JP5927448B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技装置を大きくしつつ遊技媒体の詰まりを抑制することが可能な遊技機の提供を目的とする。【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10では、遊技盤11を貫通して表示装置30を視認可能にする表示開口11Hと嵌合する表示装飾枠23の左上部に、遊技領域R1に打ち込まれる遊技球を受け止めて下方に流下させる流下案内壁32が形成され、その流下案内壁32から上方に張り出して遊技盤11の前面に敷設された樹脂製のベース板40に第1突部41と第2突部51が一体形成されている。流下案内壁32は、縦壁33と横壁34とで構成され、第1突部41と横壁34との最小の間隔L1、及び、第2突部51と横壁34との最小の間隔L2がそれぞれ、遊技球2〜3個分となっている。【選択図】図3

Description

本発明は、遊技盤の前面に遊技媒体が流下可能な遊技領域が形成されると共に、遊技領域の内側で遊技装置を視認可能にし、遊技媒体が遊技装置側に進入することを規制する進入規制枠が設けられた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、遊技媒体としての遊技球が遊技領域の左上部から右斜め上方に撃ち込まれ、進入規制枠の左上部に、遊技球を受け止めて下方に案内可能な流下案内壁が形成されたものが知られている。また、流下案内壁から上方に張り出した樹脂プレートから3つの樹脂突部を前方に突出させて、遊技球の流下方向を変更する障害釘の代替としたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許公報第4485513号(図1)
ところで、近年、遊技機において、例えば、より大きな表示部などの遊技装置を設置するために遊技領域に制限がかかる虞がある。よって、限られた遊技領域のスペースの中で遊技装置を大きくすると、樹脂突部同士の間の間隔や樹脂突部と流下案内壁との間の間隔が狭くなり、球詰まりが起き易くなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技装置を大きくしつつ遊技媒体の詰まりを抑制することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、遊技媒体が流下可能な遊技領域が形成されると共に、遊技媒体の流下方向をランダムに変更可能な障害釘が複数打ち付けられた遊技盤と、遊技盤から起立して遊技領域を包囲する包囲壁と、包囲壁の左上部に形成されて、遊技領域内への遊技媒体の進入を許容する進入口と、包囲壁のうち進入口より上方部分で構成され、進入口から遊技領域内に進入した遊技媒体を右斜め上方に案内するための円弧状案内部と、遊技盤の所定の位置に前方側から視認可能に配置される遊技装置と、遊技盤から突出して、遊技領域を流下する遊技媒体が遊技装置の内側へ進入することを規制する進入規制枠と、進入規制枠の左上部に形成されて、円弧状案内部側から流下してきた遊技媒体を受け止めて下方に案内可能な流下案内壁と、流下案内壁から円弧状案内部側へ向かって張り出し且つ遊技盤の前面に敷設された樹脂製のベース板と、ベース板から突出し、遊技媒体と衝突してその遊技媒体の流下方向を変更可能な樹脂突部と、を備えて、遊技領域における円弧状案内部と流下案内壁とに挟まれたベース板のうち樹脂突部を除く部分に、障害釘を有さずに遊技媒体が流下可能な釘無し領域が形成され、流下案内壁に、縦方向に延びて進入口と対向する縦壁と、縦壁の下端から左側へ下るように延びた横壁と、を備えると共に、複数の樹脂突部として、進入口側から順に横並びに配置された第1突部と第2突部のみを備えて、第1突部と第2突部との間、第1突部と進入口との間、第2突部と縦壁、第1突部と横壁との間、第2突部と横壁との間に、遊技媒体が流下可能な突部間流路、第1流路、第2流路、第3流路、第4流路をそれぞれ形成し、第3流路の最小の間隔、及び、第4流路の最小の間隔を、それぞれ、遊技媒体2個分以上、3個分未満にしたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、横壁の中間部には、縦壁に近い側が上方に配置されるように段差部が設けられ、第2突部は、横壁のうち段差部より縦壁側の上段部と対向して第4流路を形成し、第1突部は、横壁のうち段差部より縦壁から離れた側の下段部と対向して第3流路を形成するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、段差部の高さを横壁の厚さ分として、上段部の下面と下段部の上面とを略面一にしたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、第1突部には、円弧状案内部に最も接近する第1頂部が設けられ、第1頂部と円弧状案内部との間の間隔を、遊技媒体1個分以上、2個分未満としたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の遊技機において、第2突部には、円弧状案内部に最も接近すると共に、円弧状案内部との間の間隔が第1頂部と円弧状案内部との間の間隔より広くなった第2頂部と、第2頂部から縦壁へ近づくにつれて下るように傾斜して円弧状案内部との間隔を広くする拡張傾斜面と、が設けられたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、突部間流路には、下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなる突部間絞り部が設けられ、突部間絞り部の下流側端部の流路幅を遊技媒体1個分以上、2個分未満としたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の遊技機において、突部間絞り部は、突部間流路のうち流下方向の中間位置より上流側に配置され、突部間流路のうち突部間絞り部より下流側の部分を、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなる突部間逃がし部としたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載の遊技機において、第1突部の第2突部との対向面を、下方へ向かうにつれて第2突部側へ近づくように傾斜した第1傾斜対向面で構成すると共に、第2突部の第1突部との対向面を、下方へ向かうにつれて第1突部側へ近づくように傾斜した第2上側傾斜対向面と、第2上側傾斜対向面の下端から下方へ向かうにつれて第1突部から離れるように傾斜した第2下側