JP2008022919A - 団扇 - Google Patents

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延幸 平▲崎▼
Yoshiaki Ide
義章 井手
Yoshiko Inoue
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Abstract

【課題】内部に設けられた音声情報出力手段が破損してしまう可能性を低減しながらも、音声情報出力手段から出力された音声情報を聞きやすくする。
【解決手段】 2枚の表面シート10a,10bを表裏にそれぞれ有する扇板部2bにおいて、音声情報を出力可能なシート状の音声情報出力部が可撓性を有する2枚の支持シートに挟み込まれてなる音声出力ユニット6を、2枚の表面シート10a,10bに挟み込んで構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声情報を出力可能に構成された団扇に関する。
従来より、夏季等の暑い時期に暑さを避けて涼しさを味わう手段として団扇が用いられている。団扇は、柄等の取手部を持ち、この取手部に繋がる扇部を扇ぐことにより風が生じ、涼しさを味わうことができるように構成されている。このように、団扇は誰でもどこでも手軽に利用することができるものであるため、扇風機や冷房機等の納涼のための電化製品が用いられるようになった現在でも多くの人に利用されている。そのため、ただ単に納涼手段として用いられるだけでなく、扇部に広告情報等を印刷し、街頭や催し会場等で配布することも行われている。
また、近年においては、音声情報を出力可能に構成された団扇が考えられている。
図8は、音声情報を出力可能に構成された従来の団扇の一構成例を示す図である。
本従来例は図8に示すように、柄部101と、柄部101の一端に設けられた扇部102とから構成され、柄部101から扇部102を支える部分となる基部102a内に、音声情報を出力可能な音声発生装置110が組み込まれている。また、扇部102は、音声発生装置110が組み込まれた基部102aと、この基部102aによって柄部101に支えられ、2枚の貼紙が互いに貼着されてなる扇板部102bとから構成されている。このように構成された団扇は、基部102aに設けられたスイッチ等を操作することにより、音声発生装置110から音声情報を出力することができる。また、音声発生装置110をプラスチックからなる基部102a内に設けることにより、団扇を扇いだ際に生じる撓みによって音声発生装置110を構成する部材が破壊されてしまうことを回避している(例えば、特許文献1参照。)。
また、上述したような扇部の一部に取手部を設け、この取手部内に、上記同様の音声発生手段を組み込むことにより音声情報を出力可能に構成された団扇も考えられている(例えば、特許文献2参照。)。この団扇においても、音声発生手段を取手部内に組み込むとともにその取手部の剛性を考慮することにより、団扇を扇いだ際に生じる撓みによって音声発生手段を構成する部材が破壊されてしまうことを回避している。
登録実用新案第3088362号公報 登録実用新案第3016784号公報
上述したように扇部の基部や取手部内に、音声情報を出力可能な音声情報出力手段を組み込んだ場合、音声情報出力手段から出力された音声が扇部の基部や取手部に設けられた孔を介してのみ外部に出力されることになる。特に、上述したように、団扇を扇いだ際に生じる撓みによって音声情報出力手段を構成する部材が破壊されてしまうことを回避するためには、音声が出力される孔以外の部分がビスや粘着剤によって固着されており、そのため、音声情報出力手段から出力された音声情報を聞きやすいとは言いがたく、出力された音声情報を聞きやすくするためには、ある程度の音量が必要となり、音声情報出力手段内の電池の消耗を早めてしまう等の問題が生じる。また、取手部内に音声情報出力手段を組み込んだ場合、この取手部を握って団扇を持った状態では音声情報出力手段から出力された音声が手の中に籠ってしまい、音声情報出力手段から出力された音声情報が聞きにくくなってしまう。
そこで、音声情報が出力されるスピーカのみを図8に示した扇板部102b内に設けることが考えられる。音声情報が出力されるスピーカを、2枚の貼紙が互いに貼着されてなる扇板部102bに設けた場合、スピーカから出力された音声が、扇板部102bを構成する2枚の貼紙が振動することによって響き、音声情報出力手段となる音声発生装置110から出力された音声情報を聞きやすくすることができる。
