JP2005092997A - 映像再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キー操作にエラーがあった際に、ユーザが必要とする場合にのみエラーの詳細情報を表示できる映像再生装置を提供する。
【解決手段】リモコンにおけるキー操作が、操作の禁止されているキー操作であった場合や、キー操作により選択された情報が存在しなかった場合に、モニタの表示画面17aにエラーマーク20を表示させる映像再生装置において、リモコンにHELPキーを設ける。キー操作にエラーがあったときは、まず表示画面17aにエラーマーク20を表示し、その後、HELPキーが押された場合に、エラーマーク20を消去するとともに、キー操作の内容41a、エラーの説明41b、エラー解消のための操作案内41cを含むエラーガイダンス41を表示画面17aに表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)のような記録媒体に記録された映像を再生する映像再生装置に関するものである。
今日では、映像や音楽の大容量データを記録できる記録媒体として、DVDが広く用いられており、DVDプレーヤやDVDレコーダのような映像再生装置が開発され実用化されている。このような映像再生装置では、一般にリモコンのキーを操作することにより、再生・記録・停止・早送り・早戻し等の各種動作が行われるようになっている。しかしながら、リモコンのキーを操作する場合、操作がすべて有効となるわけではなく、キー操作がエラーとなる場合がある。このエラーには、大別して2つの種類がある。
その1つは、操作が禁止されているキーを操作した場合である。例えば、メニュー画面が表示されている間はスキップや早送りの操作が禁止されている場合、メニュー画面表示中にスキップキーや早送りキーが押されると、そのキー操作は禁止操作と判定されてエラーとなる。また、ディスクによっては、特定の動作、例えばリピート再生が禁止されているものもあり、この場合もリピートキーの操作はエラーとなる。
もう1つは、キー操作により選択された情報が存在しなかった場合である。例えば、再生される音声の言語を選択する場合に、その言語がディスクに記録されていなければ、キー操作は選択不可操作と判定されてエラーとなる。また、再生音として例えばドルビーデジタル音声を選択した場合に、ディスクに記録されている音声がPCM音声であるようなときも、キー操作は選択不可操作と判定されてエラーとなる。
このようにキー操作にエラーがあった場合、従来は、モニタの画面にエラーマークを表示して、ユーザにキー操作が誤っていることを報知していた。しかしながら、単にエラーマークを表示するだけでは、慣れないユーザにとっては、そのエラーがどういう内容なのかがすぐには分からず、マニュアルを参照するなど多大の手間がかかっていた。
これに対して、キー操作のエラーがあった場合に、エラーマークに代えて、エラーの内容を説明したガイダンス画面を表示することが考えられる。しかしながら、ガイダンス画面は表示スペースを大きくとることから、画面上の字幕やOSD表示が覆い隠されて見えなくなることがある。このため、わざわざガイダンスを表示しなくてもエラーマークの表示だけで対応が可能なユーザにとっては、ガイダンス画面の表示がかえって煩わしい場合もある。したがって、エラーがあった場合に、一律にガイダンス画面を表示する必要性は乏しい。
なお、ユーザへディスクの状態を報知するようにしたディスク再生装置が、下記の特許文献1に記載されている。この装置では、ディスクを装填して再生を開始すると、面振れや偏心等に関する情報がフロントパネルの表示部に表示され、使用者がディスクの変形の程度を容易に知ることができるようになっている。また、エラーが発生したときに、エラーメッセージ画面を表示装置に表示するようにした情報記録再生装置が下記の特許文献2に記載されている。この装置では、エラーメッセージ画面において、エラーの種類、エラーコード、エラー内容を表すメッセージなどが表示されるようになっている。
特開2001−297516号公報 特開平11−353746号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているのは、ディスクの再生を開始した後にディスクの状態を表示する技術であり、キー操作のエラーに関する技術ではないから、本文献の技術によっては上述したようなキー操作にエラーがあった場合の課題に対応することはできない。特許文献2に記載されている技術も、キー操作のエラーに関するものではなく、また、本文献のようにエラー発生時にエラーメッセージ画面を無条件に表示したのでは、前述したように、メッセージが不要なユーザにとってエラーメッセージ画面が邪魔になるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するものであって、その目的とするところは、キー操作にエラーがあった際に、ユーザが必要とする場合にのみエラーの詳細情報を表示できる映像再生装置を提供することにある。
