JP4275623B2 - 通信局によるトランスポンダインベントリ方法 - Google Patents

通信局によるトランスポンダインベントリ方法 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つのトランスポンダを通信局によってインベントリを行う(inventorying)方法に関する。該通信局は通信範囲において非変調キャリア信号を発信し、その後トランスポンダは、通信範囲内にトランスポンダのインベントリを許可する応答信号を発信する。
本発明はさらに、少なくとも1つのトランスポンダと通信し、少なくとも1つのトランスポンダについてインベントリを行う通信局に関する。該通信局には、信号を送受信する局送信手段と非変調キャリア信号を生成する信号生成手段とが設けられ、非変調キャリア信号は局送信手段によって通信範囲内に発信される。
本発明はさらに、通信局と通信するトランスポンダに関する。該トランスポンダには、信号を送受信するトランスポンダ送信手段と、通信局によって生成及び発信され、トランスポンダ送信手段によって受信される非変調キャリア信号を検出するキャリア信号検出手段と、トランスポンダのインベントリを許可する応答信号を生成するために設けられ活性化される応答信号生成手段と、が設けられている。
本発明はさらに、通信局と通信するトランスポンダ用の集積回路に関し、該集積回路には、信号を送受信する少なくとも1つの接続と、通信局によって生成され且つ発信され、少なくとも1つの接続を介して受信される非変調キャリア信号を検出するキャリア信号検出手段と、トランスポンダのインベントリを許可する応答信号を生成するために設けられ活性化される応答信号生成手段と、が設けられている。
第1段落に記載した段階を含む方法と、第2段落に記載したタイプの通信局と、第3段落に記載したタイプのトランスポンダと、第4段落に記載したタイプの集積回路は多様なタイプのものが市販されており、公知である。
公知の方法はいわゆるTTF方式である。TTFは “Tag Talks First”の略語である。公知のTTF方式では通信局は非変調キャリア信号をコンスタントに発信し、該非変調キャリア信号はその後いかなる側帯波も引き起こさず、通信局の通信範囲に存在する或いは前記通信範囲に入る各トランスポンダは直ちにこの非変調のキャリア信号を受信し、該非変調キャリア信号は各トランスポンダ内で使用されて対象とするトランスポンダにエネルギー供給する。トランスポンダに十分なエネルギー供給が行われるとすぐに、トランスポンダは直ちに或いは一定時間の遅延を伴って通信範囲内で応答信号を発信し、続いてこの応答信号は通信局に伝送される。この方法はインベントリ処理時間が短いという点で有利である。応答信号は、各トランスポンダ特有のものであり且つ各トランスポンダにとって重要な、当該トランスポンダのいわゆるシリアル番号を含んでいるため、応答信号により各トランスポンダのインベントリが可能となる。応答信号は、クライアント固有のクライアントデータから形成されてもよい。通信局の通信範囲に存在する全てのトランスポンダから概して非常に速やかに入ってくる応答信号は、インベントリ手続−しばしば衝突防止手続とも呼ばれる−の過程において、これらのトランスポンダのインベントリを行うために処理される。しかし、周知のTTF方式では、通信局の通信範囲に複数のトランスポンダが存在する場合に、インベントリ手続によって満足のいく結果が得られないという問題がある。なぜなら、通信範囲に存在するトランスポンダが互いに非同期的に、かつ突然に応答信号を発するため、通信局によって受信される応答信号が互いにオーバーラップして衝突が生じ、その結果、応答信号が明確且つ正確に検出されることができないからである。従って、インベントリ手続がさらに少なくとも1つ、乃至はさらにそれより多数必要となる。これは、インベントリ全体が非常に長い時間を要すること、又はトランスポンダが全くインベントリされることができないことを意味する。例えば、トランスポンダがそれぞれ1つのスーツケースに接続されて、回転テーブルによって通信局の通信範囲を移動しているようなものである。実際に、周知のTTF方式では、通信局の通信範囲に存在するトランスポンダが複数与えられた場合に正確にインベントリを行うことができない。これは、通信範囲に存在するトランスポンダは非常に迅速にその応答信号を生成するものの、通信局に対し古いものから順には生成および伝送されないことに起因する。
前述の問題を回避するために、いわゆるRTF方式が既に提案されている。RTFは“Reader Talks First”の略である。いわゆるRTF方式では、通信局は周期的にインベントリ・コマンド信号を発するが、インベントリ・コマンド信号を発信するための選択繰返し周波数が非常に高いため、通信局の通信範囲に入る各トランスポンダは、通信範囲に入った後できるだけ早くインベントリ・コマンド信号を受信し、続いてその応答信号、即ち全てのシリアル番号を通信局に伝送する。応答信号の発信は、この場合では有利なことに、インベントリ・コマンド信号により決定されるため、応答信号同士の望ましくない衝突は容易且つ確実に回避される。しかしこのRTF方式では、通信局が周期的な間隔でインベントリ・コマンド信号を生成及び発信し、インベントリ・コマンドによって信号が符号化され且つ変調されるという問題が生じる。インベントリ・コマンド信号を周期的に繰り返し生成することは「ポーリング」とも呼ばれるが、これでは側波帯が大きな振幅を有することになり、キャリア信号伝送プロセスでは公式な規格(official regulation)が側波帯の振幅を制限しているため不利である。
本発明の目的は、前述の問題を解消し、改良された方法、改良された通信局、改良されたトランスポンダ、及び改良された集積回路を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明による方法では本発明による特徴は、以下のように本発明による方法が特徴づけられるように提供される:
通信局により少なくとも一つのトランスポンダのインベントリを行う方法であって、通信局は通信範囲において非変調キャリア信号を発信し、トランスポンダは通信範囲に入ったときに通信範囲において存在情報伝達信号を発信し、通信局は存在情報伝達信号を受信すると通信範囲においてインベントリ・コマンド信号を発信し、トランスポンダはインベントリ・コマンド信号を受信すると通信範囲においてトランスポンダのインベントリを許可する応答信号を発信し、通信局が前記応答信号を正確に受信するとトランスポンダのインベントリを実行する。
前述の目的を達成するために、本発明による通信局には、本発明による特徴が提供される。それによって、本発明による通信局は以下のように特徴づけられる:
