JP2008021157A - 通信システム、icタグおよび通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーダ・ライタとICタグとの通信速度が低下してしまっていた。
【解決手段】通信システムは、複数のICタグと、複数のICタグと無線信号を介して通信を行うリーダ・ライタとを有し、複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されていないICタグは、リーダ・ライタに対して送信するデータに所定の符号化を施してデータを送信し、複数のICタグのうちリーダ・ライタによって特定されたICタグは、リーダ・ライタに対して送信するデータに所定の符号化を施さずにデータを送信する。
【選択図】 図11

Description

本発明は通信システム及び通信方法に関し、特に、無線通信を行うICタグ、リーダ・ライタを用いた通信システム及び通信方法に関する。
近年、例えば工場での物流管理や、小売店での物品管理などにおいて、RFID(Radio Frequency IDentification)に関する技術が注目されている。この技術は、商品の固有情報を書き込んだICを有するタグを商品などに貼り付けて、その情報を無線アンテナで読み取る技術である。
このような技術では、リーダ・ライタとRFID用のタグ(以下、ICタグと称す)が用いられる。リーダ・ライタは、無線信号によってコマンドデータをICタグに送信し、ICタグから送信された無線信号を受信するものである。ICタグは受信した無線信号を復調し、受信したコマンドデータに基づいた処理を行う。また、ICタグは受信したコマンドデータが応答データを要求するものである場合には、応答データをリーダ・ライタに送信する。ここで、ICタグは、例えばICチップとアンテナとが一体化されたものである。
また、RFIDのシステムでは、リーダ・ライタと複数のICタグとの通信を可能にするためにアンチコリジョンと呼ばれる技術が用いられる。RFIDのシステムでは、リーダ・ライタから送信された無線信号に対して、ICタグがリーダ・ライタへ応答することで通信が行われる。このため、リーダ・ライタの通信可能範囲に複数のICタグが存在すると、複数のICタグからリーダ・ライタへ同時に応答データが送信される。そうすると、複数のタグの応答データが時間的に重なり、リーダ・ライタが正しい信号を受信できなくなってしまう。このような現象を信号の衝突(コリジョン)といい、この衝突を回避し、それぞれのICタグと通信を行う技術がアンチコリジョン処理である。
このアンチコリジョン処理には、マンチェスタ符号と呼ばれる符号が用いられる。これは1ビットのデータ「0」を2ビットの「01」で示し、「1」を2ビットの「10」で示す符号である。ICタグはリーダ・ライタに対してマンチェスタ符号化した応答データを送信する。リーダ・ライタにはデータが示す値が「0」、「1」のどちらであっても「01」あるいは「10」の変化する信号が与えられる。そのため、リーダ・ライタは、受信した信号が「11」であった場合に複数のタグからの応答データが重なっていると判断し、通信対象以外のICタグをスリープモードに設定するコマンドなどを出力する。
アンチコリジョン処理により、リーダ・ライタとの通信が確立されたICタグは、リーダ・ライタからのコマンドなどに対する応答データを送信する。従来のICタグは、リーダ・ライタとの通信が確立された場合でも、上記のマンチェスタ符号化を行って応答データをリーダ・ライタに送信していた。
上記のマンチェスタ符号化は、1ビットのデータを2ビットで送信する方式である。アンチコリジョン処理により通信が確立されたICタグから、マンチェスタ符号化されたデータを送信すると、送信されるビット数は実際の応答データのビット数の倍となってしまう。そのため、通信システムとして全体の通信時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明の1態様による通信システムは、複数のICタグと、前記複数のICタグと無線信号を介して通信を行うリーダ・ライタとを有し、前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されていないICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに所定の符号化を施して当該データを送信し、前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されたICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに前記所定の符号化を施さずに当該データを送信することを特徴とする。
本発明の1態様による通信方法は、複数のICタグとリーダ・ライタ間で通信を行う通信方法であって、前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されていないICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに所定の符号化を施して当該データを送信し、前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されたICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに前記所定の符号化を施さずに当該データを送信することを特徴とする。