本発明では、記録媒体に記録されている映像の情報を読み取る読取手段と、読取手段で読み取った情報を再生するための信号処理を行い、再生された映像信号をモニタに出力する信号処理部と、所定の操作を行うためのキーを有する操作部と、操作部のキー操作に基づいて記録媒体の動作を制御する制御部とを備え、キー操作がエラーであった場合に、エラーマークをモニタの画面に表示させる映像再生装置において、操作部にガイダンス表示キーが設けられる。そして、モニタの画面にエラーマークが表示された後に上記ガイダンス表示キーが押された場合に、キー操作のエラー内容を説明するエラーガイダンスがモニタの画面に表示される。
このように、キー操作がエラーであった場合に、モニタの画面にまずエラーマークを表示し、その後ガイダンス表示キーが押された場合にエラー内容を説明するエラーガイダンスを表示することで、エラーマークの表示だけで対応が可能な慣れたユーザは、ガイダンス表示キーを押す必要がなく、また、ガイダンス画面が邪魔になることもない。一方、エラーマークの表示だけでは対応できない不慣れなユーザは、ガイダンス表示キーを押すことにより、エラーの詳細内容が表示されるので、これを手掛かりにして円滑な対応が可能となる。
本発明の好ましい実施形態においては、モニタ画面に表示されるエラーガイダンスが、エラーを解消するための操作案内を含んでいる。これによると、単にエラー内容をユーザに報知するにとどまらず、次になすべき操作が何であるかをユーザに知らせるので、ユーザはエラーに対して迅速かつ的確な対応をとることができる。
また、本発明の好ましい実施形態においては、モニタ画面に表示されるエラーガイダンスが、更に、エラーとなったキー操作の内容を含んでいる。これによると、操作したキーが何であるかをユーザに知らせることができるので、キーの押し間違いがあった場合に、ユーザに正しいキーの再操作を促すことができる。
また、本発明の好ましい実施形態においては、ガイダンス表示キーを押してエラーガイダンスを表示する場合に、エラーマークが消去される。これによると、モニタの画面上にエラーマークとガイダンスとが重複して表示されることがなく、画面が見やすいものとなる。
また、本発明においては、エラーマークが表示された後、一定時間内にガイダンス表示キーが押された場合は、エラーマークを消去してエラーガイダンスを表示させ、一定時間内にガイダンス表示キーが押されなかった場合は、エラーマークを消去し、その後一定時間内にガイダンス表示キーが押されるとエラーガイダンスを表示させるようにしてもよい。これによると、エラーマークが消えた後であっても、一定時間内にガイダンス表示キーを押すことで、エラーガイダンスを表示させることができ、利便性が向上する。
本発明によれば、キー操作にエラーがあった場合に、ガイダンスによりエラー内容をユーザに知らせることができるとともに、このガイダンスはユーザが必要とする場合にのみ表示されるので、必要以上にガイダンスが表示される煩雑さを回避することができる。
図1は、本発明を適用したDVDレコーダの一例を示すブロック図である。図において、1は光ディスク(以下単に「ディスク」という)であって、例えばDVD、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RWなどが用いられる。2はディスク読取書込部であって、ディスク1に記録されている情報を読み取り、またディスク1に情報を書き込む。このディスク読取書込部2は、光ピックアップ等から構成される。3は信号処理部であって、ディスク読取書込部2がディスク1から読み取った信号を処理する再生回路、およびディスク読取書込部2によりディスク1に書き込む信号を処理する記録回路等から構成される。4はディスク駆動部であって、ディスク1を駆動するスピンドルモータやその駆動回路等から構成される。5は制御部であって、DVDレコーダ全体の制御を行うCPUを搭載したマイクロコンピュータから構成される。