少なくとも一つのトランスポンダと通信し、少なくとも一つのトランスポンダをインベントリを行う通信局であって、信号を送受信する局送信手段が設けられ、非変調キャリア信号を生成するキャリア信号生成手段が設けられ、該非変調キャリア信号は通信範囲において局送信手段によって発信され、トランスポンダによって生成され且つ発信され、局送信手段によって受信される存在情報伝達信号を検出する存在情報伝達検出手段が設けられ、存在情報伝達信号を検出して機能として起動し得るインベントリ・コマンド信号生成手段がインベントリ・コマンド信号を生成するために設けられ、応答信号検出手段が応答信号を検出するために設けられ、応答信号は、受信されたインベントリ・コマンド信号に応答してトランスポンダによって生成され且つ発信されると共に、局送信手段によって受信され、トランスポンダのインベントリを許可し、正確に受信した応答信号の機能としてトランスポンダについてインベントリを行うためにインベントリ手段を備える。
前述の目的を達成するために、本発明によるトランスポンダには本発明による特徴が提供される。それによって、本発明によるトランスポンダは以下のように特徴づけられる:
通信局と通信するトランスポンダであって、信号を送受信するトランスポンダ伝送手段が設けられ、通信局によって生成され且つ発信され、トランスポンダ伝送手段によって受信される非変調キャリア信号を検出するキャリア信号検出手段が設けられ、非変調キャリア信号を検出して機能として存在情報伝達信号生成手段が存在情報伝達信号を生成するために設けられ、通信局により生成され且つ発信され、トランスポンダ伝送手段によって受信されるインベントリ・コマンド信号を検出するインベントリ・コマンド信号検出手段が設けられ、インベントリ・コマンド信号を検出して機能として起動し得る応答信号生成手段がトランスポンダのインベントリを許可する応答信号を生成するために設けられている。
前述の目的を達成するために、本発明による集積回路には本発明による特徴が提供される。それによって、本発明による集積回路は以下のような特徴を有する:
通信局と通信するトランスポンダ用の集積回路であって、信号を送受信する少なくとも一つの接続が設けられ、通信局によって生成され且つ発信され、少なくとも一つの接続を介して受信される非変調キャリア信号を検出するキャリア信号検出手段が設けられ、非変調キャリア信号を検出して機能として起動し得る存在情報伝達信号生成手段が存在情報伝達信号を生成するために設けられ、通信局により生成され且つ発信され、少なくとも一つの接続を介して受信されるインベントリ・コマンド信号を検出するインベントリ・コマンド信号検出手段が設けられ、インベントリ・コマンド信号を検出して機能として起動し得る応答信号生成手段がトランスポンダのインベントリを行うことを許可する応答信号を生成するために設けられている。
回路に関しては、本発明による特徴が提供されることにより、多少の追加コストがかかるだけで、本発明に従った解決策では、周知のTTF方式の利点と周知のRTF方式の利点を有利に組み合わせ、周知のTTF方式の不利な点と周知のRTFの不利な点を有利に回避できる単純な方法が示される。周知の解決策では、トランスポンダがその存在情報伝達信号を直ちに発信するため、通信局の通信範囲に入るトランスポンダによって非常に迅速な応答がなされるが、通信局はインベントリ・コマンド信号を周期的には発信せず、存在情報伝達信号の受信時のみに発信するため、非常に低い側波帯振幅値が保証されるにすぎない。
本発明による方法では、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の特徴をさらに提供した場合に、非常に有利であることがわかった。存在情報伝達信号が短いということで、インベントリ・コマンド信号が生成及び発信される前に通信局が存在情報伝達信号を受信するまでの待機時間が短時間ですみ、インベントリ時間全体が可能な限り最短となるという点で有利であるため、特に良好な結果が達成される。
本発明による方法では、トランスポンダはただ1つの伝送パラメータによって通信局に存在情報伝達信号とその応答信号とを伝送することが可能である。しかし、トランスポンダが第1の伝送パラメータによって存在情報伝達信号を発信し、第2の伝送パラメータによって応答信号を発信する場合に特に有利であることが判明した。このようにすることで、存在情報伝達信号と応答信号が互いに確実に区別又は分離されることが可能となる。
前の段落で述べた方法では、各サブキャリア信号の2つの異なるサブキャリア周波数のうちの1つを使用した場合に特に有効であることが判明した。2つの異なるサブキャリア周波数の1つは第1の伝送パラメータであり、もう1つは第2の伝送パラメータである。このようにすることで、存在情報伝達信号と応答信号とが特に単純な方法で区別及び分離される。しかし、異なる伝送パラメータとして符号化する2つの異なる方法を用いることも可能である。
本発明の前述の態様及びさらなる態様は、以下に記載されている実施形態の例から明らかになり、この実施形態の例を参照しつつ説明される。
図面に示す実施形態の例を参照しつつ、本発明をさらに説明するが、本発明はそれに限定されない。
発明の実施形態
図1は通信局1を示し、図2はトランスポンダ2を示す。トランスポンダ2は集積回路3を含む。通信局1及びトランスポンダ2は、互いに非接触通信するように設計されている。通信局1はまた、トランスポンダ2のインベントリを行うように設計される。普通の用途では、複数のトランスポンダ2が通信局1と通信し、トランスポンダ2は通信局1の通信範囲内に位置づけられる。各トランスポンダ2に含まれるデータを読み出し、各トランスポンダ2にデータを書き込むことが可能になる前に、トランスポンダ2と非接触通信状態にある通信局1によって、複数のトランスポンダ2のいわゆるインベントリが行われなければならない。このようなインベントリの過程において、各トランスポンダ2に対して、当該トランスポンダ2の重要な識別データIDが当該トランスポンダ2からの応答信号RESPSによって通信局1に伝送され、これらのデータは通信局1に格納される。その結果、通信局12と通信する全てのトランスポンダ2の識別データIDを通信局1が把握することとなり、通信局1がトランスポンダ2に対して有効な識別データIDを使用して、例えば当該トランスポンダ2から有用なデータを読み出したり、当該トランスポンダ2に有用なデータを格納することができるように、明確に且つ間違いを起こすことなく当該トランスポンダ2と通信することができる。
