JP4413898B2 - 光デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、光デバイスおよび光デバイスの製造方法に関し、特に少なくとも多心光ファイバと光素子アレイおよび基板を備える光デバイスに関する。
多心光ファイバと光素子アレイを備える光デバイスが提案されている。この光素子アレイは、基板に搭載されており、多心光ファイバの各光ファイバは、基板に形成されているV溝に沿ってそれぞれ位置決めされている。各光ファイバの端面は光素子アレイの光素子に対応してそれぞれ配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2984747号公報
ところで、特許文献1に開示されている光デバイスの基板は、ホルダーとしてのフェルールに対して接着剤を用いて固定される。この場合には、フェルールの内面と基板の端部との間に接着剤を満たして固定するが、フェルールに塗布した接着剤が光素子アレイに付着することを確実に防がないと、例えば光素子アレイの発光端部に接着剤が付着すると光学特性が変化してしまい、また接着剤と光素子アレイの熱膨張係数の違いにより信頼性に悪影響を与えてしまい光デバイスは不良品となってしまうことから、光デバイスを製造する際の歩留まりが低下してしまう。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、光素子アレイに接着剤が付着するのを防いで、光デバイスを製造する際の歩留まりを向上できる光デバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の光デバイスは、複数の光ファイバからなる多心光ファイバと、複数の光素子をアレイ状に配置した光素子アレイと、前記光素子アレイを搭載している搭載面を有しており、前記搭載面には、前記多心光ファイバの各前記光ファイバの端面を前記各光素子に対応するように位置決めして前記多心光ファイバの各光ファイバの端面と前記各光素子とを光結合するための複数本のV溝が形成され、前記複数本のV溝に前記複数の光ファイバの端部が固定された基板と、前記基板を配置する開口部を有し、前記開口部内に前記基板を配置した状態で前記基板が接着剤により固定されるフェルールと、を備え、前記フェルールは、前記複数の光ファイバを通し該複数の光ファイバが接着剤により固定される貫通穴を有する中央部と、該中央部から延びる左右の第1端部および第2端部とを備え、前記中央部、第1端部および第2端部により前記開口部が形成されており、前記第1端部および第2端部の各内壁面と該各内壁面にそれぞれ対向する前記基板の両側面との間に、前記接着剤を配置するための左右の第1隙間部分と、前記第1隙間部分の幅よりも大きい幅を有して前記第1隙間部分から前記光素子アレイ側への前記接着剤の毛細管現象による侵入を阻止するための左右の第2隙間部分とが形成されており、前記第1隙間部分は前記第2隙間部分よりも前記貫通穴に近い位置にあり、かつ、前記第2隙間部分は前記各光素子と前記複数の光ファイバの各端面との間の空間に臨む位置にあることを特徴とする。
本発明の光デバイスでは、前記基板には、前記多心光ファイバの各光ファイバの端面の位置決めをするための壁面を有するスリットが形成されていることを特徴とする。
発明の光デバイスでは、蓋部材が、前記基板の前記搭載面に対して接着剤を用いて固定され、前記蓋部材の内面には、前記基板の前記V溝に対応する位置に蓋部材V溝が形成されており、前記多心光ファイバの前記各光ファイバは前記基板の前記V溝と前記蓋部材V溝内に収容されて固定されていることを特徴とする。
本発明の光デバイスでは、前記多心光ファイバの前記各光ファイバは前記基板の前記V溝と前記蓋部材V溝内において固定ポイントにおいて3点支持により固定されていることを特徴とする。
発明の光デバイスでは、前記開口部の前記フェルールの中央部と対向する側は開放していることを特徴とする。
本発明の光デバイスでは、前記フェルールと前記基板の接着部は連続しており、接着剤の浸透により固定されることを特徴とする。
本発明の光デバイスでは、前記第2隙間部分の幅が0.125mm以上であることを特徴とする。
本発明の光デバイスでは、前記光素子アレイの複数の前記光素子は、発光素子であることを特徴とする。
本発明の光デバイスは、好ましくは前記光素子アレイの複数の前記光素子は、発光素子であることを特徴とする。
本発明の光デバイスによれば、光素子アレイに接着剤が付着するのを防いで、光デバイスを製造する際の歩留まりを向上できる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の光デバイスの好ましい実施形態を示す図である。
