JP2008018139A - 骨補填材及び骨補填材組立体 - Google Patents

骨補填材及び骨補填材組立体 Download PDF

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Abstract

【課題】骨内に対して骨補填材を充填した際に、該骨補填材を骨内の所望位置に安定的に位置決めすると共に、骨の早期回復を促進させる。
【解決手段】骨補填材10は、素線12aが螺旋状に巻回されたコイルスプリング12と、該コイルスプリング12の端部に装着されたブロック体14とを備え、前記ブロック体14は、生体に対する親和性の高い材料や軟質樹脂から形成され、骨折部20において進行方向側となる先端部に球面部22が形成される。そして、骨補填材10が骨折部20に充填される際、ブロック体14を先頭として前記骨折部20の内部を進み、該ブロック体14が所望の位置まで到達して固定される。
【選択図】図6

Description

本発明は、骨粗鬆症による椎体圧迫骨折等の骨折部、種々の疾病による骨疾患部等に充填される骨補填材及び骨補填材組立体に関する。
近時の整形外科の骨粗鬆症治療、骨折治療等においては患者の負担軽減のため低侵襲であることが重要視されている。骨粗鬆症による椎体骨折に対応して経皮的椎体形成術(PVP)が行われるようになっている(例えば、特許文献1及び2参照)。このような経皮的椎体形成術では、例えば、リン酸カルシウム系骨セメントやポリメチルメタクリレート(PMMA)系骨セメント等の充填材を骨折部位内に送り込んで充填させているが、これらの充填材が骨折部位から椎体外部へと漏れる可能性があり、副作用や生体不適合性が懸念されている。
そこで、近年、ハイドロキシアパタイト(HA)ブロックを用いた椎体形成術が開発され、普及しつつある(例えば、特許文献3及び4参照)。このハイドロキシアパタイトブロックは固体であるため、骨折部位から外部へと漏れることによる副作用や生体不適合性を回避することができると共に、硬化時間を気にする必要がないという利点がある。その反面、ハイドロキシアパタイトブロックの充填効率を高める場合に、その操作性が悪いという問題がある。
一方、上述したハイドロキシアパタイトブロックの代わりに、半剛体のワイヤ、ケーブル等を充填材として骨折部位に対して連続的に充填し、前記充填材を折り重ねるように前記骨折部位に送り込む経皮的椎体形成術が行われている(例えば、特許文献5参照)。
特表2002−522148号公報 特表平9−508292号公報 特開2005−168670号公報 国際公開第2005/055886号パンフレット 特表2005−537098号公報
ところで、特許文献5に係る従来技術においては、半剛体のワイヤ、ケーブル等からなる充填材を充填させようとした場合に、椎体内に満たされたスポンジ状の海綿骨が抵抗となって充填作業を行う際に大きな力を必要とすることとなる。その結果、前記充填材を連続的に充填させることが困難となり、且つ、前記充填材を骨折部位における所望の位置に留置させることが容易でない。
また、経皮的椎体形成術が行われた後に、患者を早期に回復へと導くことが要請されている。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、骨折部において所望位置に安定的に留置することができると共に、前記骨折部の早期回復を促進させることが可能な骨補填材及び骨補填材組立体を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、骨内に充填される骨補填材において、
素線が螺旋状に巻回されて軸線方向に沿って延在するコイル体と、
前記コイル体の端部に設けられ、骨に対して結合性又は係合性を有する材質からなるブロック体と、
を備え、
前記ブロック体は、前記コイル体が前記骨内へと充填される際に前記コイル体の進行方向側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、椎体圧迫骨折等の骨折部や種々の疾患による骨病変部等の骨内に充填する骨補填材であって、素線が螺旋状に巻回されたコイル体から骨補填材を構成し、前記コイル体の端部にブロック体を設け、該ブロック体を骨に対して結合性又は係合性を有する材質から形成している。そして、骨補填材を骨内に充填する際に、ブロック体を先頭に前記骨内へと充填させている。
従って、骨内に充填される骨補填材は、その進行方向側に設けられたブロック体を先頭として骨に沿って変位するように充填され、前記ブロック体が所定時間をかけて骨内において周囲組織と一体的に結合又は係合される。そのため、ブロック体の端部が骨に対して固定され、該ブロック体を含む骨補填材を前記骨内で安定的に位置決めして留置することができる。