本発明の1態様によるICタグは、リーダ・ライタと無線通信を行うICタグであって、前記リーダ・ライタから送信される無線信号を受信し、前記受信した信号に基づいて応答データを出力する制御回路と、前記応答データに所定の符号化処理を行い、符号化したデータを出力する符号化処理回路と、前記リーダ・ライタへ送信するデータとして、前記応答データと前記符号化したデータのうちのいずれか1を選択する選択回路とを備える。
本発明の1態様による通信システムは、リーダ・ライタと複数のICタグとの間で通信を行う第1の通信モードと、前記第1の通信モードにおける通信の後に前記リーダ・ライタと前記複数のICタグのうちのいずれか1つのICタグとの間で通信を行う第2の通信モードとで通信を行う通信システムであって、前記第1の通信モードにおいて、前記複数のICタグは、所定の符号化処理を施してデータを前記リーダ・ライタへ送信し、前記第2の通信モードにおいて、前記複数のICタグのうちのいずれか1つのICタグは、前記所定の符号化処理を施さずにデータを前記リーダ・ライタへ送信することを特徴とする。
本発明によれば、通信速度を向上させたICタグ、リーダ・ライタ、それらを用いた通信方法及び通信システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は実施の形態にかかわるRFIDに関するシステムを示す概略図である。このシステムはRFID用のICタグ1とリーダ・ライタ2を有している。なお、この実施の形態では、ICタグ1はリーダ・ライタ2と2.45GHz帯などの高い周波数で通信を行うシステムである。また、図1ではICタグ1は、1つしか示されていないが、実際にはリーダ・ライタ2と通信可能な領域に複数のICタグ1が存在し、動作している。
リーダ・ライタ2は、変調された無線信号をICタグ1に送信し、また、ICタグ1から送信された無線信号を受信する装置である。また、この実施の形態のリーダ・ライタ2は、ICタグ1に対してICタグ1が動作するときの基準となる同期信号(基準パルス)も送信している。
ICタグ1は受信した無線信号を復調し、そこに含まれるコマンドデータに基づいた処理を行う。また、ICタグ1は受信したコマンドデータに対する応答データなどをリーダ・ライタ2に送信する。この実施の形態のICタグ1は、内部に電源を有していないパッシブ型のICタグ1であり、半導体装置10とアンテナ11とが一体化されたものである。
図2は、本実施形態にかかるリーダ・ライタ2を示すブロック図である。図2に示すように、このリーダ・ライタ2は、アンテナ21、受信回路22、送信回路23及び信号処理回路24を有している。
アンテナ21は、ICタグ1と無線信号の送受信を行うものである。受信回路22は、アンテナ21によって受信された無線信号を検波し、検波出力として信号処理回路24に出力する。本実施の形態の受信回路22は、受信信号検出回路25およびASK検波回路26を有している。受信信号検出回路25は、ミキサ251、バンドパスフィルタ(BPF)252を有している。ミキサ251にはリーダ・ライタ2が送信する信号と、アンテナ21が受信した無線信号が入力されている。このミキサ251は、リーダ・ライタ2が送信した信号を利用して、アンテナ21が受信する無線信号から搬送波に相当する周波数成分を取り除いている。BPF252は、後述する副搬送波の周波数帯域を通過させた信号を出力している。
ASK検波回路26は、例えば抵抗とキャパシタからなる積分回路などで構成されている。ASK検波回路26の出力は、受信信号検出回路25の出力する信号から、ICタグ1から送信された応答データに基づいたレベルの信号を出力する。このASK検波回路26の出力が受信回路22の検波出力となる。
送信回路23は、信号処理回路24から出力されるデータ信号Sdに基づいて、ICタグ1に送信する無線信号を生成している。この送信回路23の出力する信号はアンテナ21を介してICタグ1に送信される。本実施の形態では、送信回路23は、パルス列出力回路27、ミキサ28および発振回路29を有している。
パルス列出力回路27は、信号処理回路24から出力されたデータ信号Sdに対応するパルス列と一定周期の基準パルスを重畳して出力する。そのため、このパルス列出力回路27は、図示しない基準パルス発振回路を有している。生成されるパルス列の詳細については後述する。発振回路29は、上記した搬送波(2.45GHz)に相当する発振を行う回路である。ミキサ28は、パルス列出力回路27の出力と搬送波を重畳し、変調された信号を生成する。この変調された信号はアンテナ21を介してICタグ1に送信される。
信号処理回路24は、送信回路23に対して送信データSdを出力する。ここで送信データSdは、2進数における「0」あるいは「1」を示す信号である。また、信号処理回路24には、受信回路22からの検波出力が入力されている。信号処理回路24は、その検波出力のレベルに基づいて受信した応答データが2進数における「0」、「1」(以後、それぞれ「データ0」。「データ1」と称す)のどちらかを判定し、受信データとして出力する。
