JP2008018140A - 骨補填材システム - Google Patents

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Abstract

【課題】骨折部に骨補填材と共に充填されたガイド体のみを該骨折部から外部へと簡便且つ確実に取り出す。
【解決手段】骨補填材14を螺旋状に巻回されたコイルスプリング20とし、前記コイルスプリング20の内部に、弾性材料からなるガイドワイヤ16を挿通させて一体的に係合する。このガイドワイヤ16の端部を、連結ブロック24を介してインパクタ38の軸体46に連結した状態で、骨補填材14を充填器具18の導入管36を通じて椎体12の骨折部59へと充填する。また、骨折部59に骨補填材14が充填された後、インパクタ38の筒体48によってコイルスプリング20の端部を係止した状態で軸体46を引き抜くことによりガイドワイヤ16を骨折部59から外部へと抜き出して離脱させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、骨粗鬆症による椎体圧迫骨折等の骨折部、種々の疾病による骨疾患部等に充填される骨補填材及び該骨補填材を充填するための充填器具を有する骨補填材システムに関する。
近時の整形外科の骨粗鬆症治療、骨折治療等においては患者の負担軽減のため低侵襲であることが重要視されている。骨粗鬆症による椎体骨折に対応して経皮的椎体形成術(PVP)が行われるようになっている(例えば、特許文献1及び2参照)。このような経皮的椎体形成術では、例えば、リン酸カルシウム系骨セメントやポリメチルメタクリレート(PMMA)系骨セメント等の充填材を骨折部位内に送り込んで充填させているが、これらの充填材が骨折部位から椎体外部へと漏れる可能性があり、副作用や生体不適合性が懸念されている。
そこで、近年、ハイドロキシアパタイト(HA)ブロックを用いた椎体形成術が開発され、普及しつつある(例えば、特許文献3及び4参照)。このハイドロキシアパタイトブロックは固体であるため、骨折部位から外部へと漏れることによる副作用や生体不適合性を回避することができると共に、硬化時間を気にする必要がないという利点がある。その反面、ハイドロキシアパタイトブロックの充填効率を高める場合に、その操作性が悪いという問題がある。
一方、上述したハイドロキシアパタイトブロックの代わりに、半剛体のワイヤ、ケーブル等を充填材として骨折部位に対して連続的に充填し、前記充填材を折り重ねるように前記骨折部位に送り込む経皮的椎体形成術が行われている(例えば、特許文献5参照)。
特表2002−522148号公報 特表平9−508292号公報 特開2005−168670号公報 国際公開第2005/055886号パンフレット 特表2005−537098号公報
ところで、特許文献5に係る従来技術においては、半剛体のワイヤ、ケーブル等からなる充填材を椎体に充填させようとした場合に、該椎体内にはスポンジ状の海綿骨を有するため、該充填材を骨折部位の形状に応じて所望の位置に充填させることが困難である。そこで、例えば、上述した充填材を超弾性合金等の弾発の大きな弾性材料から形成し、その弾性作用下に前記充填材を自在に湾曲させて骨折部位内の所望の位置へと充填させることが考えられる。しかしながら、超弾性合金が全て生体適合性に優れているとは限らず、充填材に用いられる材料が限定されることとなる。そのため、充填材に用いることが可能な材料選択の幅を広げられる手段が求められている。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、椎体に対して骨補填材と共にガイド体を導入し、充填後に前記ガイド体のみを椎体等の骨内部から確実且つ簡便に取り出すことを可能とし、且つ、前記骨補填材の充填作業を効率的に行うことが可能な骨補填材システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、素線が螺旋状に巻回されたコイル体からなる骨補填材と、
弾性材料からなり、前記骨補填材の内部に挿通されるガイド体と、
骨に挿入され、前記骨補填材を前記骨内部へと導く導入管と、
前記導入管に対して変位自在に挿通され、前記骨補填材を前記骨内部側へと押し出す第1押出部材と、該第1押出部材に連動して前記ガイド体を前記導入管に沿って自在に変位させる第2押出部材とを有する押出手段と、
を備え、
