JP2008018289A - 遊技球誘導部材および遊技球誘導方法 - Google Patents

遊技球誘導部材および遊技球誘導方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 中空通路内に落下速度抑制部材を設けて遊技球を通過させなければな
らないため、遊技球誘導部材を設けるための広い空間が必要であった。
【解決手段】 遊技球誘導部材を第一〜第四壁材にて形成し、この第一壁材と第
二壁材とを遊技球35が通過不能な間隔で立設するとともに、第一壁材と第二壁
材とに、遊技球35が通過不能であって、互い違いに各々の上端部と下端部とが
重なり合う略方形形状の開口部位を形成し、上方から入球した遊技球35を順次
開口部位を通過させつつ、下方に誘導して落下させることによって、遊技球35
の落下速度を抑制することを可能にする。そして、このように遊技球誘導部材を
形成することによって、設置するための空間を少なくさせるとともに、生産する
効率を向上させることを可能にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技球誘導部材および遊技球誘導方法に関し、特に、入口から入球
する遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導部材およ
び遊技球誘導方法に関する。
従来、図22の背面図に示すように、この種の遊技球誘導部材1,1は、遊技
機の遊技盤の中央に取り付けられる表示装置用カバーの開口2の左右に配置され
ている。そして、開口2の上方に形成された上側通過口3に入った遊技球は遊技
球誘導部材1,1の上端に設けられた入口に入球し、下端に設けられた出口に誘
導される。遊技球は、出口から放出されると、開口2の下方に設けられたスロー
プ4に導かれ、スロープ4の後側に設けられた下側通過口へと流下していく。
このとき、スロープ4に導かれた遊技球の速度が大きいと、すぐには下側通過
口へ流下せず、遊技がスムーズに進行しないことがある。そこで、例えば、特許
2784731号公報に開示された遊技球誘導装置のように、表示装置の左右に
配置される遊技球誘導部材を中空通路とし、この中空通路に内部を移動する遊技
球の移動速度を減速させる落下速度抑制部材を設けたものも知られている。この
遊技球誘導装置によると、中空通路に設けた落下速度抑制部材により入球時の速
度を減速させて遊技球を出口に導くことができるので、遊技球を出口から減速さ
れた状態で放出できるとしている。
上述した従来の技術においては、次のような課題があった。すなわち、中空通
路内に落下速度抑制部材を設けて遊技球を通過させなければならないため、遊技
球誘導部材を設けるための広い空間が必要であった。また、落下速度抑制部材を
設けた中空通路を形成する加工が容易ではなく、遊技球誘導部材を生産する効率
がよくなかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、設置するための空間を小さ
くさせるとともに、生産する効率を向上させることが可能な遊技球誘導部材およ
び遊技球誘導方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、入口から入球する遊技球
を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導部材であって、上記
遊技球が通過不能な間隔で相対向する壁材と、上記壁材の両壁面に、互い違いに
各々の上端部と下端部とが重なり合うように交互に形成されるとともに、上記遊
技球が通過不能な開口部位とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、入口から入球する遊
技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導部材を提供する
。この遊技球誘導部材は、遊技球が通過不能な間隔で相対向する壁材と、この壁
材の両壁面に、互い違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように交互に形
成されるとともに、上記遊技球が通過不能に形成される開口部位とを備え、遊技
球が通過不能な間隔で相対向して配置された壁材の上方にある入口から入球した
遊技球は、開口部位を通過しつつ、上方から下方に誘導されて落下する。このと
き、遊技球は開口部位に衝突しつつ通過するため、この衝突によって遊技球の落
下エネルギーが消費される。
これによって、落下速度を低下させつつ、上方から下方に誘導することが可能
になる。なお、開口部位は遊技球が通過不能に形成されているので通過時に衝突
したとしても、遊技球は壁材の外側に飛び出してしまうことはない。このように
、壁材を遊技球が通過不能な間隔で相対向して配置するとともに、この壁材の両
壁面に互い違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように交互に遊技球が通
過不能な開口部位を形成することによって、当該遊技球誘導部材を設置するため
の空間を小さくさせることができる。また、上記した簡易な構成で遊技球誘導部
材を形成できるため、生産効率を向上させることができるようになる。
上記開口部位の形状の一例として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に
記載の遊技球誘導部材において、上記開口部位は、略方形形状に形成される構成
としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、開口部位を略方形形
