JP2008025780A - クロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】内径面側の切削加工を省略できて、生産性に優れ、製造コストの低減を図ることが可能なクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法を提供する。
【解決手段】外周面30に膨出部32を有するマンドレル31に短円筒状素材22を外嵌する。短円筒状素材22の外径側に配設される成形ロール36の凹周溝35とマンドレル31の膨出部32とで、短円筒状素材22を挟んだ状態で短円筒状素材22をその軸心L5周りに回転させる。マンドレル31の膨出部32にてケージ内径面12となる素材内径面20bを成形するとともに、成形ロールの凹周溝にてケージ外径面11となる素材外径面20aを成形する。
【選択図】図1
【解決手段】外周面30に膨出部32を有するマンドレル31に短円筒状素材22を外嵌する。短円筒状素材22の外径側に配設される成形ロール36の凹周溝35とマンドレル31の膨出部32とで、短円筒状素材22を挟んだ状態で短円筒状素材22をその軸心L5周りに回転させる。マンドレル31の膨出部32にてケージ内径面12となる素材内径面20bを成形するとともに、成形ロールの凹周溝にてケージ外径面11となる素材外径面20aを成形する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車や各種産業機械などに用いられる動力伝達装置である等速自在継手に使用されるケージの製造方法に関し、特に、摺動タイプのクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法に関する。
クロスグルーブ型等速自在継手はプロペラシャフト用やドライブシャフト用に使用されている。クロスグルーブ型等速自在継手には、フロートタイプとノンフロートタイプの二種類に大別され、両タイプはプロペラシャフトが装備される車両の特性(スライド量など)に応じて使い分けられている。
この種の等速自在継手は図4と図5に示すように、内輪1、外輪2、ボール3およびケージ4を主要な構成要素としている。この等速自在継手はフロートタイプを示している。
内輪1は、その外周面に複数のトラック溝6が形成されている。この内輪1の中心孔5にプロペラシャフトのスタブシャフト8を挿入してスプライン嵌合させ、そのスプライン嵌合により両者間でトルク伝達可能としている。なお、スタブシャフト8は、スナップリング14により内輪1に対して抜け止めされている。
そして、外輪2は、内輪1の外周に位置し、その内周面に内輪1のトラック溝6と同数のトラック溝7が形成されている。内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7は軸線に対して反対方向に傾斜した角度をなし、対をなす内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7との交叉部にボール3が組み込まれている。内輪1と外輪2の間にケージ4が配置され、ボール3は、ケージ4のポケット9内に保持されている。
図4と図5に示す等速自在継手では、外輪2に対して内輪1、ボール3およびケージ4が、図8に示すように、反シャフト突出側(外輪2の一端面2a側)へ移動した際には、内輪1の外径面13がケージ内径面12に接触して、その反シャフト突出側への移動が規制される。また、図9に示すように、シャフト突出側(外輪2の他端面2b側)へ移動した際には、内輪1の外径面13がケージ内径面12に接触して、シャフト突出側への移動が規制される。
図8において、Aは継手中心を示し、A2は反シャフト突出側へ最大に移動した際の内輪1の中心線を示し、A1は反シャフト突出側へ最大に移動した際のボール3の中心線を示している。図9において、Aは継手中心を示し、A4はシャフト突出側へ最大に移動した際の内輪1の中心線を示し、A3はシャフト突出側へ最大に移動した際のボール3の中心線を示している。
ところで、ケージ4の製造方法としては、一般的には、図12に示すような樽型円筒形状のケージ素材20を成形し、このケージ素材20にポケット9をあけるものである。ケージ素材20は、図10に示すように、パイプ材21から所定寸の短円筒状素材22を切り出し、この短円筒状素材22を図11に示すようなプレス装置23にて、軸方向に押圧することによって得ることができる。