また、ブロック体の材質を、リン酸カルシウム系無機材料又は軟質樹脂材料とすることにより、骨補填材が骨内に充填された際に、前記骨補填材を構成するブロック体を、リン酸カルシウム系無機材料の有する骨伝導性や軟質樹脂材料が変形して海綿骨や皮質骨の凹凸により周囲組織に対して好適に結合又は係合させて固定させることができる。さらに、ブロック体を骨や線維組織の侵入可能な多孔体とすることにより固定性を向上させることができる。
さらにまた、ブロック体を、コイル体から離間する方向に向かって徐々に半径内方向に縮径して形成することにより、前記ブロック体が端部に設けられた骨補填材が骨折部内を突き進む際の変位抵抗を軽減することができるため、前記ブロック体がを含む骨補填材を円滑且つ連続的に充填することができる。
またさらに、ブロック体を、コイル体に対して着脱自在に設けることにより、前記ブロック体を形状の異なる別のブロック体へと簡便に交換することができる。そのため、その用途に応じて複数のブロック体を選択的に自在に使い分けることが可能となる。
また、本発明は、骨内に充填され、素線が螺旋状に巻回されて軸線方向に沿って延在するコイル体と、該コイル体の端部に設けられ、骨に対して結合性又は係合性を有する材質からなるブロック体とを有する骨補填材と、
弾性材料からなり、前記骨補填材の内部に挿通されるガイド体と、
を備え、
前記ブロック体は、前記コイル体が骨内へと充填される際に前記コイル体の進行方向側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、素線が螺旋状に巻回されたコイル体を骨補填材とし、前記コイル体の端部にブロック体を設け、該ブロック体を前記骨に対して結合性又は係合性を有する材質から形成している。また、骨補填材の内部に弾性材料からなるガイド体を挿通させ、該ガイド体及びコイル体を骨補填材組立体として一体的に骨内に充填させている。従って、ガイド体の弾発力によって骨補填材を骨内の形状に好適に追従させて安定的に充填させることができ、且つ、ブロック体の先端を骨に対して固定させ、該ブロック体を含む骨補填材が前記骨内で安定的に位置決めして留置することができると共に、前記骨折部における骨の強度を増大させて患者を早期に回復へと導くことができる。
一般に、骨は外形状を規定する皮質骨と関節軟骨、内部の海綿骨と骨髄組織とからなるが、本発明において骨内とは、該皮質骨や関節軟骨の内側となる部分をいい、すなわち、前記海綿骨や骨髄組織の存在する部分をいう。また、骨折や病変等により、その部分が変性あるいは瘢痕化した部分もいう。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、骨補填材を骨内へと充填する際に、該骨補填材を構成するコイル体の端部には、前記骨に対して結合性又は係合性を有する材質からなるブロック体が設けられているため、前記ブロック体が骨に対して固定され、該ブロック体を含む骨補填材を前記骨内で安定的に位置決めして留置することができる。
本発明に係る骨補填材及び骨補填材組立体について、椎体圧迫骨折部(骨内)を一例として好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る骨補填材を示す。
この骨補填材10は、図1及び図2に示されるように、同一径からなる素線12aが軸線方向に沿って螺旋状に巻回されたコイルスプリング(コイル体)12と、前記コイルスプリング12の端部に装着されるブロック体14とを含む。
このコイルスプリング12は、例えば、TiやTi合金等の金属製材料から形成され、この軸線方向及び該軸線と略直交する半径方向への弾発力を備えている。すなわち、骨補填材10は、その弾発作用下に螺旋状に変形可能な弾発力を有している。このコイルスプリング12の長さは、該コイルスプリング12を含む骨補填材10が充填される患者の椎体16(図4参照)の内部容積に応じて予め選択又は設定される。
コイルスプリング12の一端部には、該コイルスプリング12の軸線上に沿って素線12aが突出した突出端18(図2参照)が設けられ、前記突出端18を介してブロック体14が装着されている。
なお、コイルスプリング12の構成材料は、特に限定されるものではなく、生体為害性に問題のない合成樹脂材料、金属材料等を用いると好適である。詳細には、合成樹脂材料として、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリルエーテルケトンのようなケトン系樹脂や、ポリフェニレンサルフィド、ポリサルフォン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。一方、金属材料としては、Ti、Ti−4Al−6V、Ni−Ti等のTi合金、ステンレス鋼等が挙げられる。
