JP2008019521A - 製紙用シーム付きフェルト - Google Patents

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Abstract

【課題】基布の製造工数を増加させることなく、さらに基布の均一性をさほど低下させることなく、基布の厚さ及び空隙量を小さくすることができるようにする。
【解決手段】基布1が、地部Aにおいて端部接合用のループ11を形成する一対の経糸3・4を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、ループの近傍に、ループが概ね起立するように当該ループを形成する一対の経糸を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域Bを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、経糸の折り返しにより端部接合用のループが形成された基布を有する製紙用シーム付きフェルトに関するものである。
抄紙機への掛け入れ作業性を向上させるため、有端のフェルトをフェルトランに引き込んだ上でその両端部を互いに接合して無端とする、いわゆるシーム付きフェルトが広く普及している。この種のシーム付きフェルトでは、基布を構成する経糸の折り返しにより丈方向の端部に形成されたループを、互いの中心孔が整合するように交互にかみ合わせ、これにより形成された共通孔に芯線を通して両端部を接合する構成が一般的である。
このようなシーム付きフェルトの基布は、抄紙機上の経糸を打込み糸として袋織りで製織され、ループを形成する1対の経糸が厚さ方向に重なり合う経糸2重構造の織物組織となっており、ループ列を2列以上設けるなどして経糸を多重化することにより空隙量を上げることは比較的容易であるが、薄くて空隙量の小さなものに対する要望に関しては対応が困難である。
これに対して、織布の端部から突き出させた経糸の端部を折り曲げてループを形成すると共にその末端側を織布に織り込んで固定した構成のものが知られている(特許文献1〜4参照)。また緯糸が予め抜き取られたループ形成部分で折り曲げてループを形成すると共に互いに重なり合う織布部分を縫合により固定した構成のものが知られている(特許文献5・6)。このような構成のものでは、経糸を2重とする必要がなく、前記の袋織りによるものよりも厚さ及び空隙量を小さくすることができる。
また、製品に生じるマークを軽減するため、基布の表面性を高める要望があり、このような要望に対しては、細い糸で緻密に製織された織物を採用することが有効であるが、端部を接合する際にループを噛み合わせる作業を効率良く行う都合から、ループを形成する織物の糸の太さを細くするのに限界がある。
これに対して、ループが形成された織布に、これとは別に製織された織布を重ね合わせた構成のものが知られている(特許文献7〜10参照)。このような構成のものでは、ループを形成した織布より細い糸で製織された織布を重ね合わせることで、基布の表面性を向上させることができる。
実公昭57−55358号公報 実開昭57−196200号公報 特表2002−511534号公報 特表2006−512503号公報 実公平6−40639号公報 実公昭60−28720号公報 特開2000−256984号公報 特開2005−200819号公報 特許第3165839号公報 特開2004−36020号公報
しかしながら、前記の経糸の端部を折り曲げて織布に織り込む構成の従来技術では、経糸の端部を織り込む面倒な作業が必要になり、製造工数が嵩む難点がある。また、前記の織布の端部を折り曲げて縫合する構成の従来技術では、製織後に縫合の作業が必要になる上に、所要の接合強度を確保するため、重なり合う織布部分の長さを十分に大きくとる必要があり、このために地部と物性が異なる部分が大きく形成され、基布の均一性が低下する問題が生じる。
また、前記のループを形成した織布より細い糸で製織された織布を重ね合わせる構成の従来技術では、基布全体で厚さ及び空隙量が大きくなる不都合が発生する。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、基布の製造工数を増加させることなく、さらに基布の均一性をさほど低下させることなく、基布の厚さ及び空隙量を小さくすることができるように構成された製紙用シーム付きフェルトを提供することにある。また本発明は、基布の厚さ及び空隙量を大幅に変えることなく、基布の表面性を向上させることができるように構成された製紙用シーム付きフェルトを提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明においては、請求項1に示すとおり、経糸の折り返しにより端部接合用のループが形成された基布を有する製紙用シーム付きフェルトにおいて、前記基布が、地部において前記ループを形成する一対の経糸を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、前記ループの近傍に、前記ループが起立するように当該ループを形成する一対の経糸を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域が設けられたものとした。
