JP2008021345A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブのライトアボートを、小型で安価にかつ従来のシステムを大きく変更しないで防ぐことができる電子機器を提供する。
【解決手段】ハードディスクドライブを制御する第一の制御手段と、入力電圧を降圧してハードディスクドライブに供給する降圧手段と、入力電圧により蓄電を行う蓄電手段と、蓄電手段の電圧を昇圧して降圧手段に供給する昇圧手段と、昇圧手段を制御する第二の制御手段と、停電検知手段と、を備えた電子機器であって、第二の制御手段(3−C)は、第一の制御手段からハードディスクドライブが書込み中であることを示す信号を受けている場合に、停電検知手段から停電の検知信号を受けたときは、第一の制御手段にハードディスクドライブの書込み中断処理を行うよう指示する信号を送るとともに、昇圧手段の動作を開始させるように制御する電子機器により前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハードディスクドライブを備えた電子機器に関し、特にその停電時のハードディスクドライブの制御に関するものである。
近年の電子機器においては、大容量のデジタルデータを扱うものが急速に増えており、このような機器ではハードディスクドライブ(以下HDDと記すこともある)を使用することがほぼ必須となってきている。
しかしながら、HDDでは“ライトアボート”と呼ばれる以下のような問題が発生する。
書込み(ライト)中の予測しないタイミングで電源が落とされることにより、ライトがセクタの途中で終了してしまうためにライトエラーが発生し、不良セクタができる。その後、その不良セクタをリードすることができなくなり、HDDエラーが生じてしまう。
このようなケースで最悪の場合には、HDDをフォーマットする必要があるためユーザーのデータが消えてしまうおそれがある。
このような問題を回避するため、重要なデータを大量に扱うサーバーなどのシステムにおいては、電子機器の電源入力部に無停電電源を設けて停電時に一定期間電力供給を行う手法が一般的に知られている。
図7に従来の無停電電源を用いたシステム構成の一例を示す。
電源装置1は、一般的にスイッチング電源が用いられ、商用電源を入力して整流平滑後高速で絶縁トランスをスイッチングすることによって電力変換を行い、コントローラ200への電力供給を行っている。コントローラ200の入力部には内部で使用するデバイスを動作させるための電圧を生成するための降圧コンバータ2−Aが設けられ、HDD2−Cにもここから電力供給を行っている。制御部2−BはHDD2−Cの動作を制御している。
この構成では電源装置1の入力側に無停電電源100を設けており、商用電源の停電が発生すると、この無停電電源100による電力バックアップが始まり、この時コントローラ200に停電検知信号101を送る。コントローラ200は停電検知信号101を受けるとHDD2−Cの書込みを終了する処理を開始する。
まず、制御部2−BのCPUに割り込みを発生させ、制御部2−Bを介してHDD2−Cへリセットをかける。
HDD2−Cにリセットがかかり、HDD2−Cのライトが終了すると無停電電源100による電源のバックアップを終了させる。
以上のような手順によりライトアボートが発生するのを防いでいる。
また、特許文献1では、停電時にバックアップ用コンデンサに蓄えられた電力で動作を保持し、この間に揮発性メモリに保存されているディスクキャッシュを不揮発性メモリに移動する手法が紹介されている。
特開平6−309234号公報
前述した従来例の手法では以下のような問題がある。
電源入力部に無停電電源を設ける手法では、通常動作時の電子機器の最大電力を供給できるだけの大電流経路を無停電電源内に確保し、なおかつ商用電源と接続される一次回路となるので、高耐圧で世界各国の安全規格を満たす部品を使用する必要もある。よって、大型で高価になり、設計の制約も大きいものとなってしまう。
特許文献1に記載の構成ではメモリの移動を行っているが、前述したライトアボートを回避することはできない。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ハードディスクドライブのライトアボートを、小型で安価にかつ従来のシステムを大きく変更しないで防ぐことができる電子機器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、電子機器を次の(1)、(2)のとおりに構成する。
(1)ハードディスクドライブと、
前記ハードディスクドライブを制御する第一の制御手段と、
入力電圧を降圧して前記ハードディスクドライブに供給する降圧手段と、
前記入力電圧により蓄電を行う蓄電手段と、
前記蓄電手段の電圧を昇圧して前記降圧手段に供給する昇圧手段と、
前記昇圧手段を制御する第二の制御手段と、
停電を検知する停電検知手段と、
を備えた電子機器であって、
