JP2008017902A - 生鮮食品周回管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】皿に載せた生鮮食品がコンベア上で周回するシステムにおいて、消費された生鮮食品を簡便かつ確実に検出することの可能な生鮮食品周回管理システムを提供する。
【解決手段】一の生鮮食品を載せた一または複数の円形皿3と、前記円形皿の上流に位置し後続の生鮮食品の情報を蓄積した一の識別子11とを一組として無端コンベア4上で周回させる生鮮食品周回管理システムであって、前記識別子を検出する識別子検出手段と、前記識別子の識別結果に基づいて後続の円形皿の画像を取得するための固体撮像素子20と、前記固体撮像素子によって取得された画像を画像処理して後続の円形皿の有無を判別するため円形皿検出処理手段とを備え、前記固体撮像素子が該円形皿のコンベア縁側の円弧を撮影し、前記円形皿検出処理手段が円形皿の円弧に基づいて円形皿を判別することを特徴とする、前記生鮮食品周回管理システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、生鮮食品周回管理システムに関し、より詳細には寿司を皿に載せてコンベア上を周回させて販売する回転寿司店舗において、その商品管理を容易に行うことを可能にする前記システムに関する。
回転寿司のように皿に載せた生鮮食品がコンベア上で周回する食品提供システムでは、周回につれて、生鮮食品の商品価値が低下してゆく。現在、商品価値が低下したものを的確に把握して、新規な商品と交換する技術が模索されている。
周回中に食品が皿とともに抜き取られた場所へ食品皿を補充する際、従来は、人が商品を無差別に追加していた。これでは、どのような商品がどのくらい消費されたのかを瞬時に把握することが難しい。図3のように、商品の内容を示す識別子を設け、その後に複数個の同一商品を配置するシステムでも、追加または廃棄された商品の量を管理することは困難である。
上記の課題に対して、生鮮食品を載せる皿毎に、非接触のICタグまたはIDタグを取り付ける方法が提案されている(例えば特許文献1)。この方法は、皿裏面の中央や端部にタグを取り付けられる点で利便である。しかし、皿同志が近すぎると、センサが誤読し、あるいは読み取り不可の状態に陥る。また、ICタグを皿毎に用意し、ICタグの故障時や保証終了時にICとともに皿も更新しなければならず、相当なコスト増となる。皿洗浄時に、ICタグが物理的または電気的に破損する可能性もある。さらに、既存の店舗に展開しようとすると、店舗内搬送設備の大きな改造が必要となる。
別法として、皿の見えるところにバーコードなどを付して、それをカメラなどで検出する方法が提案されている(特許文献2)。しかし、寿司皿は回収後に必ず洗浄されるため、印刷が徐々にかすれるという問題がある。印刷状態を作業員が都度確認するのは面倒である。皿の見えるところにバーコードが付されていると、皿の美観を損ねるという問題もある。
周回する皿の上方に光センサや近接スイッチを設けて、該近接スイッチで皿を検出する方法も提案されている(例えば特許文献3、4)。しかし、円形皿は、無端コンベア上に間隔を詰めて置かれ、皿同志が重なりやすい状況にある。そのような場合、光センサや近接スイッチでは皿を個別に認識し難い。
特開2000−225049 特開2000−79046 特開2002−238723 特開2004−290533
そこで、本発明の目的は、皿に載せた生鮮食品をコンベア上で周回させるシステムにおいて、消費された食品の種類と量を簡便かつ確実に検出し、さらに周回数が所定値を超えた食品を容易に判別することの可能な生鮮食品周回管理システムを提供することにある。
本発明の別の目的は、装置全体のコストを低く抑えられるシステムを提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、現有する可動コンベアに取付けおよび取り外しができ、よって既存システムを本発明のシステムに移行可能な装置を提供することにある。
本発明者は、上記課題を鋭意検討した結果、円形皿の検出方法を改善することで、上記課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明は、一の生鮮食品を載せた一または複数の円形皿と、前記円形皿の上流に位置し後続の生鮮食品の情報を蓄積した一の識別子とを一組として無端コンベア上で周回させる生鮮食品周回管理システムであって、
前記識別子を検出する識別子検出手段と、