前記第1及び第2押出部材が、前記導入管の内部で相対的に変位自在に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、コイル体からなる骨補填材の内部に弾性材料からなるガイド体を挿通させ、前記骨補填材を骨内部側へと移動させるための押出手段を構成する第2押出部材に前記ガイド体を連結させている。そして、第2押出部材とガイド体を連結させた状態で骨補填材を導入管へと挿入し、該骨補填材を前記ガイド体と一体的に骨粗鬆症による椎体圧迫骨折等の骨折部や種々の疾病による骨疾患部等(以下、単に骨折部という)に充填させる。一方、該骨補填材の充填が完了した後に、第1押出部材を骨補填材の端部に当接させた状態で、第2押出部材を前記第1押出部材に対して相対変位するように導入管から外部へと取り出すことにより、前記第2押出部材とガイド体を一体的に前記骨折部から外部へと取り出している。なお、コイル体とは、素線が螺旋状に巻回されたものを意味する。
従って、骨折部からガイド体を取り出す際に、押出手段を構成する第1押出部材を骨補填材に当接させてその変位を規制することにより、該骨補填材が前記ガイド体と共に変位することが阻止され、該骨補填材が誤って骨の外部に取り出されてしまうことがない。そのため、第1押出部材で骨補填材を係止することにより、該骨補填材の骨折部からの離脱を阻止することができ、且つ、骨補填材を骨折部に留置させてガイド体のみを確実且つ容易に取り出すことができるため、前記骨補填材の充填作業を円滑且つ効率的に行うことが可能となる。
また、第1押出部材は、軸線方向に沿って延在する筒体からなり、且つ、第2押出部材は、前記筒体の内部に挿通される軸体からなり、前記第1押出部材を、骨折部において前記骨補填材の端部に当接させ、前記骨補填材の前記骨折部から離脱する方向への変位を規制させるとよい。これにより、骨折部において筒体からなる第1押出部材を骨補填材の端部に当接させて変位を規制した状態で、ガイド体と連結された軸体である第2押出部材を、前記筒体の内部に沿って変位させることにより、前記筒体の内部を通じて前記ガイド体のみを好適に骨から離脱させることができる。
さらに、第2押出部材と前記ガイド体に、該第2押出部材及び前記ガイド体を係合離脱可能な係合手段を備え、前記ガイド体を、前記係合手段によって前記第2押出部材に対して着脱自在に設けるとよい。これにより、第2押出部材とガイド体とを係合手段を介して係合させ、前記第2押出部材とガイド体とを簡便に一体とすることができるため、前記第2押出部材を介して前記ガイド体を骨折部から確実に取り出すことができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、骨補填材を骨折部側へと押し出す押出手段を第1及び第2押出部材から構成し、前記第2押出部材を前記ガイド体に連結させた状態で該ガイド体と骨補填材を一体的に骨折部に充填し、第1押出部材で前記骨補填材の変位を規制した状態で第2押出部材を導入管から外部へと取り出すように相対変位させる。これにより、ガイド体を取り出す際に、骨補填材が誤って骨の外部へと取り出されてしまうことが阻止され、前記骨補填材を骨折部に留置してガイド体のみを確実且つ容易に外部へと取り出すことができるため、前記骨補填材の充填作業を円滑且つ効率的に行うことができる。
本発明に係る骨補填材システムについて椎体圧迫骨折部への適用を一例として好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
この骨補填材システム10は、図1に示されるように、患者の椎体12(図5参照)内に充填される骨補填材14と、該骨補填材14の内部に挿通され、弾性材料から螺旋状に形成されるガイドワイヤ(ガイド体)16と、前記骨補填材14を前記椎体12内に充填するための充填器具18とを含む。
この骨補填材14は、図1及び図2に示されるように、同一径からなる素線20aが軸線方向に沿って螺旋状に巻回されたコイルスプリング(コイル体)20からなる。コイルスプリング20は、例えば、TiやTi合金等の金属製材料から形成され、軸線方向に沿った所定長さを有する。このコイルスプリング20の長さは、該コイルスプリング20を含む骨補填材14が充填される患者の椎体12(図5参照)の内部容積に応じて予め選択又は設定される。
なお、コイルスプリング20の構成材料は、特に限定されるものではなく、生体為害性に問題のない合成樹脂材料、金属材料等を用いると好適である。詳細には、合成樹脂材料として、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリルエーテルケトンのようなケトン系樹脂や、ポリフェニレンサルフィド、ポリサルフォン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。一方、金属材料としては、Ti、Ti−4Al−6V、Ni−Ti等のTi合金、ステンレス鋼等が挙げられる。純Tiは適度に塑性変形し、周辺骨とよくなじみ好ましい。また、超弾性合金は、比較的柔軟であると共に復元性を有している。そのため、コイルスプリング20を超弾性合金で構成することにより、十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、骨折した椎体12の内部で障害物を避けながら、骨折部59の形状に追従させて安定的に充填させることができる。一方、Ti−4Al−6V等のTi合金を適用した場合にも、コイルスプリング20が椎体12内で塑性変形し、該椎体12へ充填された後には周囲組織を押圧することがなく好適になじむ。
