JP2008015873A - 製造可能枠計画システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造可能枠数量を算出する製造可能枠計画システムを提供する。
【解決手段】
このシステムは、製造可能枠候補を生成する製造可能枠候補生成処理と、製造可能枠候補のセットについて、最適化された利用可能な数量を計算する製造可能枠数量最適化モジュールとを備える。このシステムは更に、全ての前記製造可能枠候補について数量を割り当てる計算モジュールと、外部の販売システムに使用される製造可能枠仕様書データに格納される利用可能な製造可能枠を生成するために、前記製造可能枠候補及び前記最適化された数量が関連づける手段を備える。候補生成処理及び数量最適化モジュールは、それぞれの製品品名に対する優先度や、評価指標に対する重み係数のデータを含むマスターデータベースからのデータを入力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、顧客注文処理の方法に関し、特に顧客への納期回答の迅速性及び資源活用を改善するためのシステム及び方法に関する。
販売プロセスにおいて、顧客からの注文問合せに対して、販売担当者及び/又はシステムは、確約された数量と納期を顧客に回答する必要がある。ビジネスチャンスを勝ち取るためには、納期確約リードタイム(すなわち、顧客からの注文問い合わせを受け取ってから、販売担当者及び/又はシステムが具体的な納入数量と納期を確約する時までの期間)は、即時もしくは短期のいずれかであることが不可欠である。
このことは、より高水準の顧客サービスが要求される、競争圧力を伴う現代のビジネスでは特に重要である。しかしながら、企業は、それらの競争力において有利な立場を増強するため、標準的構成の比較的少数の製品を大量に生産する見込み生産(MTS:Make-to-Stock)から、小量で多種類の製品を生産する受注組立生産(ATO:Assemble-to-Order)又は仕様組立生産(CTO:Configure-to-Order)に脱却しようとしている。従って、これらの企業は、複雑な部品構成表(BoM)を保存し、取り換え可能で多数の共通部品を有するモジュール化設計を採用しなければならない。しかしながら、受注組立システムにおいては、要求された時間内で所定の製品を生産することが可能であるか否かを判断することが難しい。様々な製品を提供し、各製品に多くの構成部品があるとき、このことはまさしく当てはまる。
図1は、他の管理モジュールと、現行の製造可能枠計画(PCP:Production Capability Planning)システム102との関係を示している。図1によると、販売/マーケティングシステム104は、販売履歴、統計的予測モデル、及び販売担当者の判断に基づいて、販売予測を生成する。生成された販売予測に基づいて、資源計画システム106は、統合業務パッケージ(ERP:Enterprise Resource Planning)システムを介して、資材計画と能力所要量計画を生成するための大日程計画、基準生産計画、資材所要量計画、及び能力所要量計画を含む種々の生産計画を作成する。以後、資材所要計画(MRP)に基づいて、発注オーダー(PO:Procurement Orders)が、部品供給業者108に対して発行される。生産実施または在庫管理のための発注書に基づいて、部品供給業者108は、材料/部品を工場/倉庫110に配送する。部品供給業者と工場/倉庫からの部品利用性、販売/マーケティングシステムからの将来の顧客注文、及びERPシステムからの需要予測を考慮して、製造可能枠計画システム102は、製造可能枠(PC:Production Capability)レコードを生成し、生成した製造可能枠レコードを販売/マーケティングシステムに渡す。その後、顧客112が販売/マーケティングシステム104に注文を出した場合、販売/マーケティングシステム104は、その受注の品目に関連する製造可能枠レコードに基づいて、当該受注に即座に納期回答を行うことができる。
販売目的のために利用可能な完成品を計算する従来の方法は、マスタ生産スケジュール(MPS:Master Production Schedule)において納期回答(ATP:Available-to-Promise)数量を使用することによる方法である。納期回答数量が個別の完成品品目の利用可能数を提供するため、納期回答数量は見込生産方式で広く使用されている。受注組立/仕様組立生産においては、多くの製品が共通部品を共有する。従って、受注組立/仕様組立方式で、個別の製品品目について納期回答数量を計算することは、これらの環境に提供された柔軟性を除外するように制限されている。その上、製品品目または製品群が、予め定義された部品構成表(BoM:Bill-of-Material)を有していないケースでは、納期回答数量手法を実施するのは難しい。
販売目的ための利用可能な完成品計算の別の方法は、特定の顧客のための機能セットのための製品設定オプションに対応する部品セットの対応関係を定義することである。この方法では、製品ファミリー数量を部品に関連づけるセット率は、製品予測に基づいて設定される。この基本的な手法を、更に精度を高めて展開することができる。例えば、需要クラスとは異なったレベルで、部品/製品群の組合せを満たすことができる。
現行の需給統制システムで使用される現行の生産能力管理機能では、製造可能な品目の候補として1つの製品品目のみが容認されるという点において、MPSの概念と同様である。例えば、もし製品品目Aと製品品目Bとが共通部品を共有するなら、現行の方法は製品AもしくはBについて製造可能枠の数量を生成する。それ故、製品A及びBへの共通部品のための発注オーダーが発行されていて、各製品のための独自の部品がまだ入手可能である場合、確約することができる受注の組合せを制限して、共通部品を製品Aもしくは製品Bに割り当てなければならない。例えば、2つの製造可能枠レコードがあって、一方のレコードは80個の製品Aを定義し、他方のレコードは20個の製品Bを定義し、部品qが製品A及びBの両方の共通部品であると仮定する。もし100個の共通部品qがあり、製品Bのために部品が入手可能である場合、100個の製品Bが生産できる。しかしながら、製品Bについて20個だけが製造可能枠に設定される場合、現行の製造可能枠機能を使用している販売担当者は、「100個の製品B」について、顧客の注文問い合わせに対して確約することは禁止されている。従って、この手法では、各製造可能枠レコードで1つの製品品目しか指定できないため、納期確約の柔軟性が低下し、販売機会が失われ、顧客満足度は低下する。
詳細な部品と生産高資源利用性がチェックされなければならないとしたら、上述したような既存の製造可能枠計画の数量計算は、通常、経験則的ルール又は実証的な論理に基づいており、高速に実行するのは難しい。さらに、これらの手法は、一般的に、追加調達コストの対価、製品品目及び/又は顧客の優先度、部品在庫数量、及び部品調達のコストの効率化及び反効率化などのような、複数の評価指標は適切に反映することができない。ここで、製造可能枠が持つ製造品目の情報は、生産計画などに基づき一つの製品品目に対して算出されている。例えば、A製品とB製品それぞれに対して製造可能枠が設定される。
例えば、顧客からの受注や引き合いを製造可能枠に引き当てる場合、パートナーシップを有する特定の販売元に対し高いプライオリティで設定したり、既に納期回答を行ったものにプライオリティを高くすることにより、需給の優劣を明確にする需給計画策定装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2003−44117号公報
上述したように製造可能枠の生成は、生産計画や部品調達計画といった計画を考慮しながら、経験則や特定ロジックに基づくルールにより行われているので、例えば、部品供給業者による部品納入の遅延や、生産計画の需要予測を越える受注の発生など、予期しない事象が発生することがある。この場合、その情報をフィードバックして、製造可能枠を再構築することになる。このとき、例えば部品棚卸の消費効率、利益率などを考慮した製品品目の優先順位、部品前倒し納入等の追加コストなどを考慮し、経営者が意図する戦略に沿う様に適切に製造可能枠の再構築がなされるが、迅速に再構築することができず、部品棚卸の増加や納期回答精度の低下などの問題を招いていた。
又、製造可能枠は一つの製品品目に対して算出されるので、受注の引合があった場合の納期回答において、製品品目を選択する自由度が低い問題があった。例えば、A製品とB製品の共通部品のみが部品供給業者に発注され、製品品目毎にユニークな部品、即ち共通部品以外の部品はまだ調達可能である時期は、実際にはA製品及びB製品の両方を製造可能であるにも関わらず、製造可能枠で指定されたA製品又はB製品の注文のみ受付可能となる。
