JP2008017755A - 畦塗り機の位置センサ取付構造 - Google Patents

畦塗り機の位置センサ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】作業部の位置制御の安定性が低下し及びセンシングアームが損傷する事態を防止する位置センサ取付構造を提供する。
【解決手段】畦塗り機の位置センサ取付構造は、整畦部25に接続されて整畦部25の支持ケース29側端部に沿って延びて先端部が支持ケース29に回動自在に接続されたドラムケース53を設け、ドラムケース53と平行に配置されて先端部が支持ケース29に回動自在に接続されたリンクロッド63を設け、ドラムケース53及びリンクロッド63の各後端部を接続する連結部材を設けて、ドラムケース53、リンクロッド63及び連結部材によって平行リンク機構を構成し、連結部材に位置センサ27の取り付けアーム27cを上下方向に回動自在に取り付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、走行機体に装着されて走行機体の走行位置に対して側方の位置を畦塗り作業可能な畦塗り機に装備された整畦部の位置センサの取付構造に関するものである。
畦塗り機は、広い圃場の外縁に亘って畦を成形するものであり、多大な時間と労力を要する畦塗作業の機械化を達成したものとして近年注目されている。この畦塗り機は、走行機体の走行とともに旧畦に沿って進行するものであり、走行機体の走行方向がずれ、また圃場の条件等が変わると、畦塗り作業中に作業部の位置や方向の調整が必要になる。そこで、本出願人は、この作業部の位置及び方向の調整を自動でできる畦塗り機を提案している。
この畦塗り機は、例えば、特許文献1に記載されているように、走行機体の後部に装着される装着部と、装着部の中央部に左右方向に揺動自在に枢支された伝動フレームと、伝動フレームを中央にして左右両側に配置されて前側が装着部の左右両端部に枢支された一対の平行リンクと、伝動フレーム及び一対の平行リンクの各後端部を水平方向に回動自在に枢支する伝動・支持フレームと、伝動・支持フレームに対して水平回動可能に取り付けられた作業部と、作業部に対する旧畦の位置を検出して作業部を予め設定した位置に移動するように平行リンクの左右揺動や作業部の回動を制御するコントローラを備える。作業部は、旧畦の一部を切り崩して土盛りを行う前処理部と盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部とを有してなる。
一方、畦塗り機は、旧畦の高さに応じて新畦の高さ調整ができれば便宜であるので、畦の高さ調整を可能にする畦塗り機が提案されている。この畦塗り機は、例えば、特許文献2に記載されているように、幅方向に延びる伝動フレームの後部側面から突出した支持フレームの後端部に、整畦部を支持し且つ動力伝達を行う整畦体伝動ケースの先端部を上下方向に回動可能に支持している。この整畦体伝動ケースは伝動フレームに取り付けられた回動ハンドルによって上下高さが調整可能になっている。
ここで、作業部に対する旧畦の位置を検出する手段として、揺動可能に支持されたセンシングアームを新畦の側面に接触させて元畦の位置を検出する方法がある。この方法はセンシングアームを新畦の側面に直接に接触させるので、精度や信頼性が高いという特徴がある。そこで、このセンシングアームを有した位置センサを作業部の位置調整が可能な従来の畦塗り機に搭載するとともに、整畦体伝動ケースの先端部を上下方向に回動可能に支持すると、精度の高い直線状の新畦の形成が可能になるとともに、所望の高さを有した新畦の形成を可能にすることができる。
特開2004−254522号公報 特開平11−46507号公報
このように畦塗り機を構成した場合、整畦部の上下位置を調整すると、整畦部に対してセンシングアームの相対位置が変化して、新畦に対するセンシングアームの相対位置が変化する。このため、新畦に対して異なる位置を検出することになり、整畦部によって形成される新畦の側面の固さや傾き等の影響によって検出値のバラツキが大きくなり、作業部の位置制御の安定性が低下するという問題が発生する。
また、センシングアームは、新畦の側面の位置に応じて新畦の幅方向に揺動するが、上下方向には移動しないので、畦塗り作業を開始するときに整畦部を旧畦の所定位置に設置すると、センシングアームが旧畦の石や側溝等に接触して、センシングアームが損傷する虞が生じる。
