JP2008020743A - 非線形光学特性の測定方法、並びに、それを用いた光増幅器および光伝送システム - Google Patents

非線形光学特性の測定方法、並びに、それを用いた光増幅器および光伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】光増幅器の出力ポートに実際に接続されている光ファイバの非線形光学特性を簡略な構成により正確に測定するための方法、並びに、それを用いた光増幅器および光伝送システムを提供する。
【解決手段】本発明の光増幅器1は、出力ポートOUTに接続された伝送路ファイバ2の一端にパワーの変化する入力光を与え、伝送路ファイバ2の一端より出力ポートOUTに入力される逆方向の光のパワーを光検出器24で測定し、その測定結果を基に伝送路ファイバ2における誘導ブリユアン散乱(SBS)発生の閾値を求める。そして、そのSBS発生の閾値を用いて、伝送路ファイバ2における自己位相変調(SPM)等の発生量と入力光パワーとの関係を求め、それを光増幅の制御に反映させることで伝送路ファイバ2でのSPM等の発生を抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信に用いられる各種の光ファイバの非線形光学特性を測定するための方法、並びに、その非線形光学特性の測定方法を用いて光ファイバへの光入力レベルを制御して非線形光学効果の発生を抑えるようにした光増幅器および光伝送システムに関する。
光伝送システムにおいて、光増幅器は、光ファイバの伝送損失や光機能デバイスの損失を補償するものとして使われている。長距離幹線系では、インターネットの普及による通信需要の増加に伴い、光増幅器の広帯域性を生かした波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)光伝送システムの導入が行われている。また、波長ルーチング機能を有したWDM光伝送システムが、光増幅器と共に都市内(メトロ)リング網にも導入されつつある。
一般的な光増幅器としては、例えば、希土類添加光ファイバ増幅器、半導体光増幅器(SOA)、光ファイバラマン増幅器などが挙げられる。また、希土類添加光ファイバ増幅器の希土類としては、1525〜1625nmの波長帯の光を増幅するエルビウム(Er)、1480〜1510nmの波長帯の光を増幅するツリウム(Tm)、1300nm付近の波長帯の光を増幅するプラセオジウム(Pr)などが知られている。現在、光伝送システムでは、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)が主に用いられている。
さらに、上記のEDFAについては、増幅帯域が1530〜1565nmにあるC−バンド用EDFAと、増幅帯域が1570〜1605nmにあるL−バンド用EDFAに大別される。L−バンド用EDFAは、C−バンド用EDFAと比較して、長尺のエルビウム添加ファイバを有することが1つの特長である。
このようにEDFAは、C−バンドおよびL−バンドの両方とも約35nmの増幅帯域を有するため、例えば、WDM光に含まれる複数の信号光を0.8nm(約100GHz)間隔で配置すると、40波以上の信号光を一括して増幅することが可能となる。また、EDFAは、高出力化という観点でも優れており、例えば200mW以上の光出力パワーを容易に得ることができる。このような特性を生かして、EDFAは様々なWDM光伝送システムに適用されている。
図7は、一般的なWDM光伝送システムにおける光増幅器の使用例を示した図である。このWDM光伝送システムでは、複数の電気/光変換器(E/O)111からそれぞれ出力される波長の異なる光信号が波長合波器112で合波されてポストアンプ113に入力される。ポストアンプ113では、入力されたWDM光が所定の利得または光出力レベルまで一括して増幅されて伝送路ファイバ100に送出される。そして、伝送路ファイバ100を伝搬して減衰したWDM光は、プリアンプ121で再び所定の利得または光出力レベルまで増幅される。プリアンプ121から出力されたWDM光は、波長分波器122で分波され、各波長の光信号が各光/電気変換器(O/E)123に入力される。また、プリアンプ121については、伝送路ファイバ100で生じる波長分散を補償するための分散補償ファイバ(DCF)121Aが設けられていて、2段構成の光増幅器121B,121Cの段間に分散補償ファイバ121Aを配置する構成が一般的に用いられる。
上記のようなWDM光伝送システムにおいて、光の信号対雑音比(S/N)を良くするためには、伝送されるWDM光のパワーをできるだけ高くすることが望ましい。しかし、伝送路ファイバ100や分散補償ファイバ121Aで生じる非線形光学効果は、光ファイバ中を伝搬する光のパワーに依存し、ノイズ発生や波形歪の要因となってWDM光の伝送特性を劣化させる。したがって、一般的に光ファイバへの光入力レベルの上限は非線形光学効果によって制限される。上記の伝送特性を劣化させる非線形光学効果としては、自己位相変調(SPM)、相互位相変調(XPM)、四光波混合(FWM)および誘導ラマン散乱(SRS)等が挙げられる。
図8は、各種の光ファイバで非線形光学効果が発生するようになる光入力レベル(以下、「非線形光学効果の発生レベル」とする)の一例を示したものである。なお、ここではC−バンド、10Gb/sのWDM光に対応した光伝送システムを想定している。