前記識別子の識別結果に基づいて後続の円形皿の画像を取得するための固体撮像素子と、
前記固体撮像素子によって取得された画像を画像処理して後続の円形皿の有無を判別するため円形皿検出処理手段と、
前記円形皿検出処理手段の検出結果に基づいて周回毎の生鮮食品の消費量を演算する食品消費量演算手段と、
生鮮食品を補充および/または更新した際にその変更情報を前記食品消費量演算手段へ伝える変更情報伝達手段とを備え、
前記固体撮像素子が該円形皿のコンベア縁側の円弧を撮影し、前記円形皿検出処理手段が円形皿の円弧に基づいて円形皿を判別することを特徴とする、前記生鮮食品周回管理システムを提供する。
本発明の生鮮食品周回管理システムは、さらに、前記識別子の向きをコンベア移動方向に対して一定の角度に矯正する識別子向き矯正機構をさらに具備してもよい。
前記固体撮像素子は、本明細書において二次元イメージセンサを意味し、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサであることが好ましい。
前記固体撮像素子が、前記識別子検出手段にも使われることが好ましい。
前記円形皿検出処理手段は、円形皿上の生鮮食品の載置状態の異常を検出することも可能である。
本発明の生鮮食品周回管理システムは、さらに、前記円形皿検出処理手段の下流に設置され、周回中に除去された円形皿によって形成される空席を埋めるために既存の円形皿を上流または下流に詰め、その変更情報を前記食品消費量演算手段へ伝える変更情報伝達手段をさらに具備してもよい。
請求項1に記載の生鮮食品周回管理システムによれば、固体撮像素子が円形皿のコンベア縁側の円弧を検出し、円形皿検出処理手段が円形皿の有無を判別するようにした。皿毎に円弧が必ず存在するので、隣同志の皿が重なりあっても個別の皿を確実に検出することができる。その結果、皿の誤検出が従来の近接スィッチよりも格段に少なくなるかあるいは皆無となる。また、一定の周回数を超えて、商品の鮮度が落ちたと判断されるものは、従来、その外観によって廃棄を主観的に判断していたが、本発明によれば、鮮度を客観的に把握して廃棄することが容易になる。
請求項2に記載の生鮮食品周回管理システムでは、さらに前記識別子の向きをコンベア移動方向に対して一定の角度に矯正する識別子向き矯正機構を設置した。これにより、前記識別子検出手段による識別子の誤読がより少なくなる。特に、請求項4のように固体撮像素子が識別子検出手段としても利用される場合、その効果がより発揮される。識別子がコンベアの流れ方向に常に一定の角度(例えばコンベアと平行)になるように矯正されることで、客も識別子の文字情報等を見やすくなる。また、識別子の一定方向への整列は、店の美観向上にも貢献する。
請求項3に記載の生鮮食品周回管理システムによれば、固体撮像素子としてCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサを採用する。これらのセンサが取得した画像は、円形皿検出処理手段によって容易に画像処理され、皿の有無や枚数などの情報となる。CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサを用いる生鮮食品周回管理システムでは、製造コストが安くて済む。
請求項4に記載の生鮮食品周回管理システムによれば、固体撮像素子が、前記識別子検出手段へ送られる画像を取得する手段として使われるようにした。固体撮像素子は、識別子に付された文字、図形、バーコードなどの情報を画像の形で取得する。取得された画像は、識別子検出手段によって容易に画像処理され、識別子に後続する円形皿に載置された生鮮食品の種類に関連づけられる。こうして、生鮮食品周回管理システムの製造コストを、さらに安価にすることが可能である。
請求項5に記載の生鮮食品周回管理システムによれば、円形皿上の食品の載置状態の異常もまた検出するようにした。円形皿上の寿司が横転していると、その商品価値は著しく減じられる。異常事態を早期かつ確実に検出することにより、そのような事態を回避することができる。
請求項6に記載の生鮮食品周回管理システムによれば、前記円形皿検出処理手段の下流に設置され、周回中に消費された円形皿によって生じた空席を埋めるために既存の円形皿を上流または下流に詰め、その変更情報を前記食品消費量演算手段へ伝える手段をさらに具備した。従来は、生鮮食品を載せた円形皿を客が取得した場合、その空席に商品を補充していた。本発明では、円形皿の周回の多い順に上流または下流へ詰めてゆくので、どの食品の履歴が最も古いのか判別しやすい。
