JP2008026935A - 取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム - Google Patents

取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008026935A
JP2008026935A JP2006195168A JP2006195168A JP2008026935A JP 2008026935 A JP2008026935 A JP 2008026935A JP 2006195168 A JP2006195168 A JP 2006195168A JP 2006195168 A JP2006195168 A JP 2006195168A JP 2008026935 A JP2008026935 A JP 2008026935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
service
score
presentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006195168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4963886B2 (ja
Inventor
Kazuto Yoshiike
和人 吉池
Toshiaki Kuyama
敏明 久山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rakuten Group Inc
Original Assignee
Rakuten Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rakuten Inc filed Critical Rakuten Inc
Priority to JP2006195168A priority Critical patent/JP4963886B2/ja
Publication of JP2008026935A publication Critical patent/JP2008026935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4963886B2 publication Critical patent/JP4963886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスにおけるユーザの利用登録の状況に応じて的確な情報をユーザに提示しつつ、当該サービスの利用の移行を促進すること。
【解決手段】端末装置は、提示情報要求情報を情報提供装置に送信する手段と、情報提供装置から送信された提示情報をユーザに提示する手段と、を備え、情報提供装置は、取引における支払い代金の決済をユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々におけるユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの識別情報に対応付けて登録しておくデータベースと、送信された提示情報要求情報を受信する手段と、受信された提示情報要求情報に含まれる識別情報を取得する手段と、取得された識別情報に対応付けてデータベースに登録された登録情報に基づいて、第1のサービス及び第2のサービス夫々におけるユーザの登録状況を判別する判別手段と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、端末装置によりユーザに提示された提示情報を通じて代金の支払いが生じる取引を当該ユーザが行うための取引システム、当該取引システムにおいてネットワークを介して提示情報を端末装置に提供する情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラムの技術分野に関する。
従来から、パーソナルコンピュータ等の端末装置を用いてインターネット等のネットワークに接続し、サーバ装置等の情報提供装置から提供される情報を通じて、例えば、商品の購入やサービスの利用予約等の取引を行うことを可能とするサービスを端末装置のユーザに提供する取引システムが知られている。こうした取引システムを運営する取引代行業者等は、商品販売業者やサービス提供事業者等との間で契約を締結等し、当該取引システムにおいて商品の販売やサービスの利用予約の受け付け等を代行するようになっている。
また、上記取引システムにおいては、商品の購入やサービスの利用予約等により発生する支払い代金を、ユーザが利用するクレジットカードにより決済することを可能としている場合が少なくない。
こうした場合において、取引代行業者等は、特定のクレジットカードを発行する信販会社等と業務提携等し、この特定のクレジットカードを利用して代金の支払いを決済したユーザを優遇する(例えば、支払い代金の割引や、支払い代金等に応じて次回以降の支払い代金等に充てることができるポイントを他のクレジットカードを利用した場合よりも多く付与する等)こと等により、当該取引システム及び特定のクレジットカードの利用を促進する方法を採る場合が考えられる。
そのために、取引代行業者等は、取引システムにおいてクレジットカードへの入会(支払い代金の決済を代行するサービスの利用登録)を促す情報や上記優遇に関する情報を情報提供装置により端末装置に提供し、当該端末装置によりこれらの情報をユーザに提示させるのである。
なお、クレジットカード等に関する情報を提供する従来の方法は、例えば、特許文献1及び2に開示されている。
特開2003−115018号公報 特開2003−208551号公報
ところで、取引システムを運営するにあたり、取引代行業者等が営業上またはその他の理由等により提携先の信販会社等を変更しなければならない場合がある。例えば、ある取引代行業者は、X社という信販会社と提携してクレジットカードを発行していたが、新しくY社という信販会社と提携してクレジットカードを発行したと仮定する。この場合、取引代行業者は、取引システム上において、今までは、X社のレジットカードの利用を促進していたが、これからは、X社のクレジットカードからY社のクレジットカードへの利用の切り替え(利用の移行)を促進する必要がある。
ところが、取引システムに利用登録されたユーザの中には、X社のクレジットカードに入会している者以外に、既にY社のクレジットカードに入会している者も存在すれば、そのどちらのクレジットカードにも入会していないユーザも存在する。従って、情報提供装置は各ユーザに応じて的確な情報を提供する必要がある。
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の従来の方法においては、複数のカード夫々に関する情報を提供することはできるが、カードの利用の切り替えに関しての考慮がなされていないため、これらの方法では、各ユーザに応じた的確な情報を提供することは困難である。
また、セキュリティの面から、従来の方法では、例えば、ユーザの識別情報やパスワード等をユーザに入力等させてユーザ認証を行うことによりユーザを特定した上で、当該ユーザのクレジットカードに関する情報を提供するようになっているのが一般的であり、この場合、ユーザは、ログイン操作等を行わなければならなかった。一方、ログイン作業を行うことなくユーザを特定する方法としては、例えば、識別情報やクレジットカードに関する情報の一部等をCookie(RFC2109)等として端末装置に保存し、当該端末装置から情報提供の要求があった際に取得することも考えられるが、セキュリティの面から望ましくないとして一般的には用いられてはいなかった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、取引システムの利用を通じて生じる支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスにおけるユーザの利用登録の状況に応じて的確な情報をユーザに提示しつつ、当該サービスの利用の移行を促進することを可能とする取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスに関する情報を、ユーザを煩わせることなく且つセキュリティ上の問題を生じることなく、ユーザに応じて的確に提供することを可能とする取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続可能な端末装置と、ユーザに対して前記端末装置により提示させる提示情報を、前記ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置と、により構成され、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムであって、前記端末装置は、前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記情報提供装置に送信する提示情報要求送信手段と、前記情報提供装置から送信された前記提示情報を受信する提示情報受信手段と、前記受信された提示情報を前記ユーザに提示する提示手段と、を備え、前記情報提供装置は、前記取引における支払い代金の決済を前記ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースと、前記送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信手段と、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得手段と、前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別手段と、前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、情報提供装置は、取得されたユーザの識別情報に対応する登録状況に基づいて第1のサービス及び第2のサービス夫々におけるユーザの登録状況を判別するので、ユーザの利用登録の状況に応じて的確な情報をユーザに提示させることが可能となり、更に、ユーザが第1のサービスに登録されており且つ第2のサービスに登録されていない場合には、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す提示情報を端末装置に提示させることにより、利用の移行を促進することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の取引システムにおいて、前記端末装置は、記憶手段と、前記情報提供装置から受信された前記提示情報に付加された付加情報を前記記憶手段に記憶し、且つ当該記憶された付加情報を前記提示情報要求送信手段により送信される前記提示情報要求情報に含める記憶制御手段と、を更に備え、前記情報提供装置は、前記端末装置からの要求に基づいて、前記ユーザを認証する認証手段と、前記認証されたユーザの前記識別情報を含む前記付加情報が付加された前記提示情報を前記端末装置に送信する付加提示情報送信手段と、を更に備え、前記端末装置の前記提供情報受信手段は、前記付加情報が付加された提示情報を受信し、前記端末装置の前提示情報要求送信手段は、前記記憶制御手段により前記付加情報が含められた前記提示情報要求情報を送信し、前記情報提示装置の取得手段は、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記付加情報から前記識別情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、情報提供装置は、ユーザからの要求に基づいてユーザの認証を行い、その結果ユーザを識別すると、当該ユーザの識別情報を含むCookie等の付加情報が付加された提示情報を端末装置に送信する。端末装置においては提示情報に含まれる付加情報を記憶手段に記憶し、次回から送信される提示情報要求情報には、記憶された付加情報、すなわちユーザの識別情報を含む付加情報が含まれることとなる。そして、情報提供装置は、提示情報要求情報に含まれる識別情報に対応する登録情報に基づいて判別を行い、ユーザが第1のサービスに登録されており且つ第2のサービスに登録されていない場合には、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す提示情報が情報提供装置から端末装置に送信されることとなる。
従って、一度認証が行われれば、ユーザは、ログイン作業等を行うことなく必要であればいつでも支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスに関する情報を確認することができる。また、ユーザに提示される情報は、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す情報であるので、例え、当該情報が第三者に漏洩したとしてもセキュリティ上の問題は生じない。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の取引システムにおいて、前記登録を変更することを促す提示情報は、当該登録を変更した場合に前記ユーザに与えられる特典を示す特典情報であることを特徴とする。