非線形光学効果の発生レベルは、光伝送システムモデル(例えば、波長帯域、波長数、波長間隔、1スパンの伝送距離、スパン数等)、並びに、伝送路や分散補償器などに使用される光ファイバの種類(例えば、シングルモードファイバ(SMF)、分散シフトファイバ(DSF)、ノンゼロ分散シフトファイバ(NZ−DSF)、分散補償ファイバ(DCF)等)およびファイバパラメータ(例えば、有効コア断面積、波長分散、有効ファイバ長等)に応じて決まることが知られている。図8の一例に示すように、光ファイバへの光入力レベルは、1550nmにおける波長分散が0ps/nm/kmである分散シフトファイバ(DSF)を除いて、自己位相変調(SPM)で制限されるのが一般的である。
ところで、上記のような非線形光学効果が発生しないようにするためには、伝送路等に使用される光ファイバへの光入力レベル、つまり光増幅器の光出力レベルを制限する必要がある。しかし、実運用上はファイバパラメータのバラツキやコネクタ損失、スプライス損失等が存在し、非線形光学効果の発生レベルが正確に把握できないという問題点があった。これに対処するためには、実際に使用する光ファイバの非線形光学特性を如何にして正確に測定し、その測定結果を光増幅器の制御に反映させるかが重要な課題となる。
非線形光学特性の測定に関する従来技術としては、例えば下記の非特許文献1等に記載されているような測定方法が知られている。以下、従来の非線形光学特性の測定方法の概略について説明する。
例えば、石英系光ファイバの非線形屈折率は、2.2×10−20/W程度である。これは他の非線形媒質と比べると比較的小さい。しかしながら、光ファイバの特徴であるモードフィールドが小さいこと(例えば、10μm程度)、および損失が非常に小さいこと(例えば、1.55μmにおいて0.2dB/km程度)により、非線形光学現象を観測できる。光ファイバで生じる非線形光学現象の大部分は非線形屈折によるものである。これらは、次の(1)式のように光ファイバの屈折率nが光の強度Pに依存することによる。
Figure 2008020743
ただし、nは光ファイバの線形屈折率、nは光ファイバの材料に依存する非線形屈折率、Pは光ファイバへの入力パワーである。
屈折率が光の強度に依存すると、いくつかの非線形光学現象が生じる。その中でもっとも広く研究されているのは、自己位相変調(Self Phase Modulation:SPM)と相互位相変調(Cross Phase Modulation:XPM)の2つの現象である。
SPMは、光ファイバ中を光が伝播するときにそれ自身で引き起こす位相シフトのことをいう。その位相シフト量φは、次の(2)式で表される。
Figure 2008020743
上記の(2)式において、光の強度に依存した項がSPMによる位相変化に対応しており、それをφNLとすると、次の(3)式で表される。
Figure 2008020743
上記の(3)式中のLはファイバ長であるが、光ファイバの損失を考慮し、その1.55μmにおける比例定数をαとすると、有効ファイバ長Leffは、次の(4)式で表される。
Figure 2008020743
また、光ファイバ中の光強度は、光ファイバの径方向に分布しているため、光ファイバのコアに対し、有効コア断面積Aeffを定義する必要がある。有効コア断面積Aeffは、光ファイバのモードフィールド径MFDの関数として、次の(5)式に従って近似することができる。
Figure 2008020743
以上の(3)式、(4)式および(5)式より、SPMによる非線形位相変化量φNL SPMは、次の(6)式で表すことができる。
Figure 2008020743
SPMが起こると、入力光の波長が広がると同時に光スペクトル波形も変化する。これを利用した従来のSPM測定系の一例を図9に示す。この測定系では、光源(DFB−LD)131からの出力光がEDFA132で増幅され、光バンドバスフィルタ133によりASEが除去された光が光アッテネータ134を介して被測定光ファイバ135に入力される。光アッテネータ134は、光ファイバ135への入力光の強度を可変するためのものである。光ファイバ135からの出力光は、0.1nmの狭帯域光フィルタ136を通して、光パワーメータ137により光強度が観測される。SPMの測定は、入力光パルスの強度を変化させながら、狭帯域光フィルタ136で帯域制限した光スペクトルの中心付近の光パワーを検出し、入力光パルスのピーク強度に対する中心付近の光パワーの変化を測定することにより行われる。
XPMは、波長の異なる光が同時に同一方向に伝搬するときに、片方の光に生じる非線形的な位相シフトを意味するものである。異なった波長λ,λに対する光強度をP,Pとするとλに対する非線形位相シフトは、次の(7)式で表される。
Figure 2008020743
上記の(7)式における右辺の2つの項はそれぞれ、SPM、XPMによるものである。したがって、XPMだけによる位相変化量φNL XPMは、次の(8)式で表される。
Figure 2008020743
ただし、bは、波長λ,λの偏光状態に依存する係数で、入力光が無偏光の場合、b=2/3の値をとる。
従来のXPM測定系の一例を図10に示す。この測定系では、発振器141の出力信号に従って強度変調されたポンプ光源142から出力されるポンプ光がデポラライザ143で無偏光化(デポラライズ)され、そのポンプ光とプローブ光源144から出力されるプローブ光とが光カプラ145で合波されて被測定ファイバ146に与えられることにより、プローブ光はXPMを通じて位相変調を受けることになる。この位相変調によって生じた周波数成分を遅延自己テヘロダイン(Self-Delayed Heterodyne)受信系147で受信することにより、プローブ光の位相シフト量を求めることができる。