以下に、回転寿司店舗の設置例を用いて、本発明の生鮮食品周回管理システムをより詳細に説明する。この例では、円形皿に盛られる生鮮食品が主に寿司となるが、円形皿の上に載置可能であって鮮度の要求される食品であれば特に限定されない。例えば、果物の実、生クリームや果物を使用した菓子やケーキ、茹でたうどん・蕎麦、焼き肉用の生肉などが挙げられる。
図1は、本発明の生鮮食品周回管理システム1の概略平面図である。図1中、無端コンベア4の形状や構造は、従来公知のものを特に制限なく使用することができる。また、無端コンベア上に収載される円形皿3は、円形のものであれば特に制限されない。円形皿3には、嵩の低い容器も含まれる。
本発明のシステム1の装備としては、円形皿3および識別子11を撮影するための固体撮像素子20、識別子検出手段10、円形皿検出処理手段30、食品消費量演算手段40、ならびに変更情報伝達手段50が必須である。そのうち、識別子検出手段10の一部、円形皿検出処理手段30および食品消費量演算手段40は、コンピュータ5により実行されるソフトウエアプログラムである(図2)。
コンピュータ5は、既存のコンピュータと同様に、中央演算装置および補助記憶装置(以下、あわせてCPU6という)、外部記憶装置7、ディスプレイ8、I/Oなどのハードウエアで構成される。前記ソフトウエアプログラムは、外部記憶装置7内に格納され、システムの起動とともにCPU6に呼び出される。外部記憶装置7には、生鮮食品の履歴を示すデータベース9も記録される。
本発明のシステムにおいても、図3のように、無端コンベア4上、同一の生鮮食品2の載った一個または複数個の円形皿3の上流に、当該生鮮食品2の内容を示す識別子11が置かれる形式が採用される。したがって、一の識別子から次ぎの識別子までの間が、同一の生鮮食品2による一群を形成する。
上記識別情報の蓄積形態に応じて、適宜の検出装置が、識別子11の蓄積内容を読み取る。例えば、識別子が文字、絵、バーコードなどの画像情報であれば、固体撮像素子やテレビカメラで該画像を撮影する。ICタグに埋め込まれた電子情報であれば、電子情報を読み取るセンサ(図示せず)が、適宜の位置に設置される。検出装置は、後述の円形皿検出処理手段30に画像を送るための固体撮像素子20を利用することが、設備コスト抑制の点で好ましい。
識別子11は、一般にメニュー札やポップとも呼ばれ、図4に示すように台座12の上面に回転自在または回転不能に取り付けられた棒体13の上方に、識別子の情報を蓄積した平板や立体が取り付けられる。識別子11に蓄積される情報の形態は、従来公知と同様でよい。例えば、文字(まぐろ、はまちなど)、絵、一次元または二次元バーコード、ICタグに記録された電子情報の少なくとも一種である。バーコードは台座に取り付けてもよい。
識別子11の置かれる角度によっては、上記固体撮像素子20が、識別子11の画像を取得できないことがある。そこで、本発明の生鮮食品周回管理システム1は、周回中の識別子11の向きをコンベア移動方向に対して一定の角度(例えばコンベアの進行方向と平行)に矯正する識別子向き矯正機構60を設けることが好ましい。識別子向き矯正機構60の設置場所は、固体撮像素子20の撮影場所よりも上流が好ましく、より好ましくは直近の上流である。
該識別子向き矯正機構60は、例えば図5のように、無端コンベアの側縁から識別子11に触れる位置まで矩形状に延在するカギ棒61である。カギ棒61の形状は、曲線状でもよい。周回中の識別子11の平面がカギ棒61に接触すると、周回につれて平面が図5の矢印方向へ回転する。こうして、識別子は進行方向に対して常に一定の角度をもって整列するようになる。
図6に、識別子向き矯正機構60の別の態様を示す。この態様では、コンベア両側縁から延出する二個のアクリル樹脂製矯正板62、63が、識別子11の平板を挟み込むようにして識別子11の向きを修正する。
識別子11から取得された識別子の蓄積情報は、有線または無線でコンピュータ5の識別子検出手段10へ送られる。識別子検出手段10は、識別子11の内容を解読するための演算処理機能を有するプログラムである。例えば、識別子11の内容が画像情報であれば、公知の画像処理技法によって識別子の内容が解析される。
識別子検出手段10によって取得された識別子の情報に基づいて、固体撮像素子20が、識別子11に後続する円形皿3を撮影する。固体撮像素子20は、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサであることが、安価である点で好ましい。