ところが、音声情報が出力されるスピーカのみを扇板部102b内に設ける場合、基部102a内に設けられた音声発生装置110とスピーカとを配線にて接続することになるため、特にその距離が長くなった場合、音声発生装置110とスピーカとを接続する配線が、団扇を扇いだ際に生じる撓みによって断線してしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、内部に設けられた音声情報出力手段が配線の断線等で破損してしまう可能性を低減しながらも、音声情報出力手段から出力された音声情報を聞きやすくすることができる団扇を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
シート基材を表裏にそれぞれ具備する扇板部を有してなる団扇において、
音声情報を出力可能なシート状の音声情報出力手段が、可撓性を有する2枚の支持シートに挟み込まれ、該2枚の支持シートが前記シート基材に挟み込まれたことを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、音声情報出力手段から音声が出力されると、扇板部の表裏にそれぞれ設けられたシート基材が振動し、この振動によって音声情報出力手段から出力された音声が響く。また、音声を出力する音声情報出力手段が、可撓性を有する2枚の支持シートに挟み込まれているため、団扇を扇いだ際に扇板部に撓みが生じても、その撓みによって音声情報出力手段が破損してしまう可能性が著しく低減する。
以上説明したように本発明においては、音声情報を出力可能なシート状の音声情報出力手段が、可撓性を有する2枚の支持シートに挟み込まれ、この2枚の支持シートが、扇板部の表裏にそれぞれ設けられたシート基材に挟み込まれた構成としたため、音声情報出力手段が破損してしまう可能性を著しく低減しながらも、音声情報出力手段から出力された音声情報を聞きやすくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の団扇の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、柄部1と、柄部1の一端に柄部1と一体となって設けられた扇部2とから構成されており、音声情報を出力可能な音声出力ユニット6が、扇部2の図中右側端部に、その長手方向が柄部1が延びる方向とは垂直な方向となるように組み込まれている。
扇部2は、柄部1と一体となった縁部材3aと、柄部1及び縁部材3aと一体となって構成され、縁部材3aによって囲まれる領域にて柄部1から放射状に延びた複数の放射骨部3bと、柄部1及び縁部材3aと一体となって構成され、縁部材3aによって囲まれる領域の柄部1の近傍に放射骨部3bを横切るように設けられた横骨部3cとから構成され、横骨部3cを介して柄部1側が、扇部2を柄部1によって支えるための基部2aとなり、その反対側が、音声出力ユニット6が組み込まれた扇板部2bとなっている。扇板部2bの音声出力ユニット6が組み込まれる領域は、放射骨部3bが切断されている。この切断の長さは、音声出力ユニット6が組み込まれた場合に音声出力ユニット6に放射骨部3bが接しない長さよりも若干長くなっており、それにより、放射骨部3bと音声出力ユニット6との間に隙間4が形成されている。
また、扇部2においては、その全面にて2枚の表面シート10a,10bが縁部材3a、放射骨部3b及び横骨部3cを挟み込んで重ね合わされており、表面シート10a,10bと縁部材3a、放射骨部3b及び横骨部3cとは粘着剤によって互いに貼着され、また、表面シート10a,10bと音声出力ユニット6とは、音声出力ユニット6の表面に施された粘着加工によって互いに貼着されている。これにより、音声出力ユニット6は扇板部2b内に組み込まれ、また、複数の放射骨部3bの間となる領域においては、2枚の表面シート10a,10bに挟まれた空間5が形成されている。また、2枚の表面シート10a,10bのうち一方の表面シート10aには、音声出力ユニット6から音声を出力する際に押下する音声ボタン11が印刷やラベル貼付等によって設けられている。
以下に、音声出力ユニット6について詳細に説明する。
図2は、図1に示した音声出力ユニット6の構成を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