傾斜対向面とで構成し、第1傾斜対向面と第2上側傾斜対向面との間に挟まれた領域に突部間絞り部を形成すると共に、第1傾斜対向面と第2下側傾斜対向面との間に挟まれた領域に突部間逃がし部を形成したところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、第2流路には、流下方向の下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなる第2絞り部が設けられ、第2絞り部の下流側端部の流路幅を、遊技媒体1個分より大きく、2個分未満としたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項9に記載の遊技機において、第2絞り部は、第2流路のうち流下方向の中間位置より上流側に配置され、第2流路のうち第2絞り部より下流側の部分を、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなる第2逃がし部としたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項10に記載の遊技機において、第2突部の縦壁との対向面を、下方へ向かうにつれて縦壁へ近づくように傾斜した第2右上傾斜対向面と、第2右上傾斜対向面の下端に連絡し且つ下方へ向かうにつれて縦壁から離れるように傾斜した第2右下傾斜対向面とで構成し、第2右上傾斜対向面と縦壁との間に挟まれた領域に第2絞り部が形成されると共に、第2右下傾斜対向面と縦壁との間に挟まれた領域に第2逃がし部が形成されたところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1乃至11のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、遊技装置は、遊技領域の横方向の中間且つ上端寄り部分に配置されると共に、遊技領域に、包囲壁の左側部と進入規制枠とに挟まれた左側流下領域と、包囲壁の右側部と進入規制枠とに挟まれた右側流下領域と、が形成されて、円弧状案内部と流下案内壁とに挟まれたベース板を配置する媒体導入領域が左側流下領域の上部に配置され、進入規制枠の上部には、縦壁の上端部から右方に折れ曲がり、媒体導入領域と右側流下領域とを連絡する連絡流路を包囲壁との間に形成する連絡流路構成壁が設けられたところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載の遊技機において、縦壁には、左下がりに傾斜するように延びて、下端部が横壁に連絡した第1傾斜部と、第1傾斜部の上端から左上がりに傾斜するように延びて、進入口から進入してきた遊技媒体を第1傾斜部側へ跳ね返し可能な第2傾斜部と、が設けられたところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項1乃至13のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、第1突部及び第2突部は、ベース板に一体形成されているところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項1乃至14のうち何れか1の請求項に記載の遊技機において、第1突部、第2突部及びベース板は、奥側を視認可能とする樹脂で構成されているところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明では、流下案内壁から円弧状案内部側へ向かって上方に張り出したベース板から第1突部と第2突部の2つの樹脂突部のみが突出した構成となっているので、従来のように、樹脂突部を3つ備えた構成よりも遊技装置を大きくすることが可能となる。また、第1突部と横壁との間の第3流路の最小の間隔、及び、第2突部と横壁との間の第4流路の最小の間隔が、遊技媒体2個分以上、3個分未満となっているので、第1突部と第2突部との間の突部間流路、又は、第2突部と縦壁との間の第2流路を流下してきた遊技媒体が横壁上を転動する際に、遊技媒体が詰まることが抑制可能となる。このように、本発明によれば、遊技装置を大きくしつつ遊技媒体の詰まりを抑制可能となる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、第2流路を流下してきた遊技媒体が横壁に受け止められる位置、即ち、横壁への着地点を上方に配置することが可能となる。これにより、第2流路を流下してきた遊技媒体が横壁と衝突したときの遊技媒体の跳ね返りを抑えて、その遊技媒体を横壁に沿ってスムーズに流下させ、遊技媒体の詰まりを抑制することが可能となる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、横壁の段差部を目立たなくすることが可能となる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、進入口から遊技領域内へ進入する遊技媒体については、円弧状案内部に沿ったスムーズな進入を許容すると共に、進入口と対向する縦壁や第2突部に跳ね返された遊技媒体については、第1突部によって進入口へ逆流することを抑制可能となる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、第2頂部と円弧状案内部との間の間隔が、第1頂部と円弧状案内部との間の間隔よりも広くなっているので、遊技領域内へ進入してきた遊技媒体を突部間流路にも第2流路にも流下させ易くして、遊技媒体がとり得る進路の自由度を向上させることが可能となる。また、第2突部には、第2頂部から縦壁へ近づくにつれて下るように傾斜して円弧状案内部との間隔を広くする拡張傾斜面が設けられているので、遊技媒体を縦壁と衝突させる場合に、その遊技媒体と縦壁との衝突箇所を変更することが可能となり、遊技の趣向性向上が図られる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、突出部間流路を流下する遊技媒体の速度を突部間絞り部で低下させることが可能となる。しかも、突部間絞り部のうち最も幅狭となる部分の流路幅が、遊技媒体1個分以上、2個分未満となっているので、突部間絞り部を流下する遊技媒体が詰まることを抑制することが可能となる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、突部間絞り部によって減速された遊技媒体をスムーズに下流側へと流下させることができる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明では、第1突部の第2突部との対向面が、下方へ向かうにつれて第2突部側へ近づくように傾斜した第1傾斜対向面で構成されているので、進入口と反対側から第1突部に衝突した遊技媒体を突部間流路へ案内し易くすることが可能となる。また、第2突部の第2上側傾斜対向面と第2下側傾斜対向面の傾斜を変更するだけで、突部間絞り部と突部間逃がし部の各流路幅の変化の度合いを変更することが可能となる。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、第2流路を流下する遊技媒体の速度を第2絞り部で低下させることが可能となる。しかも、第2流路のうち最も幅狭となる部分の流路幅が、遊技媒体1個分より大きく、2個分未満となっているので、第2絞り部を流下する遊技媒体が詰まることを抑制することが可能となる。
