JP2008021510A - Icカード用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】幅の異なる2枚のカードを同一のカード挿入口に挿入するコネクタにおいて、幅の狭いICカードを挿入したときのみスイッチがオンするようにしたものを提供すること。
【解決手段】広幅の第1のICカードと狭幅の第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、これらの第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトを具備したICカード用コネクタにおいて、挿入されたICカードにより可動側の開閉端子を固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、固定側の開閉端子に、第2のICカードの挿入時に可動側の開閉端子の接触可動片を可動してスイッチをオンする接触部と、第1のICカードの挿入時に広幅の側縁部に接触して可動側の開閉端子の接触可動片に接触できない位置まで逃がすための押圧部を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】広幅の第1のICカードと狭幅の第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、これらの第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトを具備したICカード用コネクタにおいて、挿入されたICカードにより可動側の開閉端子を固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、固定側の開閉端子に、第2のICカードの挿入時に可動側の開閉端子の接触可動片を可動してスイッチをオンする接触部と、第1のICカードの挿入時に広幅の側縁部に接触して可動側の開閉端子の接触可動片に接触できない位置まで逃がすための押圧部を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、形状に大小のある、特に幅の異なる2種類のICカードを挿入して内部のコンタクトに接続するICカード用コネクタであって、小さいICカードを挿入したときのみスイッチがオンするようにしたICカード用コネクタに関するものである。
1つのICカード用コネクタに複数種類のICカードを挿入可能にしたICカード用コネクタが種々提案されており、図8に示したものもその一種類である(特許文献1)。
図8に示したものは、幅が広くて長さが短い第1のICカード11と、幅が狭くて長さが長いICカード12と、第1のICカード11と厚さの異なるICカード(図示せず)と、第1のICカード11より幅の広いICカード(図示せず)との4種類に対応可能なものを示している。
図8に示したものは、幅が広くて長さが短い第1のICカード11と、幅が狭くて長さが長いICカード12と、第1のICカード11と厚さの異なるICカード(図示せず)と、第1のICカード11より幅の広いICカード(図示せず)との4種類に対応可能なものを示している。
図8は、前記幅が広くて長さが短い第1のICカード11と、幅が狭くて長さが長い第2のICカード12の2種類のカードを挿入した例を示している。
これらのうち幅が広くて長さが短い第1のICカード11をカード挿入口13に挿入すると、挿入の途中では、挿入終了判別端子1の先端の凸部2が押されて、挿入終了判別端子1が接触状態にあり、このときは、読み込みや書き込みの動作を行わないようになっている。この第1のICカード11の左先端がストッパ6に当たった段階で、もう一つの挿入終了判別端子4の先端の凸部5が押されて接触状態になるが、同時に、挿入終了判別端子1の凸部2は、第1のICカード11の溝3に奥まで挿入されることで接触状態から離反し、この状態で挿入終了となる。挿入終了時点で図示しないコンタクトと第1のICカード11の電極16が接触し、読み込みや書き込みが行われる。
幅が狭くて長さが長い第2のICカード12をカード挿入口13に挿入すると、挿入の途中で第2のICカード12の電極が第1のICカード11のためのコンタクトに接触する恐れがあったとしても、挿入終了判別端子1と挿入終了判別端子4はオンすることがないので、読み込みや書き込みが行われない。この第2のICカード12の先端をカード挿入口13の奥まで挿入した時点で、コンタクト15と第2のICカード12の図示しない電極が接触し、読み込みや書き込みが行われる。
特開2003−132978号公報
これらのうち幅が広くて長さが短い第1のICカード11をカード挿入口13に挿入すると、挿入の途中では、挿入終了判別端子1の先端の凸部2が押されて、挿入終了判別端子1が接触状態にあり、このときは、読み込みや書き込みの動作を行わないようになっている。この第1のICカード11の左先端がストッパ6に当たった段階で、もう一つの挿入終了判別端子4の先端の凸部5が押されて接触状態になるが、同時に、挿入終了判別端子1の凸部2は、第1のICカード11の溝3に奥まで挿入されることで接触状態から離反し、この状態で挿入終了となる。挿入終了時点で図示しないコンタクトと第1のICカード11の電極16が接触し、読み込みや書き込みが行われる。
