JP2008020743A - 非線形光学特性の測定方法、並びに、それを用いた光増幅器および光伝送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の光増幅器1は、出力ポートOUTに接続された伝送路ファイバ2の一端にパワーの変化する入力光を与え、伝送路ファイバ2の一端より出力ポートOUTに入力される逆方向の光のパワーを光検出器24で測定し、その測定結果を基に伝送路ファイバ2における誘導ブリユアン散乱(SBS)発生の閾値を求める。そして、そのSBS発生の閾値を用いて、伝送路ファイバ2における自己位相変調(SPM)等の発生量と入力光パワーとの関係を求め、それを光増幅の制御に反映させることで伝送路ファイバ2でのSPM等の発生を抑える。
【選択図】図1
Description
このようにEDFAは、C−バンドおよびL−バンドの両方とも約35nmの増幅帯域を有するため、例えば、WDM光に含まれる複数の信号光を0.8nm(約100GHz)間隔で配置すると、40波以上の信号光を一括して増幅することが可能となる。また、EDFAは、高出力化という観点でも優れており、例えば200mW以上の光出力パワーを容易に得ることができる。このような特性を生かして、EDFAは様々なWDM光伝送システムに適用されている。
非線形光学効果の発生レベルは、光伝送システムモデル(例えば、波長帯域、波長数、波長間隔、1スパンの伝送距離、スパン数等)、並びに、伝送路や分散補償器などに使用される光ファイバの種類(例えば、シングルモードファイバ(SMF)、分散シフトファイバ(DSF)、ノンゼロ分散シフトファイバ(NZ−DSF)、分散補償ファイバ(DCF)等)およびファイバパラメータ(例えば、有効コア断面積、波長分散、有効ファイバ長等)に応じて決まることが知られている。図8の一例に示すように、光ファイバへの光入力レベルは、1550nmにおける波長分散が0ps/nm/kmである分散シフトファイバ(DSF)を除いて、自己位相変調(SPM)で制限されるのが一般的である。
例えば、石英系光ファイバの非線形屈折率は、2.2×10−20m2/W程度である。これは他の非線形媒質と比べると比較的小さい。しかしながら、光ファイバの特徴であるモードフィールドが小さいこと(例えば、10μm程度)、および損失が非常に小さいこと(例えば、1.55μmにおいて0.2dB/km程度)により、非線形光学現象を観測できる。光ファイバで生じる非線形光学現象の大部分は非線形屈折によるものである。これらは、次の(1)式のように光ファイバの屈折率nが光の強度Pに依存することによる。
屈折率が光の強度に依存すると、いくつかの非線形光学現象が生じる。その中でもっとも広く研究されているのは、自己位相変調(Self Phase Modulation:SPM)と相互位相変調(Cross Phase Modulation:XPM)の2つの現象である。
従来のXPM測定系の一例を図10に示す。この測定系では、発振器141の出力信号に従って強度変調されたポンプ光源142から出力されるポンプ光がデポラライザ143で無偏光化(デポラライズ)され、そのポンプ光とプローブ光源144から出力されるプローブ光とが光カプラ145で合波されて被測定ファイバ146に与えられることにより、プローブ光はXPMを通じて位相変調を受けることになる。この位相変調によって生じた周波数成分を遅延自己テヘロダイン(Self-Delayed Heterodyne)受信系147で受信することにより、プローブ光の位相シフト量を求めることができる。
田幸敏治 本田辰篤 編、「ユーザーエンジニアのための光測定器ガイド」、増補改訂版、1998年、p.102-126
本発明による光増幅器の1つの態様は、光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、前記入力ポートに入力される光信号の波長に対応したテスト光を前記光増幅部に与えるテスト光供給部と、前記光増幅部で増幅された前記テスト光を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光としてを与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする。
図1は、本発明の非線形光学特性の測定方法を用いた光増幅器の一実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態の光増幅器1は、例えば、入力ポートINおよび出力ポートOUTの間の光路上にエルビウム添加ファイバ(EDF)11を配置し、励起光源12から出力される励起光Lpを、WDMカプラ13を介してエルビウム添加ファイバ11に信号光入力端側から供給する。励起光Lpにより前方励起されたエルビウム添加ファイバ11には、入力ポートINに与えられた入力光LINが光アイソレータ14AおよびWDMカプラ13を介して入力され、エルビウム添加ファイバ11中を伝搬して増幅された光が光アイソレータ14Bを介して出力ポートOUTに送られる。
光源21は、入力光LINの波長帯域に対応したテスト光LTを発生することの可能な一般的な光源である。この光源21は、演算部25から出力される信号に従って起動および停止が制御されるものとする。光源21から出力されるテスト光LTは、入力ポートINとビームスプリッタ15Aの間に配置された光カプラ22を介して入出力ポート間の光路上に与えられ、エルビウム添加ファイバ11を通過することでパワーの調整が行われた後に、出力ポートOUTから伝送路ファイバ2に出力される。伝送路ファイバ2では、後述する閾値を超えるパワーのテスト光LTが光増幅器1から出力されると、そのテスト光LTの伝搬方向とは逆方向に伝搬するSBS光LSBSが発生するようになり、そのSBS光LSBSが伝送路ファイバ2から出力ポートOUTに与えられる。