図3は、この実施の形態のICタグ1を示すブロック図である。図3に示すように、ICタグ1は、アンテナ11と、半導体装置10とを有している。アンテナ11はリーダ・ライタ2との通信を行うものである。半導体装置10は、通信したデータの記憶や読み出し、送信する無線信号の作成などを行う。
半導体装置10は、受信回路12、クロック生成回路13、データ検出回路14、制御回路15、記憶回路16、送信回路17および符号化回路19を有している。また、半導体装置10は、電源電圧生成回路18を有している。電源電圧生成回路18は、アンテナ11を介して与えられた無線信号から、電源電圧を生成し、半導体装置10の各部に供給している。
受信回路12は、リーダ・ライタ2からICタグ1が受信した無線信号を復調し、復調信号として出力する。クロック生成回路13は、復調信号に含まれる基準パルスから半導体装置10が動作するための種々のクロックを生成し、各部に出力する。例えば、基準クロックは制御回路15やデータ検出回路14の動作を制御するために生成されて出力される。また、後述する符号化クロックなども生成され符号化回路などに供給される。データ検出回路14は、復調信号に含まれているデータ0あるいはデータ1を示す信号を検出する。
制御回路15には、データ検出回路14からデータ0信号あるいはデータ1信号が連続して入力されている。制御回路15は、複数のデータ0信号あるいはデータ1信号からなるコマンドをデコードし、半導体装置10の動作を制御する部分である。また、制御回路15は、リーダ・ライタ2から送られてくるコマンドに基づいて、そのコマンドに対する応答データを生成し、シリアルデータとして符号化回路19に出力する。仮にリーダライタから送られてきたコマンドが記憶回路16の内容を読み出すようなコマンドであれば、制御回路15によって記憶回路16の動作を制御し、記憶回路16内でパラレル・シリアル変換したデータを記憶回路16から直接符号化回路へ出力するようにしてもよい。なお、制御回路15、記憶回路からはパラレルデータが出力され符号化回路19内でパラレル・シリアル変換が行われるような構成であってもよい。
符号化回路19は、制御回路15あるいは記憶回路16から出力された応答データを必要に応じてマンチェスタ符号化し、送信回路17へと出力する。本実施の形態のICタグ1では、例えば後述するISOLATEフラグに基づいてリーダ・ライタ2に送信する応答データをマンチェスタ符号化するかどうかが決定される。したがって、符号化回路19は、マンチェスタ符号化された応答データを送信する場合は、応答データをマンチェスタ符号化し、そうでない場合は、応答データをそのまま出力する。この動作の詳細については後述する。記憶回路16は、制御回路15によって制御され、個別情報などを記憶する。
送信回路17は、変調回路172、スイッチング回路173を有している。変調回路172は、送信データに対して、副搬送波成分で第1の変調を行う回路である。スイッチング回路173は、送信データに対応して受信している無線信号の反射の割合を変化させて、第2の変調を行う回路である。これらの回路の詳細については後述する。
ここで、図4を用いて、本実施の形態のリーダ・ライタ2からICタグ1へ送信される信号について説明する。図4(a)は、上記したパルス列出力回路27の出力するパルス列の例を示している。図4(b)は、図4(a)のパルス列を変調し無線信号として送受信される変調信号の例を示している。本実施の形態では、この変調にASK(Amplitude Shift Keying)変調が用いられている。なお、図4(a)および(b)を用いて示される信号は、リーダ・ライタ2からICタグ1へ送信する信号の1方式を示したのみであり、特に信号の送信方式を図4によって示される方式に限定するものではない。
本実施の形態において、リーダ・ライタ2からICタグ1に送信されるデータの有無およびデータの内容(データ0あるいはデータ1)は、フレームと呼ばれる単位時間内のパルスの数に応じて決定される。ここで、各フレームでは、フレームの区切りであることを示すフレームパルスと呼ばれるパルス信号が生成されている。このフレームパルスは、フレームという単位時間を示すために生成されるパルス信号である。そのため、このフレームパルスは、半導体装置10において、クロック生成回路13が基準クロックを生成するための同期信号として用いられている。つまり、本実施の形態では、このフレームパルスが上記した基準パルスに相当する。本実施の形態では、1フレーム内で、このフレームパルスの前にいくつのパルスが連続するかによって、データの有無およびデータ0、データ1が表現される。
仮に、1つのフレーム内で送信されるパルスがフレームパルスのみで、その他のパルスが送信されない場合、そのフレームにはデータが無いことを示している(図4(a)、右端部参照)。また、1つのフレームパルスの前に2つパルスが連続している場合は、データを有する信号であることを示し、本実施の形態では、データ1を示している(図4(a)、左端部参照)。1つのフレームパルスの前のパルスが1つである場合は、データ0を示している(図4(a)、中央部参照)。コマンドデータは、このデータ1とデータ0を複数組み合わせて構成される。上述したように、リーダ・ライタ2からICタグ1へ送信する信号は、この方式にとらわれず、パルス幅で、データ0、データ1を判別してもよく、また同期信号となる基準パルスとデータの内容を示す信号は別々に送られるような方式であってもよい。