幅が狭くて長さが長い第2のICカード12をカード挿入口13に挿入すると、挿入の途中で第2のICカード12の電極が第1のICカード11のためのコンタクトに接触する恐れがあったとしても、挿入終了判別端子1と挿入終了判別端子4はオンすることがないので、読み込みや書き込みが行われない。この第2のICカード12の先端をカード挿入口13の奥まで挿入した時点で、コンタクト15と第2のICカード12の図示しない電極が接触し、読み込みや書き込みが行われる。
ハウジング内にカードの挿抜でスイッチがオン、オフするスイッチを有する構造のコネクタにおいて、幅の狭い第2のICカードを挿入したときにこれらのスイッチがオンするように構成した場合、幅の広い第1のICカードを挿入したときにもこれらのスイッチがオンする。
本発明の解決しようとする問題点は、幅の異なる複数枚のカードを同一のカード挿入口に挿入するタイプのコネクタでは、幅の狭い第2のICカードを挿入したときのみスイッチがオンするように構成することが構造上困難であるか、構成が極めて複雑になる、ということである。
本発明の解決しようとする問題点は、幅の異なる複数枚のカードを同一のカード挿入口に挿入するタイプのコネクタでは、幅の狭い第2のICカードを挿入したときのみスイッチがオンするように構成することが構造上困難であるか、構成が極めて複雑になる、ということである。
本発明は、幅の異なる複数枚のカードを同一のカード挿入口に挿入するタイプのコネクタにおいて、簡単な構成によって、幅の狭い第2のICカードを挿入したときのみスイッチがオンするようにしたものを提供することを目的とする。
本発明は、側縁が段差のある広幅の側縁部と狭幅の側縁部を持って形成された第1のICカード及び側縁が前記第1のICカードの広幅の側縁部よりも狭い幅の側縁部を持って形成された第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、このハウジング内に設けられ、前記第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトを具備したICカード用コネクタにおいて、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、前記固定側の開閉端子に、前記第2のICカードの挿入時に前記可動側の開閉端子の接触可動片を可動してスイッチをオンする接触部と、前記第1のICカードの挿入時に前記第1のICカードの広幅の側縁部に接触して前記可動側の開閉端子の接触可動片に接触できない位置まで逃がすための押圧部を形成したことを特徴とする。
また、可動側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、固定側の接触部に接離する接触可動片と、この接触可動片から一体に枝分かれし、前記第1のICカードの広幅の側縁部を押圧する接触可動片とからなり、固定側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、L字形に折曲した可動片と、この可動片の端部に形成され、可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部とからなることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、外形が大小の2種類の第1及び第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、これらの第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトとを具備したICカード用コネクタにおいて、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を可動して固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、外形の大きな前記第1のICカードの挿入時に前記スイッチがオンしないように、前記固定側の開閉端子を前記可動側の開閉端子の可動ストローク以上に逃がし、外形の小さな前記第2のICカードの挿入時に前記スイッチがオンするように、前記可動側の開閉端子を可動せしめたので、簡単な構成により、大きな第1のICカードではスイッチがオン、オフ動作せず、小さな第2のICカードのみでスイッチをオン、オフ動作させることができる。
請求項2記載の発明によれば、少なくともいずれか一方の側縁が段差のある広幅の側縁部と狭幅の側縁部を持って形成された第1のICカードと、側縁が前記第1のICカードの広幅の側縁部よりも狭い幅の側縁部を持って形成された第2のICカードの構造上の相違点を利用して、より確実に小さな第2のICカードのみでスイッチをオン、オフ動作させることができる。
請求項3記載の発明によれば、可動側の開閉端子は、第1のICカードの狭幅の側縁部と第2のICカードの側縁部により固定側の開閉端子の接触部側に押し出される接触可動片と、第1のICカードの広幅の側縁部を押圧してこの第1のICカードの位置保持をする接触可動片とを備えたので、第1のICカードを挿入した時の位置が正しく保持されて第1のICカードによりスイッチがオンされることを確実に防止できる。