このコイルスプリング20の表面に、例えば、PTFE(テフロン:登録商標)でコーティング処理を施したり、シリコンオイルを塗布するようにしてもよい。これにより、コイルスプリング20からなる骨補填材14の表面抵抗が低減されるため、該骨補填材14を椎体12内に充填する際により一層円滑に移動させることができる。
また、コイルスプリング20の表面をアルカリ処理することにより、該骨補填材14が骨折部59に充填された際の親和性を向上させ、前記骨折部59における骨形成を促進させることができる。
ガイドワイヤ16は、Ti合金(例えば、Ni−Ti)等の超弾性を有する金属製材料から軸線方向に沿って長尺に形成され、螺旋状等の所定形状に予め形づけられ撓曲自在に形成される。
なお、ガイドワイヤ16の構成材料は、擬弾性を示す合金(超弾性を含む)が好ましい。さらに好ましくは、超弾性合金とすると最適である。この超弾性合金は、比較的柔軟であると共に復元性を有している。そのため、ガイドワイヤ16を超弾性合金で構成することにより、十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、骨折した椎体12の内部で障害物を避けながら、骨折部59の形状に追従させて安定的に充填させることができる。
この超弾性合金の好ましい組成としては、49〜52原子%NiのNi−Ti合金等のNi−Ti系合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等が挙げられる。この中でも特に好ましいものは、上述したNi−Ti系合金である。
ガイドワイヤ16の長さは、コイルスプリング20の軸線方向に沿った長さと略同等若しくは若干だけ長く設定される。前記のように、ガイドワイヤ16が所定の弾発力を有しているため、このガイドワイヤ16が挿入されるコイルスプリング20は該ガイドワイヤ16の形態に倣った形状となる。なお、コイルスプリング20は、予めガイドワイヤ16の形態に倣った形状を付与されていてもよい。
また、ガイドワイヤ16の一端部には、図2に示されるように、該ガイドワイヤ16の軸線に対して所定角度だけ折曲したストッパ部22が形成され、該ストッパ部22には前記ガイドワイヤ16に挿通されたコイルスプリング20の一端部が係止される。
一方、ガイドワイヤ16の他端部には、図2及び図3に示されるように、有底円筒状の連結ブロック24が接続され、該連結ブロック24は、後述するように、挿入穴26により前記ガイドワイヤ16から離間した端部側が開口している。
この連結ブロック24は、その外周径が前記コイルスプリング20の内周径より大きく設定され、且つ、前記コイルスプリング20の外周径より小さく設定される。
すなわち、連結ブロック24が、コイルスプリング20と共に充填器具18を通じて骨折部59へと充填される際に、前記連結ブロック24の一端がその外周径により前記コイルスプリング20の内部に進入してしまうことがなく、前記コイルスプリング20の端部に対して好適に保持される。
この連結ブロック24がコイルスプリング20の外周径と略同等若しくは小さく設定されるため、前記コイルスプリング20が挿通される充填器具18の導入管36(後述する)に前記連結ブロック24を含むガイドワイヤ16を挿通させることが可能となる。
このように、ガイドワイヤ16をコイルスプリング20の内部に挿通させた際に、前記コイルスプリング20が前記ガイドワイヤ16のストッパ部22と連結ブロック24との間に保持され、該ガイドワイヤ16の両端部から脱抜することがない。換言すれば、ストッパ部22及び連結ブロック24は、ガイドワイヤ16に対して骨補填材14であるコイルスプリング20を一体的に保持可能な係止手段として機能している。
また、連結ブロック24の内部には、外部に向かって開口した挿入穴26が軸線方向に沿って延在すると共に、該連結ブロック24の外周面には、前記挿入穴26と連通し、後述する充填器具18のインパクタ38が係合される係合部28が形成される。すなわち、連結ブロック24は、その一端部側がガイドワイヤ16の他端部に接続され、該連結ブロック24の他端部側が内部に形成された挿入穴26によって開口している。
係合部28は、連結ブロック24の軸線方向に沿って所定長さで延在する第1溝30と、前記第1溝30の略中央部から該連結ブロック24の周方向(図3中、矢印A1、A2方向)に沿って延在する第2溝32と、前記第2溝32の端部から連結ブロック24の開口した他端部まで第1溝30と略平行に延在する第3溝34とからなる。なお、第1溝30及び第3溝34は、その延在方向と略直交した幅寸法が略一定で形成される。