[請求項10の発明]
請求項10の発明によれば、第2絞り部によって減速された遊技媒体をスムーズに下流側へと流下させることができる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、第2突部の第2右上傾斜対向面と第2右下傾斜対向面の傾斜を変更するだけで、第2絞り部と第2逃がし部の各流路幅の変化の度合いを容易に変更することが可能となる。
[請求項12の発明]
請求項12の発明によれば、遊技媒体を少なくとも左側流下領域に安定して流下させることが可能となる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、縦壁のうち左上がりに傾斜した第2傾斜部と衝突した遊技媒体を下方に落下させ易くなる。これにより、縦壁と衝突した遊技媒体が連絡流路を通って右側流下領域へと流下することが抑えられる。また、縦壁のうち横壁の連絡した第1傾斜部は、左下がりに傾斜しているので、第2傾斜部との衝突により下方に落下した遊技媒体を早く第1傾斜部に着地させることが可能となる。これにより、第2傾斜部により落下した遊技媒体の勢いを低減させ易くなり、第1傾斜部により横壁に案内された遊技媒体をスムーズに流下させることが可能となる。
[請求項14の発明]
請求項14の発明によれば、第1突部及び第2突部のベース板に対する位置ずれによって、第1突部と横壁との間や第2突部と横壁との間や突部間流路で遊技媒体が詰まることを抑制可能となる。
[請求項15の発明]
請求項15の発明によれば、前方側から見たときに、第1突部、第2突部及びベース板の奥側に配置された部分を視認させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技盤の正面図 遊技領域の左上部の拡大正面図 第1突部及び第2突部の正面図 第2突部及び縦壁の正面図 遊技球が球導入領域を流下する様子を示す図 横壁の段差部周辺の拡大正面図 縦壁の上部の拡大正面図 (A)変形例に係る遊技領域の左上部の拡大正面図、(B)変形例に係る遊技領域の左上部の拡大正面図 変形例に係る遊技領域の左上部の拡大正面図
以下、本発明をパチンコ遊技機に適用した一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態に係るパチンコ遊技機10(以下、単に、「遊技機10」という。)は、図2に示す遊技盤11を、遊技機10の前面に開閉可能に取り付けられた前面枠10Zで覆ってなり、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して、遊技盤11の前面に形成された遊技領域R1(図2参照)の全体が視認可能となっている。
前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26と下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には、操作ハンドル28が備えられている。そして、操作ハンドル28を回動操作すると、上皿26に収容された遊技球(本発明の「遊技媒体」に相当する。)が遊技領域R1に向けて弾き出される。なお、上皿26に備えた球排出ボタン26Hを押すと上皿26に収容されている遊技球が下皿27へと移動する。
図2に示すように、遊技盤11の前面からは、遊技領域R1を包囲するガイドレール12(本発明の「包囲壁」に相当する。)が突出している。ガイドレール12は、円弧状に湾曲した第1レール12A及び第2レール12Bと、緩衝部材12Cとで構成されている。第1レール12Aは、遊技領域R1の周縁部のうち上側の略1/4円周分を除いた部分に沿わせて配置されている。また、第2レール12Bの一端部は、第1レール12Aの最下部に対して左側方に配置され、第2レール12Bの他端部は、第1レール12Aの右側端部に対して遊技球1〜2個分上方にオフセットした位置に配置されている。第1レール12Aと第2レール12Bとの右側端部同士の間は、例えば、樹脂製の緩衝部材12Cによって閉塞されている。また、第1レール12Aの左側端部と第2レール12Bの中間部との間には、遊技球1〜2個分の隙間が設けられ、これにより、ガイドレール12の左上部に、遊技領域R1内に遊技球を進入させるための進入口12Kが形成されている。そして、第2レール12Bのうち進入口12Kより上方部分によって、進入口12Kから遊技領域R1内に進入した遊技球を右斜め上方に案内可能な円弧状案内部12Eが形成されている。なお、本実施形態では、第1レール12Aの左側端部から進入口12Kを塞ぐように逆流防止片12Lが突出している。
遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、表示開口11Hが貫通形成されており、その表示開口11Hに遊技盤11の裏面側から表示装置30(本発明の「遊技装置」に相当する。)が対向している。表示装置30は、例えば、液晶モジュールで構成され、その前面が遊技に関する演出を行う表示画面30Gとなっている。
遊技盤11の前面中央には、表示画面30Gを囲むように表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から表示開口11Hに嵌め込まれて、表示開口11Hの内側に張り出すと共に、遊技盤11の前面から突出している。そして、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23の前側を通過して表示装飾枠23の内側に進入しないように構成されている。