請求項4記載の発明によれば、可動側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、固定側の接触部に接離する接触可動片と、この接触可動片から一体に枝分かれし、第1のICカードの広幅の側縁部を押圧する接触可動片とからなり、固定側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、L字形に折曲した可動片と、この可動片の端部に形成され、可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部とからなるので、スイッチの各部品を簡単なプレス加工で構成できるとともに、組み立ても簡単になる。
請求項5記載の発明によれば、固定側の開閉端子における可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部との間隔は、第1のICカードの広幅の側縁部と第2のICカードの側縁部との間隔よりも十分短く設定したので、大きな第1のICカードの挿入では、固定側の開閉端子をより大きく逃がし、可動側の開閉端子がオンするのを防止できる。
本発明は、外形が大小2種類の第1及び第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、このハウジング内に設けられ、前記第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトとを具備したICカード用コネクタにおいて、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を可動して固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、外形の大きな前記第1のICカードの挿入時に前記スイッチがオンしないように、前記固定側の開閉端子を前記可動側の開閉端子の可動ストローク以上に逃がし、外形の小さな前記第2のICカードの挿入時に前記スイッチがオンするように、前記可動側の開閉端子を可動せしめた構成とする。
第1のICカードは、少なくともいずれか一方の側縁が段差のある広幅の側縁部と狭幅の側縁部を持って形成されたもの、より具体的には、両側縁が段差のある広幅の側縁部と狭幅の側縁部を持って形成されたものである。
第2のICカードは、側縁が前記第1のICカードの広幅の側縁部よりも狭い幅の側縁部を持って形成されたもの、より具体的には、両側縁が前記第1のICカードの狭幅の側縁部と略等しい幅の側縁部を持って形成されたものである。
第2のICカードは、側縁が前記第1のICカードの広幅の側縁部よりも狭い幅の側縁部を持って形成されたもの、より具体的には、両側縁が前記第1のICカードの狭幅の側縁部と略等しい幅の側縁部を持って形成されたものである。
スイッチは、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を固定側の開閉端子からなり、前記可動側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、固定側の接触部に接離する接触可動片と、この接触可動片から一体に枝分かれし、前記第1のICカードの広幅の側縁部を押圧する接触可動片とからなり、前記固定側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、L字形に折曲した可動片と、この可動片の端部に形成され、可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部とからなる。
前記固定側の開閉端子における可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部との間隔は、第1のICカードの広幅の側縁部と第2のICカードの側縁部との間隔よりも十分短く設定することが望ましい。
前記固定側の開閉端子における可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部との間隔は、第1のICカードの広幅の側縁部と第2のICカードの側縁部との間隔よりも十分短く設定することが望ましい。
本発明のICカード用コネクタに挿抜される外形が大小の2種類のICカードを図4に基づき説明する。
図4(a−1)(a−2)に示される小さな第2のICカード12と、図4(b−1)(b−2)(b−3)(b−4)に示される大きな第1のICカード11とは、長さは同じで、幅は第1のICカード11の狭幅の側縁部18と第2のICカード12の外側縁部とが略同じで、厚さは第1のICカード11が厚く、第2のICカード12が薄く、また、第1のICカード11の電極16と第2のICカード12の電極20は数、形状に違いがある。
さらに詳しくは、前記第1のICカード11は、長方形をなし、両側に広幅の側縁部17と狭幅の側縁部18が段差を持って形成され、前記広幅の側縁部17の外側面に電極16が形成され、一方の側縁には2個の切り欠き24が形成され、他方の側縁には1個の切り欠き24が形成され、先端部19の両面はテーパーを有してやや尖っている。