6はDVDレコーダ本体のフロントパネルに設けられている操作部であって、ディスク1の再生・記録・停止・早送り・早戻し等の各種動作を行わせるためのキーや電源スイッチなどから構成される。7は記憶部であって、OSD(On Screen Display)メモリ8とエラー情報記録領域9を有している。OSDメモリ8は例えばフラッシュメモリから構成され、エラー情報記録領域9はRAMの一部に設けられる。なお、記憶部7には制御部5が実行するプログラムや各種パラメータなども記憶されているが、図示は省略してある。OSDメモリ8には、OSD表示のための各種パターンが画像データとして格納されているが、ここでは本発明に関係するエラーマークを格納した領域8aと、各エラーに対応する複数のエラーガイダンスを格納した領域8bのみを図示してある。10は表示部であって、ディスク1の状態や時間等が表示される蛍光表示管等からなる。11はリモコン受信部であって、リモコン12からの赤外線信号を受信する。これらの表示部10およびリモコン受信部11も、操作部6と同様に、DVDレコーダ本体のフロントパネルに設けられている。リモコン12には、操作部6と同様に、ディスク1の再生・記録・停止・早送り・早戻し等の各種動作を行わせるためのキーや電源スイッチが設けられているとともに、エラー内容を表示させるためのHELPキー13が設けられている。
14は放送電波から所定周波数の信号を抽出するチューナ、15は放送電波を受信するアンテナである。16は音声を出力するスピーカ、17は映像を表示するテレビモニタである。スピーカ16とテレビモニタ17は、DVDレコーダにケーブルを介して外付けされるようになっている。信号処理部3には、チューナ14で選局された映像信号および音声信号が入力されるとともに、デジタルビデオカメラ等の外部機器(図示省略)からの映像信号および音声信号が入力される。ディスク1の再生時には、ディスク1に記録されている映像および音声の情報がディスク読取書込部2で読み取られて信号処理部3に送られ、信号処理部3で再生された音声はスピーカ16から出力され、信号処理部3で再生された映像はテレビモニタ17に表示される。また、チューナ14で受信した映像信号および音声信号や、外部機器からの映像信号および音声信号をディスク1に記録する場合には、信号処理部3で処理された各信号がディスク読取書込部2によりディスク1に記録される。
以上の構成において、ディスク1は本発明の記録媒体に相当し、ディスク読取書込部2は本発明の読取手段に相当し、操作部6とリモコン12は本発明の操作部に相当し、HELPキー13は本発明のガイダンス表示キーに相当する。
次に、リモコン12(または操作部6)のキー操作がエラーである場合の処理について、図2〜図5を参照しながら説明する。図2と図3は、操作が禁止されているキーを操作した場合、すなわち禁止操作が行われた場合のテレビモニタ17における表示画面17aの例であり、図4と図5は、キー操作により選択された情報が存在しなかった場合、すなわち選択不可操作が行われた場合のテレビモニタ17における表示画面17aの例である。
図2は、DVDレコーダに挿入したディスク1が、DVD−Videoのように再生専用で記録ができないディスクであるにもかかわらず、リモコン12の録画(Recording)キーを操作した場合の例である。この場合、図2(a)のように、テレビモニタ17の表示画面17aには、まずエラーマーク20が表示される。このエラーマーク20は、図1のOSDメモリ8のエラーマーク領域8aに画像として記憶されており、これが読み出されて画面上にOSD表示される。このエラーマーク20を見たユーザは、キー操作が間違っていたことを知り、その原因が分かる場合は、然るべき処置(ディスクの交換)を行う。しかし、エラーの原因が分からない場合は、リモコン12のHELPキー13を押す。HELPキー13が押されると、テレビモニタ17の表示画面17aには、図2(b)のようなHELP画面21が表示される。このHELP画面21には、エラーとなったキー操作の内容41aと、エラーの説明41bと、エラーを解消するための操作案内41cとを含むエラーガイダンス41が表示される。ユーザは、このエラーガイダンス41を見ることにより、エラーの内容や対応方法を知ることができ、ディスクを記録可能なもの(例えばDVD−RW)に交換することで、エラーを解消することができる。
図3は、メニュー画面が表示されている間はスキップ動作が禁止されているにもかかわらず、この間にリモコン12のスキップキーを操作した場合の例である。この場合も、図3(a)のように、テレビモニタ17の表示画面17aには、まずエラーマーク20が表示される。このエラーマーク20を見たユーザは、キー操作が間違っていたことを知り、その原因が分かる場合は、然るべき処置(一旦停止後に再サーチ)を行う。しかし、エラーの原因が分からない場合は、リモコン12のHELPキー13を押す。HELPキー13が押されると、テレビモニタ17の表示画面17aには、図3(b)のようなHELP画面22が表示される。このHELP画面22にも、図2(b)と同様に、エラーとなったキー操作の内容42aと、エラーの説明42bと、エラーを解消するための操作案内42cとを含むエラーガイダンス42が表示される。ユーザは、このエラーガイダンス42を見ることにより、エラーの内容や対応方法を知ることができ、リモコン12のストップキーを押してディスクを一旦停止させた後、視聴したい箇所を選択してスキップ操作を行なうことで、エラーを解消することができる。
