JP2008017406A - リレー駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体リレーの故障による、誤出力を防止するための半導体リレー故障検知回路を構成する。
【解決手段】リレー駆動制御装置に低電圧回路を使用することで、リレー負荷を駆動することなく、個別に半導体リレーの故障検知を行うことが可能となった。
【選択図】図1
【解決手段】リレー駆動制御装置に低電圧回路を使用することで、リレー負荷を駆動することなく、個別に半導体リレーの故障検知を行うことが可能となった。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉄道保安装置のような安全に現場機器を制御させる装置のリレー駆動制御装置に関する。
鉄道保安装置では、部品の故障等による誤った出力を確実に防止する必要がある。このため、リレー駆動出力信号の制御回路に加え、A系半導体リレー、B系半導体リレーの故障検知を行うための冗長回路を付加して安全性を確保するリレー駆動制御装置を構成している。
例えば、特許文献1には、A側、B側のふたつの経路を設け、鉄道の信号回路中の信号を遮断することなく、フェールセーフスイッチ内のフォトMOSリレーの故障チェックを行うスイッチ回路が開示されている。また、特許文献2には、信号灯器が点灯状態にならないような微少電流を供給し、信号灯器に流れる電流レベルを電流センサで検出し、検出レベルを閾値判定して、滅灯状態にある信号灯器の断芯を検出できる断芯検出装置が開示されている。更に、特許文献3には、入力された信号の符号化及び復号化を行い、符号化と復号化が正常に機能しない限り信号出力を遮断し、フェールセーフ制御装置を備えることなくフェールセーフ性を実現するスイッチ回路が開示されている。
図3に、従来のリレー駆動制御装置の回路構成例を示す。負荷駆動電源1と、それにより駆動されるリレー負荷8を持ち、負荷駆動電源1から配線10を介しセンサ2とA系半導体リレー5に接続、A系半導体リレー5より配線11を介し、センサ3とB系半導体リレー6に接続、B系半導体リレー6より配線12を介し、センサ4に接続。更に、B系半導体リレー6から配線12、コネクタ7、配線9を介したリレー負荷8に接続される。また、配線13、コネクタ7を介した配線14は共通線として、負荷駆動電源1からリレー負荷8、センサ2、センサ3、センサ4へ接続される。
図3は、負荷駆動電源1からの電圧有無を、配線10を介してセンサ2により検知する。負荷駆動電源1からの電圧有無を配線10、A系半導体リレー5を介し、A系半導体リレー5をオン/オフ操作し、センサ3により検知することでA系半導体リレー5の故障検知を行う。同様に、負荷駆動電源1からの電圧有無を配線10、A系半導体リレー5、配線11、B系半導体リレー6を介し、B系半導体リレー6をオン/オフ操作し、センサ4により検知することで、B系半導体リレー6の故障検知を行う。また、B系半導体リレー6の故障検知を行う場合の電圧有無検知はA系半導体リレー5がオンした状態であることが条件となる。
この回路において、リレー負荷8を駆動する前には、必ず前述のような方法により、A系半導体リレー5、B系半導体リレー6の故障検知を行った後で、故障してないことを確認後、負荷駆動電源1により、リレー負荷8を駆動するような構成としている。
鉄道保安装置のような、安全性が必須の装置においては、A/B系半導体リレーを2個以上(図3ではA/B系の2個)持たせ、冗長構成とする場合が多い。
この理由として、図3の場合、A/B系半導体リレーは、個別にA/B系CPUによりオン/オフ制御が行われ、更にA/B系CPUは、同じ動作が行われ、常時、その動作を監視することで、故障を検知することが可能となるためである。
特開平10−341140号公報
特開2002−274378号公報
特開2005−200734号公報
この理由として、図3の場合、A/B系半導体リレーは、個別にA/B系CPUによりオン/オフ制御が行われ、更にA/B系CPUは、同じ動作が行われ、常時、その動作を監視することで、故障を検知することが可能となるためである。
例えば、図3の従来構成では、A系半導体リレー5の故障検知を行おうとした場合、B系半導体リレー6がオン故障していると、A系半導体リレー5をオンした瞬間に誤出力し、オン故障していることが検知できず、故障を潜在させてしまうことにもなっていた。本発明では、誤出力することなく、安全に半導体リレーの故障検知可能な故障検知手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、リレー駆動制御装置の回路構成に低電圧印加回路を設け、B系半導体リレーのみをオンさせ、リレー負荷が駆動しない低電圧を印加し、B系半導体リレーをオン/オフさせた結果をセンサで検知することにより、リレー負荷を駆動することなく、B系半導体リレーの故障を検知することを特徴とする。