上記のSPMおよびXPMは、電磁場と光ファイバの間でエネルギーのやり取りが無い弾性的非線形光学現象である。これらに対して、誘導ラマン散乱(Stimulated Raman Scattering:SRS)および誘導ブリユアン散乱(Stimulated Brillouin Scattering:SBS)は、電磁場としての光エネルギーが石英ガラスの振動モードを励起し、光ファイバ媒体への移動が生じるため、誘導非弾性散乱と呼ばれる。SRSとSBSの主な違いは、SRSでは光学モードのフォノンが寄与するのに対し、SBSでは音響モードのフォノンが寄与することである。これらは、光ファイバに強いエネルギーの光が入射したとき、入射光の長波長(低エネルギー)側に波長の異なった光(ストークス波)を生じる現象である。光学モードと音響モードによる違いにより、ストークス波の方向は、SRSでは主に前方向に起こり、SBSでは後方向のみ発生する。石英ファイバのラマン利得スペクトルは30THz程度と非常に広く、ストークス波の周波数シフト量は略13THzである。これに対して、ブリユアン利得スペクトル幅は10MHz程度で非常に狭く、ストークス波の周波数シフト量は略10GHzとSRSと比較して小さい。
SRSとSBSに共通する特長の1つは、それらが閾値をもつような振る舞いを示すことである。すなわち光の強度がある閾値を越えたときにのみ、ストークス波へのエネルギー転換が顕著になる。SRS発生の閾値PSRS thは、次の(9)式で表される。
Figure 2008020743
上記の(9)式において、gはラマン利得係数であり、石英ファイバの場合はg≒1×10−13m/Wの値をとる。また、右辺の定数16は、前方励起の場合の値であり、後方励起の場合は20という値をとる。1.55μm帯のストークス波を得るための励起波長は、13THzの周波数シフトを考慮して1.45μm帯となる。有効ファイバ長Leffについては、例えば、光ファイバ長L=20km、1.45μm帯および1.55μm帯のα=0.2dB/kmとすると、前述の(4)式の関係に従って、Leff=13kmとなる。有効コア断面積Aeffについては、例えば、光ファイバのモードフィールド径MFD=5μmとすると、Aeff=20μmとなる。この場合のSRS発生の閾値PSRS thは、前方励起で240mW、後方励起で300mWとなり非常に大きな光強度が必要となる。
また、SBS発生の閾値PSBS thについても、上記の(9)式と同様にして、次の(10)式で表される。
Figure 2008020743
上記の(10)式において、右辺の定数21は、ブリユアン利得の線幅によって決まる値で近似値である。また、gはブリユアン利得係数であり、石英ファイバの場合はg≒5×10−11m/Wの値をとり、(1/g)項は前述したSRSの場合の(1/g)より2桁小さい。有効ファイバ長Leff=13km、有効コア断面積Aeff=20μmとしたときのSBS発生の閾値PSBS thは0.6mWとなり、SRSより小さい光強度で、後方向の散乱光としてSBSの観測が可能となる。
また、上記の(10)式は、光源の線幅Δν、ブリユアン利得線幅Δνを考慮すると、次の(11)式で表すこともできる。
Figure 2008020743
なお、光源の線幅Δνは、WDM光伝送システムで光源として一般的に用いられるDFB−LDで数MHz程度である。また、ブリユアン利得線幅Δνは、1.55μmの波長で100MHz程度の値をとる。
田幸敏治 本田辰篤 編、「ユーザーエンジニアのための光測定器ガイド」、増補改訂版、1998年、p.102-126
しかしながら、上記のような従来の非線形光学特性の測定技術については、図9や図10に示したような非常に複雑な測定系が必要であり、このような測定系を図7に示したような光増幅器を用いたWDM光伝送システムに組み込んで、伝送路ファイバや分散補償ファイバでの非線形光学効果の発生状態を把握し、その結果に応じて光増幅器を制御して非線形光学効果による光S/Nの劣化を抑えようとすると、システム全体の構成が複雑になりコストの上昇を招いてしまうという課題がある。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、光増幅器の出力ポートに実際に接続されている光ファイバの非線形光学特性を簡略な構成により正確に測定するための方法を提供することを目的とする。また、その非線形光学特性の測定方法を用いて光ファイバへの光入力レベルを制御して非線形光学効果の発生を抑えるようにした光増幅器および光伝送システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明による非線形光学特性の測定方法は、光増幅器の出力ポートに接続された光ファイバの非線形光学特性を測定するための方法であって、前記光増幅器より前記光ファイバの一端に入力光を与え、前記入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記光増幅器の出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別し、前記入力光のパワーおよび前記判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする。
また、上記非線形光学特性の測定方法については、前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける自己位相変調若しくは相互位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係、または、前記光ファイバにおける誘導ラマン散乱によるラマン増幅利得因子と励起光パワーとの関係を求めるようにしてもよい。
