JP2019009647A - 送信装置、受信装置及び推定方法 - Google Patents

送信装置、受信装置及び推定方法 Download PDF

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崇仁 谷村
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剛司 星田
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Abstract

【課題】伝送路上の各地点の物理状態を推定できる送信装置等を提供する。
【解決手段】送信装置は、送信部と、設定部とを有する。送信部は、第1の波長に第1の信号を、第2の波長に第2の信号を変調し、伝送路上の各位置を通過する第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて第2の信号が変動するように第1の信号及び第2の信号を伝送路に送信する。設定部は、第1の信号及び第2の信号を送信する際に、伝送路上の所定位置での第1の波長の残留波長分散量が零になる波長分散量を第1の波長に付加する。
【選択図】図7

Description

本発明は、送信装置、受信装置及び推定方法に関する。
光伝送システムには、伝送路の物理状態をモニタする方法として様々な方法がある。例えば、OCM(Optical Channel Monitor)を使用したモニタ方法では、伝送路上又は伝送路上のノードにOCMを分散配置し、各OCMの測定結果から伝送路の各地点の物理状態をモニタできる。本方法では、伝送路が多スパン構成であっても、伝送路上の各地点の物理状態をモニタできる。
また、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)を使用したモニタ方法では、伝送路上に光パルスを伝送し、伝送路上の各地点からの光パルスに対するレイリー後方散乱光及び反射光を検出する。本方法では、レイリー後方散乱光及び反射光に基づき、伝送路上の各地点の物理状態、例えば、伝送路上の伝送損失、融着接続やメカニカルスプライス、コネクタ接続等の接続損失をモニタできる。
また、デジタルコヒーレント受信機の主信号処理上の適応等化器に使用する係数を用いたモニタ方法では、その係数を用いて伝送路の物理状態を計算する。本方法では、伝送路が多スパン構成であっても、係数を用いて伝送路の物理状態をモニタできる。
特開2012−124686号公報 特開2006−295479号公報
D.C. Kilper, R. Bach, D. J. Blumenthal, D. Einstein, T. Landolsi, L. Ostar, M. Preiss, andA. E. Willner, "Optical Performance Monitoring," IEEE JLT 22, 1, pp.294-304, 2004 F.N. Hauske, M. Kuschnerov, B. Spinnler, B. Lankl, "Optical Performance Monitoring in Digital Coherent Receivers ," IEEE JLT 27, 16, pp.3623-3631, 2009.
しかしながら、OCMを使用したモニタ方法では、モニタ地点にOCMを分散配置する必要があるため、部品コストを要する。更に、OTDRを使用したモニタ方法では、複数のスパンで構成する伝送路には対応できない。更に、適応等化器の係数を用いたモニタ方法では、伝送路上の一地点をモニタするのは困難である。そこで、部品コストの削減、多スパン構成の伝送路上であっても、各地点の物理状態をモニタできるモニタ方法が求められているのが実情である。
一つの側面では、伝送路上の各地点での物理状態をモニタできる送信装置等を提供することを目的とする。
一つの案の送信装置は、送信部と、設定部とを有する。送信部は、第1の波長に第1の信号を、第2の波長に第2の信号を変調し、伝送路上の各位置を通過する第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて第2の信号が変動するように第1の信号及び第2の信号を伝送路に送信する。設定部は、第1の信号及び第2の信号を送信する際に、伝送路上の所定位置での第1の波長の残留波長分散量が零になる波長分散量を第1の波長に付加する。
開示の態様では、伝送路上の各地点での物理状態をモニタできる。
