JP2008023553A - Mg含有アルミニウム合金のろう付け方法およびそれを用いて組立てられたアルミニウム合金製熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】Mg含有Al合金について、フッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法によりろう付けするにあたってのろう付け性を向上させる。
【解決手段】8.5〜12%Siのろう材を用いて、Mg含有量0.05〜1%のMg含有Al合金をフッ化物系フラックスの存在下でろう付けを行なうにあたり、フラックスとして、KAlF4に、AlF3を2%未満、K2AlF5を19%未満の割合で混合してなるもの、あるいはKAlF4に、AlF3を2%未満、K3AlF6を16%未満の割合で混合してなるもの、もしくはKAlF4に、AlF3を1.5%未満の割合で混合してなるもの、あるいはさらにKAlF4100%のものを用いる。なおフラックスの平均粒径はいずれも10〜25μmとする。さらに、ろう付け加熱の昇温過程におけるフラックスの流動開始からろう材流動開始までの時間を60秒以内とする。
【選択図】なし
【解決手段】8.5〜12%Siのろう材を用いて、Mg含有量0.05〜1%のMg含有Al合金をフッ化物系フラックスの存在下でろう付けを行なうにあたり、フラックスとして、KAlF4に、AlF3を2%未満、K2AlF5を19%未満の割合で混合してなるもの、あるいはKAlF4に、AlF3を2%未満、K3AlF6を16%未満の割合で混合してなるもの、もしくはKAlF4に、AlF3を1.5%未満の割合で混合してなるもの、あるいはさらにKAlF4100%のものを用いる。なおフラックスの平均粒径はいずれも10〜25μmとする。さらに、ろう付け加熱の昇温過程におけるフラックスの流動開始からろう材流動開始までの時間を60秒以内とする。
【選択図】なし
Description
この発明は、アルミニウム合金製自動車用熱交換器等のろう付け構造体の組立てに適用されるアルミニウム合金のろう付け方法に関するものであり、より詳しくは、Mgを含有するアルミニウム合金を、フッ化物系フラックスを用いてノコロックブレージング法によりろう付けする方法、およびそのろう付け方法により組立てられたアルミニウム合金製熱交換器に関するものである。
自動車用熱交換器などのアルミニウム合金製ろう付け構造体の組立てのためのアルミニウム合金の接合については、従来からノコロックブレージング法と称されるろう付け方法が広く適用されている。このノコロックブレージング法は、接合すべきアルミニウム合金部材およびろう材(もしくはアルミニウム合金とろう材とを一体化させたブレージングシート)の接合箇所付近にフッ化物系のフラックスを付着させ、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中でフラックスおよびろう材が溶融する温度まで加熱し、ろう付けするものである。ここで、ろう材としては一般にAl−Si系のJIS4045合金や、JIS4343合金が用いられる。また特に自動車用熱交換器においては、ろう材単体(ベア材)ではなく、アルミニウム合金を芯材としてその表面に皮材としてろう材をクラッドした、いわゆるブレージングシートを使用することが多い。
ノコロックブレージング法におけるフッ化物系フラックスとしては、通常はKF−AlF3系、あるいはKAlF4、K2AlF5、K3AlF6のフッ化物の混合物が使用されている。このようなフラックスは、ろう付け時の加熱昇温過程において、ろう材の溶融に先行して溶融して、ろう付けの際にアルミニウム合金表面の酸化膜を除去し、またアルミニウム合金表面を覆ってアルミニウムの再酸化を防止する機能を発揮する。ここで、ろう付け完了後には、アルミニウム合金表面にフラックスの残渣が残るが、フッ化物系フラックスの残渣は吸湿性がほとんどないため、アルミニウムの腐食を促進することはなく、そのため耐食性に優れたろう付け部材を得ることができる。したがってこのようなフッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法は、非腐食性ろう付け法として極めて有用であって、その適用範囲が拡大しつつある。