図2は、SPMによる光パルスの波形変化を示したものである。光パルスは、光強度の変化が大きいほど、また、伝送距離が長いところほど周波数変動が大きくなるという、いわゆる周波数チャープを受ける。具体的に図2の右側に示すように、出力光パルスの先頭部では、周波数チャープは負となり、これをレッドシフトと呼び、一方、出力光パルスの後部では、周波数チャープは正となり、これをブルーシフトという。SPMによって光ファイバを伝搬する間に生じる周波数チャ−プにより、光パルスの前部では速度が遅くなり、後部では逆に速くなるため光パルスが圧縮される。SPMは、位相が変化することにより光スペクトルが広がるため、波長分散との相互作用により光伝送特性に大きく影響を及ぼす。その位相変化量φNL SPMは、上述の(6)式に示したように、光の波長λ、有効ファイバ長Leff、有効コア断面積Aeff、非線形屈折率n2および入力光パワーPを用いた関数として表される。
また、相互位相変調(XPM)の位相変化量φNL XPMについては、上述の(8)式に示したように光の波長λ1、有効ファイバ長Leff、有効コア断面積Aeff、非線形屈折率n2、係数bおよび入力光パワーP2を用いた関数として表される。この(8)式と上記の(11)式とから(Aeff/Leff)を消去すると、XPMの位相変化量φNL XPMは、SBS発生の閾値PSBS thを用いて、次の(13)式で表される。
さらに、誘導ラマン散乱(SRS)に関しては、一般的に、ラマン増幅利得因子GAが、光ファイバの入力端における励起パワーをP0とすると、次の(14)式で表さられることが知られている。
図6は、本発明による光伝送システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図6において、本光伝送システムは、例えば、上述の図7に示したような一般的なWDM光伝送システムにおけるポストアンプとして、前述の図1に示した光増幅器1を適用したものである。ただし、ここではSBS光LSBSを発生させるためのテスト光LTとして、複数の電気/光変換器(E/O)31から出力された後に波長合波器32で合波されたWDM光LSを用いるようにすることで、図1の構成における光源21および光カプラ22を省略可能にしている。なお、波長合波器32から光増幅器1の入力ポートINに入力されるWDM光LSを利用して、光増幅器1の出力ポートOUTに接続された伝送路ファイバ2でSBS光LSBSを発生させるためには、光増幅器1から出力されるWDM光LSの1波長当たりのパワーとして数十mW程度が必要になるが、このような出力光パワーは高出力特性が特長である一般的なEDFAによって十分に実現可能である。
また、上述した光増幅器および光伝送システムの各実施形態では、光増幅器1の出力ポートOUTに対して伝送路ファイバ2が接続される場合について説明したが、例えば、上述の図7に示したプリアンプ内の前段の光増幅器121Bのように、出力ポートに対して分散補償ファイバが接続される場合にも同様の作用効果を得ることができる。さらに、エルビウム添加ファイバを利用した光増幅器の一例を示したが、エルビウム以外の希土類を添加した光ファイバ増幅器や半導体光増幅器、光ファイバラマン増幅器などの公知の光増幅器について本発明は有効である。
前記光増幅器より前記光ファイバの一端に入力光を与え、
前記入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記光増幅器の出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別し、
前記入力光のパワーおよび前記判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、
該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける自己位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける相互位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ラマン散乱によるラマン増幅利得因子と励起光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。
前記入力ポートに入力される光信号の波長に対応したテスト光を前記光増幅部に与えるテスト光供給部と、
前記光増幅部で増幅された前記テスト光を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。
前記演算部は、前記判閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない自己位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない相互位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
前記出力ポートは、伝送路ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
前記出力ポートは、分散補償ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
付記5に記載の光増幅器を前記伝送路ファイバ上に配置したことを特徴とする光伝送システム。
前記入力ポートに入力され前記光増幅部で増幅された光信号を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。