詳細には、表示開口11Hは、遊技領域R1の横方向の中間且つ上端寄り部分に配置され、遊技領域のうち表示装飾枠23の左方と下方とに、遊技球が流下可能な左側流下領域R2と下側流下領域R3とが形成されている。また、表示装飾枠23の上部には、ガイドレール12(詳細には、第2レール12B)に沿って円弧状に延びた上側円弧壁25が備えられ、この上側円弧壁25とガイドレール12の上部との間に、遊技球が1つずつ通過可能な上側連絡流路25Rが形成されている。さらに、表示装飾枠23の右側部には、表示開口11Hとガイドレール12(詳細には、第1レール12A)の右側端部との間を隙間なく埋めると共に、上側連絡流路25Rと下側流下領域R3との間を連絡する右側連絡流路24Rが内側に形成された右側流路構成部24が備えられている。なお、本実施形態では、上側円弧壁25が本発明の「連絡流路構成壁」に相当し、上側連絡流路25Rが本発明の「連絡流路」に相当する。また、本実施形態では、右側連絡流路24Rが本発明の「右側流下領域」に相当し、表示装飾枠23のうち左側流下領域R2、下側流下領域R3、上側連絡流路25R及び右側連絡流路24Rに囲まれた部分によって、本発明に係る「進入規制枠」が構成されている。
表示装飾枠23の右下には、サイド入賞口21と大入賞口15が上下に並べて設けられている。また、大入賞口15の右側には、始動ゲート18と第2の始動入賞口14Bとが上下に並べて設けられている。
表示装飾枠23の横方向中央の下方には、第1の始動入賞口14Aが設けられ、第1の始動入賞口14Aの左側には、ガイドレール12(詳細には、第1レール12A)に沿って一般入賞口20が複数設けられている。
表示装飾枠23の左側の下方には、風車19が設けられ、遊技領域R1の左側流下領域R2を流下してきた遊技球の進路を中央側へ変更して下側流下領域R3へと案内可能になっている。
また、遊技領域R1の下端部には、遊技球を遊技領域R1の外側に排出するためのアウト口16が設けられている。さらに、遊技領域R1には、遊技球の流下方向をランダムに変更するための障害釘17が多数植設されている。
次に、遊技領域R1の各部位についてさらに詳説する。一般入賞口20及びサイド入賞口21は、所謂、ポケット構造をなし、遊技球が1つずつ入ることが可能な大きさで上方に開口している。一般入賞口20又はサイド入賞口21へ入球(入賞)すると、その遊技球は遊技盤11の裏側に取り込まれ、例えば、1個の入球につき10個の賞球が上皿26に払い出される。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。始動ゲート18を遊技球が通過すると、普通図柄の当否判定が行われる。ここで、本実施形態の遊技機10では、通常の遊技状態では、普通図柄の当否判定が当たりとなる確率は低く設定されており、後述する「大当たり遊技」後に、普通図柄の当否判定が当たりとなる確率が高くなる「時短遊技」に突入する。従って、本実施形態の遊技機10では、通常の遊技状態においては、左側流下領域R2を流下するように遊技球を打ち出す、所謂、「左打ち」を行い、「時短遊技」中においては、右側連絡流路24Rを流下するように遊技球を打ち出す、所謂、「右打ち」を行う、というように、2種類の打ち方を遊技者に提供可能に構成されている。なお、「時短遊技」は、「大当たり遊技」の終了後、第1と第2の始動入賞口14A,14Bへの入賞回数が、例えば、100回に達するか、或いは、その「時短遊技」中に「大当たり遊技」へ移行した場合に終了する。
第1の始動入賞口14Aは、一般入賞口20やサイド入賞口21と同様に、ポケット構造になっていて、遊技球が1つずつ入球可能な大きさで上方に開口している。第2の始動入賞口14Bも、遊技球が1つずつ入球可能な大きさで上方に開口し、通常は、可動部材14Cによって閉塞されている。可動部材14Cは、例えば、前後方向にスライド可能となっていて、上述した普通図柄の当否判定が当りのときに、後側へスライドする。可動部材14Cが後側に配置されると、第2の始動入賞口14Bに遊技球が入球(入賞)可能となる。第1と第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入球(入賞)すると、例えば、1個の入球につき4個の賞球が上皿26に払い出されると共に、特別図柄の当否判定が行われる。そして、特別図柄の当否判定が当りになると、通常の遊技状態から大当り遊技状態へと移行し、大当り遊技が実行される。
大入賞口15は、横長矩形状をなし、通常の遊技状態では、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、遊技状態が大当たり遊技状態となって大当り遊技が実行されると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒される。すると、大入賞口15が前方に開放し、可動扉15Tを案内にして大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。
上述した各入賞口14A,14B,15,20,21の何れにも入賞しなかった遊技球は、アウト口16に全て取り込まれる。アウト口16は、遊技領域R1の下端部に配置されて、前方に開口している。アウト口16に取り込まれた遊技球は、図示しない球回収装置に回収される。
ところで、本実施形態の遊技機10では、図3に示すように、表示装飾枠23の左上部に、ガイドレール12の円弧状案内部12E側から流下してきた遊技球を受け止めて下方に案内可能な流下案内壁32が設けられ、この流下案内壁32と円弧状案内部12Eとに挟まれた部分に、球導入領域R4(本発明の「媒体導入領域」に相当する。)が形成されている。また、表示装飾枠23には、流下案内壁32から上方に張り出し且つ遊技盤11の前面に敷設されたベース板40が備えられ、このベース板40から前方に樹脂突部40Tが突出している。そして、球導入領域R4のうち樹脂突部40Tを除く部分には、障害釘17(図2参照)を有さずに遊技球が流下可能な釘無し領域R5が形成されている。
表示装飾枠23は、樹脂製であって、ベース板40及び樹脂突部40Tは、流下案内壁32と一体に形成されている。また、ベース板40及び樹脂突部40Tは、透明な樹脂で構成されていて、ベース板40の後側が透けて見えるようになっている。
流下案内壁32は、上下方向に延びて進入口12Kに対向配置される縦壁33と、縦壁33の下端から左斜め下方に延びた横壁34とで構成され、全体が略逆L字状をなしている。
縦壁33は、上下方向の中間位置から左斜め下方に延びて横壁34の右側端部に連絡する第1傾斜部33Aと、第1傾斜部33Aの上側端部から左斜め上方に延びて上側円弧壁25に連絡する第2傾斜部33Bとで構成されている。このように、本実施形態では、縦壁33が、逆「くの字」状に屈曲した形状になっている。従って、進入口12Kから進入してきた遊技球が縦壁33の上側部分、即ち、第2傾斜部33Bと衝突した場合、その遊技球の進路を下方へと変更することが可能となる。これにより、縦壁33と衝突した遊技球が上側連絡流路25Rを通って右側連絡流路24Rへ流下することを抑制して、左側流下領域R2へ流下させることが可能となり、遊技者が左打ちを行うときに、遊技球が右側連絡流路24Rへと流下してしまう(右打ちしてしまう)ことが抑制される。