図1は、本実施例の光伝送システムの一例を示す説明図である。 図2は、通信装置及び対向側通信装置の一例を示す説明図である。 図3は、光送信器の一例を示すブロック図である。 図4は、光受信器の一例を示すブロック図である。 図5は、対象チャネル及び隣接チャネルの配置構成の一例を示す説明図である。 図6は、光伝送路上の各地点のポンプ信号、プローブ信号及びXPMの関係の一例を示す説明図である。 図7は、光伝送システムの一例を示す説明図である。 図8は、合成部の一例を示す説明図である。 図9は、合成部としてDNNを適用した場合の一例を示す説明図である。 図10は、DNN内の多入力1出力ユニットの一例を示す説明図である。 図11は、合成部内のDNNの訓練手順の一例を示す説明図である。 図12は、合成部の運用手順の一例を示す説明図である。 図13は、ファイバパラメータ列推定処理に関わる光伝送システム全体の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、偏光回転を付加する光送信器の一例を示す説明図である。 図15は、偏波回転部の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する送信装置、受信装置及び推定方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、本実施例の光伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す光伝送システム1は、通信装置2と、対向側通信装置3と、複数の伝送スパン4を含む光伝送路5と、ネットワークマネージャ6とを有する。通信装置2及び対向側通信装置3は、例えば、デジタルコヒーレント方式の光通信装置である。伝送スパン4は、光増幅器4Aと、伝送路4Bとを有する。光増幅器4Aは、伝送路4B上を通過する光信号を増幅する。伝送路4Bは、光信号が伝送する光ファイバである。光伝送路5は、複数の伝送スパン4を多段構成としている。ネットワークマネージャ6は、光伝送システム1全体を監視制御するサーバ等である。
図2は、通信装置2及び対向側通信装置3の一例を示す説明図である。図2に示す通信装置2は、複数のラインカード11と、信号処理モジュール12とを実装している。ラインカード11は、例えば、光送信器や光受信器等を実装しているものとする。信号処理モジュール12は、伝送スパン4上の伝送路4Bの各地点の物理状態をモニタするための処理部である。尚、図2に示す対向側通信装置3も、通信装置2と同様に、複数のラインカード11及び信号処理モジュール12を実装している。通信装置2内のラインカード11は、例えば、対向側通信装置3の光受信器11Bへの光信号を送信する光送信器11Aを内蔵している。対向側通信装置3内のラインカード11は、例えば、通信装置2内の光送信器11Aからの光信号を受信する光受信器11Bを内蔵している。尚、説明の便宜上、通信装置2内のラインカード11は光送信器11Aを内蔵し、対向側通信装置3内のラインカード11は光受信器11Bを内蔵したが、光送信器11A及び光受信器11B両方を内蔵しても良い。
図3は、光送信器11Aの一例を示すブロック図である。図3に示す光送信器11Aは、シンボルマッピング21と、信号処理部22と、第1のDAC(Digital Analog Converter)23A〜第4のDAC23Dと、第1のドライバアンプ24A〜第4のドライバアンプ24Dとを有する。更に、光送信器11Aは、LD(Laser Diode)25と、BS(Beam Splitter)26と、第1のIQ変調部27Aと、第2のIQ変調部27Bと、PBC(Polarization Beam Combiner)28とを有する。
シンボルマッピング21は、送信パターンをシンボル列にマッピングする処理部である。信号処理部22は、シンボル列に信号処理を施すDSP(Digital Signal Processor)である。第1のDAC23A〜第4のDAC23Dは、シンボル列をアナログ信号に変換して第1のドライバアンプ24A〜第4のドライバアンプ24Dに出力する。
第1のドライバアンプ24Aは、シンボル列のアナログ信号に応じた駆動信号を第1のIQ変調部27Aに出力する。第2のドライバアンプ24Bは、シンボル列のアナログ信号に応じて駆動信号を第1のIQ変調部27Aに出力する。第3のドライバアンプ24Cは、シンボル列のアナログ信号に応じた駆動信号を第2のIQ変調部27Bに出力する。第4のドライバアンプ24Dは、シンボル列のアナログ信号に応じて駆動信号を第2のIQ変調部27Bに出力する。LD25は、光信号をBS26に出力する。BS26は、光信号を第1のIQ変調部27A及び第2のIQ変調部27Bに出力する。第1のIQ変調部27Aは、光信号を駆動信号で光変調するX偏波成分側の光変調信号を生成する。第2のIQ変調部27Bは、光信号を駆動信号で光変調するY偏波成分側の光変調信号を生成する。PBC28は、第1のIQ変調部27AからのX偏波成分側の光変調信号と、第2のIQ変調部27BからのY偏波成分側の光変調信号とを結合して光変調信号を送信シンボルとして光伝送路5に出力する。
図4は、光受信器11Bの一例を示すブロック図である。図4に示す光受信器11Bは、LO光源(Local Laser Diode)31と、第1のPBS(Polarization Beam Splitter)32と、第2のPBS33と、第1の光ハイブリッド回路34と、第2の光ハイブリッド回路35とを有する。光受信器11Bは、第1〜第4のO/E(Optical/Electrical)36A〜36Dと、第1〜第4のADC(Analog Digital Converter)37A〜37Dとを有する。光受信器11Bは、第1〜第4の光タップ38A〜38Dと、DSP(Digital Signal Processor)39と、一時記憶部40とを有する。
