JP2008016126A - 光ディスク及びディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内周から外周に向けてリードインエリヤ、データエリヤ、リードアウトエリヤが形成された光ディスク1の情報記録面における各記録層に所要の情報を記録したとき、この記録部分のみを変色させる記録手段11を備えたディスク装置10であって、前記データエリヤに記録された情報に関するコンテンツ情報を入力する入力手段15と、この入力手段15の入力キーに対応するバーコードおよびQRコードのコードデータを記憶したメモリ17aと、この入力手段15からの入力情報を受けて前記メモリ17aから対応するコードデータを読み出し、前記記録手段11を制御して前記データエリヤの記録層の外周部側に、前記コンテンツ情報をバーコードまたはQRコードで書き込ませる制御手段17と、を備えた。
【選択図】 図6
Description
その一例として、パソコン等を扱えない人の利便性を高めることを目的にしたハイパーブックシステム(HBS)が知られている。
このHBSにおいては、HBSプレイヤー、光学読取器およびテレビジョン受像機を用いるようになっている。
そして、光ディスクであるHBSディスクに情報を記録しており、このHBSディスクとともに配布する印刷物の上に固有の座標点を示すバーコードやQRコードを予め印刷してある。
このHBSを利用する場合は、HBSプレイヤーをテレビジョン受像機に接続し、光学読取器でバーコードやQRコードの上をなぞる。すると、これらコードの付加情報が読み取られ、テレビの画面に情報が表示されるとともに、スピーカから音声が放音される。
これにより、付加情報が例えば、家庭用通信機器の初期設定およびビデオの留守録設定であると、弱視者や難聴者が簡便に内容を知ることができる。
このため、記録再生装置でディスクを再生させることなく、その識別情報を知ることができるというものである。
この個別認識領域には、スクリーン印刷、インクジェットプリント、オフセット印刷、インキスタンプ等により、前記個別認識情報をバーコード、文字、数字、図形で記録してある。
これら個別認識情報は、再生装置の再生ビームにて読み取るが、外部から目視でも識別可能となっている。
これにより、光ディスクの個別認識情報を視認できるので、商品管理を容易行えるうえ、データの改竄をも防止し得るというものである。
このため、印刷物を紛失すると内容を簡便に知ることができないという問題が残されていた。
また、上記特許文献2の発明は、バーコードを読み取ることによってディスクの識別情報を得ることはできるが、記録がバーコードに限定されおり、例えば、QRコードを使用してコンテンツを記録するものではなかった。よって、利用範囲が狭いものであった。
さらに、基盤面の表面側に予めマーキング層を設ける必要があるうえ、レーザーマーキング装置を余分に備えねばならないので、構造が複雑となり不経済であるという欠点もあった。
また、上記特許文献3の光ディスクは、バーコード等で記録した個別認識情報を再生装置で読み取ったり、外部から目視でも識別可能となっているが、光ディスクのコンテンツを記録するものではなく、しかもQRコードを使用してはいないので、前述の如く利用範囲に一定の限界があった。
また、上記特許文献4の発明は、各種のディスクにおいてもバーコードに含まれる個別情報を読み取り、書き込むべき情報と書き込まれた情報との照合を正確に行えるが、バーコードにコンテンツを記録したものではないため、ディスクの内容を知ることができないという不具合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、光ディスクを再生させることなく記録情報のコンテンツを簡便に知ることができる光ディスク及びディスク装置を提供することを目的としている。
また、請求項2に記載の発明は、前記情報記号が、バーコードであることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前記情報記号が、QRコードであることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、内周から外周に向けてリードインエリヤ、データエリヤ、リードアウトエリヤが形成された光ディスクの情報記録面における各記録層に所要の情報を記録したとき、この記録部分のみを変色させる記録手段を備えたディスク装置において、前記データエリヤに記録された情報に関するコンテンツ情報を入力する入力手段と、この入力手段の入力キーに対応するバーコードおよびQRコードのコードデータを記憶したメモリと、この入力手段からの入力情報を受けて前記メモリから対応するコードデータを読み出し、前記記録手段を制御して前記データエリヤの記録層の外周部側に、前記コンテンツ情報をバーコードまたはQRコードで書き込ませる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
また、前記情報記号がバーコードであることから、バーコードリーダで読み取ることにより、簡便にコンテンツ情報を知ることができる利点がある。
また、前記情報記号がQRコードであることから、QRコードリーダで読み取ることにより、簡便にコンテンツ情報を知ることができる利点がある。