ところで一般にアルミニウム合金における合金成分としてMgは強度向上に有効であり、そのためMg含有アルミニウム合金を用いれば、強度を維持しつつアルミニウム合金板の薄肉化を図れることから、アルミニウム合金製品の軽量化、および材料使用量の低減による低コスト化に効果があり、そこで自動車用熱交換器等においてはMg含有アルミニウム合金が多用されている。しかしながら従来のフッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法では、Mgを含有するアルミニウム合金のろう付けが困難であるという問題があった。すなわちMgを含有するアルミニウム合金についてフッ化物系フラックスを使用してろう付け加熱を行なえば、フラックス中のFとアルミニウム合金中のMgとが反応して、高融点の化合物が生成され、その反応生成物が多量となれば、フラックスによる酸化膜除去の効果が低下し、その結果ろう材の濡れ広がりが阻害されて、充分なろう付け性を得ることができなくなってしまうのである。
このようにフッ化物系フラックスを用いてのろう付けが困難なMg含有アルミニウム合金について、あえてろう付けを行なおうとする場合、ろう付け部に塗布するフラックス量を多くすることが、従来から考えられている。
またMg含有アルミニウム合金についてフッ化物系フラックスを用いてろう付けする方法としては、既に特許文献1において、Cs(セシウム)を含有するフラックスを用いることにより、FとMgとの反応による高融点化合物の生成を抑える方法が提案されている。
さらに特許文献2においては、Mg含有アルミニウム合金をろう付けするためのフッ化物系フラックスとして、そのフラックスを構成するフッ化物の配合比をある範囲内に調整すると同時に、フラックス粉末をDTA分析したときの特定成分の最大回折ピーク強度を規制することによって、低い溶融温度で溶融時の流動性、広がり性に優れるものとしたフラックスが提案されている。
前述のように、Mg含有アルミニウム合金について、フッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法によりろう付けすることは、従来の通常の方法では困難であり、そこでいくつかの提案がなされているが、いずれの方法も、Mg含有アルミニウム合金のろう付けにおいて確実かつ安定してろう付け性を向上させることは困難であり、また著しい高コスト化を招いてしまう等の問題があり、そのため非耐食性ろう付け法であるノコロックブレージング法は、Mg含有アルミニウム合金については、実際にはほとんど適用されていなかったのが実情である。
すなわち、前述のように多量のフッ化物系フラックスを用いる方法では、確実かつ安定してろう付け性を向上させることが困難であると同時に、フラックス使用量の増加によりコスト上昇を招いてしまう。
また特許文献1の提案のようにCsを含有するフッ化物系フラックスを使用する方法では、極めて高価なCsを使用するため、やはりコストの上昇を招いてしまう。
さらに特許文献2で提案されているフッ化物系フラックスを使用してMg含有アルミニウム合金をろう付けした場合、必ずしもろう付け性を確実に向上させることができるとは限らず、充分なろう付け性が確保されない場合もあることが本発明者等の実験により判明している。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、フッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法によってMg含有アルミニウム合金をろう付けするにあたり、高コスト化を招くことなく、確実かつ安定してろう付け性を向上させ得る方法を提供することを課題としている。
本発明者等は前述の課題を解決するべく、Mg含有アルミニウム合金について、フッ化物系フラックスを用いてノコロックブレージング法によるろう付けをするにあたり、高コスト化を招くことなく、確実かつ安定して良好なろう付け性を得ることができる方法を見出すべく、種々実験・検討を重ねた結果、前述の特許文献2で提案されている考え方、手法とは全く異なる技術的方向性をもって、フッ化物系フラックスの配合組成を適切に選定することにより、前記課題の達成が可能となることを見出し、この発明をなるに至ったのである。
すなわち本発明者等は、ノコロックブレージング法の欠点であるMg含有アルミニウム合金についてのろう付け性が悪いという問題について詳細に解析した結果、ろう付けのための加熱昇温過程において、フッ化物系フラックスが溶融を開始してから、フラックスとアルミニウム合金中のMgとの反応が開始されるまでの間の時間をできるだけ短時間化させることが有効であることを見出した。そしてそのためには、フッ化物系フラックスの溶融開始温度を高くして、そのフラックス溶融開始温度をできるだけろう材の溶融開始温度に近付けることが有効であり、そのような観点からフッ化物系フラックスの配合組成を適切に定めることにより、フッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法でも、Mg含有アルミニウム合金について良好なろう付け性が得られることを見出したのである。