例えば具体的には、A製品80個、B製品20個という製造可能枠が設定されるとする。A製品とB製品の共通部品qのみ100個が調達され、B製品にのみユニークな部品がいつでも調達可能な場合、現実にはB製品を100個製造できるにも関わらずでも、「B製品を100個」という引合が入ると、B製品には20個の製造可能枠しか設定されていないため、「B製品を100個」の引合を受けることはできない。
この様に従来の方法においては、製造可能枠で指定された製品品目毎の受注のみを受け付けていたため、受注引合に対する回答の自由度を低下させ、受注の機会損失や顧客満足度の低下を招いていた。
上記問題点を鑑み、本発明の目的は、納期回答の自由度を上げることのできる製造可能枠生成プログラム、製造可能枠生成装置及び納期回答装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、納期回答は、複数の製品について設定された製造可能枠(PC)を使用して実行される。
注文問合せを受け入れられるか否かを判断する場合、販売担当者または自動納期確約システムは、受注を満たすために必要な部品が利用可能かを判断するために製造可能枠レコードを検査する。注文問合せに対して製造可能枠を予約した後に、製造可能枠レコードは適切に更新される。
本発明の一態様によれば、自動的に製造可能枠数量を決定するための製造可能枠システムを提供する。システムは、可能性のある製造可能枠(PC)候補を生成するための製造可能枠候補生成処理と、製造可能枠候補のセットのための利用可能な最適数量を計算するための製造可能枠数量最適化モジュールを含んでいる。この製造可能枠システムは、生産レポートを生成するための手段もまた含んでいる。そこでは、製造可能枠候補と最適数量が、利用可能な製造可能枠を生成するために組み合わせられ、外部の販売システムで使用されるために記憶される。製造可能枠候補生成処理と数量最適化モジュールは、評価指標のための重み係数と、製品に対する優先順位を含むデータをマスターデータベースから入力する。
本発明の他の態様によれば、生産可能数量を生成するための方法を提供する。本方法は、可能性のある製造可能枠候補を作り出すステップ、製造可能枠候補のセットのために利用可能な最適の数量を計算し、利用可能な製造可能枠を生成するために、最適数量と製造可能枠候補とを組み合わせる生産レポートを生成するステップとを含んでいる。本方法は、さらに、外部の販売システムで使用するために利用可能な製造可能枠を記憶するステップを含んでいる。
本発明の他の態様によれば、可能性のある製造可能枠数量を生成するための装置を提供する。本装置は、可能性のある製造可能枠候補を生成するための生成手段と、製造可能枠候補のセットのために利用可能な最適の数量の計算手段とを含んでいる。本装置は、利用可能な製造可能枠を生成するために、製造可能枠候補と最適数量とを組み合わせる生産レポートを生成するための生成手段もまた含んでいる。本装置は、さらに、外部の販売システムで使用するために利用可能な製造可能枠を記憶するための記憶手段を含んでいる。
本発明の他の態様によれば、自動的に完成品数量を決定するための、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムを提供する。本コンピュータプログラムは、可能性のある製造可能枠候補を生成するためのステップと、製造可能枠候補のセットのために利用可能な最適の数量を計算のためのステップとを実行する。本コンピュータプログラムは、利用可能な製造可能枠を生成するために、製造可能枠候補と最適数量とを組み合わせる生産レポートを生成するためのステップもまた実行する。本コンピュータプログラムは、さらに、外部の販売システムで使用するために利用可能な製造可能枠を記憶するためのステップを実行する。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様は、製造可能な製品品目と数量を期間毎に算出する製造可能枠生成プログラムに関する。即ち、本発明の他の態様に係る製造可能枠生成プログラムは、製品品目、製品品目の製造で使用する部品品目及び部品品目の数量が関連づけられて記憶された部品構成表データを記憶装置から読み出し、複数の製品品目が関連づけられた部品品目を共通部品として抽出するステップと、部品構成表データに記憶された製品品目と、共通部品を使用する製品品目を含む共通部品毎の製品品目グループとを、製造可能枠候補として記憶装置に製造可能枠候補データとして記憶するステップと、既に注文した部品品目、数量及び納期が関連づけられて記憶された部品注文データと、在庫されている部品品目及び数量が関連づけられて記憶された部品在庫データと、調達可能な部品品目が期間毎に記憶された調達可能部品データと、部品構成表データとを記憶装置から読み出すとともに、期間毎に使用可能な部品を算出して、可用部品データとして記憶装置に記憶するステップと、製造可能枠候補データと可用部品データとを記憶装置から読み出し、製造可能枠候補データに記憶された製品品目及び製品品目グループに、可用部品データに記憶された使用可能な部品品目を割り付け、製造可能枠候補について期間毎に製造可能な数量を算出して、記憶装置に製造可能枠として記憶するステップとをコンピュータに実行させる。
この様に本発明の第1の特徴に係る製造可能枠生成プログラムによれば、複数の製品品目候補を持った製造可能枠を生成することができるので、販売側による受注引合回答や受付の自由度を向上させることができ、受注の機会損失の低減や顧客満足度の向上を図ることができる。
又、製造可能枠として記憶するステップにおいては、最適化を行う際の評価指標と、評価指標の重み及び制約条件が記憶された最適化パラメータを記憶装置から読み出すとともに、制約条件を満たし、重みを考慮した評価指標毎の値の合計が最適になるように、製造可能枠候補データに記憶された製品品目及び製品品目グループに、可用部品データに記憶された使用可能な部品品目を割り付け、製品品目及び製品品目グループについて期間毎に製造する数量を算出して、記憶装置に製造可能枠として記憶することが好ましい。
これによると、部品供給者による部品納入の遅れや、生産計画の需要予測を越える受注などの予期しない事象が発生した場合に、その情報をフィードバックし、経営者が意図する戦略に沿った適切な製造可能枠を、評価指標に基づいて最適化し迅速に再構築することができる。この様に製造可能枠生成を自動化することができるので、製造可能枠生成の作業負荷の低減、部品棚卸の削減や、納期回答精度の向上といった経営貢献を図ることができる。
又、製造可能枠として記憶するステップは、製造可能枠候補データ、可用部品データ及び受注確定データとを記憶装置から読み出し、受注確定データに含まれる受注が確定した製品品目及び数量に基づいて、製造可能枠候補データのうちの製品品目について、可用部品データに記憶された使用可能な部品品目を割り付け、単一候補品目の製造可能枠候補について期間毎に製造する数量を算出して、受注確定データに対する製造可能枠を算出するステップと、受注確定データに対する製造可能枠を算出するステップにおいて割り付けられた部品品目と部品品目の数量を、可用部品データから差し引いて新たな可用部品データを生成し、記憶装置に記憶するステップと、製造可能枠候補データ、新たな可用部品データ及び需要予測データとを記憶装置から読み出し、需要予測データに含まれる受注が予測される製品品目及び数量に基づいて、製造可能枠候補データのうちの単一候補品目の製造可能枠候補及び複数候補品目について、新たな可用部品データに記憶された使用可能な部品を割り付け、製品品目及び製品品目グループについて期間毎に製造する数量を算出して、需要予測データに対する製造可能枠を算出するステップとを含むことが好ましい。
これによると、受注が確定したデータには単一製品品目を割り当て、需要予測データには複数の製品品目を含む製品品目グループを割り当てることにより、確定受注に対して優先的に製品を割り当て、更に、需要予測データに対してフレキシブルに対応することができる。