前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段から前記ハードディスクドライブが書込み中であることを示す信号を受けている場合に、前記停電検知手段から停電の検知信号を受けたときは、前記第一の制御手段に前記ハードディスクドライブの書込み中断処理を行うよう指示する信号を送るとともに、前記昇圧手段の動作を開始させるように制御する電子機器。
(2)電子機器の通常動作時の電力を供給する第一の電源装置と、
前記電子機器の待機時の電力を第一の制御手段に供給する第二の電源装置と、
停電を検知する停電検知手段と、
ハードディスクドライブと、
前記ハードディスクドライブを制御する第一の制御手段と、
前記第一の電源装置の出力電圧を降圧して前記ハードディスクドライブに供給する降圧手段と、
前記第一の電源装置の出力電圧により蓄電を行う蓄電手段と、
前記蓄電手段の電圧を昇圧して前記降圧手段に供給する昇圧手段と、
前記昇圧手段の動作を制御する第二の制御手段と、
を備えた電子機器であって、
前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段から前記ハードディスクドライブが書込み中であることを示す信号を受けている場合に、前記停電検知手段から停電の検知信号を受けたときは、前記第一の制御手段に前記ハードディスクドライブの書込み中断処理を行うよう指示する信号を送るとともに、前記昇圧手段の動作を開始させるように制御する電子機器。
本発明によれば、ハードディスクドライブのライトアボートを小型で安価にかつ従来のシステムを大きく変更しないで防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、電子機器の実施例により詳しく説明する。
実施例1である“電子機器”について図1〜4を用いて説明する。
図1は、実施例1の要部構成を示すブロック図である。
図2は、停電時のハードディスクドライブ(HDD)の処理を示すフローチャートである。
図3は、停電時の各部の電圧波形を示す図である。
図4は、停電時にハードディスクドライブに供給される電源電圧波形を示す図である。
まず、図1の構成について説明する。
商用電源より電源装置1に電力が供給されると、電源装置1からは所定の電圧が出力される。逆流防止素子2−Dを通過し、降圧コンバータ2−Aに入力された電圧は、更に制御部2−B、制御部3−CやHDD2−Cを駆動するための電圧に降圧され、制御部2−B、HDD2−Cの動作が始まる。
制御部2−Bは通常動作時にはバックアップ電源モジュール3内の制御部3−Cに対してHDD2−Cの動作状態をActive信号により知らせている。
この時昇圧コンバータ3−Bのオン/オフ信号はオフ側に制御されており、昇圧コンバータ3−Bは動作を停止している。
一方バックアップ電源モジュール3の電源入力部を見てみると、電源装置1からの出力は、逆流防止素子3−Fを通過して蓄電部3−Aに充電され、また、逆流防止素子3−F手前から分岐して停電検知部3−Dにも供給されている。降圧コンバータ2−Aからの電圧は制御部3−Cにも供給されている。
蓄電部3−Aは大容量のアルミ電解コンデンサや電気二重層コンデンサを用いると小型に実現可能であり、HDD2−Cの書込み停止までに要する時間とその間に使用する電力量に応じて最適な容量、サイズの物を選定すればよい。
また、蓄電部3−A出力は昇圧コンバータ3−Bに入力されている。
次に図2のフローチャートに従って本実施例の動作を説明する。このフローチャートの処理は、制御部3−Cにより行われる。
まず、通常動作時には停電検知部3−Dは停電を検知しておらず、昇圧コンバータ3−Bは動作を停止しているため、降圧コンバータ2−Aへの電力供給は電源装置1からのみ行われている。
ここで商用電源に停電が発生した場合、図3の上側波形のように電源装置1の出力電圧は装置自身の出力保持時間経過後低下を始め、0Vに向かって収束する。
電源装置1の出力電圧が規定値を下回ると停電検知部3−Dが停電を検知し(ステップ1(図ではS1と略記する)参照、以下同様)、この時HDD2−Cが書込み処理中で無ければそのまま何もせずにシステム停止となる。
HDD2−Cが書込み処理をしている場合(ステップ2)、制御部3−Cは、昇圧コンバータ3−Bへオン信号を送り(ステップ3)、コントローラ2の制御部2−Bに対してはHDD2−Cの停止命令Interrupt信号を送る(ステップ4)。
この時既に電源装置1からの電力供給が途絶えているが、昇圧コンバータ3−Bの入力側には蓄電部3−Aから電力が供給される。よって、降圧コンバータ2−Aの入力側には電源装置1に代わって昇圧コンバータ3−Bから電力が供給され、降圧コンバータ2−A,制御部2−B,HDD2−Cは、電源装置1からの電圧低下によって動作停止することなく動作を継続する。
一例を挙げてみる。
停電検知からHDD2−Cの停止処理開始までの時間・・・10msec.