通信局1はマイクロコンピュータ4を含む。マイクロコンピュータ4の代わりにハードウェアによるロジック回路が設けられてもよい。通信局1はさらに水晶発振子5を含み、水晶発信子5によりクロック信号CLKが生成され、クロック信号CLKはマイクロコンピュータ4に送られる。マイクロコンピュータ4はバス接続6を介して、図1では図示しないホストコンピュータに接続され、これによりホストコンピュータとマイクロコンピュータ4とのデータの交換が可能である。マイクロコンピュータ4は手段の配列及び機能を提供するように作用するが、ここでは必要な手段及び機能についてのみ、さらに説明する。
マイクロコンピュータ4は、マイクロコンピュータ4において実行可能なシーケンスを制御できるシーケンス制御手段7を含む。マイクロコンピュータ4は、該シーケンス制御手段7の一部としていわゆるインベントリ手段7Aを含む。マイクロコンピュータ4はさらに、特にインベントリ・コマンド信号生成手段を形成するコマンド信号生成手段8、存在情報伝達信号検出手段9、応答信号検出手段10、符号化手段11、第1の復号化手段12、及び第2の復号化手段13を含む。マイクロコンピュータ4はまた、一連の他の信号生成手段及び信号検出手段を含むが、本明細書中ではこれらについてのさらなる説明は行わない。
存在情報伝達信号検出手段9は、トランスポンダ2によって生成され且つ発信されると共に通信局1において受信される存在情報伝達信号PRESを検出するように作用する。コマンド信号生成手段8におけるインベントリ・コマンド信号生成手段は、存在情報伝達信号検出手段9によって実行される存在情報伝達信号PRESを検出して機能として起動可能であると共に、インベントリ・コマンド信号INVSを生成するように作用する。インベントリ・コマンド生成手段は、シーケンス制御手段7によって起動される。応答信号検出手段10は応答信号RESPSを検出するように作用する。該応答信号RESPSは、トランスポンダ2において受信されたインベントリ・コマンド信号INVSに応答して、トランスポンダ2によって生成され且つ発信され、通信局1において受信し、前記信号に含まれる識別データIDとともにトランスポンダ2のインベントリを許可する。応答信号検出手段10は、ほぼ同時に伝送される、少なくとも2つの応答信号RESPS同士の衝突を検出するように作用する衝突検出手段(図示せず)を含む。インベントリ手段7Aは、応答信号RESPSが正確に受信された機能として、トランスポンダ2のインベントリを行うように意図及び設計されている。符号化手段11は、符号化手段11に送られた信号を符号化するように作用するため、インベントリ・コマンド信号INVSを符号化するようにも作用する。符号化後、符号化手段11は自身に送られた信号を正当に符号化した信号、例えば符号化されたインベントリ・コマンド信号CINVSを発信する。第1の復号化手段12は、自身に送られた符号化存在情報伝達信号CPRESを復号化するように作用する。復号化した後、第1の復号化手段12は復号化された存在情報伝達信号PRESを発信する。第2の復号化手段13は、自身に送られた符号化応答信号CRESPSを復号化するように作用する。復号化した後、第2の復号化手段13は復号化された応答信号RESPSを発信する。
通信局1はさらに変調手段14を含み、符号化手段11によって生成された符号化コマンド信号、例えば符号化されたインベントリ・コマンド信号CINVSが前記変調手段14に伝送され得る。また変調手段14には、非変調キャリア信号NMCSもさらに供給され得る。非変調キャリア信号NMCSを生成するために、通信局1はキャリア信号生成手段15、即ちキャリア信号生成装置15を含み、該キャリア信号生成装置15には、水晶発振子5からクロック信号CLKが供給され、該生成装置15はこのクロック信号CLKを使用して非変調キャリア信号NMCSを生成する。伝送された符号化コマンド信号を使用して、変調手段14は非変調キャリア信号NMCSを変調することができ、変調した後、変調手段14は変調符号化コマンド信号、例えば変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSを発信する。変調符号化コマンド信号は、変調符号化コマンド信号を増幅する増幅手段16に供給され得る。符号化されたコマンド信号を用いた非変調キャリア信号NMCSの前記変調は、通信局1からトランスポンダ2へのコマンド信号の伝送が必要とされる場合に実行される。トランスポンダ2から通信局1への信号の伝送が必要とされる場合には、キャリア信号生成装置15によって生成された非変調キャリア信号NMCSは、変調手段14から増幅手段16へと非変調状態で送られる。変調符号化コマンド信号と非変調キャリア信号NMCSはともに、増幅手段16から信号マッチング手段17に送られ、信号マッチング手段17は、自身に伝送された変調符号化コマンド信号および非変調キャリア信号NMCSを局送信手段18に伝達する。該局送信手段18は本例では伝送コイル19を含む。伝送コイル19は誘導的であるように意図される。即ち、トランスポンダ2の伝送コイルと相互結合される。伝送コイル16の代わりに、局送信手段18は伝送目的でダイポールを有してもよい。局送信手段18が伝送コイル19又はダイポールを有する代わりに、容量的或いは光学的原理で作用する局送信手段が設けられても良い。局送信手段18は、通信局1の通信範囲において非変調キャリア信号NMCSを発信するように作用する。
局送信手段18は、信号を発信するように、即ち、例えば、通信局1から通信局1の通信範囲に存在するトランスポンダ2へとコマンド信号を伝送するように作用するだけでなく、関連のトランスポンダ2から通信局1へと伝送される信号を受信するようにも作用する。例えば、識別データIDを含む存在情報伝達信号PRES及び応答信号RESPSは、トランスポンダ2から通信局1へと伝送される。これらの信号PRES及びRESPSは符号化された状態で伝送され、それによって、符号化信号CPRES及びCRESPSが得られると共に、283kHzと424kHzの異なるサブキャリア周波数を有する2つのサブキャリア信号SCS1及びSCS2が符号化信号CPRES及びCRESPSを用いて変調されて、それにより、変調符号化信号MCPRES及びMCRESPSが局送信手段18によって受信される。
受信された変調存在情報伝達信号MCPRESが、局送信手段18から信号マッチング手段17を介して第1のフィルタ手段20に供給される。第1のフィルタ手段20は、283kHzの第1のサブキャリア周波数に調整され、他の周波数位置にある信号と干渉成分をフィルタ処理により除去し、干渉除去された変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを第1の復調手段21に伝送する。第1の復調手段21は、自己に供給された変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを復調するように設計されている。変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを復調した後、第1の復調手段21は第1の復号化手段12に符号化存在情報伝達信号CPRESを伝送する。伝送された符号化存在情報伝達信号CPRESを増幅する増幅手段は第1の復調手段21の出力側にも接続さてよい。さらにフィルタ処理を実行し、フィルタ処理後第1の復号化手段12に符号化存在情報伝達信号CPRESを伝送する、更なるフィルタ処理手段が、これらの増幅手段の出力側に接続されてもよい。
