JPWO2006011194A1 - 無線質問器システムおよびその無線通信方法 - Google Patents

無線質問器システムおよびその無線通信方法 Download PDF

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Abstract

複数の無線質問器を比較的近接した位置に設置して同時運用する場合に、無線応答器への干渉を低減させ、システム全体におけるスループット低下を改善させるようにした、無線質問器システムである。該複数の無線質問器(100−1〜100−4)が2つのグループに分けられて、各無線質問器は、分けられたグループごとに、無線送信信号の無線応答器(40−1〜40−4)への送信を行なう送信モードか、又は、当該無線質問器からの無線送信信号の応答として無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を排他的に設定しうる動作モード設定部(51)をそなえて構成する。

Description

本発明は、無線応答器との間で無線信号のやりとりを行なうことにより、該無線応答器にそなえられた記憶部への情報の書き込み又は読み出しを行ないうる無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムおよびその無線通信方法に関し、例えば無線応答器としての無線タグとの間で無線信号のやり取りを行なうことにより、無線タグの記憶部への情報の書き込み又は読み出しを行ないうるリーダ・ライタ機能をそなえた無線質問器を複数そなえられた無線質問器システムおよびその無線通信方法に関するものである。
無線応答器としての無線タグは、特定の周波数帯(例えば13.56MHz帯や2.45GHz帯)の電波を受信したことに応答して、固有の識別情報や記憶部に記憶されている情報等が変調された電波を発信するデバイスである。無線タグには能動型(アクティブ型)と受動型(パッシブ型)がある。アクティブ型の無線タグは、自ら電力を用意することができ、無線質問器としてのリーダ・ライタ側の装置構成を簡単にすることができる。後者は、自ら電力を用意することはできず、外部からエネルギーを受けることによって、情報の送信等の動作が行われる。パッシブ型は、無線タグを安価にする観点から好ましく、特に有望視されている。リーダ・ライタから上述の特定周波数帯の無線信号を送信すると、パッシブ型の無線タグは、この無線信号による電磁的結合によって電力が供給されて、応答となる電波を発信するようになっている。
これにより、リーダ・ライタと無線タグとの間でデータの送受信を行なって、リーダ・ライタ側における無線タグの認識や、無線タグに記憶されている情報の読み取り、無線タグへのデータ書込みを行なうことができるようになっている。尚、無線タグは、IC (Integrated Circuit)タグ、ICカード、無線ICタグ、電子タグ、トランスポンダー、RF(Radio Frequency) タグ、又はRFID(Radio Frequency Identification)とも呼ばれる。
このような無線タグは、製造業、商品流通、交通、医療等の様々な分野において既に適用されている。例えば、工場における製品製造工程におけるライン上を移動する製造段階の各種部品に付して、当該ライン上を流れる各部品の工程履歴等を記憶しておくようにすることで、効率的な製品製造管理を行なうことができるようになっている。
上述のごとき無線タグを適用する際には、その利用態様により、特に複数のリーダ・ライタを互いに比較的近接した距離に設置する場合がある。例えば、上述のごとき製造ライン上を移動する部品に付された無線タグを読み取るリーダ・ライタにおいては、異なる製造工程であっても互いに近接する工場レイアウトを採用する場合には、各工程に設けられたそれぞれのリーダ・ライタが互いに比較的近接した位置に設置されるようなことが考えられる。
このように複数のリーダ・ライタが互いに比較的近接した距離に設置されると、それぞれのリーダ・ライタから送信される電波(無線送信信号)が互いに干渉しあうことが想定されるが、このような場合には、各リーダ・ライタでは、他のリーダ・ライタから送信される無線送信信号が干渉となり、無線タグとの間の通信に支障を来たしたり、通信可能距離が短くなったりすることが考えられる。
このような不具合を回避するため、第1の技術として、例えば図13に示すように、それぞれのリーダ・ライタ(R/W)201〜204で異なる周波数チャネル(f1〜f4)を用いて、通信対象の無線タグ211〜214にそれぞれ無線送信信号を送信することが考えられる。即ち、各リーダ・ライタ201〜204の受信部を無線送信信号で使用する周波数チャネルのみを選択的に受信することができるように構成すれば、隣接するリーダ・ライタの送信信号や、隣接するリーダ・ライタと通信している無線タグからの信号の影響を低減させることができる。
また、上述の不具合を回避するための第2の技術として、例えば図14に示すように、複数のリーダ・ライタR/W♯1〜R/W♯4が時分割でそれぞれの通信相手の無線タグ(Tag)との通信を順次行うように制御するという技術もある。ひとつのリーダ・ライタ(例えばR/W♯1)が通信〔無線タグへのコマンド(Command)の送信および無線タグからの無線応答信号(Response)の受信〕を行っている間は、他のリーダ・ライタ(R/W♯2〜R/W♯4)は通信を行わないので、リーダ・ライタおよびタグ共に、他のリーダ・ライタからの干渉を回避させることができる。
なお、本願発明に関連する公知技術としては、以下に示す特許文献1(特開2003−283367号公報)および特許文献2(特開2003−150916号公報)に記載された技術がある。
特許文献1には、互いに同期して動作する複数の質問器をアンテナの通信可能領域を重複させて設けて、干渉や検出漏れ並びに処理速度の低下を招くことなく、質問器による通信可能領域を拡大させることができるようにした技術について記載されている。
また、特許文献2には、無線タグ・リーダ/ライタ同士の干渉を防止するために、無線タグ・リーダ/ライタに無線タグと同等の機能を付加することによって、無線タグ・リーダ/ライタ自体が他の無線タグ・リーダ/ライタからの要求に対して無線タグとしての振る舞いをすることができるようにした技術について記載されている。
しかしながら、上述のごとき各リーダ・ライタで他のリーダ・ライタから送信される無線送信信号が干渉となることを回避するための第1および第2の技術においては、以下に示すような課題がある。
すなわち、上述の第1の技術では、無線タグ側の受信部は、一般的には、複数のチャネルや異なる周波数帯域の信号を受信できるように広帯域に設計されているので、無線タグ側にとってみれば、隣接するリーダ・ライタからの信号がそのまま干渉となる。即ち、複数のリーダ・ライタから同時に無線信号を受信した場合には、各リーダ・ライタに対して正常な応答を発信することに支障を来たす。
また、上述の第2の技術では、他のリーダ・ライタが通信を行っている間は、自身のリーダ・ライタは通信することができないので、リーダ・ライタ全体におけるスループットが低下するという課題がある。この場合においては、互いの無線送信信号が干渉する可能性のある領域に設置されるリーダ・ライタの数が多くなればなるほど、反比例してスループットは低下することとなる。
なお、上述の特許文献1に記載された技術は、同期させた複数の質問器を用いるとともに通信領域を重複させて設けられたアンテナを用いることによって、通信可能領域を拡大させて、コンベア上を移動する応答器に対する検出漏れを無くすための技術である。即ち、互いに異なる複数の無線質問器を同時運用する際の、互いの無線送信信号の干渉を回避するための技術ではない。
また、特許文献2に記載された技術においても、他のリーダ・ライタが通信を行っている間は、自身のリーダ・ライタは通信することができないので、リーダ・ライタのシステム全体におけるスループットが低下するという課題がある。本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、複数の無線質問器を比較的近接した位置に設置して同時運用する場合においても、無線応答器への干渉を低減させるとともに、無線質問器のシステム全体におけるスループット低下を改善させることができるようにした、無線質問器システムおよびその無線通信方法を提供することを目的とする。
特開2003−283367号公報 特開2003−150916号公報
上記の目的を達成するために、本発明の無線質問器システムは、無線応答器に対する無線送信信号の送信とともに、該無線応答器からの無線応答信号の受信を行なう無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムであって、該複数の無線質問器が2つのグループに分けられて、各無線質問器は、前記分けられたグループごとに、前記無線送信信号の該無線応答器への送信を行なう送信モードか、又は、当該無線質問器からの無線送信信号の応答として該無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を設定しうる動作モード設定部をそなえて構成されたことを特徴としている。
さらに、本発明の無線質問器システムは、無線応答器に対する無線送信信号の送信とともに、該無線応答器からの無線応答信号の受信を行なう無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムであって、各無線質問器は、前記無線送信信号の該無線応答器への送信を行なう第1のグループ、もしくは、当該無線質問器からの無線送信信号の応答として該無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信を行なう第2のグループ、もしくは、該無線応答器への送信および該無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信のいずれも行わない第3のグループのいずれかを設定しうる動作モード設定部をそなえて構成されたことを特徴としている。
この場合において、好ましくは、各無線質問器の動作モード設定部は、他方のグループの無線質問器が前記送信モードとなっている間は、無線送信信号を該無線応答器へ送信せずに前記受信モードに設定することとしてもよい。
さらに、各無線質問器の該動作モード設定部は、前記他方のグループの無線質問器が前記受信モードとなっている間は、該無線応答器からの無線応答信号を受信せずに前記送信モードに設定することができる。
また、好ましくは、各無線質問器の該動作モード設定部を、他の無線質問器ならびに自身の無線質問器における、前記無線送信信号の送信状態および前記無線応答信号の受信状態に基づいて、自身の無線質問器における動作モードを、前記送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定する切り替え設定部をそなえて構成することとしてもよい。
この場合においては、各無線質問器の該動作モード設定部を、該無線応答器に対する無線送信信号の送信状態を監視する送信状態監視部と、該送信状態監視部での監視結果に基づき、該無線送信信号の送信を行なっている間は他の無線質問器の該切り替え設定部に対して送信ビジー状態であることを通知する一方、該無線送信信号の送信が終了した時点で前記送信ビジー状態の通知を解除する送信ビジー状態通知部と、をそなえて構成することができる。
さらに、各無線質問器の該動作モード設定部を、当該無線質問器からの無線送信信号に起因した該無線応答器からの無線応答信号の受信状態を監視する受信状態監視部と、該受信状態監視部での監視結果に基づき、該無線応答信号を受信している間は他の無線質問器の該切り替え設定部に対して受信ビジー状態であることを通知する一方、前記無線応答信号の受信が終了した時点で前記受信ビジー状態の通知を解除する受信ビジー状態通知部と、をそなえて構成することもできる。
