JP2008018601A - 表面保護フィルム - Google Patents

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JP2008018601A
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Akimasa Kondo
昭征 近藤
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KAITEKKU KK
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KAITEKKU KK
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Abstract


【課題】基材層と粘着層とから成る積層体が簡易な工程で生産が出来、得られた積層体は在来のポリエチレン系のものより薄膜であり、高透明で、Fish Eye他の品質欠陥も少なく外観良好である事。
粘着層の粘着力は低いものから高いものまで調整が出来、初期粘着力が良好であり、保管後も、また150℃までの高温使用時にも積層体が被着体表面から浮いたり、或は引剥がしが難しくなったりせず、糊残りなどの汚染もないこと。
【解決手段】生産工程が1工程のみのTダイ共押出法により、以下「層構成」の積層体と
すること。
‐基材層は外側にプロピレン系重合体を位置させ、最外層として
‐粘着層は熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースとした粘着性樹脂(以下(1)又は(2))を最内層として配置する。
(1)自己粘着性の軟質オレフィン系重合体
(2)テルペン系、ロジン系樹脂等の粘着付与剤を配合の粘着性樹脂
【選択図】 なし

Description

樹脂プラスチックや金属、ガラス等の製品(板、フィルム)に貼ってその製品表面のキズ、汚れ、腐蝕等々からの保護を目的に使用する表面保護フィルム
在来の表面保護フィルムにおいて、基材層用の樹脂はポリエチレン系のものが大半であり、丸ダイの空冷インフレ法にて成形されている。
しかし、使用樹脂がポリエチレンのために剛性が低くフィルムの膜厚を薄くしていくと、フィルムにしわや縮みが発生しやすくなるし、また高温使用時にはフィルムが破れたり融着する、等々の問題が生じやすくなる。
低密度ポリエチレンの場合、この傾向は顕著である。
また、高密度ポリエチレンの場合には、剛性や耐熱性はそれ相応に改善される反面、フィルムの透明性が低下したり、フィッシュアイ(Fish Eye)他の外観不良が発生してくる。
特開2005−281328号 公報 特開2005− 48161号 公報 特開2003−119435号 公報 特開2001−302995号 公報 特開 平11− 50024号 公報 特開 平11− 21519号 公報 特公 昭58− 30911号 公報
在来の表面保護フィルムは上記「背景技術」の通り、種々課題を抱えているのが実情で、これら課題をまとめると以下
‐基材層と粘着層とから成る積層体(フィルム)が簡易な生産工程で、しかも膜厚を40μmより薄くしても、しわや縮み等の問題発生もなく生産出来ること
‐150℃位までの高温使用時にも、フィルムが破れたり融着する等々の問題を発生しないこと
‐また、フィルムは高透明で、フィッシュアイ他の外観不良もないこと
‐粘着層の粘着力は、低いものから高いものまで粘着性樹脂の選定により調整が出来、初期粘着力が良好であること
‐保管後や、また高温使用時にも、フィルムが被着体表面から浮いたり、或は引き剥がしが難しくなったりせず、糊残り等の汚染もないこと
本発明の要旨は、以下記載の基材層(A)と粘着層(B)とを含む積層体から成り、基材層(A)は外側にプロピレン系重合体(PP)を位置させ最外層として、粘着層(B)は熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースとした粘着性樹脂を最内層として配置され、この積層体は、Tダイ共押出法にて、直接得られることを特徴とする。
(A):プロピレンが70%以上の重合体
(ポリプロピレンのホモポリマー又はランダムコポリマー)
(B):熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースにした粘着性樹脂
(1)自己粘着性の軟質オレフィン系重合体又は共重合体
(2)テルペン系、ロジン系樹脂等の粘着付与剤を30重量%以下配合の粘着性樹 脂(弾性率10 dyne/cm以下)
(層構成):基材層(A)の全積層体厚みに占める割合は50%以上であるが、基材層、並びに粘着層の構成は1層、或は2層に限定されるものではなく、それ以上の多層であってもよい。
本発明の表面保護フィルムは、原料樹脂の選定と最適化、並びにTダイ共押出法の採用により、在来フィルムとの対比で、15%以上の膜厚低減と高温使用温度の20℃以上の向上を実現した。
本発明の表面保護フィルムは、以下記載の基材層(A)と粘着層(B)とを含む積層体
から成り、基材層(A)は外側にプロピレン系重合体(PP)を位置させ最外層として、
粘着層(B)は熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースとした粘着性樹脂を最内層として配置され、この積層体は、Tダイ共押出法にて、直接得られることを特徴とする。
(A):プロピレンが70%以上の重合体
(ポリプロピレンのホモポリマー又はランダムコポリマー)
(B):熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースにした粘着性樹脂
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
Tダイ共押出法により、表-1 構成の3層積層体を得た。得られた積層体の品質評価結果は表-3 に示す
粘着層用の樹脂のみを以下に代え、実施例1と同じ方法で3層積層体を得た。
品質評価結果は表-3 に示す。
粘着層用樹脂:軟質ポリエチレン(MFR3.5、密度0.905、融点97℃)
粘着層用の樹脂のみを以下に代え、実施例1と同じ方法で3層積層体を得た。
品質評価結果は表-3 に示す。
粘着層用樹脂:エチレン酢酸ビニル共重合樹脂
(EVA,酢酸ビニル含有量10重量%)
(MFR3.5、密度0.924、融点95℃)
粘着層用の樹脂のみを以下に代え、実施例1と同じ方法で3層積層体を得た。
品質評価結果は表-3 に示す。
粘着層用樹脂:実施例3と同じエチレン酢酸ビニル共重合樹脂に粘着付与剤
(テルペン系樹脂)を6重量%配合
比較例1
実施例1において粘着層側の冷却ロール、表面粗度R0.8を用いた他は、全て同じ方法で3層積層体を得た。結果は表-3 に示す。
比較例2
丸ダイ空冷の共押出法により、表-2構成の3層積層体を得た。品質評価は実施例1と同じ方法で実施し、その評価結果は表-3に示す。
比較例3
比較例2において、以下樹脂を用いた他は全て同じ方法で実施。
結果は表-3 に示す。
比較例4
比較例2において表-2の、樹脂を用いた他は、全て同じ方法で実施。
結果は表-3 に示す。