HDD2−Cがキャッシュデータをディスクに書き込む時間・・・200msec.
ばらつきを考慮して保持目標時間を 250msec.とする。
この間HDD2−Cが消費する電力・・・10W(5V,2A)
この間制御部2−B、3−Cが消費する電力・・・5W(5V,1A)
降圧コンバータ2−Aの出力電圧・・・5V
電源装置1の出力電圧・・・12V
昇圧コンバータ3−Bの最低入力電圧・・・2V
この時必要な静電容量・・・C=(i×t)/ΔV=(3×0.25)/(12−2)=0.075F
以上より0.1F程度の容量のコンデンサを選定すれば十分な保持時間を確保することが可能である。
この時の各部電圧の変化を図3、図4を用いて説明する。
図3下側波形は昇圧コンバータ3−Bの出力部波形であり、停電検知後に動作を開始し、蓄電部3−Aからの供給電圧が昇圧コンバータ3−Bの最低動作可能電圧以下に低下して動作を停止する様子を示している。
図4には降圧コンバータ2−Aの入力部電圧波形とHDD2−Cの入力部電源電圧波形を示す。
停電が発生すると降圧コンバータ2−Aの入力電圧は一旦電圧が低下し始めるが、停電検知により昇圧コンバータ3−Bが動作を開始するので再度所定の値に復帰する。
この際、落ち込んだ電圧が降圧コンバータの動作可能な最低入力電圧を下回らないようにタイミング設計しなければならない。
停電検知後、蓄電部3−Aのエネルギーにより昇圧コンバータ3−B、降圧コンバータ2−Aが動作し続ける間に、HDD2−Cは書込み処理を終了し(ステップ4)、昇圧コンバータ3−5の動作を停止して終了する(ステップ5)。
図1に戻ってその他の部分を説明すると、3−Fは停電時に蓄電部3−Aから停電検知部3−Dへの電流流れ込みを防止するための逆流防止素子である。3−Eは通常動作時に昇圧コンバータ3−B側への電流流れ込みを防止する逆流防止素子であり、2−Dは停電時に昇圧コンバータ3−Bから電源装置1および蓄電部3−Aへの電流流れ込みを防止するための逆流防止素子である。
以上説明したように、本実施例によれば、停電時には蓄電部に蓄えられた電力を利用してHDD書込み処理を停止することにより、ハードディスクドライブのライトアボートを小型で安価にかつ従来のシステムを大きく変更しないで防ぐことができる。
また、図1のように構成すれば、バックアップ電源モジュールは付け外しが可能となる。そこで、例えば扱うデータ量が少ない機器構成においてHDDを使用せずにメモリデバイスで代用できるような場合には、バックアップ電源モジュールを実装しない。扱うデータ量が多くHDDを必要とする機器構成になった場合にはバックアップ電源モジュールをアドオンする。といった具合に、HDDの実装状態に応じて付け外しが可能なオプション設定とすることができるようになる。
なお、制御部2−B,3−Cは、降圧コンバータ2−Aに限らず、停電の際にも電力供給可能な別電源から電力供給してもよい。
実施例2である“電子機器”について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、実施例2の要部構成を示すブロック図である。
図6は、本実施例における停電時のハードディスクドライブの処理を示すフローチャートである。
近年の電子機器装置は省エネルギー化を図るために、待受け時の微小電力を高効率に供給できる待機時用電源と、通常動作時の大電力時に高効率を発揮する通常動作用電源との複数電源構成となっている場合が多くなっている。
このような構成では、例えばリモコンによりスイッチがオフされたり、一定時間以上使用者が操作を行わなかったために待機モードに切り替った場合に、待機時用電源だけが動作して最低限のバックアップメモリやリモコン待受け回路にのみ電力供給を行っている。
本実施例では、図5に示すように、待機時用電源1−Aと通常動作用電源1−Bに分けて機器の省エネルギー化を図りつつ、HDD2−Cのライトアボートも回避できる構成としている。