また、図5を用いて、本実施の形態のICタグ1からリーダ・ライタ2へ送信される信号について説明する。本実施の形態では、ICタグ1は、リーダ・ライタ2から受信した無線信号を反射させることで、送信するデータを生成している。また、この実施の形態では、ICタグ1からリーダ・ライタ2にデータを送信する際は、副搬送波と言うある周波数の信号をデータに基づいて一次変調し、その一次変調波で、さらに搬送波をASK(Amplitude Shift Keying)変調させた信号が送信されている。図5では、図5(a)が、ICタグ1から送信される応答データを示している。図5(b)が、上記の副搬送波を示している。図5(c)が、データを副搬送波で変調した波形(本実施の形態では、応答データと副搬送波の論理積波形)を示している。図5(d)が、ICタグ1内でのASK変調波を示している。また、図5(e)が、伝播路上で計測したICタグ1からデータが送信されているときの無線波形を示している。図5は、ICタグ1からリーダ・ライタ2に送信される信号の形式を説明するためのものであるため、フレームパルスは、省略されている。
副搬送波を用いた場合、まずデータにより、副搬送波を変調した第1の変調信号が生成される(図5(c)参照)。この第1の変調信号は、上記した変調回路172において、送信データの信号と、副搬送波に相当する信号との論理積をとることによって生成される。その後、この第1の変調信号で搬送波を変調してデータを送信するための第2の変調信号が生成される(図5(d)参照)。本実施の形態では、この第2の変調信号は、アンテナ11に接続される負荷を、第1の変調信号に基づいて変化させることにより生成される。これは、例えば、第1の変調信号により上記したスイッチング回路のオン、オフを制御して、受信している無線信号に対するインピーダンスマッチングを変化させることで実施することが可能である。ただし、図5(d)に示すのは、ICタグ1が、受信した搬送波を反射させることでデータを送信している場合に、受信した搬送波をICタグ1内で計測したときの波形である。つまり、無線信号に対してインピーダンスマッチングが取れた状態で受信すれば、搬送波の振幅全てを受信し、インピーダンスマッチングが取れない状態で受信すれば搬送波の一部を反射し、振幅が小さくなっている状態を示している。
そのため、ICタグ1とリーダ・ライタ2間の伝播路(つまり空中)で計測される無線信号の波形は図5(e)のようになる。例えば、ICタグ1が受信した搬送波の一部を反射することで、データ1をリーダ・ライタ2に送信する場合、伝播路上では送信している搬送波信号と反射された信号が重畳され、図5(e)に示すような波形となる。
したがって、この実施の形態でICタグ1からリーダ・ライタ2に送信される無線信号は搬送波をASK変調させたデータであるが、上記に説明したような副搬送波の成分を有し、さらに副搬送波によって反射された一部の搬送波が重畳された無線信号である。
ICタグ1から送信される応答データのアンチコリジョンの実現方法について説明する。アンチコリジョンでは、ICタグ1の固有の識別子であるタグIDを複数のICタグ1から同時に読み出し、信号の衝突が無い状態を探索する。このとき、信号の衝突を検出するため、通信する信号の符号にマンチェスタ符号が用いられる。
図6は、タグIDをマンチェスタ符号により符号化した例である。マンチェスタ符号では、データ0を2ビットの「01」に符号化し、データ1を2ビットの「10」に符号化する。リーダ・ライタ2は、「11」のデータを受信した場合に衝突を検出することができる。
例えば、タグa,タグb,タグcのタグIDをそれぞれ、(0001)b,(0011)b,(1011)bとする(bは、2進数であることを示す)。一般にタグIDは、128ビットであるが、ここでは簡単に説明するため4ビットとしている。これをマンチェスタ符号化すると、タグaのタグID(0001)bは(01010110)b、タグbのタグID(0011)bは(01011010)b、タグcのタグID(1011)bは(10011010)bとなる。
図7は、これらのマンチェスタ符号によって衝突を検出する例である。例えば、タグa,タグb,タグcから同時にタグIDを受信すると、3つの信号が重なるため、図7(a)のように、リーダ・ライタ2では(11011110)bを受信することになる。この例では、符号化前のビット位置の1ビット目と3ビット目が(11)bであり、衝突していることが判る。
図7(a)の状態からタグcを除いて、タグa,タグbから同時にタグIDを受信すると、2つの信号が重なるため、図7(b)のように、リーダ・ライタ2では(01011110)bを受信することになる。この場合には、符号化前の3ビット目が(11)bであり、衝突していることが判る。