固体撮像素子20は、円形皿3の全体または一部を撮影するものでよいが、無端コンベア縁側の円弧を必ず含むように撮影することが重要である(図7)。
固体撮像素子20によって取得されたイメージは、有線または無線でコンピュータ5の円形皿検出処理手段30に送られる。円形皿検出処理手段30は、円形皿3のエッジを画像処理して、皿の有無を判別するための演算処理機能を有するプログラムである。画像処理には、公知のものを使用することができる。例えば、図8に示すように、取得したイメージを二値化した後、円弧を細線化し、コンベア巾に対して一番接した地点を求める。無端コンベア4は常時稼働しているため、入力画像は常に移動幅を認識できる。次の円形皿が映像範囲に入ってきた段階で、再び一番接した位置を求めることにより、皿の間隔を知ることができる。コンベア巾に対して一番接した地点の数により、円形皿の有無を判別する。本発明のシステムでは、円形皿3の円弧を検出しているので、図8(4)のように円形皿3が5分の2まで重なっても、皿1枚ずつの認識が可能である。
円形皿検出処理手段30によって取得された円形皿3の情報は、コンピュータ5の食品消費量演算手段40に送られる。一方、外部記憶装置7のデータベース9には、一の識別子11に後続する場所で規定される一または複数個の生鮮食品2のそれぞれについて、周回数などの履歴が記憶されている(図9)。食品消費量演算手段40は、円形皿検出処理手段30から送られてきた識別子11の内容および円形皿3の場所を照合し、前記データベース9に記憶されている一周回前の情報を呼び出して、該データと比較することにより直近の周回によって消費された生鮮食品2の量を演算する。
食品消費量演算手段40によって計算された各識別子に応じた生鮮食品2の総消費量は、例えば、各生鮮食品別の売り上げ情報や店全体の売り上げ情報を作るのに利用される。そこでは、売り上げ情報は、店舗情報、地域情報、季節、天候、気温などの付帯情報とともに、食品別、時間帯、曜日、月別、周別、期別または年度別に統計処理される。該情報は、図示しない通信手段(例えば専用線、公衆回線やインターネット)によって、回転寿司店舗を統括する部署などへ送信してもよい。
食品消費量演算手段40は、適宜、生鮮食品2の種類に応じて周回数の上限を決めておき、その数値に達した生鮮食品を廃棄するか、または新規の生鮮食品と取り替えるよう指示する機能を有する。更新の指示は、コンピュータ5のディスプレイ8への表示および/または音声情報により行われる。警告情報は、後述の補充更新装置70と自動的に連動するようにしてもよい。
生鮮食品2および円形皿3の補充および/または更新は、当業界に汎用の技術に基づく補充更新装置70で機械的に行われる。あるいは、食品の補充および/または更新を、手動で行ってもよい。
生鮮食品が補充および/または更新された場合には、変更情報伝達手段50が食品消費量演算手段40へ各皿位置での周回数を1にリセットするように指令する。なお、周回数0は皿の無い状態を意味する。変更情報伝達手段50は、前記補充更新装置70の付帯装置が自動で行うか、あるいは人がキーボード、操作盤などを手動で操作するよう構成される。食品消費量演算手段40は、更新された生鮮食品2の情報を外部記憶装置7内のデータベース9へ記録する。
前記固体撮像素子20が、円形皿3に載置されている生鮮食品2も撮影するようにした場合、その画像は、前記円形皿検出処理手段30に送られる。円形皿検出処理手段30は、送られた画像を画像処理して、円形皿3上の生鮮食品2の載置状態の異常を検出する機能を有してもよい。図12の(a)に、通常の寿司ネタの異常な載置状態を示す。シャリは、機械によって製造されるため、一定の大きさであり、かつ大きさがネタよりも小さい。よって、通常の寿司ネタを上方から撮影した時には、シャリが隠れた状態になっている。一方、図12の(b)には、軍艦巻きの異常な載置状態を示す。
円形皿検出処理手段30が生鮮食品2の載置状態の異常を検知処理するアルゴリズムを、以下に説明する。図13に示すように、円形皿の文様をデータベース9に登録しておく。円形皿検出処理手段30は、固体撮像素子20で撮影された画像から登録された文様をサーチ/消去して、寿司ネタおよびシャリの画像情報のみを抽出する。
次に、図14に示すように、(a)通常の寿司ネタの周囲長(外接四角形2‘)を測定する。正常状態では、外接四角形2’は、シャリの周囲長よりも若干大きい。その横転時やネタずれ時には、外接四角形2’が極端に増加する。円形皿検出処理手段30は、この外接四角形2’の増加に基づいて異常を判断する。(b)軍艦巻きの場合は、周囲長と黒面積の異動により、異常を判断する。いずれかの異常状態を検知した場合、上記更新の場合と同様に、警告情報を発令する。