また、各無線質問器の該切り替え設定部を、自身の無線質問器ならびに他の無線質問器における該送信ビジー状態通知部および該受信ビジー状態通知部からの通知をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定する第1送受信ビジー解除判定部と、該第1送受信ビジー解除判定部において前記の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記受信モードから前記送信モードへ切り替え制御を行なう第1動作モード切り替え部と、をそなえて構成することもできる。
さらに、各無線質問器の該切り替え設定部を、自身の無線質問器ならびに他の無線質問器における該送信ビジー状態通知部および該受信ビジー状態通知部からの通知をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定する第2送受信ビジー解除判定部と、該第2送受信ビジー解除判定部において前記の送信ビジー状態および受信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記送信モードから前記受信モードへ切り替え制御を行なう第2動作モード切り替え部と、をそなえて構成することもできる。
また、各無線質問器の該動作モード設定部を、該送信状態監視部における監視結果とともに、該第2送受信ビジー解除判定部からの判定結果に基づいて、該無線応答器に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行ない、前記自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、前記他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されると、前記ダミーデータの送信を停止するダミーデータ送信制御部を、そなえて構成してもよい。
さらに、好ましくは、該受信ビジー状態通知部で通知すべき前記受信ビジー状態および該送信ビジー状態通知部で通知すべき前記送信ビジー状態を、前記他の無線質問器に通知すべく、各無線質問器が回線を介して相互に接続する。
また、好ましくは、各無線質問器における前記動作モードの設定を前記送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定すべく制御信号を出力する制御装置をそなえ、かつ、各無線質問器における該動作モード設定部を、該制御装置からの制御信号に基づいて、前記送信モード又は前記受信モードを設定すべく構成することができる。
この場合においては、各無線質問器の該動作モード設定部を、、該無線応答器に対する無線送信信号の送信状態を監視する送信状態監視部と、該送信状態監視部での監視結果に基づき、無線送信信号の送信を行なっている間は該制御装置に対して送信ビジー状態であることを通知する一方、無線送信信号の送信が終了した時点で前記送信ビジー状態の通知を解除する送信ビジー状態通知部と、をそなえて構成することができる。
また、各無線質問器の該動作モード設定部を、当該無線質問器からの無線送信信号に起因した該無線応答器からの無線応答信号の受信状態を監視する受信状態監視部と、該受信状態監視部での監視結果に基づき、該無線応答信号を受信している間は該制御装置に対して受信ビジー状態であることを通知する一方、前記無線応答信号の受信が終了した時点で前記受信ビジー状態の通知を解除する受信ビジー状態通知部と、をそなえて構成することもできる。
さらに、該制御装置を、各無線質問器における該送信ビジー状態通知部および該受信ビジー状態通知部からの通知をもとに、該受信モードで動作していたグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除され、かつ、該送信モードで動作していたグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定する送受信ビジー解除判定部と、該送受信ビジー状態判定部において前記の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、各グループにおける無線質問器の動作モードを、前記受信モードから前記送信モードへ、又は前記送信モードから前記受信モードへ、それぞれ切り替え制御すべく前記制御信号を出力する制御信号出力部と、をそなえて構成することとしてもよい。
また、各無線質問器の該動作モード設定部を、該制御装置からの制御信号に基づいて、該無線応答器に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行ない、前記自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、前記他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されると、前記ダミーデータの送信を停止するダミーデータ送信制御部を、そなえて構成することもできる。
さらに、好ましくは、該受信ビジー状態通知部が前記受信ビジー状態を、該送信ビジー状態通知部が前記送信ビジー状態を、それぞれ前記制御装置に通知すべく、かつ、該制御装置が各無線質問器に対して前記制御信号を出力すべく、該制御装置と各無線質問器との間を回線を介して相互に接続する。
上述の無線質問器システムにおいては、好ましくは、該複数の無線質問器を、同一グループに属する個々の無線質問器間の最小距離が比較的大きくなるように、2つにグループ分けする。又、好ましくは、該複数の無線質問器を、周波数チャネルによって2つにグループ分けする。
また、本発明の無線質問器システムにおける無線通信方法は、無線応答器との間で無線信号のやりとりを行なう無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムにおける無線通信方法であって、該複数の無線質問器を、2種類の通信チャネルによって2つのグループに分けて、他方のグループの無線質問器が、無線送信信号を該無線応答器へ送信する送信モードとなっている間は、自身のグループの無線質問器は、無線送信信号を該無線応答器へ送信せずに、該自身のグループの当該無線質問器からの無線送信信号に起因した無線応答信号を該無線応答器から受信する受信モードに設定する一方、前記他方のグループの無線質問器が、前記他方のグループの当該無線質問器からの無線送信信号に起因した無線応答信号を該無線応答器から受信する受信モードとなっている間は、該自身のグループの無線質問器は、該無線応答器からの無線応答信号を受信せずに、無線送信信号を該無線応答器へ送信する送信モードに設定することを特徴としている。
この場合においては、好ましくは、該複数の無線質問器を前記2つのグループに分ける際には、同一グループに属する個々の無線質問器間の最小距離が比較的大きくなるようにする。
また、上述の無線通信方法においては、好ましくは、該複数の無線質問器を上記2つのグループに分ける際には、該無線応答器との間の無線信号のやりとりのために各無線質問器に設定されている周波数チャネルによって、上記2つにグループ分けする。
さらに、前記動作モードを設定する際に、前記送信モードの無線質問器においては、該無線送信信号の送信状態を監視し、該無線送信信号の送信を行なっている間は送信ビジー状態であることを出力し、該無線送信信号の送信が終了した時点で前記送信ビジー状態の出力を解除する一方、前記受信モードの無線質問器においては、該無線応答信号の受信状態を監視し、該無線応答信号を受信している間は受信ビジー状態であることを出力する一方、前記無線応答信号の受信が終了した時点で前記受信ビジー状態の出力を解除することとしてもよい。
また、前記動作モードを設定する際に、前記受信モードの各無線質問器においては、自身の無線質問器ならびに他の無線質問器から出力されている前記送信ビジー状態および該受信ビジー状態をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定し、前記の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記受信モードから前記送信モードへ切り替え制御を行なう一方、前記送信モードの各無線質問器においては、自身の無線質問器ならびに他の無線質問器から出力されている前記送信ビジー状態および該受信ビジー状態をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定し、前記の送信ビジー状態および受信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記送信モードから前記受信モードへ切り替え制御を行なうこともできる。
さらに、上述の無線通信方法においては、好ましくは、各無線質問器は、該無線応答器に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行なう。
このように、本発明によれば、各無線質問器は、動作モード設定部により、グループごとに、無線送信信号の無線応答器への送信を行なう送信モードか、又は、当該無線質問器からの無線送信信号の応答として無線応答器から送信された無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を排他的に設定することができるので、複数の無線質問器を比較的近接した位置に設置して同時運用する場合において、無線質問器への干渉を低減させるとともに、無線質問器のシステム全体におけるスループット低下を改善させることができる利点がある。
図1は本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 図2(A),図2(B)はともに本発明の第1実施形態の特徴的作用を説明するための図である。 図3は本発明の第1実施形態における無線タグを示すブロック図である。 図4は本発明の第1実施形態におけるリーダ・ライタを示すブロック図である。 図5は本発明の第1実施形態におけるリーダ・ライタの要部を示すブロック図である。 図6は本発明の第1実施形態におけるリーダ・ライタの要部を示すブロック図である。 図7は本発明の第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 図8は本発明の第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 図9は本発明の第1実施形態の動作を説明するためのタイムチャートである。 図10は本発明の第1実施形態の変形例を示すブロック図である。 図11は本発明の第2実施形態を示すブロック図である 図12は本発明の第2実施形態の変形例を示すブロック図である。 図13は従来技術を説明する図である。 図14は従来技術を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[a]第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態を示すブロック図である。この図1において、1は無線質問器システムであり、この無線質問器システム1は、無線応答器としての無線タグ40−1〜40−4に対する無線送信信号の送信とともに、無線タグ40−1〜40−4からの無線応答信号の受信を行なうことを通じて、無線タグ40−1〜40−4にそれぞれそなえられた記憶部45への情報の書き込み又は読み出しを行ないうる無線質問器としてのリーダ・ライタ100−1〜100−4が複数(この場合においては4つ)そなえられたものである。