本発明の他の態様は、製造可能な製品品目と数量を期間毎に算出する製造可能枠生成装置に関する。即ち本発明の他の態様に係る製造可能枠生成装置は、製品品目、製品品目の製造で使用する部品品目及び部品品目の数量が関連づけられて記憶された部品構成表データを記憶装置から読み出し、複数の製品品目が関連づけられた部品品目を共通部品として抽出するとともに、部品構成表データに記憶された製品品目と、共通部品を使用する製品品目を含む共通部品毎の製品品目グループとを、記憶装置に製造可能枠候補データとして記憶する製造可能枠候補算出手段と、既に注文した部品品目、数量及び納入日が関連づけられて記憶された部品注文データと、在庫されている部品品目及び数量が関連づけられて記憶された部品在庫データと、調達可能な部品品目が期間毎に記憶された調達可能部品データと、部品構成表とを記憶装置から読み出すとともに、期間毎に使用可能な部品を算出して、可用部品データとして記憶装置に記憶する可用部品算出手段と、製造可能枠候補データと可用部品データとを記憶装置から読み出し、製造可能枠候補データに記憶された製造可能枠候補に、可用部品データに記憶された使用可能な部品品目を割り付け、製品品目及び製品品目グループについて期間毎に製造可能な数量を算出して、記憶装置に製造可能枠として記憶する製造可能枠数量算出手段を備える。
この様に本発明の他の態様に係る製造可能枠生成装置によれば、複数の製品品目候補を持った製造可能枠を生成することができるので、販売側による受注引合回答や受付の自由度を向上させることができ、受注の機会損失の低減や顧客満足度の向上を図ることができる。
本発明の第3の特徴は、顧客に納期を回答する納期回答装置に関する。即ち本発明の第3の特徴に係る納期回答装置は、製品品目と、共通部品を使用して製造される複数の製品品目を含む製品品目グループそれぞれについて、期間毎に製造する数量が算出され記憶された製造可能枠を記憶装置から読み出し、所定の製品品目を含む引合データに基づいて、所定の製品品目と、所定の製品品目のいずれかを含む製品品目グループとに関連づけられた期間毎に製造される数量を製造可能枠から抽出し、所定の製品品目の納期を回答する納期回答手段を備える。
この様に本発明の他の態様に係る納期回答装置によれば、受注や引合を受ける製品品目に対して、その製品品目に割り当てられた製造可能枠と、その製品品目を含む製造品目グループに割り当てられた製造可能枠とから、納期を回答することができるので、回答の自由度を改良することができる。又、顧客から複数の製品品目の合計数で受注又は引合を受けることができるので、本発明の他の態様に係る納期回答装置は、顧客が指定する製品品目の自由度を改良することができる。
本発明によれば、納期回答の自由度を上げることのできる製造可能枠生成プログラム、製造可能枠生成装置及び納期回答装置を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施例について、添付した図面を参照しながら説明する。尚、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の参照符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
添付する図面(本発明の更なる理解を深めるために含まれ、本明細書の一部に組み込まれ且つ構成されている)は、本発明の技術的思想について説明する明細書と共に、本発明の実施例を示している。
図2は本発明の一実施例を実行することができる納期回答システムの一例を示す図である。システム200は、製造可能枠(PC:production capability)計画システム202と、納期回答システム206と、顧客宅内システム208とを含んでいる。製造可能枠計画システム202は、製造可能枠候補計算手段210と、製造可能枠数量計算手段212と、製造可能枠候補データベース214と、最適化データベース216と、製造可能枠データベース204とを含んでいる。製造可能枠計画システム202は、需要/供給制御センターに設置されていても良く、製造可能枠データベース204の製造可能枠(PCs)を計算する。顧客宅内システム208は、依頼された顧客の製品品目と、依頼された発注数と、依頼された納入期日とを入力するために用いられる。納期回答システム206は、その後、顧客注文からリクエストされた数量及び期日を読み込み、製造可能枠データベース204の項目に基づいて、確約された数量及び期日を顧客に提供する。本発明の一実施例によれば、納期回答システム206及び顧客宅内システム208は、例えばインターネットなどのような通信ネットワーク211によって接続される。
製造可能枠計画システム202及び納期回答システム206はまた、それぞれシステムバスに接続するCPU(中央処理制御装置:Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)と、入出力(I/O)インタフェースとを含むこともできる。製造可能枠計画システム202と納期回答システム206は、更に、入力装置と、ディスプレイ装置と、通信制御装置と、メモリデバイスと、リムーバブルディスクとを含んでも良く、入力装置とディスプレイ装置と通信制御装置とメモリデバイスとリムーバブルディスクは、入出力インタフェースに接続される。製造可能枠計画システム202及び納期回答システム206を起動するために、関連するCPUは、入力装置からの入力信号に応じて、ROMに記録された起動プログラムを読んで実行するように構成されている。そして、CPUはメモリデバイスに記憶されたオペレーティングシステムを読み出す。CPUはまた、製造可能枠計画システム202及び納期回答システム206に接続された装置の動作も制御する。CPUは、更に、例えばメモリデバイスに記憶されたデータ又はプログラムを読み出して、RAMから読み出されたプログラムに基づいて、データを計算するために又は算出するために、読み出したデータ又はプログラムをRAMにロードする。
入力装置は、オペレータが入力装置を使用してコマンドを入力できる、キーボード又はマウスなどの一般的な入力装置であっても良い。CPUは、オペレータの操作に基づいて生成される入力信号を、入出力インタフェース及びシステムバスを介して受信する。ディスプレイ装置は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置でもLCD(Liquid Crystal Display)でも良く、例えばCPUによって実行された処理結果である受信データをCPUからの出力信号をシステムバス及び入出力インタフェースを介して受信し、表示する。通信制御装置は、LANカードでもモデムでも良く、製造可能枠計画システム202及び納期回答システム206を、インターネット又はLANなどのような通信ネットワークに接続するために用いられる。通信制御装置は、入出力インタフェース及びシステムバスを介して、通信ネットワークを通じてCPUに転送された入出力信号を制御する。
メモリデバイスは、例えば、CPUによって実行されるためのデータ又はプログラムを、磁気ディスク装置に記憶する装置である。リムーバブルディスクは、光ディスクでもフレキシブルディスクでも良い。CPUは、リムーバブルディスクから読み出された信号又はリムーバブルディスクに書き込まれた信号を、入出力インタフェース及びシステムバスを介して、受信したり送信したりする。
販売担当者又は納期回答システム206が1つ以上の製品のリクエストについて顧客の注文を受ける場合、販売担当者/納期回答システム206は、複数の利用可能な製造可能枠(PCs)の迅速な検索に基づいて、即座にこの顧客注文に回答しなければならない。当業者にとって周知のように、1つの顧客注文を確約するために複数の製造可能枠を混合する多くのやり方があってもよいように、それぞれの製造可能枠は、それぞれの自由度、製造可能枠を利用可能な日、及び/又は前倒し/後倒し可能な日数とを持つことができる。この様に、本発明の一実施例においては、一つの完成品の製品品目に対して複数の製造可能枠を有する。具体的には、本発明の一実施例においては、第1番目に単一の製造可能枠候補で、第2番目にそれほど品目選択の自由度が高くない製造可能枠で、そして最後に最も自由度の高い製造可能枠で受注に備えることができる。これは、より多くの製品を確約するために、不確実性を持つ将来の顧客注文を扱うために、より大きな自由度を提供する自由度の高い製造可能枠を使用することができるからである。