前記第2のICカード12は、長方形をなし、一方の面に電極20が形成され、一方の側縁の先端部22側から途中まで細幅部21となっており、かつ、1個の切り欠き24が形成され、先端部22の片面にテーパーを有してやや尖っている。
このように、第1のICカード11は、第2のICカード12よりも幅において大きな形状をなしている。
図4(a−1)(a−2)に示される小さな第2のICカード12と、図4(b−1)(b−2)(b−3)(b−4)に示される大きな第1のICカード11とは、長さは同じで、幅は第1のICカード11の狭幅の側縁部18と第2のICカード12の外側縁部とが略同じで、厚さは第1のICカード11が厚く、第2のICカード12が薄く、また、第1のICカード11の電極16と第2のICカード12の電極20は数、形状に違いがある。
さらに詳しくは、前記第1のICカード11は、長方形をなし、両側に広幅の側縁部17と狭幅の側縁部18が段差を持って形成され、前記広幅の側縁部17の外側面に電極16が形成され、一方の側縁には2個の切り欠き24が形成され、他方の側縁には1個の切り欠き24が形成され、先端部19の両面はテーパーを有してやや尖っている。
前記第2のICカード12は、長方形をなし、一方の面に電極20が形成され、一方の側縁の先端部22側から途中まで細幅部21となっており、かつ、1個の切り欠き24が形成され、先端部22の片面にテーパーを有してやや尖っている。
このように、第1のICカード11は、第2のICカード12よりも幅において大きな形状をなしている。
具体的な寸法は、それぞれ凡そ次の通りである。
前記第1のICカード11は、長さが15.0mm、幅が広幅の側縁部17で12.5mm、狭幅の側縁部18で11.0mm、厚さが1.2mmである。また、前記第2のICカード12は、長さが15.0mm、幅が11.0mm、厚さが0.7mmである。これらの数値は、一例であってこれに限定されるものではない。
前記第1のICカード11は、長さが15.0mm、幅が広幅の側縁部17で12.5mm、狭幅の側縁部18で11.0mm、厚さが1.2mmである。また、前記第2のICカード12は、長さが15.0mm、幅が11.0mm、厚さが0.7mmである。これらの数値は、一例であってこれに限定されるものではない。
本発明のICカード用コネクタは、図2に示すハウジング25と、このハウジング25に被せるカバー35とを主たる構成部品とし、その他に、図3(a)に示すロック用スライダ30,ロックピン31、圧縮ばね32、図3(b)に示すスペーサ28,スペーサ用ばね29、図3(c)に示す開閉端子33,34からなるスイッチ91、さらに図5に示す第1カード用コンタクト26,第2カード用コンタクト27とで構成されている。
前記ハウジング25は、長方形で薄い箱型をなし、具体的には、幅16.8mm×長さ17.0mm×高さ2.3mm程度である。このハウジング25の底板部38、天板部42、左側板部44,右側板部47の間には前面に開口し、前記第1のICカード11と第2のICカード12とが選択的に差し込まれるカード挿入口36が形成されている。このカード挿入口36の内側に、前記第1のICカード11の狭幅の側縁部18が嵌合する誤挿入防止段部37が設けられている。前記底板部38の前面側から中間位置までに所定間隔でコンタクト差し込み溝39が形成され、それぞれに前記第1のICカード11の電極16に接触する第1カード用コンタクト26が差し込み固定されている。前記天板部42の両側部には、後述するガイド板部57が突出するための切り欠き部43が形成されている。また、底板部38の後方部には、スペーサ28の摺動突条部77が摺動する3本のスペーサガイド溝51が形成されている。前記ハウジング25の背板部40には、後面側から貫通して所定間隔でコンタクト差し込み溝41が形成され、それぞれに前記第2のICカード12の電極20に接触する第2カード用コンタクト27が差し込み固定されている。
図2において、前記左側板部44の端子挿入溝45には、図3(c)に示すスイッチ91の開閉端子33の係止片部81が下側から差し込み固定され、また、端子挿入溝46には、スイッチ91の開閉端子34の係止片部84が上から差し込み固定される。また、左側板部44の側面と、後述する右側板部47の側面にそれぞれ前記カバー35を係止するための複数個の係止突部53が形成されている。
前記ハウジング25の右側板部47のスライダ嵌合溝48には、図3(a)に示す前記ロック用スライダ30が摺動自在に嵌合されるとともに、圧縮ばね32が両端のばね嵌合突部74、74間に嵌め込まれてロック用スライダ30を常時付勢している。前記ロック用スライダ30は、ハートカム69と係止突片部70からなり、ハートカム69には、公知のハート形の摺動溝65、ピン係止凹部66,スタート点67が設けられ、ロックピン31の一端部が右側板部47のロックピン挿入孔49に差し込まれ、他端部が摺動溝65に摺動自在に差し込まれている。
前記係止突片部70には、前記天板部42のスライダ係合突部50と係合する係合凹部68と、この係合凹部68に隣接して上部に第2のICカード12の係止部71、下部に第1のICカード11の係止部72が形成され、さらに側方にコンタクト受け部73が形成されている。