これによると、地部での厚さ及び空隙量を小さく抑えることができる。そして製織後に経糸の端部を織布に織り込むなどの面倒な作業が不要となり、また製織後の縫合の作業も不要となるため、製造工数を削減することができる。さらに地部と異なる織物組織となるループ起立保持領域は、ループを起立させた状態に保持するのに必要な寸法だけ確保すれば良く、基布の均一性に大きな影響を及ぼさずに済む。
また本発明においては、請求項2に示すとおり、経糸の折り返しにより端部接合用のループが形成された基布を有する製紙用シーム付きフェルトにおいて、前記基布が、前記ループが形成された第1の織布と、この第1の織布に重ね合わされた第2の織布との少なくとも2枚の織布からなり、前記第1の織布が、地部において前記ループを形成する一対の経糸を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、前記ループの近傍に、前記ループが起立するように当該ループを形成する一対の経糸を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域が設けられ、前記第2の織布が、前記第1の織布を形成する前記経糸より細い糸で製織されて、前記第1の織布の地部の製紙面側に重ね合わされたものとした。
これによると、厚さ及び空隙量を大幅に変えることなく、基布の表面性を向上させて、製品に生じるマークを軽減することができる。
前記製紙用シーム付きフェルトにおいては、請求項3に示すとおり、前記地部が、経糸を1重とした織物組織をなし、前記ループ起立保持領域部が、経糸を2重とした織物組織をなす構成とすることができる。
また前記製紙用シーム付きフェルトにおいては、請求項4に示すとおり、前記地部が、経糸を1.5重とした織物組織をなし、前記ループ起立保持領域が、経糸を2重とした織物組織をなす構成とすることができる。
これらの構成によると、経糸を2重とした織物組織をなすループ起立保持領域により、ループが真直に起立した状態に保持されるため、端部接合時にループを噛み合わせる際の作業性が向上する。
また前記製紙用シーム付きフェルトにおいては、請求項5に示すとおり、前記地部が、経糸を1重とした織物組織をなし、前記ループ起立保持領域が、経糸を1.5重とした織物組織をなす構成とすることができる。
この構成によると、経糸を1.5重とした織物組織をなすループ起立保持領域により、ループが多少傾いた起立状態となるが、端部接合時のループの噛み合わせが可能である。
この他に、地部及びループ起立保持領域が、共に経糸を1.5重とした織物組織をなす場合でも、緯糸の多重化の度合いにより地部がループ起立保持領域より薄くなる構造の織物組織をなすものであれば良く、例えばループ起立保持領域が、緯糸を2重とした織物組織をなし、地部が、緯糸を1重あるいは1.5重とした織物組織をなす構成、ループ起立保持領域が、緯糸を1.5重とした織物組織をなし、地部が、緯糸を1重とした織物組織をなす構成も可能である。
また、地部及びループ起立保持領域が、共に経糸を1重とした織物組織をなす場合でも、前記と同様に緯糸の多重化の度合いにより地部がループ起立保持領域より薄くなる構造の織物組織をなすものであれば良く、例えばループ起立保持領域が、緯糸を1.5重とした織物組織をなし、地部が、緯糸を1重とした織物組織をなす構成も可能である。
このように本発明によれば、ループの近傍にループ起立保持領域を設けた構成とすることで、基布の製造工数を増加させることなく、さらに基布の均一性をさほど低下させることなく、基布の厚さ及び空隙量を小さくすることができる。また、ループの近傍にループ起立保持領域を設けて地部を薄く形成した第1の織布に、この第1の織布より細い糸で製織された第2の織布を重ね合わた構成とすることで、基布の厚さ及び空隙量を大幅に変えることなく、基布の表面性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるシーム付きフェルトの一例を示す丈方向の断面図である。図2は、図1に示した基布1の平面図である。図3は、図1に示した基布1の幅方向の断面図である。
このシーム付きフェルトは、図1に示すように、基布1に不織繊維層2を積層一体化してなるものであり、基布1は、一対の経糸3・4に緯糸5を絡合させた織物組織をなし、経糸3・4となる糸の折り返しにより丈方向の両端部8・9にループ11がそれぞれ形成され、その互いの中心孔が整合するように交互にかみ合わされて形成された共通孔に幅方向の接合用芯線13を挿通することで両端部8・9が接合される。
経糸3・4は、ポリアミドなどの合成樹脂材料からなるモノフィラメント糸であり、これと同様に緯糸5も、ポリアミドなどの合成樹脂材料からなるモノフィラメント糸である。