そして、この無線質問器システム1をなすリーダ・ライタ100−1〜100−4としては、例えば工場における製造ライン上にそなえられて、ライン上を流れる組立部品等について、それぞれに無線タグ40−1〜40−4を付すことにより製品製造管理を行なうことができるようになっている。即ち、この無線タグ40の記憶部45に、例えば現在の製造段階や製品完成予定等の製造管理情報を書き込んだり、読み出しを行なったりすることができるようになっている。
また、第1実施形態においては、リーダ・ライタ100−1〜100−4は、リーダ・ライタ100−1〜100−4の順で直線状に並んで比較的近接して設置されているが、無線タグ40への無線送信信号が隣接するリーダ・ライタ100−1〜100−4間で干渉しないように、2つのグループに分けられている。尚、図1中においては、各リーダ・ライタ100−1〜100−4に最も近接した位置にある無線タグは、それぞれ、無線タグ40−1〜40−4であることを示している。
各リーダ・ライタ100−1〜100−4は、同一グループに属する個々のリーダ・ライタ間の最小距離が比較的大きくなるように、2つのグループに分けられている。具体的には、リーダ・ライタ100−1,100−3を第1グループ2−1とし、リーダ・ライタ100−2,100−4を第2グループ2−2とする。即ち、少なくとも同一グループに属するリーダ・ライタ100−1,100−3(またはリーダ・ライタ100−2,100−4)が隣り合わせとなることがなくなり、同一グループに属するリーダ・ライタ間の最小距離を、隣り合わせのリーダ・ライタを同一グループとする場合よりも大きくすることができる。
これにより、同一グループ2−1(2−2)内でのリーダ・ライタ100−1,100−3(100−2,100−4)間の距離を、至近の対応無線タグ40−1,40−3(40−2,40−4)において無線送信信号を受信する際の干渉を生じさせないような距離とすることが可能となる。
さらに、上述のごとく分けられたグループごとに異なる通信チャネル(周波数チャネル)を使用するように構成することもできる。即ち、無線タグ40−1〜40−4との間の無線信号のやりとりのために各リーダ・ライタ100−1〜100−4に設定可能な周波数チャネルを適宜選択して割り当てることとする。
これにより、リーダ・ライタ100−1〜100−4に、それぞれ異なる周波数チャネルf1〜f4が割り当てられるようにすれば、第1グループ2−1には周波数チャネルf1,f3が割り当てられ、第2グループ2−2には周波数チャネルf2,f4が割り当てられることになる。
なお、上述の周波数チャネルの割り当てにおいては、グループ2−1,2−2内のリーダ・ライタ100−1〜100−4間でも異なる周波数チャネルを割り当てているが、本発明によれば、その他の周波数の割り当てパターンを採用することも可能である。例えば、この同一グループ内でのリーダ・ライタ間の距離が、同一無線タグに対する干渉を生じないような距離であるならば同一グループ内で同一の周波数チャネルを割り当てることとしても差し支えない。
さらに、上述のリーダ・ライタ100−1〜100−4は、無線タグ40に対する無線送信信号の送信モードか、又は無線送信信号に対する応答信号の受信モードか、を相互に連絡しあうようになっており、このために、リーダ・ライタ100−1〜100−4間は例えば有線回線101を介して相互に接続されることで、LAN(Local Area Network)21を構成するようになっている。
そして、各リーダ・ライタ100−1〜100−4においては、上述のごとく相互接続によって有線回線101を通じて得られる各リーダ・ライタ100−1〜100−4の送信状態又は受信状態に基づいて、このグループ分けされたリーダ・ライタ100−1〜100−4ごとに、送信モードおよび受信モード間で動作モードを排他的に切り替える、後述の動作モード設定部としての制御部51をそなえている。
たとえば、図2(A)に示すように、第1グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3がそれぞれ最も近接する無線タグ40−1,40−3へデータ送信(無線送信信号の送信)を行なっている送信モードのときは、第2グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4では、それぞれが最も近接する無線タグ40−2,40−4からの(当該リーダ・ライタ100−2,100−4から送信された無線送信信号に対する)無線応答信号を受信する受信モードとなるように、各リーダ・ライタ100−1〜100−4では動作モードを設定することができるようになっている。
同様に、図2(B)に示すように、第1グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3がそれぞれ最も近接する無線タグ40−1,40−3からの(当該リーダ・ライタ100−2,100−4から送信された無線送信信号に対する)無線応答信号を受信する受信モードのときは、第2グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4では、それぞれが最も近接する無線タグ40−2,40−4へデータ送信(無線送信信号の送信)を行なっている送信モードとなるように、各リーダ・ライタ100−1〜100−4では動作モードを設定することができるようになっている。
ここで、無線タグ40−1〜40−4としては、いずれも同様の構成を有しており、それぞれ、例えば図3に示すように、アンテナ41,ASK復調器42,変調器43,論理部44,記憶部45および電源生成部46をそなえてなる無線タグ40により構成することができる。
アンテナ41は、リーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号を受信するとともに、リーダ・ライタ100−1〜100−4に対する無線応答信号を送信するためのものである。又、ASK(Amplitude Shift Keying)復調器42は、リーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号を振幅復調することにより、送信元リーダ・ライタ100−1〜100−4において振幅変調された情報について得るものである。
また、論理部44は、ASK復調器42にて復調された送信元リーダ・ライタ100−1〜100−4からの情報に含まれる命令情報に従って、データの読み出し又は書き込み処理を行なう一方、送信元リーダ・ライタ100−1〜100−4に対して応答として返すべき情報について生成するものである。記憶部45は、当該無線タグ40の識別情報〔ID(Identifier)情報〕とともに、当該無線タグ40が付された物品についての管理情報等のデータを記憶しておくためのものである。
すなわち、ASK復調部42において復調された情報に読み出し命令情報が含まれている場合には、論理部44では記憶部45に書き込まれているID情報を含むデータの読み出しを行なう一方、書き込み命令情報が書き込み用データ情報とともに含まれている場合は、論理部44ではこの書き込み用データ情報の記憶部45への書き込みを行なうことができるようになっている。
さらに、変調器43は、送信元のリーダ・ライタ100−1〜100−4に対して応答として返すべき情報を論理部44から入力されて、この論理部44からの情報を変調するものであり、変調された信号は、リーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号と同一周波数の搬送波を持つ、無線応答信号としてアンテナ41を通じて送信されるようになっている。尚、この無線応答信号として送信されるタイミングは、例えば論理部44において、上述の送信元へ応答として返すべき情報を変調器43へ出力するタイミングによって制御することができるようになっている。
なお、電源生成部46は、アンテナ41を通じてリーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号を受信すると、この無線送信信号からの電磁力により無線タグ40としての起電力を得て、各構成要素としてのASK復調器42,変調器43,論理部44および記憶部45に電力を供給するものである。
また、リーダ・ライタ100−1〜100−4についても、いずれも同様の構成を有しており、それぞれ、例えば図4に示すように、本願発明の特徴的構成を含むプロセッサ50をそなえるとともに、フィルタ11,ASK変調器12,増幅器13,発振器14,共用器15,アンテナ16,復調器17,フィルタ18,直交ミキサ19および増幅器20をそなえてなるリーダ・ライタ100として構成されている。
ここで、プロセッサ50は、当該リーダ・ライタ100の動作モードを設定するとともに、送信モードとして動作する場合には、無線タグ40に対して送信すべき情報(コマンド情報を含む)を生成する一方、受信モードとして動作する場合には、復調器17から入力される無線タグ40よりの応答情報について解析するものである。
また、フィルタ11は、プロセッサ50で生成された送信情報についてフィルタ処理を施すもので、ASK変調器12は、フィルタ11からの送信情報について発振器14で生成される信号を用いて振幅変調を施すもので、この振幅変調された信号は、増幅器13で増幅されてから共用器15およびアンテナ16を通じて無線送信信号として送信されるようになっている。換言すれば、上述のフィルタ11,ASK変調器12,増幅器13,発振器14,共用器15およびアンテナ16により、無線送信信号の送信系10Tを構成する。
さらに、増幅器20は、アンテナ16を通じて受信された、無線タグ40(40−1〜40−4)からの無線応答信号を共用器15を介して入力されて、受信された無線応答信号を増幅するものである。又、直交ミキサ19は、増幅器20からの無線応答信号について、発振器14からの信号をミキシングすることにより、無線応答信号に含まれている発振器14からの信号の周波数成分を取り除くものである。
なお、直交ミキサ19からの出力信号は、フィルタ18においてフィルタ処理を施したのち、復調器17で復調されて、プロセッサ50に出力されるようになっている。即ち、無線タグ40の変調器43で変調される前の論理部44からの情報を、復調器17で復調することにより得ることができるようになっている。換言すれば、上述のアンテナ16,共用器15,発振器14,増幅器20,直交ミキサ19,フィルタ18および復調器17により、無線タグ40からの無線応答信号の受信系10Rを構成する。
図5は、上述のリーダ・ライタ100をなすプロセッサ50の構成の一例を、信号の送受信する機能に着目して示すブロック図である。この図5に示すように、プロセッサ50は、本願発明の特徴的な構成をそなえた制御部51と、ダミーデータを生成するダミーデータ生成部57と、をそなえるとともに、CRC付加部52,誤り検出部53,マンチェスタ符号化部54,復号部55およびフレーム組立部56をそなえて構成されている。
すなわち、制御部51は、例えば無線質問器システム1(図1参照)においてグループ分けされたリーダ・ライタ100−1〜100−4ごとに、無線送信信号の無線タグ40−1〜40−4への送信を行なう送信モードか、又は、当該リーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号の応答として無線タグ40−1〜40−4から送信された無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を排他的に設定しうる動作モード設定部を構成し、後述する図6に示すような構成をそなえている。
