JP2008026679A - 光デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤を蓋部材と基板の間においてV溝に沿って確実に配置して蓋部材の接着作業を早めて製造コストを下げて、蓋部材を基板に対して確実に固定して多心光ファイバを基板側に確実に固定することで、製造する際の歩留まりを向上できる光デバイスを提供する。
【解決手段】V溝30は、第1溝部分30−1と第2溝部分30−2を有しており、第1溝部分30−1と第2溝部分30−2は、多心光ファイバ10の各光ファイバ70の長さ方向Yに沿って連続して形成されており、第1溝部分30−1の断面面積は、第2溝部分30−2の断面面積に比べて大きく設定されている。蓋部材12は、基板11の搭載面22に対して接着剤Bを用いて固定されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、光デバイスおよび光デバイスの製造方法に関し、特に少なくとも多心光ファイバと光素子アレイと蓋部材および基板を備える光デバイスに関する。
多心光ファイバと光素子アレイを備える光デバイスが提案されている。この光素子アレイは、基板に搭載されており、多心光ファイバの各光ファイバは、基板に形成されているV溝に沿ってそれぞれ位置決めされている。各光ファイバの端面は光素子アレイの光素子に対応してそれぞれ配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2984747号公報
ところで、特許文献1に開示されている光デバイスでは、多心光ファイバの各光ファイバが基板のV溝から浮いてしまう可能性があるために、本発明者らは、ガラス蓋を多心光ファイバの上に載せて、基板とガラス蓋の間には接着剤を塗布することで、基板とガラス蓋が多心光ファイバを挟んで固定できるようにすることを提案している。
しかし、接着剤は基板とガラス蓋の間をV溝に沿って毛細管現象により広がっていくが、粘着性を有する接着剤が基板とガラス蓋の間をV溝に沿って移動していくのには時間がかかってしまい接着工程が長くなり、光デバイスの製造コストを下げることが難しい。
また、接着剤は基板とガラス蓋の間においてV溝の全長にわたって確実に配置して、ガラス蓋を基板に対して固定することで多心光ファイバの位置を基板に対して固定しなければならない。ガラス蓋を基板に対して確実に固定することができないと、多心光ファイバがV溝から浮いてしまって光デバイスは不良品となってしまうことから、光デバイスを製造する際の歩留まりが低下してしまう。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、接着剤を蓋部材と基板の間においてV溝に沿って確実に配置して蓋部材の接着作業を早めて製造コストを下げて、蓋部材を基板に対して確実に固定して多心光ファイバを基板側に確実に固定することで、製造する際の歩留まりを向上できる光デバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の光デバイスは、複数の光ファイバからなる多心光ファイバと、
複数の光素子をアレイ状に配置した光素子アレイと、
前記光素子アレイを搭載している搭載面を有しており、前記搭載面には、前記多心光ファイバの各前記光ファイバの端面を前記各光素子に対応するように位置決めして前記多心光ファイバの各光ファイバの端面と前記各光素子とを光結合するためのV溝を有する基板と、
前記多心光ファイバを前記基板の前記搭載面との間に固定するための蓋部材と、を備え、
前記V溝の第1溝部分と第2溝部分を有しており、前記第1溝部分と前記第2溝部分は、前記多心光ファイバの各光ファイバの長さ方向に沿って連続して形成されており、前記第1溝部分の断面面積は、前記第2溝部分の断面面積に比べて大きく設定され、
前記蓋部材は、前記基板の前記搭載面に対して接着剤を用いて固定されていることを特徴とする。
本発明の光デバイスは、好ましくは前記蓋部材は板状部材であり、前記蓋部材の内面には、前記基板の前記V溝に対応する位置に蓋部材V溝が形成されており、前記多心光ファイバの前記各光ファイバは前記基板の前記V溝と前記蓋部材V溝内に収容されて固定されていることを特徴とする。
本発明の光デバイスは、好ましくは前記光素子アレイの複数の前記光素子は、発光素子であることを特徴とする。
本発明の光デバイスは、好ましくは前記V溝の前記第1溝部分は断面V字型形状であり、前記第2溝部分は断面台形状であることを特徴とする。
本発明の光デバイスは、好ましくは前記基板には、前記蓋部材の前記光素子アレイに面する端面と前記光素子アレイとの間の位置に前記光素子アレイに平行になるようにスリットが設けられていることを特徴とする。