また、図7(a)の状態からタグaを除いて、タグb,タグcから同時にタグIDを受信すると、2つの信号が重なるため、図7(c)のように、リーダ・ライタ2では(11011010)bを受信することになる。この場合には、符号化前の1ビット目が(11)bであり、衝突していることが判る。
リーダ・ライタ2は、衝突を検出した場合、コマンドによって、衝突した部分が(10)bもしくは(01)bのいずれか一方のICタグのみからタグIDを受信する。例えば、リーダ・ライタ2は、図7(a)の状態になると、1ビット目が(10)bのタグcの通信を中断させ、タグaとタグbのみからタグIDを受信する。そして、図7(b)の状態になると、3ビット目が(10)bのタグbの通信を中断させて、タグaのみからタグIDを受信する。その結果、特定のタグaとのみと通信が可能になり、信号の衝突を回避することができる。
これらのことを踏まえた上で、本発明の実施の形態におけるRFIDシステムの動作について説明する。上記したように、本実施の形態では、制御回路15から符号化回路19に出力されたデータをマンチェスタ符号化する場合と、マンチェスタ符号化を行わない場合が存在する。このマンチェスタ符号化を行うかどうかは、例えばICタグに設定されたISOLATEフラグに基づいて行われる。ここで、ISOLATEフラグとは、リーダ・ライタ2と通信を行うICタグ1が特定されたことを示すフラグである。図7に用いた例で示せば、リーダ・ライタ2は、タグaのみとの通信が可能になった状態で、タグaに対してISOLATEコマンドを送信する。するとこのISOLATEコマンドに基づいてICタグ1内にISOLATEフラグが保持される。このISOLATEフラグは、例えばICタグ1内の記憶回路あるいは制御回路15などに保持されている。
リーダ・ライタ2は、通信を行う特定のタグに対してISOLATEフラグを設定する。上記の例で言えばタグaとの通信が確立された状態で、タグaに対してISOLATEフラグを設定する。このISOLATEフラグが設定されたICタグ1は、マンチェスタ符号化を行わずに応答データをリーダ・ライタ2に送信する。ISOLATEフラグが設定されていないICタグ1は、マンチェスタ符号化を行って応答データをリーダ・ライタ2に送信する。図8は、この符号化回路19を示す回路図である。図9は、符号化回路19がマンチェスタ符号化を行う場合のタイミングを示す波形図であり、図10は、符号化回路19がマンチェスタ符号化を行わない場合のタイミングを示す波形図である。
図8に示すように、本実施の形態の符号化回路19は、EX−OR回路191とセレクタ192を有している。EX−OR回路191の一方の入力端子には制御回路15から出力された応答データが入力され、他方の入力端子には、クロック生成回路13で生成された符号化クロックが入力されている。セレクタ192の一方には制御回路15から出力された応答データが入力され、他方にはEX−OR回路191の出力が入力されている。このセレクタ192は、ISOLATEフラグに基づいて、ISOLATEフラグが設定されている場合には、制御回路15からの出力を選択して出力し、ISOLATEフラグが設定されていない場合にはEX−OR回路191の出力を選択して出力する。
まず、図9を用いて、ISOLATEフラグが設定されておらず、制御回路15から出力されたデータをマンチェスタ符号化して応答データを生成する場合について説明する。図9は、図6、7で示したタグaのタグID(0001)bをマンチェスタ符号化して送信する場合を示している。応答データをマンチェスタ符号化して送信する場合、セレクタ192は、EX−OR回路191の出力を選択して出力する。EX−OR回路191には、符号化クロックCLKmと、制御回路15からの応答データが入力されている。ここで、符号化クロックはクロック生成回路13によって生成されるクロックであり、例えば上記した基準パルスを受け取るたびに、その論理が反転する周期的な信号である(図9(c)参照)。応答データをマンチェスタ符号化する場合は、上記の基準パルスで2つ分、つまり2フレーム分、符号化回路19に同一ビットの応答データが入力される(図9(a)、(b)参照)。EX−OR回路191は、この応答データと符号化クロックの排他的論理和を出力するため、入力された応答データが「0」であれば、2ビットにマンチェスタ符号化された「01」を出力し、入力された応答データが「1」であれば2ビットにマンチェスタ符号化された「10」を出力する(図9(d)参照)。送信回路17には、基準クロックとして、上記の基準パルスが与えられている。送信回路17は、基準パルス(フレームパルス)に基づいて、このマンチェスタ符号化されたデータに副搬送波、搬送波の成分を重畳した信号を出力する(図9(g)参照)。なお、図9(g)に示した波形は、図5(e)に示した波形と同様にICタグ1がデータを送信している場合の伝播路上で観測される波形である。また図9では、図面の簡略化のためフレームパルスは図9(a)のみに示し、その他の波形ではフレームパルスは省略している。