前記ハウジング25の右側板部47のスライダ嵌合溝48には、図3(a)に示す前記ロック用スライダ30が摺動自在に嵌合されるとともに、圧縮ばね32が両端のばね嵌合突部74、74間に嵌め込まれてロック用スライダ30を常時付勢している。前記ロック用スライダ30は、ハートカム69と係止突片部70からなり、ハートカム69には、公知のハート形の摺動溝65、ピン係止凹部66,スタート点67が設けられ、ロックピン31の一端部が右側板部47のロックピン挿入孔49に差し込まれ、他端部が摺動溝65に摺動自在に差し込まれている。
前記係止突片部70には、前記天板部42のスライダ係合突部50と係合する係合凹部68と、この係合凹部68に隣接して上部に第2のICカード12の係止部71、下部に第1のICカード11の係止部72が形成され、さらに側方にコンタクト受け部73が形成されている。
前記スペーサ28は、図3(b)に示すように、細長角棒状の上面にカード挿入側から傾斜面部75が形成され、一端部には、垂直な当接部76が形成され、下面には、前記スペーサガイド溝51を摺動する摺動突条部77が設けられ、さらに、カード挿入面の反対側にはばね係止溝78が形成されている。このばね係止溝78には、前記スペーサ用ばね29の両端部79が移動自在に嵌合し、また、スペーサ用ばね29の中央部80は、前記背板部40のばね係合孔52に嵌め込まれている。
図3(c)に示したスイッチ91において、一方の前記可動側の開閉端子33は、一端部側に端子挿入溝45に嵌め込み固定するための係止片部81と、外部への接続用の端子片88とが形成され、他端部側に途中から上下2つに枝分かれし、前記第1のICカード11の狭幅の側縁部18と広幅の側縁部17にそれぞれ接離する接触可動片83と接触可動片82が形成されている。
また、他方の前記固定側の開閉端子34は、一端部側に端子挿入溝46に嵌め込み固定するための係止片部84と、外部への接続用の端子片89と、ハウジング10に固定する圧入片90が形成され、他端部側に途中からL字に屈曲した可動片85が形成され、さらに屈曲した可動片85の先端部に、前記接触可動片83と接触可動片82に対峙して接触部86と押圧部87が一体に形成されている。この接触部86と押圧部87の間隔は、第1のICカード11の広幅の側縁部17と第2のICカード12の側縁部との距離よりも十分短く、例えば、広幅の側縁部17と狭幅の側縁部18の間隔の約半分程度に設定される。
図3(c)に示したスイッチ91において、一方の前記可動側の開閉端子33は、一端部側に端子挿入溝45に嵌め込み固定するための係止片部81と、外部への接続用の端子片88とが形成され、他端部側に途中から上下2つに枝分かれし、前記第1のICカード11の狭幅の側縁部18と広幅の側縁部17にそれぞれ接離する接触可動片83と接触可動片82が形成されている。
また、他方の前記固定側の開閉端子34は、一端部側に端子挿入溝46に嵌め込み固定するための係止片部84と、外部への接続用の端子片89と、ハウジング10に固定する圧入片90が形成され、他端部側に途中からL字に屈曲した可動片85が形成され、さらに屈曲した可動片85の先端部に、前記接触可動片83と接触可動片82に対峙して接触部86と押圧部87が一体に形成されている。この接触部86と押圧部87の間隔は、第1のICカード11の広幅の側縁部17と第2のICカード12の側縁部との距離よりも十分短く、例えば、広幅の側縁部17と狭幅の側縁部18の間隔の約半分程度に設定される。
前記カバー35は、ハウジング25内に各部品を収納した後に被せるもので、弾性を有する薄い金属板を下向きコ字形に折曲し、カード挿入側の両側部には、弾性を有するように切り溝64で切り起こされたガイド板部57がヘ字形に折曲されている。このガイド板部57には、一体に切り起こされてV字形に折曲された位置修正部58が設けられている。一方の左側板部55には、前記開閉端子34の可動片85が突出するための逃げ孔61が設けられ、この逃げ孔61のやや内側に第1のICカード11の広幅の側縁部17が乗り上がるガイド部59が設けられ、このガイド部59のやや内側に第2のICカード12の細幅部21をガイドし、かつ、第2のICカード12を裏返しに挿入したときのストッパとなるガイド部60が切り起し形成されている。他方の右側板部56のやや内側には、前記ロックピン31の浮き上がりを防止する押圧ばね部62が切り起して形成されている。前記天板部54の略中央には、第2カード用コンタクト27の突出のための逃げ孔63が形成されている。
以上のように構成されたICカード用コネクタの作用を説明する。
(1−1)幅の狭い第2のICカード12の正常(電極20が上向き)状態での挿入
第2のICカード12を正常(電極20が上向きで、細幅部21が挿入方向左側)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入すると、第2のICカード12は、図5(a−1)及び図7(a)のように、ガイド板部57に案内されつつ両側の位置修正部58の間を通り、細幅部21側の先端部22がガイド部60に案内されつつ挿入され、先端部22が第1カード用コンタクト26と第2カード用コンタクト27の間に位置する。このとき、第2のICカード12は、薄いのでICカード用コネクタの内部で必要以上のクリアランスが生じる。
(1−1)幅の狭い第2のICカード12の正常(電極20が上向き)状態での挿入