HDD2−Cは待機時に動作していなくても装置動作に差し支えはないので、図5中では待受け時の消費電力を少しでも低減するために通常動作用電源1−Bに接続された降圧コンバータ2−Aの先に接続している。この降圧コンバータ2−Aは通常動作用電源1−Bの出力を入力としているため、当然のことながら待機時には動作を停止する構成となっている。
本実施例では、電源装置10、コントローラ20、バックアップ電源モジュール30の大きく三つの構成を取っており、電源装置10は待機時用電源1−Aと通常動作用電源1−B、通常電源オンオフ用スイッチSW1と停電検知部1−Cにより構成されている。
通常動作用電源1−Bの入力部には待機モードと通常モードの切替え用スイッチSW1が実装されており、待機状態ではスイッチSW1は制御部2−Bからの切替え信号によりオフされる。つまり通常動作用電源1−Bの入力部は切断されることになるので、通常動作用電源1−Bより後段はACスイッチを切断した場合と同等の状態になる。
一般的には、待機時に通常動作用電源1−Bの出力側をオンオフする方が低電圧スイッチとなり安価に構成可能だが、その場合あくまでも電源の出力部分が切断されているにすぎず、回路そのものは無負荷ながら動作しているため、電力消費は発生している。そこで、大元の電力入力部から切断することにより全ての回路を停止させればより消費電力を少なくできることから本実施例では通常動作用電源1−Bの入力部にスイッチを設けている。
また、停電検知部1−Cも通常動作用電源または待機時用電源の出力をモニターすることで実現可能であるが、それぞれの電源出力に接続された負荷となるデバイスの動作状態に応じてどちらか一方の電源出力だけが早く低下してしまうことも考えられる。そこで、より正確かつ安定に停電を検知するため、本実施例では電源の入力部に停電検知部を設けている。
次にコントローラ部20の構成について説明する。
待機時用電源1−Aの出力は、待機状態で最低限動作していないと通常動作に復帰できない箇所、すなわち待機時動作デバイス2−E,制御部2−Bにのみ電力供給を行っている。
制御部2−Bはシステムの頭脳であり、この部分を停止させるわけにはいかない。通常動作用電源1−Bのオンオフ制御やHDD2−Cの制御もこの部分が行っている。
また、待機時動作デバイス2−Eとした部分はバックアップ用のメモリやリモコンや操作部分等の待受け回路部であり、これらの部分に待機時用電源1−Aから電力が供給されている。
通常動作用電源1−Bの出力は、降圧コンバータ2−Aを経由してHDD2−Cや制御部2−B、3−Cが最適動作可能な電圧に変換されている。
次にバックアップ電源モジュール30の構成について説明する。
通常動作用電源1−B出力から、降圧コンバータ2−Aに電力供給が行われるとともに、逆流防止素子3−Fを経由して蓄電部3−Aに電力供給が行われる。この蓄電部3−Aは実施例1と同様にアルミ電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどを用いることができる。
蓄電部3−Aの出力部は昇圧コンバータ3−Bに接続されており、昇圧コンバータ3−Bは制御部3−Cによりオン、オフされる。この昇圧コンバータ3−Bの出力部は、逆流防止素子3−Eを経由してコントローラ20の降圧コンバータ2−Aの入力部に電力供給を行う。
また、停電時には待機用電源1−Aの出力も低下してしまうため、降圧コンバータ2−Aの出力を待機用電源1−Aの出力部に供給できるようにしている。
降圧コンバータ2−Aの出力部は、逆流防止素子2−Fを経由し、スイッチ素子SW2を介して待機時用電源1−Aの出力部に接続されている。
スイッチSW2も制御部3−Cにより昇圧コンバータ3−Bと同じタイミングでオンオフ制御される。つまり、停電を検知して昇圧コンバータ3−Bが動作し始めると同時にスイッチSW2がオンされて待機時用電源1−Aの出力もバックアップされる構成となっている。
次に停電発生時の処理を図6のフローチャートに従って説明する。このフローチャートの処理は、制御部3−Cにより行われる。