図10を用いて、ISOLATEフラグが設定され、制御回路15から出力されたデータをマンチェスタ符号化しないで応答データを生成する場合について説明する。応答データをマンチェスタ符号化しない場合、セレクタ192は、制御回路15の出力を選択して出力する。応答データをマンチェスタ符号化しない場合は、上記の基準パルスで1つ分、つまり1フレーム分で1ビットの応答データが入力される(図10(a)、(b)参照)。セレクタ192は、入力された応答データが「0」であれば、「0」を出力し、入力された応答データが「1」であれば「1」を出力する(図10(d)参照)。つまり、ISOLATEフラグが設定された場合は、1ビットの応答データを2ビットのマンチェスタ符号とせずに、そのまま1ビットのデータとして出力する(図10(d)参照)。この際、符号化クロックは符号化回路19が出力するデータにはなんら影響はない。送信回路17は、基準パルスに基づいて、符号化回路19から出力されたデータに副搬送波、搬送波の成分を重畳した信号を出力する(図10(g)参照)。なお、図10(g)に示した波形は、図5(e)に示した波形と同様にICタグ1がデータを送信している場合の伝播路上で観測される波形である。また図10でも、図面の簡略化のためフレームパルスは図10(a)のみに示し、その他の波形ではフレームパルスは省略している。したがって、ISOLATEフラグが設定された場合は、応答データが4ビットであれば、マンチェスタ符号化を行う場合の半分の期間で、データを送信することが可能である。
本実施の形態のICタグ1を用いて、リーダ・ライタ2とICタグ1が行う通信動作について以下に説明する。図11は、本実施のICタグ1を用いた通信システムの通信方法を示すシーケンスである。このシーケンスは、リーダ・ライタ2が通信エリア内に存在するICタグa,b,cと通信を行い、アンチコリジョンによってICタグa,b,cのそれぞれを順に選択し所望のコマンドを実行する例である。尚、各ICタグのタグID及び通信されるマンチェスタ符号は、図6、図7と同様とする。
まず、リーダ・ライタ2は、通信エリア内に存在するICタグ1の内部状態をリセットするため、ICタグa,b,cへリセット信号を送信する。ICタグa,b,cは、リセット処理を実行して通信可能となる(S901)。次いで、リーダ・ライタ2は、ICタグa,b,cへINITコマンドを送信する(S902)。このINITコマンドは、通信エリア内に存在するICタグ1を確認するためのコマンドであるとともに、ICタグ1の通信状態を開始(再開)させるためのコマンドである。次いで、ICタグa,b,cは、INITコマンドの応答をリーダ・ライタ2へ送信する(S903)。
次いで、リーダ・ライタ2は、S904〜S911においてICタグaを特定するためのアンチコリジョン処理を行う。すなわち、リーダ・ライタ2は、ICタグa,b,cへタグIDリードコマンドを送信し(S904)、ICタグa,b,cは、リーダ・ライタ2へタグIDリードコマンドの応答としてマンチェスタ符号化されたタグIDを送信する(S905)。この時、タグから送信される無線信号は、図9を用いて説明したようなマンチェスタ符号化された信号である。
このとき、リーダ・ライタ2は、図7(a)に示したような受信データを受信して衝突を検出し、ICタグcへSLEEPコマンドを送信する(S906)。SLEEPコマンドは、ICタグの通信状態の中断/再開を切り替えるコマンドである。SLEEPコマンドを受信したICタグcは、通信を中断する。
そして、リーダ・ライタ2は、ICタグa,b,cへタグIDリードコマンドを送信し(S907)、通信が中断されていないICタグa,bは、リーダ・ライタ2へタグIDリードコマンドの応答としてタグIDを送信する(S908)。このとき、リーダ・ライタ2は、図15(b)に示したような受信データを受信して衝突を検出し、ICタグbへSLEEPコマンドを送信する(S909)。SLEEPコマンドを受信したICタグbは、通信を中断する。
そしてさらに、リーダ・ライタ2は、ICタグa,b,cへタグIDリードコマンドを送信し(S910)、通信が中断されていないICタグaは、リーダ・ライタ2へタグIDリードコマンドの応答としてタグIDを送信する(S911)。このとき、リーダ・ライタ2は、タグaのタグIDのみを受信するため、衝突が検出されず、アンチコリジョン処理が終了し、タグaとのみ通信が可能となる。タグaとのみの通信が可能となった場合、リーダ・ライタ2は、タグaにISOLATEコマンドを送信する(S912)。リーダ・ライタ2からのISOLATEコマンドを受けて、タグaには、ISOLATEフラグが設定される。
その後、リーダ・ライタ2は、タグaに対し、リードコマンド、ライトコマンドなどを送信する(S913)。タグaは、リーダ・ライタ2からのコマンドに応じた応答データを生成し、リーダ・ライタ2に送信する。この時、タグaには、ISOLATEフラグが設定されているため、タグaは、応答データをマンチェスタ符号化せずに、図10に示したような応答データを送信する(S914)。
次いで、リーダ・ライタ2は、次のICタグと通信するため、ICタグa,b,cへINITコマンドを送信する(S915)。これにより、タグaのISOLATEフラグは解除され、ICタグb,cの通信が再開する。ICタグa,b,cは、INITコマンドの応答をリーダ・ライタ2へ送信する(S916)。