状に形成する。これにより簡易に開口部位を形成することが可能になる。この略
方形形状は、おおよそ方形の形状を有するものであれば良く、正四角形であって
も良いし、長方形であっても良い。むろん、正四角形あるいは長方形の角部を略
円弧にした略楕円形状であっても良い。
遊技球を上方から下方に誘導するに際して、開口部位を通過させるにあたり、
その通過経路を長くすることが可能な態様の一例として、請求項3にかかる発明
は、上記請求項2に記載の遊技球誘導部材において、上略方形形状の記開口部位
は、上記上端部を上記遊技球の誘導方向の中央線より略一方寄りに形成されると
ともに、上記下端部を上記遊技球の誘導方向の中央線より略他方寄りに形成され
る構成としてある。
上記のように構成した請求項3にかかる発明においては、壁材に形成される略
方形形状の開口部位を、その上端部が遊技球の誘導方向の中央線より略一方寄り
になるように形成し、また、その下端部が遊技球の誘導方向の中央線より略他方
寄りになるように形成する。すなわち、略方形形状の開口部位を壁材の幅方向を
利用した略平行四辺形形状に形成する。これにより、遊技球を壁材の略一方寄り
から略他方寄りに当該壁材の幅方向を利用しつつ、通過させることが可能になる
ため、通過経路を長くすることができる。従って、より効果的に落下速度を低下
させることが可能になる。
遊技球を上方から下方に誘導するに際して、開口部位を通過させるにあたり、
その通過経路を長くすることが可能な態様の他の一例として、請求項4にかかる
発明は、上記請求項1に記載の遊技球誘導部材において、上記開口部位は、上記
上端部として上記遊技球の誘導方向の中央線より略一方寄りに形成される略方形
形状の第一開口部位と、上記下端部として上記遊技球の誘導方向の中央線より略
他方寄りに形成される略方形形状の第二開口部位とを連結して形成される構成と
してある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、開口部位を略方形形
状の第一開口部位と第二開口部位とを連結して形成する。かかる場合、第一開口
部位を上記上端部として上記遊技球の誘導方向の中央線より略一方寄りに形成し
、第二開口部位を上記下端部として上記遊技球の誘導方向の中央線より略他方寄
りに形成する。これにより、遊技球は開口部位にて誘導されるに際して、最初に
第一開口部位に導入され、そして、壁材を斜めに移動しつつ、第二開口部位に誘
導されることになる。これにより、上述した態様と同様に、遊技球を壁材の略一
方寄りから略他方寄りに当該壁材の幅方向を利用しつつ、通過させることが可能
になるため、通過経路を長くすることができ、より効果的に落下速度を低下させ
ることが可能になる。
上方から下方に誘導される遊技球の落下速度を低下させる場合、上述してきた
ように開口部位の形状に工夫を加えれば良い。このような開口部位の形状の工夫
による落下速度の抑制に加えて、さらに落下速度を低下させることができる手法
の一例として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに
記載の遊技球誘導部材において、上記開口部位の内周面には、上記遊技球を誘導
する際の落下速度を抑制する落下速度抑制形状が形成される構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明においては、壁材に形成した開口
部位の内周面であって、壁材の奥幅部分に落下速度を抑制する落下速度抑制形状
を形成する。これによって、当該開口部位を通過して落下する遊技球は、この落
下速度抑制形状に衝突しつつ落下することになる。このため、遊技球の落下速度
をより低下させることが可能になる。
上述した落下速度抑制形状の具体的な一例として、請求項6にかかる発明は、
上記請求項5に記載の遊技球誘導部材において、上記落下速度抑制形状は、略櫛
歯形状に形成される構成としてある。
上記のように構成した請求項6にかかる発明においては、落下速度抑制形状を
略櫛歯形状に形成する。この略櫛歯形状は、特に限定されるものではなく、略山
形に形成しても良いし、略鋸形に形成しても良い。
より遊技球の落下速度を低下させることが可能な構成の一例として、請求項7
にかかる発明は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の遊技球誘導部材に
おいて、上記開口部位の内周面は、上記遊技球が当該開口部位を通過しつつ誘導
されるに際して衝突したときに、この衝撃を吸収可能な衝撃吸収材にて形成され
る構成としてある。
上記のように構成した請求項7にかかる発明においては、開口部位の内周面を
遊技球が当該開口部位を通過しつつ誘導されるに際して衝突したときに、この衝
撃を吸収可能な衝撃吸収材にて形成する。このように、遊技球を衝撃吸収部材に
衝突させつつ誘導することによって、より遊技球の落下速度を低下させることが
可能になる。
遊技球が通過不能な間隔で配置された壁材は、開口部位の形状の大きさに適宜
適合させたり、あるいは、落下速度を調節可能にすると言う観点からその間隔が
調整可能であると好適である。そこで、請求項8にかかる発明は、上記請求項1
〜請求項7のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、上記壁材は、当該壁材
の位置を変更することによって上記間隔を適宜変更可能にする壁材位置変更構造
を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項8にかかる発明においては、壁材位置変更構造で