また、図5において、プロセッサ50をなすCRC付加部52は、プロセッサ50内の図示しないデータ処理機能部からの、無線送信信号として送信すべき送信データに、誤り検出用のCRC(Cyclic Redundancy Check) 符号を付加するものであり、マンチェスタ符号化部54は、CRC付加部52でCRC符号が付加された送信データについてマンチェスタ符号化処理を施すものである。更に、フレーム組立部56は、このマンチェスタ符号化部54でマンチェスタ符号化処理がなされた送信データについて送信フレームを構成するものであり、この送信フレームは、符号化データ(送信すべき情報)としてフィルタ11(図4参照)に出力するようになっている。
さらに、復号部55は、復調器17(図4参照)で復調された無線タグ40−1〜40−4からの応答情報を入力されて、この応答情報について復号するものである。即ち、この復号部55において応答情報を復号することにより、論理部44から出力された応答情報についての符号化前のデータを得ることができるようになっている。尚、誤り検出部53は、CRC付加部52で送信データに付加したCRC符号を用いて、無線応答信号についての誤り検出を行なうものであり、この結果を、受信データとしてプロセッサ50内の図示しないデータ処理機能部へ出力するようになっている。
また、動作モード設定部をなす制御部51は、他のリーダ・ライタ(例えばリーダ・ライタ100−1の制御部51においては、リーダ・ライタ100−2〜100−4)からの動作モード情報をLAN21を通じて入力されて、このリーダ・ライタ100−2〜100−4からの動作モード情報と、自身のリーダ・ライタ100−1の現在の動作モードの設定とに基づいて、自信のリーダ・ライタ100−1における動作モード(送信モード又は受信モード)について設定しうるものである。
各リーダ・ライタ100−1〜100−4は、いずれも同様に構成されているので、第1グループ2−1にグループ分けされたリーダ・ライタ100−1の場合に着目して具体的に説明すると、以下のとおりとなる。
すなわち、このリーダ・ライタ100−1の制御部51は、他方のグループである第2グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4が、無線送信信号を無線タグ40(至近の対応無線タグ40−2,40−4)へ送信する送信モードとなっている間は、無線送信信号を無線タグ40(対応無線タグ40−1)へ送信せずに、当該リーダ・ライタ100−1からの無線送信信号に起因した無線応答信号を無線タグ40−1から受信する受信モードとすべく動作モードを設定するようになっている〔図2(B)参照〕。
また、このリーダ・ライタ100−1の制御部51においては、第2グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4が、第2グループの当該リーダ・ライタ100−2,100−4からの無線送信信号に起因した無線応答信号を無線タグ40−2,40−4から受信する受信モードとなっている間は、無線タグ40−1からの無線応答信号を受信せずに、無線送信信号を無線タグ40−1へ送信する送信モードとすべく動作モードを設定するようになっている〔図2(A)参照〕。
このために、各リーダ・ライタ100−1〜100−4の制御部51は、図6に示すように、送受信状態監視部51a,送受信ビジー状態通知部51b,およびダミーデータ送信制御部51cをそなえるとともに、自身のリーダ・ライタ100−1〜100−4における動作モードを、上述の送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定する切り替え設定部51dをそなえて構成されている。以下においては、リーダ・ライタ100−1の制御部51の構成に着目して説明するが、他のリーダ・ライタ100−2〜100−4の制御部51についても、同様に構成されている。
また、送受信状態監視部(送信状態監視部,受信状態監視部)51aは、(自身のリーダ・ライタ100−1における)無線タグ40−1に対する無線送信信号の送信状態を監視するとともに、自身のリーダ・ライタ100−1からの無線送信信号に起因した無線応答信号の無線タグ40−1からの受信状態を監視するものである。
また、送受信ビジー状態通知部(送信ビジー状態通知部,受信ビジー状態通知部)51bは、送受信状態監視部51aでの監視結果に基づき、無線タグ40−1に対して無線送信信号の送信を行なっている間は他のリーダ・ライタ100−2〜100−4の切り替え設定部51dに対して送信ビジー状態であることを通知する(Tx_Busy)一方、無線タグ40−1に対する無線送信信号の送信が終了した時点で送信ビジー状態の通知(Tx_Busy)を解除するようになっている。
さらに、送受信ビジー状態通知部51bは、送受信状態監視部51aでの監視結果に基づき、当該リーダ・ライタ100−1からの無線送信信号に起因した無線応答信号を無線タグ40−1から受信している間は他のリーダ・ライタ100−2〜100−4の切り替え設定部51dに対して受信ビジー状態であることを通知する(Rx_Busy)一方、無線応答信号の無線タグ40−1からの受信が終了した時点で受信ビジー状態の通知(Rx_Busy)を解除するようになっている。
また、切り替え設定部51dは、他のリーダ・ライタ100−2〜100−4ならびに自身のリーダ・ライタ100−1における、無線送信信号の送信状態および無線応答信号の受信状態に基づいて、自身のリーダ・ライタ100−1における動作モードを、上述の送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定するものであり、図6に示すように、送受信ビジー解除判定部51d−1および動作モード切り替え部51d−2をそなえて構成されている。
ここで、切り替え設定部51dの送受信ビジー解除判定部51d−1および動作モード切り替え部51d−2は、リーダ・ライタ100−1が受信モードで動作しているか、又は送信モードで動作しているかによって、異なる態様で動作する。
すなわち、リーダ・ライタ100−1が受信モードで動作している場合においては、送受信ビジー解除判定部51d−1は、自身のリーダ・ライタ100−1並びに他のリーダ・ライタ100−2〜100−4における送受信ビジー状態通知部51bからの通知(Tx_Busy,Rx_Busy)をもとに、自身のグループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の受信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定するようになっており、第1送受信ビジー解除判定部として構成される。
具体的には、送受信ビジー解除判定部51d−1においては、自身のリーダ・ライタ100−1の送受信ビジー状態通知部51bからの受信ビジー(Rx_Busy)が解除されるとともに、同じグループ2−1に属するリーダ・ライタ100−3の送受信ビジー状態通知部51bからの受信ビジー(Rx_Busy)が解除され、且つ、他方のグループ2−2に属するリーダ・ライタ100−2,100−4の送受信ビジー状態通知部51bからの送信ビジー(Tx_Busy)が解除されたと判定された場合に、その旨の判定結果を動作モード切り替え部51d−2に出力するようになっている。
また、この場合においては、動作モード切り替え部51d−2は、送受信ビジー解除判定部51d−1において受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、リーダ・ライタ100−1の動作モードを受信モードから送信モードへ切り替え制御を行なうようになっており、第1動作モード切り替え部として構成される。
このとき、動作モード切り替え部51d−2においては、送信モードとするための制御信号(Tx_ON)を前述のフレーム組立部56(図5参照)に出力することにより、このフレーム組立部56では、送信情報としての符号化データを送信系10T(図4参照)へ出力することが可能となる。これにより、フレーム組立部56から出力される符号化データを、送信系10Tを通じて無線タグ40−1へ送信することができるようになる。尚、上述のTx_ONをフレーム組立部56に出力するにあたっては、必要に応じ、受信系10Rの動作を停止させるための制御信号(Rx_OFF)を復調器17に出力する。
また、リーダ・ライタ100−1が送信モードで動作している場合においては、送受信ビジー解除判定部51d−1は、自身のリーダ・ライタ100−1ならびに他のリーダ・ライタ100−2〜100−4における送受信ビジー状態通知部51bからの通知(Tx_Busy,Rx_Busy)をもとに、自身のグループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定するようになっており、第2送受信ビジー解除判定部として構成される。
具体的には、送受信ビジー解除判定部51d−1においては、自身のリーダ・ライタ100−1の送受信ビジー状態通知部51bからの送信ビジー(Tx_Busy)が解除されるとともに、同じグループ2−1に属するリーダ・ライタ100−3の送受信ビジー状態通知部51bからの送信ビジー(Tx_Busy)が解除され、且つ、他方のグループ2−2に属するリーダ・ライタ100−2,100−4の送受信ビジー状態通知部51bからの受信ビジー(Rx_Busy)が解除されたと判定された場合に、その旨の判定結果を動作モード切り替え部51d−2に出力するようになっている。
また、この場合においては、動作モード切り替え部51d−2は、送受信ビジー解除判定部51d−1において上述の送信ビジー状態および受信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを送信モードから受信モードへ切り替え制御を行なうようになっており、第2動作モード切替部として構成される。
このとき、動作モード切り替え部51d−2においては、受信モードとするための制御信号(Rx_ON)を前述の復調器17(図4参照)に出力することにより、この復調器17では、受信情報としての復調処理後の受信データをプロセッサ50へ出力することが可能となる。即ち、動作モード切り替え部51d−2からの制御信号(Rx_ON)により、受信系10Rが動作可能状態となって、復調器17において復調処理後の受信データをプロセッサ50の復号部55に出力することができるようになる。尚、上述のRx_ONを復調器17に出力するにあたっては、必要に応じ、送信系10Tの動作を停止させるための制御信号(Tx_OFF)をフレーム組立部56(図5参照)に出力する。
また、制御部51をなすダミーデータ送信制御部51cは、当該リーダ・ライタ100−1が送信モードで動作しているときに、送受信状態監視部51aにおける監視結果とともに、送受信ビジー解除判定部51d−1からの判定結果に基づいて、無線タグ40−1に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行ない、自身のグループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の受信ビジー状態が解除されると、ダミーデータの送信を停止すべく制御するものである。
すなわち、ダミーデータ送信制御部51cは、送受信状態監視部51aにおける監視結果から、自身のリーダ・ライタ100−1から無線タグ40−1に対する無線送信信号の送信が終了したとしても(送信ビジーが解除されていても)、同じグループ2−1に属するリーダ・ライタ100−3における無線送信信号の送信が終了(送信ビジーが解除)していなかったり、他方のグループ2−2に属するリーダ・ライタ100−2,100−4の無線応答信号の受信が終了(受信ビジーが解除)していなかったりする場合には、ダミーデータを、送信系10Tを通じて無線送信すべく制御を行なう。