さらにこれらの本発明者等の新規な知見について説明する。
Mg含有アルミニウム合金についてフッ化物系フラックスによるノコロックブレージング法によりろう付けした場合に、良好なろう付け性が得られなかった原因は、前述のようにろう付け時にフッ化物系フラックスとアルミニウム合金中のMgとが反応することにより、高融点の化合物が生成されて、酸化膜除去作用が低下することにある。通常のノコロックブレージング法では、ろう付け加熱の昇温過程において、先ずフッ化物系フラックスが溶融を開始し、ある程度フラックスの溶融が進むと、そのフラックスがアルミニウム合金材料の表面を流動して広がり、その広がったフラックスによってアルミニウム合金表面の酸化膜が除去される。引続いて温度が上がれば、ろう材が溶融して流動を開始し、酸化膜が除去された状態のアルミニウム合金材料表面に溶融ろう材が濡れて広がり、ろう付けが可能となるのである。
しかしながらMgを含有するアルミニウム合金材料の表面においては、フッ化物系フラックスが溶融してアルミニウム表面に流動して広がった後、ろう材が流動する前に、MgF2などの高融点の化合物が形成されてしまって、前述のようにろう付け性が阻害されてしまう。これを解決して良好なろう付け性を得るためには、フラックスが流動を開始した後、フラックスとMgが反応する前に、できるだけ短時間のうちにろう材の流動を開始させることが有効である。そしてこのようにフラックスの流動開始から、ろう材の流動開始までの時間を短時間化させる方法としては、フラックスの流動開始温度とろう材の流動開始温度とを、近付けることが有効であると考えた。そのためのひとつの手法としては、ろう材の流動開始温度を低温化させるベく、ろう材の融点を下げる方法が考えられる。このようにろう材の融点を下げるためには、Al−Si系ろう材に対して、Cu、Znなどの低融点化に寄与する合金元素を添加する必要があるが、ろう材成分を変更すれば、材料の強度、耐食性等の特性も大きく変化してしまうため、実際には単純にこれらの低融点化元素を少量添加するだけではなく、大幅な材料変更が必要となってしまい、新たに別の種々の問題が生じてしまう。
そこで本発明者は、フッ化物系フラックスの流動開始温度とろう材の溶融開始温度とを近付けるための手法としては、ろう材の融点を下げるのではなく、フッ化物系フラックスの流動開始温度を高温化させる方法を適用することが好適であると考えた。通常のAl−Si系のろう材は577℃で溶融を開始し、580℃を越えると流動を始める。これに対し、従来の通常のフッ化物系フラックスは、約560℃で溶融を開始し、565℃を越えた付近から流動を始めるが、このように流動開始温度が565℃超付近の従来の一般的なフッ化物系フラックスでは、通常のAl−Si系ろう材が流動を開始するまでの間に、前述のようにフラックスとアルミニウム合金材料中のMgとが反応して、ろう付け性を阻害してしまう。そこでこの発明では、使用するフッ化物系フラックスの組成を、その流動開始温度が従来の一般的なフラックスの流動開始温度よりも高温となるように適切に調整して、Mgとの反応物を形成するタイミングを遅らせることにより、Mgを含有するアルミニウム合金のろう付けを可能にしたのである。
なお前述の特許文献2のフラックスでは、ろう付け時にフラックスとMgが反応することを前提として、フラックスの流動性、広がり性の向上を図るためにその組成を選定しており、この場合むしろフラックスの融点が低い方が良いとされており、したがってフラックスの流動開始温度を高めてフラックスとMgとの反応を抑制しようとするこの発明の場合とは、基本的な技術的方向性および組成選定理由が全く異なるのである。
具体的には、請求項1の発明のMg含有アルミニウム合金のろう付け方法は、合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において、前記フラックスとして、KAlF4に、AlF3をフラックス全体の2%未満、K2AlF5をフラックス全体の19%未満となるように混合してなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とするものである。