図4は、再生しているタイトル(ディスク)が字幕のないものであるにもかかわらず、リモコン12で字幕の選択をした場合の例である。この場合も、図4(a)のように、テレビモニタ17の表示画面17aには、まずエラーマーク20が表示される。このエラーマーク20を見たユーザは、キー操作が間違っていたことを知り、その原因が分かる場合は、字幕の選択を行わずに再生を継続する。しかし、エラーの原因が分からない場合は、リモコン12のHELPキー13を押す。HELPキー13が押されると、テレビモニタ17の表示画面17aには、図4(b)のようなHELP画面31が表示される。このHELP画面31には、エラーの説明51a,51bを含むエラーガイダンス51が表示される。ユーザは、このエラーガイダンス51を見ることにより、エラーの内容や対応方法を知ることができ、字幕の選択を行わずに再生を継続することで、エラーを解消することができる。
図5は、例えば音声選択にあたって音声の種類を数字で入力する際に、入力可能な数字の範囲が1〜3であるにもかかわらず、リモコン12のキー操作で数字9を入力した場合の例である。この場合も、図5(a)のように、テレビモニタ17の表示画面17aには、まずエラーマーク20が表示される。このエラーマーク20を見たユーザは、キー操作が間違っていたことを知り、その原因が分かる場合は、然るべき処置(数字の再入力)を行う。しかし、エラーの原因が分からない場合は、リモコン12のHELPキー13を押す。HELPキー13が押されると、テレビモニタ17の表示画面17aには、図5(b)のようなHELP画面32が表示される。このHELP画面32には、エラーとなったキー操作の内容52aと、エラーの説明52bと、エラーを解消するための操作案内52cとを含むエラーガイダンス52が表示される。ユーザは、このエラーガイダンス52を見ることにより、エラーの内容や対応方法を知ることができ、リモコン12により1〜3の範囲で正しい数字を再入力することで、エラーを解消することができる。
次に、キー操作が行われた場合の詳細な処理につき、図6のフローチャートを参照して説明する。本フローチャートは、制御部5のCPUにより実行される手順を示している。
最初に、リモコン12(または操作部6)からのキー入力があるか否かを監視し(ステップS1)、キー入力があると(ステップS1:YES)、そのキーが操作の禁止されているキーか否かを判定する(ステップS2)。操作の禁止されているキーでなければ(ステップS2:NO)、次に、そのキーが選択のできないキーであるか否かを判定し(ステップS12)、選択のできないキーでなければ(ステップS12:NO)、キー操作が正常と判断して、通常のキー処理を行う(ステップS18)。
ステップS2において、操作の禁止されているキーと判定した場合は(ステップS2:YES)、記憶部7のOSDメモリ8におけるエラーマーク領域8aに記憶されているエラーマークを読み出し、図2(a)や図3(a)で示したように、テレビモニタ17の表示画面17aにエラーマーク20を表示する(ステップS3)。そして、操作キーの種別やエラーコード等を含むエラー情報を、記憶部7のエラー情報記録領域9に記録した後(ステップS4)、HELPキー13が押されたか否かを判定する(ステップS5)。
HELPキー13が押されると(ステップS5:YES)、テレビモニタ17の表示画面17aに表示されているエラーマーク20を消去する(ステップS6)。続いて、記憶部7のエラー情報記録領域9に記録されているエラー情報をチェックし(ステップS7)、当該エラーに対応するエラーガイダンスを、記憶部7のエラーガイダンス領域8bから読み出して(ステップS8)、図2(b)や図3(b)で示したように、テレビモニタ17の表示画面17aにHELP画面21,22を表示する(ステップS9)。その後、HELP画面を消去する操作が行われたか否かを判定し(ステップS10)、消去操作が行われた場合は(ステップS10:YES)、HELP画面を消去して(ステップS11)、最初に戻る。HELP画面の消去操作としては、例えばHELPキー13を再度押すことや、その他の特定キーを押すこと等が考えられる。
なお、ステップS5において、HELPキー13が押されなければ(ステップS5:NO)、一定時間が経過したかどうかをみて(ステップS15)、一定時間が経過してなければ(ステップS15:NO)、ステップS5へ戻ってHELPキー13が押されるのを待つ。一定時間が経過した場合は(ステップS15:YES)、エラーマーク20を消去して(ステップS16)、最初に戻る。