このとき、ダミーデータ送信制御部51cにおいては、フレーム組立部56にダミーデータを送信する旨の制御信号(図5,図6の「ダミーデータ送信」参照)を出力する。これを受けたフレーム組立部56では、マンチェスタ符号化部54からのデータを用いずに、ダミーデータ生成部57で生成されるダミーデータを用いて、送信系10Tに出力する送信情報を構成する。
そして、ダミーデータ送信制御部51cでは、送受信ビジー解除判定部51d−1からの判定結果として、自身のリーダ・ライタ100−1を含め、自身のグループ2−1に属する他の全てのリーダ・ライタ100−3の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の受信ビジー状態が解除されたことを受け取ると、ダミーデータの送信を停止すべくフレーム組立部56を制御する。
通常、無線タグ40−1〜40−4は、無線送信信号を通じたコマンドの受信が終了すると、自動的に上述のコマンドに対する応答となる無線応答信号を送信する動作に移行するようになっている。本実施形態においては、各リーダ・ライタ100−1〜100−4の動作モードの切り替わりタイミングを同期させるために、自身のリーダ・ライタにおいて送信ビジーが解除されたとしても(コマンド送信が終了しても)、全てのリーダ・ライタで送信ビジー又は受信ビジーが解除されるまでは、ダミーデータを送信するようにして、送信モードの状態を延長するようになっている。
上述の構成により、本発明の第1実施形態にかかる無線質問器システム1におけるグループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3においては図7のフローチャートに示すように動作するとともに、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4においては図8のフローチャートに示すように動作する。
なお、以下の説明においては、同一グループ2−1(2−2)に属するリーダ・ライタ100−1,100−3(100−2,100−4)は、ほぼ同様に動作するので、ひとつのリーダ・ライタ100−1(100−2)に着目して説明することとする。
受信モードで動作していたグループ2−1のリーダ・ライタ100−1では、図7に示すように、送受信ビジー解除判定部51d−1(図6参照)において、当該リーダ・ライタ100−1ならびに他のリーダ・ライタ100−2〜100−4から通知されている送信ビジー(Tx_Busy)および受信ビジー(Rx_Busy)の状態をもとに、グループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の受信ビジーが解除され、かつ、グループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定する(ステップA1)。
そして、この送受信ビジー解除判定部51d−1において、上述の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モード切り替え部51d−2では、動作モードを受信モードから送信モードへ切り替え制御を行なう。次いで、送受信状態監視部51aでの監視を通じて、送受信ビジー状態通知部51bでは送信ビジー(Tx_Busy)を他のリーダ・ライタ100−2〜100−4に出力する(ステップA1のYESルートからステップA2)。
なお、送受信ビジー解除判定部51d−1において、上述の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されるまでは動作モードは受信モードのままである(ステップA1のNOルート)。
上述のごとく送信ビジー状態を送受信ビジー状態通知部51bから通知している状態となると、プロセッサ50における図示しないデータ処理機能部からの送信データ(コマンド情報を含む)について変調等を行なうことにより、無線送信信号を無線タグ40−1に送出することができるようになる(ステップA3)。
なお、無線送信信号を通じた無線タグ40−1への送信データの送信が終了すると、このリーダ・ライタ100−1の送受信ビジー状態通知部51bでは、送信ビジー(Tx_Busy)を解除(クリア)しておく(ステップA4)。
そして、リーダ・ライタ100−1の送受信ビジー解除判定部51d−1では、自身のリーダ・ライタ100−1ならびに他のリーダ・ライタ100−2〜100−4から出力(通知)されている送信ビジー(Tx_Busy)の状態および受信ビジー(Rx_Busy)の状態をもとに、自身のグループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定する(ステップA5)。
このとき、上述のステップA4において、自身のリーダ・ライタ100−1で送信ビジー(Tx_Busy)をクリアした後、リーダ・ライタ100−2,100−4からの受信ビジー状態がクリアされ、リーダ・ライタ100−3の送信ビジー状態がクリアされるまでは、ダミーデータ送信制御部51cの制御によって、ダミーデータを無線タグ40−1に対して送信している(ステップA5のNOルートからステップA6)。
これにより、無線タグ40−1側において、リーダ・ライタ100−1側からの無線送信信号の受信に次ぐ無線応答信号の送信開始の動作切り替わり時期を、他のリーダ・ライタ100−2〜100−4の通信対象となっている無線タグ40−2〜40−4における動作切り替わり時期に同期させることができるようになっている。
その後、リーダ・ライタ100−2,100−4からの受信ビジー状態がクリアされ、リーダ・ライタ100−3の送信ビジー状態がクリアされると、リーダ・ライタ100−1では、動作モード切り替え部51d−2によって、動作モードを送信モードから受信モードに切り替えるとともに、送受信ビジー状態通知部51bでは、受信ビジー(Rx_Busy)の状態を他のリーダ・ライタ100−2〜100−4に出力する(ステップA5のYESルートからステップA7)。
これにより、上述のステップA3において送信したコマンド情報に対する応答として、無線タグ40−1からの無線応答信号を受信することができる(ステップA8)。
なお、無線タグ40−1からの無線応答信号の受信が終了すると、このリーダ・ライタ100−1の送受信ビジー状態通知部51bでは、受信ビジー(Tx_Busy)を解除(クリア)して(ステップA9)、上述の切り替え設定部51dでの動作モードの受信モードから送信モードへの切り替えの動作が行なわれる(ステップA9からステップA1)。
ところで、受信モードで動作していたグループ2−2のリーダ・ライタ100−2においても、基本的に前述のリーダ・ライタ100−1における動作に対応して動作を説明することができる。
すなわち、図8に示すように、送受信ビジー解除判定部51d−1(図6参照)において、グループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の受信ビジーが解除され、かつ、グループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定する(ステップB1)。
そして、この送受信ビジー解除判定部51d−1において、上述の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モード切り替え部51d−2では、動作モードを受信モードから送信モードへ切り替え制御を行なう。次いで、送受信状態監視部51aでの監視を通じて、送受信ビジー状態通知部51bでは送信ビジー(Tx_Busy)を他のリーダ・ライタ100−1,100−3,100−4に出力して、無線送信信号を無線タグ40−2に送出することができるようになる(ステップB1のYESルートからステップB2,B3)。ここで、送信送信信号による送信コマンドの送信が終了すると、送受信ビジー状態通知部51bでは送信ビジーを解除(クリア)しておく(ステップB4)。
また、リーダ・ライタ100−2の送受信ビジー解除判定部51d−1では、自身のグループ2−2に属する全てのリーダ・ライタ100−2,100−4の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2−1に属する全てのリーダ・ライタ100−1,100−3の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定する(ステップB5)。
このとき、上述のステップB4において、自身のリーダ・ライタ100−2で送信ビジー(Tx_Busy)をクリアした後、リーダ・ライタ100−1,100−3からの受信ビジー状態がクリアされ、リーダ・ライタ100−4の送信ビジー状態がクリアされるまでは、ダミーデータ送信制御部51cの制御によって、ダミーデータを無線タグ40−2に対して送信している(ステップB5のNOルートからステップB6)。
これにより、無線タグ40−2側において、リーダ・ライタ100−2側からの無線送信信号の受信に次ぐ無線応答信号の送信開始の動作切り替わり時期を、他のリーダ・ライタ100−1,100−3,100−4の通信対象となっている無線タグ40−1,40−3,40−4における動作切り替わり時期に同期させることができるようになっている。
その後、リーダ・ライタ100−1,100−3からの受信ビジー状態がクリアされ、リーダ・ライタ100−4の送信ビジー状態がクリアされると、リーダ・ライタ100−2では、動作モード切り替え部51d−2によって、動作モードを送信モードから受信モードに切り替えて、受信ビジー(Rx_Busy)の状態を他のリーダ・ライタ100−1,100−3,100−4に出力する。これにより、無線タグ40−2からの無線応答信号を受信できるようになる(ステップB5のYESルートからステップB7,B8)。
なお、無線タグ40−2からの無線応答信号の受信が終了すると、このリーダ・ライタ100−2の送受信ビジー状態通知部51bでは、受信ビジー(Tx_Busy)を解除(クリア)して(ステップB9)、上述の切り替え設定部51dでの動作モードの受信モードから送信モードへの切り替えの動作が行なわれる(ステップB9からステップB1)。
ところで、上述のステップB1における、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2(100−4)での受信モードから送信モードに切り替えるための条件は、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3での送信モードから受信モードに切り替えるための条件(図7のステップA5)と同一である。又、上述のステップB5における、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2(100−4)での送信モードから受信モードに切り替えるための条件は、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3での受信モードから送信モードに切り替えるための条件(図7のステップA5)と同一である。
これにより、各リーダ・ライタ100−1〜100−4は、それぞれが属するグループ2−1,2−2ごとに、無線送信信号の無線タグ40−1〜40−4への送信を行なう送信モードか、又は、当該リーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号の応答として無線タグ40−1〜40−4から送信された無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を排他的に設定することができる。