第2溝32は、第1溝30に対して略直交するように接続され、且つ、第3溝34に対しても略直交するように連通する幅広な溝である。すなわち、第1溝30及び第3溝34は、互いに略平行に形成され、第2溝32を介して互いに連通すると共に、前記第1〜第3溝30、32、34は、連結ブロック24の外周面に対して略クランク状に形成されている。なお、ガイドワイヤ16の基端部とインパクタ38の先端部とは一体的に形成されていてもよい。
充填器具18は、図1、図6〜図9に示されるように、骨補填材14を椎体12内へと導く筒状の導入管36と、前記導入管36内に挿通されるインパクタ38とを含む。
導入管36は、例えば、ステンレス等の金属製材料から形成され、長尺な主筒部40と、該主筒部40に対して拡径した短い拡径部42とを有し、前記主筒部40と拡径部42との間はテーパ形状で滑らかに接続されている。この主筒部40及び拡径部42の内部には、骨補填材14が挿通される通路44が形成され、前記通路44の内周径は、骨補填材14の直径に対して若干だけ大きく形成される(図6及び図7参照)。
また、導入管36は、後述するように、患部に照射するX線に対して術者が被曝することのない位置から遠隔操作が可能であって、且つ、操作性を損なわない程度の長さに設定するとよい。
インパクタ38は、導入管36に挿通される長尺な軸体(第2押出部材)46と、前記軸体46の外周側に配設される筒体(第1押出部材)48とからなる。この軸体46には、術者が把持する把持部50が一端部に設けられ、他端部にガイドワイヤ16の連結ブロック24に対して係合可能な連結部52が設けられる。
軸体46は、導入管36の長手寸法より長く形成されて可撓性を有すると共に、圧縮方向には硬く、一端部に設けられた把持部50を押すことにより導入管36の通路44に挿通された他端部が押し出される。なお、軸体46の直径は、導入管36における通路44の内周径より小さく設定される。
連結部52は、図3及び図4に示されるように、該軸体46に対して半径内方向に縮径し、前記軸体46の他端部から軸線方向に沿って所定長さで突出するように形成される。連結部52の直径は、ガイドワイヤ16における連結ブロック24の挿入穴26の内周径と略同等若しくは若干だけ小さく設定される。すなわち、連結部52が前記連結ブロック24の内部に挿入可能な大きさに設定される。
また、連結部52における外周面の端部側には、半径外方向に所定高さで突出し、前記連結部52の軸線方向に沿って断面略長方形状に形成された突部54が設けられる。図3から諒解されるように、突部54は、連結部52の端部から若干だけ離間した軸体46側となる位置に設けられている。
そして、連結部52が連結ブロック24の挿入穴26に挿入された際、図4に示されるように、該連結ブロック24の第1〜第3溝30、32、34に突部54が挿通される。この突部54は、連結部52の軸線と略直交する幅寸法が前記連結ブロック24における第1溝30及び第3溝34の幅寸法と略同等若しくは若干だけ大きく設定される。一方、突部54の長手寸法が、第2溝32の幅寸法と略同等若しくは若干だけ小さく設定される。
筒体48は、軸線方向に沿って長尺な円筒状に形成され、その内部には略一定直径の孔部56が貫通し、該孔部56に軸体46が変位自在に挿通される。この筒体48の長さは、軸体46の長さより短く設定される。また、筒体48の外周径は、導入管36における通路44の内周径より小さく設定される。すなわち、筒体48を含むインパクタ38を導入管36の通路44内に挿通させることが可能となる。さらに、筒体48における一端部48aの内周径は、コイルスプリング20の外周径より小さく設定される。
また、筒体48の他端部48b側には、該筒体48の軸線と略直交したねじ孔57(図7参照)が外周面に形成され、該ねじ孔57にはインパクタ38の軸線方向への変位を規制可能な止め具58が螺合される。なお、ねじ孔57は、筒体48の内部と外部とを連通するように貫通し、該筒体48の内部に挿通されたインパクタ38の軸体46に臨む。
この止め具58は、周面に沿ってねじが刻設される軸部58aと、該軸部58aに対して半径外方向に突出した保持部58bとを含む。そして、止め具58は軸部58aを介してねじ孔57に螺合され、保持部58bを把持して回転させることにより前記軸部58aが回転し、前記軸部58aが前記ねじ孔57に沿って軸線方向へと変位する。これにより、軸部58aの端部が、筒体48内に挿通されている軸体46の外周面に対して接近・離間するように変位し、その端部が前記軸体46に対して当接することにより該軸体46の軸線方向へと変位が規制される。すなわち、止め具58はインパクタ38を構成する軸体46の変位を規制可能な変位規制手段として機能している。
本発明の実施の形態に係る骨補填材システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