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものであり、センシングアームを用いて作業部の位置を検出し、且つ整畦部の上下位置調整が可能な畦塗り機において、作業部の位置制御の安定性が低下したり、センシングアームが損傷したりする虞のない畦塗り機の位置センサ取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の畦塗り機の位置センサ取付構造は、走行機体に装着される装着部と、該装着部に取り付けられて走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に移動可能なオフセット機構部と、該オフセット機構部の移動端側に取り付けられた支持ケースに取り付けられて旧畦の一部を切り崩して土盛り作業を行う前処理部と、支持ケースに上下方向に回動可能に取り付けられて前処理部によって前方に盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付けて新畦を形成する整畦部と、新畦に対する整畦部の位置を検出する位置センサを備えた畦塗り機の位置センサ取付構造であって、位置センサは、上下方向に延びて下端部が新畦の側面に接近及び離反可能に支持されたセンシングアームと、該センシングアームを揺動可能に支持してセンシングアームの揺動変化量に応じて新畦に対する整畦部の位置を検出するセンサ本体と、一端がセンサ本体に接続された取り付けアームを有して構成され、センシングアームは、整畦部の上下回動に連動させて該整畦部に対するセンシングアームの姿勢が常に同一姿勢となるようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、位置センサは、センシングアームとセンサ本体と取り付けアームを有して構成され、センシングアームは、整畦部の上下回動に連動して整畦部に対するセンシングアームの姿勢が常に同一姿勢となることで、センシングアームを常に新畦の所定位置に接触させることができ、作業部の位置制御の安定性が低下する事態を防止することができる。
また本発明は、整畦部に接続されて該整畦部の支持ケース側端部に沿って延びて先端部が支持ケースに回動自在に接続されたドラムケースを設け、該ドラムケースと平行に配置されて先端部が支持ケースに回動自在に接続されたリンクロッドを設け、ドラムケース及びリンクロッドの各後端部を接続する連結部材を設けて、ドラムケース、リンクロッド及び連結部材によって平行リンク機構を構成し、連結部材に取り付けアームを取り付けることを特徴とする。
この発明によれば、ドラムケース、リンクロッド及び連結部材によって平行リンク機構を構成し、連結部材に取り付けアームを取り付けることにより、整畦部が支持部材に対して上下方向に回動して移動すると、整畦部に接続されたドラムケースも支持部材に対して上下方向に回動して移動する。そして、ドラムケースに接続された連結部材を介してリンクロッドも上下方向に回動して移動する。ここで、ドラムケース、リンクロッド及び連結部材は平行リンク機構を構成するので、整畦部に対する取り付けアームの相対位置は常に同一となり、センシングアームと整畦部との相対位置も変わらない。このため、簡易な構成でセンシングアームを常に新畦の所定位置に接触させることができ、作業部の位置制御の安定性が低下する事態を防止することができる。
また本発明のセンシングアームの接触部は、整畦部の回転中心軸より後側に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、センシングアームの接触部を整畦部の回転中心軸より後側に配置することで、きれいに仕上がった新畦の側面上にセンシングアームの接触部を接触させることができ、作業部の位置制御の安定性を向上することができる。
また本発明の取り付けアームを、連結部材に上下方向に回動自在に取り付け、
センシングアームがセンシング位置にあるときにセンシングアームに上方向成分を有した力が作用して、取り付けアームが上方へ揺動すると、取り付けアームを下方へ揺動させる方向成分を有した力を取り付けアームに作用させるばね部材(例えば、実施形態における引っ張りばね69)を設けることを特徴とする。