停電が発生し、停電検知部1−Cが検知信号を制御部3−Cに送る(ステップ11)。
この際、装置が待機状態だったとすると、制御部3−Cは動作していない、もしくはこちらも待機状態となって一部のみしか動作していない状態となっている。本実施例ではこの状態でHDD2−Cは動作していないこととするのでバックアップ動作は行われずに電源が停止して終了する。
装置が通常動作状態の場合には停電検知後バックアップ動作に入る。
通常動作状態でHDD2−Cが書込み処理中の場合にはコントローラ20の制御部2−Bからバックアップ電源モジュール30の制御部3−Cに対してActive信号が送られる(ステップ13)。
制御部3−Cは停電を検知し、かつActive信号が来ていればコントローラ20の制御部2−Bに対してInterrupt信号を送り、HDD2−Cの書込みを停止させる。
これと同時に電源をバックアップするために、昇圧コンバータ3−Bとスイッチ素子SW2に対してオン信号を送る(ステップ14)。
この時通常動作用電源1−Bの出力は停電により低下し始めているが、昇圧コンバータ3−Bは蓄電部3−Aに蓄えられたエネルギーによって動作する。
昇圧コンバータ3−Bの出力は逆流防止素子3−Eを経由して降圧コンバータ2−Aの入力に電力を供給し始める。通常動作用電源1−Bの出力が低下を始めてから昇圧コンバータ3−Bが電力供給を始めるまでの間に、降圧コンバータ2−Aの入力電圧が最低入力電圧を下回らなければ、降圧コンバータ2−Aの出力電圧が低下することがない。よって、HDD2−C等の動作には影響を及ぼさない。
この時、同時にスイッチ素子SW2もオンされていて、これにより降圧コンバータ2−Aの出力は待機時用電源1−Aの出力部に接続され、待機時用デバイス2−Eにも電力供給を始める。
この両方の動作を行うことで、HDD2−C自体と制御部2−Bの両方に対するバックアップを行えることになる(ステップ15)。
HDD2−Cのキャッシュデータが全てディスクに書き込まれると動作を終了して問題が無いのでコントローラ20の制御部2−Bは、バックアップ電源モジュール30の制御部3−CへのActive信号をオフし、システムを停止する(ステップ16)。
この時、昇圧コンバータ3−Bとスイッチ素子SW2へのオン信号を停止してもよい。しかし、この後わずかな時間経過後には蓄電部3−Aのエネルギーが消費されて電力供給が途絶えるため、その他特に行わなければならない処理が無ければオン信号を停止せずとも電源オフ状態となる。
以上説明したように、本実施例によれば、待機時用電源を備えるシステムにおいても、ハードディスクドライブのライトアボートを、小型で安価にかつ従来のシステムを大きく変更しないで防ぐことができる。また、図5に示すようなモジュール形態をとることにより、バックアップ機能の後付け、またはオプション設定が可能となり、大きな構成変更をしないで追加モジュールによるHDDのライトアボート防止が可能となる。
なお、実施例2では、停電検知部を電源装置部に配置しているが、これに限らず、バックアップ電源モジュール内に配置してもよい。
また、制御部2−B,3−Cは、降圧コンバータ2−Aに限らず、停電の際にも電力供給可能な別電源から電源供給してもよい。
実施例1の要部構成を示すブロック図 実施例1の動作を示すフローチャート 実施例1における停電時の各部の電圧波形を示す図 実施例1における停電時の、ハードディスクドライブに供給される電源電圧波形を示す図 実施例2の要部構成を示すブロック図 実施例2の動作を示すフローチャート 従来例の要部構成を示すブロック図
符号の説明
2−A 降圧コンバータ
2−B 制御部
2−C ハードディスクドライブ
3−A 蓄電部
3−B 昇圧コンバータ
3−C 制御部
3−D 停電検知部

Claims (8)

  1. ハードディスクドライブと、
    前記ハードディスクドライブを制御する第一の制御手段と、
    入力電圧を降圧して前記ハードディスクドライブに供給する降圧手段と、
    前記入力電圧により蓄電を行う蓄電手段と、