図3は、複数の顧客注文を受注する複数の製造可能枠の使用法を例示する図である。図3によると、2つの顧客注文302a及び302bと、3つの生産能力304a〜304cがある。顧客注文302aでは、顧客は2004年1月13日の期日までに120個の製品Aについて依頼しており、顧客注文302bでは、顧客は同じ期日までに30個の製品Bについて依頼している。図3は、販売担当者/納期回答システム206がこれらの2つの顧客注文を確約するために応じられる3つの製造可能枠(PCs)304a〜304cを有する例を示している。製造可能枠304aは、割付可能な品目の集合である製造可能枠製品セットとして{製品A}と、60個の製造可能枠数量と、2004年1月13日の割付可能日とを含んでいる。また、製造可能枠304bは、製品A及び製品Bの製造可能枠製品セットと、100個の製造可能枠数量と、2004年1月13日の割付可能日とを含んでいる。製造可能枠304cは、製品Bの製造可能枠製品セットと、10個の製造可能枠数量と、2004年1月14日の割付可能日と、1日の前倒し/後倒し可能日数とを含んでいる。図3によると、前倒し/後倒し可能日数を含んでいないため、製造可能枠304a及び304bについて、割付日を変更することができない。本発明の実施例によれば、販売担当者/納期回答システム206は、2つの顧客注文302a及び302bを確約するために、製造可能枠304a〜304cから数量を割り当てるのに、最適化手法では無く、経験則的なルールを用いることもできる。例えば、販売担当者は、顧客注文302aを確約するために、製造可能枠304aから60個と製造可能枠304bから60個を割り当てることができ、また、顧客注文302bを確約するために、製造可能枠304cから20個と製造可能枠304bから10個を割り当てることができる。従って、本実施例は、将来の/未知の顧客注文を確保するために、製品A又は製品Bのどちらかに使用できる製造可能枠304bを作成することによって、より柔軟にすることが可能である。
図4は、部品構成表(BoM:bill-of-materials)に基づいて自動的に完成品候補を判断するための、本発明の一実施例による製造可能枠計画(Production Capability Planning)システムを示す図である。製造可能枠計画システム202は、資源利用性と需要パターンに基づいて、製品候補セットのために、それぞれの近未来の期間で利用可能な数量を最適に計算する。製造可能枠計画システム202は、製造可能枠候補生成モジュール402と、製造可能枠候補データベース404と、製造可能枠数量最適化モジュール406と、製造可能枠数量計算モジュール408と、製造可能枠レポートデータ410と、製造可能枠仕様書データ412と、製造可能枠マスターデータベース414とを含んでいる。製造可能枠候補生成モジュール402は、製造される可能性のある完成品の製造可能枠候補を発生させ、製造可能枠候補データベース404にその結果を記憶する。そして、製造可能枠数量最適化モジュール406は、生成された製造可能枠候補のそれぞれのセットについて利用可能な最適の数量を計算し、製造可能枠計算モジュールは、全ての製造可能枠候補に数量を割り当てる。製造可能枠計画システム202は、製造可能枠レポートデータ410を生成し、顧客宅内システム208などのようなシステムを用いるために、その結果を製造可能枠仕様書データ412に渡す。
本発明の実施例によると、製造可能枠候補は、製品構成ツリーと戦略的な優先順位に基づいて、1つ以上の部品を共有するすべての完成品であると判断する。例えば、製品Aと製品Bの両方が部品mを要するなら、その結果、製造可能枠候補生成モジュール402は製造可能枠候補(A、B)を生成する。本発明の実施例においては、製造可能枠候補生成モジュール402は、優先度の低いいくつかの製品品目に対して、製造可能枠候補品目から排除することもできるし、割り当てることもできる。例えば、製品品目が将来重要視されないのであれば、その製品品目を優先度を低く割り当てることができる。製造可能な完成品候補を生成すると、製造可能枠候補生成モジュール402は、生成された製品候補を製造可能枠候補データベース404に記憶する。
製造可能枠数量最適化モジュール406は、その後、製造可能枠候補生成モジュール402により生成される製造可能枠候補の各セットについて、利用可能な最適な数量を計算する。最適な数量は、資源利用性と顧客注文/需要に基づいて、コスト、製造可能枠の柔軟性、及び期日違反を適用するような様々な評価指標をトレードオフすることによって、計算される。製造可能枠数量最適化モジュール406からの出力は、製造可能枠数量計算モジュール408に送信される。製造可能枠数量計算モジュール408は、制約に影響されやすい最適化の評価指標によって、製造可能枠候補データベース404内のすべての製造可能枠候補に数量を割り当てる。製造可能枠数量計算モジュール408は、製造可能枠候補が使用されるべきでないことを示す数量として、ゼロを割り当てても良い。本発明の実施例では、期日違反の違約金と、部品保有コストと、部品調達の効率化のための追加コストと、同一の共通部品を使用する製品のための優先順位とのような評価指標を、トレードオフすることができる。
その後、製造可能枠計画システム202は、予測された利用可能な製造可能枠を生成するために製造可能枠候補及び数量が組み合わせられる製造可能枠レポートデータ410を生成する。製造可能枠レポートデータ410から、資源計画システム106によって使用される製造可能枠仕様書データ412が生成され、記憶される。製造可能枠候補生成モジュール402と製造可能枠数量最適化モジュール406の両方は、製造可能枠マスターデータベース414からの入力を要求する。製造可能枠マスターデータベース414は、製造可能枠計画を行う品名に対する優先度や、評価指標に対する重み係数のデータを含んでいる。例えば、製造可能枠マスターデータベース414から製造可能枠候補生成モジュール402への入力データは、どの製品品目のセットが所定の時間に販売担当者/システムによって重要視されるべきであるか、そして、どの製品品目のセットが戦略上の理由で生産されないかを示す。
本発明のシステムの実施例は、利用可能な部品と生産能力に基づいて、製造可能枠候補を選択し、各製造可能枠候補について数量を割り当てるためのいくつかの例を提供する。本発明の一実施例は、混合整数計画法(MIP:Mixed Integer Programming)による定式化で、製造可能枠の選択と数量割り当てに数学的手法を使用する。MIP定式化における主要な評価指標は、以下の事項(a)〜(d)を規定する。
(a)確認された顧客注文と注文照会のための期日違反を最小にすること。この期日違反は違反された数量の遅れ日数倍と等しい。
(b)数種の測定が可能である製造可能枠の柔軟性を最大にすること、−−単純な可能性がすべての製造可能枠候補における完成品の平均数である。
(c)すべての資材、部品、及び完成品の在庫保有コストを最小にすること。この在庫保有コストは、各部品が保有された数量の保有された日数倍である。
(d)発注オーダー、時間外生産、及び外部委託のための追加費用を最小にすること。
本実施例では、他の実行できる評価指標は、生産平準化指標の最大化と生産ロットの数の最小化とを含んでも良く、主たる決定変数は、各製造可能枠候補のための割り当て数量と、ノンゼロ数量の各製造可能枠候補について効率化可能な時間ウィンドウと、確定注文それぞれについて確約された数量と、各注文照会で予約された数量と、いくつかの製造可能枠に対する、すべての予約又は確約された数量の割り当てと、各生産ラインのための通常及び時間外の生産スケジュールと、発注の効率化及び非効率化と発注計画変更と外部委託とを含む部品及び能力の調整作用とを含んでいる。
図5は、製造可能枠計画システム302の主要な入出力を例示する図である。部品構成表データベース502における部品構成表(BoM)は、完成品、部品及び仕入れた資材の製品ツリーが明記されている。図6は、典型的なBoM構成を例示しており、BoM構成は多層の部品及び資材を含んでいる。各BoM構成は、親品目、子品目、使用数量、及びBoM構成の有効日とを備える。図6に例示するように、完成品Aは2個の子品目/部品B及びCで作成されており、部品Cは2個の資材Dと3個の資材Eで作成されている。
図5に戻って、部品構成表データベース502におけるBoMは、複数の子品目に対する単一の親品目の各関係を定義するBoM構成のセットとして表される。本発明の一実施例によると、BOMデータベース502と製造可能枠マスターデータベース414からの情報は、製造可能枠候補生成モジュール402への2つの主要な入力である。製造可能枠マスターデータベース414は、製造可能枠計画のための戦略と優先順位を識別するための情報を含んでいる。例えば、製造可能枠マスターデータベース414からの情報は、どの確認された顧客注文が完全に確約される必要があるか、どの顧客の注文照会を部分的に確約することができるかを特定する。製造可能枠マスターデータベース414はまた、それぞれの評価指標のための重み係数を含んでいる。この重みづけは、例えば、製造可能枠候補品目の自由度、製造可能枠数量、期日違反、売上戻り高、部品在庫保有コスト、及び部品コストの効率化である。BoMデータベース502と製造可能枠マスターデータベース414から入力を受信すると、製造可能枠候補生成モジュール402は、共通部品/資材を共有することが可能な完成品候補を生成し、生成した結果を製造可能枠候補データベース404に記憶する。