この発明によれば、取り付けアームを連結部材に上下方向に回動自在に取り付けることで、センシングアームに石等の障害物が接触すると、取り付けアームが上方へ揺動してセンシングアームを障害物から離反する方向に移動させることができる。このため、センシングアームの損傷を未然に防止することができる。また、取り付けアームが上方へ揺動すると、これを下方へ揺動させる方向の力がばね部材から作用するので、障害物が無くなる位置にセンシングアームが移動すると、ばね部材によってセンシングアームは自動的に元の位置に戻ることができ、センシングアームによる作業部に位置検出を連続的に行うことができる。
さらに本発明のばね部材は、引っ張りばねであり、該引っ張りばねは、リンクロッドに沿って配置されて、リンクロッドと連結部材との間で接続されることを特徴とする。
この発明によれば、ばね部材を引っ張りばねにし、引っ張りばねを、リンクロッドに沿って配置してリンクロッドと連結部材との間で接続することで、整畦部の上下位置に関係なくセンシングアームが上方へ跳ね上げられたときに作用するセンシングアームの戻り力を常に一定にすることができる。
また本発明のセンシングアームは、非センシング時において、後方視において下側が上側より整畦部の内側に位置するように傾斜していることを特徴とする。
この発明によれば、センシングアームは、非センシング時において、後方視において下側が上側より整畦部内側に位置するように傾斜することで、作業開始時において整畦部を旧畦に落下させると、センシングアームを旧畦の側面に沿ってスムースに設置することができ、センシングアームが引っかかって損傷する事態を防止することができる。
また本発明のセンシングアームは、下側が上側より後方に位置するように延びることを特徴とする。
この発明によれば、センシングアームは下側が上側より後方に位置するように延びることで、センシングアームを畦塗り機の進行方向に対して後方側に延ばすことができ、またクサビ効果を効果的に発揮させて新畦の側面にセンシングアームが引っかかる事態を抑制して、センシングアームの損傷を未然に防止することができる。
本発明に係わる畦塗り機の位置センサ取付構造によれば、位置センサは、センシングアームとセンサ本体と取り付けアームを有して構成され、センシングアームは、整畦部の上下回動に連動して整畦部に対するセンシングアームの姿勢を常に同一姿勢となるようにすることで、センシングアームを用いて作業部の位置を検出し、且つ整畦部の上下位置調整が可能な畦塗り機において、作業部の位置制御の安定性が低下したり、センシングアームが損傷したりする虞のない畦塗り機の位置センサ取付構造を提供することができる。
以下、本発明に係る畦塗り機の位置センサ取付構造について、図1〜図6を参照して説明する。なお、説明の都合上、図1(平面図)に示す方向を前後方向及び左右方向として、以下説明する。先ず、畦塗り機について説明する。畦塗り機1は、図1及び図2(側面図)に示すように、走行機体であるトラクタ(図示省略)の3点リンク機構に装着される装着部10、畦塗り作業を行う作業部20、装着部10に取り付けられてトラクタの走行位置に対して側方にオフセットした位置に移動可能なオフセット機構部40とを基本構成として備える。
装着部10は、ロアリンク連結部11とトップリンク連結部12を備えると共に、オフセット機構部40が装着される支持部材13を備えている。また、トラクタのPTO軸とユニバーサルジョイント等の伝動継手を介して接続される入力軸14を備えており、この入力軸14に伝達された動力をオフセット機構部40の伝動機構に伝達するための伝動機構を支持部材13内に備えている。
オフセット機構部40は、前端側が装着部10の支持部材13に支持され、後端側に作業部20が取り付けられて、作業部20を図示省略したトラクタ側方のオフセット位置で作業させるものであり、前端が装着部側に軸支され、後端が作業部側に軸支されたリンク部材41と、作業部側に動力伝達する巻き掛け伝動手段を備えた伝動ケース43とを具備している。
伝動ケース43は伝動軸44,45を垂直に設置して、伝動軸44の回りに伝動ケース43が回動可能に軸支され、伝動軸45の回りに作業部20が回動可能に軸支されている。そして、伝動ケース43とリンク部材41を平行に配備し、支持部材13とで平行リンク機構を形成して、オフセット機構部40の揺動に対して作業部20の方向が変化しない機構にしている。
作業部20は、旧畦Ukの一部を切り崩して土盛り作業を行う前処理部21とこの前処理部21によって前方に盛られた土を切り崩された旧畦Uk上に塗り付けて新畦Usを整畦する整畦部25とを備え、これらが支持ケース29に装着されており、伝動軸44に伝動された動力を前処理部21と整畦部25とに振り分ける伝動機構を備えている。