壁材の位置を変更することによって、遊技球が通過不能な間隔で配置されている
壁材の間隔を適宜変更可能にする。
開口部位に衝突しつつ通過する遊技球の落下エネルギーは、衝突する面積が大
きければ、より吸収されることになる。そして、落下エネルギーが吸収されれば
、落下速度を低下させることが可能になる。そこで、請求項9にかかる発明は、
上記請求項2〜請求項8のいずれかに記載の遊技球誘導部材において、上記略方
形形状の開口部位は、略方形の少なくとも一辺に壁材の奥幅方向であって当該壁
材の外側から内側に向かう傾斜面が形成される構成としてある。
上記のように構成した請求項9にかかる発明においては、開口部位の開口周面
に壁材の奥幅方向であって当該壁材の外側から内側に向かう傾斜面を形成する。
これによって、遊技球は開口部位を通過し次の開口部位に誘導されるに際して、
この傾斜面に衝突,摺動されることとなり、より落下速度を低下させることが可
能になる。
また、入口から入球する遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導す
る手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能
することは容易に理解できる。このため、請求項10にかかる発明は、入口から
入球する遊技球を同入口よりも下方に設けられた出口に誘導する遊技球誘導方法
であって、上記遊技球が通過不能に相対向して配置された壁材の両壁面に互い違
いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように交互に形成されるとともに上記
遊技球が通過不能な開口部位に対して交互に上記遊技球を誘導させる構成として
ある。
すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であるこ
とに相違はない。
以上説明したように本発明は、遊技球を上方から下方に誘導するに際して、遊
技球が通過不能な間隔で相対向する壁材に形成された開口部位に衝突させること
によって当該遊技球の落下速度を低下させることが可能になり、また、壁材を遊
技球が通過不能な間隔で相対向して配置するとともに、この壁材の両壁面に互い
違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように交互に遊技球が通過不能な開
口部位を形成することによって、当該遊技球誘導部材を設置するための空間を少
なくさせることが可能なり、さらに、簡易な構成で遊技球誘導部材を形成できる
ため、生産効率を向上させることが可能な遊技球誘導部材を提供することができ
る。
さらに、請求項2にかかる発明によれば、簡易な形状で開口部位を形成するこ
とが可能になる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、より通過経路を長くすることができ
るため、より効果的に落下速度を低下させることが可能になる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、通過経路を長くすることができる他
の態様を提示することができる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、遊技球を落下速度抑制形状に衝突さ
せつつ落下させることによって、当該遊技球の落下速度をより低下させることが
可能になる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、落下速度抑制形状の具体形な形状を
提示することが可能になる。
さらに、請求項7にかかる発明によれば、遊技球を衝撃吸収部材に衝突させつ
つ誘導することによって、より遊技球の落下速度を低下させることが可能になる
さらに、請求項8にかかる発明によれば、壁材位置変更構造を採用することに
よって、落下速度の調整を行なうことが可能になるとともに、適宜所望の壁材の
間隔を実現することが可能になる。
さらに、請求項9にかかる発明によれば、開口部位にて遊技球を誘導するに際
して、当該遊技球を開口部位の傾斜面に衝突あるいは摺動させることが可能にな
り、より落下速度を低下させることが可能になる。
さらに、請求項10にかかる発明によれば、遊技球を上方から下方に誘導する
に際して、遊技球が通過不能な間隔で相対向する壁材に形成された開口部位に衝
突させることによって当該遊技球の落下速度を低下させることが可能になり、ま
た、壁材を遊技球が通過不能な間隔で相対向して配置するとともに、この壁材の
両壁面に互い違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように交互に遊技球が
通過不能な開口部位を形成することによって、当該遊技球誘導部材を設置するた
めの空間を少なくさせることが可能なり、さらに、簡易な構成で遊技球誘導部材
を形成できるため、生産効率を向上させることが可能な遊技球誘導方法を提供す
ることができる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる遊技球誘導部材が取り付けられた遊
技機を正面から外観した外観図である。
同図において、遊技機100の正面には、略長方形の枠状に形成された前面枠
11が装着され、この前面枠11の内側に略長方形の枠状に形成された金枠12
が設けられている。金枠12の上方側には平板形状のガラス扉13が取り付けら
れ、下方側には平板形状の前面板14が取り付けられている。ガラス扉13の後
方には遊技盤15が配置され、ガラス扉13を介して視認可能となっている。遊
技盤15の前面のガイドレール16で囲まれる遊技部17には、複数の風車17