本発明により、リレー負荷へ電圧は印加してしまうが、駆動しない程度の低電圧であるため、リレー負荷が駆動されることはない。そのため、個別に半導体リレーの故障検知を行うことが可能となった。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に、本発明の実施例1の鉄道保安装置のリレー駆動出力制御装置を示す。本発明の実施例1は、図3の従来例の回路に、低電圧印加回路26、CPU部36を追加した構成である。そのため、15〜21、27〜32については、図3と同様な回路であるため、説明を省略する。追加する回路は、低電圧24は、配線25を介して、ダイオード22のアノード側とセンサ23に接続される。ダイオード22のカソード側には、配線30が接続される。センサ23は配線32に接続される。
また、負荷駆動電源スイッチ37、A系半導体リレー20、B系半導体リレー21は、それぞれCPU部36により、負荷駆動電源制御信号33、A系半導体リレー制御信号34、B系半導体リレー制御信号35により制御が行われる。各制御は、CPU部36のA系CPU42、B系CPU43により行われ、相互のCPUの信号は、常時、動作監視(バス照合)が行われている。
したがって、制御する際には、相互のCPUの動作が一致していることが条件となる。また、不一致の場合には、フェールセーフ回路が動作、A系半導体リレー20、B系半導体リレー21共にオフ(負荷駆動停止)状態となり、安全状態を確保する。
ここで、「バス照合」とは、2個のA/B系CPUの信号(アドレス信号、データ信号、制御信号)を、常時比較監視し、相互のCPU動作が同じである場合を一致(正常)、異なる動作をした場合を不一致(故障)とする監視回路、「フェールセーフ回路」とは、故障(不一致等)が発生した場合に、A系半導体リレー20、B系半導体リレー21共に、オフさせる回路のこと、「安全状態」とは、A系半導体リレー20、B系半導体リレー21共に、オフ(負荷駆動電源15の電圧が外部へ出力していない)となっている状態である。
各センサは、それぞれ、負荷駆動電源検知結果38、A系半導体リレー故障検知結果39、B系半導体リレー故障検知結果40、低電圧検知結果41として、CPU部36へ規定の電圧印加が行われたことを伝える。
A系半導体リレー20の故障検知は、図3で説明した同様な手順により行う。B系半導体リレー21の故障検知の方法について、低電圧24を使用することで、A系半導体リレー20がオフのまま、B系半導体リレー21の故障検知が行える。B系半導体リレー21をオンすることで、低電圧24がリレー負荷19に印加されてしまうが、低電圧24はリレー負荷19が動作しない低電圧とすることでリレー負荷19を動作させることなく、B系半導体リレー21の故障検知が行える。ダイオード22は負荷駆動電源15が低電圧24に回り込むことを防止するために接続されるものである。
図2に、リレー故障検知フローチャートを示す。図1の構成において、図2の故障検知手順により、リレー故障検知を行っている。手順として、A系半導体リレー20、B系半導体リレー21のオフ故障を検知44〜49、次にB系半導体リレー20のオン故障検知50〜57、続いてA系半導体リレー20のオン故障検知58〜63の順でリレー故障検知を行う。各電圧有無判定で期待値と異なった場合、各電圧判定における異常処理を行う。
更に、本発明では、半導体リレーが2段以上の構成(B系、C系、D系・・・)としても同様な構成とすることが可能で、各系の半導体リレーを個別に故障検知が行える。この手段を用いることにより、誤出力を防止することができる。
1、15 負荷駆動電源
2、16 センサ(負荷駆動電源検知回路)
3、17 センサ(A系半導体リレー故障検知回路)
4、18 センサ(B系半導体リレー故障検知回路)
5、20 A系半導体リレー
6、21 B系半導体リレー
7 コネクタ(リレー駆動制御装置とリレー負荷の境界)
8、19 リレー負荷
9〜14 配線
22 ダイオード
23 センサ(低電圧検知回路)
24 低電圧電源
25 配線
26 低電圧回路
27〜32 配線
33 負荷駆動電源制御信号
34 A系半導体リレー制御信号
35 B系半導体リレー制御信号
36 CPU部
37 負荷駆動電源制御スイッチ
38 負荷駆動電源検知結果
39 A系半導体リレー故障検知結果
40 B系半導体リレー故障検知結果
41 低電圧検知結果
42 A系CPU
43 B系CPU
44 負荷駆動電源検知結果取込
45,47,49,60,63 負荷駆動電源電圧有無判定
46,59,62 A系半導体リレー故障検知結果取込
48,53,56 B系半導体リレー故障検知結果取込
50 低電圧検知結果取込
51,54,57 低電圧有無判定
52 B系半導体リレーオン
55 B系半導体リレーオフ
58 A系半導体リレーオン
61 A系半導体リレーオフ
2、16 センサ(負荷駆動電源検知回路)
3、17 センサ(A系半導体リレー故障検知回路)
4、18 センサ(B系半導体リレー故障検知回路)
5、20 A系半導体リレー
6、21 B系半導体リレー
7 コネクタ(リレー駆動制御装置とリレー負荷の境界)
8、19 リレー負荷
9〜14 配線
22 ダイオード
23 センサ(低電圧検知回路)
24 低電圧電源
25 配線
26 低電圧回路
27〜32 配線
33 負荷駆動電源制御信号
34 A系半導体リレー制御信号
35 B系半導体リレー制御信号
36 CPU部
37 負荷駆動電源制御スイッチ
38 負荷駆動電源検知結果
39 A系半導体リレー故障検知結果
40 B系半導体リレー故障検知結果