純Tiは適度に塑性変形し、周辺骨とよくなじみ好ましい。また、超弾性合金は、比較的柔軟であると共に復元性を有している。そのため、コイルスプリング12を超弾性合金で構成することにより、十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、骨折した椎体16の内部で障害物を避けながら、骨折部20の形状に追従させて安定的に充填させることができる。
この超弾性合金の好ましい組成としては、49〜52原子%NiのNi−Ti合金等のNi−Ti系合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等が挙げられる。この中でも特に好ましいものは、上述したNi−Ti系合金である。
このコイルスプリング12の表面に、例えば、PTFE(テフロン:登録商標)でコーティング処理を施したり、シリコンオイルを塗布するようにしてもよい。これにより、コイルスプリング12からなる骨補填材10の表面抵抗が低減されるため、該骨補填材10を椎体16の内部へと充填する際により一層円滑に移動させることができる。
また、コイルスプリング12の表面をアルカリ処理することにより、該骨補填材10が骨折部20に充填された際の親和性を向上させ、前記骨折部20における骨形成を促進させることができる。
ブロック体14は、図2に示されるように、変形した砲弾状からなり、コイルスプリング12の突出端18から離間した一端部側に形成される球面部22と、前記コイルスプリング12に臨む他端部側に形成された平面部24とを含む。
この球面部22は、コイルスプリング12から離間する方向に向かって膨出するように形成されると共に、平面部24はブロック体14の軸線と略直交するように形成され、その略中央部には所定深さで嵌合穴26が形成されている。そして、嵌合穴26に対してコイルスプリング12の突出端18が嵌合されることにより、ブロック体14がコイルスプリング12に対して一体的に連結される。例えば、嵌合穴26の内周径を、前記突出端18の外周径より若干だけ小さく設定することにより、前記突出端18が嵌合穴26に圧入される。なお、ブロック体14は、コイルスプリング12の突出端18に対して着脱自在に設けてもよい。
また、ブロック体14の外周径は、コイルスプリング12の外周径と略同等若しくは若干だけ大きく設定される。
このブロック体14の材質は、例えば、ハイドロキシアパタイト、β−TCP等のリン酸カルシウム系無機材料等の骨伝導性を有する材料、ポリオレフィン系エラストマ、シリコーン樹脂等の自身が変形して骨と係合可能な軟質樹脂材料が用いられる。また、骨や線維組織の侵入可能な多孔を有する生体為害性のない金属製材料(例えば、金、白金、Ti、SUS等)や合成高分子性樹脂を用いることができる。なお、この多孔の大きさは、10μm〜1000μmの範囲内に設定するとよく、好ましくは、50μm〜300μmの範囲内に設定すると好適である。
次に、本発明の実施の形態に係る骨補填材10を患者の椎体16内に充填するための充填器具28について説明する。
この充填器具28は、図3、図5〜図7に示されるように、骨補填材10を患者の椎体16の骨折部20へと導く導入管30と、該導入管30の内部に変位自在に挿通され、前記骨補填材10を前記骨折部20側に向かって押出可能なインパクタ32と、前記導入管30を前記骨折部20内へと案内するガイド管34とを含む。
導入管30は、軸線方向に沿って所定長さを有する筒状に形成され、その一端部には、外周面に沿って開口した開口部36と、前記開口部36と反対側に形成される湾曲部38とを有する。なお、導入管30は、軸線方向に沿って一直線状に形成され、その内部には骨補填材10が供給される通路40を有する。
開口部36は、コイルスプリング12からなる骨補填材10が挿通可能な略長円状に形成され、導入管30の通路40を通じて供給される骨補填材10が該開口部36を介して椎体16の骨折部20へと充填される。また、湾曲部38は、開口部36と対向する位置に形成され、導入管30の管壁が開口部36側に向かって徐々に接近するように湾曲して形成される。
すなわち、骨補填材10が導入管30の一端部側に向かって供給された際、該骨補填材10が湾曲部38に沿って移動することにより徐々に開口部36側へと導かれる。換言すれば、湾曲部38は、骨補填材10を開口部36へと案内するガイド手段として機能している。
インパクタ32は、導入管30に挿通されて骨補填材10を押し出す軸部42と、該軸部42の端部に設けられ、術者が把持する把持部44とを含む。
軸部42は、導入管30の長手寸法より長く形成されて可撓性を有すると共に、圧縮方向には硬く、一端部に設けられた把持部44を押すことにより前記導入管30の通路40に挿通された他端部が押し出される。なお、軸部42の直径は、導入管30における通路40の内周径より小さく設定される。