すなわち、各リーダ・ライタ100−1〜100−4としては、例えば図9のタイムチャートに示すように、送信モードおよび受信モードが切り替わる。この図9において、無線質問器システム1としての運用開始時においては、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3から、無線タグ40−1,40−3へのコマンド(Command)を、無線送信信号を通じて送信している(時点t0〜t2)。
このとき、無線タグ40−2,40−4からの無線応答信号は送信されないので、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4では、受信モードとせず、送受信ビジー状態通知部51bで通知する受信ビジー(Rx_Busy)は解除されている(ローレベル信号)。
ここで、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3の送受信ビジー状態通知部51bでは、コマンド送信終了後に送信ビジー(Tx_Busy)をビジー状態(ハイレベル信号)から解除状態(ローレベル信号)に切り替えるが、グループ2−1の全ての送信ビジーが解除され、かつグループ2−2の受信ビジーが解除されるまでは、ダミービット(Dummy)を送信する。例えば、時点t1において、リーダ・ライタ100−3ではコマンド送信が終了するが、同じグループ2−1のリーダ・ライタ100−1でのコマンド送信が終了するまでは、ダミービットを送信する(時点t1〜t2参照)。
そして、グループ2−1の全ての送信ビジー(Tx_Busy)が解除され、かつ、グループ2−2の全ての受信ビジー(Rx_Busy)が解除されたら、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3では、無線タグ40−1,40−3からの応答を受信するモードに入ると同時に、受信ビジー(Rx_Busy)をオンにする。
同時に、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4では、無線タグ40−2,40−4へのコマンド(Command)の送信を無線送信信号を通じて開始すると共に、送信ビジー(Tx_Busy)をオン(ハイレベル信号)にする。
これにより、リーダ・ライタ100−1では時点t2〜t4で無線応答信号(Response)を、リーダ・ライタ100−3では時点t2〜t5で無線応答信号を受信することができる。又、リーダ・ライタ100−2では、時点t2からのコマンド送信は時点t3で終了するが、リーダ・ライタ100−1,100−3での受信ビジーがクリアされ、かつ、リーダ・ライタ100−4での送信ビジーがクリアされるまではダミーデータを送信している(時点t3〜t5参照)。
したがって、上述の時点t0〜t2は、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3が送信モードとして動作するとともに、続く時点t2〜t5では、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3は受信モード、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4は送信モードとしてそれぞれ動作する。
以降、同様に、時点t5〜t8では、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3は送信モード、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4は受信モードとしてそれぞれ動作し、続く時点t8〜t11では、グループ2−1のリーダ・ライタ100−1,100−3は受信モード、グループ2−2のリーダ・ライタ100−2,100−4は送信モードとしてそれぞれ動作する。
このようにして、各リーダ・ライタ100−1〜100−4の送信ビジー信号(Tx_Busy)、受信ビジー信号(Rx_Busy)を用いて全てのリーダ・ライタ100−1〜100−4の送受信動作を制御することで、各リーダ・ライタ100−1〜100−4での動作休止時間をなくし、前述の図14の場合に比べて、スループットを向上させることができる。
そして、上述のグループ分けによって異なるグループとなったリーダ・ライタ同士について、送信/受信の動作モードを排他的に設定することができるので、設置位置が近接して互いの無線送信信号の送信可能範囲が重なるような関係のリーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号を、無線タグ40−1〜40−4では混信することがなくなる。
さらに、上述のグループ分けによって同一グループとなったリーダ・ライタ100−1,100−3(100−2,100−4)同士は、最小距離を比較的大きくして、互いの無線送信信号の送信可能範囲(無線タグが受信可能な範囲)の重なりを少なくすることができるので、同一グループのリーダ・ライタ間での干渉を最小限に抑制させることができる。
このように、本発明の第1実施形態にかかる無線質問器システム1によれば、各リーダ・ライタ100−1〜100−4は、グループごとに、無線送信信号の無線タグ40−1〜40−4への送信を行なう送信モードか、又は、当該リーダ・ライタ100−1〜100−4からの無線送信信号の応答として無線タグ40−1〜40−4から送信された無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を排他的に設定しうる動作モード設定部51をそなえているので、互いに異なる複数のリーダ・ライタ100−1〜100−4を比較的近接した位置に設置して同時運用する場合において、無線タグ40−1〜40−4への干渉を低減させるとともに、無線質問器のシステム全体におけるスループット低下を改善させることができる利点がある。
なお、上述の第1実施形態においては、各リーダ・ライタ100−1〜100−4においては、単一の無線タグ40−1〜40−4と通信を行なう場合について詳述しているが、例えば公知のアンチコリジョン制御を行なうことによって、例えば図10に示すように、リーダ・ライタ100−1〜100−4では、それぞれ複数の無線タグ群40A−1〜40A−4を対象として通信を行なうこととしてもよい。このアンチコリジョン制御としては、例えば Klaus Finkenzeller, RFID Handbook, UK, Wiley & Sons LTD., April 2003がある。
また、上述の第1実施形態においては、リーダ・ライタ100−1〜100−4間相互においてビジー状態の通知を行なうために、有線回線101を介して相互に接続されているが、本発明によれば、このビジー状態の通知を行なうため、無線タグ40−1〜40−4との通信に使用されるチャネルとは異なる制御用の無線チャネルの回線、即ち無線回線を介して各リーダ・ライタ100−1〜100−4を接続することとしてもよい。
さらに、上述の第1実施形態においては、リーダ・ライタ100−1〜100−4は送信モードおよび受信モードのいずれかにグループ分けされているが、例えば、リーダ・ライタから無線送信信号を無線タグへ送信するグループを第1のグループ、リーダ・ライタからの無線送信信号の応答として無線タグから送信された無線応答信号の受信するグループを第2のグループ、無線タグへの送信および無線タグから送信された無線応答信号の受信のいずれも行わないグループを第3のグループとして、複数のグループに分けることも可能である。
この場合、各グループの動作モードを認識するために、動作モード設定部51から各リーダ・ライタ間に送信ビジー状態および受信ビジー状態の通知と同様に、制御信号による状態通知を行うようにすればよい。
この状態通知の制御信号により、無線送信信号の無線タグへの送信、もしくは無線応答信号の無線タグからの受信、もしくは無線送信信号の送信および無線応答信号の受信いずれも行わない状態を認識することができ、各グループ毎にこれらの状態を順番に切り替えることができる。
[b]第2実施形態の説明
図11は本発明の第2実施形態を示すブロック図である。この図11に示す無線質問器システム1Aは、前述の第1実施形態における無線質問器システム1と異なり、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4と有線回線101Aを介して相互に接続された制御装置3をそなえているが、前述の第1実施形態の場合と同様に、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4は、リーダ・ライタ100A−1,100A−3からなる第1グループ2A−1と、リーダ・ライタ100A−2,100A−4からなる第2グループ2A−2と、でグループ分けされている。
この制御装置3は、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4における動作モードの設定を送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定すべく制御信号を各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4に出力するものであって、前述の第1実施形態におけるリーダ・ライタ100−1〜100−4の切り替え設定部51dに相当するものである。更に、制御装置3は、後述する送受信ビジー解除判定部31と制御信号出力部32とをそなえて構成されている。
また、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4においては、この制御装置3からの制御信号に基づいて、上述のグループ2A−1,2A−2に属するリーダ・ライタ100A−1〜100A−4ごとに送信モード又は受信モードを設定すべく構成された動作モード設定部としての制御部51Aをそなえている。尚、図11中においては、リーダ・ライタ100A−1の制御部51Aに着目して図示している。
ここで、制御部51Aは、前述の図5に示す制御部51に相当するものであり、この制御部51A以外の各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4の構成(符号11〜20,52〜57参照)については、前述の第1実施形態におけるリーダ・ライタ100−1〜100−4と基本的に同様である。尚、図11中において、図1〜図6と同一の符号は、ほぼ同様の部分を示している。
また、リーダ・ライタ100A−1〜100A−4の各制御部51Aは、前述の第1実施形態におけるもの(図6参照)に対応する、送受信状態監視部51Aa,送受信ビジー状態通知部51Abおよびダミーデータ送信制御部51Acをそなえている。以下においては、リーダ・ライタ100A−1の制御部51Aの構成に着目して説明するが、他のリーダ・ライタ100A−2〜100A−4の制御部51Aにおいても、もちろん対応する構成をそなえている。
リーダ・ライタ100A−1の制御部51Aをなす送受信状態監視部(送信状態監視部,受信状態監視部)51Aaは、無線タグ40−1に対する無線送信信号の送信状態を監視するとともに、当該リーダ・ライタ100A−1からの無線送信信号に起因した無線応答信号の無線タグ40−1からの受信状態を監視するようになっている。
また、送受信ビジー状態通知部(送信ビジー状態通知部,受信ビジー状態通知部)51Abは、送受信状態監視部51Aaでの監視結果に基づき、無線タグ40−1に対して無線送信信号の送信を行なっている間は制御装置3に対して送信ビジー状態であることを通知する一方、無線タグ40−1に対して無線送信信号の送信が終了した時点で上述の送信ビジー状態の通知を解除するものである。更には、送受信状態監視部51Aaでの監視結果に基づき、当該リーダ・ライタ100A−1からの無線送信信号に起因した無線応答信号を無線タグ40−1から受信している間は制御装置3に対して受信ビジー状態であることを通知する一方、無線応答信号の無線タグ40−1からの受信が終了した時点で上述の受信ビジー状態の通知を解除するようになっている。