aや普通入賞口17b、遊技球が入賞する入口の大きさが変化する可変入賞口1
7c、遊技球が入賞する入口が開閉される大入賞口17d等が設けられている。
また、遊技部17の略中央部に開口が設けられ、大当たり状態等の状態を表示す
る表示装置21が取り付けられている。
ここで、前面板14の前面には、上皿14aが取り付けられ、打球される遊技
球が収容されるようになっている。また、金枠12の下方には、上皿14aから
供給される遊技球を打球する強さを変えるハンドル18や、余剰球を収容する下
皿19が取り付けられている。なお、前面枠11の後側には、図示しない景品玉
タンクや各種のパチンコ球の処理機構が取り付けられている。
表示装置21の左右には、遊技球誘導部材30,30が配置されている。この
遊技球誘導部材30,30は、図2の背面図に示すように、表示装置21を覆う
樹脂カバー20に取り付けられている。なお、図2は、本発明の第一の実施形態
にかかる遊技球誘導部材30,30が取り付けられた樹脂カバー20を背面から
示している。
同図において、遊技球誘導部材30,30は、表示装置21に合わせて形成さ
れた開口22の左右に取り付けられている。また、開口22の上方には、上側通
過口23が形成され、上側通過口23に入った遊技球を誘導路26,26にて遊
技球誘導部材30,30に誘導して、遊技球誘導部材30,30の上端に設けら
れた入口50,50に入球させる。入口50,50から入球した遊技球は遊技球
誘導部材30,30により、当該遊技球誘導部材30,30の下端に設けられた
出口51,51に誘導される。そして、出口51,51に誘導された遊技球は、
当該出口51,51から放出され、開口22の下方に設けられたスロープ24に
導かれて、スロープ24の後側に設けられた下側通過口25へ流下していくこと
になる。
図3は、上述してきた開口22の左右に取り付けられる遊技球誘導部材30の
外観を斜視した外観斜視図を示している。
同図において、遊技球誘導部材30は、第一壁材31,第二壁材32,第三壁
材33,第四壁材34とにより中空通路35が形成されて構成されている。ここ
で、第一壁材31と第二壁材32とは、遊技球35の径Dより小さい間隔Lにて
相対向して立設されている。一方、第三壁材33と第四壁材34とは遊技球35
の径Dより大きな間隔で相対向して立設されている。この第一壁材31には、開
口部位36a,開口部位36b,開口部位36c,開口部位36d,開口部位3
6eが形成されているとともに、第二壁材32には、開口部位37a,開口部位
37b,開口部位37c,開口部位37dが形成されている。
図4は、遊技球誘導部材30について第一壁材31および第二壁材32を開口
部位36a〜36e,開口部位37a〜37dの領域範囲にて当該第一壁材31
および第二壁材32に略垂直に切断した場合の断面図を示している。
同図においては、上述したように第一壁材31と第二壁材32とは間隔Lにて
相対向して立設されていることが分かる。また、開口部位36a〜36eと開口
部位37a〜37dとは、互い違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うよう
に交互に形成されている。このように、構成された遊技球誘導部材30は、上部
の開口部である入口50から遊技球35が入球し、出口51に向かって誘導、落
下して遊技球誘導部材30の外部に放出されることになる。
図4に示した実線は、入口50から入球した遊技球が出口51に向かって誘導
、落下する際の当該遊技球35の中心の軌跡を示し、この軌跡が遊技球35の通
過経路を示すことになる。このように、遊技球35は、第一壁材31と第二壁材
32とが遊技球35が通過不能な間隔で立設されていることから、入口50から
入球した後に、開口部位36a→開口部位37a→開口部位36b→開口部位3
7b→開口部位36c→開口部位37c→開口部位36d→開口部位37d→開
口部位36eと第一壁材31と第二壁材32との開口部位を上方から交互に移動
しつつ下方に誘導されて落下し、開口部位36eから外部に放出される。このと
き、遊技球35は、その外周面を各開口部位36a〜36eおよび各開口部位3
7a〜37dに衝突させつつ落下するため、この衝突で遊技球35の落下エネル
ギーが消費されることになり、当該遊技球35の落下速度が低下することが可能
になる。
上述した遊技球誘導部材30の実施形態においては、第一壁材31および第二
壁材32に形成する開口部位36a〜36eおよび開口部位37a〜37dを方
形形状に形成する構成を採用したが、これらの開口部位を略方形形状に形成する
という観点では、方形形状に限定されるものではなく、円弧部分を含んだ方形形
状であっても良く、かかる場合の態様を図5に示す。この図5は、開口部位が形
成される壁材の外観を示した遊技球誘導部材301の外観図であり、第一壁材3
11に上端部および下端部に半円形状の円弧を含む開口部位36a1,36b1
,36c1,36d1,36e1を形成し、第二壁材321に上端部および下端
部に半円形状の円弧を含む開口部位37a1,37b1,37c1,37d1を
形成する。
そして、これらの開口部位36a1〜36e1および37a1〜37d1につ
いても、その上端部と下端部とが重なり合うように交互に形成する。従って、図
5に示した開口部位36a1〜36e1および開口部位37a1〜37d1を形
成しても、遊技球35は、開口部位36a1〜36e1および開口部位37a1
〜37d1に衝突しつつ、上記図4の実線にて示した通過経路を通過しつつ上方
から下方に誘導されて落下するため、その落下速度を低下させることが可能にな
る。