ガイド管34は、金属製材料から筒状に形成され、その一端部には半径外方向に拡径した拡径部46が形成される。このガイド管34の内部には導入管30が変位自在に挿通される。すなわち、ガイド管34の内周径は、導入管30が挿通可能なように該導入管30の外周径より若干だけ大きく形成される。そして、ガイド管34を椎体16に形成された挿入口48から骨折部20へと挿入した際、拡径部46が椎体16の開口部位に係止されるため、該ガイド管34が椎体16内へと進入し過ぎることがない(図4参照)。
また、ガイド管34の他端部は、先端に向かって徐々に縮径するテーパ状に形成される。これにより、ガイド管34を椎体16に対して挿入する際に、該ガイド管34を好適に挿入することが可能となる。
次に、このように構成される充填器具28を用いて、経皮的椎体形成術として骨折部20に骨補填材10を充填する方法について図4〜図8を参照しながら説明する。以下、骨粗鬆症の患者の患部である椎体16内の骨折部20に対して骨補填材10を充填する場合を例にして説明する。
先ず、初期処置として患者に対する麻酔や患部の椎体16の位置確認をX線CTモニタ等により行い、図4に示されるように、背部より金属製の穿刺針50とガイド管34を組み合わせて用いて、前記椎体16に対して挿入口48を開ける。この椎体16の内部には骨折部20があり、挿入口48は該骨折部20に連通する。この穿刺針50を引き抜くとガイド管34が椎体16の内部に留置される。
次に、図5に示されるように、このガイド管34の内部に導入管30を挿通させることにより開口部36を有する該導入管30の一端部を骨折部20内へと突出させる。この際、図示しないX線装置を動作させて患者の患部にX線を照射し、該X線装置の検出部で検出したX線に基づいて得られたX線画像を術者がモニタで見ながら手技を行うことができる。
そして、骨補填材10をブロック体14側から導入管30の通路40内へと挿入する。この骨補填材10は、既に説明したように所定半径で弾発力を有した螺旋状に形成されているため、術者は、湾曲した骨補填材10を前記弾発力に抗して一直線状となるように変形させながら通路40内へと挿入する。なお、この場合、導入管30に対して単一の骨補填材10を挿入させてよいし、複数の骨補填材10を連続的に挿入させるようにしてもよい。
次に、把持部44を介して術者がインパクタ32を把持し、その軸部42を導入管30の他端部から椎体16側(図5中、矢印A方向)に向かって挿通させ、該椎体16側に向かって変位させる。これにより、軸部42の端部によって骨補填材10の端部が椎体16側に向かって押圧される。そして、骨補填材10がブロック体14から徐々に椎体16の骨折部20へと充填される。その際、骨補填材10は、導入管30内で直線状に変形していた状態から弾発力によって再び螺旋状に復帰しながら、前記骨折部20へと充填されていく(図6参照)。
本実施の形態によれば、骨補填材10のブロック体14は、該骨補填材10の進行方向(矢印A方向)となる先端が略球面状に形成された球面部22を備えているため、該球面部22を介してブロック体14が該骨折部20の骨に突き当たった際、該ブロック体14が前記骨に対して滑るようにして所望の方向へと進行方向が変更される。すなわち、骨補填材10の端部に設けられたブロック体14が前記骨に当接した場合でも、該ブロック体14の変位が規制されてしまうことがない。その結果、ブロック体14を含む骨補填材10を所望の方向へと進めることができるため、該骨補填材10の充填が妨げられることがなく、充填作業を円滑且つ連続的に行うことができる。そして、ブロック体14は、骨折部20の骨に当接して所望の方向へと進行方向が変更された後、その外周部位16aが前記骨に当接した状態で該骨に沿って移動する。
さらに、椎体16の内部は、スポンジのような海綿構造の海綿骨52を有する。このため、骨補填材10は、図6に示されるように、先端に設けられたブロック体14を介して前記海綿骨52の間を徐々に突き進むように変位し、前記海綿骨52内に生じていた空間が骨補填材10によって好適に満たされ、また、インパクタ32による推進力によって前記海綿骨52を破壊しながら骨内に充填される。この際、ブロック体14の先端には球面部22を有しているため、該ブロック体14が前記海綿骨52内を進行する際の抵抗が小さく、連続的に進めて充填していくことができる(図6及び図7参照)。なお、ブロック体14に軟質樹脂材料を用いた場合には、該ブロック体14が変形して周囲の骨と係合されることとなる。
そして、術者は、モニタのX線画像を見ながら骨折部20への骨補填材10の充填状況を確認し、その充填が不十分である場合には、前記骨補填材10を継続的に充填する。
この場合、椎体16内まで挿入されたインパクタ32を導入管30から一旦離脱させた後(矢印B方向)、次の骨補填材10を前記導入管30の他端部から挿入する。そして、インパクタ32を再び導入管30へと挿通させて椎体16側(矢印A方向)に向かって押圧することにより、軸部42を介して骨補填材10が椎体16の骨折部20へと充填される。この骨補填材10は、先に充填された骨補填材10と同様に骨折部20の骨に沿って海綿骨52の空間に供給される。