この発明によれば、特典情報がユーザに提示されることにより、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスの利用の移行をより促進することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の取引システムにおいて、前記データベースには、前記取引における支払い代金として用いることができる点数を示す点数情報が、当該点数が付与されている前記ユーザの前記識別情報に対応付けて登録されており、前記特典情報は、前記データベースに登録された点数情報が示す点数の増加を示す情報であって、前記増加分の点数を示す情報または当該増加した場合に前記データベースに登録されるべき前記点数情報の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする。
この発明によれば、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスの利用を移行することによりユーザに付与される特典は取引システムにおいて利用することができる点数の増加であって、しかも、その具体的な数字等がユーザに提示されるので、移行しようとする強い動機付けとなる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の取引システムにおいて、前記データベースには、前記ユーザに付与された点数であって当該点数に応じて前記第2のサービスまたは当該取引システムに関連した特典が前記ユーザに与えられる第2点数を示す第2点数情報を当該第2点数が付与された前記ユーザに対応付けて登録されており、前記情報提供装置は、前記ユーザに付与される点数であって当該点数に応じて前記第1のサービスに関連した特典が前記ユーザに与えられる第1点数を示す第1点数情報を取得する点数取得手段を更に備え、前記特典情報は、前記第1点数を前記第2点数に交換することを示す情報であることを特徴とする。
この発明によれば、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスの利用を移行することによりユーザに付与される特典は、第1のサービスに関連した特典を受けることができる第1点数から第2のサービスまたは取引システムに関連した特典を受けることができる第2点数への交換であるので、第1のサービスの利用をやめて、第2のサービスを利用しようとする動機付けとなる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の取引システムにおいて、前記特典情報は、前記第1点数と前記第2点数との交換比率を示す情報と、前記交換比率及び前記データベースに登録された第1点数情報に基づいて求められる前記第1点数から前記第2点数に交換される点数を示す情報と、前記交換された場合に前記データベースに登録されるべき前記第2点数情報と、の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする。
この発明によれば、第1点数を第2点数の点数に交換する場合における具体的な数字等がユーザに提示されるので、第1のサービスの利用をやめて、第2のサービスを利用しようとする強い動機付けとなる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の取引システムにおいて、前記情報提供装置の前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第1のサービス及び前記第2のサービスのいずれにも登録されていない場合には、前記第2のサービスの登録を促す前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする。
この発明によれば、第1のサービス及び第2のサービスのいずれにも登録されていないユーザによる第2のサービスの利用登録を促進することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の取引システムにおいて、前記情報提供装置の前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第2のサービスに登録されている場合には、前記第2のサービスに関する前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする。
この発明によれば、既に第2のサービスに登録されているユーザによる当該第2のサービスの利用を促進することができる。
請求項9に記載の発明は、ユーザに対して端末装置により提示させる提示情報を、ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置であって、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムの前記取引における支払い代金の決済を当該ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースと、前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記端末装置から受信する提示情報要求受信手段と、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得手段と、前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別手段と、前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、情報提供装置は、取得されたユーザの識別情報に対応する登録状況に基づいて第1のサービス及び第2のサービス夫々におけるユーザの登録状況を判別するので、ユーザの利用登録の状況に応じて的確な情報をユーザに提示させることが可能となり、更に、ユーザが第1のサービスに登録されており且つ第2のサービスに登録されていない場合には、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す提示情報を端末装置に提示させることにより、利用の移行を促進することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の情報提供装置において、前記端末装置からの要求に基づいて、前記ユーザを認証する認証手段と、前記認証されたユーザの前記識別情報を含む付加情報が付加された前記提示情報を前記端末装置に送信する付加提示情報送信手段と、を更に備え、前記付加情報は、前記提示情報を受信した前記端末装置により当該端末装置の記憶手段に記憶され、且つ当該端末装置により当該記憶手段から読み出されて当該情報提供装置に送信すべき前記提示情報要求情報に含められる情報であり、前記提示情報要求受信手段は、前記付加情報を含む前記提示情報要求情報を受信し、前記取得手段は、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記付加情報から前記識別情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、情報提供装置は、ユーザからの要求に基づいてユーザの認証を行い、その結果ユーザを識別すると、当該ユーザの識別情報を含むCookie等の付加情報が付加された提示情報を端末装置に送信する。端末装置においては提示情報に含まれる付加情報を記憶手段に記憶し、次回から送信される提示情報要求情報には、記憶された付加情報、すなわちユーザの識別情報を含む付加情報が含まれることとなる。そして、情報提供装置は、提示情報要求情報に含まれる識別情報に対応する登録情報に基づいて判別を行い、ユーザが第1のサービスに登録されており且つ第2のサービスに登録されていない場合には、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す提示情報が情報提供装置から端末装置に送信されることとなる。
従って、一度認証が行われれば、ユーザは、ログイン作業等を行うことなく必要であればいつでも支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスに関する情報を確認することができる。また、ユーザに提示される情報は、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す情報であるので、例え、当該情報が第三者に漏洩したとしてもセキュリティ上の問題は生じない。
請求項11に記載の発明は、請求項9または請求項10に記載の情報提供装置において、前記登録を変更することを促す提示情報は、当該登録を変更した場合に前記ユーザに与えられる特典を示す特典情報であることを特徴とする。
この発明によれば、特典情報がユーザに提示されることにより、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスの利用の移行をより促進することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の情報提供装置において、前記データベースには、前記取引における支払い代金として用いることができる点数を示す点数情報が、当該点数が付与されている前記ユーザの前記識別情報に対応付けて登録されており、前記特典情報は、前記データベースに登録された点数情報が示す点数の増加を示す情報であって、前記増加分の点数を示す情報または当該増加した場合に前記データベースに登録されるべき前記点数情報の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする。
この発明によれば、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスの利用を移行することによりユーザに付与される特典は取引システムにおいて利用することができる点数の増加であって、しかも、その具体的な数字等がユーザに提示されるので、移行しようとする強い動機付けとなる。
請求項13に記載の発明は、請求項11または請求項12のいずれか1項に記載の情報提供装置において、前記データベースには、前記ユーザに付与された点数であって当該点数に応じて前記第2のサービスまたは前記取引システムに関連した特典が前記ユーザに与えられる第2点数を示す第2点数情報を当該第2点数が付与された前記ユーザに対応付けて登録されており、前記ユーザに付与される点数であって当該点数に応じて前記第1のサービスに関連した特典が前記ユーザに与えられる第1点数を示す第1点数情報を取得する点数取得手段を更に備え、前記特典情報は、前記第1点数を前記第2点数に交換することを示す情報であることを特徴とする。
この発明によれば、支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスの利用を移行することによりユーザに付与される特典は、第1のサービスに関連した特典を受けることができる第1点数から第2のサービスまたは取引システムに関連した特典を受けることができる第2点数への交換であるので、第1のサービスの利用をやめて、第2のサービスを利用しようとする動機付けとなる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の情報提供装置において、前記特典情報は、前記第1点数と前記第2点数との交換比率を示す情報と、前記交換比率及び前記データベースに登録された第1点数情報に基づいて求められる前記第1点数から前記第2点数に交換される点数を示す情報と、前記交換された場合に前記データベースに登録されるべき前記第2点数情報と、の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする。
この発明によれば、第1点数を第2点数の点数に交換する場合における具体的な数字等がユーザに提示されるので、第1のサービスの利用をやめて、第2のサービスを利用しようとする強い動機付けとなる。
請求項15に記載の発明は、請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の情報提供装置において、前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第1のサービス及び前記第2のサービスのいずれにも登録されていない場合には、前記第2のサービスの登録を促す前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする。
この発明によれば、第1のサービス及び第2のサービスのいずれにも登録されていないユーザによる第2のサービスの利用登録を促進することができる。
請求項16に記載の発明は、請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の情報提供装置において、前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第2のサービスに登録されている場合には、前記第2のサービスに関する前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする。
この発明によれば、既に第2のサービスに登録されているユーザによる当該第2のサービスの利用を促進することができる。