    前記蓄電手段の電圧を昇圧して前記降圧手段に供給する昇圧手段と、
    前記昇圧手段を制御する第二の制御手段と、
    停電を検知する停電検知手段と、
    を備えた電子機器であって、
    前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段から前記ハードディスクドライブが書込み中であることを示す信号を受けている場合に、前記停電検知手段から停電の検知信号を受けたときは、前記第一の制御手段に前記ハードディスクドライブの書込み中断処理を行うよう指示する信号を送るとともに、前記昇圧手段の動作を開始させるように制御することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記停電検知手段は前記降圧手段の入力電圧により停電を検知することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子装置において、
    前記ハードディスクドライブと前記第一の制御手段と前記降圧手段は第一のモジュールを構成し、
    前記蓄電手段と前記昇圧手段と前記第二の制御手段と前記停電検知手段は、第二のモジュールを構成し、
    前記第二のモジュールは、前記第一のモジュールと着脱自在に構成されていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の電子機器において、
    前記降圧手段は、前記入力電圧を降圧して前記第一の制御手段および前記第二の制御手段に供給することを特徴とする電子機器。
  5. 電子機器の通常動作時の電力を供給する第一の電源装置と、
    前記電子機器の待機時の電力を第一の制御手段に供給する第二の電源装置と、
    停電を検知する停電検知手段と、
    ハードディスクドライブと、
    前記ハードディスクドライブを制御する第一の制御手段と、
    前記第一の電源装置の出力電圧を降圧して前記ハードディスクドライブに供給する降圧手段と、
    前記第一の電源装置の出力電圧により蓄電を行う蓄電手段と、
    前記蓄電手段の電圧を昇圧して前記降圧手段に供給する昇圧手段と、
    前記昇圧手段の動作を制御する第二の制御手段と、
    を備えた電子機器であって、
    前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段から前記ハードディスクドライブが書込み中であることを示す信号を受けている場合に、前記停電検知手段から停電の検知信号を受けたときは、前記第一の制御手段に前記ハードディスクドライブの書込み中断処理を行うよう指示する信号を送るとともに、前記昇圧手段の動作を開始させるように制御することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    前記停電検知手段は、前記第一、第二の電源装置の入力電圧により停電を検知することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項5または6に記載の電子機器において、
    前記ハードディスクドライブと前記第一の制御手段と降圧手段は第一のモジュールを構成し、
    前記蓄電手段と前記昇圧手段と前記第二の制御手段は第二のモジュールを構成し、
    前記第二のモジュールは、前記第一のモジュールと着脱自在に構成されていることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の電子機器において、
    前記降圧手段は、前記入力電圧を降圧して前記第一の制御手段および前記第二の制御手段に供給することを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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