このように、骨補填材10の充填が終了するたびに、術者は骨折部20への骨補填材10の充填状況を確認し、その充填が不十分である場合には、一旦、インパクタ32を導入管30から離脱させて次の骨補填材10を挿入した後に、前記骨補填材10の充填を継続的に行う。
この骨折部20に対する骨補填材10の充填が十分であることを術者がモニタによって確認し、前記骨補填材10の充填作業を終了する。
最後に、挿入口48から充填器具28の導入管30を抜き取り、開口した挿入口48を所定のプラグ54で塞ぐ等の手技を行う(図8参照)。そして、患部の縫合等の所定の後処置を行い、経皮的椎体形成術を終了する。
以上のように、本実施の形態では、骨補填材10が骨折部20へと充填された際に、該骨補填材10の先端部に装着されたブロック体14が、ハイドロキシアパタイト、β−TCP等のリン酸カルシウム系無機材料等の骨伝導性を有する材料、ポリオレフィン系エラストマ、シリコーン樹脂等の自身が変形して骨と係合可能な軟質樹脂材料から形成されているため、前記ブロック体14が所定時間をかけて周囲組織と一体的に結合される。そのため、ブロック体14が骨折部20に対して固定され、前記骨補填材10が前記骨折部20内で安定的に位置決めされて固定される。
一方、上述した骨補填材を構成するブロック体14は、球面部22を有する断面略半円状の円柱体から形成される場合に限定されるものではなく、例えば、図9Aに示されるように、先端に向かって徐々に縮径する略三角錐状のブロック体14aとしてもよいし、図9Bに示されるように、コイルスプリング12の軸線と略直交方向に膨出した所定半径からなる球状のブロック体14bとしてもよい。
すなわち、ブロック体14a、14bの外周部位が、先端に向かって縮径するテーパ状若しくは所定半径からなる曲面状となり、前記ブロック体14a、14bを含む骨補填材10が充填される際の進行方向(図6中、矢印A方向)に向かって徐々に縮径するように形成されている。そのため、ブロック体14a、14bが骨折部20の骨に沿って進む際の摺動抵抗をより一層軽減し、前記骨補填材10の充填をさらに円滑に行うことが可能となる。
さらに、ブロック体14a、14bが骨折部20の骨に突き当たった場合でも、その変位が規制されることがなく、曲面状に形成された外周部位を介してブロック体14a、14bを前記骨に沿って変位させることが可能となる。
さらにまた、図9C示されるような略三角錐状のブロック体14cに対して、その外周部位にコイルスプリング12側に向かって突出した突出部56を設けるようにしてもよい。すなわち、ブロック体14cのコイルスプリング12側が、突出部56によってフック状に形成されている。これにより、ブロック体14cが骨折部20の内部を進む際の変位抵抗を軽減して円滑且つ連続的に充填をすることができ、且つ、前記骨折部20の骨に対して突出部56を係合させることにより、前記ブロック体14cを骨折部20において好適に係止させることができる。
すなわち、ブロック体14、14a〜14cは、例えば、その用途に応じて選択的に前記コイルスプリング12に対して装着・離脱させることができる。
次に、上述した骨補填材10の内部にガイドワイヤ(ガイド体)100が挿通された骨補填材組立体102について説明する。なお、上述した本実施の形態に係る骨補填材10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この骨補填材組立体102は、図10及び図11に示されるように、素線12aが軸線方向に沿って螺旋状に巻回されたコイルスプリング12からなる骨補填材10と、前記コイルスプリング12の内部に挿通されるガイドワイヤ100とからなる。なお、骨補填材10の構成については、本実施の形態に係る骨補填材10と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
このガイドワイヤ100は、例えば、Ti合金(例えば、Ni−Ti)等の超弾性を有する金属製材料から軸線方向に沿って長尺に形成され、螺旋状等の所定形状に予め形づけられ撓曲自在に形成される。
ガイドワイヤ100の構成材料は、擬弾性を示す合金(超弾性を含む)が好ましい。さらに好ましくは、超弾性合金とすると最適である。この超弾性合金は、比較的柔軟であると共に復元性を有している。そのため、ガイドワイヤ100を超弾性合金で構成することにより、十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、骨折した椎体16(図14参照)の内部で障害物を避けながら、骨折部20の形状に追従させて安定的に充填させることができる。