その後、製造可能枠数量最適化モジュール406は、製造可能枠候補生成モジュール402により生成される製造可能枠候補の各セットについて利用可能な最適の数量を計算するために、BoMデータベース502とコスト効率化機能データベース504と受入確定量/購買発注計画データベース506と手持ち在庫/流通ルート在庫データベース508と注文確認データベース510と需要予測データベース512と注文照会データベース514と生産能力データベース516及びユーザ入力518からの入力はもとより、製造可能枠候補データベース404からの入力も受信する。コスト効率化機能データベース504からのコスト効率化機能は、それらの日付が効率化されるか否かに関係なく、コストと納期との間の関係を定義する。例えば、1日早く配送されるパレットは、2日前にそれを配送するなら、20ドルに対して10ドルのコストで良い。受入確定量/購買発注計画データベース506からの発注計画と受入確定量は、仕入れ計画又はまだ配送されていない仕入れ品目に基づいて、利用可能な部品を定義する。それは部品品目と、発注又は受入数量と、到着期日とを含んでいる。発注計画と受入確定量との両方を効率化することができる。確定注文データベース510からの注文確認は、顧客から確認された受注を特定し、注文製品品目と期日及び依頼された数量とを含んでいる。注文照会データベース514からの注文照会は、まだ確認されていない受注を特定する。これらの受注は、顧客の照会又は販売担当者/システムの見積りに基づいている。製造可能枠数量最適化モジュール406の入力に先立って、注文照会は、注文照会追跡処理520を通じて追跡され、注文照会履歴と、数量及び/又は日付に対するそれらの実現又は修正とを比較する。注文照会追跡処理520は、修正される注文照会を生成し、それらを修正注文照会データモジュール524に記憶する。需要予測データベース512からの需要予測は、統合業務パッケージシステムからもたらされる。生産能力データベース516からの製造可能枠情報は、各時間バケットで生産できる製品数に関する各生産ラインのための生産ライン容量と、時間外又は外部委託コストのような追加生産のための最大コストとを含んでいる。
図6は製造可能枠候補生成モジュール402において実行される各ステップを例示する図である。ステップS6010において、部品構成表データベース502におけるBoMは、統合業務パッケージシステムから入力され、製造可能枠戦略は製造可能枠マスターデータベース414から読み込まれる。ステップS6020において、部品構成表データベース502からの各多層BoMは、単一レベルBoMに組み合わせられる。単一レベルBoMは、完成品が仕入れ部品品目に直接リンクする。単一レベルBoMが生成されるとき、多層BoMにおけるすべての部品は除外され、単一レベルBoMは完成品と仕入れ部品と使用数量だけを含む。ステップS6030では、製造可能枠候補生成モジュール402は、単一レベルBoMに関する各レコードから完成品を抽出して、単一製品候補の一覧を生成し、生成した一覧から単一製品候補を製造可能枠候補データベース404に挿入する。例えば、図8は製品A、製品B及び製品Cを含むBoMを例示している。図8によると、2個の部品品目mと1個の部品品目qは完成品Aの生産に必要とし、1個の部品品目pと1個の部品品目qは完成品Bの生産に必要とし、2個の部品品目qと1個の部品品目nは完成品Cの生産に必要とする。図6のステップS6030に戻って、それ故、製造可能枠候補生成モジュール402は、単一の製造可能枠候補として、製品品目A、B及びCを製造可能枠候補データベース404に挿入する。製造可能枠マスターデータベース414から抽出された戦略的方針は、ステップS6030において考慮される。例えば、戦略的方針は、特定の製品は、製品候補が全くその製品から生成されないように、販売されることはないと指定できる。
ステップS6040において、製造可能枠候補生成モジュール402は、単一レベルBoMから共通/共有部品を抽出する。共通部品は、BoMにおける1個以上の完成品に使用される部品について参照する。部品品目をキーとして使用して、単一レベルBoMの各レコードをソートすることによって、この処理を行うことができる。例えば、図7は、部品p及び部品qが、完成品A、完成品B及び完成品Cによって共有されるため、共通部品として、部品品目p及び部品品目qが抽出できることを例示している。ステップS6050において、抽出された共通部品に基づいて、1つの共通部品を使用してすべての製品品目を抽出することによって、基本的な製品候補セットが生成される。基本的な製造可能枠候補は製造可能枠候補データベース404に挿入される。図9は、図8のテーブルを図式的に例示した図である。図9の図をベースに、図7のステップS6050において、部品品目pについて基本的な製造可能枠候補セット(A、B)が生成され、部品品目pについて基本的な製造可能枠候補セット(B、C)が生成される。製造可能枠候補セット(A、B)は、製品A又は製品Bのいずれかを生産できることを意味する。本発明の一実施例によると、ステップS6050は抽出された全共通部品に対して繰り返され、基本的な製造可能枠候補セットは製造可能枠候補データベース404に記憶される。従って、製造可能枠候補データベース404は単一の製品品目と基本的な製造可能枠候補セットの両方を含んでいる。
ステップS6060において、すべての基本的な製造可能枠候補からの共通製品品目は、製造可能枠候補生成モジュール402によって読み込まれる。例えば、2つの製造可能枠候補(A、B)と(B、C)が読み込まれるケースでは、共通製品品目はBになる。ステップS6070において、製造可能和枠候補生成モジュール402は、共通製品品目の数をチェックする。すべての基本的な製造可能枠候補に共通の製品品目がある場合、ステップS6080において、共通の製品を共有している基本的な完成品の製造可能枠候補は、論理和を使用することで組み合わせられ、基本的な製造可能枠候補セットの上位集合である新たな製造可能枠候補セットが生成される。各新たな製造可能枠候補セットは、極上の製造可能枠候補として、製造可能枠候補データベース404に挿入される。例えば、製造可能枠候補セット(A、B)と製造可能枠候補セット(B、C)が製造可能枠候補セットとして抽出される場合、新たな製造可能枠候補セット(A、B、C)は、製造可能枠候補セット(A、B)と製造可能枠候補セット(B、C)との論理和として得られる。図8及び図9に戻って、製品A及び製品Bが共通部品pを有し、製品B及び製品Cが共通部品qを有するケースでは、部品p及び部品qによって接続された新たな製造可能枠候補セット(A、B、C)は、製造可能枠候補データベース404に挿入される。ステップS6080は、所定の製品品目を含むすべての製造可能枠候補セットに対して繰り返して実行される。ステップS6090において、製造可能枠候補生成モジュール402は、基本的な製造可能枠候補のみを読み込む。ステップS6100において、基本的な製造可能枠候補から始めて、製造可能枠候補のすべてのサブセットが生成され、新しい製造可能枠候補が作り出される。例えば、基本的な製造可能枠候補セット(A、B、C)がある場合、製造可能枠候補サブセット(A、B)(B、C)及び(A、C)が生成され、製造可能枠候補データベース404に挿入される。
製造可能枠候補生成モジュール402と製造可能枠数量最適化モジュール406による処理が一旦完了すると、製造可能枠数量計算モジュール408は、制約条件として評価指標を最適化することによって、製造可能枠候補データベース404における製造可能枠候補のすべてに数量を割り当てる。割り当てられる数量は、製造可能枠候補が使用されるべきでないことを示すために、ゼロを含むことができる。従って、本発明の実施例によるシステムは、期日の違反ペナルティ、部品調達の効率化及び/又は非効率化のための追加コスト、及び同一の共通部品を使用する製品の優先順位などの、評価指標をトレードオフできる。例えば、製造可能枠数量が図9に示されたBoMに基づいて計算される場合、製造可能枠数量計算モジュール408は、共通部品pを、製品Aに100個、製品Bに200個、製品品目群(A、B)に50個の数量を割り当てることができる。この場合、製造可能枠数量計算モジュール408は、候補品目の高い柔軟性で生産能力を生成する。
例えば、製造可能枠数量計算モジュール408は、製品Aを150台及び製品Bを200台、又は製品Aを100台及び製品Bを250台、又は製品Aを120台及び製品Bを230台生産できるような、製造可能枠を生成する。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の色々な形で実施することができる。従って、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
(変形例)