図1に示す光デバイス1は、少なくとも多心光ファイバと光素子アレイと基板を備え、例えば光通信に用いられる光素子アレイおよび多心光ファイバを実装した実装装置である。 図1に示す光デバイス1は、概略的にはフェルール5と、多心光ファイバ10と、蓋部材12と、基板11と、光素子アレイ20を有している。
図1のフェルール5は、基板11を保持するホルダーであり、フェルール5を有しており、X1方向から見るとほぼU字型に形成されている。フェルール5は、例えばプラスチックにより作られており、中央部13と左右の第1端部14と第2端部15の間には、基板を挿入して固定するための開口部16を有している。
図1の基板11は、例えば板状のシリコンのような結晶性基板であり、基板11の上には多心光ファイバ10の固定の対象となる一部分と、蓋部材12と、光素子アレイ20が搭載されている。このように搭載された多心光ファイバ10の一部分と、蓋部材12と、基板11と、光素子アレイ20は、フェルール5の開口部16内に位置されている。
図2は、基板11の単体の形状例を示す斜視図である。
図2に示す基板11の搭載面22には、光素子アレイ20がZ方向に沿って搭載されており、光素子アレイ20はZ方向に沿って配列された複数の発光素子21を有している。発光素子21は一例としてレーザダイオードである。各発光素子21は、配線パターン23にそれぞれ接続されており、外部の回路基板に対して電気的に接続することで各発光素子21を駆動できる。接続には例えば半田や導電性接着剤と金ワイヤーが用いられる。配線パターン23は搭載面22に形成されている。蓋部材12は例えば正方形あるいは長方形のガラス板であり、基板11の上に多心光ファイバ10の固定の対象となる一部分を固定するための部材である。
図2の基板11の搭載面22には、複数本のV溝30がY方向に沿って並んで形成されている。V溝30の内端部31は、光素子アレイ20の各発光素子21に対応した位置にある。V溝30の内端部31と光素子アレイ20の間の位置には、スリット35がZ方向に沿って形成されている。つまり、スリット35の形成方向と光素子アレイ20の配置方向は、共にZ方向に対して平行である。
このスリット35は断面矩形を有し、内壁36,37と底面38を有している。V溝30の内端部31は、スリット35の内壁37に達しており、V溝30の外端部32は、基板11の端面11Rに達している。スリット35の内壁36は、光素子アレイ20の各発光素子21のレーザ光射出面20P付近に位置している。
次に、図3〜図10と図1を参照して、図1に示す光デバイス1の組み立て製造手順について説明する。
図3は、組み立て前のフェルール5と多心光ファイバ10と基板11を示しており、図4は、多心光ファイバ10の先端部10Fを基板11のV溝30に沿って初期の位置合わせをした状態を示している。図5は、多心光ファイバ10の先端部10Fが光素子アレイ20の各発光素子に対面する位置に位置決めされた状態を示している。すでに、基板11には光素子アレイ20とその配線パターンが搭載されている。
図3に示すように、多心光ファイバ10はフェルール5の開口部16に挿入され、多心光ファイバ10の端部10Dはフェルール5の挿入用の穴に通してある。多心光ファイバ10の先端部10Fは基板11のV溝30の上方位置に位置決めする。
図4に示すように、多心光ファイバ10は基板11に対して角度θで傾斜して、多心光ファイバ10の先端部10Fは基板11の複数のV溝30の途中位置にそれぞれ配置される。
図5に示すように、フェルール5と多心光ファイバ10は基板11に対してY1方向に沿って移動させて、図7に例示するようにして多心光ファイバ10の先端部10Fをスリット35の内壁36に突き当てることで、多心光ファイバ10の先端部10Fは、光素子アレイ20の各発光素子に対面する位置に位置決めされる。
次に、図6に示すように、蓋部材12が基板11の搭載面22の上に搭載される。図7は、図6のX1方向から見た基板11と蓋部材12と多心光ファイバ10と光素子アレイ20を示している。
図8は、基板11と蓋部材12の間に例えばエポキシ系接着剤Bを塗布する直前の状態を示している。図9は、接着剤Bを塗布し終わった状態を示している。
図8に示すように、接着剤Bは、接着剤供給部100からシリンジ101を介して、蓋部材12の後端部12Dの端面12G付近において基板1の搭載面22に必要量だけ塗布するようになっている。この接着剤Bの塗布の際には、シリンジ101は図示しない移動手段により、図8と図9に示すようにZ方向に直線移動することで、多心光ファイバ10を交差する方向に接着剤Bを塗布するようになっている。