プレス装置23は、内径面24aがケージ素材20の外径面20aの下半分に対応する形状の成形孔24を有する下型25と、内径面26aがケージ素材20の外径面20aの上半分に対応する形状の成形孔26を有する上型27とを備える。そして、図11に示すように、短円筒状素材22を下型25の成形孔24内に配置し、この状態で上型27を下降させることによって、下型25の成形孔24と上型27の成形孔26とで構成されるキャビティ28内で、短円筒状素材22がケージ素材20に成形される。
ケージ素材20を成形する方法としては、円板状の素材から成形するもの(特許文献1)、また、短円筒体からなる素材を、バルジ加工にて、複数の樽型円筒形状部を有する筒体を成形し、その後、この筒体から樽型円筒形状体を切り出すものがある(特許文献2)。
特許文献1に記載のものは、第1工程と第2工程と第3工程とを有する。第1工程では、円板状のワーク(素材)を、上下型を有するプレス装置にて、カップ状体を成形する。ここで、カップ状体とは、円筒状の上半分部分と、截頭半球面状の下半分部分と、底部とを有するものである。第2工程では、カップ状体を半球面状の型部を有する上型で押圧して、このカップ状体の上半分部分を截頭半球面状に成形する。第3工程ではカップ状体の底部を打抜く。これによって、図12に示すようなケージ素材20を成形する。
特許文献2に記載のものは、所定寸のパイプ材を上型と下型との間に介在させ、この状態で、パイプ材内に高圧水等の加圧媒体を導入することによって、複数の樽型円筒形状部を有する筒体を成形する。その後、この筒体の樽型円筒形状部間を切断することによって、樽型円筒形状のケージ素材20を切り出すことになる。
特開昭59−147737号公報
実開平11−226662号公報
図4等に示す等速自在継手では、外輪2の内周面10とケージ外径面11とは、図6に示すように接触する可能性があり、その隙間は製作時に十分管理する必要がある。
また、ケージ内径面12と内輪1の外径面13とは、図8や図9に示すように最大スライド状態では接触するが、図7に示すように通常の使用領域では十分な隙間が確保され、接触しない。
このため、外輪2の内周面10とケージ外径面11との間を管理するケージ外径面を精度よく仕上げる必要から、ケージ素材20の外径面の仕上加工(切削加工)を必要としていた。この際、成形されるケージ素材20の完成精度と必要隙間精度から、切削加工は旋削加工のみ、旋削加工と研削加工とを必要とする場合がある。
これに対して、ケージ外径面11と比較すれば大きな隙間(内輪1の外径面13との間の隙間)があるケージ内径面12では、この内径面12の形状と必要な隙間を確保することが可能であれば、切削加工が不要となる。
しかしながら、図11に示すプレス装置23を使用する場合、短円筒状素材22の外径面は拘束されるが、内径面は拘束されない。このため、成形されたケージ素材20は内径面の変形は不安定であり、球面形状に変形が生じる。したがって、所定の寸法や球面形状を狙って内径面を切削加工する必要がある。
また、特許文献1に記載のものでは、ケージ素材20の下半分は、内径面及び外径面が拘束されて、ケージ内径面およびケージ外径面を成形することができる。しかしながら、ケージ素材20の上半分は、内径面が拘束されない。しかも、プレス加工後にカップ状体の底部を打抜く工程を必要として、全体として作業工程が多く、生産性に劣っている。
特許文献2に記載のものでは、バルジ加工を行うものであるので、成形条件が複雑であり、加工装置が巨大で高価であり、サイクルタイムが長く、生産性が劣る等のバルジ加工の欠点をそのまま具備する。
本発明は、上記課題に鑑みて、内径面側の切削加工を省略できて、生産性に優れ、製造コストの低減を図ることが可能なクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法を提供する。
本発明のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法は、内輪のトラック溝と外輪のトラック溝の交叉部に組み込まれるボールを保持するクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法において、外周面に膨出部を有するマンドレルに短円筒状素材を外嵌し、短円筒状素材の外径側に配設される成形ロールの凹周溝と前記マンドレルの膨出部とで、短円筒状素材を挟んだ状態でこの短円筒状素材をその軸心周りに回転させつつ、マンドレルの膨出部にてケージ内径面となる素材内径面を成形するとともに、成形ロールの凹周溝にてケージ外径面となる素材外径面を成形するものである。