本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答システムは、図10に示すように、製品製造メーカーの生産管理センターなどに設置され製造可能な製品品目と数量を期間毎に算出して製造可能枠データ46を生成する製造可能枠生成装置1と、製品製造メーカーの販売店などに設置され製造可能枠データ46から製品の納期を読み出し顧客に納期を回答する納期回答装置2と、納期回答装置2に対して納品を希望する製品品目とその納期を問い合わせる顧客端末4を備えている。納期回答装置2と顧客端末4は、インターネットなどの通信ネットワーク3により接続され、納期回答装置2は、社内の通信ネットワークなどを介して接続される。
図11に示すように、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置1は、中央処理制御装置1101、ROM(Read Only Memory)1102、RAM(Random Access Memory)1103及び入出力インタフェース1109が、バス1110を介して接続されている。入出力インタフェース1109には、入力装置1104、表示装置1105、通信制御装置1106、記憶装置1107及びリムーバブルディスク1108が接続されている。
中央処理制御装置1101は、入力装置1104からの入力信号に基づいてROM1102から製造可能枠生成装置1を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、更に記憶装置1107に記憶されたオペレーティングシステムを読み出す。更に中央処理制御装置1101は、入力装置1104や通信制御装置1106などの入力信号に基づいて、各種装置の制御を行ったり、RAM1103や記憶装置1107などに記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAM1103にロードするとともに、RAM1103から読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、データの計算又は加工など、後述する一連の処理を実現する処理装置である。
入力装置1104は、操作者が各種の操作を入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成し、入出力インタフェース1109及びバス1110を介して中央処理制御装置1101に送信される。表示装置1105は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどであり、中央処理制御装置1101からバス1110及び入出力インタフェース1109を介して表示装置1105において表示させる出力信号を受信し、例えば中央処理制御装置1101の処理結果などを表示する装置である。通信制御装置1106は、LANカードやモデムなどの装置であり、製造可能枠生成装置1をインターネットやLANなどの通信ネットワークに接続する装置である。通信制御装置1106を介して通信ネットワークと送受信したデータは入力信号又は出力信号として、入出力インタフェース及びバス1110を介して中央処理制御装置1101に送受信される。
記憶装置1107は磁気ディスク装置であって、中央処理制御装置1101で実行されるプログラムやデータが記憶されている。リムーバブルディスク1108は、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インタフェース1109及びバス1110を介して中央処理制御装置1101に送受信される。
図10に示すように、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置1は、製造可能枠候補算出手段12、製造可能枠数量算出手段14、製造可能枠候補データ42、最適化パラメータ43及び製造可能枠データ46を備えている。
本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置1の記憶装置1107には、製造可能枠生成プログラムが記憶されるとともに、部品構成表データ21、部品基準マスタ22、製品基準マスタ23、製造拠点マスタ24、部品注文データ25、部品在庫データ26、受注確定データ27、受注引合データ28、受注トレンド履歴マスタ29、調達可能部品データ41、製造可能枠候補データ42、最適化パラメータ43、可用部品データ44、需要予測データ45、製造可能枠データ46及び部品注文調整指示データ47が記憶される。又、製造可能枠生成プログラムが製造可能枠生成装置1の中央処理制御装置1101に読み込まれ実行されることによって、調達可能部品算出手段11、製造可能枠候補算出手段12、最適化優先項目入力手段13、製造可能枠数量算出手段14、受注予測手段16及び製造可能枠出力手段17が製造可能枠生成装置1に実装される。
一方、図12に示すように、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置2は、中央処理制御装置1201、ROM(Read Only Memory)1202、RAM(Random Access Memory)1203及び入出力インタフェース1209が、バス1210を介して接続されている。入出力インタフェース1209には、入力装置1204、表示装置1205、通信制御装置1206、記憶装置1207及びリムーバブルディスク1208が接続されている。納期回答装置2の構成は、図11を参照して説明した製造可能枠生成装置1の構成と同様なので、説明を割愛する。
納期回答装置2は、納期回答手段91を備えている。納期回答手段91は、納期回答装置2の記憶装置1207に記憶された納期回答プログラムが中央処理制御装置1201に読み込まれ実行されることによって実装される。
図13を参照して、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置1について詳述する。
製造可能枠候補算出手段12は、製品品目、製品品目の製造で使用する部品品目及び部品品目の数量が関連づけられて記憶された部品構成表データ21を記憶装置1107から読み出し、複数の製品品目が関連づけられた部品品目を共通部品として抽出するとともに、部品構成表データ21に記憶された製品品目と、共通部品を使用する製品品目を含む共通部品毎の製品品目グループとを、記憶装置1107に製造可能枠候補データ42として記憶する手段である。ここで、製品品目グループは、更に、複数の共通部品のいずれか一つ以上を使用する製品品目を含む製品品目グループを含んでも良い。
部品構成表データ21は、例えば図14に示すように、製品を一意に識別する製品品目をキーとして、製品品目の製造で使用する部品であって、その部品を一意に識別する部品品目と、製品品目の製造で利用する部品品目の数量などのデータ項目を備える。
部品構成表データ21は、例えば図15に示すようなデータを備えているとする。即ち、製品品目Aを製造するためには、部品品目mを2個及び部品品目pを1個必要とし、製品品目Bを製造するためには、部品品目pを1個及び部品品目qを1個必要とし、製品品目Cを製造するためには、部品品目qを2個及び部品品目nを1個必要とすることが、図15に示した部品構成表データ21により把握することができる。即ち図15に示した部品構成表データ21は、図16に示すような製品と部品の構成を備える。部品品目pは製品A及びBの共通部品であり、部品品目qは製品B及びCの共通部品である。
製造可能枠候補算出手段12により作成される製造可能枠候補データ42は、単一の製品品目(単一候補品目)と、共通部品で関連づけられ複数の製品品目の集合で表される製品品目グループ(複数候補品目)を備えている。
図17を参照して、製造可能枠候補算出手段12の処理の一例について説明する。
まず、ステップS101において、記憶装置1107から部品構成表データ21を読み出す。
次に、単一製品品目を抽出する。ステップS102において、部品構成表データ21の各レコードから、製品品目を抽出し、単一製品品目の一覧を生成し、ステップS103において、単一製品品目を製造可能枠候補として製造可能枠候補データ42に挿入する。例えば、図15に示す部品構成表データ21の場合、図18(a)に示すように、単一の製品品目としてA、B及びCが、製造可能枠候補データ42に挿入される。
次に、共通部品を抽出する。ステップS104において、例えば部品品目をキーとして部品構成表データ21の各レコードをソートすることにより部品品目に製品品目を関連づけ、更に、ステップS105において、複数の製品品目が関連づけられた部品品目を共通部品として抽出する。ここでは、共通部品として部品品目p及びqが抽出される。