接着剤Bの塗布が終了すると、接着剤Bは図2に示す基板11のV溝30に沿ってY1方向に毛細管現象により、蓋部材12の後端部12Dの端面12G側から先端部12Fの端面12Hに向かって、基板11と蓋部材12の内面との間を進んで行く。この接着剤Bは蓋部材12を基板11の搭載面22側に固定でき、多心光ファイバ10の固定しようとする一部分は、蓋部材12と基板11の搭載面22の間において確実に固定される。
その後、図10に示すように、封止剤としての例えば透明性樹脂44が、基板11の搭載面22と蓋部材12の先端部12Fと多心光ファイバ10の先端部10Fとスリット35と光素子アレイ20とリード線39の領域に塗布される。透明性樹脂44は光の屈折率整合剤として機能する。
また、図10に示すように、フェルール5の中央部13の端面13Tには多心光ファイバ10を通している挿入用の貫通穴49が形成されているが、端面13Tと内面13G側に、それぞれ接着剤Bを塗布する。そして、基板11をY方向に沿って往復移動させることで、多心光ファイバ10が、接着剤Bによりフェルール5の中央部13に対して固定される。図1に示すように基板11をフェルール5の開口部16内に配置して、基板11とフェルール5の間に接着剤Bを塗布して固定することで、光デバイス1の製造が完了する。
次に、図11は、図7に示す基板11と蓋部材12および多心光ファイバ10のC−C線における断面構造例を示している。
図11において、基板11のV溝30はほぼ断面台形状を有している。蓋部材12は別のV溝60を有しており、V溝60はほぼ断面台形状を有している。V溝30の深さはV溝60の深さよりも大きい。V溝30,60は、互いに対面した位置においてY方向(図11の紙面垂直方向)に沿って形成されている。多心光ファイバ10の各光ファイバ70の外周面は、各組のV溝30,60内に固定ポイントP1,P2,P3において3点支持により固定されている。図10の接着剤Bは、光ファイバ70の外周面と、基板11のV溝30の内面と、蓋部材12のV溝60の内面との間に形成されている空間に広がる。また、図10の接着剤Bは、基板11の搭載面22と蓋部材12の内面59との間にも広がる。
次に、図12〜図14を参照して、フェルール5の好ましい構造例をさらに説明する。
図12はフェルールと基板等を示す平面図であり、図13は図12に示すフェルール5と基板11等を拡大して示す平面図である。さらに、図14はフェルール5と基板11等を示す斜視図である。
図12に示すように、すでに説明したようにフェルール5の中央部13と第1端部14と第2端部15の間には、開口部16が形成されている。貫通穴49がフェルール5の中央部13においてY方向に形成されていて、接着剤Bは、中央部13の端面13T側から中央部13の内面13H側へこの貫通穴49を通じて、開口部16内に供給される。
図12と図13に示すように、この開口部16の内壁に対しては、基板11の第1端部11−1と第2端部11−2が固定されるようになっている。フェルール5の第1端部14の内面側には、第1内壁201と第2内壁202を有している。フェルール5の第2端部15の内面側には、第1内壁301と第2内壁302を有している。第1内壁201と第1内壁301は対面しており、第2内壁202と第2内壁302も対面している。第1内壁201と第2内壁202と第1内壁301と第2内壁302は、Y方向に平行である。
図13に示すように、フェルール5の中央部13には2本のガイドピン77が突出して設けられている。このフェルール5は、ガイドピン77を用いて、別のフェルール5あるいは取り付け対象物の挿入ガイド穴に挿入できる。
図12に示すように、基板11はZ方向の幅Eを有している。対面している第1内壁201と第1内壁301の第1間隔はS1で示し、対面している第2内壁202と第2内壁302の間隔はS2で示している。第2間隔S2が間隔S1に比べて大きく、第1間隔S1は基板11の幅Eに比べて大きい(第2間隔S2>第1間隔S1>基板の幅E)。寸法例としては、基板11の幅Eは例えば3.35mmであり、間隔S1は3.40mmであり、間隔S2は3.60mmである。
図13では、直線状の第1隙間部分401と第2隙間部分402と直線状の第1隙間部分501と第2隙間部分502を示している。
図13の第1隙間部分401は、基板11の第1端部11−1と第1内壁201との間に形成されている。第2隙間部分402は、基板11の第1端部11−1と第2内壁202との間に形成されている。
同様にして、第1隙間部分501は、基板11の第2端部11−2と第1内壁301との間に形成されている。第2隙間部分502は、基板11の第2端部11−2と第2内壁302との間に形成されている。
寸法例としては、第1隙間部分401,501の各幅G1は、
G1=(3.4−3.35)/2=0.025mmであり、
第2隙間部分402,502の各幅G2は、
G2=(3.6−3.35)/2=0.125mmである。