第2のICカード12を正常(電極20が上向きで、細幅部21が挿入方向左側)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入すると、第2のICカード12は、図5(a−1)及び図7(a)のように、ガイド板部57に案内されつつ両側の位置修正部58の間を通り、細幅部21側の先端部22がガイド部60に案内されつつ挿入され、先端部22が第1カード用コンタクト26と第2カード用コンタクト27の間に位置する。このとき、第2のICカード12は、薄いのでICカード用コネクタの内部で必要以上のクリアランスが生じる。
図1に示すように、先端部22の右端が係止突片部70の係止部71に係合した状態でさらに挿入すると、係止突片部70と一体のハートカム69が圧縮ばね32に抗して移動し、ロックピン31の先端がスタート点67から摺動溝65内を図の左回りに摺動する。第2のICカード12は、薄く、かつ、細幅部21を有するので、先端部22の左端はスペーサ28の当接部76に当接することなく、図5(a−2)のように、先端部22が傾斜面部75を擦りながら乗り上がる。スペーサ28は、スペーサ用ばね29によって押圧されているので、もとの位置から移動しない。第2のICカード12の先端部22がスペーサ28の上に乗り上がることで、電極20は第2カード用コンタクト27に適正な接触圧で接続される。第2のICカード12が挿入できる位置まで達すると、ロックピン31の一端部が摺動溝65の端部に達するので、押し込み力を抜くと、圧縮ばね32によりロック用スライダ30が戻されてロックピン31の一端部がピン係止凹部66に係止して第2のICカード12の挿入状態が保持される。
この挿入状態では、カード挿入孔36の付近で第2のICカード12の基端部がガイド板部57で下方に適正圧力で付勢されている。
このとき、図6(a)に示すように、第2のICカード12の細幅部21を過ぎた外側縁でスイッチ91の開閉端子33の接触可動片83が押し出されて開閉端子34の接触部86に接触して幅の狭い第2のICカード12を挿入した信号が出力される。
この挿入状態では、カード挿入孔36の付近で第2のICカード12の基端部がガイド板部57で下方に適正圧力で付勢されている。
このとき、図6(a)に示すように、第2のICカード12の細幅部21を過ぎた外側縁でスイッチ91の開閉端子33の接触可動片83が押し出されて開閉端子34の接触部86に接触して幅の狭い第2のICカード12を挿入した信号が出力される。
第2のICカード12を抜き取るときは、第2のICカード12を再度押し込むと、ロックピン31の一端部がピン係止凹部66から外れ、押し込み力を抜くと、他方の摺動溝65を通り元のスタート点67に戻って、図5(a−1)のように電極20と第2カード用コンタクト27の接続から外れる。同時に、接触可動片83と接触部86の接続から外れる。
(1−2)第2のICカード12の異常(電極20が裏返し)状態での挿入
第2のICカード12を異常(電極20が下向きで、細幅部21が挿入方向右側)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入すると、第2のICカード12は、最初、ガイド板部57に案内されつつ両側の位置修正部58の間を通り抜けるが、図7(a)の異常時のように、細幅部21側が位置修正部58を通り、外側縁が位置修正部58に達し、細幅部21と反対側の先端部22がガイド部60に当接して第2のICカード12はそれ以上挿入することができない。
第2のICカード12を異常(電極20が下向きで、細幅部21が挿入方向右側)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入すると、第2のICカード12は、最初、ガイド板部57に案内されつつ両側の位置修正部58の間を通り抜けるが、図7(a)の異常時のように、細幅部21側が位置修正部58を通り、外側縁が位置修正部58に達し、細幅部21と反対側の先端部22がガイド部60に当接して第2のICカード12はそれ以上挿入することができない。
(2−1)幅の広い第1のICカード11の正常(電極16が下向き)状態での挿入
第1のICカード11を正常(電極16が下向きで、狭幅の側縁部18が上向き)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入すると、第1のICカード11は、図5(b−1)及び図7(b)のように、誤挿入防止段部37に嵌合し、狭幅の側縁部18がガイド板部57に案内されつつ両側の位置修正部58の間を通り、また、広幅の側縁部17が位置修正部58の下を通り、図1のように、広幅の側縁部17の先端部22の右端が係止突片部70の係止部72に係合する。このとき、第1のICカード11は、厚いので内部は適正なクリアランスで移動する。
第1のICカード11を正常(電極16が下向きで、狭幅の側縁部18が上向き)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入すると、第1のICカード11は、図5(b−1)及び図7(b)のように、誤挿入防止段部37に嵌合し、狭幅の側縁部18がガイド板部57に案内されつつ両側の位置修正部58の間を通り、また、広幅の側縁部17が位置修正部58の下を通り、図1のように、広幅の側縁部17の先端部22の右端が係止突片部70の係止部72に係合する。このとき、第1のICカード11は、厚いので内部は適正なクリアランスで移動する。