最初に、ガイドワイヤ16を骨補填材14を構成するコイルスプリング20の内部に挿通させて一体的に係合させると共に、前記ガイドワイヤ16の連結ブロック24に対して充填器具18のインパクタ38を予め連結させておく。
ここで、ガイドワイヤ16とインパクタ38とを連結させる場合について図3及び図4を参照しながら、概略説明する。
先ず、図3に示されるように、連結ブロック24の第3溝34に対して連結部52の突部54を一直線上とし、前記第3溝34に前記突部54を挿通させるようにして前記連結部52を連結ブロック24の挿入穴26へと挿入し、前記突部54を前記第2溝32の端部へと到達させる。
次に、突部54を第2溝32に沿って第1溝30側(矢印A1方向)に向かって偏位するように連結部52を含むインパクタ38を約90°回転させる。これにより、図4に示されるように、突部54が、周回する第2溝32に沿って移動し、第1溝30との接合部位に当接するに至る。そして、連結部52を再びガイドワイヤ16側(矢印B方向)に向かって変位させることにより、突部54が第1溝30に沿って変位し、該突部54が第1溝30の先端に到達して係合された状態となる。
これにより、連結ブロック24の係合部28に対して突部54が係止され、該連結ブロック24を含むガイドワイヤ16と、前記突部54を有するインパクタ38とが連結された状態となる。
次に、この連結されたガイドワイヤ16とインパクタ38を含む充填器具18を用いて、経皮的椎体形成術として骨折部59に骨補填材14を充填する方法について説明する。以下、骨粗鬆症の患者の患部である椎体12内の骨折部59に対して骨補填材14を充填する場合を例にして説明する。
先ず、初期処置として患者に対する麻酔や患部の椎体12の位置確認をX線CTモニタ等により行い、図5に示されるように、背部より導入管36と金属製の穿刺針60とを組み合わせて用いて、前記椎体12に対して挿入口62を開ける。この椎体12の内部には骨折部59があり、挿入口62は該骨折部59に連通する。この穿刺針60を引き抜くと導入管36が椎体12の内部に留置される。なお、この際、図示しないX線装置を動作させて患者の患部にX線を照射し、該X線装置の検出部で検出したX線に基づいて得られたX線画像を術者がモニタで見ながら手技を行うことができる。
次に、図6に示されるように、骨折部59内に突出するように挿入された導入管36に対して骨補填材14を供給する。この場合、コイルスプリング20の内部に予めガイドワイヤ16が挿通され、且つ、該ガイドワイヤ16が連結ブロック24を介してインパクタ38に連結された状態で、骨補填材14を導入管36の拡径部42内へと挿入する。
詳細には、ガイドワイヤ16のストッパ部22側から骨補填材14を導入管36へと挿入する。また、ガイドワイヤ16は、その一端部側に設けられたストッパ部22と、他端部側に設けられた連結ブロック24によってコイルスプリング20に対する軸線方向への相対変位が規制されているため、前記ガイドワイヤ16がコイルスプリング20の内部から脱抜することがなく、前記骨補填材14と一体的に導入管36に挿入される。
さらに、この骨補填材14は、既に説明したように、ガイドワイヤ16によって所定半径で弾発力を有した螺旋状に形成されているため、術者は、湾曲した骨補填材14を前記弾発力に抗して一直線状となるように変形させながら前記導入管36の通路44内へと挿入し、前記ガイドワイヤ16の連結ブロック24が前記通路44内となるようにインパクタ38と共に徐々に押し込む。
次に、術者がインパクタ38の把持部50を把持し、軸体46を導入管36の通路44に沿って椎体12側(図6中、矢印B方向)へと変位させることにより、前記軸体46と共に筒体48が軸線方向に沿って椎体12側に一体的に変位する。すなわち、インパクタ38を構成する軸体46と筒体48とが、止め具58による締付作用下に軸線方向への相対変位が規制されているため、該軸体46及び筒体48が一体的に変位することとなる。これにより、連結ブロック24及び筒体48の一端部48aが骨補填材14の端部に当接して該連結ブロック24及び筒体48によって骨補填材14が椎体12側に向かって押圧される。また、ガイドワイヤ16は軸体46に連結されているため、該軸体46を介して椎体12側へと押圧される。
なお、軸体46に連結される連結ブロック24の外周径が、前記コイルスプリング20の内周径より小さく設定された場合には、筒体48の一端部48aのみを骨補填材14の端部に当接させて椎体12側に向かって押圧することができる。
その結果、軸体46及び筒体48から構成されるインパクタ38によって骨補填材14及びガイドワイヤ16が一体的に椎体12側へと押圧される。換言すれば、インパクタ38を構成する軸体46及び筒体48は、骨補填材14及びガイドワイヤ16を椎体12側(矢印B方向)に向かって押出可能な押出手段として機能している。