LO光源31は、例えば、局発光を発光するレーザである。第1のPBS32は、LO光源31からの局発光を分離して第1の光ハイブリッド回路34及び第2の光ハイブリッド回路35に出力する。第2のPBS33は、受信信号を直交する2つの偏波状態、例えば、X偏波成分及びY偏波成分に分離する。尚、X偏波成分は水平偏波成分、Y偏波成分は垂直偏波成分である。第2のPBS33は、X偏波成分を第1の光ハイブリッド回路34に出力する。更に、第2のPBS33は、Y偏波成分を第2の光ハイブリッド回路35に出力する。
第1の光ハイブリッド回路34は、受信信号のX偏波成分に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する。尚、I成分は同相軸成分、Q成分は直交軸成分である。第1の光ハイブリッド回路34は、X偏波成分の内、I成分の光信号を第1のO/E36Aに出力する。第1の光ハイブリッド回路34は、X偏波成分の内、Q成分の光信号を第2のO/E36Bに出力する。
第2の光ハイブリッド回路35は、受信信号のY偏波成分に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する。第2の光ハイブリッド回路35は、Y偏波成分の内、I成分の光信号を第3のO/E36Cに出力する。第2の光ハイブリッド回路35は、Y偏波成分の内、Q成分の光信号を第4のO/E36Dに出力する。
第1のO/E36Aは、第1の光ハイブリッド回路34からのX偏波成分のI成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第1のADC37Aに出力する。第1のADC37Aは、X偏波成分のI成分の電気信号をデジタル変換してDSP39に出力する。第2のO/E36Bは、第1の光ハイブリッド回路34AからのX偏波成分のQ成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第2のADC37Bに出力する。第2のADC37Bは、X偏波成分のQ成分の電気信号をデジタル変換してDSP39に出力する。
第3のO/E37Cは、第2の光ハイブリッド回路35からのY偏波成分のI成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第3のADC37Cに出力する。第3のADC37Cは、Y偏波成分のI成分の電気信号をデジタル変換してDSP39に出力する。第4のO/E37Dは、第2の光ハイブリッド回路35からのY偏波成分のQ成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第4のADC37Dに出力する。第4のADC37Dは、Y偏波成分のQ成分の電気信号をデジタル変換してDSP39に出力する。
DSP39は、デジタル変換されたX偏波成分内のI成分及びQ成分と、Y偏波成分内のI成分及びQ成分とに対してデジタル信号処理を施し、X偏波成分及びY偏波成分を復調信号に復調する。
第1の光タップ38Aは、第1のADC37AからのX偏波成分のI成分の電気信号を一時記憶部40に記憶する。第2の光タップ38Bは、第2のADC37BからのX偏波成分のQ成分の電気信号を一時記憶部40に記憶する。第3の光タップ38Cは、第3のADC37CからのY偏波成分のI成分の電気信号を一時記憶部40に記憶する。第4の光タップ38Dは、第4のADC37DからのY偏波成分のQ成分の電気信号を一時記憶部40に記憶する。その結果、一時記憶部40は、光伝送路5を通過した受信信号の受信パターンを記憶することになる。尚、受信パターンは、例えば、プローブ信号及びポンプ信号等の受信信号である。
図5は、対象チャネル及び隣接チャネルの配置構成の一例を示す説明図である。通信装置2内の光送信器11Aは、通信チャネル内の複数の波長の内、対象チャネル内の複数の波長を使用して光信号を伝送する。尚、対象チャネルとは、光送信器11Aが使用する信号のチャネルである。また、光送信器11Aは、対象チャネル内の複数の波長内の第1の波長を使用してポンプ信号、第2の波長を使用してプローブ信号を対向側通信装置3内の光受信器11Bに伝送する。ポンプ信号は、第1の波長の波長分散量に応じて光伝送路5上を通過する各位置の相互位相変調量(XPM量)が変動する。ポンプ信号のXPMは、第2の波長のプローブ信号を変動する。ポンプ信号のシンボルレートは、プローブ信号のシンボルレートよりも高く設定するものとする。その結果、ポンプ信号のシンボルレートが高くしたので、第1の波長の波長分散量を付加することでポンプ信号の波形が変化しやすくなる。ポンプ信号及びプローブ信号は、ナイキストFDM(Frequency Division Multiplex)技術等を用いて結合するものとする。他の通信装置内の光送信器11Aは、対象チャネルと隣接する隣接チャネル内の複数の波長を使用して光信号を他の対向側通信装置に伝送する。尚、隣接チャネルとは、対象チャネルと隣接し、他の光送信器11Aが使用する信号のチャネルである。また、対象チャネルは、隣接チャネルからのXPM(Background XPM)の影響を受ける。