ここで、上述したように、本実施形態の遊技機10では、左側流下領域R2を狙って遊技球を発射させる左側遊技と、右側流下領域24Rを狙って遊技球を流下させる右側遊技とを実行可能に構成されていて、遊技状態に合わせて左側遊技と右側遊技の何れかの遊技を実行させる。ここで、従来の遊技機では、操作ハンドル28(図1参照)の多少の調整によって、左側遊技を行っている最中に、遊技球が右側流下領域24Rへ流下する虞があったが、本実施形態の遊技機10では、操作ハンドル28の多少の調整では、遊技球は、第1流路61を流下したり、第2突部51や縦壁33と衝突して進入口12Kへ戻ることなく突部間流路62や第2流路63を流下するので、左側遊技の最中に、遊技球が右側流下領域24Rへ流下する虞が低減される。特に、左側遊技と右側遊技の何れかの遊技の最中に他方の遊技を実行すると、遊技者に不利となる場合には、本実施形態の構成は効果的である。なお、本実施形態では、右側流下領域24Rを流下した遊技球は、第2の始動入賞口14Bや大入賞口15へ入賞可能となっているが、そのままアウト口16へ排出される盤面構成であってもよい。
なお、詳細には、図8に示すように、第2傾斜部33Bは、遊技球を受け止め易くするために、上方へ向かうにつれて鉛直方向を向くように湾曲した形状になっていて、第2傾斜部33Bの上端部における接線は、鉛直になっている。また、上側円弧壁25は、第2傾斜部33Bの上端部から右斜め上方へ延びていて、これにより、上側連絡流路25R内で失速して球導入領域R4へと戻ってきた遊技球をスムーズに下方へと流下させることが可能となっている。
また、横壁34の横方向の中間部には、縦壁33に近い左側部分が縦壁33から離れた右側部分より上方に配置されるように段差部34Dが形成されている。図7に示すように、段差部34Dの高さは、横壁34の壁厚分となっていて、横壁34のうち段差部34Dより縦壁33に近い上段部35の下面35Kと、段差部34Dより縦壁33から離れた下段部36の上面36Jとが略面一になっている。なお、図7では、上段部35の下面35Kの延長面M1が2点鎖線で示されている。
図3に示すように、本実施形態では、樹脂突部40Tとして、第1突部41と第2突部51の2つのみが備えられている。具体的には、第1突部41と第2突部51とは、横壁34に沿って進入口12K側、即ち、左側から順に横並びに配置され、第1突部41とガイドレール12(詳細には、第1レール12A)の左側端部との間に第1流路61が、第1突部41と第2突部51との間に突部間流路62が、第2突部51と縦壁33との間に第2流路63が、第1突部41と横壁34(詳細には、下段部36)との間に第3流路64が、第2突部51と横壁34(詳細には、上段部35)との間に第4流路65が、それぞれ形成されている。また、第1突部41及び第2突部51は、横壁34との間に間隔をあけて配置され、第1突部41と横壁34との間の第3流路64の最小の間隔L1、及び、第2突部51と横壁34との間の第4流路65の最小の間隔L2がそれぞれ、遊技球2個分以上、3個分未満となっている。
図4に示すように、第1突部41は、前方から見た形状が略三角形状になっていて、横壁34と略平行な第1底部対向面41Mと、第1底部対向面41Mの左側端部から左斜め上方に延びた第1左側傾斜面41Lと、第1左側傾斜面41Lの上側端部と第1底部対向面41Mの右側端部とを連絡する第1右側傾斜面41Rとを備えている。そして、第1左側傾斜面41Lと第1右側傾斜面41Rとの境界部分である第1頂部41Tがガイドレール12の円弧状案内部12Eに最も接近するように配置され、第1頂部41Tと円弧状案内部12Eとの間の間隔L3(図3参照)が、遊技球1個分以上、2個分未満となっている。これにより、進入口12Kから遊技領域R1内に進入する遊技球については、円弧状案内部12Eに沿ったスムーズな進入を許容すると共に、進入口12Kと対向する縦壁33や第2突部51に跳ね返された遊技球については、第1突部41によって進入口12Kへ逆流することを抑制可能となる。なお、本実施形態では、第1底部対向面41Mと横壁34と間の最小の間隔L1(図3参照)が遊技球2個分以上、3個分未満となっていて、第1左側傾斜面41Lとガイドレール12(第1レール12A)との間に上述した第1流路61が形成されている。
図4及び図5に示すように、第2突部51は、前方から見た形状が略三角状をなし、円弧状案内部12Eに最も接近するように配置された第2頂部51Tと、横壁34と略平行に延びて横壁34と対向する第2底部対向面51Mと、を備えている。第2頂部51Tと円弧状案内部12Eとの間の間隔L4は、第1突部41の第1頂部41Tと円弧状案内部12Eとの間の間隔L3よりも大きくなっている(図3参照)。これにより、進入口12Kから進入してきた遊技球を突部間流路62にも第2流路63にも流下させ易くして、遊技球がとり得る進路の自由度を向上させることが可能となる。また、第2突部51に当たった遊技球が跳ね返る際に第1突部41に接触するため、進入口12Kに戻る虞を低減することが可能である。なお、本実施形態では、第2底部対向面51Mと横壁34と間の最小の間隔L2が遊技球2個分以上、3個分未満となっている。
図3に示すように、第2突部51の上部には、拡張傾斜面51Kが備えられている。拡張傾斜面51Kは、右斜め下方に傾斜し、第2頂部51Tから縦壁33へ近づくにつれて円弧状案内部12Eとの間隔を広くする。従って、遊技球を縦壁33に衝突させる場合には、操作ハンドル28(図1参照)の操作によって遊技球の発射強度(勢い)を調整することで、遊技球を縦壁33に衝突させる箇所を自在に変更することが可能となり、遊技の趣向性を向上させることが可能となる。なお、拡張傾斜面51Kは、縦壁33の第1傾斜部33Aと略直交する方向に延びている。
図4に示すように、第2突部51のうち第1突部41と対向する面、即ち、左側を向く面は、第2頂部51Tから左斜め下方に延びた第2左上傾斜面51LAと、第2左上傾斜面51LAの下端部から右斜め下方に延びて第2底部対向面51Mの左側端部に連絡した第2左下傾斜面51LBとで構成されている。そして、第1突部41の第1右側傾斜面41Rと、第2突部51の第2左上傾斜面51LA及び第2左下傾斜面51LBとに挟まれた領域に、上述した突部間流路62が形成されている。