本発明による光増幅器の1つの態様は、光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、前記入力ポートに入力される光信号の波長に対応したテスト光を前記光増幅部に与えるテスト光供給部と、前記光増幅部で増幅された前記テスト光を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光としてを与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする。
上記のような構成の光増幅器では、テスト光供給部からのテスト光が光増幅部で増幅されて出力ポートより光ファイバの一端に入力される。光ファイバでは、入力光のパワーが大きくなると誘導ブリユアン散乱(SBS)によって入力光とは逆方向に伝搬する光が発生するようになるので、光ファイバへの入力光に対応させて、光ファイバの一端より光増幅器の出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定することにより、光ファイバにおけるSBSが発生する入力光パワーの閾値が求められる。このSBS発生の閾値は、光ファイバの有効ファイバ長Leffおよび有効コア断面積Aeffを用いた関数として表されるので、上記LeffおよびAeffをパラメータとする他の非線形光学効果と入力光パワーとの関係をSBS発生の閾値を用いて間接的に求めることができ、その関係を光増幅部の制御に反映させることで光ファイバでの非線形光学効果の発生を抑えることが可能になる。
上記のような本発明による非線形光学特性の測定方法によれば、従来の測定方法のような非常に複雑な測定系を必要としないため、光増幅器の出力ポートに接続される光ファイバの非線形光学特性を簡略な構成により正確に測定することができる。また、本発明の光増幅器によれば、上記の測定方法による結果を基に光増幅部における光信号の増幅動作を制御するようにしたことで、光ファイバでの非線形光学効果による光S/Nの劣化を効果的に抑えることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
図1は、本発明の非線形光学特性の測定方法を用いた光増幅器の一実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態の光増幅器1は、例えば、入力ポートINおよび出力ポートOUTの間の光路上にエルビウム添加ファイバ(EDF)11を配置し、励起光源12から出力される励起光Lpを、WDMカプラ13を介してエルビウム添加ファイバ11に信号光入力端側から供給する。励起光Lpにより前方励起されたエルビウム添加ファイバ11には、入力ポートINに与えられた入力光LINが光アイソレータ14AおよびWDMカプラ13を介して入力され、エルビウム添加ファイバ11中を伝搬して増幅された光が光アイソレータ14Bを介して出力ポートOUTに送られる。
また、本光増幅器1は、入力ポートINと光アイソレータ14Aの間、および光アイソレータ14Bと出力ポートOUTの間に、ビームスプリッタ(BS)14Aおよび14Bを備え、エルビウム添加ファイバ11に対して入出力される光の一部が各ビームスプリッタ14A,14Bでモニタ光としてそれぞれ分岐される。各ビームスプリッタ14A,14Bで分岐された入力モニタ光および出力モニタ光は、各光検出器16A,16Bに送られてパワーが検出され、各々の検出結果を示す信号が制御部17に出力される。制御部17は、各光検出器16A,16Bからの出力信号および後述する演算部25における演算結果を基に励起光源12の駆動状態を制御する。
さらに、本光増幅器1は、出力ポートOUTに接続される伝送路ファイバ2におけるSBS発生の閾値を測定することで、その伝送路ファイバ2でのSPM等の非線形光学効果の発生を防ぐことのできる光入力レベルを算出するための構成として、光源21、光カプラ22、ビームスプリッタ23、光検出器24および演算部25を備えている。
光源21は、入力光LINの波長帯域に対応したテスト光Lを発生することの可能な一般的な光源である。この光源21は、演算部25から出力される信号に従って起動および停止が制御されるものとする。光源21から出力されるテスト光Lは、入力ポートINとビームスプリッタ15Aの間に配置された光カプラ22を介して入出力ポート間の光路上に与えられ、エルビウム添加ファイバ11を通過することでパワーの調整が行われた後に、出力ポートOUTから伝送路ファイバ2に出力される。伝送路ファイバ2では、後述する閾値を超えるパワーのテスト光Lが光増幅器1から出力されると、そのテスト光Lの伝搬方向とは逆方向に伝搬するSBS光LSBSが発生するようになり、そのSBS光LSBSが伝送路ファイバ2から出力ポートOUTに与えられる。
出力ポートOUTに与えられたSBS光LSBSは、出力ポートOUTとビームスプリッタ15Bの間に挿入されたビームスプリッタ23で取り出されて光検出器24に送られる。光検出器24では、SBS光LSBSのパワーが検出され、その検出結果を示す信号が演算部25に出力される。演算部25では、光検出器24からの出力信号に応じて伝送路ファイバ2におけるSBS発生の閾値が求められ、その閾値を基にして伝送路ファイバ2でのSPM等の非線形光学効果の発生を防ぐことのできる光入力レベルが演算されて、その結果を示す信号が演算部25から制御部17に出力される。