受信された変調応答信号MCRESPSは局送信手段18から信号マッチング手段17を介して第2のフィルタ手段22に送られる。第2のフィルタ手段22は、424kHzの第2のサブキャリア周波数に調整されており、他の周波数位置にある信号と干渉成分とをフィルタ処理により除去し、干渉除去された変調符号化存在情報伝達信号MCRESPSを第2の復調手段23に伝送する。第2の復調手段23は、自己に供給された変調符号化存在情報伝達信号MCRESPSを復調するように設計されている。変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを復調した後、第2の復調手段23は第2の復号化手段13に符号化存在情報伝達信号CRESPSを伝送する。伝送された符号化存在情報伝達信号CRESPSを増幅する増幅手段が第2の復調手段23の出力側にも接続されてよい。さらにフィルタ処理を実行し、フィルタ処理後に第2の復号化手段13に符号化存在情報伝達信号CRESPSを伝送する更なるフィルタ処理手段が、これらの増幅手段の出力側に接続されてもよい。
第2の復号化手段13では、符号化応答信号CRESPSが復号化され、復号化手段13は復号化後、応答信号RESPSを応答信号検出手段10に伝送する。応答信号検出手段10は、応答信号RESPSの正確な受信と、衝突の影響を受けやすい受信、即ち応答信号RESPSの不正確な受信との両方を検出するように作用する。応答信号RESPSの衝突が検出されると、シーケンス制御手段7によって新たなインベントリ手続が開始される。応答信号RESPSの正確な受信を検出した場合には、正確に受信された応答信号RESPSに含まれる識別データIDがインベントリ手段7Aに伝送される。インベントリデータIDは、応答信号RESPSが通信局1において正確に受信された当該トランスポンダのインベントリを行うために使用される。インベントリ手段7Aは、例えば識別データIDの格納や、認証コマンド信号、読出しコマンド信号、書込みコマンド信号等のコマンド信号の生成の開始など、当業者には周知の機能及びシーケンスを実行するために用いられる。
既に述べた通り、通信局1は複数のトランスポンダ2と非接触通信するように意図及び設計されている。トランスポンダ2は同一の設計からなり、その設計について図2に示すトランスポンダ2を参照して以下に説明する。また、トランスポンダ2は、通信局1と通信するように意図及び設計されている。
集積回路3に加えて、トランスポンダ2は、第1の接続26と第2の接続27とによって集積回路3に接続される伝送コイル25を含む。伝送コイル25により、トランスポンダ2は通信局1の伝送コイル19を介して通信局1と非接触手段によって通信することができる。集積回路3に含まれるキャパシタ28は、伝送コイル25に並列接続される。伝送コイル25及びキャパシタ28は、動作周波数に調整されると共にトランスポンダ伝送手段29の不可欠な部分を成す発振回路を形成する。トランスポンダ伝送手段29は、伝送コイル25の代わりに、伝送目的でダイポールを有してもよい。トランスポンダ伝送手段29が伝送コイル25又はダイポールを有する代わりに、誘電的に或いは光学的原理で動作するトランスポンダ伝送手段が設けられてもよい。
トランスポンダ2の集積回路3と結果的にトランスポンダ2は、供給電圧生成手段30、クロック信号再生手段31、復調手段32、及び変調手段33を含む。これら4つの手段30、31、32および33はそれぞれトランスポンダ伝送手段29に接続される。
供給電圧生成手段30は、トランスポンダ伝送手段29によって供給電圧生成手段30に伝送された信号を用いて、即ち、例えば変調符号化コマンド信号や非変調キャリア信号NMCSを用いて、供給電圧Vを生成するように作用する。供給電圧生成手段30によって生成され得る供給電圧Vは、この供給電圧Vを必要とする集積回路3の不可欠な部分全てに供給され得るが、このことについて図2では特に示していない。
供給電圧生成手段30には「パワーオン」検出手段34が接続され、該手段34には供給電圧生成手段30の出力信号、即ち常に生成される供給電圧Vが供給され得る。「パワーオン」検出手段34は、十分に高い供給電圧Vが利用できるか否かを検出するように作用する。かかる十分に高い供給電圧Vを利用できる場合には、「パワーオン」検出手段34はいわゆる「パワーオンリセット」信号PORを発信する。
供給電圧生成手段30および「パワーオン」検出手段34が一緒になって、キャリア信号検出手段46を形成する。キャリア信号検出手段46は、通信局1によって生成され且つ発信されると共にトランスポンダ伝送手段29によって受信され、集積回路3内の2つの接続26および27を介して受信される非変調キャリア信号NMCSを検出するように意図される。しかし、キャリア信号検出手段46は、例えば変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVS等の変調キャリア信号の受信を検出するようにも作用する。
クロック信号再生手段31は、トランスポンダ伝送手段29によって発信された信号を用いて、即ち、例えば変調符号化コマンド信号や非変調キャリア信号NMCS等の信号を用いて、クロック信号CLKを再生するように作用する。クロック信号再生手段31はクロック信号CLKを発信する。クロック信号再生手段31の代わりに、トランスポンダ伝送手段29によって発信される信号とは関係のない内部発振装置を設け、この内部発振装置によりクロック信号CLKが生成されるようにしてもよい。内部発振装置は、通信局とトランスポンダとの間の通信が非常に高い動作周波数、例えばいわゆるUHF範囲又はマイクロ波範囲の動作周波数で生じた場合に特に有利である。
復調手段32は、自己に供給されたコマンド信号を復調する、即ち、例えば変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSを復調するように作用する。変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSの復調に続いて、復調手段32は符号化インベントリ・コマンド信号CINVSを発信する。