図1に示した音声出力ユニット6は図2に示すように、ピエゾ素子、振動板及びフィルムシートからシート状に構成されて音声情報を出力するためのスピーカ部35と、外部から入力された音声情報が記録されるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子が搭載された音声基板32と、ICチップ34に記録された音声情報をスピーカ部35を介して出力する場合に表面シート10aの音声ボタン11を介して押下されるスイッチ33と、音声基板32に接続され、音声基板32に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池31とからなる音声情報出力手段である音声情報出力部30が、紙基材等の可撓性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれて構成されている。音声基板32は、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなるベース基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されており、音声情報出力部30はシート状となっている。また、ICチップ34は、スイッチ33が押下された場合に、メモリ領域に記録された音声情報をスピーカ部35を介して出力する制御を行う。そのため、図1に示した表面シート10aの音声ボタン11は、音声出力ユニット6が扇板部2bに組み込まれた場合にスイッチ33と対向する領域に設けられている。
図3は、図1及び図2に示した音声出力ユニット6の積層状態を示す図である。
図3に示すように、支持シート20aにおいては、音声情報出力部30と積層された場合に、スイッチ33、ICチップ34及びスピーカ部35と対向する領域に穴22,23,24aがそれぞれ形成されている。
また、支持シート20bにおいては、音声情報出力部30と積層された場合に、ペーパー電池31及びスピーカ部35と対向する領域に穴21,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、スイッチ33、ICチップ34及びスピーカ部35と対向する領域に穴22,23,24aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31及びスピーカ部35と対向する領域に穴21,24bがそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31、スイッチ33、ICチップ34及びスピーカ部35が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、この音声出力ユニット6を2枚の表面シート10a,10bで挟み込んで扇板部2bに設けた場合、扇板部2b表面の平坦性を向上させることができる。
図4は、図2及び図3に示した支持シート20a,20bと音声情報出力部30とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20aと音声情報出力部30とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20bと音声情報出力部30とを積層した状態を示す図である。
図4(a)に示すように、支持シート20aのスイッチ33と対向する領域に形成された穴22はスイッチ33よりも大きく、また、ICチップ34と対向する領域に形成された穴23はICチップ34よりも大きく、また、スピーカ部35と対向する領域に形成された穴24aはスピーカ部35よりも大きくなっている。
また、図4(b)に示すように、支持シート20bのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21はペーパー電池31よりも小さく、また、スピーカ部35と対向する領域に形成された穴24bはスピーカ部35よりも小さくなっている。
これにより、音声情報出力部30は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの表裏に塗布された粘着剤によって固定されている。
以下に、上記のように構成された団扇の作用について説明する。
図5は、図1〜図4に示した団扇の作用を説明するための図であり、(a)は音声出力ユニット6から音声が出力された場合の作用を説明するための図、(b)は複数の放射骨部3bの間となる領域の放射骨部3bが延びる方向の断面図である。
表面シート10aに設けられた音声ボタン11が押下されると、音声出力ユニット6のスイッチ33が押下され、それにより、ICチップ34に記録された音声情報がスピーカ部35から出力される。なおこの際、音声出力ユニット6が扇板部2bの図中右側端部に組み込まれているため、扇板部2bを表裏から2本の指で挟むようにして音声ボタン11を押下することができる。すなわち、音声出力ユニット6は、扇板部2bを表裏から2本の指で挟むようにして音声ボタン11を押下するためには、扇板部2bの縁部材3aに沿った端部に組み込んでおくことが好ましい。ところが、扇板部2bの柄部1と対向する端部に音声出力ユニット6を組み込んだ場合、扇部2を扇いだ際、音声出力ユニット6の重量に伴う遠心力の増加によって放射骨部3b等の部材が折れてしまう虞れがあるため、扇板部2bの柄部1が延びる方向に対して左右の端部に設けることが好ましい。