ここで、上記の演算部25における演算処理の原理について説明する。
図2は、SPMによる光パルスの波形変化を示したものである。光パルスは、光強度の変化が大きいほど、また、伝送距離が長いところほど周波数変動が大きくなるという、いわゆる周波数チャープを受ける。具体的に図2の右側に示すように、出力光パルスの先頭部では、周波数チャープは負となり、これをレッドシフトと呼び、一方、出力光パルスの後部では、周波数チャープは正となり、これをブルーシフトという。SPMによって光ファイバを伝搬する間に生じる周波数チャ−プにより、光パルスの前部では速度が遅くなり、後部では逆に速くなるため光パルスが圧縮される。SPMは、位相が変化することにより光スペクトルが広がるため、波長分散との相互作用により光伝送特性に大きく影響を及ぼす。その位相変化量φNL SPMは、上述の(6)式に示したように、光の波長λ、有効ファイバ長Leff、有効コア断面積Aeff、非線形屈折率nおよび入力光パワーPを用いた関数として表される。
一般に非線形光学効果の効率を表す尺度として、入力光パワーPと有効ファイバ長Leffの積が用いられる。有効ファイバ長Leffは、前述の(4)式に示したように光ファイバの損失を考慮したパラメータであり、例えば図3の左側に示すような伝送距離と光パワーの関係について、図3の右側に示すような有効ファイバ長Leffによる光パワーの等化を可能にするものである。上記の入力光パワーPと有効ファイバ長Leffの積は、図3の左側の斜線部分の面積に対応している。
一方、誘導ブリユアン散乱(SBS)は、光ファイバへの光入力に対し逆方向に散乱される非線形光学現象であり、その散乱光は、ある光入力レベルを閾値として急激に増加することが知られている。例えば、10kmの分散シフトファイバ(DSF)に入力される光のパワーPINと発生するSBS光のパワーPSBSとの関係を測定した一例を図4に示す。この図4の測定例においてSBS発生の閾値は略3mWとなる。
上記のようなSBS発生の閾値は、上述の(11)式に示したように有効ファイバ長Leff、有効コア断面積Aeff、ブリユアン利得係数g、光源の線幅Δνsおよびブリユアン利得線幅Δνbを用いた関数として表される。図5は、ブリユアン利得スペクトルの一例を示したものであり、(a)は石英コアファイバ、(b)は弱クラッドファイバ、(c)は分散シフトファイバに対応している(詳しくは、文献:R. W. Tkach, A. R. Chraplyvy, and R. M. Derosier, Electron. Lett. 22,1011(1986)を参照)。
上述した(11)式に従って、図4に示したDSFの測定例におけるSBS発生の閾値を計算すると2.7mWとなり、これは実験値と良く一致する。なお、上記の計算では、Aeff=46.5μm(MFD=7.7μm)、Leff=7846m(L=10000m、α=5.1×10−5/m)、g=5×10−11m/W、Δν=100MHz、Δν=1MHzを用いた。
上述の(6)式および(11)式から(Aeff/Leff)を消去すると、SPMの位相変化量φNL SPMは、SBS発生の閾値PSBS thを用いて、次の(12)式で表される。
Figure 2008020743
上記の(12)式より、SBS発生の閾値PSBS thを測定することで、SPMの位相変化量φNL SPMを算出することができる。また、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさないSPMの位相変化量の許容値を決定すれば、光ファイバに入力する光のパワーPを制限することも可能になる。
また、相互位相変調(XPM)の位相変化量φNL XPMについては、上述の(8)式に示したように光の波長λ、有効ファイバ長Leff、有効コア断面積Aeff、非線形屈折率n、係数bおよび入力光パワーPを用いた関数として表される。この(8)式と上記の(11)式とから(Aeff/Leff)を消去すると、XPMの位相変化量φNL XPMは、SBS発生の閾値PSBS thを用いて、次の(13)式で表される。
Figure 2008020743
よって、上記のSPMの場合と同様にして、上記の(13)式より、SBS発生の閾値PSBS thを測定することで、XPMの位相変化量φNL XPMを算出することができる。また、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさないXPMの位相変化量の許容値を決定すれば、光ファイバに入力する光のパワーPを制限することも可能になる。
さらに、誘導ラマン散乱(SRS)に関しては、一般的に、ラマン増幅利得因子Gが、光ファイバの入力端における励起パワーをPとすると、次の(14)式で表さられることが知られている。
Figure 2008020743
上記の(14)式は(Leff/Aeff)を含むため、上述の(11)式を用いることで、ラマン増幅利得因子Gは、SBS発生の閾値PSBS thを用いて、次の(15)式で表すことができる。
Figure 2008020743
なお、先に説明したようにSRSの閾値PSRS thは、SBSの閾値PSBS thよりも2桁大きく、光伝送システムの信号レベルでは、SRSが光伝送特性に悪影響を及ぼす可能性は比較的低い。ただし、伝送路を利用した分布ラマン増幅を適用した光伝送システムでは、SBS光を測定することにより実際に使用している伝送路ファイバのパラメータ(Leff/Aeff)を判断し、ラマン増幅利得因子Gと励起パワーP(伝送路ファイバへの入力光パワーに対応)との関係を得ることは有効である。