詳細には、突部間流路62は、第1右側傾斜面41Rと第2左上傾斜面51LAとの間に形成される突部間絞り部62Aと、第1右側傾斜面41Rと第2左下傾斜面51LBとの間に形成される突部間逃がし部62Bとで構成され、右斜め下方に向かって延びている。ここで、第1右側傾斜面41Rと第2左上傾斜面51LAとは、突部間流路62の下流側へ向かうにつれて互いに接近するように配置されているので、突部間絞り部62Aは、下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなっている。そして、突部間絞り部62Aのうち最も幅狭となる下流側の端部の流路幅は、遊技球1個分以上、2個分未満となっている。また、第2左下傾斜面51LBは、突部間流路62の下流側へ向かうにつれて第1右側傾斜面41Rから離れるように配置されているので、突部間逃がし部62Bは、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなっている。
図5に示すように、第2突部51のうち右側を向く面、即ち、縦壁33と対向する面は、拡張傾斜面51Kの右側端部から右斜め下方に延びた第2右上傾斜面51RAと、第2右上傾斜面51RAの下端部から左斜め下方に延びて第2底部対向面51Mの右側端部に連絡した第2右下傾斜面51RBとで構成されている。そして、第2突部51の第2右上傾斜面51RA及び第2右下傾斜面51RBと、縦壁33とに挟まれた領域に、上述した第2流路63が形成されている。
詳細には、第2流路63は、縦壁33の第1傾斜部33Aと第2右上傾斜面51RAとの間に形成される第2絞り部63Aと、第1傾斜部33Aと第2右下傾斜面51RBとの間に形成される第2逃がし部63Bとで構成され、左斜め下方に向かって延びている。ここで、第1傾斜部33Aと第2右上傾斜面51RAとは、第2流路63の下流側へ向かうにつれて互いに接近するように配置されているので、第2絞り部63Aは、下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなっている。そして、第2絞り部63Aのうち最も幅狭となる下流側の端部の流路幅は、遊技球1個分より大きく、2個分未満となっている。また、第2右下傾斜面51RBは、第2流路63の下流側へ向かうにつれて第1傾斜部33Aから離れるように配置されているので、第2逃がし部63Bは、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなっている。
図6には、突部間流路62を流下する遊技球の様子が、2点鎖線で示されている。同図の例では、遊技領域R1に打ち込まれた遊技球は、まず、縦壁33における第2傾斜部33Bの上側部分と衝突して左側へと跳ね返され、突部間流路62の突部間絞り部62Aに進入して第1右側傾斜面41Rと衝突する。そして、遊技球は、第1突部41の第1右側傾斜面41Rと第2突部51の第2左上傾斜面51LAとの間を往復しながら突部間絞り部62Aを流下する。ここで、突部間絞り部62Aは下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなっているので、突部間絞り62Aで遊技球を減速することが可能となる。また突部間絞り部62Aの下流側端部の流路幅は、遊技球1個分以上、2個分未満となっているので、突部間絞り部62Aを流下する遊技球が詰まることが抑制される。突部間絞り部62Aを流下してきた遊技球は、次いで、突部間逃がし部62Bを流下する。突部間逃がし部62Bは、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなっているので、突部間絞り部62Aで減速された遊技球がスムーズに下方へと流下する。
また、図6には、第2流路63を流下する遊技球の様子が、1点鎖線で示されている。同図の例では、遊技領域R1に打ち込まれた遊技球は、まず、縦壁33における第2傾斜部33Bの下側部分と衝突して左斜め下方へと跳ね返され、第2流路63の第2絞り部63Aに進入して第2右上傾斜面51RAと衝突する。そして、遊技球は、第2突部51の第2右上傾斜面51RAと縦壁33の第1傾斜部33Aとの間を往復しながら第2絞り部63Aを流下する。ここで、第2絞り部63Aは下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなっているので、第2絞り部63Aで遊技球を減速することが可能となる。また、第2絞り部63Aの下流側端部の流路幅は、遊技球1個分より大きく、2個分未満となっているので、第2絞り部63Aを流下する遊技球が詰まることが抑制される。第2絞り部63Aを流下してきた遊技球は、次いで、第2逃がし部63Bを流下する。第2逃がし部63Bは、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなっているので、第2絞り部63Aで減速された遊技球がスムーズに下方へと流下する。
このように、本実施形態では、突部間流路62を流下する遊技球の流下速度を、突部間絞り部62Aによって減速させることが可能となる。しかも、突部間絞り部62Aのうち最も幅狭となる部分の流路幅が、遊技球1個分以上、2個分未満となっているので、突部間絞り部62Aを流下する遊技球が詰まることを抑制可能となる。また、本実施形態では、第2流路63を流下する遊技球の流下速度を、第2絞り部63Aによって減速させることが可能となる。しかも、第2絞り部63Aのうち最も幅狭となる部分の流路幅が、遊技球1個分より大きく、2個分未満となっているので、第2絞り部63Aを流下する遊技球が詰まることを抑制可能となる。さらに、本実施形態では、突部間絞り部62Aによって減速された遊技球を突部間逃がし部62Bでスムーズに流下させることが可能となると共に、第2絞り部63Aによって減速された遊技球を右側逃がし部62Bでスムーズに流下させることが可能となる。
ところで、突部間流路62及び第2流路63を流下してきた遊技球は共に、横壁34に沿って左下方へと案内される。従って、遊技領域R1内に打ち込まれた遊技球は横壁34上で合流しやすく、横壁34と第1突部41との間、及び、横壁と第2突部51との間で球詰まりが発生することが考えられる。ここで、本実施形態の遊技機10では、第1突部41と横壁34との最小の間隔L1、及び、第2突部51と横壁34との最小の間隔L2がそれぞれ、遊技球2個分以上、3個分未満となっているので(図3参照)、横壁34上に案内される遊技球の球詰まりを抑えることが可能となる。
なお、本実施形態では、遊技球が一定周期(約0.6秒)で発射されるようになっていて、遊技領域R1内に進入して間もない遊技球が流下する突部間絞り部62Aや第2絞り部63Aでは、遊技球が2個横並びに配置され難くなっている。これにより、突部間絞り部62Aの最小の流路幅及び第2絞り部63Aの最小の流路幅は、第1突部41及び第2突部51と横壁34との間の第3流路64及び第4流路65の最小の間隔L1,L2よりも狭くすることが可能となり、球導入領域R4のコンパクト化が図られている。