図6は、光伝送路5上の各地点のポンプ信号、プローブ信号及びXPMの関係の一例を示す説明図である。光送信器11Aは、第1の波長にポンプ信号及び第2の波長にプローブ信号を設定し、これらポンプ信号及びプローブ信号を光受信器11Bに送信する。この際、光送信器11Aは、光伝送路5上のモニタ地点での第1の波長の残留波長分散量が零になるように設定する。その結果、対向側の光受信器11Bは、光送信器11Aからモニタ地点に近付くに連れてポンプ信号のXPM量が徐々に増加するものの、ポンプ信号のXPM量が少ないため、XPM量の影響が小のプローブ信号を受信することになる。しかし、光受信器11Bは、モニタ地点の通過時にポンプ信号のXPM量の変化が最大になるため、ポンプ信号のXPM量の影響を大きく受けたプローブ信号を受信することになる。そして、光受信器11Bは、モニタ地点から光受信器11Bに近付くに連れてポンプ信号のXPM量が徐々に減少し、ポンプ信号のXPM量の影響が小のプローブ信号を受信することになる。そして、対向側通信装置3は、受信したプローブ信号の変動に応じて光伝送路5上のモニタ地点の物理状態、例えば、ファイバパラメータ列を推定できる。
図7は、光伝送システム1の一例を示す説明図である。図7に示す通信装置2内の光送信器11Aは、通信装置2内のラインカード11内に内蔵している。対向側通信装置3内の光受信器11Bは、対向側通信装置3内のラインカード11内に内蔵している。
通信装置2内の信号処理モジュール12は、第1の記憶部41と、設定部42と、通知部43とを有する。第1の記憶部41は、複数の送信パターンを保存する領域である。送信パターンは、例えば、第1の波長にポンプ信号、第2の波長にプローブ信号を設定し、光伝送路5上のモニタ地点でのポンプ信号の残留波長分散量が零になるように波長分散量を設定した送信シンボル列である。
設定部42は、対象チャネルの光伝送路5上の所望のモニタ地点でのファイバ特性を測定する場合、所望のモニタ地点での残留波長分散量が零になるポンプ信号の送信パターンを第1の記憶部41から特定する。設定部42は、特定された送信パターンを光送信器11Aに設定する。通知部43は、光送信器11Aに設定した送信パターンを対向側通信装置3内の信号処理モジュール12に通知する。通知部43は、プローブ信号内のヘッダに送信パターンの種別を付加して対向側通信装置3に通知する。尚、上記実施例では、プローブ信号内のヘッダに送信パターンの種別を付加した場合を例示したが、光伝送路5と異なる管理網を通じて送信パターンを通知しても良い。また、プローブ信号に制御補助チャネルを重畳し、制御補助チャネルを使用して送信パターンを通知しても良い。
対向側通信装置3内の信号処理モジュール12は、取出部44と、第1の算出部45と、第2の算出部46と、第3の算出部47と、第2の記憶部48と、合成部49とを有する。
取出部44は、光受信器11Bで受信した受信信号が一時記憶部40に記憶しているため、一時記憶部40に記憶中の受信信号の受信パターンを抽出する。受信パターンは、ポンプ信号及びプローブ信号等の信号パターンである。第1の算出部45は、取出部44にて抽出された受信パターンと、通知部43にて通知された送信パターンとに基づき、XPM量の実測値である実測XPM量を算出する。第1の算出部45は、高速位相再生処理を実行する。第1の算出部45は、(数1)でXPM量W(t)を算出するXPM-induces Polarization Scattering計算部である。(参考文献: Z. Tao et al., “Simple fiber model for determination of XPM effects” J.Lightw.Technol., vol.29, no.7, pp.974-986, Apr. 2011.)
Figure 2019009647
第1の算出部45は、|Wyx<<1及び|Wxy<<1の条件の下、(数1)を(数2)のように簡略化できる。
Figure 2019009647
第1の算出部45は、(数3)に示すようにWyx及びWxyを算出する。Wyxは、Y偏波からX偏波へのXPM量、Wxyは、X偏波からY偏波へのXPM量である。vx/yは、光受信器11Bで抽出した受信パターン、ux/yは、通知部43から受信した送信パターンである。
Figure 2019009647
第2の算出部46は、通信装置2内の通知部43から取得した送信パターン、すなわち送信シンボル列u2,x/y,0を取得する。n番目の地点での予測波形f2,x/y,0を(数4)の通り定義する。尚、gはn番目の地点までの累積波長分散による波形変化を与える関数である。
Figure 2019009647
xy/yxは、(数5)及び(数6)で算出する。尚、添え字mは各チャネル(m=1がプローブ信号、m=2がポンプ信号)、添え字nはスパンを示す。Lはn番目の伝送スパンのファイバ長、β`はfiber Group velocity dispersion coefficient、αはn番目の伝送スパンのファイバ損失である。γはn番目の伝送スパンのファイバの非線形パラメータ、ωは角周波数である。Hm,nは光伝送路5の材質特性である。(参考文献: Z. Tao et al., “Simple fiber model for determination of XPM effects” J.Lightw.Technol., vol.29, no.7, pp.974-986, Apr. 2011.)