上記のような演算処理の原理に従って、図1に示した光増幅器1では、例えば、運用開始前に光源21を起動することで伝送路ファイバ2におけるSBS発生の閾値を測定するためのテスト光Lが生成される。そのテスト光Lは、光カプラ22を介してエルビウム添加ファイバ11に送られ、エルビウム添加ファイバ11への励起光Lの供給パワーを調整することで、出力ポートOUTから伝送路ファイバ2に出力されるテスト光Lのパワーが連続的に変えられる。そして、伝送路ファイバ2におけるテスト光Lのパワーに対応したSBS光LSBSの発生状態がビームスプリッタ23および光検出器24によってモニタされ、その結果が演算部25に伝えられる。なお、SBS光LSBSのモニタが正常に終了した段階で光源21は停止されるものとする。
演算部25では、モニタされたSBS光LSBSのパワーの変化を基に伝送路ファイバ2におけるSBS発生の閾値PSBS thが求められ、その測定により得られたられた閾値PSBS thと、光伝送特性に実質的な影響を及ぼすことのないSPM等の位相変化量の許容値とを用いて、上記(12)式等の関係より、伝送路ファイバ2への入力光パワーPの値、すなわち光増幅器1の光出力パワーの上限値が演算される。そして、その演算結果が制御部17に伝えられることで、運用時における光増幅器1の利得または光出力レベルの制御に上記の演算結果が反映される。これにより、SPM等による光伝送特性の劣化を回避することが可能になる。
以上のように本光増幅器1で用いられるSBS光のモニタに基づいたSPM等の非線形光学特性の測定方法は、従来の測定方法のような非常に複雑な測定系を必要としないため、光増幅器1の出力ポートに接続される伝送路ファイバ2の非線形光学特性を簡略な構成により正確に測定することができる。そして、その測定結果を光増幅器の利得または光出力レベルの制御に反映させることで、非線形光学効果による光S/Nの劣化を効果的に抑えることが可能になる。
次に、上記のような光増幅器1を利用した光伝送システムの実施形態について説明する。
図6は、本発明による光伝送システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図6において、本光伝送システムは、例えば、上述の図7に示したような一般的なWDM光伝送システムにおけるポストアンプとして、前述の図1に示した光増幅器1を適用したものである。ただし、ここではSBS光LSBSを発生させるためのテスト光Lとして、複数の電気/光変換器(E/O)31から出力された後に波長合波器32で合波されたWDM光Lを用いるようにすることで、図1の構成における光源21および光カプラ22を省略可能にしている。なお、波長合波器32から光増幅器1の入力ポートINに入力されるWDM光Lを利用して、光増幅器1の出力ポートOUTに接続された伝送路ファイバ2でSBS光LSBSを発生させるためには、光増幅器1から出力されるWDM光Lの1波長当たりのパワーとして数十mW程度が必要になるが、このような出力光パワーは高出力特性が特長である一般的なEDFAによって十分に実現可能である。
上記のような構成の光伝送システムでは、システムの立ち上げ時に各電気/光変換器31が起動され、各々から出力される連続光若しくは適宜なパターンの光が波長合波器32で合波されて光増幅器1の入力ポートINにWDM光Lが与えられる。光増幅器1では、入力されたWDM光Lがエルビウム添加ファイバ11に送られ、エルビウム添加ファイバ11への励起光Lの供給パワーを調整することで、出力ポートOUTから伝送路ファイバ2に出力されるWDM光Lのパワーが連続的に変えられる。そして、伝送路ファイバ2におけるWDM光Lのパワーに対応したSBS光LSBSの発生状態がビームスプリッタ23および光検出器24によってモニタされ、その結果が演算部25に伝えられることで、前述した場合と同様にして、伝送路ファイバ2におけるSBS発生の閾値PSBS thが求められ、それを基に光増幅器1の光出力パワーの上限値が演算されて、その演算結果が、システム立ち上げ後の運用時における光増幅器1の利得または光出力レベルの制御に反映される。これにより、SPM等による光伝送特性の劣化を回避することが可能になる。
なお、上記光伝送システムの実施形態では、本発明による光増幅器を送信端のポストアンプとして用いた場合の構成例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば光中継器内の光アンプや受信端のプリアンプとして本発明の光増幅器を適用することが可能である。
また、上述した光増幅器および光伝送システムの各実施形態では、光増幅器1の出力ポートOUTに対して伝送路ファイバ2が接続される場合について説明したが、例えば、上述の図7に示したプリアンプ内の前段の光増幅器121Bのように、出力ポートに対して分散補償ファイバが接続される場合にも同様の作用効果を得ることができる。さらに、エルビウム添加ファイバを利用した光増幅器の一例を示したが、エルビウム以外の希土類を添加した光ファイバ増幅器や半導体光増幅器、光ファイバラマン増幅器などの公知の光増幅器について本発明は有効である。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1) 光増幅器の出力ポートに接続された光ファイバの非線形光学特性を測定するための方法であって、
前記光増幅器より前記光ファイバの一端に入力光を与え、
前記入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記光増幅器の出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別し、