本実施形態に係る遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、遊技機10の作用効果について説明する。
本実施形態の遊技機10では、球導入領域R4において、流下案内壁32から円弧状案内部12E側へ向かって上方に張り出したベース板40から第1突部41と第2突部51の2つの樹脂突部40Tのみが突出した構成となっているので、従来のように、樹脂突部を3つ備えた構成よりも表示開口11Hを大きくすることが可能となる。また、第1突部41と横壁34との間の最小の間隔L1、及び、第2突部51と横壁34との間の最小の間隔L2が、遊技球2個分以上、3個分未満となっているので、第1突部41と第2突部51との間の突部間流路62、又は、第2突部51と縦壁33との間の第2流路63を流下してきた遊技球が横壁34上を転動する際の球詰まりを抑制可能となる。このように、本発明によれば、表示開口11Hを大きくしつつ球詰まりを抑制可能となる。
また、横壁34の中間部には、縦壁33に近い側が上方に配置されるように段差部34Dが形成されているので、第2流路63を流下してきた遊技球が横壁34に受け止められる位置、即ち、横壁34への着地点を上方に配置することが可能となる。これにより、第2流路63を流下してきた遊技球が横壁34と衝突したときの遊技球の跳ね返りを抑えて、その遊技球を横壁34に沿ってスムーズに流下させ、球詰まりを抑制することが可能となる。しかも、横壁34における上段部35の下面35Kと下段部36の上面36Jとは略面一になっているので、段差部34Dを目立たなくして表示装飾枠23の外観の悪化を抑えることが可能となる。
さらに、第1突部41及ぶ第2突部51は、流下案内壁32から張り出したベース板40と一体に形成されているので、ベース板40に対する第1突部41及び第2突部51の位置ずれが抑えられ、突部間流路62、第2流路63、第3流路64、及び、第4流路65で球詰まりが発生することが抑制される。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を示したが、アレンジボールやピンボール等に適用してもよい。
(2)上記実施形態では、本発明に係る「遊技媒体」が球形であったが、非球形であってもよい。具体的には、遊技媒体は、ラグビーボールのような形状であってもよいし、サッカーボールのような略球形の多面体であってもよい。
(3)図9(A)に示すように、横壁34に段差部34Dを設けない構成としてもよい。
(4)図9(B)に示すように、横壁34のうち縦壁33に近い側の部分を肉厚にして段差部34Dを設けてもよい。
(5)上記実施形態において、上側連絡流路25R及び右側連絡流路24Rを備えずに、縦壁33を円弧状案内部12Eまで延ばした構成としてもよい。なお、本構成において、縦壁33を第1傾斜部33Aのみで構成してもよいし、第2傾斜部33Bの代わりに、鉛直方向に延びた壁部を備えた構成としてもよい。
(6)第1突部41及び第2突部51は、円柱状であってもよいし、図10に示すように、板状であってもよい。なお、図10の例では、第1突部41及び第2突部51は共に、前方から見た形状が湾曲した形状になっているが、直線状であってもよい。
(7)上記実施形態では、第1突部41及び第2突部51は、ベース板40に一体形成されていたが、ボルトや接着材等によってベース板40に固定されてもよい。なお、上記実施形態の構成によれば、位置ずれを抑えて、球詰まりを抑えることが可能となる。
(8)上記実施形態では、ベース板40、第1突部41及び第2突部51は、透明であったが、半透明であっても不透明であってもよい。
(9)上記実施形態では、突部間流路62及び第2流路63が、流路幅が狭くなる絞り部(突部間絞り部62Aと第2絞り部63A)と、流路幅が広くなる逃がし部(突部間突部62Bと第2逃がし部63B)とのみで構成されていたが、流路幅が変化しないストレート部をさらに備えた構成としてもよい。この場合において、ストレート部は、絞り部より上流側に配置されてもよいし、絞り部と逃がし部の間に配置されてもよいし、逃がし部より下流側に配置されてもよい。また、ストレート部は複数備えられてもよい。なお、上記実施形態の構成によれば、突部間流路62及び第2流路63の長さを短くして、球導入領域R4のコンパクト化を図ることが可能となる。
(10)上記実施形態では、本発明の「遊技装置」が表示装置30で構成された例を示したが、例えば、駆動役物装置や入賞装置等であってもよい。
10 遊技機
11 遊技盤
12 ガイドレール(包囲壁)
12E 円弧状案内部
12K 進入口
17 障害釘
23 表示装飾枠(進入規制枠)
30 表示装置(遊技装置)
32 流下案内壁
33 縦壁
34 横壁
40 ベース板
41 第1突部
51 第2突部
64 第3流路
65 第4流路
R1 遊技領域
R5 釘無し領域

Claims (15)

  1. 遊技媒体が流下可能な遊技領域が形成されると共に、遊技媒体の流下方向をランダムに変更可能な障害釘が複数打ち付けられた遊技盤と、
    前記遊技盤から起立して前記遊技領域を包囲する包囲壁と、
    前記包囲壁の左上部に形成されて、前記遊技領域内への遊技媒体の進入を許容する進入口と、
    前記包囲壁のうち前記進入口より上方部分で構成され、前記進入口から前記遊技領域内に進入した遊技媒体を右斜め上方に案内するための円弧状案内部と、
    前記遊技盤の所定の位置に前方側から視認可能に配置される遊技装置と、
    前記遊技盤から突出して、前記遊技領域を流下する遊技媒体が前記遊技装置側へ進入することを規制する進入規制枠と、
    前記進入規制枠の左上部に形成されて、前記円弧状案内部側から流下してきた遊技媒体を受け止めて下方に案内可能な流下案内壁と、
    前記流下案内壁から前記円弧状案内部側へ向かって張り出し且つ前記遊技盤の前面に敷設された樹脂製のベース板と、
    前記ベース板から突出し、遊技媒体と衝突してその遊技媒体の流下方向を変更可能な樹脂突部と、を備えて、
    前記遊技領域における前記円弧状案内部と前記流下案内壁とに挟まれた前記ベース板のうち前記樹脂突部を除く部分に、前記障害釘を有さずに遊技媒体が流下可能な釘無し領域が形成され、
    前記流下案内壁に、縦方向に延びて前記進入口と対向する縦壁と、前記縦壁の下端から左側へ下るように延びた横壁と、を備えると共に、
    複数の前記樹脂突部として、前記進入口側から順に横並びに配置された第1突部と第2突部のみを備えて、前記第1突部と前記第2突部との間、前記第1突部と前記進入口との間、前記第2突部と前記縦壁との間、前記第1突部と前記横壁との間、前記第2突部と前記横壁との間に、遊技媒体が流下可能な突部間流路、第1流路、第2流路、第3流路、第4流路をそれぞれ形成し、