また、ダミーデータ送信制御部51Acは、送受信状態監視部51Aaでの監視の結果、無線タグ40−1に対して無線送信信号の送信が終了すると、制御装置3からの制御信号をもとに、全てのリーダ・ライタ100A−2〜100A−4のビジー信号が解除されるまでは、ダミーデータを無線タグ40−1へ送信すべくフレーム組立部(図5の符号56参照)に制御信号を出力するようになっている。
また、上述の制御装置3の送受信ビジー解除判定部31は、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4における送受信ビジー状態通知部51Abからの通知をもとに、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4の動作モードを管理するものであって、受信モードで動作していたグループ(例えば、第1グループ2A−1)に属する全てのリーダ・ライタ(例えば、リーダ・ライタ100A−1,100A−3)の受信ビジー状態が解除され、かつ、送信モードで動作していたグループ2A−2に属する全てのリーダ・ライタ(例えば、リーダ・ライタ100A−2,100A−4)の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定するものである。
さらに、制御装置3における制御信号出力部32は、送受信ビジー状態判定部31において上述の全てのリーダ・ライタ100A−1〜100A−4での受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、各グループ2A−1,2A−2におけるリーダ・ライタ100A−1〜100A−4の動作モードを、受信モードから送信モードへ、又は送信モードから受信モードへ、それぞれ切り替え制御すべく制御信号を出力するようになっている。
このとき、制御信号出力部32から出力される制御信号は、有線回線101Aを介してリーダ・ライタ100A−1〜100A−4に出力される。例えば、受信モードで動作していたグループ2A−1のリーダ・ライタ100A−1,100A−3の制御部51Aにおいては、上述の制御信号として、受信モードから送信モードに動作モードを切り替えるための制御信号Tx_ONを受け取って、これをフレーム組立部56に出力するようになっている。又、送信モードで動作していたグループ2A−2のリーダ・ライタ100A−2,100A−4の制御部51Aにおいては、上述の制御信号として、送信モードから受信モードに動作モードを切り替えるための制御信号Rx_ONを受け取って、これを復調器17に出力するようになっている。
なお、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4の制御部51Aをなすダミーデータ送信制御部51Acにおいては、制御装置3からの上述のごとき制御信号に基づいて、無線タグ40−1〜40−4に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループ2A−1(又は2A−2)に属する全てのリーダ・ライタ100A−1,100A−3(100A−2,100A−4)の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループ2A−2(2A−1)に属する全てのリーダ・ライタ100A−2,100A−4(100A−1,100A−3)の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行なうようになっている。
上述の構成により、本発明の第2実施形態にかかる無線質問器システム1Aでは、制御装置3において、各グループ2A−1,2A−2に属するリーダ・ライタ100A−1〜100A−4から通知される送信ビジー(Tx_Busy)又は受信ビジー(Rx_Busy)により、それぞれの動作モードについて管理するとともに、全てのリーダ・ライタ100A−1〜100A−4での送信ビジー又は受信ビジーが解除されると、各グループに属するリーダ・ライタ100A−1〜100A−4の動作モードを、送信モードから受信モードへ、又は受信モードから送信モードへ、それぞれ切り替えるために制御信号を出力する。
これにより、前述の第1実施形態の場合と同様に、各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4においては、制御装置3からの制御信号をもとに動作モードを切り替えることができる。このとき、互いに異なるグループに属するリーダ・ライタ100A−1〜100A−4は、一方のグループが送信モードのときは他方のグループは受信モードとなるように、一方のグループが受信モードのときは、他方のグループは送信モードとなるように動作モードを設定することができるので、前述の図14の場合に比べてスループットを改善させることができる。
そして、上述のグループ分けによって異なるグループとなったリーダ・ライタ同士について、送信/受信の動作モードを排他的に設定することができるので、設置位置が近接して互いの無線送信信号の送信可能範囲が重なるような関係のリーダ・ライタ100A−1〜100A−4からの無線送信信号を、無線タグ40−1〜40−4では混信することがなくなる。
さらに、上述のグループ分けによって同一グループとなったリーダ・ライタ100A−1,100A−3(100A−2,100A−4)同士は、最小距離を比較的大きくして、互いの無線送信信号の送信可能範囲(無線タグが受信可能な範囲)の重なりを少なくすることができるので、同一グループのリーダ・ライタ間での干渉を最小限に抑制させることができる。
このように、本発明の第2実施形態にかかる無線質問器システム1Aによれば、制御装置3をそなえるとともに、リーダ・ライタ100A−1〜100A−4における動作モード設定部としての制御部51Aをそなえたことにより、前述の第1実施形態の場合と同様に、互いに異なる複数のリーダ・ライタ100−1〜100−4を比較的近接した位置に設置して同時運用する場合において、無線タグ40−1〜40−4への干渉を低減させるとともに、無線質問器のシステム全体におけるスループット低下を改善させることができる利点がある。
また、上述の第2実施形態における各リーダ・ライタ100A−1〜100A−4においても、単一の無線タグ40−1〜40−4と通信を行なう場合について詳述しているが、例えば公知のアンチコリジョン制御を行なうことによって、例えば図12に示すように、リーダ・ライタ100A−1〜100A−4では、それぞれ複数の無線タグ群40A−1〜40A−4と対象として通信を行なうこととしてもよい。
また、上述の第2実施形態においては、リーダ・ライタ100A−1〜100A−4から制御装置3に対してビジー状態の通知を行なったり、制御装置3からリーダ・ライタ100A−1〜100A−4に対して制御信号を出力するために、制御装置3とリーダ・ライタ100A−1〜100A−4とが有線回線101Aを介して相互に接続されているが、本発明によれば、制御装置3とリーダ・ライタ100A−1〜100A−4との間を無線タグ40−1〜40−4との通信に使用されるチャネルとは異なる制御用の無線チャネルの回線、即ち無線回線を介して接続することとしてもよい。
さらに、上述の第2実施形態においては、リーダ・ライタ100A−1〜100A−4は第1グループおよび第2グループにグループ分けされて、送信モードおよび受信モードのいずれかに切り替え設定されているが、例えば、第3グループとして無線タグへの送信および無線タグから送信された無線応答信号の受信のいずれも行わないモードを設定し、制御装置からの制御信号により制御することも可能であり、この場合、各グループ毎に順番に各モードを切り替えることができる。
[c]その他
なお、上述した実施形態に関わらず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
たとえば、上述の各実施形態においては、無線質問器としての4つのリーダ・ライタ100−1〜100−4により無線質問器システム1を構成しているが、本発明によれば、これ以外の数の複数のリーダ・ライタにより、無線質問器システムを構成することとしてもよい。
なお、上述の本発明の各実施形態により、当業者によって本発明の装置を製造することが可能である。
以上のように、本発明の無線質問器システムは、互いに異なる複数の無線質問器を比較的近接した位置に設置して同時運用する場合においても、無線応答器への干渉を低減させるとともに、無線質問器のシステム全体におけるスループット低下を改善させるのに有用であり、特に製造業、商品流通分野において製品ないし商品の管理を行なうのに適している。

Claims (25)

  1. 無線応答器に対する無線送信信号の送信とともに、該無線応答器からの無線応答信号の受信を行なう無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムであって、
    該複数の無線質問器が2つのグループに分けられて、
    各無線質問器は、前記分けられたグループごとに、前記無線送信信号の該無線応答器への送信を行なう送信モードか、又は、当該無線質問器からの無線送信信号の応答として該無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信を行なう受信モードか、を設定しうる動作モード設定部をそなえて構成されたことを特徴とする、無線質問器システム。
  2. 無線応答器に対する無線送信信号の送信とともに、該無線応答器からの無線応答信号の受信を行なう無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムであって、
    各無線質問器は、前記無線送信信号の該無線応答器への送信を行なう第1のグループ、もしくは、当該無線質問器からの無線送信信号の応答として該無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信を行なう第2のグループ、もしくは、該無線応答器への送信および該無線応答器から送信された前記無線応答信号の受信のいずれも行わない第3のグループのいずれかを設定しうる動作モード設定部をそなえて構成されたことを特徴とする、無線質問器システム。
  3. 各無線質問器の動作モード設定部は、他方のグループの無線質問器が前記送信モードとなっている間は、無線送信信号を該無線応答器へ送信せずに前記受信モードに設定することを特徴とする、請求の範囲第1項記載の無線質問器システム。
  4. 各無線質問器の該動作モード設定部は、前記他方のグループの無線質問器が前記受信モードとなっている間は、該無線応答器からの無線応答信号を受信せずに前記送信モードに設定することを特徴とする、請求の範囲第3項記載の無線質問器システム。
  5. 各無線質問器の該動作モード設定部が、他の無線質問器ならびに自身の無線質問器における、前記無線送信信号の送信状態および前記無線応答信号の受信状態に基づいて、自身の無線質問器における動作モードを、前記送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定する切り替え設定部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の無線質問器システム。