前記演算部は、前記判閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない自己位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない相互位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。
前記出力ポートは、伝送路ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
前記出力ポートは、分散補償ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。
付記11に記載の光増幅器を前記伝送路ファイバ上に配置したことを特徴とする光伝送システム。
2…伝送路ファイバ
11…エルビウム添加ファイバ
12…励起光源
13…WDMカプラ
14A,14B…光アイソレータ
15A,15B,23…ビームスプリッタ
16A,16B,24…光検出器
17…制御部
21…光源
22…光カプラ
25…演算部
31…電気/光変換器
32…波長合波器
IN…入力ポート
OUT…出力ポート
LSBS…SBS光
LT…テスト光
Claims (11)
- 光増幅器の出力ポートに接続された光ファイバの非線形光学特性を測定するための方法であって、
前記光増幅器より前記光ファイバの一端に入力光を与え、
前記入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記光増幅器の出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別し、
前記入力光のパワーおよび前記判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、
該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。 - 請求項1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける自己位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。 - 請求項1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける相互位相変調による位相変化量と入力光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。 - 請求項1に記載の非線形光学特性の測定方法であって、
前記閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ラマン散乱によるラマン増幅利得因子と励起光パワーとの関係を求めることを特徴とする非線形光学特性の測定方法。 - 光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、
前記入力ポートに入力される光信号の波長に対応したテスト光を前記光増幅部に与えるテスト光供給部と、
前記光増幅部で増幅された前記テスト光を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。 - 光信号が入力される入力ポートと、光ファイバが接続された出力ポートと、前記入力ポートおよび前記出力ポートの間の光路上に設けられた光増幅部と、該光増幅部を制御する制御部と、を備えた光増幅器であって、
前記入力ポートに入力され前記光増幅部で増幅された光信号を前記出力ポートより前記光ファイバの一端に入力光として与え、該入力光に対応して、前記光ファイバの一端より前記出力ポートに入力される逆方向の光のパワーを測定し、誘導ブリユアン散乱の有無を判別する光パワー測定部と、
前記入力光のパワーおよび前記光パワー測定部での判別結果に基づいて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱が発生する入力光パワーの閾値を求め、該閾値を用いて、前記光ファイバにおける誘導ブリユアン散乱とは異なる非線形光学効果の発生量と入力光パワーとの関係を求める演算部と、を有し、
前記制御部は、前記演算部で求められた関係に基づいて、前記光ファイバでの非線形光学効果の発生が抑えられるように、前記光増幅部における光信号の増幅動作を制御することを特徴とする光増幅器。 - 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない自己位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。 - 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
前記演算部は、前記閾値と、光伝送特性に実質的な影響を及ぼさない相互位相変調の位相変化量の許容値とを用いて、前記光ファイバへの入力光パワーの上限値を演算し、
前記制御部は、前記演算部で演算された上限値以下のパワーの光信号が前記出力ポートから出力されるように、前記光増幅部の利得を制御することを特徴とする光増幅器。 - 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
前記出力ポートは、伝送路ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。 - 請求項5または請求項6に記載の光増幅器であって、
前記出力ポートは、分散補償ファイバの一端に接続されていることを特徴とする光増幅器。 - 伝送路ファイバを介して光信号を送受信する光伝送システムであって、
請求項5または請求項6に記載の光増幅器を前記伝送路ファイバ上に配置したことを特徴とする光伝送システム。
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