変調手段33は、例えば符号化存在情報伝達信号CPRESの変調や符号化応答信号CRESPSの変調など、変調手段33に供給され得る信号の変調を行うように作用する。さらに、第1のサブキャリア周波数283kHzを有する第1のサブキャリア信号SCS1と、第2のサブキャリア周波数424kHzを有する第2のサブキャリア信号SCS2とが、交互に変調手段33に供給されてもよい。第1のサブキャリア信号SCS1を生成するために、第1のサブキャリア信号生成装置35が設けられ、クロック信号再生手段31からのクロック信号CLKが該第1のサブキャリア信号生成装置35に供給されてよく、第1のサブキャリア信号生成装置35はクロック信号CLKを用いて第1のサブキャリア信号SCS1を生成する。第2のサブキャリア信号SCS2を生成するために、第2のサブキャリア信号生成装置36が設けられ、クロック信号再生手段31からのクロック信号CLKが同様に該第2のサブキャリア信号生成装置36に供給され、第2のサブキャリア信号生成装置36はクロック信号CLKを用いて第2のサブキャリア信号SCS2を生成する。2つのサブキャリア生成装置35及び36の出力側には、サブキャリア信号スイッチング手段48が接続されている。該サブキャリア信号スイッチング手段48には、2つの異なる信号状態を有する制御信号CS1が供給され、供給される制御信号CS1の信号状態に依存して、第1のサブキャリア信号SCS1又は第2のサブキャリア信号SCS2のいずれかが、手段48により変調手段33に供給され得る。
符号化存在情報伝達信号CPRESの機能として変調が実行される場合は、符号化存在情報伝達信号CPRESの機能として第1のサブキャリア信号SCS1は変調手段33に供給され、変調手段33によって変調される。その結果、変調手段33は変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを発信し、続いて該信号MCPRESは、トランスポンダ伝送手段29によって、この場合特に伝送コイル25によって通信局1に伝送される。
符号化応答信号CRESPSの機能として変調が実行される場合は、符号化応答信号CRESPSの機能として第2のサブキャリア信号SCS2が変調手段33に送られ、変調手段33によって変調される。その結果、変調手段33は変調符号化応答信号MCRESPSを発信し、続いて該信号MCRESPSは、トランスポンダ伝送手段29によって、この場合特に伝送コイル25によって通信局1に伝送される。
従ってトランスポンダ2は、第1の伝送パラメータを有する、即ち、第1のサブキャリア周波数848kHzを有する変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを生成するように設計されていると共に、第2の伝送パラメータを有する、即ち、第2のサブキャリア周波数424kHzを有する変調符号化応答信号MCRESPSを生成するように設計されている。
トランスポンダ2の集積回路3および結果的にトランスポンダ2は、マイクロコンピュータ37を含む。マイクロコンピュータ37の代わりにハードウェアによるロジック回路が設けられてもよい。マイクロコンピュータ37は多くの手段と機能を提供するが、しかし、本発明の内容に必要な手段及び機能のみを以下に説明する。「パワーオンリセット」信号POR及びクロック信号CLKは、当業者には周知の目的のために、マイクロコンピュータ37に供給することができる。
集積回路3はさらに、接続39を介してマイクロコンピュータ37に接続された記憶手段38を含む。記憶手段38は複数の記憶領域を含むが、そのうちの1つのみを記憶領域40として一点鎖線で図示する。トランスポンダ2特有の識別データIDは記憶領域40に記憶されている。さらなる説明は行わないが、一連の他のデータも、記憶手段38に記憶される。
マイクロコンピュータ37は復号化手段41及び符号化手段42を提供する。復号化手段41は、自己に供給されたコマンド信号を復号化するように、即ち符号化インベントリ・コマンド信号CINVSを復号化するように意図されている。符号化コマンド信号を復号化した後、復号化手段40は、例えばインベントリ・コマンド信号INVS等の復号化されたコマンド信号を発信する。符号化手段42は、例えば応答信号RESPS等の信号を符号化するように作用する。応答信号RESPSを符号化した後、符号化手段42は符号化応答信号CRESPSを発信する。
マイクロコンピュータ37はさらに、インベントリ・コマンド信号検出手段43、存在情報伝達信号生成手段44、及び応答信号生成手段45を提供する。手段43、44および45の機能について以下により詳細に検討する。マイクロコンピュータ37はさらに、マイクロコンピュータ37において実行可能なシーケンスを制御するように作用するシーケンス制御手段46を含む。
インベントリ・コマンド信号検出手段43は、通信局1によって生成され且つ発信されると共に、トランスポンダ伝送手段29によって受信され、接続26及び27を介して集積回路3に送られ、インベントリ・コマンド信号検出手段43に伝送されるインベントリ・コマンド信号INVSを検出するように意図及び設計されている。インベントリ・コマンド信号検出手段43がインベントリ・コマンド信号INVSを検出すると、インベントリ・コマンド信号検出手段43は制御情報を発信する。このことについて、以下により詳細に検討する。
存在情報伝達信号生成手段44は、キャリア信号検出手段46によって実行された非変調キャリア信号NMCSを検出して機能として起動でき、存在情報伝達信号PRESを生成するように意図及び設計されている。存在情報伝達信号生成手段44はシーケンス制御手段46によって起動される。存在情報伝達信号PRESは比較的短い信号であり、数ビット長のビットシーケンスによって形成される。しかし、存在情報伝達信号PRESは、いわゆるバーストによって、或いはいわゆるコード侵害によっても形成され得る。この信号もシングルビットよりなるが、干渉の影響を比較的受け易い。存在情報伝達信号PRESは、通信局1の通信範囲内におけるトランスポンダ2の存在を非常に迅速に通信局1に知らせるように作用する。存在情報伝達信号PRESは、約75.0マイクロ秒の信号持続時間を有する。