また、本発明のディスク装置は、入力手段により光ディスクのデータエリヤに記録された情報に関するコンテンツ情報を入力すると、前記データエリヤの記録層の外周部側に、前記コンテンツ情報がバーコードまたはQRコードで書き込まれ、外部から視認可能となるので、光ディスクを再生装置にセットして再生させることなくコンテンツ情報を容易に知ることができ、煩瑣な操作が不要になる効果がある
図1は本発明の一実施形態である光ディスクの概要説明図である。
この光ディスクは、普及型のDVD1に適用されたもので、図6に示すDVDレコーダー10により、所要の情報を記録/再生するようになっている。
このDVD1は、中心孔1aを有しており、一方の面が記録面1bで、他方の面が保護面1cとなっている。
記録面1bは、中心孔1a側の内周1dから外周1eに向けて記録トラックが螺旋状に形成されている。この記録面1bは、内周1d側がリードインエリヤ2、外周1e側がリードアウトエリヤ4であり、両エリヤ2,3の間がユーザーデータエリヤ4となっている。
リードインエリヤ2には、DVD1の種別、タイプ、サイズ、記録密度、記録開始・終了位置を示す物理セクタ番号等のディスク全体に関する情報、その他1枚づつの製造に関する情報等が製造工程で記録される。
一方、リードアウトエリヤ4には、リードアウト情報として欠陥管理情報等が記録される。
そして、ユーザーデータエリヤ3に、動画や静止画情報および音声情報からなるオーディオ・ビデオデータ(AVデータ)が記録される。
また、このユーザーデータエリヤ3には、その記録内容に関するタイトル、記録時間および解像度といったコンテンツ情報も記録される。
ところで、この普及型DVD1は、透明の基板1Aに記録トラックを形成し、情報の書き換えが可能な相変化型光ディスクである。
前記基板1Aは、図3に示す如く断面が凹凸状で、記録面1b側から保護面1c側に向けて記録層5、反射層6、保護層7を設けた3層構造となっている。
記録層5は、結晶状態と非結晶質状態とに可逆的に変化する記録膜であり、これにレーザー光を照射すると、結晶状態と非結晶質状態とでは記録層5の反射率が変化するため、情報の記録・再生を行うことができる。
この記録層5に情報を記録したときは、記録部分が未記録部分とは異なる色に変色する。よって、DVD1の記録面1b側を視認すると、情報が記録済みであるか否かを容易に判別することができる。
図6は、本発明の一実施形態であるディスク装置の電気的構成を示すブロック線図である。
図6において、11はディスクプレイヤー10の光ピックアップ(ピックアップ)であり、後述のサーボ制御部12によって動作が制御される。
このピックアップ11には、図示しないレーザー制御回路の出力が導かれている。このレーザー制御回路は、ピックアップ11から発生させるレーザー光の出力強度を調節し、記録データに応じた書き込みパルスを生成する。
そして、このピックアップ11は、記録再生部13からの情報を記録トラックのエリヤに書き込み、また、このエリヤから光学的に読み取った再生情報を記録再生部13に出力する。
サーボ制御部12は、制御部17の制御に従い、ピックアップ11から送出される各種受光出力をフィードバックし、ピックアップ11に関するトラッキングサーボ、フォーカスサーボおよびスレッドサーボを制御する。
また、記録再生部13は、記録すべき情報をピックアップ11側に送出し、このピックアップ11側から伝送されてくる再生情報をモニタ14側に送出する。
このモニタ14は、再生情報を受けて表示画面に映像を表示するとともに、スピーカから音声を放音させる。
15はリモコンであり、再生、停止、早送り、早戻し、ポーズおよび録画用の各操作キーに加えテンキーや切替キーを備えている。
16は受信部であり、リモコン15からの送信信号を受信すると、コントローラ17側にその伝送信号を送出する。
なお、図示省略しているが、本例では、QRコードを読み取るQRコードリーダやバーコードを読み取るバーコードリーダを備えている。
制御部17は、装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、メモリ17aを備えている。
このメモリ17aには、バーコードのコードデータおよびQRコードのコードデータが予め記憶されている。
この制御部17は、リモコン15からの指令信号に応じて、サーボ制御部12や記録再生部13を制御し、DVD1に情報を記録させる一方、その記録情報を再生させる制御を行う。
また、リモコン15側よりバーコードまたはQRコードの信号が送出されてくると、メモリ17aから対応するコードデータを読み出して記録再生部13に送出することにより、DVD1にバーコードもしくはQRコードを書き込ませる制御をも行う構成になっている。
次に、上記DVDレコーダーの動作について、図を参照しつつ説明する。
ユーザーが、テレビ番組等をDVD1へ任意に記録したとき、その記録情報の内容を示すコンテンツをも記録する。
例えば、QRコードでコンテンツを書き込む場合、図6に示すリモコン15の切替キーを操作してQRコード入力キーにしておく。
そして、テンキーを操作し、テレビ番組のタイトルや記録時間等を入力する。
これに伴い、リモコン15側からQRコードの信号が送出されてくると、制御部17はコード記録モードに移行し、サーボ制御部12の動作を開始させる。