基布1は、ループ11の近傍のループ際部15と地部Aとで異なる構造の織物組織をなすように製織されている。すなわち、地部Aでは、図3(A)に示すように、ループ11を形成する一対の経糸3・4を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、ループ際部15には、図3(B)に示すように、ループ11が起立する、すなわちループ11の中心孔の中心線が概ね幅方向に配置されるように、ループ11を形成する一対の経糸3・4を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域Bが設けられている。
特にここでは、地部Aが、経糸3・4及び緯糸5を共に1重とした構造の織物組織をなし、ループ際部15のループ起立保持領域Bは、経糸2重、すなわちループ11を形成する2本の経糸3・4が厚さ方向に重なり合う構造の織物組織をなしており、図1・図2に示すように、ループ11が接合用芯線13により接合された状態のシーム部とその両側のループ際部15とからなる部分が経糸2重構造となる。
地部Aでは、ループ11を形成する一対の経糸3・4を幅方向にずらした構造であるため、この地部Aでの経糸3・4の配置形態の影響がループ11に及ぶと、ループ11が倒れてしまい、このような地部Aでの経糸3・4の配置形態の影響を阻止してループ11を起立させた状態に保持するのに必要な寸法だけ、ループ際部15にループ起立保持領域Bを形成する必要があり、ここでは、ループ起立保持領域Bが緯糸4本分の範囲で形成されている。
図4は、図1に示した基布1の機織の要領を示す模式図である。織機上では、抄紙機上の経糸3・4が打込み糸21となり、抄紙機上の緯糸5が整経糸22となっており、ループ形成用芯材24に打込み糸21を絡めてループ11を形成しながら袋織りで基布1が無端状に織り上げられる。
ここでは、ループ11が織機上の耳部25・26の一方に形成され、この耳部25において打込み糸21をループ形成用芯材24に引っ掛けて折り返すことでループ11が形成され、このようにして基布1が無端状に織り上げられ後、ループ11からループ形成用芯材24を引き抜くことで有端状に展開される。
経糸3・4となる打込み糸21は矢印で示すように緯糸5となる整経糸22間に通されて、地部Aが経糸1重構造に織り上げられ、また一方の耳部25では、経糸2重構造に織り上げられて、ループ11の近傍にループ起立保持領域Bが形成される。
地部Aは、経糸1重構造で薄いため、折り畳まれた状態で製織することができ、丈長の大きな基布1、この例では織り幅の4倍の丈長を有する基布1を作成することができる。
図5は、図1に示した基布1におけるループ際部15のループ起立保持領域B及び地部Aの織物組織の組合せを示す図である。図6・図7は、図5に示した織物組織を示す模式的な断面図である。
まず、図5に示すように、ループ際部15のループ起立保持領域Bが、経糸を2重とした織物組織をなし、地部Aが、経糸を1重とした織物組織をなす組合せが可能である。この場合、ループ起立保持領域Bは、図7に示すように、(VI)の経2重・緯1重、(VII)の経2重・緯1.5重、及び(VIII)の経2重・緯2重の各織物組織が可能であり、他方、地部Aは、図6に示すように、(I)の経1重・緯1重、及び(II)の経1重・緯1.5重の各織物組織が可能である。
また、ループ起立保持領域Bが、経糸を2重とした織物組織をなし、地部Aが、経糸を1.5重とした織物組織をなす組合せが可能である。この場合、ループ起立保持領域Bは、前記の場合と同様に、(VI)の経2重・緯1重、(VII)の経2重・緯1.5重、及び(VIII)の経2重・緯2重の各織物組織が可能であり、他方、地部Aは、図6に示すように、(III)の経1.5重・緯1重、及び(IV)の経1.5重・緯1.5重の各織物組織が可能である。
また、ループ起立保持領域Bが、経糸を1.5重とした織物組織をなし、地部Aが、経糸を1重とした織物組織をなす組合せが可能である。この場合、ループ起立保持領域Bは、図6に示すように、(III)の経1.5重・緯1重、(IV)の経1.5重・緯1.5重、及び(V)の経1.5重・緯2重の各織物組織が可能であり、他方、地部Aは、(I)の経1重・緯1重、及び(II)の経1重・緯1.5重の各織物組織が可能である。
この他に、地部A及びループ起立保持領域Bが、共に経糸を1.5重とした織物組織をなす場合でも、緯糸の多重化の度合いにより地部Aがループ起立保持領域Bより薄くなる構造の織物組織をなすものであれば良く、例えばループ起立保持領域Bが、(V)の緯糸を2重とした織物組織をなし、地部Aが、(III)の緯糸を1重、あるいは(VI)の緯糸を1.5重とした織物組織をなす組合せや、ループ起立保持領域Bが、(IV)の緯糸を1.5重とした織物組織をなし、地部Aが、(III)の緯糸を1重とした織物組織をなす組合せも可能である。
また、地部A及びループ起立保持領域Bが、共に経糸を1重とした織物組織をなす場合でも、前記と同様に緯糸の多重化の度合いにより地部Aがループ起立保持領域Bより薄くなる構造の織物組織をなすものであれば良く、例えばループ起立保持領域Bが、(II)の緯糸を1.5重とした織物組織をなし、地部Aが、(I)の緯糸を1重とした織物組織をなす構成も可能である。