係合した状態で第1のICカード11をさらに挿入すると、係止突片部70と一体のハートカム69が圧縮ばね32に抗して移動し、ロックピン31の先端がスタート点67から摺動溝65内を図の左回りに摺動する。第1のICカード11は、厚く、かつ、第2のICカード12と異なり細幅部21を有しないので、先端部19の左端がスペーサ28の当接部76に当接しつつ、図5(b−2)のように、先端部19でスペーサ28を押しながらスペーサ用ばね29に抗してスペーサ28を押し込む。
この挿入状態では、カード挿入孔36の付近で第1のICカード11の基端部がガイド板部57で下方に適正圧力で付勢されている。
このとき、図6(b)に示すように、幅の広い第1のICカード11の広幅の側縁部17がスイッチ91の開閉端子33の接触可動片82を広げつつ第1のICカード11の正確な位置決めをしながらさらに挿入されると、広幅の側縁部17が開閉端子34の押圧部87に係合して可動片85を外側に逃げさせる。この状態で第1のICカード11の狭幅の側縁部18が開閉端子33の接触可動片83に接して接触可動片83が外側にやや移動するが、接触可動片83が押し出される前に接触部86がそれ以上に逃げており、接触可動片83が開閉端子34の接触部86に接触することはなく、幅の広い第1のICカード11を挿入しても信号が出力されない。
第1のICカード11をスペーサ28とともに移動することで、電極16は第1カード用コンタクト26に適正な接触圧で接続される。第1のICカード11が挿入できる位置まで達すると、ロックピン31の一端部が摺動溝65の端部に達するので、押し込み力を抜くと、圧縮ばね32によりロック用スライダ30が戻されてロックピン31の一端部がピン係止凹部66に係止して第1のICカード11の挿入状態が保持される。
この挿入状態では、カード挿入孔36の付近で第1のICカード11の基端部がガイド板部57で下方に適正圧力で付勢されている。
このとき、図6(b)に示すように、幅の広い第1のICカード11の広幅の側縁部17がスイッチ91の開閉端子33の接触可動片82を広げつつ第1のICカード11の正確な位置決めをしながらさらに挿入されると、広幅の側縁部17が開閉端子34の押圧部87に係合して可動片85を外側に逃げさせる。この状態で第1のICカード11の狭幅の側縁部18が開閉端子33の接触可動片83に接して接触可動片83が外側にやや移動するが、接触可動片83が押し出される前に接触部86がそれ以上に逃げており、接触可動片83が開閉端子34の接触部86に接触することはなく、幅の広い第1のICカード11を挿入しても信号が出力されない。
第1のICカード11をスペーサ28とともに移動することで、電極16は第1カード用コンタクト26に適正な接触圧で接続される。第1のICカード11が挿入できる位置まで達すると、ロックピン31の一端部が摺動溝65の端部に達するので、押し込み力を抜くと、圧縮ばね32によりロック用スライダ30が戻されてロックピン31の一端部がピン係止凹部66に係止して第1のICカード11の挿入状態が保持される。
第1のICカード11を抜き取るときは、第1のICカード11を再度押し込むと、ロックピン31の一端部がピン係止凹部66から外れ、押し込み力を抜くと、圧縮ばね32により他方の摺動溝65を通りもとのスタート点67に戻って、図5(b−1)のように電極16と第1カード用コンタクト26の接続から外れる。
同時に、スペーサ28がスペーサ用ばね29によりもとの位置に戻され、また、開閉端子33と開閉端子34がもとの位置へ戻される。
同時に、スペーサ28がスペーサ用ばね29によりもとの位置に戻され、また、開閉端子33と開閉端子34がもとの位置へ戻される。
(2−2)第1のICカード11の異常(電極16が裏返し)状態での挿入
第1のICカード11を異常(電極16が上向き)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入しようとすると、第1のICカード11の広幅の側縁部17と狭幅の側縁部18が逆のため、誤挿入防止段部37のあるカード挿入口36へ挿入することはできない。
第1のICカード11を異常(電極16が上向き)状態でICカード用コネクタのカード挿入口36へ挿入しようとすると、第1のICカード11の広幅の側縁部17と狭幅の側縁部18が逆のため、誤挿入防止段部37のあるカード挿入口36へ挿入することはできない。