Figure 2019009647
Figure 2019009647
パラメータqで指定される関数p(t)を定義する。上記(数6)で定義したhm,n(t)の想定されるファイバ候補のパラメータq={α、γ、L、Δβ}を指定して正規化したものをp(t)とする。又は、適当な帯域幅qを有するフィルタリング関数(正規ガウス関数等)をpとする。そして、第2の算出部46は、(数7)の通り、特定テンプレート波形であるXPMの予測値の予測XPM量を算出する。
Figure 2019009647
第3の算出部47は、(数8)を参考にし、(数9)に示すようにモニタするn地点に関する波形に類似する、第2の算出部46にて算出された特定テンプレート波形Templateyx(n,q)と、第1の算出部45にて算出されたWyxとの相互相関をとる。更に、第3の算出部47は、(数10)に示すように、モニタ地点nで生成されたWyxの量XCを見積もることができる。尚、xcorr(a,b)は相互相関をとる関数である。XCは、考え得るモニタ地点n、パラメータq及び複数の送信シンボル列u2,x/y,0に対して計算され、第2の記憶部48に保存される。XCは、条件{q,u2,x/y,0}で計測されたモニタ地点nでのWyxと解釈される。
Figure 2019009647
Figure 2019009647
Figure 2019009647
図8は、合成部49の一例を示す説明図である。図8に示す合成部49は、複数の条件{q,u2,x/y,0}で計測されたXC(n)を合成し、モニタ地点nの最も確からしいファイバパラメータ列(例えば、γ(n)やβ(n)等)を生成する、例えば、推定部である。そして、合成部49は、生成したファイバパラメータ列をネットワークマネージャ6に通知する。ネットワークマネージャ6内の制御部102は、モニタ地点nのファイバパラメータ列を表示部101に表示する。その結果、ネットワークマネージャ6の管理者は、表示部101に表示中の表示内容を見て光伝送路5上のモニタ地点nの物理状態を認識できる。
図9は、合成部49としてDNN61を適用した場合の一例を示す説明図である。DNN(Deep Neural Network)61は、複数の条件で測定されたXCが重み係数を経て地点nのファイバパラメータ列を出力する。DNN61は、入力層71と、第1〜第Kの隠れ層72と、出力層73とを有する。入力層71には、複数の多入力1出力ユニットを有する。第1〜第Kの隠れ層72も、複数の多入力1出力ユニットを有する。更に、出力層73も、複数の多入力1出力ユニットを有する。図10は、DNN61内の多入力1出力ユニットの一例を示す説明図である。図10に示す各他入力1出力ユニットは、(数11)で複数の入力ベクトルから単一のベクトルを出力する。尚、x1〜xnはニューロンへの入力ベクトル、yはニューロン出力、w0〜wnはニューロン重み係数、f()はニューロン活性化関数である。活性化関数は、例えば、シグモイド関数、ReLU関数やMaxout関数等である。
Figure 2019009647
図11は、合成部49内のDNN61の訓練手順の一例を示す説明図である。合成部49は、DNN61と、比較部62と、重み更新部63とを有する。比較部62は、DDN61の出力と、正解ラベルとを比較する。重み更新部63は、比較結果に基づき、DNN61の重み係数を更新する。比較部62は、正解ラベルと、DNN61の出力との差異からエラーLを算出する。重み更新部63は、エラーLが小さくなるように重み係数を{wi}を調整する。重み更新部63は、各重みが誤差逆伝播法(バックプロパゲーション)によって調整する。そして、重み更新部63は、エラーLが規定値よりも小さくなった時点で訓練を終了するものとする。
図12は、合成部49の運用手順の一例を示す説明図である。重み更新部63は、訓練手順で得た重み係数{wi}をDNN61に設定する。尚、運用中は、重み係数を更新しないものとする。DNN61は、設定中の重む係数に基づき、複数の条件で測定されたXCを地点nのファイバパラメータ列として出力する。
次に本実施例の光伝送システム1の動作について説明する。図13は、ファイバパラメータ列推定処理に関わる光伝送システム1全体の処理動作の一例を示すフローチャートである。通信装置2内の設定部42は、第1の記憶部41から特定の送信パターンを特定する(ステップS11)。尚、特定の送信パターンは、所望モニタ地点での第1の波長の残留波長分散量が零になる波長分散量等を付加する波長分散予等化のポンプ信号及びプローブ信号の送信シンボル列である。設定部42は、特定された送信パターンを光送信器11Aに設定する(ステップS12)。対向側通信装置3内の取出部44は、光受信器11Bにて受信した受信信号から受信パターンを取得する(ステップS13)。尚、受信パターンは、光受信器11Bで受信したポンプ信号及びプローブ信号を含む信号パターンである。対向側通信装置3内の第1の算出部45は、受信パターンと、通信装置2内の通知部43から取得した送信パターンとに基づき、所望モニタ地点での実測XPM量(XPM量の実測値)を算出する(ステップS14)。