このように、フェルール5と基板11の間に、第1隙間部分401,501の各幅G1と第2隙間部分402,502の各幅G2を設けることで、フェルール5には、基板11の第1端部11−1と第2端部11−2に対する逃げ加工しており、大きい幅G2の第2隙間部分402,502の途中部分に、光素子アレイ20が配置されている。このため、次のような利点がある。
すなわち、接着剤Bが、フェルール5の中央部13の挿入用の貫通穴49を通じて、毛細管現象により、小さい幅G1の第1隙間部分401,501に入ってY方向に沿って移動することで第1隙間部分401,501内に満たされる。
しかし、この第1隙間部分401,501内に満たされた接着剤Bは、大きい幅G2の第2隙間部分402,502においては毛細管現象では移動できず、第2隙間部分402,502では接着剤Bの移動を阻止できるので、接着剤Bは小さい幅G1の第1隙間部分401,501内で移動が停止する。これにより、接着剤Bは光素子アレイ20の付近には全く達しないために、接着剤Bが光素子アレイ20に付着してしまうのを確実に阻止することができる。
図14に示すように、接着剤Bは基板11の下面側には浸透するので、基板11は接着剤Bによりフェルール5の第1端部14と第2端部15の下部99に固定することができる。
以上説明したように、本発明の実施形態の光デバイス1は、複数の光ファイバ70からなる多心光ファイバ10と、複数の光素子21をアレイ状に配置した光素子アレイ20と、光素子アレイ20を搭載している搭載面22を有している。この光コネクタ1は、搭載面22には多心光ファイバ10の各光ファイバ70の端面を各光素子21に対応するように位置決めして多心光ファイバ10の各光ファイバ10の端面と各光素子21とを光結合するためのV溝30を有する基板11と、基板11を配置する開口部16を有し、開口部16内に基板11を配置した状態で基板11が接着剤Bにより固定されるフェルール5を備える。
そして、フェルール5は、基板11の端部11−1、11−2に対面する位置に、接着剤Bを配置するための第1隙間部分401,501と、第1隙間部分の幅G1よりも大きい幅G2を有して第1隙間部分401,501から光素子アレイ20側に接着剤Bが侵入を阻止するための第2隙間部分402,502とを有している。第2隙間部分402,502は第1隙間部分401,501よりも光素子アレイ20に近い位置に位置されている。これにより、光素子アレイ20に接着剤Bが付着するのを確実に防いで、光デバイス1の不良の出現を阻止して、光デバイス1を製造する際の歩留まりを向上できる。
本発明の実施形態の光デバイス1は、フェルール5は、中央部13と、中央部13の左右に配置された第1端部14と第2端部15を有している。第1端部14の第1内壁201と基板11の第1端部11−1の間に第1隙間部分401が形成され、第1端部14の第2内壁202と基板11の第1端部11−1の間に第2隙間部分402が形成されている。第2端部15の第1内壁301と基板11の第2端部11−2の間に第1隙間部分501が形成され、第2端部15の第2内壁302と基板11の第2端部11−2の間に第2隙間部分502が形成されている。これにより、基板11の第1端部11−1と第2端部11−2は、光素子アレイ20側には接着剤Bを近づけることなく、フェルール5に対して接着剤Bにより確実に固定することができる。
本発明の実施形態の光デバイス1は、蓋部材が、基板の搭載面に対して接着剤Bを用いて固定され、蓋部材の内面には、基板のV溝30に対応する位置に蓋部材V溝60が形成されており、多心光ファイバ10の各光ファイバ70は基板11のV溝30と蓋部材V溝60内に収容されて固定されている。これにより、多心光ファイバ10の各光ファイバ70は、基板11の搭載面22において蓋部材12を用いて確実に固定することができる。
本発明の実施形態の光デバイス1は、光素子アレイ10の複数の光素子70は、発光素子である。これにより、発光素子が発光する光は、対応する光ファイバ70の端面を通じて光伝送することができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
例えば、光素子アレイ20の複数の発光素子21は一例としてレーザダイオードであるが、発光素子に代えて受光素子である例えばフォトダイオードであっても良い。
図11に示す基板11のV溝30と蓋部材12のV溝60は、断面台形形状に限らず他の形状を採用しても良い。
また、蓋部材12は板状部材でなく、直方体のようなブロック体であっても良い。スリット35の断面形状は矩形断面形状に限らず、他の形状であっても良い。