本発明の光デバイスによれば、接着剤を蓋部材と基板の間においてV溝に沿って確実に配置して蓋部材の接着作業を早めて製造コストを下げて、ガラス蓋を基板に対して確実に固定して多心光ファイバを基板側に確実に固定することで、製造する際の歩留まりを向上できる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の光デバイスの好ましい実施形態を示す図である。
図1に示す光デバイス1は、少なくとも多心光ファイバと光素子アレイと基板を備え、例えば光通信に用いられる光素子アレイおよび多心光ファイバを実装した実装装置である。 図1に示す光デバイス1は、概略的にはフェルール5と、多心光ファイバ10と、蓋部材12と、基板11と、光素子アレイ20を有している。
図1のフェルール5は、基板11を保持するホルダーであり、中央部13と左右の端部14,15を有しており、X1方向から見るとほぼU字型に形成されている。フェルール5は、例えばプラスチックにより作られており、中央部13と左右の端部14,15の間には、基板を挿入して固定するための開口部16を有している。
図1の基板11は、例えば板状のシリコン基板であり、基板11の上には多心光ファイバ10の固定の対象となる一部分と、蓋部材12と、光素子アレイ20が搭載されている。このように搭載された多心光ファイバ10の一部分と、蓋部材12と、基板11と、光素子アレイ20は、フェルール5の開口部16内に位置されている。
図2は、基板11の単体の形状例を示す斜視図である。
図2に示す基板11の搭載面22には、光素子アレイ20がZ方向に沿って搭載されており、光素子アレイ20はZ方向に沿って配列された複数の発光素子21を有している。発光素子21は一例としてレーザダイオードである。各発光素子21は、配線パターン23にそれぞれ接続されており、外部の回路基板に対して電気的に接続することで各発光素子21を駆動できる。配線パターン23は搭載面22に形成されている。蓋部材12は例えば正方形あるいは長方形のガラス板であり、基板11の上に多心光ファイバ10の固定の対象となる一部分を固定するための部材である。
図2の基板11の搭載面22には、複数本のV溝30がY方向に沿って並んで形成されている。V溝30の内端部31は、光素子アレイ20の各発光素子21に対応した位置にある。V溝30の内端部31と光素子アレイ20の間の位置には、スリット35がZ方向に沿って形成されている。つまり、スリット35の形成方向と光素子アレイ20の配置方向は、共にZ方向に対して平行である。
このスリット35は断面矩形を有し、内壁36,37と底面38を有している。V溝30の内端部31は、スリット35の内壁37に達しており、V溝30の外端部32は、基板11の端面11Rに達している。スリット35の内壁36は、光素子アレイ20の各発光素子21のレーザ光射出面20P付近に位置している。
次に、図3〜図10と図1を参照して、図1に示す光デバイス1の組み立て製造手順について説明する。
図3は、組み立て前のフェルール5と多心光ファイバ10と基板11を示しており、図4は、多心光ファイバ10の先端部10Fを基板11のV溝30に沿って初期の位置合わせをした状態を示している。図5は、多心光ファイバ10の先端部10Fが光素子アレイ20の各発光素子に対面する位置に位置決めされた状態を示している。すでに、基板11には光素子アレイ20とその配線パターンが搭載されている。
図3に示すように、多心光ファイバ10はフェルール5の開口部16に挿入され、多心光ファイバ10の端部10Dはフェルール5の挿入用の穴に通してある。多心光ファイバ10の先端部10Fは基板11のV溝30の上方位置に位置決めする。
図4に示すように、多心光ファイバ10は基板11に対して角度θで傾斜して、多心光ファイバ10の先端部10Fは基板11の複数のV溝30の途中位置にそれぞれ配置される。
図5に示すように、フェルール5と多心光ファイバ10は基板11に対してY1方向に沿って移動させて、図7に例示するようにして多心光ファイバ10の先端部10Fをスリット35の内壁36に突き当てることで、多心光ファイバ10の先端部10Fは、光素子アレイ20の各発光素子に対面する位置に位置決めされる。
次に、図6に示すように、蓋部材12が基板11の搭載面22の上に搭載される。図7は、図6のX1方向から見た基板11と蓋部材12と多心光ファイバ10と光素子アレイ20を示している。
図8は、基板11と蓋部材12の間にトラボンドのような接着剤Bを塗布する直前の状態を示している。図9は、接着剤Bを塗布し終わった状態を示している。