また請求項2の発明のMg含有アルミニウム合金のろう付け方法は、合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において、前記フラックスとして、KAlF4に、AlF3をフラックス全体の2%未満、K3AlF6をフラックス全体の16%未満となるように混合してなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とするものである。
さらに請求項3の発明のMg含有アルミニウム合金のろう付け方法は、合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において、前記フラックスとして、KAlF4に、AlF3をフラックス全体の1.5%未満となるように混合してなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とするものである。
そしてまた請求項4の発明のMg含有アルミニウム合金のろう付け方法は、合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において、前記フラックスとして、KAlF4からなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とするものである。
一方請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載のMg含有アルミニウム合金のろう付け方法において、ろう付けのための加熱昇温過程において前記フラックスが溶融して流動を開始してから、60秒以内にろう材を溶融開始させるようにしたことを特徴とするものである。
また請求項6の発明は、アルミニウム合金製熱交換器について規定したものであり、請求項1〜請求項5のいずれかの請求項に記載されたろう付け方法を用いて組立てられたことを特徴とするものである。
この発明のろう付け方法によれば、フッ化物系フラックスを用いたノコロックブレージング法を適用してMgを含有するアルミニウム合金材料にろう付けを行なうにあたって、良好なろう付け性を確実かつ安定して得ることができ、そのため非腐食性ろう付け法であるノコロックブレージング法をMg含有アルミニウム合金の接合に実際的に適用することが可能となり、高強度化、薄肉化を図った自動車用熱交換器の如く、Mg含有アルミニウム合金を用いたろう付け構造体の製造にもノコロックブレージング法を適用して、その非腐食性の利点を有効に活かすことが可能となった。またこの発明の方法によれば、従来の一般的なフッ化物系フラックスと比較しても特にフラックスの材料コストを上昇させることがなく、そのためフッ化物系フラックスを用いてMg含有アルミニウム合金をろう付けするためのコストも、従来の通常のノコロックブレージング法によるろう付けと同程度に抑えることができる。
一般にノコロックブレージング法におけるフッ化物系フラックスとしては、AlF3、KAlF4、K2AlF5、K3AlF6等のうちのいくつかのフッ化物を混合して使用するのが通常であり、この発明の場合、それぞれの配合量を調整することによって、フラックス流動開始温度を適切に高温化させることとしているが、使用するフッ化物の組合せによって、その適切な組成、配合比は異なり、そこでこの発明では、請求項1においては、KAlF4を主体とし、それにAlF3およびK2AlF5を混合して使用する場合を規定し、また請求項2においては、KAlF4を主体とし、それにAlF3およびK3AlF6を混合して使用する場合を規定し、さらに請求項3においては、KAlF4を主体とし、それにAlF3を混合して使用する場合を規定し、そのほか請求項4においてはKAlF4を単独使用する場合を規定している。
以下にこれらのフッ化物系フラックスの配合比限定理由について説明する。
先ず、請求項1で規定するように、フラックスとして、KAlF4にAlF3およびK2AlF5を混合したものを用いる場合には、K2AlF5が19mass%以上であれば、低い温度でフラックスが流動を開始して、ろう材が溶融、流動してアルミニウム合金表面に広がる前にMgとの反応が始まってしまうため、Mg含有合金のろう付け性改善に充分な効果が得られない。またAlF3が2mass%以上では、フラックスの溶融温度が急激に上昇するため、ろう材が流動する温度に到達してもフラックスが流動しなくなって、ろう付け性が大幅に低下してしまう。そこでKAlF4にAlF3およびK2AlF5を混合する場合には、AlF3の配合割合はフラックス全体の2%未満、K2AlF5の配合割合はフラックス全体の19%未満とし、これらの残部をKAlF4とした。なおこのような請求項1で規定するフラックスでは、その流動開始温度は、通常は570℃程度以上の高温となり、したがってろう材の流動開始温度(前述のように通常は580℃超付近)との差は、約10℃程度以下に過ぎないことになる。