本発明のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法によれば、成形する素材内径面はマンドレルの膨出部の外径面形状に対応したものとなり、素材外径面は成形ロールの凹周溝の底面形状に対応したものとなる。このため、マンドレルの膨出部と、成形ロールの凹周溝との寸法形状を、ケージ完成品の寸法形状に合わせることによって、成形される素材内径面及び素材外径面をケージ完成品に合わせることができる。
前記短円筒状素材を鍛造にて成形することも、パイプ材から所定寸に切断して成形することもできる。
加熱手段にて短円筒状素材を加熱しつつ、マンドレルの膨出部による素材内径面の成形および成形ロールの凹周溝による素材外径面の成形を行うことができる。これによって、マンドレルと成形ロールとによる成形時における素材の変形抵抗を低減できる。加熱手段として、高周波加熱コイル等を使用することができる。
本発明のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法によれば、成形される素材内径面及び素材外径面をケージ完成品に近づけることができるので、その後の工程において、外径面及び内径面の切削等による仕上げ加工を削減することができる。すなわち、クロスグルーブ型等速自在継手で使用するケージの必要寸法公差に対して、素材外径面、素材内径面共に、内径面を拘束しないものや内径面を加圧媒体で拘束する従来の方法に比べて、高精度に成形することができる。更に、クロスグルーブ型等速自在継手では、その構造上、内輪とケージの隙間は他の等速自在継手よりも大きく設定できるため、本発明の方法にて成形された素材内径面の寸法精度は、必要精度が確保され、素材内径面の切削加工等による仕上げ加工を省略することができる。従って、本発明の方法によれば、生産性の向上を図ることができ、さらに歩留まり向上を図って製造コスト低減を達成できる。
短円筒状素材を鍛造にて成形することも、パイプ材から所定寸に切断して成形することもできる。すなわち、短円筒状素材を種々の方法で形成でき、しかも、短円筒状素材から成形される素材内径面及び素材外径面は精度よく仕上げることができる。
短円筒状素材を加熱することによって、素材の変形抵抗を低減でき、素材内径面及び素材外径面を一層精度よく仕上げることができるため、より高精度を必要とする場合でも、素材外径面、内径面共に切削仕上げ加工を省略することができる。また、加熱することによって、表面の加工硬化を抑えることができ、ケージ製造の次工程である窓抜き加工において、加工抵抗を低減でき、加工性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1と図2に本発明のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法に使用する製造装置を示し、この製造装置では、図10に示す短円筒状素材22から図12に示すケージ素材20を成形するものである。なお、ケージ素材20を成形した後は、ケージ素材20に窓抜き加工を行って、図5に示すようなケージ4を製造することになる。
製造装置は、外周面30に膨出部32を有するマンドレル31と、このマンドレル31を受ける受けロール33と、外周面34に凹周溝35を有する成形ロール36とを備える。
マンドレル31は、軸部37と、この軸部37の外周面30に形成される膨出部32とからなり、膨出部32は、その外径面32aが軸方向端部から軸方向内方に向かって拡大し、その軸方向中央で最大となる。すなわち、縦断面形状において、膨出部32の外径面32aが円弧面になっている。この場合、膨出部32の外径面32aの曲率半径R1は、製造すべきケージ内径面12の曲率半径r1(図12参照)と一致している。また、膨出部32の軸方向長さを短円筒状素材22の軸方向長さよりも長くしている。
受けロール33は、一対の円板体38、39と、この円板体38、39をその軸心部で連結する軸部40とを備える。そして、円板体38、39の外周縁38a、39aでマンドレル31の軸部37を受ける。すなわち、マンドレル31と受けロール33とは、その軸線L1、L2が平行になるように配置され、マンドレル31の軸部37が円板体38、39の外周縁38a、39aに当接する。