更に、対向側通信装置3内の第2の算出部46は、通信装置2内の通知部43から取得した送信パターンに基づき、所望モニタ地点での特定テンプレート波形である予測XMP量を算出する(ステップS15)。対向側通信装置3内の第3の算出部47は、実測XPM量と、予測XPM量との相互相関XCを算出する(ステップS16)。相互相関は、情報の信頼度と言える。第3の算出部47は、相互相関XCを第2の記憶部48に記憶し(ステップS17)、全ての送信パターンを試したか否かを判定する(ステップS18)。
対向側通信装置3内の合成部49は、全ての送信パターンを試した場合(ステップS18肯定)、第2の記憶部48に記憶中の相互相関XCに基づき、モニタ地点nの非線形効果寄与等のファイバパラメータ列をモニタ結果として出力する(ステップS19)。そして、合成部49は、図13に示す処理動作を終了する。第3の算出部47は、全ての送信パターンを試したのでない場合(ステップS18否定)、次の特定の送信パターンを第1の記憶部41から特定すべく、ステップS11に移行する。
本実施例の通信装置2は、光伝送路5上の所望モニタ地点での残留波長分散量が零になるように第1の波長に波長分散量を付加し、第1の波長にポンプ信号を、第2の波長にプローブ信号を変調して光伝送路5に送信した。その結果、所望モニタ地点を通過するポンプ信号のXPM量が増加する。そして、対向側通信装置3は、所望モニタ地点でのポンプ信号のXPM量の影響で変動したプローブ信号を受信することになる。
更に、対向側通信装置3は、所望モニタ地点での受信パターンと、通信装置2から通知された送信パターンとに基づき、実測XPM量を算出する。更に、対向側通信装置3は、通信装置2から通知された送信パターンに基づき、所望モニタ地点での予測XPM量を算出する。更に、対向側通信装置3は、モニタ地点の実測XPM量と、予測XPM量との間の相互相関に基づき、モニタ地点でのファイバパラメータ列等の光伝送路5の物理状態を推定する。その結果、部品個数を要することなく、多スパン構成の光伝送路5であっても、所望モニタ地点の物理状態をモニタできる。
通信装置2は、ポンプ信号のシンボルレートをプローブ信号のシンボルレートよりも高く設定した。その結果、ポンプ信号のシンボルレートが高くしたので、第1の波長の波長分散量を付加することでポンプ信号の信号波形が変化しやすくなる。
通信装置2は、プローブ信号内のヘッダに送信パターンを格納して対向側通信装置3に通知した。その結果、対向側通信装置3は、通信装置2側の送信パターンを識別できる。
尚、上記実施例では、送信パターンとして、ポンプ信号に波長分散量を付加する場合を例示したが、波長分散量の付加に加えて、ポンプ信号とプローブ信号との間に所定の偏波回転量を付加するようにしても良い。図14は、偏光回転を付加する光送信器11Aの一例を示す説明図である。尚、図3に示す光送信器11Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図14に示す光送信器11A内の信号処理部22は、偏波回転部81と、多重部82とを有する。偏波回転部81は、プローブ信号を偏波回転する。偏波回転部81は、プローブ信号を所定量分だけ偏波回転する。多重部82は、ポンプ信号と、偏波回転部81にて偏波回転後のプローブ信号とを周波数多重する周波数領域多重部である。多重部82は、周波数多重後のポンプ信号及びプローブ信号を第1のDAC23A〜第4のDAC23Dに出力する。
図15は、偏波回転部81の一例を示す説明図である。図15に示す偏波回転部81は、第1の実数-複素数変換部91Aと、第2の実数-複素数変換部91Bと、第1〜第4の乗算部92A〜92Dと、第1の加算部93Aと、第2の加算部93Bとを有する。偏波回転部81は、第1の複素数-実数変換部94Aと、第2の複素数-実数変換部94Bとを有する。
第1の実数-複素数変換部91Aは、プローブ信号のX偏波成分のI成分及びQ成分を複素数に変換する。第2の実数-複素数変換部91Bは、プローブ信号のY偏波成分のI成分及びQ成分を複素数に変換する。第1の乗算器92Aは、a11を乗算する。第2の乗算器92Bは、a12を乗算する。第3の乗算器92Cは、a21を乗算する。第4の乗算器92Dは、a22を乗算する。第1の乗算器92A、第2の乗算器92B、第3の乗算器92C及び第4の乗算器92Dは複素数乗算器である。a11、a12、a21及びa22は(数12)に示す通りである。尚、ωは偏波回転の角速度である。
Figure 2019009647
第1の加算器93Aは、第1の乗算器92Aの出力と、第2の乗算器92Bの出力とを加算する。第2の加算器93Bは、第3の乗算器92Cの出力と、第4の乗算器92Dの出力とを加算する。第1の複素数-実数変換部94Aは、第1の加算器93AからのX偏波成分のI成分及びQ成分の複素数を実数に変換する。第2の複素数-実数変換部94Bは、第2の加算器93BからのY偏波成分のI成分及びQ成分の複素数を実数に変換する。