このサーボ制御部12は、ピックアップ11をDVD1のユーザーデータエリヤ3における外周部3a側に移動させる。
また、メモリ17aから各QRコードの信号に対応するコードデータを読み出して記録再生部13に送出する。
すると、サーボ制御部12は、トラッキングサーボ、フォーカスサーボおよびスレッドサーボを制御しつつ、レーザー制御回路の出力強度を調節し、QRコードデータに応じたレーザー光を出力させる。
これにより、図2(a)に示す保護面1cの反対側となる記録面1bに、同図(b)の如くレーザー光Lが照射されて、図3に示す記録層5にQRコードが書き込まれる。
この結果、記録層5の記録部分が未記録部分とは異なる色に変色するので、DVD1の記録面1b側を視認すると、図4に示すように、QRコード8が記録されていることを容易に判別することができる。
このQRコード8は、DVDレコーダー10に備えたQRコードリーダで読み取ることができる。また、携帯電話に設けたQRコードリーダでも読み取ることが可能である。
これにより、DVD1をDVDレコーダー10で再生させることなく、簡便にテレビ番組等の内容を示すコンテンツを知ることができる。
なお、ユーザーがバーコードでコンテンツを記録したい場合、リモコン15の切替キーを操作しバーコード入力キー側にしておき、テンキーの入力操作によりテレビ番組のタイトルや記録時間等を入力する。
すると、図3に示した記録面1bの記録層5にレーザー光Lが照射されて、バーコードが書き込まれる。
これにより、記録部分のみが変色するので、図5に示す如くDVD1の記録面1b側にバーコード9が記録されていることを容易に判別できる。
このバーコード9は、バーコードリーダで読み取ることができるので、DVD1をDVDレコーダー10で再生させることなく、簡便にコンテンツを知ることができる。
10 ディスク装置
11 記録手段
15 入力手段
17 制御手段
17a メモリ
Claims (4)
- 内周から外周に向けてリードインエリヤ、データエリヤ、リードアウトエリヤが形成され、ディスク装置の記録手段により前記各エリヤの情報記録面における記録層に所要の情報がそれぞれ記録されたとき、この記録部分のみが変色する光ディスクにおいて、
前記データエリヤの記録層の外周部側に、このデータエリヤに記録された情報に関するコンテンツ情報が情報記号により書き込まれてなる光ディスク。 - 前記情報記号が、バーコードであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
- 前記情報記号が、QRコードであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
- 内周から外周に向けてリードインエリヤ、データエリヤ、リードアウトエリヤが形成された光ディスクの情報記録面における各記録層に所要の情報を記録したとき、この記録部分のみを変色させる記録手段を備えたディスク装置において、
前記データエリヤに記録された情報に関するコンテンツ情報を入力する入力手段と、
この入力手段の入力キーに対応するバーコードおよびQRコードのコードデータを記憶したメモリと、
この入力手段からの入力情報を受けて前記メモリから対応するコードデータを読み出し、前記記録手段を制御して前記データエリヤの記録層の外周部側に、前記コンテンツ情報をバーコードまたはQRコードで書き込ませる制御手段と、を備えたディスク装置。
Priority Applications (1)
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JP2006186748A JP2008016126A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 光ディスク及びディスク装置 |
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JP2006186748A JP2008016126A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 光ディスク及びディスク装置 |
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JP2008016126A true JP2008016126A (ja) | 2008-01-24 |
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JP2006186748A Pending JP2008016126A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 光ディスク及びディスク装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108762777A (zh) * | 2018-07-10 | 2018-11-06 | 常州星宇车灯股份有限公司 | 一种汽车灯具驱动器程序烧录设备 |
-
2006
- 2006-07-06 JP JP2006186748A patent/JP2008016126A/ja active Pending
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