この超弾性合金の好ましい組成としては、49〜52原子%NiのNi−Ti合金等のNi−Ti系合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等が挙げられる。この中でも特に好ましいものは、上述したNi−Ti系合金である。
ガイドワイヤ100の長さは、コイルスプリング12の軸線方向に沿った長さと略同等若しくは若干だけ長く設定される。前記のように、ガイドワイヤ100が所定の弾発力を有しているため、このガイドワイヤ100が挿入されるコイルスプリング12は該ガイドワイヤ100の形態に倣った形状となる。なお、コイルスプリング12は、予めガイドワイヤ100の形態に倣った形状を付与されていてもよい。
また、ガイドワイヤ100の一端部には、図11に示されるように、該ガイドワイヤ100の軸線に対して所定角度だけ折曲したストッパ部104が形成され、該ストッパ部104が、ブロック体105の平面部24に形成されたワイヤ受穴106に挿入される。このワイヤ受穴106は、コイルスプリング12の突出端18が嵌合された嵌合穴26に隣接して略平行に設けられ、前記ストッパ部104の傾斜角度に合わせて前記ブロック体105の軸線に対して所定角度で傾斜している。そして、ストッパ部がワイヤ受穴106に挿入されることにより、ガイドワイヤ100の一端部がブロック体105に対して係止される。
一方、ガイドワイヤ100の他端部には、図10、図12及び図13に示されるように、有底円筒状の連結ブロック108が接続され、該連結ブロック108は、後述するように、その内部に形成された挿入穴110により前記ガイドワイヤ100から離間した端部側が開口している。
連結ブロック108の外周径は、前記コイルスプリング12の内周径より大きく、且つ、前記コイルスプリング12の外周径と略同等若しくは小さく設定される。すなわち、連結ブロック108が、コイルスプリング12と共に充填器具28を通じて骨折部20へと充填される際に、前記連結ブロック108の一端がその外周径により前記コイルスプリング12の内部に進入することがなく、前記コイルスプリング12の端部に対して好適に保持される。
また、連結ブロック108の外周径を、コイルスプリング12の外周径と略同等若しくは小さく設定することにより、前記コイルスプリング12が挿通される充填器具28の導入管30に前記連結ブロック108を含むガイドワイヤ100を挿通させることが可能となる。
このように、ガイドワイヤ100をコイルスプリング12の内部に挿通させた際に、前記コイルスプリング12が前記ガイドワイヤ100のストッパ部104と連結ブロック108との間に保持され、該ガイドワイヤ100の両端部から脱抜することがない。換言すれば、ストッパ部104及び連結ブロック108は、ガイドワイヤ100に対して骨補填材10であるコイルスプリング12を一体的に保持可能な係止手段として機能する。
また、連結ブロック108の内部には、外部に向かって開口した挿入穴110が軸線方向に沿って延在し、該連結ブロック108の外周面には、前記挿入穴110と連通し、後述する充填器具28のインパクタ32aが係合される係合部112が形成される。すなわち、連結ブロック108は、その一端部側がガイドワイヤ100の他端部に接続され、該連結ブロック108の他端部側が内部に形成された挿入穴110によって開口している。
係合部112は、連結ブロック108の軸線方向に沿って所定長さで延在する第1溝114と、前記第1溝114の略中央部から該連結ブロック108の周方向(図12及び図13中、矢印C1、C2方向)に沿って延在する第2溝116と、前記第2溝116の端部から連結ブロック108の開口した他端部まで第1溝114と略平行に延在する第3溝118とからなる。なお、第1溝114及び第3溝118は、その延在方向と略直交した幅寸法が略一定で形成される。
第2溝116は、第1溝114に対して略直交するように接続され、且つ、第3溝118に対しても略直交するように連通する幅広な溝である。すなわち、第1溝114及び第3溝118は、互いに略平行に形成され、第2溝116を介して互いに連通すると共に、前記第1〜第3溝114、116、118は、連結ブロック108の外周面に対して略クランク状に形成されている。
充填器具28を構成するインパクタ32aには、導入管30に挿入される軸部42の端部にガイドワイヤ100の連結ブロック108と係合可能な連結部120が設けられる。
この連結部120は、図12及び図13に示されるように、該軸部42に対して半径内方向に縮径し、前記軸部42の他端部から軸線方向に沿って所定長さで突出している。連結部120の直径は、ガイドワイヤ100における連結ブロック108の挿入穴110の内周径と略同等若しくは若干だけ小さく設定される。すなわち、連結部120が前記連結ブロック108の内部に挿入可能な大きさに設定される。