また、ステップS10において、HELP画面の消去操作が行われなかった場合は(ステップS10:NO)、一定時間が経過したかどうかをみて(ステップS17)、一定時間が経過してなければ(ステップS17:NO)、ステップS10へ戻ってHELP画面の消去操作を待つ。一定時間が経過した場合は(ステップS17:YES)、HELP画面を消去して(ステップS11)、最初に戻る。
次に、ステップS2において、操作の禁止されているキーではないと判定され(ステップS2:NO)、ステップS12において、選択のできないキーと判定された場合は(ステップS12:YES)、記憶部7のOSDメモリ8におけるエラーマーク領域8aに記憶されているエラーマークを読み出し、図4(a)や図5(a)で示したように、テレビモニタ17の表示画面17aにエラーマーク20を表示する(ステップS13)。そして、操作キーの種別やエラーコード等を含むエラー情報を、記憶部7のエラー情報記録領域9に記録した後(ステップS14)、HELPキー13が押されたか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5以降の処理については前述した通りであるので、ここでは重複説明を省略する。なお、ステップS15、S17における「一定時間」は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。
以上のように、上記実施形態においては、キー操作がエラーであった場合に、テレビモニタ17の表示画面17aにまずエラーマーク20を表示し、その後HELPキー13が押された場合に、エラー内容を説明するエラーガイダンス41,42,51,52を表示画面17aに表示するようにしている。このため、エラーマーク20の表示だけで対応が可能な慣れたユーザは、HELPキー13を押す必要がなく、また、HELP画面21,22,31,32が邪魔になることもない。一方、エラーマーク20の表示だけでは対応できない不慣れなユーザは、HELPキー13を押すことにより、エラーの詳細内容が表示されるので、これを手掛かりにして円滑な対応が可能となる。
また、上記実施形態では、エラーガイダンス41,42,52は単にエラー内容を報知するだけでなく、エラーを解消するための操作案内41c,42c,52cを含んでいるので、ユーザは次になすべき操作が何であるかを容易に知ることができ、エラーに対して迅速かつ的確な対応をとることができる。
また、上記実施形態では、エラーガイダンス41,42,52が、エラーとなったキー操作の内容41a,42a,52aを含んでいるので、ユーザは操作したキーが何であるかを容易に知ることができ、キーの押し間違いがあった場合に、ユーザに対して正しいキーの再操作を促すことができる。
また、上記実施形態では、HELPキー13を押してエラーガイダンスを表示する場合に、エラーマーク20が消去されるようにしたので、表示画面17aにエラーマーク20とガイダンスとが重複して表示されることがなく、画面が見やすいものとなる。
図7は、本発明の他の実施形態を示すフローチャートであって、制御部5のCPUにより実行される手順を示している。この実施形態では、エラーマーク20が消えた後であっても、一定時間内にHELPキー13を押せば、エラーガイダンスが表示されるようにしている。
最初に、リモコン12(または操作部6)からのキー入力があるか否かを監視し(ステップS21)、キー入力があると(ステップS21:YES)、そのキーが操作の禁止されているキーか否かを判定する(ステップS22)。操作の禁止されているキーでなければ(ステップS22:NO)、次に、そのキーが選択のできないキーであるか否かを判定し(ステップS33)、選択のできないキーでなければ(ステップS33:NO)、キー操作が正常と判断して、通常のキー処理を行う(ステップS39)。
ステップS22において、操作の禁止されているキーと判定した場合は(ステップS22:YES)、記憶部7のOSDメモリ8におけるエラーマーク領域8aに記憶されているエラーマークを読み出し、図2(a)や図3(a)で示したように、テレビモニタ17の表示画面17aにエラーマーク20を表示する(ステップS23)。そして、操作キーの種別やエラーコード等を含むエラー情報を、記憶部7のエラー情報記録領域9に記録した後(ステップS24)、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS25)。