第1の実数-複素数変換部91Aは、プローブ信号のX偏波成分のI成分及びQ成分を複素数に変換し、複素数に変換後のX偏波成分のI成分及びQ成分を第1の乗算器92A及び第3の乗算器92Cに出力する。第2の実数-複素数変換部91Bは、プローブ信号のY偏波成分のI成分及びQ成分を複素数に変換し、複素数に変換後のY偏波成分のI成分及びQ成分を第2の乗算器92B及び第4の乗算器92Dに出力する。
第1の乗算器92Aは、X偏波成分のI成分及びQ成分にa11を乗算し、乗算後のX偏波成分のI成分及びQ成分を第1の加算器93Aに出力する。第2の乗算器92Bは、Y偏波成分のI成分及びQ成分にa12を乗算し、乗算後のY偏波成分のI成分及びQ成分を第1の加算器93Aに出力する。第1の加算器93Aは、第1の乗算器92Aの出力であるX偏波成分のI成分及びQ成分と、第2の乗算器92Bの出力であるY偏波成分のI成分及びQ成分とを加算して第1の複素数-実数変換部94Aに出力する。第1の複素数-実数変換部94Aは、X偏波成分のI成分及びQ成分を実数に変換して多重部82に出力する。
第3の乗算器92Cは、X偏波成分のI成分及びQ成分にa21を乗算し、乗算後のX偏波成分のI成分及びQ成分を第2の加算器93Bに出力する。第4の乗算器92Dは、Y偏波成分のI成分及びQ成分にa22を乗算し、乗算後のY偏波成分のI成分及びQ成分を第2の加算器93Bに出力する。第2の加算器93Bは、第3の乗算器92Cの出力であるX偏波成分のI成分及びQ成分と、第4の乗算器92Dの出力であるY偏波成分のI成分及びQ成分とを加算して第2の複素数-実数変換部94Bに出力する。第2の複素数-実数変換部94Bは、Y偏波成分のI成分及びQ成分を実数に変換して多重部82に出力する。
つまり、第1の複素数-実数変換部94A及び第2の複素数-実数変換部94Bは、実数変換後のX偏波成分のI成分及びQ成分と、実数変換後のY偏波成分のI成分及びQ成分とで偏波回転後のプローブ信号を多重部82に出力する。その結果、プローブ信号とポンプ信号との間に所定の偏波回転量を付加できる。偏波回転を考慮したモニタ地点での物理状態をモニタできる。尚、図14に示す偏波回転部81は、プローブ信号に所定の偏波回転量を付加したが、ポンプ信号に所定の偏波回転量を付加しても良い。
尚、上記実施例の送信パターンでは、モニタ地点のプローブ信号をモニタできるように、ポンプ信号の第1の波長に波長分散量を付加に加えて、プローブ信号に偏波回転を付加した場合を例示した。しかしながら、送信パターンは、これに限定されるものではなく、モニタ地点のプローブ信号がモニタできるように、波長分散量の付加に加えて、例えば、ポンプ信号の変調パターンの変更、ポンプ信号の周波数シェーピングの変更等を行っても良い。適宜変更可能である。
上記実施例では、ポンプ信号及びプローブ信号の送信タイミングを主信号の送信タイミングを時分割して定期的に挿入することで、主信号を伝送しながら、モニタ地点での物理状態をモニタできる。
尚、説明の便宜上、図7に示す通信装置3側の信号処理モジュール12は、第1の記憶部41、設定部42及び通知部43を内蔵した場合を例示した。更に、対向側通信装置3側の信号処理モジュール12は、取出部44、第1の算出部45、第2の算出部46、第3の算出部47、第2の記憶部48及び合成部49を内蔵した場合を例示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、信号処理モジュール12は、第1の記憶部41、設定部42、通知部43、取出部44、第1の算出部45、第2の算出部46、第3の算出部47、第2の記憶部48及び合成部49を内蔵しているものとする。
また、信号処理モジュール12は、例えば、ソフトウェア、DSP、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現できる。また、信号処理モジュール12は、ラインカード11、ネットワークマネージャ6等の一部として実装されても良く、適宜変更可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
2 通信装置
3 対向側通信装置
5 光伝送路
11A 光送信器
11B 光受信器
41 第1の記憶部
42 設定部
43 通知部
44 取出部
45 第1の算出部
46 第2の算出部
47 第3の算出部
48 第2の記憶部
49 合成部
81 偏波回転部
82 多重部

Claims (8)

  1. 第1の波長に第1の信号を、第2の波長に第2の信号を変調し、伝送路上の各位置を通過する前記第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて前記第2の信号が変動するように前記第1の信号及び前記第2の信号を前記伝送路に送信する送信部と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号を送信する際に、前記伝送路上の所定位置での前記第1の波長の残留波長分散量が零になる波長分散量を前記第1の波長に付加する設定部と