前記入力光のパワーおよび前記判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、
該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
(付記2) 付記1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける自己位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
(付記3) 付記1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける相互位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
(付記4) 付記1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ラマン散乱によるラマン増幅利得因子と励起光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
(付記5) 光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、
前記入力ポートに入力される光信号の波長に対応したテスト光を前記光増幅部に与えるテスト光供給部と、
前記光増幅部で増幅された前記テスト光を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記6) 付記5に記載の光増幅器であって、
前記演算部は、前記判閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない自己位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記7) 付記5に記載の光増幅器であって、
前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない相互位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記8) 付記5に記載の光増幅器であって、
前記出力ポートは、伝送路ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
(付記9) 付記5に記載の光増幅器であって、
前記出力ポートは、分散補償ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
(付記10) 伝送路ファイバを介して光信号を送受信する光伝送システムであって、
付記5に記載の光増幅器を前記伝送路ファイバ上に配置したことを特徴とする光伝送システム。
(付記11) 光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、
前記入力ポートに入力され前記光増幅部で増幅された光信号を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記12) 付記11に記載の光増幅器であって、
前記演算部は、前記判閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない自己位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記13) 付記11に記載の光増幅器であって、
前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない相互位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
(付記14) 付記11に記載の光増幅器であって、
前記出力ポートは、伝送路ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
(付記15) 付記11に記載の光増幅器であって、
前記出力ポートは、分散補償ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
(付記16) 伝送路ファイバを介して光信号を送受信する光伝送システムであって、
付記11に記載の光増幅器を前記伝送路ファイバ上に配置したことを特徴とする光伝送システム。
本発明の非線形光学特性の測定方法を用いた光増幅器の一実施形態の構成を示すブロック図である。 SPMによる光パルスの波形変化を示す図である。 入力光パワーと有効ファイバ長の関係を説明するための図である。 DSFへの入力光パワーに対するSBS光パワーの関係を測定した一例を示す図である。 各種の光ファイバにおけるブリユアン利得スペクトルの一例を示す図である。 本発明による光伝送システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。 一般的なWDM光伝送システムにおける光増幅器の使用例を示す図である。 各種の光ファイバで非線形光学効果が発生するようになる光入力レベルの一例を示す図である。 従来のSPM測定系の一例を示す図である。 従来のXPM測定系の一例を示す図である。
符号の説明
1…光増幅器
2…伝送路ファイバ
11…エルビウム添加ファイバ
12…励起光源
13…WDMカプラ
14A,14B…光アイソレータ
15A,15B,23…ビームスプリッタ
16A,16B,24…光検出器