  6. 各無線質問器の該動作モード設定部は、該無線応答器に対する無線送信信号の送信状態を監視する送信状態監視部と、該送信状態監視部での監視結果に基づき、該無線送信信号の送信を行なっている間は他の無線質問器の該切り替え設定部に対して送信ビジー状態であることを通知する一方、該無線送信信号の送信が終了した時点で前記送信ビジー状態の通知を解除する送信ビジー状態通知部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第5項記載の無線質問器システム。
  7. 各無線質問器の該動作モード設定部は、当該無線質問器からの無線送信信号に起因した該無線応答器からの無線応答信号の受信状態を監視する受信状態監視部と、該受信状態監視部での監視結果に基づき、該無線応答信号を受信している間は他の無線質問器の該切り替え設定部に対して受信ビジー状態であることを通知する一方、前記無線応答信号の受信が終了した時点で前記受信ビジー状態の通知を解除する受信ビジー状態通知部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第6項記載の無線質問器システム。
  8. 各無線質問器の該切り替え設定部は、自身の無線質問器ならびに他の無線質問器における該送信ビジー状態通知部および該受信ビジー状態通知部からの通知をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定する第1送受信ビジー解除判定部と、該第1送受信ビジー解除判定部において前記の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記受信モードから前記送信モードへ切り替え制御を行なう第1動作モード切り替え部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第7項記載の無線質問器システム。
  9. 各無線質問器の該切り替え設定部は、自身の無線質問器ならびに他の無線質問器における該送信ビジー状態通知部および該受信ビジー状態通知部からの通知をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定する第2送受信ビジー解除判定部と、該第2送受信ビジー解除判定部において前記の送信ビジー状態および受信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記送信モードから前記受信モードへ切り替え制御を行なう第2動作モード切り替え部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第8項記載の無線質問器システム。
  10. 各無線質問器の該動作モード設定部が、該送信状態監視部における監視結果とともに、該第2送受信ビジー解除判定部からの判定結果に基づいて、該無線応答器に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行ない、前記自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、前記他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されると、前記ダミーデータの送信を停止するダミーデータ送信制御部を、そなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第9項記載の無線質問器システム。
  11. 該受信ビジー状態通知部で通知すべき前記受信ビジー状態および該送信ビジー状態通知部で通知すべき前記送信ビジー状態を、前記他の無線質問器に通知すべく、各無線質問器が回線を介して相互に接続されていることを特徴とする、請求の範囲第6項記載の無線質問器システム。
  12. 各無線質問器における前記動作モードの設定を前記送信モード又は受信モードのいずれかに切り替え設定すべく制御信号を出力する制御装置をそなえ、
    かつ、各無線質問器における該動作モード設定部が、該制御装置からの制御信号に基づいて、前記送信モード又は前記受信モードを設定すべく構成されたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の無線質問器システム。
  13. 各無線質問器の該動作モード設定部は、該無線応答器に対する無線送信信号の送信状態を監視する送信状態監視部と、該送信状態監視部での監視結果に基づき、無線送信信号の送信を行なっている間は該制御装置に対して送信ビジー状態であることを通知する一方、無線送信信号の送信が終了した時点で前記送信ビジー状態の通知を解除する送信ビジー状態通知部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第12項記載の無線質問器システム。
  14. 各無線質問器の該動作モード設定部は、当該無線質問器からの無線送信信号に起因した該無線応答器からの無線応答信号の受信状態を監視する受信状態監視部と、該受信状態監視部での監視結果に基づき、該無線応答信号を受信している間は該制御装置に対して受信ビジー状態であることを通知する一方、前記無線応答信号の受信が終了した時点で前記受信ビジー状態の通知を解除する受信ビジー状態通知部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第13項記載の無線質問器システム。
  15. 該制御装置は、各無線質問器における該送信ビジー状態通知部および該受信ビジー状態通知部からの通知をもとに、該受信モードで動作していたグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除され、かつ、該送信モードで動作していたグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定する送受信ビジー解除判定部と、該送受信ビジー状態判定部において前記の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、各グループにおける無線質問器の動作モードを、前記受信モードから前記送信モードへ、又は前記送信モードから前記受信モードへ、それぞれ切り替え制御すべく前記制御信号を出力する制御信号出力部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第14項記載の無線質問器システム。
  16. 各無線質問器の該動作モード設定部が、該制御装置からの制御信号に基づいて、該無線応答器に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行ない、前記自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、前記他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されると、前記ダミーデータの送信を停止するダミーデータ送信制御部を、そなえて構成されたことを特徴とする、請求の範囲第15項記載の無線質問器システム。
  17. 該受信ビジー状態通知部が前記受信ビジー状態を、該送信ビジー状態通知部が前記送信ビジー状態を、それぞれ前記制御装置に通知すべく、かつ、該制御装置が各無線質問器に対して前記制御信号を出力すべく、該制御装置と各無線質問器との間を回線を介して相互に接続されていることを特徴とする、請求の範囲第12項記載の無線質問器システム。
  18. 該複数の無線質問器が、同一グループに属する個々の無線質問器間の最小距離が比較的大きくなるように、2つにグループ分けされたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の無線質問器システム。
  19. 該複数の無線質問器が、周波数チャネルによって2つにグループ分けされたことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の無線質問器システム。
  20. 無線応答器との間で無線信号のやりとりを行なう無線質問器が複数そなえられた無線質問器システムにおける無線通信方法であって、
    該複数の無線質問器を、2種類の通信チャネルによって2つのグループに分けて、
    他方のグループの無線質問器が、無線送信信号を該無線応答器へ送信する送信モードとなっている間は、自身のグループの無線質問器は、無線送信信号を該無線応答器へ送信せずに、該自身のグループの当該無線質問器からの無線送信信号に起因した無線応答信号を該無線応答器から受信する受信モードに設定する一方、
    前記他方のグループの無線質問器が、前記他方のグループの当該無線質問器からの無線送信信号に起因した無線応答信号を該無線応答器から受信する受信モードとなっている間は、該自身のグループの無線質問器は、該無線応答器からの無線応答信号を受信せずに、無線送信信号を該無線応答器へ送信する送信モードに設定することを特徴とする、無線質問器システムの無線通信方法。
  21. 該複数の無線質問器を前記2つのグループに分ける際には、同一グループに属する個々の無線質問器間の最小距離が比較的大きくなるようにすることを特徴とする、請求の範囲第20項記載の無線質問器システムの無線通信方法。
  22. 該複数の無線質問器を前記2つのグループに分ける際には、該無線応答器との間の無線信号のやりとりのために各無線質問器に設定されている周波数チャネルによって、前記2つにグループ分けすることを特徴とする、請求の範囲第20項記載の無線質問器システムの無線通信方法。
  23. 前記動作モードを設定する際に、
    前記送信モードの無線質問器においては、
    該無線送信信号の送信状態を監視し、該無線送信信号の送信を行なっている間は送信ビジー状態であることを出力し、該無線送信信号の送信が終了した時点で前記送信ビジー状態の出力を解除する一方、
    前記受信モードの無線質問器においては、
    該無線応答信号の受信状態を監視し、該無線応答信号を受信している間は受信ビジー状態であることを出力する一方、前記無線応答信号の受信が終了した時点で前記受信ビジー状態の出力を解除することを特徴とする、請求の範囲第20項記載の無線質問器システムの無線通信方法。
  24. 前記動作モードを設定する際に、
    前記受信モードの各無線質問器においては、
    自身の無線質問器ならびに他の無線質問器から出力されている前記送信ビジー状態および該受信ビジー状態をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除されたか否かを判定し、前記の受信ビジー状態および送信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記受信モードから前記送信モードへ切り替え制御を行なう一方、
    前記送信モードの各無線質問器においては、
    自身の無線質問器ならびに他の無線質問器から出力されている前記送信ビジー状態および該受信ビジー状態をもとに、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されたか否かを判定し、前記の送信ビジー状態および受信ビジー状態が解除されたと判定された場合に、動作モードを前記送信モードから前記受信モードへ切り替え制御を行なうことを特徴とする、請求の範囲第23項記載の無線質問器システムの無線通信方法。
  25. 各無線質問器が、該無線応答器に対する無線送信信号の送信が終了した後、自身のグループに属する全ての無線質問器の送信ビジー状態が解除され、かつ、他方のグループに属する全ての無線質問器の受信ビジー状態が解除されるまでは、ダミーデータの送信を行なうことを特徴とする、請求の範囲第23項記載の無線質問器システムの無線通信方法。
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