次に、ステップS105において抽出された共通部品について、その共通部品を利用する製品品目グループを生成し、ステップS107において、製造可能枠候補データ42に挿入する。例えば、図15に示す部品構成表データ21の場合、図18(b)に示すように、共通部品pで関連づけられる製品品目グループとして(A,B)が、更に共通部品qで関連づけられる製品品目グループとして(B,C)が製造可能枠候補として製造可能枠候補データ42に挿入される。ここで「製品品目グループ(A,B)」は、製品A又は製品Bのいずれかを製造可能であることを示す。
ステップS105で抽出された全ての共通部品について、ステップS106及びステップS107を繰り返す。
次に、複数の共通部品のいずれか一つ以上を使用する製品品目を含む製品品目グループを作成する。このとき、例えばステップS106で生成された全ての製品品目グループについて、ステップS108乃至ステップS111の処理を行うことにより実現されても良い。
まず、ステップS108において、ステップS106で生成された所定の製品品目グループについて、その製品品目を読み出す。例えば、製品品目グループが(A,B)の場合、それぞれの製品品目A及びBを読み出す。
次に、ステップS109において、これらの製品品目それぞれを含む他の製品品目グループが存在するか判定する。例えば、ステップS106で生成された製品品目グループは、(A,B)及び(B,C)なので、ステップS108で読み出された製品品目グループが(A,B)の場合、他の製品品目グループである(B,C)に、製品品目A又はBそれぞれが含まれているかをステップS108において判定する。製品品目Aは製品品目グループ(B,C)に含まれていないので、ステップS110及びステップS111は実行しない。一方、製品品目Bは製品品目グループ(B,C)に含まれているので、ステップS109において、製品品目グループ(B,C)を他の製品品目グループとして抽出し、ステップS110及びステップS111を実行する。
ステップS108において、これらの製品品目それぞれを含む他の製品品目グループが存在すると判定されると、製品品目グループと他の製品品目グループの論理和をとり、新たな製品品目グループを生成する。更にステップS111において、ステップS110で生成された新たな製品品目グループが製造可能枠候補として製造可能枠候補データ42に挿入される。例えば、ステップS109において、他の製品品目グループとして(B,C)が抽出された場合、製品品目グループ(A,B)と、他の製品品目グループ(B,C)とで論理和をとった結果、新たな製品品目グループ(A,B,C)が得られる。この様に、図18(c)に示すように、製品A及びBが共通部品pを持ち、製品B及びCが共通部品qを持つ場合、p又はqで関連づけられた新たな製品品目グループ(A,B,C)が製造可能枠候補データ42に挿入される。ステップS108乃至ステップS111の処理は、所定の製品品目を含む他の製品品目グループがなくなるまで繰り返される。
図17に示した製造可能枠候補算出の処理によって、製造可能枠候補データ42は、単一の製品品目としてA、B及びC、共通部品pで関連づけられる製品品目グループとして(A,B)、更に共通部品qで関連づけられる製品品目グループとして(B,C)、複数の共通部品のいずれか一つ以上を使用する製品品目を含む製品品目グループとして(A,B,C)が挿入される。ここでは、製造可能枠候補を算出する一例として図17に示した処理を説明したが、処理の順番はこれに限られないし、同様の結果が得られれば、図17と異なる処理を行っても構わない。
本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠候補データ42は、部品構成表データ21のみを参照して生成されているので、部品構成表データ21の変更に応じて実行されれば良い。部品構成表データ21の変更がない場合、一度生成された製造可能枠候補データ42はスタティックに記憶装置1107に記憶され、後述する製造可能枠数量算出手段14が実行される度に、この製造可能枠候補データ42が読み出されるのが好ましい。
製造可能枠数量算出手段14は、製造可能枠候補データ42と可用部品データ44とを記憶装置1107から読み出し、製造可能枠候補データ42に記憶された製品品目及び製品品目グループに、可用部品データ44に記憶された使用可能な部品品目を割り付け、製品品目及び製品品目グループについて期間毎に製造する数量を算出して、記憶装置1107に製造可能枠として記憶する手段である。
ここで、最適化を行う評価指標と、評価指標の重み及び制約条件が記憶された最適化パラメータ43を記憶装置1107から読み出すとともに、制約条件を満たし、重みを考慮した評価指標毎の値の合計が最適になるように、製造可能枠候補データ42に記憶された製品品目及び製品品目グループに、可用部品データ44に記憶された使用可能な部品品目を割り付け、製品品目及び製品品目グループについて期間毎に製造する数量を算出して、記憶装置1107に製造可能枠として記憶するのが好ましい。
最適化パラメータ43は、最適化優先項目入力手段13によって設定されるパラメータで、図19に示すように、製造可能枠の生成において最適化するための評価指標やその重み付け、制約条件の式が設定されている。
評価指標としては、部品調達における前倒し/後倒しに要する追加コスト、製造可能枠候補品目の自由度、合計製造可能枠数量、注文充足度、販売利益、部品在庫保持コストなどの項目を備えており、評価指標毎の値の合計に影響する寄与度を考慮した重みが設定されている。一方制約条件としては、可用部品データ44で設定される可用部品数量、製造ラインにおいて単位時間あたりに製作可能な製品数で示される製造ライン能力や、最大部品調達追加コストなどが挙げられる。
又、最適化優先項目入力手段13によって、操作者より入力装置104を介して、部品棚卸最小化、追加部品コスト制限、などの最適化の優先項目や制約条件の内容が設定され、これに基づいて評価指標の重み付けが設定されても良い。
製造可能枠数量算出手段14は、最適化パラメータ43を読み出して、制約条件を遵守し、評価指標が最適になる様に、製造可能枠候補それぞれの製造可能枠数量の最適値を算出する。例えば、ある期間で可用な部品が不足し、受注を充足する製造可能枠が生成できない場合、受注を充足できないペナルティと、部品を前倒しや後倒しして部品を調達した場合のコスト、短納期での追加部品発注コスト、共有部品を優先的に使う製品優先度などの評価指標のトレードオフを行って、評価指標が最適になる様に、線形計画法又は混合整数計画法などを用いて、製造可能枠候補それぞれに対して製造可能な製品数量の最適値を算出する。
線形計画法は、決めるべき数量を決定変数として定義し、この決定変数を用いて書かれた一次等式又は一次不等式の制約条件のもとで、決定変数に関する一次式の評価指標を最大又は最小にする決定変数の最適値を算出する方法である。例えば、評価指標が費用で示される場合、評価指標を最小にする決定変数の最適値を算出する。決定変数だけが実数だけで構成されている場合は線形計画法を用い、決定変数に整数変数が含まれる場合、混合整数計画法を用いる。評価指標が複数存在するときには、係数を用いて線形和を求め、一つの評価指標に変換する。
具体的には、製造可能枠数量算出手段14は、記憶装置1107から製品基準マスタ23及び部品基準マスタ22を読み出して、部品調達の前倒し/後倒し追加コスト、製品保持コスト及び販売利益など読み出して、部品調達追加コスト、販売利益、部品在庫保持コストなどを算出して、最適化パラメータ43に基づいて、製造可能枠数量を最適化するのが好ましい。更に、製造可能枠数量算出手段14は、記憶装置1107から製品基準マスタ23及び部品基準マスタ22を読み出して、最大部品調達追加コストを算出して、最適化パラメータ43の最大部品調達追加コストの値以下になるように製造可能枠数量を算出する。
ここで、製品基準マスタ23は、図20に示すように、製品品目、販売利益、製品保持コスト、製造優先度、製造工数、ロットサイズ、ユニット別製造リードタイムが関連づけられて記憶装置1107に記憶されている。部品基準マスタ22は、図21に示すように、部品品目と、部品保持コストと、前倒し/後倒しができる期間及びコスト、調達リードタイムが関連づけられて記憶されている。この調達リードタイムを越える期間、この部品品目は無数に使用できるものとして扱われる。例えば、ある部品品目の調達リードタイムが2週間で、この部品品目を使うユニットの製造リードタイムが2週間の場合、調達可能部品算出手段11は、4週間以降の期間ではこのユニットが無限大に調達可能であると算出する。又、製造拠点マスタ24は、図22に示すように、ラインID、製造拠点ID、製造可能品目、ライン負荷上限が関連づけられて記憶装置1107に記憶されている。製造拠点マスタ24に記憶された情報に基づいて、製造能力を算出することができ、算出された製造能力が最適化パラメータ43の製造能力の値を満たすように製造可能枠数量を算出する。