なお、ループ起立保持領域Bが、経糸を2重とした織物組織をなす場合には、図3(B)に示すように、ループ11の中心孔の中心線が幅方向に配置されて、ループ11が真直に起立した状態となるが、ループ起立保持領域Bが、経糸を1.5重とした織物組織をなす場合には、ループ11の中心孔の中心線が幅方向に対して傾いた状態になり、端部接合時にループ11を噛み合わせる際の作業性の面では、経糸を2重とした織物組織をなす場合の方が優れている。
図8は、本発明によるシーム付きフェルトの別の例を示す丈方向の断面図である。このシーム付きフェルトは、前記の例と同様に、基布31に不織繊維層2を積層一体化してなるものであり、基布31は、フェルトを無端状に接合するためのループ11が丈方向の両端部8・9に形成された第1の織布32と、この第1の織布32の地部Aの製紙面37側に重ね合わされた第2の織布33とからなっている。
第1の織布32は、前記の例での基布1と同様に、地部Aにおいて、ループを形成する一対の経糸を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、ループ11の近傍のループ際部15には、ループ11が起立するようにループ11を形成する一対の経糸3・4を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域Bが設けられている。
第2の織布33は、第1の織布32においてループ11を形成する経糸3・4及び緯糸5より細い経糸35及び緯糸36で密に製織されたものである。これにより、基布31の表面性を向上させて、製品に生じるマークを軽減することができる。また、この基布31では、全体を経糸2重構造で製織した従来の基布に比較して、厚さ及び空隙量が略同等となる。
本発明にかかる製紙用シーム付きフェルトは、基布の製造工数を増加させることなく、さらに基布の均一性をさほど低下させることなく、基布の厚さ及び空隙量を小さくすることができ、また基布の厚さ及び空隙量を大幅に変えることなく、基布の表面性を向上させることができる効果を有し、抄紙機のプレスパート(圧搾部)で用いられるプレスフェルトや、ドライパート(乾燥部)で用いられるドライヤーフェルトなどとして有用である。
本発明によるシーム付きフェルトの一例を示す丈方向の断面図である。 図1に示した基布の平面図である。 図1に示した基布の幅方向の断面図である。 図1に示した基布の機織の要領を示す模式図である。 図1に示した基布におけるループ際部及び地部の織物組織の組合せを示す図である。 図5に示した織物組織を示す模式的な断面図である。 図5に示した織物組織を示す模式的な断面図である。 本発明によるシーム付きフェルトの別の例を示す丈方向の断面図である。
符号の説明
1 基布
2 不織繊維層
3・4 経糸
5 緯糸
11 ループ
15 ループ際部
31 基布
32 第1の織布
33 第2の織布
35 経糸
36 緯糸
37 製紙面
A 地部
B ループ起立保持領域

Claims (5)

  1. 経糸の折り返しにより端部接合用のループが形成された基布を有する製紙用シーム付きフェルトであって、
    前記基布が、地部において前記ループを形成する一対の経糸を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、前記ループの近傍に、前記ループが起立するように当該ループを形成する一対の経糸を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域が設けられたことを特徴とする製紙用シーム付きフェルト。
  2. 経糸の折り返しにより端部接合用のループが形成された基布を有する製紙用シーム付きフェルトであって、
    前記基布が、前記ループが形成された第1の織布と、この第1の織布に重ね合わされた第2の織布との少なくとも2枚の織布からなり、
    前記第1の織布が、地部において前記ループを形成する一対の経糸を幅方向にずらした構造の織物組織をなし、前記ループの近傍に、前記ループが起立するように当該ループを形成する一対の経糸を厚さ方向にずらした構造の織物組織をなすループ起立保持領域が設けられ、
    前記第2の織布が、前記第1の織布を形成する前記経糸より細い糸で製織されて、前記第1の織布の地部の製紙面側に重ね合わされたことを特徴とする製紙用シーム付きフェルト。
  3. 前記地部が、経糸を1重とした織物組織をなし、前記ループ起立保持領域部が、経糸を2重とした織物組織をなすことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の製紙用シーム付きフェルト。
  4. 前記地部が、経糸を1.5重とした織物組織をなし、前記ループ起立保持領域が、経糸を2重とした織物組織をなすことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の製紙用シーム付きフェルト。
  5. 前記地部が、経糸を1重とした織物組織をなし、前記ループ起立保持領域が、経糸を1.5重とした織物組織をなすことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の製紙用シーム付きフェルト。
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