41 低電圧検知結果
42 A系CPU
43 B系CPU
44 負荷駆動電源検知結果取込
45,47,49,60,63 負荷駆動電源電圧有無判定
46,59,62 A系半導体リレー故障検知結果取込
48,53,56 B系半導体リレー故障検知結果取込
50 低電圧検知結果取込
51,54,57 低電圧有無判定
52 B系半導体リレーオン
55 B系半導体リレーオフ
58 A系半導体リレーオン
61 A系半導体リレーオフ
Claims (5)
- 鉄道保安装置のリレー駆動信号の出力を制御する半導体リレーと、該半導体リレーの出力状態を監視して、該半導体リレーの故障検知を行う故障検知手段とを有する鉄道保安装置のリレー駆動制御装置において、
該制御装置は、該制御装置に接続されたリレー負荷を駆動可能な電圧より小さい電圧を印加して半導体リレーの故障検知を行うことを特徴とするリレー駆動制御装置。 - 請求項1に記載のリレー駆動制御装置において、
該リレー駆動制御装置は、リレー負荷駆動電源とは異なる電源を有し、該電源からリレー負荷駆動電圧より小さい電圧を印加する低電圧印加回路を備えていることを特徴とするリレー駆動制御装置。 - 請求項2に記載のリレー駆動制御装置において、
該低電圧印加回路は、低電圧電源とダイオードとセンサから構成され、A系半導体リレーがオフのまま、B系半導体リレーの前記低電圧電源からリレー負荷駆動電圧より小さい電圧を印加し、リレー負荷を動作させることなく、B系半導体リレーのオン故障検知を行うことを特徴とするリレー駆動制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリレー制御装置において、
該リレー制御装置に接続されるCPU部が、A系半導体リレーのオンオフ制御を行うA系CPUとB系半導体リレーのオンオフ制御を行うB系CPUとを備えており、A系CPUとB系CPUの信号は常時動作監視が行われて安全状態を維持することを特徴とするリレー駆動制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のリレー制御装置において、
半導体リレーがA系、B系のみならず、C系を含む3段以上の構成を備えていることを特徴とするリレー駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006189169A JP2008017406A (ja) | 2006-07-10 | 2006-07-10 | リレー駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006189169A JP2008017406A (ja) | 2006-07-10 | 2006-07-10 | リレー駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008017406A true JP2008017406A (ja) | 2008-01-24 |
Family
ID=39073981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006189169A Pending JP2008017406A (ja) | 2006-07-10 | 2006-07-10 | リレー駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008017406A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009290415A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Hitachi Ltd | 故障検知機能付デジタル出力回路 |
JP2010154219A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Hitachi Ltd | スイッチ素子の故障検知回路 |
KR102082957B1 (ko) * | 2019-10-29 | 2020-03-02 | 주식회사한길제어 | 산업 장비 오동작 방지 기능을 구비한 제어 장치 및 그 제어 방법 |
-
2006
- 2006-07-10 JP JP2006189169A patent/JP2008017406A/ja active Pending
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JP2009290415A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Hitachi Ltd | 故障検知機能付デジタル出力回路 |
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KR102082957B1 (ko) * | 2019-10-29 | 2020-03-02 | 주식회사한길제어 | 산업 장비 오동작 방지 기능을 구비한 제어 장치 및 그 제어 방법 |
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