このように、第一壁材と第二壁材とを遊技球35が通過不能な間隔で立設し、
第一壁材および第二壁材に開口部位を形成し、入口50から入球する遊技球35
を下方に誘導して落下するに際して、開口部位に衝突させつつ通過させることに
よって、遊技球35の落下速度を低下させることが可能になることが分かる。落
下速度を低下させると言う観点では、開口部位に衝突させて落下エネルギーを消
費させても良いし、通過経路を長くするようにしても良い。
図6は、遊技球35の通過経路を長くすることが可能な遊技球誘導部材の第一
壁材および第二壁材の外観を示した外観図である。
同図において、遊技球誘導部材302には、第一壁材312に開口部位36a
2,36b2,36c2,36d2,36e2を形成するとともに、第二壁材3
22に開口部位37a2,37b2,37c2,37d2を形成する。この実施
形態では、開口部位36a2〜36e2および開口部位37a2〜37d2を、
その上端部の一辺を第一壁材312あるいは第二壁材322の遊技球35の誘導
方向の中央線より略一方寄りに形成するとともに、下端部の一辺を遊技球35の
誘導方向の中央線より略他方寄りに形成した平行四辺形によって形成する。むろ
ん、各平行四辺形は、互い違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように交
互に形成されている。
図7は、図3に示した遊技球誘導部材30と図6に示した遊技球誘導部材30
2とにおいて、遊技球35が通過する各通過経路を示した通過経路態様を外観し
た外観図である。同図においては、図に向かって左側に遊技球誘導部材30を第
一壁材31の前方から観た場合の外観図を示すとともに、右側に遊技球誘導部材
302を第一壁材312の前方から観た場合の外観図を示している。そして、実
線は遊技球35が入球してから下方に誘導されて落下する場合の通過経路を示し
ている。
すなわち、遊技球誘導部材30では、遊技球35は、開口部位36a〜36e
あるいは開口部位37a〜37dに誘導されて略直線の軌跡を描いて形成される
通過経路Aを通過することになる。一方、遊技球誘導部材302では、遊技球3
5は、開口部位36a2〜36e2あるいは開口部位37a2〜37d2に誘導
されて略横移動を伴う略直線の軌跡を描いて形成される通過経路Bを通過するこ
とになる。このように、遊技球誘導部材302は、遊技球誘導部材30に比べて
通過経路を長くすることが可能となり、遊技球35の落下速度を低下させると言
う観点でより優れた効果を奏することが分かる。
図6に示した実施形態では、開口部位を、その上端部の一辺を第一壁材あるい
は第二壁材の遊技球35の誘導方向の中央線より略一方寄りに形成するとともに
、下端部の一辺を遊技球35の誘導方向の中央線より略他方寄りに形成した一例
として、略平行四辺形に形成する態様を採用した。むろん、このような観点から
開口部位を形成する場合、略平行四辺形に限定されるものではなく、その形状は
、適宜選択可能である。
図8は、開口部位を、その上端部の一辺を第一壁材あるいは第二壁材の遊技球
35の誘導方向の中央線より略一方寄りに形成するとともに、下端部の一辺を遊
技球35の誘導方向の中央線より略他方寄りに形成すると言う観点から形成した
他の一例を示した遊技球誘導部材の第一壁材および第二壁材の外観を示した外観
図である。同図において、遊技球誘導部材303には、第一壁材313に開口部
位36a3,36b3,36c3,36d3,36e3を形成するとともに、第
二壁材323に開口部位37a3,37b3,37c3,37d3を形成する。
この実施形態では、開口部位36a3〜36e3および開口部位37a3〜37
d3を、その上端部の一辺を第一壁材312あるいは第二壁材322の遊技球3
5の誘導方向の中央線より略一方寄りに形成するとともに、下端部の一辺を遊技
球35の誘導方向の中央線より略他方寄りに形成した平行四辺形によって形成す
るに際して、上端部開口部位と下端部開口部位とを形成する。
ここでは、一例として開口部位36b3の上端部開口部位C,下端部開口部位
Dとするとともに、開口部位37b3の上端部開口部位E,下端部開口部位Fと
する。このように、上端部開口部位C,Eと下端部開口部位D,Fとを形成する
ことにより、遊技球35は、上端部開口部位Cから開口部位36b3に進入する
と、下端部開口部位Dに斜めに移動する。そして、次に、上端部開口部位Eから
開口部位37b3に進入し、下端部開口部位Fに斜めに移動することになる。従
って、遊技球誘導部材303では、遊技球35は、開口部位36a3〜36e3
あるいは開口部位37a3〜37d3に誘導されて略横移動を伴う略直線の軌跡
を描いて形成される通過経路を通過することになる。
図9は、略方形形状に形成された開口部位について、より遊技球35の落下速
度を抑制可能な場合の遊技球誘導部材の断面を示した断面図である。
同図において、遊技球誘導部材304は、第一壁材314に開口部位36a4
,36ab4,36c4,36d4,36e4が形成されるとともに、第二壁材
324に開口部位37a4,37b4,37c4,37d4が形成される。そし
て、この実施形態においては、各開口部位36a4〜36e4および37a4〜
37d4の上辺に傾斜面36d41〜36e41,37a41〜37d41を形
成し、下辺に傾斜面36a42〜36d42,37a42〜37d42を形成す
る。図10は、かかる態様の開口部位を第一,二壁材314,324の内側およ
び外側から観た図を示している。
このように、開口部位の上辺および下辺に傾斜面を形成した場合に遊技球が開
口部位に衝突する際の軌跡を図11に示す。同図において、遊技球35は、何れ