請求項17に記載の発明は、ユーザに対して端末装置により提示させる提示情報を、ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置であって、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムの前記取引における支払い代金の決済を当該ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースを備える情報提供装置による情報提供方法において、前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記端末装置から受信する提示情報要求受信工程と、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得工程と、前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別工程と、前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信工程と、を備えることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、ユーザに対して端末装置により提示させる提示情報を、ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置であって、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムの前記取引における支払い代金の決済を当該ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースを備える情報提供装置に含まれるコンピュータを、前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記端末装置から受信する提示情報要求受信手段、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得手段、前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別手段、前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、情報提供装置は、取得されたユーザの識別情報に対応する登録状況に基づいて第1のサービス及び第2のサービス夫々におけるユーザの登録状況を判別するので、ユーザの利用登録の状況に応じて的確な情報をユーザに提示させることが可能となり、更に、ユーザが第1のサービスに登録されており且つ第2のサービスに登録されていない場合には、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す提示情報を端末装置に提示させることにより、利用の移行を促進することができる。
また、本発明によれば、一度認証が行われれば、ユーザは、ログイン作業等を行うことなく必要であればいつでも支払い代金の決済をユーザに代わって行うサービスに関する情報を確認することができる。また、ユーザに提示される情報は、第1のサービスから第2のサービスにその登録を変更することを促す情報であるので、例え、当該情報が第三者に漏洩したとしてもセキュリティ上の問題は生じない。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ユーザが端末装置を用いることによりネットワークを通じて商品を購入(所謂、ネットショッピング)することができるショッピングシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.ショッピングシステムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係るショッピングシステムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るショッピングシステムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ショッピングシステムSは、データベースの一例としてのショッピング関連情報データベース101及び会員情報データベース102を備える情報提供装置の一例としてのショッピングサーバ1と、信販会社サーバ2と、販売業者端末3−j(j=1,2・・・m)と、端末装置の一例としてのユーザ端末4−k(k=1,2・・・n)と、を含んで構成されている。
ショッピングサーバ1、信販会社サーバ2、販売業者端末3−j及びユーザ端末4−kは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
このような構成のショッピングシステムSにおいて、ショッピングサーバ1は、ネットワークNWを通じて各種のサービスを提供するサービス提供事業者によりショッピングサイトを開設するために設置されたサーバ装置である。サービス提供事業者はASP(Application Service Provider)でもあり、商品を販売する複数の販売業者と出店契約を締結して、これらの販売業者がショッピングサイト上で出店して商品の販売を可能とするためのアプリケーションを、ショッピングサーバ1を通じて提供している。
サービス提供事業者と契約している販売業者に関する情報や、販売されている商品の情報、商品の売買等に関する情報は、ショッピングサーバ1に構築されたショッピング関連情報データベース101に登録されている。また、ショッピングシステムSを利用して商品を購入するためには、当該システムの会員に登録されている必要があり、この会員に関する情報は、ショッピングサーバ1に構築された会員情報データベース102に登録されている。
そして、ショッピングサーバ1は、ユーザ端末4−kのリクエストに応じて、ショッピング関連情報データベース101や会員情報データベース102にアクセスしつつ、販売業者とユーザ端末4−kのユーザとの間における商品の売買を成立させるための処理を行うようになっている。
次に、信販会社サーバ2は、信販会社(支払い代金の決済を代行するサービスを提供する会社)であるA社(第2サービスの一例を提供する会社)により運用されているサーバ装置である。A社は、サービス提供事業者と業務提携をしてクレジットカードを発行している。このクレジットカードを所有している(入会している)ユーザは、ショッピングシステムSを利用するに際して各種の特典を受けることができるようになっている。信販会社サーバ2は、ユーザ端末4−kのリクエストに応じて、当該ユーザ端末4−kのユーザがA社のクレジットカードの申し込み手続きを行うための処理を行うようになっている。また、信販会社サーバ2は、A社のクレジットカードに入会したユーザの入会リスト情報をショッピングサーバ1に送信するようになっており、これにより、ショッピングサーバ1において、ショッピングシステムSのどの会員がA社の発行するクレジットカードを所有しているかを対応付けるようになっている。
一方、サービス提供事業者は、以前にB社(第1サービスの一例を提供する会社)という信販会社と業務提携してクレジットカードを発行していたが、新しくA社と提携したことにより、B社との業務提携を終了することとした(クレジットカードの利用は可能である)。そこで、サービス提供事業者は、ショッピングシステムSの会員がB社のクレジットカードからA社のクレジットカードへの利用の切り替えるよう促進を図っている。その一環として、ショッピングサーバ1においては、ユーザ端末4−kからショッピングサイトのトップページのリクエストがあった場合に、切り替えを促進するための情報等をトップページに含めて当該端末装置4−kに送信するようになっている。
なお、以降の説明においては、サービス提供事業者がA社と提携することにより発行されるクレジットカードを「新カード」と称し、以前にB社と提携することにより発行されていたクレジットカードを「旧カード」と称するものとする。
次に、販売業者端末3−jは、サービス提供事業者と出店契約を締結した販売業者により利用される端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等を適用することができる。そして、販売業者端末3−jがショッピングサーバ1にアクセスすることにより、販売業者は、自己のお店ページ(ショッピングサイト上において店舗の役割を果たすWebページであり、例えば、販売業者の紹介や商品の情報等が掲載され、商品の購入等を行うことができるようになっている。)の管理や、販売実績の確認等を行うことができるようになっている。
次に、ユーザ端末4−kは、ショッピングサーバ1にアクセスしてWebページを取得して画面に表示することにより、ユーザが当該Webページを通じて商品を購入するために用いられる端末装置であり、例えば、Webブラウザアプリケーションや電子メールアプリケーション等がインストールされたパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、STB(Set Top Box)、携帯電話機等を適用することができる。
[2.旅行代理店サーバの構成及び機能]
次に、ショッピングサーバ1の構成及び機能について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係るショッピングサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。また、図3は、会員情報データベース102に登録される会員情報の一例を示す図である。
図2に示すように、ショッピングサーバ1は、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力する操作部11(例えば、キーボード、マウス等)と、文字や画像等の情報を表示する表示部12(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等)と、ネットワークNWに接続して、信販会社サーバ2、販売業者端末3−j、ユーザ端末4−k等との通信状態を制御する通信部13と、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するドライブ部14と、各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部15(例えば、ハードディスクドライブ等)と、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインタフェース処理を行う入出力インタフェース部16と、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19等を備えるシステム制御部20と、を備え、システム制御部20と入出力インタフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
記憶部15には、ショッピング関連情報データベース101及び会員情報データベース102が構築されている。
ショッピング関連情報データベース101には、販売業者に関する販売業者情報(例えば、販売業者の名称、住所、郵便番号、電話番号、電子メールアドレス等)、お店ページを構成する各種情報(例えば、HTML(Hyper Text Markup language)データ、画像データ、音声データ、テキストデータ等)、受注情報、顧客情報、商品情報、販売実績情報等が、販売業者を識別するための業者ID(Identification)に対応付けて登録されている。また、ショッピング関連情報データベース101には、ショッピングシステムSの会員による購入履歴を示す購入履歴情報が登録されている。
また、会員情報データベース102には、ショッピングシステムSの会員に関する会員情報が、当該会員を識別するための会員ID(識別情報の一例)に対応付けられて登録されている。具体的には、図3に示すように、例えば、会員ID、ショッピングシステムSにログインするためのパスワード、会員の氏名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、ニックネーム、クレジットカードのカード番号及びその有効期限、確定ポイント、仮ポイント、期間限定ポイント、会員ランク、旧カード所有有無、新カード所有有無等が設定される。
ここで、確定ポイント、仮ポイント及び期間限定ポイントについて説明する。ショッピングシステムSを利用して商品を購入すると、その購入代金等に応じた買い物ポイント(点数情報、第2点数情報の一例)が購入した会員に対して付与するようになっている。そして、会員は、付与されたポイントを、ショッピングシステムSを利用して商品を購入する際における代金の全部または一部に充てることができるようになっている。会員情報に設定される確定ポイントは、会員が商品を購入した際に付与された買い物ポイントのうち代金の決済が完了した買い物ポイントを示す情報である。また、仮ポイントは、会員が商品を購入した際に付与された買い物ポイントのうち代金の決済が完了していない買い物ポイントを示す情報であり、代金の決済が完了した分の買い物ポイントは仮ポイントから確定ポイントに移行する。期間限定ポイントは、確定ポイントのうち、利用することができる期間が限定されている買い物ポイントを示す情報であり、その期間が経過すると、その分の期間限定ポイント及び確定ポイントは消失することとなる。