次に請求項2で規定するように、フラックスとして、KAlF4にAlF3およびK3AlF6を混合したものを用いる場合は、K3AlF6が16mass%以上では、低い温度でフラックスが流動を始めるため、Mg含有合金のろう付け性改善に充分な効果が得られない。またAlF3が2mass%以上では、フラックスの溶融温度が急激に上昇するため、ろう付け性は低下してしまう。そこでKAlF4にAlF3およびK3AlF6を混合する場合は、AlF3の配合割合はフラックス全体の2%未満、K3AlF6の配合割合はフラックス全体の16%未満とし、残部をKAlF4とする。なおこのような請求項2で規定するフラックスでは、その流動開始温度は、通常は570℃程度以上の高温となり、したがってこの場合も、ろう材の流動開始温度との差は、約10℃程度以下と小さい値となる。
さらに請求項3で規定するように、フラックスとして、KAlF4にAlF3を混合したものを用いる場合には、AlF3が1.5mass%以上となれば、フラックスの溶融温度が急激に上昇するため、ろう付け性が低下してしまう。そこでKAlF4にAlF3を混合したものを用いる場合は、AlF3の配合割合はフラックス全体の1.5%未満とし、残部をKAlF4とする。なおこのような請求項3で規定するフラックスでは、その流動開始温度は、通常は575℃程度以上の高温となり、したがってこの場合のろう材流動開始温度との差は、約5℃以下と小さい値となる。
なお、以上のような請求項1〜請求項3で規定する各フラックスにおいて、AlF3の含有割合は、フラックスの溶融開始温度を高くする観点から、フラックス全体に対して1%以上とすることが好ましい。
さらにこの発明おいてフッ化物系フラックスとしては、請求項4で規定するように、KAlF4のみからなる100%組成のものを使用することも可能である。すなわち、KAlF4単独のフラックスの場合でも、その流動開始温度は充分に高くて、通常は575℃程度以上であり、したがってこの場合、ろう材流動開始温度との差は約5℃以下となり、Mg含有アルミニウム合金について良好なろう付け性を得ることができる。
以上のところにおいて、K2AlF5としては、結晶水が結合したK2AlF5・H2Oに置き換えることも可能である。さらに、前述の各フラックスにおいて、KAlF4、K2AlF5、K3AlF6は、その一部をKFとAlF3に置き換えても良く、その場合KFおよびAlF3の配合量をKAlF4、あるいはK2AlF5、もしくはK3AlF6に換算したときのそれぞれの配合量が前記組成範囲内となっていれば、前記と同様の効果が得られる。
なお当然のことながら、フラックスの流動開始温度がろう材の流動開始温度よりも高ければ、溶融ろう材がアルミニウム合金表面に広がる際に溶融フラックスがアルミニウム合金表面に広がっていないことになり、フラックスによる酸化膜除去機能が有効に発揮されなくなってしまうから、この発明の方法を実際に適用するにあたってフラックスの配合組成を具体的に選定する場合、その組成が前述の範囲内であってしかもフラックスの流動開始温度がろう材の溶融開始温度よりも低くなるように選定することはもちろんである。
さらにこの発明の方法においては、使用するフッ化物系フラックスの粒体粒径が、平均粒径(メディアン径)で10μm以上、25μm以下である必要がある。フラックス粒径が25μmを越えれば、フラックスが溶融を開始してから全部が溶けきるまでに長時間を要し、そのためろう付けに要する充分な量のフラックスが短時間に供給されないため、フラックスとMgとの反応が進行してろう付け性が低下してしまう。またフラックス粒径が10μm未満では、ろう付けに関しては問題ないが、フラックス粉末をノズルで吹きつけ塗布する際に、ノズルの目詰まりを起こしやすく、工業上好ましくない。
またこの発明の方法でろう付けの対象となるMg含有アルミニウム合金は、そのMg量が0.05〜1mass%の範囲内のものとする。ここで、ろう付け対象となるアルミニウム合金中のMg含有量が0.05mass%未満では、フッ化物系フラックスとの反応が少なく、従来の通常のフラックスを使用した方法でもろう付けが可能なためである。但し、Mg量が0.05mass%未満のアルミニウム合金材についてこの発明の方法を使用しても、何ら支障なくろう付けすることが可能である。一方アルミニウム合金中のMg量が1mass%を越える場合には、この発明の方法によるフラックスを使用しても、フッ化物系フラックスとMgとの反応が急速に起こるため、高融点化合物が短時間で形成されてしまい、ろう付け性が低下してしまう。