かの開口部位に進入するに際して、上辺に形成された傾斜面に衝突する。そして
、開口部位を下方に落下して、当該開口部位から次の開口部位に移動するに際し
て、下辺に形成された傾斜面に衝突する。このように、傾斜面の上辺および下辺
に傾斜面を形成することによて、開口部位を通過するにあたり、上辺および下辺
の傾斜面に衝突する。この衝突によって落下エネルギーが消費されることとなり
、より落下速度を抑制することを可能にする。
上述してきたように、遊技球誘導部材にて上方から下方に遊技球を誘導しつつ
落下させるに際して、遊技球の落下速度を抑制する手法としては、遊技球の通過
経路を長くしたり、開口部位を通過するに際して、傾斜面に衝突させることが効
果的である。また、このように、遊技球の落下速度を低下させることが可能な手
法の一例を図12に示す。同図においては、遊技球誘導部材を第一壁材315,
第二壁材325にて形成した場合を示している。そして、この第一壁材315,
第二壁材325に形成される開口部位36a5〜36e5および開口部位37a
5〜37d5の開口外周面にゴム40を配置する。これによって、遊技球35は
、開口部位36a5〜36e5および開口部位37a5〜37d5を通過するに
際して、ゴム40に衝突することとなる。そして、このゴム40への衝突によっ
て、より大きな落下エネルギーを吸収することができるようになるため、更に効
果的に落下速度を低下させることが可能になる。
ゴム40を利用して落下速度を低下させる場合、上述したように開口部位の開
口外周面にゴム40を配置しても良いし、図13に示すように第一壁材316お
よび第二壁材326をゴム41にて形成しても良い。これにより、第一壁材31
6,326を一体に形成でき、部材点数を少なくすることができ、構成を簡素化
することが可能になる。
このように、遊技球35の落下速度を低下させる手法として、ゴム40を開口
部位にて遊技球35が衝突する開口外周面に配置すれば効果的であることは言う
までもない。むろん、落下速度を低下させる手法は、特に限定されるものではな
く、開口部位に落下速度抑制形状を形成するようにしても良い。
図14は、開口部位に落下速度抑制形状を形成した場合の一例を示している。
同図において、遊技球誘導部材を第一壁材317,第二壁材327にて形成し
た場合を示している。そして、この第一壁材317,第二壁材327に形成され
る開口部位36a7〜36e7および開口部位37a7〜37d7の開口外周面
に略鋸歯形42を形成する。これによって、遊技球35は、開口部位36a7〜
36e7および開口部位37a7〜37d7を通過するに際して、略鋸歯形42
に衝突することとなる。そして、この略鋸歯形42への衝突によって、より大き
な落下エネルギーを吸収することができるようになるため、更に効果的に落下速
度を低下させることが可能になる。
開口部位を略方形形状に形成した場合、開口部位の上端部から進入してきた遊
技球は、当該開口部位の下端部に向かって略垂直に落下する。このとき、開口部
位の左右両辺に接触しつつ落下することが有ったとしても、遊技球は、略自由落
下の態様で落下する。従って、この開口部位を落下する範囲においては、落下速
度を低下させることはできない。かかる場合、開口部位の形状を略方形では無く
、一方の壁材から他方の壁材に向けて遊技球を誘導可能に開口幅を調整して形成
すれば、上述した自由落下を防止することが可能になるとともに、通過経路を長
くすることも可能になる。
図15は、上述したように開口部位の形状を一方の壁材から他方の壁材に向け
て遊技球を誘導可能に開口幅を調整して形成した遊技球誘導部材の第一壁材およ
び第二壁材の外観を示した外観図である。
同図において、遊技球誘導部材308には、第一壁材318に開口部位36a
8,36b8,36c8,36d8,36e8を形成するとともに、第二壁材3
28に開口部位37a8,37b8,37c8,37d8を形成する。この実施
形態では、開口部位36a8〜36e8および開口部位37a8〜37d8を、
鋭角部位が上端部および下端部に配置される略菱形形状に形成する。
図16は、図15に示したように開口部位36a8〜36e8および開口部位
37a8〜37d8を略菱形形状に形成した場合の遊技球35が出口51に向か
って誘導、落下する際の当該遊技球35の中心の軌跡を示し、この軌跡が遊技球
35の通過経路を示すことになる。この実施形態では、開口部位が略菱形形状に
形成されているため、遊技球35は、開口部位36a8〜36e8および開口部
位37a8〜37d8に進入した後に、当該開口部位36a8〜36e8および
開口部位37a8〜37d8内で落下することなく、次の開口部位36a8〜3
6e8および開口部位37a8〜37d8に移動する。
なぜなら、開口部位36a8〜36e8および開口部位37a8〜37d8は
上端部が幅狭であり、中央部が幅広であり、下端部が幅狭である略菱形形状であ
るから、例えば、図矢印Gの軌跡により遊技球35が幅狭の上端部に進入すると
、この遊技球35はその後に幅広の中央部Hに収容される。そして、次に幅狭の
下端部を通過しつつ、図矢印Iの軌跡により次の開口部位に移動することになる
。むろん、上述した図矢印Gの軌跡,中央部Hへの収容,図矢印Iの軌跡は連続
した動作にて実現されることは言うまでもない。このように、開口部位36a8
〜36e8および開口部位37a8〜37d8にて遊技球35が自由落下してし
まうことを防止することが可能になるため、より落下速度が低下することが可能
になる。
また、上述したように、開口部位36a8〜36e8および開口部位37a8
〜37d8を略菱形形状に形成した場合においても、図17に示すように開口外