    を有することを特徴とする送信装置。
  2. 前記波長分散量に対応した前記第1の信号及び前記第2の信号に関わる送信パターンを記憶する記憶部を有し、
    前記設定部は、
    前記所定位置での前記第1の波長の残留波長分散量が零になる前記波長分散量に対応した前記送信パターンを前記記憶部から特定し、当該特定された送信パターンの波長分散量を前記第1の波長に付加することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記送信部は、
    前記第1の信号のシンボルレートを前記第2の信号のシンボルレートよりも高く設定して前記第1の信号及び前記第2の信号を前記伝送路に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の送信装置。
  4. 前記設定部にて付加された波長分散量を含む送信パターンを前記第2の信号のヘッダ内に格納して前記伝送路と接続する対向側の受信装置に通知する通知部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の送信装置。
  5. 前記送信部は、
    前記第1の信号と前記第2の信号との間に所定偏波回転量を付加する偏波回転部と、
    前記所定偏波回転量が付加された前記第1の信号及び前記第2の信号を多重化する多重部と
    を有し、
    前記多重部にて多重化された前記第1の信号及び前記第2の信号を前記伝送路に送信することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の送信装置。
  6. 第1の波長に第1の信号を、第2の波長に第2の信号を変調して、前記第1の信号及び前記第2の信号を伝送路に送信する送信装置から、前記伝送路上の各位置を通過する前記第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて変動する前記第2の信号を受信する受信装置であって、
    前記伝送路上の所定位置での前記第1の波長の残留波長分散量が零になる波長分散量が付加された前記第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて変動する前記第2の信号を含む受信信号を受信する取出部と、
    前記受信信号と、前記送信装置から通知された前記波長分散量に対応した前記第1の信号及び前記第2の信号に関わる送信パターンとに基づき、前記所定位置での相互位相変調量の実測値を算出する第1の算出部と、
    前記送信装置から通知された前記送信パターンに基づき、前記所定位置での相互位相変調量の予測値を算出する第2の算出部と、
    前記第1の算出部にて算出された前記所定位置での相互位相変調量の実測値と、前記第2の算出部にて算出された前記所定位置での相互位相変調量の予測値との相互相関を算出する第3の算出部と、
    前記第3の算出部にて算出された前記所定位置での相互位相変調量の相互相関に基づき、前記所定位置での前記伝送路の特性を推定する推定部と
    を有することを特徴とする受信装置。
  7. 送信装置と受信装置との間を接続する伝送路の特性を推定する推定方法であって、
    前記送信装置は、
    第1の波長に第1の信号を、第2の波長に第2の信号を変調し、伝送路上の各位置を通過する前記第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて前記第2の信号が変動するように前記第1の信号及び前記第2の信号を前記伝送路に送信し、
    前記第1の信号及び前記第2の信号を送信する際に、前記伝送路上の所定位置での前記第1の波長の残留波長分散量が零になる波長分散量を前記第1の波長に付加する
    処理を実行することを特徴とする推定方法。
  8. 前記受信装置は、
    前記第1の信号の相互位相変調量の変化に応じて変動する前記第2の信号を含む受信信号を受信し、
    前記受信信号と、前記送信装置から通知された前記波長分散量に対応した前記第1の信号及び前記第2の信号に関わる送信パターンとに基づき、前記所定位置での相互位相変調量の実測値を算出し、
    前記送信装置から通知された前記送信パターンに基づき、前記所定位置での相互位相変調量の予測値を算出し、
    前記算出された前記所定位置での相互位相変調量の実測値と、前記算出された前記所定位置での相互位相変調量の予測値との相互相関を算出し、
    前記算出された前記所定位置での相互位相変調量の相互相関に基づき、前記所定位置での前記伝送路の特性を推定する
    処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の推定方法。
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