その後、リーダ・ライタ2は、ICタグa,b,cへタグIDリードコマンドを送信し(S917)、ICタグa,b,cは、リーダ・ライタ2へタグIDリードコマンドの応答としてマンチェスタ符号化されたタグIDを送信する(S918)。その後、タグaを特定した場合と同様にアンチコリジョン処理によって、タグa、タグcにSLEEPコマンドを送信し、タグbに対してISOLATEコマンドを送信する。ISOLATEコマンドによってISOLATEフラグが設定されたタグbは、リーダ・ライタ2からのコマンドに基づいて、マンチェスタ符号化されていない応答データを送信する。リーダ・ライタ2がタグbとの通信を終了し、タグcと通信を行う場合にも同様の手順が繰り返される。つまり、INITコマンドにより、タグa、タグcとの通信を再開し、タグa、b、cは、マンチェスタ符号化された応答データを送信する。リーダ・ライタ2は、SLEEPコマンドによってタグa、タグbをSLEEP状態にし、タグcに対してISOLATEフラグを設定する。ISOLATEフラグが設定されたタグcは、マンチェスタ符号化されていない応答データをリーダ・ライタ2に送信する。
このように、本実施の形態では、リーダ・ライタ2と通信が確立されたICタグ1には、ISOLATEフラグが設定される。ISOLATEフラグが設定されたICタグ1は、リーダ・ライタ2に送信する応答データをマンチェスタ符号化せずに送信する。このようにすることで、従来、応答データをマンチェスタ符号化することで2倍のビット数となってしまっていた応答データを、少ないビット数で送信することが可能となる。その結果、通信システムとしてのデータ転送が効率化され、より高速な通信システムを提供することが可能となる。
以上、詳細に説明したように本発明によれば、通信速度を向上させたICタグ、リーダ・ライタ、それらを用いた通信方法及び通信システムを提供することができる。なお、本発明は上記した実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
本発明にかかるICタグを用いた通信システムの構成図である。 本発明にかかるリーダ・ライタの構成を示すブロック図である。 本発明にかかるICタグの構成を示す図である。 本発明にかかる通信システムでリーダ・ライタからICタグに送信される信号を示す図である。 本発明にかかる通信システムでICタグからリーダ・ライタに送信される信号を示す図である。 タグIDのマンチェスタ符号化を説明する図である。 アンチコリジョン処理を説明する図である。 本発明の実施の形態の符号化回路を示す図である。 マンチェスタ符号化された場合の波形を示す図である。 マンチェスタ符号化しない場合の波形を示す図である。 本発明にかかる通信方法を示すシーケンスである。
符号の説明
1 ICタグ
2 リーダ・ライタ
10 半導体装置
11 アンテナ
12 受信回路
13 クロック生成回路
14 データ検出回路
15 制御回路
16 記憶回路
17 送信回路
18 電源電圧生成回路
19 符号化回路
191 EX−OR回路
192 セレクタ
21 アンテナ
22 受信回路
23 送信回路
24 信号処理回路
25 受信信号検出回路
251 ミキサ
252 バンドパスフィルタ(BPF)
26 ASK検波回路
27 パルス列出力回路
28 ミキサ
29 発振回路

Claims (21)

  1. 複数のICタグと、
    前記複数のICタグと無線信号を介して通信を行うリーダ・ライタとを有し、
    前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されていないICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに所定の符号化を施して当該データを送信し、
    前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されたICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに前記所定の符号化を施さずに当該データを送信することを特徴とする通信システム。
  2. 前記複数のICタグは、前記所定の符号化を行う符号化回路を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記符号化回路は、前記リーダ・ライタから送信されるICタグを特定するコマンドに基づいて、前記送信するデータの所定の符号化を解除することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記符号化回路は、前記リーダ・ライタから送信される初期化コマンドに基づいて、前記送信するデータに所定の符号化を施したデータを送信することを特徴とする請求項2あるいは3に記載の通信システム。