一定時間が経過すると(ステップS25:YES)、テレビモニタ17の表示画面17aに表示されているエラーマーク20を消去する(ステップS26)。続いて、エラーマーク20が消去されてから一定時間以内にHELPキーが押されたか否かを判定する(ステップS27)。一定時間以内にHELPキーが押されなければ(ステップS27:NO)、ステップS28以降を実行せずに最初に戻る。一定時間以内にHELPキーが押された場合は(ステップS27:YES)、記憶部7のエラー情報記録領域9に記録されているエラー情報をチェックし(ステップS28)、当該エラーに対応するエラーガイダンスを、記憶部7のエラーガイダンス領域8bから読み出して(ステップS29)、図2(b)や図3(b)で示したように、テレビモニタ17の表示画面17aにHELP画面21,22を表示する(ステップS30)。その後、HELP画面を消去する操作が行われたか否かを判定し(ステップS31)、消去操作が行われた場合は(ステップS31:YES)、HELP画面を消去して(ステップS32)、最初に戻る。この場合も、HELP画面の消去操作としては、例えばHELPキー13を再度押すことや、その他の特定キーを押すこと等が考えられる。
なお、ステップS25において、一定時間が経過してなければ(ステップS25:NO)、HELPキー13が押されたか否かを判定し(ステップS36)、HELPキー13が押されなければ(ステップS36:NO)、ステップS25へ戻って時間の監視を続ける。一定時間が経過するまでにHELPキー13が押された場合は(ステップS36:YES)、エラーマーク20を消去して(ステップS37)、ステップS28へ移行する。
また、ステップS31において、HELP画面の消去操作が行われなかった場合は(ステップS31:NO)、一定時間が経過したかどうかをみて(ステップS38)、一定時間が経過してなければ(ステップS38:NO)、ステップS31へ戻ってHELP画面の消去操作を待つ。一定時間が経過した場合は(ステップS38:YES)、HELP画面を消去して(ステップS32)、最初に戻る。
次に、ステップS22において、操作の禁止されているキーではないと判定され(ステップS22:NO)、ステップS33において、選択のできないキーと判定された場合は(ステップS33:YES)、記憶部7のOSDメモリ8におけるエラーマーク領域8aに記憶されているエラーマークを読み出し、図4(a)や図5(a)で示したように、テレビモニタ17の表示画面17aにエラーマーク20を表示する(ステップS34)。そして、操作キーの種別やエラーコード等を含むエラー情報を、記憶部7のエラー情報記録領域9に記録した後(ステップS35)、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS25)。ステップS25以降の処理については前述した通りであるので、ここでは重複説明を省略する。なお、ステップS25、S27、S38における「一定時間」は、それぞれ異なっていてもよいし、同じであってもよい。
以上のように、図7の実施形態においては、エラーマーク20が表示された後、一定時間内にHELPキー13が押された場合は、エラーマーク20が消去されてエラーガイダンスが表示され、一定時間内にHELPキー13が押されなかった場合は、エラーマーク20が消去され、その後一定時間内にHELPキー13が押されるとエラーガイダンスが表示されるようになっている。このため、エラーマーク20が消えた後であっても、一定時間内にHELPキー13を押すことで、エラーガイダンスを表示させることができ、利便性が向上する。
本発明は、以上説明した実施形態以外にも種々の変形、応用が可能である。例えば、上述した実施形態では、操作が禁止されているキーを操作した場合に表示されるエラーマーク20(図2、図3)と、キー操作により選択された情報が存在しなかった場合に表示されるエラーマーク20(図4、図5)とが同じマークである場合を例に挙げたが、前者の場合と後者の場合とで異なるエラーマークを表示するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、HELPキー13をリモコン12に設けた場合を例に挙げたが、HELPキー13は本体の操作部6に設けてもよく、あるいはリモコン12と操作部6の両方に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、ガイダンス表示キーとして専用のHELPキー13を設けたが、ガイダンス表示キーはリモコン12や操作部6に従来から備わっている既存のキーで兼用してもよい。
また、キー操作にエラーがあった場合に、上述した実施形態のようにエラーマークとエラーガイダンスの2段階表示とするか、あるいは、いずれか一方のみの表示とするかを、テレビモニタ17の初期設定画面上で選択できるようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、映像再生装置として録画と再生の両方の機能を備えたDVDレコーダを例に挙げたが、本発明は再生機能のみを有するDVDプレーヤにも適用することができ、また、取り扱う記録媒体もDVD等に限らず、他の記録媒体であってもよいことはいうまでもない。