なお、本実施の形態においては、ショッピングシステムSを利用して商品を購入した場合に、その購入代金等に応じた買い物ポイントが購入した会員に対して付与されるようにしているが、ポイントの付与の方法については、これに限定されない。例えば、アンケートに答えたり、クジ(抽選)をしたり、オークションに参加するなどした場合に、ポイントを付与するようにしてもよい。また、付与されたポイントの利用方法についても、本実施の形態においては、ショッピングシステムSを利用して商品を購入する際における代金の全部または一部に充てることができるものとしているが、これに限定されず、例えば、クジ(抽選)の応募などに利用するようにしてもよい。
会員ランクは、例えば、1年間にショッピングシステムSを利用して商品を購入した場合における購入金額の総額等に応じて会員をランク付けした情報であり、ランクが高いほど、例えば、商品購入の際における割引率が高くなったり、付与される買い物ポイントが増加する等の優遇が与えられる。なお、会員ランクは、ランクが高い順に、プラチナ会員、ゴールド会員、シルバー会員及びレギュラー会員の4ランクに区分されている。
旧カード所有有無は、B会社が発行した旧カードを会員が所有しているか否かを示す情報であり、また、新カード所有有無は、A会社が発行した新カードを会員が所有しているか否かを示す情報である。新カード所有有無は、信販会社サーバ2から送信される入会リスト情報に基づいて更新されるようになっている。一方、旧カード所有有無に対する更新は以前には行われていたが、サービス提供事業者がA社と提携した後は、入会の受け付けは行われていないため、現在は更新されていない。
なお、旧カード所有有無または新カード所有有無が所有有りとなっていても、会員情報に設定されるクレジットカード番号は、旧カード及び新カードとは異なるクレジットカードの番号であっても良い。
また、記憶部15には、ショッピングサイトのWebページを構成するHTMLデータ、画像データ、音声データ、テキストデータ等が記憶されている。
更に、記憶部15には、所定のオペレーティングシステムの他、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを用いて、ユーザ端末4−k等から送信されたリクエストに応じて、当該記憶部15に記憶されている各種のデータに基づきWebページを生成し、当該Webページをユーザ端末4−k等に送信するためのWWWサーバプログラム、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを用いて、他のメールサーバから送信された電子メールを受信する一方、ショッピングサーバ1において作成された電子メールを、他のメールサーバに送信するためのメールサーバプログラム、会員情報データベース102を用いてショッピングシステムSの会員の会員情報を管理し、会員の登録、退会(登録の削除)、会員情報の変更等の処理を実行するための会員情報管理プログラム、商品の購入やお店ページの管理等の商品売買に関する処理を実行するための商品売買管理プログラム等が記憶されている。
なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
システム制御部20は、本実施形態において、提示情報要求受信手段、取得手段、判別手段、提示情報送信手段、認証手段及び付加提示情報送信手段の一例を構成している。
そして、システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することによりショッピングサーバ1の各部を制御するとともに、上述した各手段等として機能するようになっている。
具体的に、提示情報要求受信手段としてのシステム制御部20は、ユーザ端末4−kから送信されたHTTPリクエスト(GETメソッドを含む、提示情報要求情報の一例)を受信するようになっている。
そして、システム制御部20は、当該リクエストのアクセス先のURL(Uniform Resource Locator)に対応するWebページ(提示情報の一例)をHTTPレスポンスとしてリクエスト元のユーザ端末4−kに送信する。
また、取得手段としてのシステム制御部20は、受信されたHTTPリクエストがショッピングサイトのトップページのリクエストである場合には、当該リクエストに含まれる会員IDを取得するようになっている。
より詳細には、システム制御部20は、HTTPリクエストのヘッダにCookie(付加情報の一例)が含まれている場合には当該Cookieを全て取得する。そして、システム制御部20は、取得されたCookieの中に会員IDが設定されていれば、当該会員IDを取得するようになっている。これによりシステム制御部20は、トップページのリクエストを送信したユーザ端末4−kのユーザを識別(ユーザがショッピングシステムSのどの会員であるかを識別)するようになっている。
一方、トップページのリクエストに会員IDが含まれていない場合、認証手段としてのシステム制御部20は、ユーザ端末4−kのユーザを識別するために、認証処理を行うようになっている。すなわち、システム制御部20は、ユーザにより入力されてユーザ端末4−kから送信された会員ID及びパスワードを受信し、これらの情報と、会員情報データベース102に登録された会員情報に設定されている会員ID及びパスワードとに基づいてユーザ認証を行い、この認証が成功したことによりユーザを識別するようになっている。
また、付加提示情報送信手段としてのシステム制御部20は、認証処理によりユーザを識別すると、当該ユーザの会員IDを付加したWebページをユーザ端末4−kに送信すするようになっている。
より詳細には、システム制御部20は、HTTPのレスポンスに送信すべきWebページを構成するHTMLデータを設定するとともに、会員IDを設定したCookieをレスポンスヘッダに付加した上で、当該レスポンスをユーザ端末4−kに送信するようになっている。その後、当該ユーザ端末4−kからショッピングサーバ1に送信されるHTTPリクエストには必ず(ユーザ端末4−kにインストールされたWebブラウザアプリケーションがRFC2109に開示されている仕様に従っており、且つCookieの送信が許可されていれば)、会員IDが設定されたCookieが含まれることになるので、システム制御部20は、会員IDを取得し、ユーザを識別することができるようになる。
なお、会員IDをそのままCookieに設定するのではなく、例えば、会員IDを暗号化して、暗号化された会員IDをCookieに設定するようにしても良い。この場合、システム制御部20は、HTTPリクエストに含まれるCookieから暗号化された会員IDを取り出して、復号化を施すことにより会員IDを取得すれば良い。このようにすることで、第三者がCookieを不正に取得したとしても会員IDを特定することは困難となる。
また、判別手段としてのシステム制御部20は、トップページのリクエストに含まれる会員IDを取得すると、会員情報データベース102に登録された会員情報に設定されている旧カード所有有無及び新カード所有有無に基づいて、識別されたユーザが旧カード及び新カードを夫々所有しているか否かを判別するようになっている。
そして、提示情報送信手段としてのシステム制御部20は、上記の判別結果に応じたトップページを送信するようになっている。
より詳細には、システム制御部20は、ユーザが旧カード及び新カードのいずれも所有していないと判別すると、新カードの入会を促す情報を含むトップページを送信し、新カードを所有していると判別すると、旧カードの所有有無にかかわらず新カード所有者のみが対象となるキャンペーン情報(新カード所有者のみが受けることができる特典の内容等を示す情報)を含むトップページを送信し、旧カードを所有し且つ新カードを所有していないと判別すると、旧カードから新カードへの切り替えを促す情報を含むトップページを送信するようになっている。
なお、ショッピングサーバ1を、例えば、ショッピング関連情報データベース101に登録されている情報を管理し、商品の売買に関する処理を行う商品売買管理サーバ、会員情報データベース102に登録されている会員情報を管理し、会員登録、会員情報の変更等の処理を行う会員情報管理サーバ、他のサーバにおいて管理されている各種情報等に基づき、ショッピングサイトとして、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
[3.ショッピングシステムの動作]
次に、ショッピングシステムSの動作について、図4乃至図9を用いて説明する。
はじめに、トップページリクエスト時における動作について説明する。
図4及び図5は、本実施形態に係るショッピングサーバ1のシステム制御部20のトップページリクエスト受信時における処理例を示すフローチャートである。また、図6は、トップページの表示例を示す図である。また、図7は、トップページにおける会員情報表示エリア300の表示例を示す図である。
先ず、ショッピングサーバ1のシステム制御部20の処理について説明する。
図4に示すように、システム制御部20は、ユーザ端末4−kから送信されたトップページリクエストを受信すると(ステップS1)、当該リクエストのヘッダからCookieを取得する(ステップS2)。
そして、システム制御部20は、Cookieに会員IDが設定されているか否かを判定し(ステップS3)、例えば、MENBER_ID=XXXXXXXXというように、会員IDが設定されている場合は(ステップS3:YES)、ステップS13に移行し、会員IDが設定されていない場合(またはCookieが無かった場合)は(ステップS3:NO)、ステップS4に移行する。
会員IDが設定されていない場合、ステップS4において、システム制御部20は、非会員用のトップページとして、ログインページに遷移するためのログインリンク及び会員登録ページに遷移するための会員登録リンクを含むトップページを生成し、当該トップページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS5)。
ユーザ端末4−kによりトップページが受信されると、図6に示すように、当該トップページはユーザ端末4−kの画面に表示される。
ここで、トップページは、商品検索エリア200及び会員情報表示エリア300により構成されている。
商品検索エリア200は、所望の商品を検索するためのエリアであり、例えば、商品名等で商品を検索するためのメニューや、商品のカテゴリ毎のページへ遷移するためのリンク等が表示される。
会員情報表示エリア300は、ユーザに関する情報が表示されるエリアである。ただし、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、トップページリクエストから会員IDを取得することができず、ユーザを識別することができなかったので、この場合には、ログインページに遷移するためのログインリンク301、会員登録ページに遷移するための会員登録リンク302、ショッピングシステムSの会員全員を対象とするキャンペーン情報を示すキャンペーンリンク303(キャンペーンの詳細内容を表示するページへ遷移するためのリンク)等が表示される。
ここで、ユーザがユーザ端末4−kを操作して、ログインリンクまたは会員登録リンクが選択されると、当該ユーザ端末4−kからショッピングサーバ1にログインリクエストまたは会員登録リクエストが送信され、ショッピングサーバ1のシステム制御部20により受信される(ステップS6)。
次いで、システム制御部20は、受信されたリクエストに基づいて、ユーザ端末4−kのユーザが会員であるか否かを判定し(ステップS7)、会員である場合、すなわちリクエストがログインリクエストである場合は(ステップS7:YES)、ステップS8に移行し、会員ではない場合、すなわちリクエストが会員登録リクエストである場合は(ステップS7:NO)、ステップS9に移行する。
会員であると判定した場合、ステップS8において、システム制御部20はユーザの認証処理を行い、認証が成功したらステップS10に移行する。
一方、会員ではないと判定した場合、ステップS9おいて、システム制御部20は新規会員登録処理を行う。具体的に、システム制御部20は、会員情報を入力するための会員情報入力ページをユーザ端末4−kに送信すると、ユーザ端末4−kにおいて表示された会員情報入力ページを通じてユーザに入力された会員情報が当該ユーザ端末4−kからショッピングサーバ1に送信されて、システム制御部20は、受信された会員情報を、端末装置4−kのユーザに新たに割り当てられた会員IDに対応付けて会員情報データベース102に登録することにより、会員登録を行う。そして、システム制御部20は、ステップS10に移行する。
ステップS10において、システム制御部20は、マイページ(ユーザが、自分の会員情報を変更したり、商品の購入履歴を確認等するためのWebページ)をユーザ端末4−kに送信する。このとき、ステップS8またはS9における処理により、システム制御部20は、ユーザを識別し、当該ユーザの会員IDを特定しているので、レスポンスヘッダに会員IDを設定したCookieを付加してユーザ端末4−kに送信する。
ユーザ端末4−kによりマイページが受信され、ユーザ端末4−kの画面にトップページが表示される。当該ページには、トップページに遷移するためのトップページリンクやその他のリンクが表示されており、いずれかのリンクがユーザに選択されることにより、選択されたリンクに対応したリクエストがショッピングサーバ1に送信され、ショッピングサーバ1のシステム制御部20により受信される(ステップS11)。