この際、連結部52の突部54が、連結ブロック24の第1溝30内においてガイドワイヤ16側(矢印B方向)の端部に係合されている。そのため、インパクタ38とガイドワイヤ16との連結状態が好適に維持される。
換言すれば、この突部54が、連結ブロック24の周方向に沿って延在した第2溝32へと移動することがないため、該第2溝32を介して第3溝34へと前記突部54が導かれて連結状態が解除されることがない。
また、連結ブロック24は、コイルスプリング20の内周径より大きく形成されているため、前記インパクタ38による押圧作用下に前記連結ブロック24が前記コイルスプリング20の内部に進入してしまうことがなく、前記コイルスプリング20の端部に対して好適に保持される。そのため、インパクタ38によってガイドワイヤ16及び骨補填材14が確実に押圧される。
そして、図7に示されるように、コイルスプリング20からなる骨補填材14及びガイドワイヤ16が、導入管36の主筒部40を通じて椎体12の骨折部59へと充填される。この際、骨補填材14は、導入管36内で直線状に変形していた状態からガイドワイヤ16の弾発力によって再び螺旋状に変形するように復帰し、前記骨折部59内に湾曲しながら充填される。
また、椎体12の内部は、スポンジのような海綿構造を有する海綿骨64を有する。このため、骨補填材14は骨粗鬆症等によって海綿骨64に生じた空間へと充填されるように徐々に突き進み、前記海綿骨64内に生じていた空間が骨補填材14によって好適に満たされる(図8参照)。
次に、術者がモニタのX線画像を見ながら前記骨補填材14が骨折部59に充填されたことを確認した後、図9に示されるように、止め具58を回転させて軸部58aを軸体46から離間させる方向へと変位させ、該止め具58による軸体46と筒体48との相対変位が規制された状態を解除する。すなわち、軸体46と筒体48とが軸線方向(矢印B、C方向)に沿って互いに相対変位可能な状態となる。そして、術者が導入管36の拡径部42から外部に露呈した筒体48の他端部48bを把持し、インパクタ38を椎体12の挿入口62から離間させる方向(矢印C方向)へと抜き取る。
このインパクタ38の連結部52には、連結ブロック24を介してガイドワイヤ16が一体的に連結されているため、前記インパクタ38を椎体12から離脱させることにより、椎体12内において前記ガイドワイヤ16が一体的にコイルスプリング20の内部に沿って移動し、挿入口62から導入管36の通路44を通じて外部へと抜き出される。この際、インパクタ38の突部54は、該インパクタ38が骨補填材14から離間する方向(矢印C方向)に引張されているため、連結ブロック24の第1溝30内において該インパクタ38側(矢印C方向)の端部に係合されている。そのため、インパクタ38とガイドワイヤ16との連結状態が好適に維持される。
換言すれば、この突部54が連結ブロック24の周方向(図4中、矢印A2方向)に沿って延在した第2溝32へと移動することがないため、該第2溝32を介して第3溝34へと前記突部54が導かれて連結状態が解除されることがない。
一方、筒体48の一端部48aは、コイルスプリング20の端部に当接した状態であるため、術者によって把持された筒体48によって前記コイルスプリング20の変位が規制されている。すなわち、ガイドワイヤ16が椎体12内から取り出される際、該ガイドワイヤ16と共に前記コイルスプリング20が前記椎体12の外部へと取り出されてしまうことがない。
なお、この場合、椎体12の挿入口62に対して導入管36を挿入したままの状態で、ガイドワイヤ16の椎体12からの取り出しが行われる。
その結果、椎体12の骨折部59には、骨補填材14であるコイルスプリング20のみが充填された状態となる(図10参照)。
そして、術者は、モニタのX線画像を見ながら骨折部59への骨補填材14の充填状況を確認し、その充填が不十分である場合には、別の骨補填材14を継続的に充填する。
この場合には、椎体12内から抜き出され、インパクタ38の連結部52に連結されているガイドワイヤ16を取り外し、新たなガイドワイヤ16を前記連結部52に連結させる。
先ず、図4に示される連結部52の突部54が第1溝30に係合された状態から前記連結部52を軸線方向(矢印B、C方向)へと変位させ、前記突部54を第2溝32に臨む位置へと移動させた後、インパクタ38を介して連結部52を連結ブロック24の周方向(矢印A2方向)へと回転させる。そして、突部54を第1溝30から第2溝32へと移動させ、第3溝34に臨む前記第2溝32の端部まで突部54を移動させた後、連結部52を連結ブロック24から離間させる方向(矢印C方向)に変位させることにより、前記突部54が第3溝34に沿って移動して該連結ブロック24の他端部から離脱する(図3参照)。その結果、インパクタ38の連結部52とガイドワイヤ16の連結ブロック24との連結状態が解除される。