ここで、前処理部21はロータリ爪を駆動軸に装着したロータリ耕耘型の前処理機構であり、旧畦Ukの天場(上面)を削り取る天場処理機構22が付加されている。なお、必要に応じて天場処理機構22を取り除いてもよい。整畦部25は、畦の上面を成形する円筒ドラム25aと畦の側面を成形する円錐傘状ドラム25bからなる整畦ドラムを採用することができる。なお、整畦部25の取付構造については、後述する。
このように構成された畦塗り機1のオフセット機構部40には、作業部20の作業位置を調整するためのオフセットシリンダ50が装備され、作業部20には、作業部20の作業方向を調整するための方向シリンダ31が装備されている。
また伝動軸45の周囲には、作業部20の作業方向を検出する角度センサ35が装備されている。この角度センサ35は、オフセット機構部40に対する相対的な作業部20の方向変化を検出するものではなく、作業部単独の圃場面に対する作業方向の変化を検出するものであり、例えば、ジャイロセンサ等の使用が可能である。
また整畦部25の後部には、新畦Usに対する整畦部25の位置を検出する位置センサ27が装備されている。この位置センサ27は、詳細については後述するが、支持ケース29から取り付けアーム27cを介して整畦ドラムの後方に配置されている。
そして、本発明の実施例に係る畦塗り機1の動作を制御するコントローラ60は、角度センサ35からの検出信号、位置センサ27からの検出信号、トラクタの運転席に設けられた図示しない通常作業制御スイッチからのON信号に基づいて、オフセットシリンダ50及び方向シリンダ31の伸縮を制御する図示しないオフセット制御バルブ及び方向制御バルブの作動油の給排をコントロールするとともに、作業部20の基準作業方向Ao及び基準作業位置Xoをもとに、作業部20の位置及び作業方向の変化を調整して直線状の畦塗り作業を維持するように構成されている。
通常作業制御スイッチは、作業部20の位置及び作業方向の変化を調整して直線状の畦塗り作業を維持したいときに操作するスイッチである。
コントローラ60は、通常作業制御スイッチがON操作されると、基準作業方向Aoと、畦形成位置と作業部20との基準作業位置Xoを維持するように、オフセット制御バルブ65及び方向制御バルブ66の作動油の給排を制御して、オフセットシリンダ50と方向シリンダ31の伸縮を制御する。この際に、方向シリンダ31の伸縮制御は、設定された基準作業方向Aoからのずれを角度センサ35が検出し、そのずれを無くすように方向制御バルブ66の作動油の給排を制御する。また、オフセットシリンダ50の伸縮制御は、基準作業位置Xoから作業部20の位置のずれを位置センサ27で検出して、このずれを無くして作業位置を一定に保つようにオフセット制御バルブ65の作動油の給排を制御する。
さて、整畦部25は、図3(平面図)に示すように、円錐傘状ドラム25bの拡開した側の端部に沿って前後方向に延びるドラムケース53に回転自在に支持されている。ドラムケース53は前端部に支持ケース側に突出する連結ケース54が取り付けられ、この連結ケース54は、支持ケース29の分岐部29aに対して上下方向に回動自在に連結されている。このため、整畦部25は連結ケース54の中心軸54aを回動中心として上下方向に回動可能である。なお、整畦部25は図2に示す伝動軸ケース46に取り付けられた回動ハンドル47を操作することで、整畦部25の上下位置調整が可能である。
畦に対する整畦部25の位置を検出する位置センサ27は、上下方向に延びて下端部が畦の側面に接近及び離反可能に支持されたセンシングアーム27aと、センシングアーム27aを揺動可能に支持してセンシングアーム27aの揺動変化量に応じて畦に対する整畦部25の位置を検出するセンサ本体27bと、一端がセンサ本体27bに接続された取り付けアーム27cとを有して構成される。
センシングアーム27aは、下部に半球状の接触部27a1を有し、整畦部25の回転中心軸25cより後側であって円錐傘状ドラム25bの右側位置に配置されている。接触部27a1はその凸部側が畦の側面に接触するように配設されている。このため、きれいに仕上がった新畦の側面上にセンシングアーム27aの接触部27a1を接触させることができ、作業部20の位置制御の安定性を向上することができる。また、センシングアーム27aは、その下側が上側より後方に位置するように延びる。このため、クサビ効果を効果的に発揮させて畦の側面にセンシングアーム27aが引っかかる事態を抑制して、センシングアーム27aの損傷を未然に防止することができる。