周面に傾斜面43を形成しても良い。かかる開口部位を略菱形形状に形成した場
合に、傾斜面43を形成すると、遊技球35が開口部位36a8〜36e8およ
び開口部位37a8〜37d8を通過するに際して、常に、遊技球35がこの傾
斜面43に略当接して摺動することになる。これによって、より効果的に遊技球
35の落下速度を抑制することが可能になる。
次に、開口部位の形状を一方の壁材から他方の壁材に向けて遊技球を誘導可能
に開口幅を調整して形成した遊技球誘導部材の他の態様を図18に示す。
同図において、上述してきた開口22の左右に取り付けられる遊技球誘導部材
30の外観を斜視した外観斜視図を示している。
同図において、遊技球誘導部材309は、第一壁材319,第二壁材329,
第三壁材339,第四壁材349とにより中空通路359が形成されて構成され
ている。第一壁材319と第二壁材329とは、上記と同様に遊技球35の径D
より小さい間隔Lにて相対向して立設されている。一方、第三壁材33と第四壁
材34とは遊技球35の径Dより大きな間隔で相対向して立設されている。そし
て、第一壁材319には、略円形部位44とくびれ開口部位45とからなる略瓢
箪形状がそれぞれ略円形部位44とくびれ部位45にて接続されて一体形状に形
成された開口部位46が形成されている。
ここで、図19は、上記した開口部位46が形成されて構成される遊技球誘導
部材309の第一壁材319および第二壁材329の外観を示した外観図である
。同図において、遊技球誘導部材309には、上述したように第一壁材319に
開口部位46を形成するとともに、同様に、第二壁材323に略円形部位44a
とくびれ部位45aとからなる略瓢箪形状がそれぞれ略円形部位44aとくびれ
部位45aにて接続された一体形状に形成された開口部位46aを形成する。
このように第一壁材319に開口部位46を形成し、第二壁材329に開口部
位46aを形成することによって、遊技球35は、開口部位46および開口部位
46aの略円形部位44とくびれ部位45aとを同時に通過するとともに、略円
形部位44aとくびれ部位45とを同時に通過することによって、当該開口部位
46および開口部位46a内で落下することなく、常に、開口部位46,46a
の開口外周面を摺動しながら下方に向かって落下する。このとき、通過経路は、
図16に示したのと同様な態様を示すこととなるため、同様に落下速度を低下さ
せることが可能になる。
上述してきた実施形態において、第一〜第四壁材は固着されており、第一壁材
および第二壁材にて形成する遊技球35の通過不能な間隔は間隔Lで固定的であ
った。この間隔Lを適宜変更できると、落下速度の低下を自在に変えることがで
きて好適である。そこで、このように、間隔Lを自在に変更できる遊技球誘導部
材の構成を外観斜視した外観斜視図を図20に示す。同図において、遊技球誘導
部材400は、第一壁材401と、第二壁材402と、第三壁材403と、第四
壁材404とから構成されており、第一壁材401には、誘導凸溝406が側面
に形成されるとともに、第二壁材403および第四壁材404の内側には、複数
の誘導凹溝405が形成されている。
かかる構成において、第一壁材401の誘導凸溝406を適宜所望の間隔を形
成可能な誘導凹溝405に係合して挿入する。これにより、誘導凹溝405に挿
入された第一壁材401と第二壁材402にて所望の間隔を形成することを可能
にする。第一壁材と第二壁材との間隔を適宜可変にすることが可能な他の態様と
しては、図21に示すように、遊技球誘導部材400の第一壁材411,第二壁
材412,第三壁材413,第四壁材414を固着し、第三壁材413および第
四壁材414の内側にスペーサ挿入溝415を形成する。そして、別部材として
用意した複数のスペーサ416を所望の間隔が形成されるまで、順次スペーサ挿
入溝415に差し込むことによって、スペーサ416にて厚さが増した第一壁材
411と第二壁材412とにより所望の間隔を形成することを可能にする。
このとき、各スペーサ416には第一壁材411に形成されている開口形状と
同一の形状が形成されていることは言うまでもない。
なお、上述してきた実施形態においては、第一〜第四壁材がそれぞれ個別に形
成されるとともに、適宜相互に固着されて中空通路を形成する構成を採用してい
るが、むろん、中空通路を形成するという観点においては、第一〜第四壁材をそ
れぞれ個別に形成して適宜相互に固着する態様に限定されるものではなく、二つ
以上の壁材を一体成形し、これに他の壁材を固着して中空通路を形成しても良い
し、第一〜第四壁材を一体成形して中空通路を形成しても良い。
また、上述してきた実施形態においては、遊技球誘導部材を所定の壁材にて四
方が囲まれた中空通路によって構成する態様を採用しているが、上方から下方に
向けて遊技球を誘導するという観点においては、遊技球誘導部材を四方を壁材に
て囲んだ中空通路にて構成する態様に限定されるものではなく、第三壁材あるい
は第四壁材の一方を使用しないで遊技球誘導部材を構成しても良いし、第三壁材
および第四壁材の両方を使用しないで、開口部位を形成した第一壁材および第二
壁材によって遊技球誘導部材を構成するようにしても良い。
このように、遊技球誘導部材を第一〜第四壁材にて形成し、この第一壁材と第
二壁材とを遊技球35が通過不能な間隔で立設するとともに、第一壁材と第二壁
材とに、遊技球35が通過不能であって、互い違いに各々の上端部と下端部とが
重なり合う略方形形状の開口部位を形成し、上方から入球した遊技球35を順次
開口部位を通過させつつ、下方に誘導して落下させることによって、遊技球35