次いで、システム制御部20は、受信されたリクエストに基づいて、トップページに遷移するか否かを判定し(ステップS12)、トップページに遷移する場合、すなわちリクエストがトップページリクエストである場合は(ステップS12:YES)、ステップS2に移行し、トップページには遷移しない場合、すなわちリクエストがトップページリクエスト以外である場合は(ステップS12:NO)、トップページリクエスト受信時における処理を終了する。
ステップS3の判定において、会員IDが設定されている場合は(ステップS3:YES)、図5に示すように、システム制御部20は、リクエストヘッダに付加されたCookieから会員IDを取得する(ステップS13)。
次いで、システム制御部20は、取得された会員IDに対応する会員情報から、会員の旧カード所有有無、新カード所有有無、確定ポイント、仮ポイント、期間限定ポイント、会員ランク、ニックネーム等を取得する(ステップS14)。具体的に、システム制御部20は、会員IDを引数として、上記の情報を取得するためのAPI(Application Program Interface)を呼び出し、当該APIを通じて、会員情報管理プログラムの実行がシステム制御部20により開始される。次いで、システム制御部20は、会員情報管理プログラムを実行することにより、会員IDに対応する会員情報を会員情報データベース102から取得し、そのうち必要な情報のみを所定のフォーマットに変換した上で戻り値に設定する。そして、APIからの制御が戻ると、その戻り値として、旧カード所有有無、新カード所有有無等の情報が取得される。
そして、システム制御部20は、旧カード所有有無及び新カード所有有無に基づいて、ユーザが旧カード及び新カードのいずれも未所有であるか否かを判定し(ステップS15)、いずれも未所有である場合は(ステップS15:YES)、会員情報データベース102から取得された情報に基づいて、新カードの入会を促す情報が会員情報表示エリア300に表示されるようにトップページを生成し(ステップS16)、当該トップページを送信する(ステップS20)。
ユーザ端末4−kによりトップページが受信されると、当該トップページはユーザ端末4−kの画面に表示されるが、その中の会員情報表示エリア300は、図7(a)に示すように表示される。
ここで、会員情報表示エリア300には、ログアウトリンク304、マイページリンク305、会員ランク306、保有ポイント307、キャンペーンリンク303及び新カード入会リンク308等が表示される。
ログアウトリンク304は、ショッピングシステムSからログアウトするためのリンクである。
また、マイページリンク305は、上述したマイページに遷移するためのリンクであり、ユーザのニックネーム(図7(a)の例では「タロウ」)が表示される。
また、会員ランク306として、ユーザの会員ランク(プラチナ会員、ゴールド会員、シルバー会員またはレギュラー会員)が表示される。会員情報表示エリア300の背景(文字以外の部分)は、ユーザの会員ランクに対応した色で表示される(例えば、プラチナ会員の場合は水色、ゴールド会員の場合は黄色、シルバー会員の場合は灰色、レギュラー会員の場合はオレンジ色等)。
また、保有ポイント307として、ユーザの確定ポイント(図7(a)の例では「100ポイント」)及び期間限定ポイント(図7(a)の例では「40ポイント」)が表示される。
また、キャンペーンリンク303としては、前記図6と同様に、ユーザが会員であるか否か(ログインしているか否か)にかかわらず、同じ内容のリンクが表示される。もしも、キャンペーンが行われていない場合には、キャンペーンリンク303は表示されない。
また、新カード入会リンク308として、新カードへの入会を促す情報が表示される。例えば、図7(a)の例では、「新カードでもれなく2,000!」と表示されており、新カードに入会すると、買い物ポイントが2,000ポイント付与されることを示している。また、新カードに入会することによりユーザが保有することとなる買い物ポイントが、例えば、「合計で2,100ポイントの保有」というように表示される(現在保有ポイント100+付与ポイント2,000)。ここで、ユーザが、新カード入会リンク308を選択すると、新カード申し込みページに遷移することとなる。なお、図7(a)は、あくまでも会員情報表示エリア300の表示の一例であり、例えば、「合計で2,100ポイントの保有」等は表示しないように構成しても良い。
ステップS15の判定において、ユーザが旧カード及び新カードのうち少なくともいずれかを所有している場合は(ステップS15:NO)、システム制御部20は、ユーザが新カードを所有しているか否かを判定し(ステップS17)、新カードを所有している場合は(ステップS17:YES)、会員情報データベース102から取得された情報に基づいて、新カードの所有者を対象とするキャンペーン情報が会員情報表示エリア300に表示されるようにトップページを生成し(ステップS18)、当該トップページを送信する(ステップS20)。
この場合において、ユーザ端末4−kの画面に表示されるトップページの会員情報表示エリア300は図7(b)に示すように表示される。
ここで、図7(a)との違いは、新カード入会リンク308の代わりに新カードキャンペーンリンク309が表示されていることであり、新カードの所有者を対象とするキャンペーン情報が表示される。ここで、ユーザが、新カードキャンペーンリンク309を選択すると、キャンペーンの詳細内容を表示するページへ遷移することとなる。もしも、新カードの所有者を対象とするキャンペーンが行われていない場合には、新カード入会リンク308は表示されない。なお、図7(b)も、あくまでも会員情報表示エリア300の表示の一例である。
一方、ステップS17の判定において、ユーザが新カードを所有していない場合、すなわちユーザが旧カードのみを所有している場合(ステップS17:NO)、システム制御部20は、会員情報データベース102から取得された情報に基づいて、旧カードから新カードへの切り替えを促す情報が会員情報表示エリア300に表示されるようにトップページを生成し(ステップS19)、当該トップページを送信する(ステップS20)。
この場合において、ユーザ端末4−kの画面に表示されるトップページの会員情報表示エリア300は図7(c)に示すように表示される。
ここで、図7(a)及び(b)との違いは、新カード入会リンク308や新カードキャンペーンリンク309の代わりに、カード切り替えリンク310が表示されることである。図7(c)の例では、「旧カードから新カードに切り換えてもれなく2,000!」と表示されており、旧カードの所有者が新カードに切り換えると、買い物ポイントが2,000ポイント付与されることを示している。また、新カードに入会することによりユーザが保有することとなる買い物ポイントが、例えば、「合計で2,100ポイントの保有」というように表示される。ここで、ユーザが、カード切り替えリンク310を選択すると、新カードの入会申し込みページに遷移することとなる。なお、図7(c)も、あくまでも会員情報表示エリア300の表示の一例であり、例えば、「合計で2,100ポイントの保有」等は表示しないように構成しても良い。
次に、上記説明したショッピングサーバ1のシステム制御部20の処理に基づき、トップページのリクエストが行われてから、ユーザに応じたトップページが端末装置4−kの画面に表示されるまでの全体の動作について説明する。
図8は、トップページのリクエストが行われてから、ユーザに応じたトップページが端末装置4−kの画面に表示されるまでの処理例を示すシーケンス図である。
なお、以下に説明する動作の前提として、ユーザ端末4−kのユーザは、ショッピングシステムSの会員であるものとし、また、ユーザ端末4−kに搭載されたハードディスク等の記憶部(記憶手段の一例)には、会員IDが設定されたCookieは当初保存されていないものとする。
先ず、ユーザがユーザ端末4−kを操作して、Webブラウザアプリケーションを起動し、ショッピングサイトのトップページのURLを指定すると、URLに設定されたドメイン名及びパスに対応するCookieが記憶部に保存されていないか、あるいは会員IDが設定されたCookieが記憶部に保存されていないため、ユーザ端末4−kは、会員IDが設定されたCookieを含まないトップページリクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS41)。
トップページリクエストを受信したショッピングサーバ1は、当該リクエストから会員IDが取得できないため、非会員用のトップページを送信する(ステップS42(ステップS1〜S5))。
トップページを受信したユーザ端末4−kは、当該トップページを図6に示すように表示し(ステップS43)、ユーザによりログインリンク301が選択されると(ステップS44)、ログインリクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS45)。
ログインリクエストを受信したショッピングサーバ1は、ログインページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS46)。
ログインページを受信したユーザ端末4−kは、当該ログインページを画面に表示し、ユーザにより会員ID及びパスワードが入力されると(ステップS47)、これらの情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS48)。
会員ID及びパスワードを受信したショッピングサーバ1は、会員情報データベース102に登録されている会員情報のうち、受信された会員IDに対応する会員情報を特定する。次いで、ショッピングサーバ1は、特定された会員情報に設定されているパスワードと受信されたパスワードとを照合等することにより認証を行う(ステップS49)。
そして、認証が成功すると、ショッピングサーバ1は、受信された会員ID、自己のドメイン名、パス(例えば、”/”(ルート)等)及び有効期限(例えば、30日後の日時等)を設定したCookieを生成し、当該Cookieをレスポンスヘッダに付加してマイページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS50(ステップS10))。
マイページを受信したユーザ端末4−kは、当該マイページを画面に表示するとともに、レスポンスヘッダに付加されたCookieを記憶部の所定のディレクトリ等に保存する(ステップS51)。
ここで、ユーザがマイページに表示されているトップページリンクを選択すると、当該リンクのURLにはショッピングサイトのドメイン名及びパスが設定されているので、ユーザ端末4−kは、対応するCookie、すなわち会員IDが設定されたCookieを記憶部から読み出し、当該Cookieをリクエストヘッダに含むトップページリクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS52)。
トップページリクエストを受信したショッピングサーバ1は、当該リクエストヘッダに含まれるCookieから会員IDを取得し、当該会員IDに対応する会員情報を会員情報データベース102から取得して、旧カード所有有無及び新カード所有有無に応じたトップページを生成し、当該トップページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS53(ステップS11〜S20)。
トップページを受信したユーザ端末4−kは、当該トップページを図7(a)、(b)または(c)に示すように画面に表示する(ステップS54)。
その後、ユーザがWebブラウザアプリケーションを終了させたとしても、会員IDが設定されたCookieは、有効期限まではユーザ端末4−kの記憶部に保存されているので、次回以降のトップページリクエスト時においても、ユーザの旧カード所有有無及び新カード所有有無に応じたトップページ(図7(a)、(b)または(c))が画面に表示されることとなる。
次に、旧カードの所有者が新カードに入会し、その結果、新カードを所有したことが会員情報データベース102に登録されている会員情報に反映されるまでの動作について説明する。ここで、旧カードの所有者が新カードに入会する方法としては、ユーザが所定の申し込み書類に必要事項を記載等してA社に提出する場合と、ユーザ端末4−kを用いて信販会社サーバ2にアクセスして行う場合があるが、ユーザ端末4−kを用いて行う場合について説明する。
図9は、本実施形態に係るショッピングシステムSの新カード入会時及び新カード所有有無更新時における処理例を示すシーケンス図である。
なお、以下に説明する動作の前提として、上記図8で説明した動作により、ユーザ端末4−kの画面には図7(c)に示す会員情報エリア100を含むトップページが表示されているものとする。
ユーザがユーザ端末4−kを操作してカード切り替えリンク310を選択すると、図9に示すように、ユーザ端末4−kは、新カード申し込みリクエストを信販会社サーバ2に送信する(ステップS71)。
新カード申し込みリクエストを受信した信販会社サーバ2は、ログインページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS72)。
ログインページを受信したユーザ端末4−kは、当該ログインページを画面に表示し、ユーザにより会員ID及びパスワードが入力されると(ステップS73)、これらの情報を信販会社サーバ2に送信する(ステップS74)。