本発明を適用したDVDレコーダの一例を示すブロック図である。 キー操作にエラーがあった場合の表示画面の例である。 キー操作にエラーがあった場合の表示画面の例である。 キー操作にエラーがあった場合の表示画面の例である。 キー操作にエラーがあった場合の表示画面の例である。 キー操作が行われた場合の処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態によるフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク
2 ディスク読取書込部
3 信号処理部
5 制御部
6 操作部
7 記憶部
8 OSDメモリ
8a エラーマーク領域
8b エラーガイダンス領域
9 エラー情報記録領域
13 HELPキー
17 テレビモニタ
17a 表示画面
20 エラーマーク
21,22,31,32 HELP画面
41,42,51,52 エラーガイダンス
41a,42a,52a キー操作の内容
41c,42c,52c 操作案内

Claims (6)

  1. ディスクに記録されている映像および音声の情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った情報を再生するための信号処理を行い、再生された映像信号をモニタに出力するとともに、再生された音声信号をスピーカに出力する信号処理部と、
    所定の操作を行うためのキーを有する操作部と、
    前記操作部のキー操作に基づいてディスクの動作を制御する制御部と、
    OSD(On Screen Display)表示されるエラーマークを記憶した記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記キー操作が禁止されている操作であった場合、または前記キー操作により選択された情報が存在しなかった場合に、当該キー操作がエラーであると判断して前記記憶部からエラーマークを読み出し、当該エラーマークを前記モニタの画面に表示させる映像再生装置において、
    前記操作部には、HELPキーが設けられ、
    前記記憶部には、OSD表示によりキー操作のエラー内容を説明する複数のエラーガイダンスが各エラーに対応して格納され、
    前記制御部は、前記モニタの画面にエラーマークが表示された後に前記HELPキーが押された場合に、前記記憶部から該当するエラーガイダンスを読み出し、当該エラーガイダンスを前記モニタの画面に表示させることを特徴とする映像再生装置。
  2. 記録媒体に記録されている映像の情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った情報を再生するための信号処理を行い、再生された映像信号をモニタに出力する信号処理部と、
    所定の操作を行うためのキーを有する操作部と、
    前記操作部のキー操作に基づいて記録媒体の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記キー操作がエラーであった場合に、エラーマークを前記モニタの画面に表示させる映像再生装置において、
    前記操作部には、ガイダンス表示キーが設けられ、
    前記制御部は、前記モニタの画面にエラーマークが表示された後に前記ガイダンス表示キーが押された場合に、キー操作のエラー内容を説明するエラーガイダンスを前記モニタの画面に表示させることを特徴とする映像再生装置。
  3. 請求項2に記載の映像再生装置において、
    前記エラーガイダンスは、エラーを解消するための操作案内を含んでいることを特徴とする映像再生装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の映像再生装置において、
    前記エラーガイダンスは、エラーとなったキー操作の内容を含んでいることを特徴とする映像再生装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の映像再生装置において、
    前記制御部は、ガイダンス表示キーが押された場合にエラーマークを消去することを特徴とする映像再生装置。
  6. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の映像再生装置において、
    前記制御部は、エラーマークが表示された後、一定時間内にガイダンス表示キーが押された場合は、エラーマークを消去してエラーガイダンスを表示させ、一定時間内にガイダンス表示キーが押されなかった場合は、エラーマークを消去し、その後一定時間内にガイダンス表示キーが押されるとエラーガイダンスを表示させることを特徴とする映像再生装置。
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