次に、図10を用いて、上記実施態様に従う本発明の生鮮食品周回管理システムのフローを説明する。図10は、本システム1が円形皿を一回処理するためのフローである。まず、固体撮像素子20が識別子11を撮影し、識別子検出手段10が識別子11を判別する(S101)。本システムにはタイマー(図示せず)が設置されており、該タイマーが、後続の1または複数の円形皿の撮影のタイミングを指定する。
識別子検出手段10は、識別子11に後続する生鮮食品2の情報をデータベース9から取得する(S102)。
識別子検出手段10の判定に基づいて、固体撮像子20が識別子11の後続する生鮮食品2の円形皿3の円弧を撮影して、撮影した画像を円形皿検出処理手段30に送る(S103)。
円形皿検出処理手段30は、送られた画像を画像処理して、円形皿3の有無を判断する(S104)。
円形皿検出処理手段30の情報(円形皿の有無)を生鮮食品消費量演算手段40へ送る。撮影のタイミングに円形皿3が無くても、もともと空席の場合もある。そこで、生鮮食品消費量演算手段40は、円形皿3の場所ごとにデータベース9に記憶されている円形皿データと比較して、生鮮食品2が消費されたか否かを判断する(S105)。記録された周回数が0であれば、その場所はもともと空席であると判断し、周回数が1以上であれば、その場所には円形皿3が存在していたと判断する。
生鮮食品2が消費されたと判断された場合には、消費された生鮮食品の種別と消費量をカウントする。食品消費量演算手段40は、生鮮食品2の消費情報をデータベース9へ記録する(S106)。固体撮像素子20が次ぎの円形皿3を撮影するため、S101へ戻る。
生鮮食品2が消費されていないと判断された場合(すなわち、生鮮食品がコンベア上にまだある場合)には、食品消費量演算手段40は、データベース9へ当該円形皿3の周回数を1加算するよう命令する(S107)。
食品消費量演算手段40は、消費されていない円形皿3の周回数が所定の上限値を超えているか否か判断する(S108)。周回数が上限値に達していない場合、固体撮像素子20が次ぎの円形皿3を撮影するため、S101へ戻る。
周回数が上限値に達した場合、食品消費量演算手段40は、当該生鮮食品2の更新を促す警告情報を発する(S109)。固体撮像素子20が次ぎの円形皿3を撮影するため、S101へ戻る。
固体撮像素子20の下流で、補充および/または更新すべき場所へ新規の生鮮食品2の盛られた円形皿3を載置する。皿の載置は、手動またはその目的のために開発された補充更新装置70により行われる。人または補充更新装置70が、変更情報伝達手段50(例えばキーボード)を介して、食品消費量演算手段40およびデータベース9へ、その皿位置の周回数を初期値1へリセットするよう指令する。
上記第一の実施態様では、客が生鮮食品を食するために円形皿3ごと抜き取る、あるいは警告情報(時間の経過や異常な載置状態)に基づいて店舗関係者が皿を抜き取るなどした後、そこへは新たに同一の生鮮食品2の盛られた円形皿3が補充される。そうすると、コンピュータ5は生鮮食品の履歴を把握しているが、人は従来と同様、どの生鮮食品が補充されたものかを容易には把握できない。
そこで、第二の実施態様では、周回中に除去された円形皿3によって形成される空席を埋めるために、残っている円形皿3を上流または下流(次ぎの識別子11の手前)に詰める機構をさらに備える。こうすることによって、最も古い商品は上流または下流に集められ、食品の更新の操作を行いやすい。
円形皿3をコンベア4の上流または下流へ詰める皿移動機構80は、手動でも機械でもよい。例えば、図11に示すように、無端コンベア4の特定箇所に、無端コンベアの両側端から無端コンベアよりも速いスピードで進行方向へ回転する複数のコロ81を連設する。円形皿3は、皿移動機構80を通過する間に、両側のコロ81で挟まれて、無端コンベア4より若干速いスピードで進行方向へ送られる。コロ81の皿への当接度は、進行方向へ皿が詰まったらコロが空回りする程度に調節される
逆に、円形皿3を下流の次ぎの識別子11の手前まで移動させるには、例えば無端コンベア4の特定箇所に可動堰(図示せず)を設ける。可動堰に衝突した円形皿3は、コンベア進行方向へ進むことができずに、移動する無端コンベアに対して相対的に後方に移動する。可動堰は、後方に円形皿が詰まったら堰が外れる程度に調節される。
上記のように位置の変更された情報は、上記変更情報伝達手段50を介して食品消費量演算手段40に伝達される。食品消費量演算手段40は、該変更情報に基づいて、各位置の生鮮食品の周回数を変更し、データベース9へ記憶する。