会員ID及びパスワードを受信した信販会社サーバ2は、会員情報を取得するために、受信された会員IDを指定した会員情報リクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS75)。
会員情報リクエストを受信したショッピングサーバ1は、指定された会員IDに対応する会員情報をデータベース102から取得し、当該会員情報を、信販会社サーバ2に送信する(ステップS76)。
会員情報を受信した信販会社サーバ2は、会員情報に設定されているパスワードとユーザ端末4−kから受信されたパスワードとを照合等することにより認証を行う(ステップS77)。
そして、認証が成功すると、信販会社サーバ2は、新カードに入会するに際して必要な情報を入力するための申し込みページをユーザ端末4−kに送信する(ステップS78)。
申し込みページを受信したユーザ端末4−kは、当該申し込みページを画面に表示し、ユーザにより必要な情報(例えば、ショッピングシステムSにおけるユーザの会員ID、氏名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別等)が入力される(ステップS79)。ここで、ショッピングシステムSにおける会員IDは、ショッピングサーバ1において、どの会員が新カードを所有しているかを判別するために必要な情報である。なお、入力すべき情報のうち、信販会社サーバ2がショッピングサーバ1から取得した会員情報に設定されている情報は、入力フォームに予め初期値として設定されていても良い。
そして、必要な情報が入力されると、ユーザ端末4−kは入力情報を信販会社サーバ2に送信する(ステップS80)。
入力情報を受信した信販会社は、当該入力情報等に基づいて、新カードの入会に必要な処理を実行するとともに、入力情報に設定されている会員IDを含むユーザの情報を入会リスト情報(所定のデータベースに登録されている)に追加登録する(ステップS81)。
その後、例えば、1ヶ月毎に、信販会社サーバ2からショッピングサーバ1に入会者リスト情報が送信される。すなわち、ショッピングサーバ1から入会リストリクエストが信販会社サーバ2に送信され(ステップS82)、当該リクエストに応じて信販会社サーバ2からショッピングサーバ1に入会者リスト情報が送信される(ステップS83)。
送信される入会者リスト情報には、過去1ヶ月に入会したユーザのショッピングシステムSにおける会員IDが含まれている。また、この入会リスト情報には、端末4−kを用いて信販会社サーバ2にアクセスして入会手続を行ったユーザのみならず、所定の申し込み書類により入会手続を行ったユーザの情報も含まれている。つまり、申し込み書類には、ショッピングシステムSにおける会員IDの記入欄が設けられており、会員IDを記入してA社に提出することにより、A社の社員等により会員IDを含む入会者の情報が入会リスト情報に登録されるようになっている。
入会リスト情報を受信したショッピングサーバ1は、当該入会リスト情報に含まれる入会者の会員ID夫々に対応して会員情報データベース102に登録されている会員情報を特定し、夫々の会員情報の新カード所有有無を新カード所有有りに設定する(ステップS84)。これにより、ショッピングシステムSの会員が新カードを所有しているか否かを判別できるようになり、もって、新カードの所有有無に応じたトップページをユーザ端末4−kの画面に表示させることができるようになる。
なお、図9の例では、ステップS76において、ショッピングサーバ1が会員情報を送信するようにしているが、必ずしも、会員情報を信販会社サーバ2に送信する必要はない。例えば、セキュリティの面を考慮して、信販会社サーバ2からのステップS75の会員情報リクエストに対して、ショッピングサーバ1側で認証処理を行い(ステップS77)、認証が成功した場合に、その会員IDと、認証が成功した旨を信販会社サーバ2に通知するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ショッピングサーバ1は、ユーザ端末4−kから会員IDを含むトップページリクエストを受信し、当該リクエストに含まれる会員IDを取得するようになっている。そして、ショッピングサーバ1は、取得された会員IDに対応付けて会員情報データベース102に登録された会員情報に設定されている旧カード所有有無及び新カード所有有無に基づいて、旧カード及び新カードの所有有無を判別するようになっている。そして、ショッピングサーバ1は、ユーザが旧カードを所有し且つ新カードを所有していない場合は、旧カードから新カードへの切り替えを促すカード切り替えリンク310を含むトップページをユーザ端末4−kに送信するようになっている。
従って、ユーザの旧カード及び新カード夫々の所有有無に応じて的確な情報をユーザに提示させることが可能となり、且つ、旧カードから新カードへの利用の移行を促進することができる。
また、ショッピングサーバ1は、ユーザが旧カード及び新カードのいずれも所有していない場合は、新カード入会リンク308等を含むトップページをユーザ端末4−kに送信するので、旧カード及び新カードのいずれも所有していないユーザによる新カードの入会を促進することができる。
更に、ショッピングサーバ1は、ユーザが新カードを所有している場合は、新カードキャンペーンリンク309等を含むトップページをユーザ端末4−kに送信するので、既に新カードを所有しているユーザによる新カードの利用を促進することができる。
更にまた、ユーザ端末4−kは、ショッピングサーバ1から送信されたレスポンスに付加されたCookieを記憶部に保存し、ショッピングサーバ1へリクエストを送信する際に、保存されたCookieをリクエストヘッダに設定するようになっている。そして、ユーザ端末4−kは、ログインページを通じてユーザに入力された会員ID及びパスワードをショッピングサーバ1に送信し、ショッピングサーバは、これらの情報に基づいて認証処理を行い、その結果、認証が成功してユーザを識別することができたら、会員IDを設定したCookieをヘッダに設定したレスポンスをユーザ端末4−kに送信するようになっている。そうすると、当該Cookieはユーザ端末4−kの記憶部に保存され、次回以降のショッピングサーバ1へのトップページリクエストには、ユーザの会員IDが設定されたCookieが含まれることとなる。そして、ショッピングサーバ1は、トップページリクエストに含まれる会員IDに対応する旧カード所有有無及び新カード所有有無に基づいて判別を行い、当該判別結果に応じたトップページをユーザ端末4−kに送信するようになっている。
従って、ユーザは、一度ログイン操作を行った後は、Cookieが有効である限りは、いつでも現在保有している買い物ポイントやキャンペーン情報等の自己の新カードに関する情報や、その他ユーザに関する情報をトップページで確認することができる。しかも、トップページに表示される情報は、ユーザのニックネーム、会員ランク、買い物ポイント、キャンペーン、新カードへの入会や移行を促す情報であるので、例え、これらの情報が第三者に漏洩したとしてもセキュリティ上の問題は生じない。
また更に、旧カードから新カードへ移行したユーザには、買い物ポイントが付与され、しかも、付与される買い物ポイント及び当該付与後においてユーザが保有することとなる買い物ポイントがカード切り替えリンク310として表示されるので、旧カードから新カードへ移行しようとする強い動機付けとなる。
なお、旧カードから新カードへ移行したユーザに与えられる特典は、上記説明したもののみに限られない。例えば、旧カードの利用に応じて付与されるポイント(ショッピングシステムSの買い物ポイントとは別個のポイント)であって、旧カード及びB社のみに関連して特典を受けられる(例えば、旧カードを利用して支払い代金を決済する場合にのみ当該代金に充てることができる等)ようなポイントを、ショッピングシステムSにおける買い物ポイントに交換できるようにしても良い。また、上記ポイントの交換は、旧カードのポイントを、新カードの利用に応じて付与されるポイントであって新カード及びA社にのみ関連して特典を受けられるようなポイントに交換できるようにしても良い。
これにより新カードへ移行した場合でも、旧カードのポイントが無駄にならずに済むため、旧カードの利用をやめて新カードに入会しようとする動機付けとなる。なお、この場合、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、旧カードのポイントを取得する必要がある(例えば、B社のサーバ装置からネットワークNWを介して取得する等)。また、この場合に、トップページに表示するカード切り替えリンク310として、例えば、「旧カードから新カードに切り換えると、旧カードのポイントを買い物ポイントに持ち越せます!」等と表示し、更には、「旧カードの保有ポイント1,000ポイント、交換レート2、交換ポイント2,000ポイント、合計4,000ポイントの保有」等といったように、旧カードにおけるユーザの保有ポイント、旧カードのポイントと買い物ポイントとの交換レート、交換レートを加味した交換ポイント、新カードに入会することによりユーザが保有することとなる買い物ポイント等を表示するようにしても良い。
また、ポイントの交換においては、例えば、期間限定で交換レートを高く設定しても良い。この場合、トップページに表示するカード切り替えリンク310としては、例えば、「今なら旧カードから新カードに切り換えると旧カードのポイントからの交換レートが3倍!」等のように表示して、新カードへの移行を更に強く促すようにしても良い。
また、上記説明した実施形態においては、ショッピングサーバ1は、1ヶ月ごとに信販会社サーバ2から入会リスト情報を取得して、会員情報の新カード所有有無を更新するようにしていたが、更新タイミングはこれに限られるものではない。例えば、信販会社サーバ2において新カードの入会処理が行われた都度、当該処理対象となったユーザの情報を信販会社サーバ2からショッピングサーバ1に送信して、ショッピングサーバ1において更新すれば、新カードに入会してから実際に新カードキャンペーンリンク309がトップページに表示されるまでのタイムラグを無くすことができる。
また、入会リスト情報は、信販会社サーバ2から送信するのではなく、例えば、別途、A社が有する端末装置等からショッピングサーバ1にアクセスして送信するようにしても良いし、CD−ROM等の記録媒体(ディスクDK)に記録して、ドライブ部14を介してショッピングサーバ1に供給されるようにしても良い。
また、新カードの入会処理自体をショッピングサーバ1において行うようにしても良い。これによりショッピングシステムS全体としての処理が簡潔になる。
また、会員情報の登録時または変更時等に、当該会員情報の新カード所有有無を更新しても良い。例えば、ユーザ端末4−kにおいて会員情報入力ページを通じてユーザがクレジットカード番号を入力した場合に、ショッピングサーバ1はユーザ端末4−kから送信されたクレジットカード番号から、ユーザが新カードの所有者であるか否かを判別し(例えば、入会リスト情報にカード番号も入っている場合は、入会リスト情報を参照すればよいし、信販会社サーバ2に問い合わせても良い)、その判別結果により新カード所有有無を所有有りまたは無しに設定すれば良い。なお、こうしたことが発生するケースとしては、例えば、ユーザの家族が所有する新カードで当該ユーザが支払い代金を決済するような場合や、新カードの所有者が一度ショッピングシステムSから退会して、再度入会した場合等が考えられる。
また、上記実施形態においては、本発明に係る取引システムに商品を購入するショッピングシステムを適用していたが、これに限られるものではなく、例えば、宿泊施設の宿泊予約システムや各種チケットの予約システム、有料コンテンツのダウンロードシステム、ゴルフ場の利用予約システム等、あらゆる取引システムに適用することができる。
また、上記実施形態においては、サービス提供業者がショッピングシステムを運営するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば、販売業者自身等が自己の商品を販売するために運営するものであっても良い(宿泊施設の提供者、コンテンツ提供者、ゴルフ場の提供者等についても同様)。
また、上記実施形態においては、サービス提供業者は信販会社と提携することによりクレジットカードを発行していたが、サービス提供業者自身が信販会社であって、当該サービス提供業者単独でクレジットカードを発行するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、本発明に係る第1のサービス及び第2のサービスに、クレジットカード利用者に代わって支払い代金を決済するサービスを適用していたが、クレジットカードの利用のみに限られるものではない。