スピーカ部35は、上述したようにピエゾ素子、振動板及びフィルムシートから構成されており、これらが振動することにより音声が発生することになる。スピーカ部35の振動は表面シート10a,10bに伝わり、図5(a)に示すように表面シート10a,10b全体に広がっていく。ここで、音圧すなわち音の大きさは、出力される音の周波数が同じであれば、振動板の面積と振幅との乗算値によって決まり、振動板の面積が広ければ大きくなる。そのため、スピーカ部35の振動が表面シート10a,10bに伝わると、面積が広い表面シート10a,10bが振動板の役割を果たし、スピーカ部35から出力された音声がより響いて聞きやすくなる。このように、団扇を構成する扇部2の全体を振動板として用いることにより、音声出力ユニット6から出力された音声を聞きやすくすることができる。なお、表面シート10a,10bの振幅はスピーカ部35の振幅に比べて小さいものの、その面積がスピーカ部35と比べて格段に広いことから、上記効果を得ることができる。
また、本形態においては、図5(b)に示すように、複数の放射骨部3bの間となる領域に2枚の表面シート10a,10bに挟まれた空間5が形成されている。そのため、スピーカ部35の振動によってこの空間5内の空気が振動し、その空気の振動によっても表面シート10a,10bが振動することになり、音声出力ユニット6から出力された音声をさらに聞きやすくすることができる。
このように音声が出力される団扇は、一般的な団扇と同様に柄部1を持ち、扇部2を扇ぐことにより風が発生する。その際、扇部2は扇ぐことにより撓みが生じることになるが、本形態においては、音声情報を出力する音声情報出力部30が、可撓性を有する2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれているため、音声情報出力部30がその配線が断線したりして破損してしまう可能性が著しく低減する。
次に、音声出力ユニット6が扇板部2bに組み込まれる向きについて説明する。
図6は、図1に示した団扇が扇がれることにより扇部2が撓んだ際の音声出力ユニット6の状態を示す図であり、(a)は音声出力ユニット6がその長手方向が柄部1が延びる方向となるように組み込まれた場合における音声出力ユニット6の状態を示す図、(b)は音声出力ユニット6がその長手方向が柄部1が延びる方向とは垂直な方向となるように組み込まれた場合における音声出力ユニット6の状態を示す図である。
音声出力ユニット6がその長手方向が柄部1が延びる方向となるように組み込まれた場合は、図6(a)に示すように、団扇が扇がれることにより扇部2が撓むと、音声出力ユニット6の両端部間の撓み量はt1となる。
一方、音声出力ユニット6がその長手方向が柄部1が延びる方向とは垂直な方向となるように組み込まれた場合は、図6(b)に示すように、団扇が扇がれることにより扇部2が図6(a)に示したものと同じ角度で撓んでも、音声出力ユニット6の両端部間の撓み量はt1よりも小さなt2としかならない。
そのため、図1に示した団扇のように、音声出力ユニット6をその長手方向が柄部1が延びる方向とは垂直な方向となるように扇部2に組み込むことにより、団扇が扇がれることによる撓みが生じた場合に、音声出力ユニット6内の音声情報出力部30がその配線が断線したりして破損してしまう可能性をさらに低減することができる。
次に、放射骨部3bと音声出力ユニット6との間に形成された隙間4による作用について説明する。
図7は、図1に示した団扇の放射骨部3bが設けられた領域の放射骨部3bが延びる方向の断面図であり、(a)は扇部2が撓んでいない状態を示す図、(b)は扇部2が撓んだ状態を示す図である。
上述したように、扇板部2bの音声出力ユニット6が組み込まれる領域において、放射骨部3bが、音声出力ユニット6が組み込まれた場合に音声出力ユニット6に放射骨部3bが接しない長さよりも若干長く切断されているため、図7(a)に示すように、放射骨部3bと音声出力ユニット6との間に隙間4が形成されている。
そのため、団扇を扇ぐことにより扇部2が撓んだ場合、図7(b)に示すように、表面シート10a,10bの音声出力ユニット6が貼着された部分と放射骨部3bが貼着された部分との間の伸びがこの隙間4が形成された領域にて一部吸収され、それにより、表面シート10a,10bが、音声出力ユニット6が貼着された部分と放射骨部3bが貼着された部分との境界部分で破断してしまうことを回避することができる。