応答信号生成手段45は、インベントリ・コマンド信号検出手段43によって実行されるインベントリ・コマンド信号INSを検出して機能として起動可能であると共に、応答信号RESPSを生成するように意図及び設計される。応答信号生成手段45は、シーケンス制御手段46によって起動される。応答信号RESPSを生成することを可能とするために、記憶手段38の記憶領域40から読み出された識別データIDは応答信号生成手段45に供給される。応答信号RESPSは、識別データIDと、例えばセキュリティデータ等の付加的なデータとによって生成される。応答信号RESPSは、比較的長い持続時間からなる信号である。なぜなら、応答信号RESPSは識別データIDと、例えばセキュリティデータ等の付加データを含むためであり、それによって、応答信号RESPSは、例えばトータルで16バイトからなることもある。しかし、応答信号RESPSは8バイトからなる場合や64バイトからなる場合もある。本実施形態では、応答信号RESPSは約2.19ミリ秒の信号持続時間を有する。識別データIDを含み応答信号生成手段45によって生成された応答信号RESPSは、インベントリの目的でトランスポンダ2から通信局1に伝送されなければならず、通信局1によるトランスポンダ2のインベントリを可能にする。
従って、本実施形態では、トランスポンダ2は第1の信号持続時間を有する存在情報伝達信号PRESを生成するとともに、第2の信号持続時間を有する応答信号RESPSを生成するように設計される。第1の信号持続時間は第2の信号持続時間より短い。第1の信号持続時間と第2の信号持続時間とは1:Xの比を有するように設計され、X=29という値を選択した場合が特に有利である。
本実施形態では、通信局1及びトランスポンダ2は、トランスポンダ2のインベントリにおいて、インベントリのシーケンスが連続して実行されるように設計され、各インベントリシーケンスの過程において多くのタイムスロットが決定される。タイムスロット選択手段は、どのタイムスロットにおいて応答信号RESPSが応答信号生成手段45から符号化信号42に伝送され、結果的に、変調手段33に供給されて、それによりトランスポンダ2から通信局1へと伝送されたことを決定するように作用する。従ってタイムスロット選択手段は、複数のタイムスロットから1つのタイムスロットを選択することができ、選択されたタイムスロットを用いて、生成された応答信号RESPSを通信局1に伝送することができる。
図2によるトランスポンダ2を図1による通信局1によってインベントリを行う方法を以下に示す。
通信局1が起動されるとすぐに、通信局1はキャリア信号生成装置15によって非変調キャリア信号NMCSを生成し、該信号NMCSは変調装置14に供給され、この場合、変調装置14にはさらなる信号の供給は行われない。その結果、変調装置14は非変調キャリア信号NMCSを増幅手段16に伝送する。その結果、通信局1は局送信手段18によって通信局1の通信範囲において非変調キャリア信号NMCSを常時発信する。
トランスポンダ2が通信局1の通信範囲に入るとすぐに、トランスポンダ2はトランスポンダ伝送手段29によって非変調キャリア信号NMCSを受信し、その結果、非変調キャリア信号NMCSの受信がキャリア信号検出手段46によって検出されると、キャリア信号検出手段46はマイクロコンピュータ37に「パワーオンリセット」信号PORを伝送し、マイクロコンピュータ37において信号PORはシーケンス制御手段46に伝送される。その結果、シーケンス制御手段46は、第1の制御情報CI1によって存在情報伝達信号生成手段44を起動し、それによって、存在情報伝達信号生成手段44は存在情報伝達信号PRESを生成し、該信号PRESを符号化手段42に伝送する。その結果、符号化手段42は符号化存在情報伝達信号CPRESを変調手段33に伝送する。さらに「パワーオンリセット」信号PORがシーケンス制御手段46に伝送されると、シーケンス制御手段46は、サブキャリア信号スイッチング手段48が第1のサブキャリア信号生成装置35を変調手段33に接続するという信号状態で制御信号CS1をサブキャリア信号スイッチング手段48に伝送する。その結果、サブキャリア周波数848kHzを有する第1のサブキャリア信号SCS1が、符号化存在情報伝達信号CPRESの機能として変調される。その結果、変調手段33は変調符号化存在情報伝達信号MCPRESをトランスポンダ伝送手段29に伝送する。それによって、トランスポンダ2は、通信局1の通信範囲に入ったとき、通信局1の通信範囲において変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを発信する。
その結果、通信局1は局送信手段18によって変調符号化存在情報伝達信号MCPRESを受信し、その後、受信された変調符号化存在情報伝達信号MCPRESは、信号マッチング手段17を介して第1のフィルタ手段20に供給され、これらの第1のフィルタ手段20はフィルタ処理を施す。続いて、受信された変調存在情報伝達信号MCPRESの復調が第1の復調手段21により実行されると、それによって、第1の復調手段21は第1の復号化手段12に符号化存在情報伝達信号CPRESを伝送する。第1の復号化手段12は復号化を実行し、その後、第1の復号化手段12は存在情報伝達信号PRESを存在情報伝達信号検出手段9に伝送する。存在情報伝達信号検出手段9は存在情報伝達信号PRESを検出し、その後、第2の制御情報CI2をシーケンス制御手段7に伝送する。その結果、シーケンス制御手段7は第3の制御情報CI3によってコマンド信号生成手段8を起動し、コマンド信号生成手段8に含まれるインベントリ・コマンド信号生成手段はインベントリ・コマンド信号INVSを生成する。生成されたインベントリ・コマンド信号INVSが符号化手段11に供給されると、それによって、符号化手段11は符号化インベントリ・コマンド信号CINVSを変調手段14に伝送する。その結果、変調手段14は変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSを増幅手段16に伝送し、該増幅手段16は前記信号MCINVSを信号マッチング手段17に伝送する。信号マッチング手段17は変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSを局送信手段18に伝送する。その結果、存在情報伝達信号PRESを受信すると、通信局1は局送信手段18によって通信局1の通信範囲において変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSを発信する。