図8に示すように、接着剤Bは、接着剤供給部100からシリンジ101を介して、蓋部材12の後端部12Dの端面12G付近において基板1の搭載面22に必要量だけ塗布するようになっている。この接着剤Bの塗布の際には、シリンジ101は図示しない移動手段により、図8と図9に示すようにZ方向に直線移動することで、多心光ファイバ10を交差する方向に接着剤Bを塗布するようになっている。
接着剤Bの塗布が終了すると、接着剤Bは図2に示す基板11のV溝30に沿ってY1方向に毛細管現象により、蓋部材12の後端部12Dの端面12G側から先端部12Fの端面12Hに向かって、基板11と蓋部材12の内面との間を進んで行く。この接着剤BがY1方向に広がって塗布される様子は、後で詳しく説明する。この接着剤Bは蓋部材12を基板11の搭載面22側に固定でき、多心光ファイバ10の固定しようとする一部分は、蓋部材12と基板11の搭載面22の間において確実に固定される。
その後、図10に示すように、封止剤としての例えばシリコーン44が、基板11の搭載面22と蓋部材12の先端部12Fと多心光ファイバ10の先端部10Fとスリット35と光素子アレイ20とリード線39の領域に塗布される。シリコーン44は光の屈折率整合剤として機能する。
また、図10に示すように、フェルール5の中央部13の端面13Tには多心光ファイバ10を通している挿入用の貫通穴49が形成されているが、端面13Tと内面13G側に、それぞれ接着剤Bを塗布する。そして、基板11をY方向に沿って往復移動させることで、多心光ファイバ10が、接着剤Bによりフェルール5の中央部13に対して固定される。図1に示すように基板11をフェルール5の開口部16内に配置して、基板11とフェルール5の間にさらに接着剤を塗布して固定することで、光デバイス1の製造が完了する。
次に、図11〜図14を参照して、上述した基板11の複数のV溝30の好ましい形状例を説明する。
一般に基板に形成されているV溝は、全長にわたって同じ大きさの断面形状を有している。しかし、本発明の実施形態の基板11では、V溝30は、図11に示すような特徴的な構造を有している。
図11は、基板11の複数のV溝30の構造例を示す斜視図であり、図12は図11のX1方向から見たV溝30の形状を示す平面図である。図13は、図11のM−M線から見たV溝30の形状を示す図であり、図14は、図11のN−N線から見たV溝30の形状を示す図である。
図11と図12に示すように、各V溝30は、第1領域151と第2領域152を有している。第1領域151と第2領域152は、基板11の搭載面22においてY方向に沿って連続して形成されており、V溝30の第1領域151の断面面積は、V溝30の第2領域152の断面面積に比べて大きく設定されている。第1領域151のY方向の長さと第2領域152のY方向の長さは任意に設定できる。
図13は、図11と図12に示すV溝30の第1領域151の断面形状例を示し、図14は、V溝30の第2領域152の断面形状例を示している。
図13に示すように、V溝30の第1領域151はほぼ断面V字型形状(V溝断面形状)を有している。図14に示すように、V溝30の第2領域152はほぼ断面台形状を有している。特徴的なのは、図13の第1領域151の第1溝部分30−1の断面面積が、図14の第2領域152の第2溝部分30−2の断面面積に比べて大きく設定されていることである。V溝30の第1領域151を断面V字型形状に形成することで、断面台形状に形成することに比べて製作し易い。しかし、V溝30の第1領域151は断面台形状に形成しても良い。
一方、図13と図14に示す蓋部材12は、別のV溝60を有しており、V溝60はほぼ断面台形状を有している。V溝30の第1溝部分30−1の深さと第2溝部分30−2の深さは、蓋部材12のV溝60の深さよりも大きい。
V溝30の第1溝部分30−1と第2溝部分30−2と蓋部材12のV溝60は、互いに対面した位置においてY方向(図11の紙面垂直方向)に沿って形成されている。多心光ファイバ10の各光ファイバ70の外周面は、各組のV溝30の第2溝部分30−2と蓋部材12のV溝60内において固定ポイントP1,P2,P3において、3点支持により安定して確実に固定されている。
図10の接着剤Bは、図13と図14に示す光ファイバ70の外周面と、基板11側のV溝30の第1溝部分30−1と蓋部材12のV溝60の間に形成されている空間と、第2溝部分30−2と蓋部材12のV溝60の間に形成されている空間に広がって配置される。また、図10の接着剤Bは、図13と図14に示す基板11の搭載面22と蓋部材12の内面59との間にも広がって配置される。