そして、別のガイドワイヤ16をインパクタ38の連結部52に対して連結し、該ガイドワイヤ16を次の骨補填材14に対して係合させる。この次の骨補填材14を、挿入口62に挿入されたままの導入管36の拡径部42からガイドワイヤ16と共に挿入する。インパクタ38を構成する軸体46及び筒体48によって前記骨補填材14を椎体12側(図6〜図9中、矢印B方向)に向かって押圧することにより、前記インパクタ38を介してガイドワイヤ16と共に次の骨補填材14が椎体12の骨折部59へとさらに充填される。なお、この場合にも、止め具58によってインパクタ38を構成する軸体46と筒体48との相対変位が規制され、該軸体46と筒体48とが一体的に変位する。
この次の骨補填材14は、先に充填された骨補填材14と同様に、骨折部59における海綿骨64内の別の空間へと供給される。この場合にも、充填作業が完了した後に、止め具58による軸体46の変位規制状態が解除され、インパクタ38の筒体48を把持した状態で前記軸体46を椎体12から引き抜くことにより、ガイドワイヤ16が一体的に前記椎体12内から取り出される。この場合には、骨補填材14は筒体48によって係止されているため、骨折部59内で好適に保持される。
この骨折部59に対する骨補填材14の充填が十分であることを術者がモニタによって確認し、前記骨補填材14の充填作業を終了する。
最後に、挿入口62から充填器具18の導入管36を抜き取り、開口した挿入口62を所定のプラグ66で塞ぐ等の手技を行う(図10参照)。そして、患部の縫合等の所定の後処置を行い、経皮的椎体形成術を終了する。
以上のように、本実施の形態では、軸線方向に沿って螺旋状に巻回されたコイルスプリング20から骨補填材14を構成し、該コイルスプリング20に弾性材料からなるガイドワイヤ16を挿通させている。また、連結ブロック24を介して前記ガイドワイヤ16とインパクタ38の軸体46とを連結可能とし、且つ、前記軸体46の外周側に円筒状の筒体48を配設し、前記軸体46と筒体48とを一体的に導入管36に挿通させている。
そして、骨補填材14と共にガイドワイヤ16を一体的に骨折部59へと充填した後、前記インパクタ38の軸体46を前記椎体12から引き出すことにより、前記ガイドワイヤ16が一体的に該椎体12の内部から抜き出される。この際、インパクタ38を構成する筒体48を骨補填材14の端部に当接させ、術者が、該筒体48を把持しておくことにより、前記筒体48によって前記骨補填材14の変位を規制することができる。
その結果、骨補填材14を構成するコイルスプリング20の内部に沿ってガイドワイヤ16が外部へと引き出される際に、前記コイルスプリング20が該ガイドワイヤ16と共に誤って移動して外部へと取り出されてしまうことが阻止され、前記骨補填材14を確実に骨折部59に留置させておくことができる。すなわち、ガイドワイヤ16を骨折部59の内部から確実に取り出すと共に、前記骨折部59に骨補填材14のみを充填させて留置しておくことが可能となる。換言すれば、椎体12からの骨補填材14の脱抜を防止しつつ、ガイドワイヤ16のみを確実且つ効率的に取り出すことができる。
また、インパクタ38を構成する筒体48によってコイルスプリング20の変位を規制することにより、骨折部59に充填されたガイドワイヤ16をより一層容易に引き出すことができるため、前記骨補填材14の充填作業を円滑且つ効率的に行うことが可能となる。
さらに、ガイドワイヤ16に対するインパクタ38の連結は、該インパクタ38の連結部52を前記ガイドワイヤ16の連結ブロック24の挿入穴26へと挿入し、前記連結部52の突部54を前記連結ブロック24の第1〜第3溝30、32、34に係合させることにより簡便に行うことができる。また、ガイドワイヤ16に対するインパクタ38の連結解除も同様に、第1溝30に係合された突部54を第2及び第3溝32、34を通じて前記連結ブロック24から離脱させることにより簡便に行うことが可能である。
さらにまた、骨折部59にリン酸カルシウム系骨セメントやPMMA骨セメント等を充填させた場合と比較し、コイルスプリング20からなる骨補填材14を充填することにより、その弾発力によって骨折部59における強度が著しく増大してしまうことがなく、前記骨折部59の強度を所定範囲内に抑制することができる。
すなわち、骨粗鬆症等では、一般的に、骨折した椎体12と同様に該椎体12に隣接した他の椎体12の骨強度も低下している。そのため、骨折した椎体12の強度を骨セメント等の充填材の充填によって一気に増大させてしまった場合に、その隣接した他の椎体12に対して負荷がかかることとなり、その結果、隣接した椎体12が連鎖的に骨折してしまうことがある。このような場合に対し、本発明によれば、骨補填材14による骨折部59における強度の急激な増大を抑制することができるため、該椎体12に隣接した他の椎体12が連鎖的に骨折してしまうことが防止される。