通信局1によって発信された変調符号化インベントリ・コマンド信号MCINVSは、トランスポンダ伝送手段29によって受信され、復調手段32に供給される。その結果、復調後、復調手段32は符号化インベントリ・コマンド信号CINVSを復号化手段41に伝送し、復号化手段41は復号化後、インベントリ・コマンド信号INVSをインベントリ・コマンド信号検出手段43に伝送する。インベントリ・コマンド信号検出手段43は、自己に供給されたインベントリ・コマンド信号INVSを検出し、その結果インベントリ・コマンド信号検出手段43は第4の制御情報CI4をシーケンス制御手段46に伝送する。これにより、シーケンス制御手段46は第5の制御情報CI5によって応答信号生成手段45を起動し、この結果、応答信号生成手段45は識別データIDを含む応答信号RESPSを生成し、該応答信号RESPSを符号化手段42に伝送する。符号化手段42は符号化後、符号化応答信号CRESPSを変調手段33に伝送する。第4の制御情報CI4がシーケンス制御手段46に伝送されることは、さらに、シーケンス制御手段46は、サブキャリア信号スイッチング手段48が第2のサブキャリア信号生成装置35を変調手段33に接続するという信号状態の制御信号CS1をサブキャリア信号スイッチング手段48に伝送することを意味する。その結果、サブキャリア周波数424kHzを有する第2のサブキャリア信号SCS2は、符号化応答信号CRESPSの機能として変調され、これによりその後、変調手段33は、変調符号化応答信号MCRESPSをトランスポンダ伝送手段29に伝送する。その結果、トランスポンダ2はインベントリ・コマンド信号INVSを受信すると、通信局1の通信範囲内でトランスポンダ2のインベントリを許可する応答信号RESPSを発信する。
トランスポンダ2によって発信された変調符号化応答信号MCRESPSは局送信手段18によって受信され、その後、受信された変調符号化応答信号MCRESPSは、信号マッチング手段17を介して第2のフィルタ手段22に供給され、第2のフィルタ手段22はフィルタ処理を施す。続いて、受信された変調応答信号MCRESPSの復調が第2の復調手段23によって実行され、これにより第2の復調手段23は第2の復号化手段13に符号化応答信号CRESPSを伝送する。第2の復号化手段13が復号化を実行すると、第2の復号化手段13は応答信号検出手段10に応答信号RESPSを伝送する。別のトランスポンダ2からのさらなる応答信号RESPSが、受信された応答信号RESPSと衝突を起こすと、応答信号検出手段10に含まれる衝突検出手段がこれを検知して、その後、対象のトランスポンダは別個のコマンド信号により新たな応答信号RESPSを発信するように要求される。一方、応答信号RESPSが1つだけ、図2による1つのトランスポンダ2から受信された場合には、この応答信号RESPSは応答信号検出手段10によって検出され、その結果応答信号RESPSに含まれると共に対象のトランスポンダ2特有の識別データIDがインベントリ手段7Aに送られる。続いて、インベントリ手段7Aは、当該トランスポンダ2のインベントリを実行する。このことは換言すると、応答信号RESPSが正確に受信された時に、応答信号RESPSが正確に受信され且つ検出された当該トランスポンダ2のインベントリを通信局1が実行する、ということである。
供給電圧生成手段30および「パワーオン」検出手段34により設けられているキャリア信号検出手段47の代わりに、非変調キャリア信号NMCSの存在を検出することのできる単純なHF検出器を、キャリア信号検出手段として設けてもよいことに言及しておく。かかる設計は、トランスポンダがいわゆる能動的トランスポンダである場合に特に有利であるが、かかるアクティブなトランスポンダにおいては、供給電圧は、例えば受信された非変調キャリア信号NMCSのような受信信号から必要な供給電圧Vを生成する供給電圧生成手段30からではなく、内臓型バッテリから得られる。
通信局1及びトランスポンダ2の前述の設計においては、存在情報伝達信号PRESの第1の信号持続時間と応答信号RESPSの第2の信号持続時間との比Xの選択値はX=29としたが、Xの値は必ずしもそうである必要はなく、例えば比Xの値がX=20からX=35の間にある場合など、比Xの他の値を用いて有利な場合もある。しかし、多様な用途においては比XをX=10〜X=100の範囲の他の値にした方が有利である可能性もある。
上述のケースでは、全ての識別データIDが1つの応答信号RESPSに組み込まれているが、必ずしもそのようにする必要はなく、識別データIDのうち幾つかのデータだけで応答信号RESPSを形成してもよい。識別データIDはしばしばシリアル番号と称される。
上述のケースでは、トランスポンダ2は通信局1の通信範囲において一度だけ存在情報伝達信号PRESを発信する。このような状況では、トランスポンダ2が通信局1から非常に離れた位置にあって、トランスポンダ2が通信局1によって発信された非変調キャリア信号NMCSを受信しても、トランスポンダ2が生成及び発信する存在情報伝達信号PRESは、非変調キャリア信号NMCSよりも著しく低いレベルにあるために通信局1によって受信されないという状況も起こりうる。このようなことから生じる問題を回避するために、上述の方法、通信局1及びトランスポンダ2に関する改良された設計例として、トランスポンダ2が非変調キャリア信号NMCSを受信した時に一度だけ存在情報伝達信号PRESを生成するのではなく、一度目の存在情報伝達信号PRESを生成した後、ある一定の間隔の後にトランスポンダ2が二度目の存在情報伝達信号PRESを生成したり、任意の間隔を置いて、或いは反復するインターバルで繰り返し存在情報伝達信号PRESを生成して、それにより、通信局1がトランスポンダ2によって生成及び発信される存在情報伝達信号PRESを確実に受信することを保証すべきであることを提案する。この場合には、トランスポンダ2においてインベントリ・コマンド信号INVSが受信された時に、繰り返される存在情報伝達信号PRESの生成及び発信を終了するという、終了の条件を規定することが特に有利であることが判明している。
本発明の実施形態の1つの例による通信局の主要部を示すブロック回路図。 本発明の実施形態の1つの例による集積回路を含む、本発明の実施形態の1つの例によるトランスポンダの主要部を示すブロック回路図。
符号の説明
1 通信局
2 トランスポンダ
3 集積回路
7 シーケンス制御手段
8 インベントリ・コマンド信号生成手段
9 存在情報伝達信号検出手段
15 キャリア信号生成装置
18 局送信手段
26、27 接続
29 トランスポンダ伝送手段
43 インベントリ・コマンド信号検出手段
44 存在情報伝達信号生成手段
45 応答信号生成手段
46 シーケンス制御手段
47 キャリア信号検出手段

Claims (19)

  1. 通信局により少なくとも1つのトランスポンダのインベントリを行う方法であって、
    前記通信局は通信範囲において非変調キャリア信号を発信し、
    前記トランスポンダは前記通信範囲に入ったときに前記通信範囲において存在情報伝達信号を発信し、
    前記通信局は存在情報伝達信号を受信すると前記通信範囲においてインベントリ・コマンド信号を発信し、
    前記トランスポンダは前記インベントリ・コマンド信号を受信すると前記通信範囲において前記トランスポンダの前記インベントリを許可する応答信号を発信し、