基板11の各V溝30の構造を、図11〜14に示すように第1領域151と第2領域152に分けて特徴的な形状に形成することで、すでに図8と図9を参照して説明した接着剤Bは、図12に示す第1溝部分30−1の接着剤導入部分160から第1溝部分30−1内に導入されて、毛細管現象によりさらに断面面積の小さい第2溝部分30−2に対してY1方向に沿って進んでいく。このように、接着剤Bを導入する側の第1領域151の第1溝部分30−1の断面面積が、図14の第2領域152の第2溝部分30−2の断面面積に比べて大きく設定されていることから、粘性を有する接着剤Bがスムーズに短時間で第1領域151の第1溝部分30−1と第2領域152の第2溝部分30−2において全長にわたって広げて配置することができる。
これにより、接着剤Bは蓋部材12と基板11の間において、V溝30に沿ってスムーズに確実に配置でき、基板11に対する蓋部材12の接着作業を早めることができるので、製造コストを下げることができる。しかも、蓋部材12は基板11に対して確実に固定して、多心光ファイバ10を基板11側に確実に固定することで、光デバイス1を製造する際の歩留まりが向上できる。
本発明の実施形態の光デバイス1では、複数の光ファイバ70からなる多心光ファイバ10と、複数の光素子21をアレイ状に配置した光素子アレイ20と、光素子アレイ20を搭載している搭載面22を有している。
基板11の搭載面22には、多心光ファイバ10の各光ファイバ70の端面10Tを各光素子21に対応するように位置決めして多心光ファイバ10の各光ファイバ70の端面10Tと各光素子21とを光結合するためのV溝30を有する。蓋部材12は、多心光ファイバ10を基板11の搭載面22との間に固定するための部材である。
そして、V溝30は、第1溝部分30−1と第2溝部分30−2を有しており、第1溝部分30−1と第2溝部分30−2は、多心光ファイバ10の各光ファイバ70の長さ方向Yに沿って連続して形成されており、第1溝部分30−1の断面面積は、第2溝部分30−2の断面面積に比べて大きく設定されている。蓋部材12は、基板11の搭載面22に対して接着剤Bを用いて固定されている。これにより、接着剤Bを蓋部材12と基板11の間においてV溝30に沿って確実に配置して、基板11に対する蓋部材12の接着作業を早めることができるので、製造コストを下げることができる。
しかも、蓋部材12は基板11に対して確実に固定することで多心光ファイバ10を基板11側に確実に固定することで、光デバイス1を製造する際の歩留まりが向上できる。
本発明の実施形態の光デバイス1では、蓋部材12は板状部材であり、蓋部材12の内面59には、基板11のV溝30に対応する位置に蓋部材V溝60が形成されており、多心光ファイバ10の各光ファイバ70は基板11のV溝30と蓋部材V溝60内に収容されて固定されている。これにより、多心光ファイバ10の各光ファイバ70は、基板11の搭載面22において蓋部材12を用いて確実に固定することができる。
本発明の実施形態の光デバイス1では、光素子アレイ20の複数の光素子21は、発光素子である。これにより、発光素子が発光する光は、対応する光ファイバ70の端面を通じて光伝送することができる。
本発明の実施形態の光デバイス1では、V溝の第1溝部分30−1は断面V字型形状であり、第2溝部分30−2は、断面台形状である。これにより、各光ファイバはV溝において確実に安定して固定できる。
本発明の実施形態の光デバイス1では、基板11には、スリット35が、蓋部材12の光素子アレイ20に面する端面12Tと前記光素子アレイ20のレーザ射出面20Pとの間の位置において、光素子アレイ20に平行になるように設けられている。これにより、各光ファイバ70の端面10Tは、スリッ35の内壁36に突き当てて位置決めすることができる。
本発明の実施形態の光デバイス1は、複数の光ファイバ70からなる多心光ファイバ10と、複数の光素子21をアレイ状に配置した光素子アレイ20と、光素子アレイ20を搭載している搭載面22を有している。光デバイス1の基板11の搭載面22には、多心光ファイバ10の各光ファイバ70の端面10Tを各光素子21に対応するように位置決めして多心光ファイバ10の各光ファイバ70の端面10Tと各光素子21とを光結合するためのV溝30を有する。多心光ファイバ10を基板11の搭載面22との間に固定するための蓋部材12を備える。
基板11には、蓋部材12の光素子アレイ20に面する端面12Hと光素子アレイ20との間の位置には、光素子アレイ20に平行になるように好ましくはスリット35が設けられ、蓋部材12は、基板11の搭載面22に対して接着剤Bを用いて固定される。これにより、光ファイバ70の端面10Tは、このスリット35の内壁36に突き当てることにより光ファイバ70の端面10Tの位置決めが確実に行える。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