なおこの発明は、要はMgを含有するアルミニウム合金について、その合金中に含まれているMgによる問題を解決することを課題としているのであるから、ろう付け対象のアルミニウム合金に含まれるMg以外の合金元素については特に限定されないことはもちろんであり、ろう付け構造体の用途、要求特性に応じて適宜Mg以外の合金元素が含まれていて良いことはもちろんである。
この発明のろう付け法をMg含有アルミニウム合金に適用する場合、ろう材としてはSi:8.5〜12mass%、残部AlからなるAl−Si合金を用いることが適当である。ノコロックブレージング法では、一般にろう材としてSi量が6.5〜12mass%の範囲内のAl−Si合金が使用されており、このようなAl−Si合金では、Si量6.5〜12mass%の範囲内であれば、いずれも固相線は577℃で一定であり、したがって溶融開始温度は同じであるが、その範囲内でもSi含有量が少ないAl−Si合金は液相温度が高く、そのためより高温でろう材が流動を開始してろう付けが完了することになる。しかるにこの発明のMg含有合金のろう付けでは、フラックスが溶融した後、できるだけ短時間でろう材が流動することが必要になるが、Si量が8.5mass%未満では、ろう材が流動を開始する温度が高温化するため、フラックスとMgの反応が進行してしまうから、ろう付け性は低下してしまう。また、Si量が12mass%を越えれば、溶融したろう材の流動性自体が低下してしまうため、ろう付け性が低下してしまう。なおAl−Si系合金に、さらに溶融開始温度の低温化のためにZnやCu等の元素を添加したろう材も適用可能であり、これらのZn、Cu等は、通常は8mass%程度以下であれば許容される。このように溶融温度が低いろう材を使用することによって、フラックス流動開始からろう材流動開始までの時間がより短くなり、この発明のMg含有材のろう付け法には、より好適となる。
この発明のろう付け方法を適用するろう付け部材の構成としては、例えば熱交換器のフィン材やコネクタ材のように、Mg含有アルミニウム合金のベア材をブレージングシートのろう材や置きろうを用いてろう付けする場合や、芯材にMgを含有したブレージングシートをろう付けするする場合など、アルミニウム合金のろう付けであれば、いずれの構成でも良く、特に限定されるものではない。
以上のように、請求項1〜請求項4のいずれかに規定する配合比のフッ化物系フラックスを用いて不活性ガス雰囲気中でろう付け加熱を行なえば、0.05〜1%のMgを含有するアルミニウム合金についても、良好なろう付け性を確実かつ安定に得て、ろう付け欠陥の少ないろう付け構造体を作成することが可能となる。すなわち、ろう付けのための加熱昇温過程において、フラックスが溶融しさらにその流動を開始してから、ろう材が溶融してその流動が開始されるまでの時間が従来よりも格段に短縮され、その結果、フッ化物系フラックスとアルミニウム合金中のMgとの反応が進行しないかまたは少なくともその進行がわずかとなり、ろう付け阻害要因となる高融点化合物も生成されにくくなって、良好なろう付け性を安定して得ることができるのである。
ここで、本発明者等の実験によれば、フッ化物系フラックスがその流動を開始してから60秒以内にろう材が流動を開始すれば、ろう付け性を確実に向上させ得る程度に、前述のような高融点化合物の生成を抑制できることが判明している。そして前述のような各請求項1〜4で規定する配合比のフラックスを用いれば、加熱方法や部材のサイズ、フラックス量等によっても若干は異なるが、一般にはフラックス流動開始からろう材流動開始までの時間を60秒以内に抑え得ることが判明している。
表1のA1〜A4に示す構成のブレージングシートを用意した。厚さは0.5mm、ろう材は芯材の片面にクラッドし、クラッド厚さは0.05mmとした。このブレージングシートを幅25mm、長さ70mmに切断し、厚さ1.0mmのJIS3003合金のベア材と組み合わせ、図1に示す逆T継ぎ手試験片とした。なおろう材として用いたAl−10.5%Si合金の流動開始温度は約582℃である。
フラックスとしては、表2のB1〜B13に示す組成のものを用意した。これらのフラックスとしては、予め化学合成により製造した、平均粒径15μmのKAlF4、K2AlF5、K3AlF6、AlF3を、表2中に示す比率で混合したものを使用した。