    前記通信局は前記応答信号を正確に受信すると前記トランスポンダのインベントリを実行することを含む方法。
  2. 前記トランスポンダは、第1の信号持続時間を有する存在情報伝達信号と第2の信号持続時間を有する応答信号とを発信し、前記第1の信号持続時間が前記第2の信号持続時間より短いことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の信号持続時間と前記第2の信号持続時間が1:Xの比を有し、前記Xの値がX=10〜X=100の範囲にあることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記Xの値がX=20〜X=35の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記トランスポンダは、第1の伝送パラメータを有する存在情報伝達信号と第2の伝送パラメータを有する応答信号を発信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 各サブキャリア信号の2つの異なるサブキャリア周波数のうち、1つは第1の伝送パラメータとして、もう1つは第2の伝送パラメータとして使用されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 少なくとも1つのトランスポンダと通信し、少なくとも1つのトランスポンダについてインベントリを行う通信局であって、
    信号を送受信する局送信手段が設けられ、
    非変調キャリア信号を生成するキャリア信号生成手段が設けられ、前記非変調キャリア信号は通信範囲において前記局送信手段によって発信され、
    前記トランスポンダによって生成され且つ発信され、前記局送信手段によって受信される存在情報伝達信号を検出する存在情報伝達信号検出手段が設けられ、
    前記存在情報伝達信号を検出して機能として起動し得るインベントリ・コマンド信号生成手段が、前記トランスポンダに発信されるインベントリ・コマンド信号を生成するために設けられ、
    応答信号検出手段が応答信号を検出するために設けられ、前記応答信号は、前記トランスポンダで受信された前記インベントリ・コマンド信号に応答して前記トランスポンダによって生成され且つ発信されると共に、前記局送信手段によって受信され、前記トランスポンダのインベントリを許可し、
    正確に受信された応答信号の機能として前記トランスポンダについてインベントリを行うためにインベントリ手段が設けられていることを特徴とする通信局。
  8. 通信局と通信するトランスポンダであって、
    信号を送受信するトランスポンダ伝送手段が設けられ、
    前記通信局によって生成され且つ発信され、前記トランスポンダ伝送手段によって受信される非変調キャリア信号を検出するキャリア信号検出手段が設けられ、
    前記非変調キャリア信号を検出して機能として起動し得る存在情報伝達信号生成手段が存在情報伝達信号を生成するために設けられ、
    前記通信局によって生成され且つ発信され、前記トランスポンダ伝送手段によって受信されるインベントリ・コマンド信号を検出するインベントリ・コマンド信号検出手段が設けられ、
    前記インベントリ・コマンド信号を検出して機能として起動し得る応答信号生成手段が前記トランスポンダのインベントリを許可する応答信号を生成するために設けられていることを特徴とするトランスポンダ。
  9. 前記トランスポンダは、存在情報伝達信号を生成するための第1の信号持続時間と、応答信号を生成するための第2の信号持続時間とを有するように設計され、前記第1の信号持続時間が前記第2の信号持続時間より短いことを特徴とする請求項8に記載のトランスポンダ。
  10. 前記第1の信号持続時間と前記第2の信号持続時間とは、1:Xの比を有し、前記Xの値がX=10〜X=100の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載のトランスポンダ。
  11. 前記Xの値は、X=20〜X=35の範囲にあることを特徴とする請求項10に記載のトランスポンダ。
  12. 前記トランスポンダは、第1の伝送パラメータを有する存在情報伝達信号を生成し、第2の伝送パラメータを有する応答信号を生成するように設計されることを特徴とする請求項8に記載のトランスポンダ。
  13. サブキャリア信号の2つの異なるサブキャリア周波数のうち、1つは第1の伝送パラメータとして、もう1つは第2の伝送パラメータとして使用される、ことを特徴とする請求項12に記載のトランスポンダ。
  14. 通信局と通信するトランスポンダ用の集積回路であって、
    信号を送受信する少なくとも1つの接続が形成されており
    前記通信局によって生成され且つ発信され、前記少なくとも1つの接続を介して受信される非変調キャリア信号を検出するキャリア信号検出手段が設けられ、
    前記非変調キャリア信号を検出して機能として起動し得る存在情報伝達信号生成手段が存在情報伝達信号を生成するために設けられ、
    前記通信局によって生成され且つ発信され、前記少なくとも1つの接続を介して受信されるインベントリ・コマンド信号を検出するインベントリ・コマンド信号検出手段が設けられ、
    前記インベントリ・コマンド信号を検出して機能として起動し得る応答信号生成手段が前記トランスポンダのインベントリを許可する応答信号を生成するために設けられていることを特徴とする集積回路。
  15. 前記集積回路が、存在情報伝達信号を生成するための第1の信号持続時間と、応答信号を生成するための第2の信号持続時間とを有するように設計され、前記第1の信号持続時間が前記第2の信号持続時間より短いことを特徴とする請求項14に記載の集積回路。
  16. 前記第1の信号持続時間と前記第2の信号持続時間とが1:Xの比を有し、前記Xの値がX=10〜X=100の範囲にあることを特徴とする請求項15に記載の集積回路。
  17. 前記Xの値がX=20〜X=35の範囲にあることを特徴とする請求項16に記載の集積回路。
  18. 前記集積回路が、第1の伝送パラメータを有する存在情報伝達信号を生成し、第2の伝送パラメータを有する応答信号を生成するように設計されることを特徴とする請求項14に記載の集積回路。
  19. サブキャリア信号の2つの異なるサブキャリア周波数のうち、1つは第1の伝送パラメータとして、もう1つは第2の伝送パラメータとして使用される、ことを特徴とする請求項18に記載の集積回路。
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