例えば、光素子アレイ20の複数の発光素子21は一例としてレーザダイオードであるが、発光素子に代えて受光素子である例えばフォトダイオードであっても良い。
図11に示す基板11のV溝30の第1溝部分30−1と第2溝部分30−2と、蓋部材12のV溝60は、断面台形形状に限らず他の形状を採用しても良い。
また、蓋部材12は板状部材でなく、直方体のようなブロック体であっても良い。スリット35の断面形状は矩形断面形状に限らず、他の形状であっても良い。スリット35H、基板11の搭載面22に設けなくても良い。図12おいて、蓋部材12の後端部12Dの位置は、V溝の第1溝部分30−1と第2溝部分30−2の境界接続部分にあるが、これに限らず、例えば蓋部材12の後端部12Dの位置は、第2溝部分30−2の上にあっても良い。
本発明の好ましい実施形態を示す斜視図である。 基板の単体の形状例を示す図である。 組み立て前のフェルールと多心光ファイバと基板を示す図である。 多心光ファイバの先端部を基板のV溝に沿って初期の位置合わせした状態を示す図である。 多心光ファイバの先端部が光素子アレイの各発光素子に対面する位置に位置決めされた状態を示す図である。 基板に蓋部材が搭載された状態を示す図である。 図6のX1方向から見た基板と蓋部材と多心光ファイバと光素子アレイを示す図である。 基板と蓋部材の間に接着剤Bを塗布する直前の状態を示す図である。 接着剤Bを塗布し終わった状態を示す図である。 屈折率整合剤を塗布した状態を示す図である。 基板の複数のV溝の構造例を示す斜視図である。 図11のX1方向から見たV溝の形状を示す平面を示す図である。 図11のM−M線から見たV溝の形状を示す図である。 図11のN−N線から見たV溝の形状を示す図である。
符号の説明
1 光デバイス
5 フェルール
10 多心光ファイバ
12 蓋部材
16 フェルールの開口部
20 光素子アレイ
20P 光素子アレイの光射出端面
22 基板の搭載面
30 基板のV溝
30−1V溝の第1領域の第1溝部分
30−2V溝の第2領域の第2溝部分
35 スリット
36,37 スリットの内壁
44 封止剤
59 蓋部材の内面
60 蓋部材のV溝
70 多心光ファイバの各光ファイバ
151 V溝の第1領域
152 V溝の第2領域
160 接着剤導入部分
B 接着剤

Claims (5)

  1. 複数の光ファイバからなる多心光ファイバと、
    複数の光素子をアレイ状に配置した光素子アレイと、
    前記光素子アレイを搭載している搭載面を有しており、前記搭載面には、前記多心光ファイバの各前記光ファイバの端面を前記各光素子に対応するように位置決めして前記多心光ファイバの各光ファイバの端面と前記各光素子とを光結合するためのV溝を有する基板と、
    前記多心光ファイバを前記基板の前記搭載面との間に固定するための蓋部材と、を備え、
    前記V溝の第1溝部分と第2溝部分を有しており、前記第1溝部分と前記第2溝部分は、前記多心光ファイバの各光ファイバの長さ方向に沿って連続して形成されており、前記第1溝部分の断面面積は、前記第2溝部分の断面面積に比べて大きく設定され、
    前記蓋部材は、前記基板の前記搭載面に対して接着剤を用いて固定されていることを特徴とする光デバイス。
  2. 前記蓋部材は板状部材であり、前記蓋部材の内面には、前記基板の前記V溝に対応する位置に蓋部材V溝が形成されており、前記多心光ファイバの前記各光ファイバは前記基板の前記V溝と前記蓋部材V溝内に収容されて固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  3. 前記光素子アレイの複数の前記光素子は、発光素子であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光デバイス。
  4. 前記V溝の前記第1溝部分は断面V字型形状であり、前記第2溝部分は断面台形状であることを特徴とする請求項3に記載の光デバイス。
  5. 前記基板には、前記蓋部材の前記光素子アレイに面する端面と前記光素子アレイとの間の位置に前記光素子アレイに平行になるようにスリットが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の光デバイス。
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