取り付けアーム27cは円錐傘状ドラム25bの右側位置から斜め後方へ延びて屈曲して円錐傘状ドラム25bの左側端部外側に沿って前側に延び、先端部がドラムケース53の後端部から支持ケース側に突設された連結軸55に上下方向に回動自在に取り付けられている。連結軸55は整畦部25の回転中心軸25cと略同軸上に配置されている。
連結軸55の先端部は、図3及び図4(側面図)に示すように、支持ケース29に取り付けられた回動規制板30の孔部30aに挿通されて、整畦部25の上下動の移動範囲を規制している。孔部30aは整畦部25の回動の中心軸54aから所定の半径を有して上下方向に延びた湾曲状に形成されている。孔部30aから突出する連結軸55の先端部には、ナット56が取り付けられて孔部30aから連結軸55が抜脱するのを規制している。
このように構成された位置センサ27の取り付けアーム27cは、詳細については後述するが、ドラムケース53、リンクロッド63等を構成要素とした平行リンク機構によって支持されている。リンクロッド63はドラムケース53と平行に配置されて前後方向に延び、前端部が分岐部29aに上下方向に回動自在に接続され、後端部が取り付けアーム27cの先端部に取り付けられた板状の連結部材65の先端部に回動自在に接続されている。つまり、整畦部25の回動中心O1とリンクロッド63の前側の回動中心O2を結ぶ線を固定端67aとし、ドラムケース53及びリンクロッド63をリンク部材67bとし、連結部材65を移動端67cとした平行リンク機構67を構成している。そして、移動端67cの上側端部に取り付けアーム27cが取り付けられている。このため、ドラムケース53が上下方向に回動すると、取り付けアーム27cは同一姿勢で上下方向に移動する。
なお、平行リンク機構67の代わりにアクチュエータ(例えば、電動シリンダ)を用い、整畦部25の上下回動に連動してアクチュエータを作動させて整畦部25に対するセンシングアーム27aの姿勢が常に同一姿勢となるようにしてもよい。
またリンクロッド63と連結部材65との間には引っ張りばね69が取り付けられている。この引っ張りばね69は、リンクロッド63に沿って配置されている。引っ張りばね69の一端部はリンクロッド63に長さ調整可能に取り付けられ、引っ張りばね69の他端部は、連結部材65の先端部に形成された孔部65aに挿通されて固定されたピン71の先端部に取り付けられている。この引っ張りばね69は、センシングアーム27aがセンシング位置Psにあるときにセンシングアーム27aに上方向成分を有した力が作用して取り付けアーム27cが上方へ揺動すると、取り付けアーム27cを下方へ揺動させる方向成分を有した力を連結部材65を介して取り付けアーム27cに作用させる。このため、センシングアーム27aの接触部27a1が障害物に接触した後に障害物が無くなる位置にセンシングアーム27aが移動すると、引っ張りばね69によってセンシングアーム27aは自動的に元の位置に戻ることができ、センシングアーム27aによる作業部20に位置検出を連続的に行うことができる。
このため、図5(a)(側面図)、図5(b)(側面図)、図5(c)(側面図)に示すように、センシングアーム27aがセンシング位置Psにあるときに、整畦部25の回転中心軸25cが整畦部25の回動の中心軸54aと略同じ上下位置(ドラム標準位置)にあるときの取り付けアーム27cの姿勢(図5(b)参照)と、整畦部25の回転中心軸25cが整畦部25の回動の中心軸54aより上方に位置した(ドラム最上げ位置)ときの取り付けアーム27cの姿勢(図5(a)参照)と、整畦部25の回転中心軸25cが整畦部25の回動の中心軸54aより上方に位置した(ドラム最下げ位置)ときの取り付けアーム27cの姿勢(図5(c)参照)を、全て同一姿勢にすることができる。このため、整畦部25の位置を上下方向に調整しても、センシングアーム27aの姿勢は変わらないので、センシングアーム27aを常に新畦Usの上面から下方に所定距離aを有した位置に接触させることができ、作業部20の位置制御の安定性が低下する事態を防止することができる。