17…制御部
21…光源
22…光カプラ
25…演算部
31…電気/光変換器
32…波長合波器
IN…入力ポート
OUT…出力ポート
SBS…SBS光
…テスト光

Claims (11)

  1. 光増幅器の出力ポートに接続された光ファイバの非線形光学特性を測定するための方法であって、
    前記光増幅器より前記光ファイバの一端に入力光を与え、
    前記入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記光増幅器の出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別し、
    前記入力光のパワーおよび前記判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、
    該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
  2. 請求項1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
    前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける自己位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
  3. 請求項1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
    前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける相互位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
  4. 請求項1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
    前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ラマン散乱によるラマン増幅利得因子と励起光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
  5. 光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、
    前記入力ポートに入力される光信号の波長に対応したテスト光を前記光増幅部に与えるテスト光供給部と、
    前記光増幅部で増幅された前記テスト光を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
    前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
    前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。
  6. 光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、
    前記入力ポートに入力され前記光増幅部で増幅された光信号を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
    前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
    前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。
  7. 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
    前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない自己位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
    前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
  8. 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
    前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない相互位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
    前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
  9. 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
    前記出力ポートは、伝送路ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
  10. 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
    前記出力ポートは、分散補償ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
  11. 伝送路ファイバを介して光信号を送受信する光伝送システムであって、
    請求項5または請求項6に記載の光増幅器を前記伝送路ファイバ上に配置したことを特徴とする光伝送システム。
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