1…挿入終了判別端子、2…凸部、3…溝、4…挿入終了判別端子、15…凸部、6…ストッパ、10…ハウジング、11…第1のICカード、12…第2のICカード、13…カード挿入口、14…案内段差、15…ICコンタクト、16…電極、17…広幅の側縁部、18…狭幅の側縁部、19…先端部、20…電極、21…細幅部、22…先端部、23…切り欠き、24…切り欠き、25…ハウジング、26…第1カード用コンタクト、27…第2カード用コンタクト、28…スペーサ、29…スペーサ用ばね、30…ロック用スライダ、31…ロックピン、32…圧縮ばね、33…開閉端子、34…開閉端子、35…カバー、36…カード挿入口、37…誤挿入防止段部、38…底板部、39…コンタクト差し込み溝、40…背板部、41…コンタクト差し込み溝、42…天板部、43…切り欠き部、44…左側板部、45…端子挿入溝、46…端子挿入溝、47…右側板部、48…スライダ嵌合溝、49…ロックピン挿入孔、50…スライダ係合突部、51…スペーサガイド溝、52…ばね係合孔、53…係止突部、54…天板部、55…左側板部、56…右側板部、57…ガイド板部、58…位置修正部、59…ガイド部、60…ガイド部、61…逃げ孔、62…押圧ばね部、63…逃げ孔、64…切り溝、65…摺動溝、66…ピン係止凹部、67…スタート点、68…係合凹部、69…ハートカム、70…係止突片部、71…係止部、72…係止部、73…コンタクト受け部、74…ばね嵌合突部、75…傾斜面部、76…当接部、77…摺動突条部、78…ばね係止溝、79…両端部、80…中央部、81…係止片部、82…接触可動片、83…接触可動片、84…係止片部、85…可動片、86…接触部、87…押圧部、88…端子片、89…端子片、90…圧入片、91…スイッチ。
Claims (5)
- 外形が大小の2種類の第1及び第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、このハウジング内に設けられ、前記第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトとを具備したICカード用コネクタにおいて、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を可動して固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、外形の大きな前記第1のICカードの挿入時に前記スイッチがオンしないように、前記固定側の開閉端子を前記可動側の開閉端子の可動ストローク以上に逃がし、外形の小さな前記第2のICカードの挿入時に前記スイッチがオンするように、前記可動側の開閉端子を可動せしめたことを特徴とするICカード用コネクタ。
- 少なくともいずれか一方の側縁が段差のある広幅の側縁部と狭幅の側縁部を持って形成された第1のICカード及び側縁が前記第1のICカードの広幅の側縁部よりも狭い幅の側縁部を持って形成された第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、このハウジング内に設けられ、前記第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトを具備したICカード用コネクタにおいて、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、前記固定側の開閉端子に、前記第2のICカードの挿入時に前記可動側の開閉端子の接触可動片を可動してスイッチをオンする接触部と、前記第1のICカードの挿入時に前記第1のICカードの広幅の側縁部に接触して前記可動側の開閉端子の接触可動片に接触できない位置まで逃がすための押圧部を形成したことを特徴とするICカード用コネクタ。
- 両側縁が段差のある広幅の側縁部と狭幅の側縁部を持って形成された第1のICカード及び両側縁が前記第1のICカードの狭幅の側縁部と略等しい幅の側縁部を持って形成された第2のICカードを同一のカード挿入口に挿抜可能なハウジングと、このハウジング内に設けられ、前記第1、第2のICカードの電極に接離するカード用コンタクトを具備したICカード用コネクタにおいて、前記ハウジング内に挿入された前記ICカードにより可動側の開閉端子を固定側の開閉端子に接触するスイッチを設け、前記可動側の開閉端子は、前記第1のICカードの狭幅の側縁部と前記第2のICカードの側縁部により前記固定側の開閉端子の接触部側に押し出される接触可動片と、前記第1のICカードの広幅の側縁部を押圧してこの第1のICカードの位置保持をする接触可動片とを備え、前記固定側の開閉端子は、前記第2のICカードの挿入時に前記可動側の開閉端子の接触可動片を可動してスイッチをオンする接触部と、前記第1のICカードの挿入時に前記第1のICカードの広幅の側縁部に接触して前記可動側の開閉端子の接触可動片に接触できない位置まで逃がすための押圧部を備えたことを特徴とするICカード用コネクタ。
- 可動側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、固定側の接触部に接離する接触可動片と、この接触可動片から一体に枝分かれし、前記第1のICカードの広幅の側縁部を押圧する接触可動片とからなり、固定側の開閉端子は、ハウジングに固定する係止片部と、この係止片部から一体に伸び、L字形に折曲した可動片と、この可動片の端部に形成され、可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部とからなることを特徴とする請求項2又は3記載のICカード用コネクタ。
- 固定側の開閉端子における可動側の開閉端子の接触可動片に接離する接触部と、この接触部から位置をずらして形成された押圧部との間隔は、第1のICカードの広幅の側縁部と第2のICカードの側縁部との間隔よりも十分短く設定したことを特徴とする請求項4記載のICカード用コネクタ。
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