本発明の好ましい実施形態を示す斜視図である。 基板の単体の形状例を示す図である。 組み立て前のフェルールと多心光ファイバと基板を示す図である。 多心光ファイバの先端部を基板のV溝に沿って初期の位置合わせした状態を示す図である。 多心光ファイバの先端部が光素子アレイの各発光素子に対面する位置に位置決めされた状態を示す図である。 基板に蓋部材が搭載された状態を示す図である。 図6のX1方向から見た基板と蓋部材と多心光ファイバと光素子アレイを示す図である。 基板と蓋部材の間に接着剤Bを塗布する直前の状態を示す図である。 接着剤Bを塗布し終わった状態を示す図である。 屈折率整合剤を塗布した状態を示す図である。 図7に示す基板と蓋部材および多心光ファイバのC−C線における断面構造例を示す図である。 フェルールと基板等を示す平面図である。 図12に示すフェルールと基板等を拡大して示す図である。 フェルールと基板等を示す斜視図である。
符号の説明
1 光デバイス
5 フェルール
10 多心光ファイバ
12 蓋部材
16 フェルールの開口部
20 光素子アレイ
20P 光素子アレイの光射出端面
22 基板の搭載面
30 基板のV溝
35 スリット
36,37 スリットの内壁
44 封止剤
59 蓋部材の内面
60 蓋部材のV溝
70 多心光ファイバの各光ファイバ
201 第1内壁
202 第2内壁
301 第1内壁
302 第2内壁
401,402 隙間部分
501,502 隙間部分
B 接着剤


Claims (8)

  1. 複数の光ファイバからなる多心光ファイバと、
    複数の光素子をアレイ状に配置した光素子アレイと、
    前記光素子アレイを搭載している搭載面を有しており、前記搭載面には、前記多心光ファイバの各前記光ファイバの端面を前記各光素子に対応するように位置決めして前記多心光ファイバの各光ファイバの端面と前記各光素子とを光結合するための複数本のV溝が形成され、前記複数本のV溝に前記複数の光ファイバの端部が固定された基板と、
    前記基板を配置する開口部を有し、前記開口部内に前記基板を配置した状態で前記基板が接着剤により固定されるフェルールと、を備え、
    前記フェルールは、前記複数の光ファイバを通し該複数の光ファイバが接着剤により固定される貫通穴を有する中央部と、該中央部から延びる左右の第1端部および第2端部とを備え、前記中央部、第1端部および第2端部により前記開口部が形成されており、
    前記第1端部および第2端部の各内壁面と該各内壁面にそれぞれ対向する前記基板の両側面との間に、前記接着剤を配置するための左右の第1隙間部分と、前記第1隙間部分の幅よりも大きい幅を有して前記第1隙間部分から前記光素子アレイ側への前記接着剤の毛細管現象による侵入を阻止するための左右の第2隙間部分とが形成されており、
    前記第1隙間部分は前記第2隙間部分よりも前記貫通穴に近い位置にあり、かつ、前記第2隙間部分は前記各光素子と前記複数の光ファイバの各端面との間の空間に臨む位置にあることを特徴とする光デバイス。
  2. 前記基板には、前記多心光ファイバの各光ファイバの端面の位置決めをするための壁面を有するスリットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
  3. 蓋部材が、前記基板の前記搭載面に対して接着剤を用いて固定され、前記蓋部材の内面には、前記基板の前記V溝に対応する位置に蓋部材V溝が形成されており、前記多心光ファイバの前記各光ファイバは前記基板の前記V溝と前記蓋部材V溝内に収容されて固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光デバイス。
  4. 前記多心光ファイバの前記各光ファイバは前記基板の前記V溝と前記蓋部材V溝内において固定ポイントにおいて3点支持により固定されていることを特徴とする請求項に記載の光デバイス。
  5. 前記開口部の前記フェルールの中央部と対向する側は開放していることを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載の光デバイス。
  6. 前記フェルールと前記基板の接着部は連続しており、接着剤の浸透により固定されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の光デバイス。
  7. 前記第2隙間部分の幅が0.125mm以上であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の光デバイス。
  8. 前記光素子アレイの複数の前記光素子は、発光素子であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の光デバイス。
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