本実施形態に係るショッピングシステムSの概要構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るショッピングサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 会員情報データベース102に登録される会員情報の一例を示す図である。 本実施形態に係るショッピングサーバ1のシステム制御部20のトップページリクエスト受信時における処理例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るショッピングサーバ1のシステム制御部20のトップページリクエスト受信時における処理例を示すフローチャートである。 トップページの表示例を示す図である。 トップページにおける会員情報表示エリア300の表示例を示す図である。 トップページのリクエストが行われてから、ユーザに応じたトップページが端末装置4−kの画面に表示されるまでの処理例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るショッピングシステムSの新カード入会時及び新カード所有有無更新時における処理例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 ショッピングサーバ
2 信販会社サーバ
3−j 販売業者端末
4−k ユーザ端末
11 操作部
12 表示部
13 通信部
14 ドライブ部
15 記憶部
16 入出力インタフェース
17 CPU
18 ROM
19 RAM
20 システム制御部
21 システムバス
101 ショッピング関連情報データベース
102 会員情報データベース
NW ネットワーク
S ショッピングシステム

Claims (18)

  1. ネットワークに接続可能な端末装置と、ユーザに対して前記端末装置により提示させる提示情報を、前記ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置と、により構成され、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムであって、
    前記端末装置は、
    前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記情報提供装置に送信する提示情報要求送信手段と、
    前記情報提供装置から送信された前記提示情報を受信する提示情報受信手段と、
    前記受信された提示情報を前記ユーザに提示する提示手段と、を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記取引における支払い代金の決済を前記ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースと、
    前記送信された提示情報要求情報を受信する提示情報要求受信手段と、
    前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別手段と、
    前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする取引システム。
  2. 請求項1に記載の取引システムにおいて、
    前記端末装置は、
    記憶手段と、
    前記情報提供装置から受信された前記提示情報に付加された付加情報を前記記憶手段に記憶し、且つ当該記憶された付加情報を前記提示情報要求送信手段により送信される前記提示情報要求情報に含める記憶制御手段と、を更に備え、
    前記情報提供装置は、
    前記端末装置からの要求に基づいて、前記ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証されたユーザの前記識別情報を含む前記付加情報が付加された前記提示情報を前記端末装置に送信する付加提示情報送信手段と、を更に備え、
    前記端末装置の前記提供情報受信手段は、前記付加情報が付加された提示情報を受信し、
    前記端末装置の前提示情報要求送信手段は、前記記憶制御手段により前記付加情報が含められた前記提示情報要求情報を送信し、
    前記情報提示装置の取得手段は、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記付加情報から前記識別情報を取得することを特徴とする取引システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の取引システムにおいて、
    前記登録を変更することを促す提示情報は、当該登録を変更した場合に前記ユーザに与えられる特典を示す特典情報であることを特徴とする取引システム。
  4. 請求項3に記載の取引システムにおいて、
    前記データベースには、前記取引における支払い代金として用いることができる点数を示す点数情報が、当該点数が付与されている前記ユーザの前記識別情報に対応付けて登録されており、
    前記特典情報は、前記データベースに登録された点数情報が示す点数の増加を示す情報であって、前記増加分の点数を示す情報または当該増加した場合に前記データベースに登録されるべき前記点数情報の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする取引システム。
  5. 請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の取引システムにおいて、
    前記データベースには、前記ユーザに付与された点数であって当該点数に応じて前記第2のサービスまたは当該取引システムに関連した特典が前記ユーザに与えられる第2点数を示す第2点数情報を当該第2点数が付与された前記ユーザに対応付けて登録されており、
    前記情報提供装置は、
    前記ユーザに付与される点数であって当該点数に応じて前記第1のサービスに関連した特典が前記ユーザに与えられる第1点数を示す第1点数情報を取得する点数取得手段を更に備え、
    前記特典情報は、前記第1点数を前記第2点数に交換することを示す情報であることを特徴とする取引システム。
  6. 請求項5に記載の取引システムにおいて、
    前記特典情報は、前記第1点数と前記第2点数との交換比率を示す情報と、前記交換比率及び前記データベースに登録された第1点数情報に基づいて求められる前記第1点数から前記第2点数に交換される点数を示す情報と、前記交換された場合に前記データベースに登録されるべき前記第2点数情報と、の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする取引システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の取引システムにおいて、
    前記情報提供装置の前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第1のサービス及び前記第2のサービスのいずれにも登録されていない場合には、前記第2のサービスの登録を促す前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする取引システム。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の取引システムにおいて、
    前記情報提供装置の前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第2のサービスに登録されている場合には、前記第2のサービスに関する前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする取引システム。
  9. ユーザに対して端末装置により提示させる提示情報を、ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置であって、
    前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムの前記取引における支払い代金の決済を当該ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースと、
    前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記端末装置から受信する提示情報要求受信手段と、
    前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別手段と、
    前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  10. 請求項9に記載の情報提供装置において、
    前記端末装置からの要求に基づいて、前記ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証されたユーザの前記識別情報を含む付加情報が付加された前記提示情報を前記端末装置に送信する付加提示情報送信手段と、を更に備え、
    前記付加情報は、前記提示情報を受信した前記端末装置により当該端末装置の記憶手段に記憶され、且つ当該端末装置により当該記憶手段から読み出されて当該情報提供装置に送信すべき前記提示情報要求情報に含められる情報であり、
    前記提示情報要求受信手段は、前記付加情報を含む前記提示情報要求情報を受信し、
    前記取得手段は、前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記付加情報から前記識別情報を取得することを特徴とする情報提供装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の情報提供装置において、
    前記登録を変更することを促す提示情報は、当該登録を変更した場合に前記ユーザに与えられる特典を示す特典情報であることを特徴とする情報提供装置。
  12. 請求項11に記載の情報提供装置において、
    前記データベースには、前記取引における支払い代金として用いることができる点数を示す点数情報が、当該点数が付与されている前記ユーザの前記識別情報に対応付けて登録されており、
    前記特典情報は、前記データベースに登録された点数情報が示す点数の増加を示す情報であって、前記増加分の点数を示す情報または当該増加した場合に前記データベースに登録されるべき前記点数情報の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする情報提供装置。
  13. 請求項11または請求項12のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
    前記データベースには、前記ユーザに付与された点数であって当該点数に応じて前記第2のサービスまたは前記取引システムに関連した特典が前記ユーザに与えられる第2点数を示す第2点数情報を当該第2点数が付与された前記ユーザに対応付けて登録されており、
    前記ユーザに付与される点数であって当該点数に応じて前記第1のサービスに関連した特典が前記ユーザに与えられる第1点数を示す第1点数情報を取得する点数取得手段を更に備え、
    前記特典情報は、前記第1点数を前記第2点数に交換することを示す情報であることを特徴とする情報提供装置。
  14. 請求項13に記載の情報提供装置において、
    前記特典情報は、前記第1点数と前記第2点数との交換比率を示す情報と、前記交換比率及び前記データベースに登録された第1点数情報に基づいて求められる前記第1点数から前記第2点数に交換される点数を示す情報と、前記交換された場合に前記データベースに登録されるべき前記第2点数情報と、の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする情報提供装置。
  15. 請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
    前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第1のサービス及び前記第2のサービスのいずれにも登録されていない場合には、前記第2のサービスの登録を促す前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする情報提供装置。
  16. 請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の情報提供装置において、
    前記提示情報送信手段は、前記ユーザが前記第2のサービスに登録されている場合には、前記第2のサービスに関する前記提示情報を前記端末装置に送信することを特徴とする情報提供装置。
  17. ユーザに対して端末装置により提示させる提示情報を、ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置であって、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムの前記取引における支払い代金の決済を当該ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースを備える情報提供装置による情報提供方法において、
    前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記端末装置から受信する提示情報要求受信工程と、
    前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得工程と、
    前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別工程と、