また、連結部120における外周面の端部側には、半径外方向に所定高さで突出し、前記連結部120の軸線方向に沿って断面略長方形状に形成された突部122が設けられる。図13から諒解されるように、突部122は、連結部120の端部から若干だけ離間した軸部42側となる位置に設けられている。
そして、連結部120が連結ブロック108の挿入穴110に挿入された際、図12に示されるように、該連結ブロック108の第1〜第3溝114、116、118に突部122が挿通される。この突部122は、連結部120の軸線と略直交する幅寸法が前記連結ブロック108における第1溝114及び第3溝118の幅寸法と略同等若しくは若干だけ大きく設定される。一方、突部122の長手寸法が、第2溝116の幅寸法と略同等若しくは若干だけ小さく設定される。
次に、ガイドワイヤ100とインパクタ32aとを連結させる場合について図12及び図13を参照しながら説明する。
先ず、図13に示されるように、連結ブロック108の第3溝118に対して連結部120の突部122を一直線上とし、前記第3溝118に前記突部122を挿通させるようにして前記連結部120を連結ブロック108の挿入穴110へと挿入し、前記突部122を前記第2溝116の端部へと到達させる。
次に、突部122を第2溝116に沿って第1溝114側(矢印C1方向)に向かって偏位するように連結部120を含むインパクタ32aを約90°回転させる。これにより、図12に示されるように、突部122が、周回する第2溝116に沿って移動し、第1溝114との接合部位に当接するに至る。そして、連結部120を再びガイドワイヤ100側(矢印A方向)に向かって変位させることにより、突部122が第1溝114に沿って変位し、該突部122が第1溝114の先端に到達して係合された状態となる。
これにより、連結ブロック108の係合部112に対して突部122が係止され、該連結ブロック108を含むガイドワイヤ100と、前記突部122を有するインパクタ32aとが連結された状態となる。
次に、このように充填器具28のインパクタ32aとガイドワイヤ100とを連結し、経皮的椎体形成術として、前記ガイドワイヤ100を含む骨補填材組立体102を骨折部20に充填する方法について図14〜図16を参照しながら簡単に説明する。なお、上述した本実施の形態に係る骨補填材10と同一の充填方法については、その詳細な説明を省略する。
また、骨補填材組立体102を構成するガイドワイヤ100は、上述したように予め充填器具28のインパクタ32aに連結しておくと共に、骨補填材10であるコイルスプリング12の内部に挿通させて一体的に係合させておく。この際、ガイドワイヤ100のストッパ部104は、ブロック体105のワイヤ受穴106に挿入され保持されている。
最初に、この骨補填材組立体102を、ブロック体105側から椎体16に挿入された導入管30の通路40へと挿入し、連結ブロック108を介して連結されたインパクタ32aによって前記椎体16側(矢印A方向)へと押圧することにより、前記骨補填材組立体102がブロック体105側から徐々に椎体16の骨折部20へと充填される。この際、骨補填材組立体102は、ガイドワイヤ100の弾発作用下に所定半径からなる螺旋状に形成されているため、術者は、湾曲した骨補填材10を前記弾発力に抗して一直線状となるように変形させながら前記導入管30の通路40内へと挿入し、前記ガイドワイヤ100の連結ブロック108が前記通路40内となるようにインパクタ32aと共に徐々に押し込む(図14参照)。
そして、術者がインパクタ32aの把持部44を把持し、導入管30の通路40に沿って椎体16側(図14及び図15中、矢印B方向)へと変位させることにより、ブロック体105が骨折部20の骨に沿って移動し、あるいは、海綿骨52を破壊しながら充填される。この際、骨補填材10は、導入管30内で直線状に変形していた状態からガイドワイヤ100の弾発力によって再び螺旋状に変形するように復帰し、前記骨折部20内に湾曲しながら充填される。
次に、術者がモニタのX線画像を見ながら前記骨補填材組立体102が骨折部20に充填されたことを確認した後、図16に示されるように、インパクタ32aを椎体16の挿入口48から離間させる方向(矢印B方向)へと抜き出す。
このインパクタ32aの連結部120には、連結ブロック108を介してガイドワイヤ100が一体的に連結されているため、前記インパクタ32aを椎体16から離脱させることにより、椎体16内において前記ガイドワイヤ100が一体的にコイルスプリング12の内部に沿って移動し、挿入口48から導入管30の通路40を通じて外部へと抜き出される。また、ブロック体105に係合されていたガイドワイヤ100のストッパ部104は、ワイヤ受穴106から離脱することにより係止状態が解除される。なお、この場合、椎体16の挿入口48に対して導入管30を挿入したままの状態で、ガイドワイヤ100の椎体16からの取り出しが行われる。