各フラックスを、表3に示す組み合わせで逆T継ぎ手試験片に塗布した。ここで各フラックスは、それぞれ5wt%濃度の懸濁液とし、逆T継ぎ手試験片をフラックス懸濁液中に浸漬することにより塗布し、150℃の乾燥炉で充分に乾燥させた。
フラックスを塗布した各逆T継ぎ手試験片を、炉内で加熱してろう付した。ろう付けの雰囲気は窒素ガスとし、炉内の酸素濃度を100ppm以下とした。加熱時間は逆T継ぎ手試験片のサンプル温度が600℃以上となる条件で5分間保持した。なお、いずれのサンプルにおいてもフラックス流動開始からろう材の流動開始までの所要時間は60秒以内であった。
加熱ろう付け後のろう付けサンプルについて、ろう付け性の評価のため、断面観察により図2に示すフィレット長さを測定した。その測定結果を表3中に示す。
表3に示すように、本発明例のNo.1〜12の場合は、充分な大きさのフィレットが形成されること、すなわちろう付け性が良好であることが確認された。
これに対し、No.13〜14、No.18〜19の場合は、いずれもフラックスの組成がこの発明の範囲外であり、ろう材の流動よりも先にフラックスとブレージングシート中のMgと反応してしまったため、フィレットの大きさは小さく、充分なろう付け性が得られなかった。またNo.15の場合についても、フラックスの組成がこの発明の範囲外であって、フラックスの溶融温度が高すぎたために、ろう材の流動よりもフラックスの流動が遅くなってしまい、充分なろう付け性が得られなかった。さらに、No.16およびNo.17の場合は、フラックスの組成はこの発明の範囲内であるが、ブレージングシートの芯材中のMg含有量が多いため、フラックスとMgの反応が急速に進んでろう付け性が阻害されたため、ほとんどフィレットは形成されなかった。
1 JIS3003合金ベア材
2a ブレージングシート ろう材
2b ブレージングシート 心材
3 フィレット
4 フィレット長さ
2a ブレージングシート ろう材
2b ブレージングシート 心材
3 フィレット
4 フィレット長さ
Claims (6)
- 合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%(mass%、以下同じ)の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において;
前記フラックスとして、KAlF4に、AlF3をフラックス全体の2%未満、K2AlF5をフラックス全体の19%未満となるように混合してなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とする、Mg含有アルミニウム合金のろう付け方法。 - 合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において;
前記フラックスとして、KAlF4に、AlF3をフラックス全体の2%未満、K3AlF6をフラックス全体の16%未満となるように混合してなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とする、Mg含有アルミニウム合金のろう付け方法。 - 合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において;
前記フラックスとして、KAlF4に、AlF3をフラックス全体の1.5%未満となるように混合してなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とする、Mg含有アルミニウム合金のろう付け方法。 - 合金成分として少なくともMgを含有し、かつそのMg量が0.05〜1%の範囲内にあるMg含有アルミニウム合金について、Siを8.5〜12%含有するろう材を用い、フラックスの存在下でノコロックブレージング法によりろう付けする方法において;
前記フラックスとして、KAlF4からなる、平均粒径10〜25μmの粉末を用いることを特徴とする、Mg含有アルミニウム合金のろう付け方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載のMg含有アルミニウム合金のろう付け方法において、
ろう付けのための加熱昇温過程において前記フラックスが溶融して流動を開始してから、60秒以内にろう材を溶融開始させるようにしたことを特徴とする、Mg含有アルミニウム合金のろう付け方法。 - 請求項1〜請求項5のいずれかの請求項に記載されたろう付け方法を用いて組立てられたことを特徴とする、アルミニウム合金製熱交換器。
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