  5. 前記符号化回路は、当該符号化回路に供給される符号化クロックに基づいて、前記リーダ・ライタに対して送信するデータに前記所定の符号化を行う符号化処理回路を有することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記符号化回路は、前記複数のICタグから1つのICタグを特定するフラグに基づいて前記リーダ・ライタに対して送信するデータあるいは前記符号化処理回路の出力のいずれか一方を選択して出力する選択部を有することを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記所定の符号化はマンチェスタ符号化処理であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記リーダ・ライタは、前記複数のICタグから1つのICタグを特定し、当該特定された1つのICタグと通信を行うアンチコリジョン処理を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 複数のICタグとリーダ・ライタ間で通信を行う通信方法であって、
    前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタとによって特定されていないICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに所定の符号化を施して当該データを送信し、
    前記複数のICタグのうち前記リーダ・ライタによって特定されているICタグは、当該リーダ・ライタに対して送信するデータに前記所定の符号化を施さずに当該データを送信することを特徴とする通信方法。
  10. 前記リーダ・ライタは、前記複数のICタグのうち、任意の1つのICタグに当該ICタグを特定するコマンドを送信し、
    当該ICタグは、前記ICタグを特定するコマンドに基づいて、前記リーダ・ライタに送信するデータに対する所定の符号化を行わずに当該データを送信することを特徴とする請求項9記載の通信方法。
  11. 前記リーダ・ライタは、前記複数のICタグに対して、初期化コマンドを送信し、
    前記複数のICタグは、前記初期化コマンドに基づいて、前記リーダ・ライタに送信するデータに対して所定の符号化を施した信号を送信する特徴とする請求項9あるいは10に記載の通信方法。
  12. 前記リーダ・ライタは、前記複数のICタグから送信される前記所定の符号化を施したデータに基づいて、前記複数のICタグから任意の1つのICタグを特定し、
    当該特定されたICタグに対して前記ICタグを特定するコマンドを送信することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の通信方法。
  13. 前記所定の符号化はマンチェスタ符号化であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の通信方法。
  14. リーダ・ライタと無線通信を行うICタグであって、
    前記リーダ・ライタから送信される無線信号を受信し、前記受信した信号に基づいて応答データを出力する制御回路と、
    前記応答データに所定の符号化処理を行い、符号化したデータを出力する符号化処理回路と、
    前記リーダ・ライタへ送信するデータとして、前記応答データと前記符号化したデータのうちのいずれか1を選択する選択回路と、を備えるICタグ。
  15. 前記選択回路は、前記リーダ・ライタ対して通信を行うICタグが特定されたことを示すフラグに基づいて選択を行う、ことを特徴とする請求項14に記載のICタグ。
  16. 符号化クロックを出力するクロック生成回路を備え、
    前記符号化処理回路は、前記応答データと前記符号化クロックを入力する2入力の排他的論理和回路を含む、ことを特徴とする請求項14あるいは15に記載のICタグ。
  17. 前記符号化処理回路は、マンチェスタ符号化処理を行う、ことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載のICタグ。
  18. リーダ・ライタと複数のICタグとの間で通信を行う第1の通信モードと、前記第1の通信モードにおける通信の後に前記リーダ・ライタと前記複数のICタグのうちのいずれか1つのICタグとの間で通信を行う第2の通信モードとで通信を行う通信システムであって、
    前記第1の通信モードにおいて、前記複数のICタグは、所定の符号化処理を施してデータを前記リーダ・ライタへ送信し、
    前記第2の通信モードにおいて、前記複数のICタグのうちのいずれか1つのICタグは、前記所定の符号化処理を施さずにデータを前記リーダ・ライタへ送信することを特徴とする通信システム。
  19. 前記第1の通信モードにおいて、前記リーダ・ライタが、前記複数のICタグからいずれか1つのICタグを特定し、当該特定されたICタグと1対1のデータ通信を可能にするためのアンチコリジョン処理が行われる、ことを特徴とする請求項18に記載の通信システム。
  20. 前記第2の通信モードにおける前記複数のICタグのうちのいずれか1つのICタグは、前記アンチコリジョン処理によって特定されたICタグである、ことを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
  21. 前記符号化処理は、マンチェスタ符号化処理である、ことを特徴とする請求項18乃至20のいずれか1項に記載のICタグ。
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