その結果、椎体16の骨折部20には、骨補填材組立体102を構成するコイルスプリング12のみが充填された状態となる(図8参照)。
以上のように、本実施の形態に係る骨補填材組立体102では、該骨補填材組立体102を骨折部20へと充填させた後に、ガイドワイヤ100を前記骨折部20から取り出して骨補填材10のみを椎体16内に留置することが可能となる。これにより、骨補填材10の先端部に装着されたブロック体105が、所定時間をかけて周囲組織と一体的に結合され、または、ブロック体自体の変形により骨折部20に対して固定させることができるため、前記骨補填材10が前記骨折部20内で安定的に固定されることとなる。
本発明に係る骨補填材及び骨補填材組立体は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明の実施の形態に係る骨補填材の外観斜視図である。 図1の骨補填材におけるブロック体の近傍を示す一部断面拡大平面図である。 図1の骨補填材を椎体内へと充填するための充填器具の構成を示す分解斜視図である。 穿刺針によって挿入口を開けた椎体の拡大断面図である。 充填器具の導入管に骨補填材が供給された状態を示す拡大断面図である。 図5における充填器具の導入管を介して骨補填材が骨折部内に充填され始めた状態を示す拡大断面図である。 図6の骨折部が充填された骨補填材によって満たされた状態を示す拡大断面図である。 図7の骨補填材の充填が完了した椎体の挿入口をプラグで封止した状態を示す拡大断面図である。 図9A〜図9Cは、骨補填材におけるブロック体の変形例を示す拡大平面図である。 本発明の実施の形態に係る骨補填材の内部にガイドワイヤが一体的に挿通された骨補填材組立体の外観斜視図である。 図10の骨補填材組立体におけるブロック体の近傍を示す一部断面拡大平面図である。 図10に示すガイドワイヤの端部に接続された連結ブロックとインパクタの連結部が係合された状態を示す拡大斜視図である。 図12に示すガイドワイヤの連結ブロックとインパクタの連結部の拡大分解斜視図である。 図7における充填器具の導入管を介して骨補填材組立体が骨折部内に充填され始めた状態を示す拡大断面図である。 図14の骨折部が充填された骨補填材組立体によって満たされた状態を示す拡大断面図である。 図15の骨補填材組立体からガイドワイヤがインパクタによって取り出される状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
10…骨補填材 12…コイルスプリング
14、14a〜14c、105…ブロック体
16…椎体 18…突出端
20…骨折部 22…球面部
24…平面部 26…嵌合穴
28…充填器具 30…導入管
32、32a…インパクタ 34…ガイド管
36…開口部 38…湾曲部
40…通路 50…穿刺針
52…海綿骨 54…プラグ
100…ガイドワイヤ 102…骨補填材組立体
104…ストッパ部 106…ワイヤ受穴
108…連結ブロック 112…係合部
114…第1溝 116…第2溝
118…第3溝 120…連結部
122…突部

Claims (5)

  1. 骨内に充填される骨補填材において、
    素線が螺旋状に巻回されて軸線方向に沿って延在するコイル体と、
    前記コイル体の端部に設けられ、骨に対して結合性又は係合性を有する材質からなるブロック体と、
    を備え、
    前記ブロック体は、前記コイル体が前記骨内へと充填される際に前記コイル体の進行方向側に設けられていることを特徴とする骨補填材。
  2. 請求項1記載の骨補填材において、
    前記ブロック体の材質は、リン酸カルシウム系無機材料又は軟質樹脂材料であることを特徴とする骨補填材。
  3. 請求項1又は2記載の骨補填材において、
    前記ブロック体は、前記コイル体から離間する方向に向かって徐々に半径内方向に縮径して形成されることを特徴とする骨補填材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の骨補填材において、
    前記ブロック体は、前記コイル体に対して着脱自在に設けられることを特徴とする骨補填材。
  5. 骨内に充填され、素線が螺旋状に巻回されて軸線方向に沿って延在するコイル体と、該コイル体の端部に設けられ、骨に対して結合性又は係合性を有する材質からなるブロック体とを有する骨補填材と、
    弾性材料からなり、前記骨補填材の内部に挿通されるガイド体と、
    を備え、
    前記ブロック体は、前記コイル体が骨内へと充填される際に前記コイル体の進行方向側に設けられていることを特徴とする骨補填材組立体。
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