またセンシングアーム27aは、図6(背面図)に示すように、非センシング時において、後方視において下側が上側より整畦部25の内側に位置するように傾斜している。このため、作業開始時において整畦部25を旧畦Ukに落下させると、二点鎖線で示すようにセンシングアーム27aを旧畦Ukの側面に沿ってスムースに設置することができ、センシングアーム27aが引っかかって損傷する事態を防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る畦塗り機の平面図を示す。 本発明の一実施の形態に係る畦塗り機の側面図を示す。 この畦塗り機に装備された位置センサの平面図を示す。 位置センサの取付構造を説明するための側面図を示す。 位置センサの取付構造の作動を説明するための側面図を示す。 位置センサのセンシングアームの取付構造を説明するための背面図を示す。
符号の説明
1 畦塗り機
10 装着部
21 前処理部
25 整畦部
25c 回転中心軸
27 位置センサ
27a センシングアーム
27a1 接触部
27b センサ本体
27c 取り付けアーム
29 支持ケース
40 オフセット機構部
53 ドラムケース
63 リンクロッド
65 連結部材
67 平行リンク機構
69 引っ張りばね(ばね部材)
Ps センシング位置
Uk 旧畦
Us 新畦

Claims (7)

  1. 走行機体に装着される装着部と、該装着部に取り付けられて前記走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に移動可能なオフセット機構部と、該オフセット機構部の移動端側に取り付けられた支持ケースに取り付けられて旧畦の一部を切り崩して土盛り作業を行う前処理部と、前記支持ケースに上下方向に回動可能に取り付けられて前記前処理部によって前方に盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付けて新畦を形成する整畦部と、前記新畦に対する前記整畦部の位置を検出する位置センサを備えた畦塗り機の位置センサ取付構造であって、
    前記位置センサは、上下方向に延びて下端部が前記新畦の側面に接近及び離反可能に支持されたセンシングアームと、該センシングアームを揺動可能に支持して前記センシングアームの揺動変化量に応じて前記新畦に対する前記整畦部の位置を検出するセンサ本体と、一端が前記センサ本体に接続された取り付けアームを有して構成され、
    前記センシングアームは、前記整畦部の上下回動に連動させて該整畦部に対する前記センシングアームの姿勢が常に同一姿勢となるようにしたことを特徴とする畦塗り機の位置センサ取付構造。
  2. 前記整畦部に接続されて該整畦部の支持ケース側端部に沿って延びて先端部が前記支持ケースに回動自在に接続されたドラムケースを設け、該ドラムケースと平行に配置されて先端部が前記支持ケースに回動自在に接続されたリンクロッドを設け、前記ドラムケース及び前記リンクロッドの各後端部を接続する連結部材を設けて、前記ドラムケース、前記リンクロッド及び前記連結部材によって平行リンク機構を構成し、
    前記連結部材に前記取り付けアームを取り付けることを特徴とする請求項1に記載の畦塗り機の位置センサ取付構造。
  3. 前記センシングアームの接触部は、前記整畦部の回転中心軸より後側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の畦塗り機の位置センサ取付構造。
  4. 前記取り付けアームを、前記連結部材に上下方向に回動自在に取
    り付け、前記センシングアームがセンシング位置にあるときに前記センシングアームに上方向成分を有した力が作用して、前記取り付けアームが上方へ揺動すると、前記取り付けアームを下方へ揺動させる方向成分を有した力を取り付けアームに作用させるばね部材を設けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の畦塗り機の位置センサ取付構造。
  5. 前記ばね部材は、引っ張りばねであり、
    該引っ張りばねは、前記リンクロッドに沿って配置されて、前記リンクロッドと前記連結部材との間で接続されることを特徴とする請求項4に記載の畦塗り機の位置センサ取付構造。
  6. 前記センシングアームは、非センシング時において、後方視において下側が上側より前記整畦部の内側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の畦塗り機の位置センサ取付構造。
  7. 前記センシングアームは、下側が上側より後方に位置するように延びることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の畦塗り機の位置センサ取付構造。
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