成形ロール36は、その軸線L3が前記マンドレル31および受けロール33の軸線L1、L2と平行になるように配置される。この際、各軸線L1、L2、L3は一平面(例えば、水平面)M(図2参照)上に配置されるとともに、成形ロール36は、マンドレル31に関して受けロール33と反対側に配置される。また、受けロール33の軸方向中心線O2と、膨出部32の軸方向中心線O1と、成形ロール36の軸方向中心線O3とが一致している。
成形ロール36の凹周溝35の曲率半径R2は、製造すべきケージ外径面11の曲率半径r2(図12参照)と一致している。さらに、凹周溝35の軸方向長さは、ケージ素材20の軸方向長さよりも長く設定している。
成形ロール36は、図示省略の移動機構にて、前記平面Mに沿って、マンドレル31に対して接近・離間する方向に平行移動するとともに、図示省略の駆動機構にてその軸線L3廻りに回転駆動する。なお、移動機構としては、シリンダ機構等の往復動機構にて構成することができ、駆動機構としては、モータと、このモータの回転力を成形ロール36に伝達するベルト等の伝達機構等にて構成することができる。
次に、前記のように構成された製造装置を使用してケージを製造する方法を説明する。まず、図1(a)と図2(a)に示すように、マンドレル31の膨出部32に短円筒状素材22を外嵌した状態にセットする。この際、膨出部32の軸方向中心と短円筒状素材22の軸方向中心とを一致させる。なお、短円筒状素材22は、図10に示すように、パイプ材21を所定寸に切断することによって形成している。
次に、成形ロール36を図2(a)に示す矢印Cの方向にその軸線L3廻りに回転させつつ、矢印X方向にマンドレル31の膨出部32に接近させる。これによって、短円筒状素材22は、マンドレル31と成形ロール36とに挟持することになる。この際、成形ロール36が回転しているので、この回転に伴って短円筒状素材22がその軸心L5廻りに回転する。
このため、短円筒状素材22の外径面は、成形ロール36の凹周溝35の底面に加圧されて、この回転に伴って次第に凹周溝35の底面に合った形状に変形していく。また、短円筒状素材22の内径面は、マンドレル31の膨出部32の外径面に加圧されて、この回転に伴って次第に膨出部32の外径面に合った形状に変形していく。
そして、マンドレル31の膨出部32の外径面と成形ロール36の凹周溝35の底面との間の隙間寸法Sがケージ素材20の肉厚tと同じになったときに、素材内径面20bがケージ内径面12と一致する寸法形状となるとともに、素材外径面20aがケージ外径面11と一致する寸法形状となるケージ素材20を成形することができる。
このように成形されたケージ素材20に対して窓抜き工程を行うことによって、ポケット(窓部)9が形成されたケージ4が完成する。
本発明のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法では、成形される素材内径面20b及び素材外径面20aをケージ完成品に近づけることができるので、その後の工程において、外径面20a及び内径面20bの切削等による仕上げ加工を削減することができる。すなわち、クロスグルーブ型等速自在継手で使用するケージ4の必要寸法公差に対して、素材外径面20a、素材内径面20b共に、内径面を拘束しないものや内径面を加圧媒体で拘束する従来の方法に比べて、その素材内径面20bを高精度に成形することができる。更に、クロスグルーブ型等速自在継手では、その構造上、内輪1とケージ4の隙間は他の等速自在継手よりも大きく設定できるため、本発明の方法にて成形された素材内径面20bの寸法精度は、必要精度が確保され、素材内径面20bの切削加工等による仕上げ加工を省略することができる。従って、本発明の方法によれば、生産性の向上を図ることができ、さらに歩留まり向上を図って製造コスト低減を達成できる。
ところで、前記実施形態では、短円筒状素材22をパイプ材21から所定寸に切断して成形していたが、鍛造プレス装置等を使用して鍛造にて成形することも可能である。このように、短円筒状素材22を種々の方法で形成でき、しかも、短円筒状素材22から成形される素材内径面20b及び素材外径面20aは精度よく仕上げることができる。
次に、図3は他の製造方法に使用する製造装置を示し、この装置は、図1と図2に示す製造装置に加熱手段50が付設されたものである。この場合の加熱手段50は高周波加熱用コイル51を用い、この高周波加熱用コイル51をこの装置にセットされる短円筒状素材22の近傍に配置する。