の落下速度を抑制することを可能にする。そして、このように遊技球誘導部材を
形成することによって、設置するための空間を小さくさせるとともに、生産する
効率を向上させることを可能にする。
本発明の第一の実施形態にかかる遊技球誘導部材が取り付けられた遊技機を正面から外観した外観図である。 遊技球誘導部材が取り付けられた樹脂カバーを背面から見て示す背面図である。 遊技球誘導部材の外観を示す斜視図である。 第一壁材および第二壁材に略垂直に切断した場合の断面図である。 遊技球誘導部材の他の態様を示した外観図である。 遊技球誘導部材の他の態様を示した外観図である。 異なる態様の遊技球誘導部材について遊技球の通過経路の相違を示した図である。 遊技球誘導部材の他の態様を示した外観図である。 開口部位の開口外周面に傾斜面を形成した場合の遊技球誘導部材の断面を示した断面図である。 開口部位の開口外周面に傾斜面を形成した場合の開口部位を壁材の内側および外側から観た図である。 開口部位の開口外周面に傾斜面を形成した場合の遊技球の衝突経路を示した図である。 開口部位の開口外周面に衝突吸収材を配置した場合を示した図である。 壁材を衝突吸収材にて形成した場合を示した図である。 開口部位の開口外周面に落下速度抑制形状を形成した場合を示した図である。 遊技球誘導部材の他の態様を示した外観図である。 遊技球誘導部材について遊技球の通過経路を示した図である。 開口部位に傾斜面を形成した場合を示した図である。 遊技球誘導部材の他の態様を示した外観図である。 遊技球誘導部材の他の態様を示した外観図である。 第一壁材と第二壁材との間隔を変更可能にする構造の外観を示した外観図である。 第一壁材と第二壁材との間隔を変更可能にする他の構造の外観を示した外観図である。 従来の遊技球誘導部材の構成を示した図である。
符号の説明
30・・・遊技球誘導部材
31・・・第一壁材
32・・・第二壁材
33・・・第三壁材
34・・・第四壁材
35・・・遊技球
36a・・・開口部位
36b・・・開口部位
36c・・・開口部位
36d・・・開口部位
36e・・・開口部位
37a・・・開口部位
37b・・・開口部位
37c・・・開口部位
37d・・・開口部位

Claims (10)

  1. 入口から入球する遊技球を同入口よりも下方に設けられた出
    口に誘導する遊技球誘導部材であって、
    上記遊技球が通過不能な間隔で相対向する壁材と、
    上記壁材の両壁面に、互い違いに各々の上端部と下端部とが重なり合うように
    交互に形成されるとともに、上記遊技球が通過不能な開口部位とを具備すること
    を特徴とする遊技球誘導部材。
  2. 上記請求項1に記載の遊技球誘導部材において、
    上記開口部位は、略方形形状に形成されることを特徴とする遊技球誘導部材。
  3. 上記請求項2に記載の遊技球誘導部材において、
    上記略方形形状の開口部位は、上記上端部の一辺を上記遊技球の誘導方向の中
    央線より略一方寄りに形成されるとともに、上記下端部の一辺を上記遊技球の誘
    導方向の中央線より略他方寄りに形成されることを特徴とする遊技球誘導部材。
  4. 上記請求項1に記載の遊技球誘導部材において、
    上記開口部位は、上記上端部として上記遊技球の誘導方向の中央線より略一方
    寄りに形成される略方形形状の第一開口部位と、上記下端部として上記遊技球の
    誘導方向の中央線より略他方寄りに形成される略方形形状の第二開口部位とを連
    結して形成されることを特徴とする遊技球誘導部材。
  5. 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技球誘導部材
    において、
    上記開口部位の内周面には、上記遊技球を誘導する際の落下速度を抑制する落
    下速度抑制形状が形成されることを特徴とする遊技球誘導部材。
  6. 上記請求項5に記載の遊技球誘導部材において、
    上記落下速度抑制形状は、略櫛歯形状に形成されることを特徴とする遊技球誘
    導部材。
  7. 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の遊技球誘導部材
    において、
    上記開口部位の内周面は、上記遊技球が当該開口部位を通過しつつ誘導される
    に際して衝突したときに、この衝撃を吸収可能な衝撃吸収材にて形成されること
    を特徴とする遊技球誘導部材。
  8. 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の遊技球誘導部材
    において、
    上記壁材は、当該壁材の位置を変更することによって上記間隔を適宜変更可能
    にする壁材位置変更構造を備えることを特徴とする遊技球誘導部材。
  9. 上記請求項2〜請求項8のいずれかに記載の遊技球誘導部材
    において、
    上記略方形形状の開口部位は、略方形の少なくとも一辺に壁材の奥幅方向であ
    って当該壁材の外側から内側に向かう傾斜面が形成されることを特徴とする遊技
    球誘導部材。
  10. 入口から入球する遊技球を同入口よりも下方に設けられた
    出口に誘導する遊技球誘導方法であって、
    上記遊技球が通過不能に相対向して配置された壁材の両壁面に互い違いに各々
    の上端部と下端部とが重なり合うように交互に形成されるとともに上記遊技球が
    通過不能な開口部位に対して交互に上記遊技球を誘導させることを特徴とする遊
    技球誘導方法。
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