    前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信工程と、
    を備えることを特徴とする情報提供方法。
  18. ユーザに対して端末装置により提示させる提示情報を、ネットワークを介して当該端末装置からの要求に応じて提供する情報提供装置であって、前記提示された提示情報に基づいて代金の支払いが必要な取引を前記ユーザが行うための取引システムの前記取引における支払い代金の決済を当該ユーザに代わって行う第1のサービス及び第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を示す登録情報を当該ユーザの前記識別情報に対応付けて登録しておくデータベースを備える情報提供装置に含まれるコンピュータを、
    前記ユーザを識別するための識別情報を含み且つ前記提示情報の要求を示す提示情報要求情報を前記端末装置から受信する提示情報要求受信手段、
    前記受信された提示情報要求情報に含まれる前記識別情報を取得する取得手段、
    前記取得された識別情報に対応付けて前記データベースに登録された登録情報に基づいて、前記第1のサービス及び前記第2のサービス夫々における前記ユーザの登録状況を判別する判別手段、
    前記ユーザが、前記第1のサービスに登録されており且つ前記第2のサービスに登録されていない場合には、前記第1のサービスから前記第2のサービスにその登録を変更することを促す前記提示情報を前記端末装置に送信する提示情報送信手段、
    として機能させることを特徴とする情報提供処理プログラム。
JP2006195168A 2006-07-18 2006-07-18 取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム Active JP4963886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006195168A JP4963886B2 (ja) 2006-07-18 2006-07-18 取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006195168A JP4963886B2 (ja) 2006-07-18 2006-07-18 取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008026935A true JP2008026935A (ja) 2008-02-07
JP4963886B2 JP4963886B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=39117541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006195168A Active JP4963886B2 (ja) 2006-07-18 2006-07-18 取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4963886B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012083885A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Japan Research Institute Ltd ポイント処理装置、ポイント処理システム、及びポイント処理方法
JP2014194806A (ja) * 2009-05-29 2014-10-09 Google Inc コンテンツプロバイダと関心のあるコンテンツユーザをマッチングすること
US9070157B2 (en) 2013-08-08 2015-06-30 DeNA Co., Ltd. Payment apparatus and EC server
JP2016099772A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置、情報処理装置、特典管理サーバおよびプログラム
JP2018170031A (ja) * 2018-06-20 2018-11-01 東芝テック株式会社 情報処理装置およびプログラム
JP2019215908A (ja) * 2019-08-20 2019-12-19 東芝テック株式会社 情報処理装置、電子レシートシステムおよびプログラム
US10896434B2 (en) 2014-12-24 2021-01-19 Rakuten, Inc. Information processing device, information processing method, program, and storage medium
CN113448750A (zh) * 2018-06-21 2021-09-28 聚好看科技股份有限公司 一种生成提示信息的方法、服务器及终端

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163538A (ja) * 2000-09-13 2002-06-07 Fujitsu Ltd 商品を購入したユーザに対して特典を付与する方法、プロバイダへの入会誘導方法、および商品販売システム
JP2002279185A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Fujitsu Ltd 保険業務処理方法及び保険業務処理プログラム
JP2002329065A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Fujitsu Ltd 金銭消費貸借契約変更の勧誘方法
JP2003150835A (ja) * 2001-11-14 2003-05-23 Just Syst Corp 商品推薦システム、方法及び装置、並びにプログラム
JP2004078590A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Sony Corp 広告システムおよび広告方法
JP2004287905A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Toyota Motor Corp 情報提供方法および情報提供システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163538A (ja) * 2000-09-13 2002-06-07 Fujitsu Ltd 商品を購入したユーザに対して特典を付与する方法、プロバイダへの入会誘導方法、および商品販売システム
JP2002279185A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Fujitsu Ltd 保険業務処理方法及び保険業務処理プログラム
JP2002329065A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Fujitsu Ltd 金銭消費貸借契約変更の勧誘方法
JP2003150835A (ja) * 2001-11-14 2003-05-23 Just Syst Corp 商品推薦システム、方法及び装置、並びにプログラム
JP2004078590A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Sony Corp 広告システムおよび広告方法
JP2004287905A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Toyota Motor Corp 情報提供方法および情報提供システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194806A (ja) * 2009-05-29 2014-10-09 Google Inc コンテンツプロバイダと関心のあるコンテンツユーザをマッチングすること
JP2012083885A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Japan Research Institute Ltd ポイント処理装置、ポイント処理システム、及びポイント処理方法
US9070157B2 (en) 2013-08-08 2015-06-30 DeNA Co., Ltd. Payment apparatus and EC server
JP2016099772A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置、情報処理装置、特典管理サーバおよびプログラム
US10896434B2 (en) 2014-12-24 2021-01-19 Rakuten, Inc. Information processing device, information processing method, program, and storage medium
JP2018170031A (ja) * 2018-06-20 2018-11-01 東芝テック株式会社 情報処理装置およびプログラム
CN113448750A (zh) * 2018-06-21 2021-09-28 聚好看科技股份有限公司 一种生成提示信息的方法、服务器及终端
JP2019215908A (ja) * 2019-08-20 2019-12-19 東芝テック株式会社 情報処理装置、電子レシートシステムおよびプログラム
JP2021099859A (ja) * 2019-08-20 2021-07-01 東芝テック株式会社 携帯端末およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4963886B2 (ja) 2012-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6026492B2 (ja) 支払基金のためのコンピュータ可読媒体、方法及びシステム、
JP4963886B2 (ja) 取引システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供処理プログラム
US20020077890A1 (en) Methods and systems for interactive collection, exchange and redemption of points
US8539057B2 (en) Website presence
US20170124606A1 (en) Integrating Online Ratings and Reviews for Businesses with Point of Sale (POS) or EPOS (Electronic Point of Sale) Systems to Increase Integrity and Authenticity
KR101765415B1 (ko) 판매자와 판매대행자 간의 연결 및 수익공유를 제공하는 판매대행 서비스 제공방법 및 제공장치
JP6005113B2 (ja) 決済管理装置、決済管理方法および決済管理プログラム
KR102300466B1 (ko) 소셜 네트워크 서비스를 이용한 상품 판매 시스템 및 그 방법
US20090210352A1 (en) Website presence marketplace
JP2020077133A (ja) 資産交換システム、資産交換方法および資産交換プログラム
JP6498165B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP4072325B2 (ja) 電子商取引支援用情報処理装置
JP2002099849A (ja) クレジットカード支払方式変更システム
JP6924914B1 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2002056300A (ja) 電子商談システム
KR102129444B1 (ko) 자율 결재 방식의 통합 스마트 장바구니 앱 운영방법
JP2002149882A (ja) 顧客どうしの出会いの場の設定方法及び設定システム
JP5224487B2 (ja) 仲介装置および仲介方法
JP6325710B1 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
JP4588169B2 (ja) 仲介装置および仲介方法
JP2002251586A (ja) ポイント管理システムおよびそのポイント管理システムの動作方法
JP6647549B1 (ja) 商品又はサービスマッチング装置、商品又はサービスマッチング方法、及び商品又はサービスマッチングプログラム
KR20130027638A (ko) 프로필 기반 서비스에서의 온라인 거래방법 및 시스템
KR100908896B1 (ko) 통신서비스상품 가입 시스템
KR100731258B1 (ko) 의전(儀典)을 위한 관리 시스템 및 이 시스템의 운영 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4963886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250