この場合、ガイドワイヤ16を、生体適合性に優れた材料から形成する場合に限らず、骨補填材14の充填作業が完了した後に、前記ガイドワイヤ16をインパクタ38と共に椎体12内から取り出すことにより、該ガイドワイヤ16が骨折部59内に残存することがないため材料選択の幅を広げることができる。
また、骨補填材14を椎体12の骨折部59内に充填させた際、該骨補填材14をガイドワイヤ16の弾発力によって前記骨折部59内において変形させることが可能である。そのため、骨折部59に対して骨補填材14が突き当たった場合でも該骨折部59に過大な負荷を与えることがなく、該骨折部59の内部で所望の方向へと好適に導くことができる。その結果、骨補填材14を骨折部59に対して連続的に充填させることが可能となる。
さらに、骨補填材14を構成するコイルスプリング20が、その内部に挿通されたガイドワイヤ16の弾発力によって湾曲自在であるため、前記コイルスプリング20が充填される際に椎体12の内壁面や骨折部59内の海綿骨64に突き当たった場合でも、その抵抗に打ち勝って連続的に前記骨折部59の内部を移動させることができる。
なお、骨補填材14をコイルスプリング20から構成することにより、例えば、リン酸カルシウム系骨セメント等の充填材を充填した場合に懸念される骨折部59からの充填材の漏出がなく安全性が確保される。
本発明に係る骨補填材システムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明の実施の形態に係る骨補填材システムを示す全体構成斜視図である。 図1の骨補填材システムを構成する骨補填材及びガイドワイヤを示す全体斜視図である。 図3に示すガイドワイヤの連結ブロックとインパクタの連結部の拡大分解斜視図である。 図3に示すガイドワイヤの連結ブロックに対してインパクタの連結部が係合された状態を示す拡大斜視図である。 穿刺針によって挿入口を開けた椎体の拡大断面図である。 図5の椎体に対して充填器具の導入管が挿入され、前記導入管に骨補填材が挿入された状態を示す拡大断面図である。 図6の椎体の骨折部に骨補填材が充填され始めた状態を示す拡大断面図である。 図7の骨折部が骨補填材で満たされて充填作業が完了した状態を示す拡大断面図である。 図8の椎体内からガイドワイヤがインパクタによって引き抜かれる状態を示す拡大断面図である。 図9の椎体内からガイドワイヤが抜き出され、骨補填材を構成するコイルスプリングのみが前記椎体内に残存した充填状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
10…骨補填材システム 12…椎体
14…骨補填材 16…ガイドワイヤ
18…充填器具 20…コイルスプリング
22…ストッパ部 24…連結ブロック
28…係合部 36…導入管
38…インパクタ 46…軸体
48…筒体 50…把持部
52…連結部 54…突部
56…孔部 59…骨折部
64…海綿骨

Claims (3)

  1. 素線が螺旋状に巻回されたコイル体からなる骨補填材と、
    弾性材料からなり、前記骨補填材の内部に挿通されるガイド体と、
    骨に挿入され、前記骨補填材を前記骨内部へと導く導入管と、
    前記導入管に対して変位自在に挿通され、前記骨補填材を前記骨内部側へと押し出す第1押出部材と、該第1押出部材に連動して前記ガイド体を前記導入管に沿って自在に変位させる第2押出部材とを有する押出手段と、
    を備え、
    前記第1及び第2押出部材が、前記導入管の内部で相対的に変位自在に設けられることを特徴とする骨補填材システム。
  2. 請求項1記載の骨補填材システムにおいて、
    前記第1押出部材は、軸線方向に沿って延在する筒体からなり、且つ、前記第2押出部材は、前記筒体の内部に挿通される軸体からなり、
    前記第1押出部材は、前記骨内部において前記骨補填材の端部に当接し、前記骨補填材の前記骨内部から離脱する方向への変位を規制することを特徴とする骨補填材システム。
  3. 請求項1又は2記載の骨補填材システムにおいて、
    前記第2押出部材と前記ガイド体には、該第2押出部材及び前記ガイド体を係合離脱可能な係合手段を備え、前記ガイド体が、前記係合手段によって前記第2押出部材に対して着脱自在に設けられることを特徴とする骨補填材システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104665899A (zh) * 2013-12-02 2015-06-03 苏州点合医疗科技有限公司 一种无渗漏挡板式椎体成形器

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