Claims (3)

  1. Tダイ共押出法にて得られ、少なくとも以下記載の基材層(A)と粘着層(B)とを含む積層体から成り、基材層(A)は外側にプロピレン系重合体(PP)を位置させ最外層とし、粘着層(B)は熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースとした粘着性樹脂を最内層とし、配置された表面保護フィルム
    (A):プロピレンが70%以上のプロピレン系重合体から形成され、高い剛性と耐熱性を持つ基材層
    プロピレン系重合体はホモポリマー、ランダムコポリマー或はこれら混合体であって、230℃におけるメルトフローレート(MFR)は1〜15gr/10min、融点は130℃以上である熱可塑性樹脂
    (B):熱可塑性の軟質樹脂(エラストマー)をベースにした下記(1)の粘着性樹脂から形成される粘着層
    (1)…軟質オレフィン系重合体または共重合体
    ((1)のMFRは1〜20gr/10min、密度は0.930gr/cm3以下)
  2. 積層体の粘着層(B)が下記(2)の粘着性樹脂から形成される、請求項1に記載の表面保護フィルム
    (2)…テルペン系、ロジン系樹脂等の粘着付与剤を30重量%以下に配合の粘着 性樹脂(230℃におけるMFRは1〜20gr/10min)
  3. 積層体の表面状態は、特に粘着層(B)側は平滑であり、表面粗度がR0.1以下の冷却ロール使用により得られた請求項1、又は2に記載の表面保護フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102399506A (zh) * 2010-09-16 2012-04-04 日东电工株式会社 压敏粘合带

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