すなわち、この図3に示す製造装置では、高周波加熱用コイル51に高周波電流を流しして短円筒状素材を加熱しつつ、前記図1と図2に示す製造装置を使用した方法と同様、成形ロール36を図3(a)に示す矢印Cの方向にその軸線L3廻りに回転させながら、矢印X方向にマンドレル31の膨出部32に接近させる。これによって、短円筒状素材22の外径面は、成形ロール36の凹周溝35の底面に加圧されて、この回転に伴って次第に凹周溝35の底面に合った形状に変形していく。また、短円筒状素材22の内径面は、マンドレル31の膨出部32の外径面に加圧されて、この回転に伴って次第に膨出部32の外径面に合った形状に変形していく。
最終的に、素材内径面20bがケージ内径面12と一致する寸法形状となるとともに、外径面20aがケージ外径面11と一致する寸法形状となるケージ素材20を成形することができる。
このように、加熱手段50にて短円筒状素材22を加熱すれば、マンドレル31と成形ロール36とによる成形時における素材22の変形抵抗を低減できる。これによって、素材内径面20b及び素材外径面20aを一層精度よく仕上げることができるため、より高精度を必要とする場合でも、素材外径面20a、素材内径面20b共に切削仕上げ加工を省略することができる。また、加熱することによって、表面の加工硬化を抑えることができ、ケージ製造の次工程である窓抜き加工において、加工抵抗を低減でき、加工性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、製造されるケージ4のポケット数の増減は任意である。また、加熱手段50としては、素材の変形抵抗を低減できる程度に素材を加熱できるのもであれば、高周波加熱用コイル51を用いる誘導加熱以外に、抵抗加熱等の他の加熱手段を使用することができる。
また、短円筒状素材22を回転させる際、前記実施形態では、図2(a)に示すように、成形ロール36を矢印C方向(反時計廻り)に回転させていたが、時計廻りに回転させてもよい。また、成形ロール36を回転させる際には、マンドレル31を回転自由状態としても、成形ロール36の回転に同期させて回転駆動させてもよい。
1 内輪
2 外輪
3 ボール
4 ケージ
6 トラック溝
7 トラック溝
11 ケージ外径面
12 ケージ内径面
20a 素材外径面
20b 素材内径面
22 短円筒状素材
30 外周面
31 マンドレル
32 膨出部
34 外周面
35 凹周溝
36 成形ロール
50 加熱手段
2 外輪
3 ボール
4 ケージ
6 トラック溝
7 トラック溝
11 ケージ外径面
12 ケージ内径面
20a 素材外径面
20b 素材内径面
22 短円筒状素材
30 外周面
31 マンドレル
32 膨出部
34 外周面
35 凹周溝
36 成形ロール
50 加熱手段
Claims (4)
- 内輪のトラック溝と外輪のトラック溝の交叉部に組み込まれるボールを保持するクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法において、
外周面に膨出部を有するマンドレルに短円筒状素材を外嵌し、短円筒状素材の外径側に配設される成形ロールの凹周溝と前記マンドレルの膨出部とで、短円筒状素材を挟んだ状態でこの短円筒状素材をその軸心周りに回転させつつ、マンドレルの膨出部にてケージ内径面となる素材内径面を成形するとともに、成形ロールの凹周溝にてケージ外径面となる素材外径面を成形することを特徴とするクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法。 - 前記短円筒状素材を鍛造にて成形することを特徴とする請求項1のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法。
- 前記短円筒状素材を、パイプ材から所定寸に切断して成形することを特徴とする請求項1のクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法。
- 加熱手段にて短円筒状素材を加熱しつつ、マンドレルの膨出部による素材内径面の成形および成形ロールの凹周溝による素材外径面の成形を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかのクロスグルーブ型等速自在継手用ケージの製造方法。
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