なお、上述したように、音声出力ユニット6は、扇部2の縁部材3に沿う端部に設けること、さらには扇部2の柄部1が延びる方向に対して左右の端部に設けることが好ましいが、団扇を机上あるいは手の上に置いて音声ボタン11を押下することも考慮すると、音声出力ユニット6は、扇板部2bの任意の箇所に設けることもできる。また、音声出力ユニット6が扇部2に組み込まれる向きについても、上述したように、音声出力ユニット6の長手方向が柄部1が延びる方向とは垂直な方向となる向きとすることが好ましいが、特にそれに限定されるものではない。
また、本形態においては、扇部2全体に表面シート10a,10bが貼着されているが、扇部2のうち、扇板部2bのみに表面シート10a,10bが貼着された構成とすることも考えられる。
また、本形態においては、放射骨部3bを切断することにより、音声出力ユニット6が組み込まれる空間が形成されているが、音声出力ユニット6を囲むように、放射骨部3bと一体となった矩形状の骨部を設けることも考えられる。また、上述したように、放射骨部3bと音声出力ユニット6とは接していないことが好ましいが、放射骨部3bと音声出力ユニット6とが接している構成とすることも考えられる。さらには、放射骨部3bを切断せずに支持シート20a,20bの一方に、放射骨部3bが入り込むような溝を形成し、それにより、音声出力ユニット6を扇部2に組み込む構成としてもよい。
また、表面シート10a,10bのスピーカ部35に対向する領域に微細な複数の穴を形成し、スピーカ部35から出力された音声をこの穴を介しても外部に出力するような構成としてもよい。
また、本形態においては、柄部1と、柄部1の一端に柄部1と一体となって設けられた扇部2とから構成されているものを例に挙げて説明したが、柄部1を有さずに、基部2aに取手部を設けたものについても、本発明を適用できることは言うまでもない。
また、本形態のように縁部材3a、放射骨部3b及び横骨部3cを用いるのではなく、1枚の樹脂シートを用いてこの樹脂シートの両面に表面シート10a,10bを貼着して扇部2を形成したものについても本発明を適用することができる。その場合、この樹脂シートに音声出力ユニット6が入り込む穴を形成することになる。
本発明の団扇の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した音声出力ユニットの構成を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1及び図2に示した音声出力ユニットの積層状態を示す図である。 図2及び図3に示した支持シートと音声情報出力部とを積層した状態を示す図である。 図1〜図4に示した団扇の作用を説明するための図であり、(a)は音声出力ユニットから音声が出力された場合の作用を説明するための図、(b)は複数の放射骨部の間となる領域の放射骨部が延びる方向の断面図である。 図1に示した団扇が扇がれることにより扇部が撓んだ際の音声出力ユニットの状態を示す図であり、(a)は音声出力ユニットがその長手方向が柄部が延びる方向となるように組み込まれた場合における音声出力ユニットの状態を示す図、(b)は音声出力ユニットがその長手方向が柄部が延びる方向とは垂直な方向となるように組み込まれた場合における音声出力ユニットの状態を示す図である。 図1に示した団扇の放射骨部が設けられた領域の放射骨部が延びる方向の断面図であり、(a)は扇部が撓んでいない状態を示す図、(b)は扇部が撓んだ状態を示す図である。 音声情報を出力可能に構成された従来の団扇の一構成例を示す図である。
符号の説明
1 柄部
2 扇部
2a 基部
2b 扇板部
3a 縁部材
3b 放射骨部
3c 横骨部
4 隙間
5 空間
6 音声出力ユニット
10a,10b 表面シート
11 音声ボタン
20a,20b 支持シート
21,22,23,24a,24b 穴
30 音声情報出力部
31 ペーパー電池
32 音声基板
33 スイッチ
34 ICチップ
35 スピーカ部

Claims (1)

  1. シート基材を表裏にそれぞれ具備する扇板部を有してなる団扇において、
    音声情報を出力可能なシート状の音声情報出力手段が、可撓性を有する2枚の支持シートに挟み込まれ、該2枚の支持シートが前記シート基材に挟み込まれたことを特徴とする団扇。
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