該結合元データに対して因果関係のあるデータを結合先データとして管理する関連情報であって、当該因果関係の強さを表す結合度を含む関連情報を関連情報データベースに格納するステップと、
    前記関連情報データベースに格納されている関連情報に含まれている結合度を、当該関連情報により示されるデータの活用状況に応じて更新するステップと
    を具備することを特徴とするデータ管理方法。
  15. 前記主データベースに格納されているデータの活用範囲を前記結合度に基づいて指定するステップと、
    前記関連情報データベースに格納されている関連情報によって因果関係が管理される、前記主データベースに格納されているデータを前記指定された範囲で活用するステップと
    を更に具備することを特徴とする請求項14記載のデータ管理方法。
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