以上、本発明をその好ましい実施態様について詳細に説明してきた。しかし、当業者は本願の開示を考慮することによって、本発明の範囲および精神の範囲内で変形および改良を行い得ることが理解される。本発明の技術的範囲には特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、固体撮像素子を一店舗内に複数設置して一周回中に生鮮食品の補充を頻繁に行う、無端コンベアの形状を四方形から櫛形に変更するなどは、本発明の技術的範囲内である。
本発明の生鮮食品周回管理システムの概要を示す平面図である。 図1のシステムに使用するコンピュータの内部ブロック図である。 図1の無端コンベアを側面から見た図である。 図1のシステムに使用する識別子の概要図である。 図1のシステムに用いる識別子向き矯正機構の概略斜視図である。 図5の識別子向き矯正機構とは別の態様の機構の時系列作用図である。 本発明において固体撮像素子が撮影する領域を示す図である。 本発明において円形皿検出処理手段が画像処理するためのイメージと二値化イメージを4種類の状態で例示した図面代用写真である。 本発明における生鮮食品消費量データベースの一例を示す図である。 本発明のシステムのフローを示す図である。 本発明の別の実施態様における皿移動機構の作用を示す平面図である。 通常の寿司ネタと軍艦巻きの二種類について、異常な載置状態の撮影画像を示す。 円形皿上の生鮮食品の載置状態の異常を検知処理するフローを示す。 通常の寿司ネタ正常状態と異常状態にある時の外接四角形を示す。
符号の説明
1 生鮮食品周回管理システム
2 生鮮食品
2’ 外接四角形
3 円形皿
4 無端コンベア
5 コンピュータ
6 CPU
7 外部記憶装置
8 ディスプレイ
9 データベース
10 識別子検出手段
11 識別子
12 台座
13 棒体
14 バーコード
15 文字情報
20 固体撮像素子
30 円形皿検出処理手段
40 食品消費量演算手段
50 変更情報伝達手段
60 識別子向き矯正機構
61 カギ棒
62,63 矯正板
70 補充更新装置
80 皿移動機構
81 コロ

Claims (6)

  1. 一の生鮮食品を載せた一または複数の円形皿と、前記円形皿の上流に位置し後続の生鮮食品の情報を蓄積した一の識別子とを一組として無端コンベア上で周回させる生鮮食品周回管理システムであって、
    前記識別子を検出する識別子検出手段と、
    前記識別子の識別結果に基づいて後続の円形皿の画像を取得するための固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子によって取得された画像を画像処理して後続の円形皿の有無を判別するため円形皿検出処理手段と、
    前記円形皿検出処理手段の検出結果に基づいて周回毎の生鮮食品の消費量を演算する食品消費量演算手段と、
    生鮮食品を補充および/または更新した際にその変更情報を前記食品消費量演算手段へ伝える変更情報伝達手段とを備え、
    前記固体撮像素子が該円形皿のコンベア縁側の円弧を撮影し、前記円形皿検出処理手段が円形皿の円弧に基づいて円形皿を判別することを特徴とする、前記生鮮食品周回管理システム。
  2. 前記識別子の向きをコンベア移動方向に対して一定の角度に矯正する識別子向き矯正機構をさらに具備することを特徴とする、請求項1に記載の生鮮食品周回管理システム。
  3. 前記固体撮像素子が、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサである、請求項1または2に記載の生鮮食品周回管理システム。
  4. 前記固体撮像素子は、前記識別子検出手段に送られる識別子の画像を取得するためにも使われることを特徴とする、請求項1、2または3に記載の生鮮食品周回管理システム。
  5. 前記円形皿検出処理手段が、円形皿上の生鮮食品の載置状態の異常を検出することも特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の生鮮食品周回管理システム。
  6. 前記円形皿検出処理手段の下流に設置され、周回中に除去された円形皿によって形成される空席を埋めるために既存の円形皿を上流または下流に詰める機構をさらに具備する、請求項1〜5のいずれかに記載の生鮮食品周回管理システム。
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