    前記第3流路の最小の間隔、及び、前記第4流路の最小の間隔を、それぞれ、遊技媒体2個分以上、3個分未満にしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記横壁の中間部には、前記縦壁に近い側が上方に配置されるように段差部が設けられ、
    前記第2突部は、前記横壁のうち前記段差部より前記縦壁側の上段部と対向して前記第4流路を形成し、前記第1突部は、前記横壁のうち前記段差部より前記縦壁から離れた側の下段部と対向して前記第3流路を形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記段差部の高さを前記横壁の厚さ分として、前記上段部の下面と前記下段部の上面とを略面一にしたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第1突部には、前記円弧状案内部に最も接近する第1頂部が設けられ、
    前記第1頂部と前記円弧状案内部との間の間隔を、遊技媒体1個分以上、2個分未満としたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記第2突部には、
    前記円弧状案内部に最も接近すると共に、前記円弧状案内部との間の間隔が前記第1頂部と前記円弧状案内部との間の間隔より広くなった第2頂部と、
    前記第2頂部から前記縦壁へ近づくにつれて下るように傾斜して前記円弧状案内部との間隔を広くする拡張傾斜面と、が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記突部間流路には、下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなる突部間絞り部が設けられ、
    前記突部間絞り部の下流側端部の流路幅を遊技媒体1個分以上、2個分未満としたことを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  7. 前記突部間絞り部は、前記突部間流路のうち流下方向の中間位置より上流側に配置され、
    前記突部間流路のうち前記突部間絞り部より下流側の部分を、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなる突部間逃がし部としたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記第1突部の前記第2突部との対向面を、下方へ向かうにつれて前記第2突部側へ近づくように傾斜した第1傾斜対向面で構成すると共に、
    前記第2突部の前記第1突部との対向面を、下方へ向かうにつれて前記第1突部側へ近づくように傾斜した第2上側傾斜対向面と、前記第2上側傾斜対向面の下端から下方へ向かうにつれて前記第1突部から離れるように傾斜した第2下側傾斜対向面とで構成し、
    前記第1傾斜対向面と前記第2上側傾斜対向面との間に挟まれた領域に前記突部間絞り部を形成すると共に、前記第1傾斜対向面と前記第2下側傾斜対向面との間に挟まれた領域に前記突部間逃がし部を形成したことを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記第2流路には、流下方向の下流側へ向かうにつれて流路幅が狭くなる第2絞り部が設けられ、
    前記第2絞り部の下流側端部の流路幅を、遊技媒体1個分より大きく、2個分未満としたことを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  10. 前記第2絞り部は、前記第2流路のうち流下方向の中間位置より上流側に配置され、
    前記第2流路のうち前記第2絞り部より下流側の部分を、下流側へ向かうにつれて流路幅が広くなる第2逃がし部としたことを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 前記第2突部の前記縦壁との対向面を、下方へ向かうにつれて前記縦壁へ近づくように傾斜した第2右上傾斜対向面と、前記第2右上傾斜対向面の下端に連絡し且つ下方へ向かうにつれて前記縦壁から離れるように傾斜した第2右下傾斜対向面とで構成し、
    前記第2右上傾斜対向面と前記縦壁との間に挟まれた領域に前記第2絞り部が形成されると共に、前記第2右下傾斜対向面と前記縦壁との間に挟まれた領域に前記第2逃がし部が形成されたことを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
  12. 前記遊技装置は、前記遊技領域の横方向の中間且つ上端寄り部分に配置されると共に、
    前記遊技領域に、前記包囲壁の左側部と前記進入規制枠とに挟まれた左側流下領域と、前記包囲壁の右側部と前記進入規制枠とに挟まれた右側流下領域と、が形成されて、前記円弧状案内部と前記流下案内壁とに挟まれた前記ベース板を配置する媒体導入領域が前記左側流下領域の上部に配置され、
    前記進入規制枠の上部には、前記縦壁の上端部から右方に折れ曲がり、前記媒体導入領域と前記右側流下領域とを連絡する連絡流路を前記包囲壁との間に形成する連絡流路構成壁が設けられたことを特徴とする請求項1乃至11のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  13. 前記縦壁には、
    左下がりに傾斜するように延びて、下端部が前記横壁に連絡した第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部の上端から左上がりに傾斜するように延びて、前記進入口から進入してきた遊技媒体を前記第1傾斜部側へ跳ね返し可能な第2傾斜部と、が設けられたことを特徴とする請求項12に記載の遊技機。
  14. 前記第1突部及び前記第2突部は、前記ベース板に一体形成されていることを特徴とする請求項1乃至13のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
  15. 前記第1突部、前記第2突部及び前記ベース板は、奥側を視認可能とする樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1乃至14のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
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