更に製造可能枠数量算出手段14は、可用部品データ44に記憶された使用可能な部品品目を割り付けて、最適化パラメータ43の可用部品数量を満たすように製造可能枠数量を算出する。
可用部品データ44は、可用部品算出手段15によって生成されるデータである。可用部品算出手段15は、部品注文データ25と、部品在庫データ26と、調達可能な部品品目を期間毎に記憶された調達可能部品データ41と、部品構成表データ21とを記憶装置から読み出すとともに、期間毎に使用可能な部品が算出されることにより可用部品データ44を生成し、記憶装置1107に記憶する。
ここで、部品注文データ25は、既に注文した部品品目、数量及び納期が関連づけられて記憶装置1107に記憶されている。具体的には図23に示すように、配達中、納期回答受付済み、問合中などの注文状態を示す注文ステータス、部品品目、数量、納期、部品品目を使用可能な製造拠点識別子などが関連づけられて記憶されている。又、部品在庫データ26は、図24に示すように、在庫されている部品品目、数量及び在庫されている部品品目を使用可能な製造拠点識別子が関連づけられて記憶装置1107に記憶されている。調達可能部品データ41は、調達可能部品算出手段11によって算出される。調達可能部品算出手段11は、記憶装置1107から部品基準マスタ22及び製品基準マスタ23を読み出して、各部品品目の調達リードタイムと、各部品品目を使うユニットの製造リードタイムを抽出し、調達できる部品品目、数量を各期間毎に算出して、調達可能部品データ41として記憶装置1107に記憶する。
次に製造可能枠数量算出手段14について詳述する。
製造可能枠数量算出手段14は、製造可能枠候補データ42、可用部品データ44及び受注確定データ27とを記憶装置1107から読み出し、受注確定データ27に含まれる受注を確定した製品品目及び数量に基づいて、製造可能枠候補データ42のうちの製品品目について、可用部品データ44に記憶された使用可能な部品品目を割り付け、製品品目について期間毎に製造する数量を算出して、受注確定データ27に対する製造可能枠を算出するとともに、ここで割り付けられた部品品目と部品品目の数量を、可用部品データ44から差し引いて新たな可用部品データを生成し、記憶装置1107に記憶する。受注確定データ27は、図25に示すように、注文を識別する注文ID、製品品目、回答済みの納期、数量が関連づけられて記憶されている。
更に製造可能枠数量算出手段14は、製造可能枠候補データ42、新たな可用部品データ及び需要予測データ45とを記憶装置1107から読み出し、需要予測データ45に含まれる受注が予測される製品品目及び数量に基づいて、製造可能枠候補データ42のうちの製品品目及び製品品目グループについて、新たな可用部品データ44に記憶された使用可能な部品を割り付け、製品品目及び製品品目グループについて期間毎に製造する数量を算出して、需要予測データ45に対する製造可能枠を算出する。
ここで、最適化パラメータ43の注文充足度に従って、需要予測の充足度と、受注確定の充足度に異なる重み付けをすることにより、製造可能枠数量を最適化しても良い。
受注確定データ27は、図25に示すように、注文を識別する注文ID、製品品目、回答済みの納期、数量が関連づけられて記憶されている。
需要予測データ45は、受注予測手段16によって生成されるデータである。受注予測手段16は、受注の引合があった受注引合データ28と受注トレンド履歴マスタ29を記憶装置1107から読み出し、需要予測データ45を算出する。受注引合データ28は、図26に示すように、注文ID、製品品目、希望納期、数量が関連づけられて記憶されている。受注トレンド履歴マスタ29は、過去の引合について、納期までの期間、製品品目、顧客名、担当営業者、最終的なキャンセルの有無など過去の引合の履歴データが関連づけられて記憶されている。
製造可能枠数量算出手段14は、例えば図15に示すような部品構成表データ21に基づいて製造可能枠数量を算出した場合、製品Aを100個、製品Bを200個、共通部品pで関連づけられた製品品目グループ(A,B)を50個と算出することができる。この場合、製品Aを150個と製品Bを200個、或いは、製品Aを100個と製品Bを250個、或いは、製品Aを120個と製品Bを230個など、製造可能枠を用いて、納期回答する候補品目の自由度を高めることができる。
製造可能枠出力手段17は、製造可能枠数量算出手段14で算出された、各製造可能枠候補の製品品目又は製品品目グループ及び数量の情報に、各製造可能枠に割り付けられた部品情報から、その製品の前倒し及び後ろ倒し可能期間の情報を付加して、製造可能枠データ46を生成し、記憶装置1107に記憶する。更に、この製造可能枠データ46を実現するために必要な、例えば部品の前倒し納入指示や、追加部品の納入指示などの部品注文調整指示データ47を生成し、記憶装置1107に記憶する。このとき、製造ラインに関する情報も生成しても良い。ここで、部品の発注に関する指示は、部品注文データ25の注文ステータスに応じて行われる。
製造可能枠データ46は図27に示すように、製造可能枠を識別する枠ID、数量、候補となる製品品目或いは製品品目グループを示す候補品目群、割付可能日、前倒し/後ろ倒し可能期間、前倒し・後ろ倒しコストが記憶されている。前倒し・後ろ倒し可能期間やそれに必要なコストは、部品基準マスタ22に記憶された部品調達の前倒し・後ろ倒しに基づくデータや、製品基準マスタ23に記憶されたユニット別製造リードタイム、製造拠点マスタ24に記憶されたライン負荷上限などに基づいて算出される。
部品注文調整指示データ47は図28に示すように、指示ID、注文ID、指示タイプが記憶されており、製造可能枠出力手段17によって発生した部品の前倒し納入指示や、追加部品の納入指示などが記憶される。
次に、図29を参照して、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造枠生成処理を説明する。
まず、ステップS201において、製造可能枠数量算出手段14によって、製造可能枠候補データ42が読み出される。製造可能枠候補データ42には、単一の製品品目、共通部品で関連づけられる製品品目グループ、複数の共通部品のいずれか一つ以上を使用する製品品目を含む製品品目グループが挿入されている。
次に、ステップS202において、製造可能枠数量算出手段14によって、各期間毎に使用可能な部品のデータが記憶された可用部品データ44を読み出して、製造可能枠に引当可能な部品情報を算出する。
一方、ステップS203において、最適化優先項目入力手段13によって、入力データに基づいて最適化の各評価指標の重み付け及び制約条件が最適化パラメータ43に設定される。
次に、ステップS204において、製造可能枠数量算出手段14によって、受注確定データ27を読み出して、受注確定データ27に対して、単一の製品品目の製造枠候補に対して、評価指標を最適にし制約条件を満たす製造可能枠数量を算出する。更に、ステップS205において、ステップS204で算出された製造可能枠に割り付けられた部品の用途を固定し、以降の処理で使用できないようにする。具体的には例えば、可用部品データ44からステップS204で算出された製造可能枠に割り付けられた部品を差し引き、新たな可用部品データを生成し、記憶装置1107に記憶する。
更に、ステップS206において、製造可能枠数量算出手段14によって、需要予測データ45を読み出し、需要予測に対して評価指標を最適にし制約条件を満たす製造可能枠数量を算出する。このとき、単一の製品品目、共通部品で関連づけられる製品品目グループ、複数の共通部品のいずれか一つ以上を使用する製品品目を含む製品品目グループのそれぞれに対して、製造可能枠数量が算出される。この際、例えば製品品目グループに対する製造可能枠数量を増やすと、全体の製造可能な数量が減少する場合、最適化パラメータ43の評価指標における候補品目自由度、合計製造可能枠数量及び注文充足度のトレードオフを行って、評価指標が最適になる様に、製造可能枠候補それぞれの製造可能枠数量の最適値を算出する。
次に、ステップS204及びステップS206において算出された製造可能枠候補それぞれの製造可能枠数量に基づいて、製造可能枠出力手段17によって、製造可能枠データ46及び製造可能枠データ46の実現に必要な部品注文調整指示データ47を生成し出力する。このとき、同一の期間に、同一の候補品目の製造可能枠が設定されていた場合、その数量を合計するマージや、数量がゼロの製造可能枠候補の削除が行われても良い。製造可能枠データ46は、製品品目毎に、割り付けられた各部品品目の前倒し/後倒し可能期間情報に基づいて、各製造可能枠毎に前倒し/後倒し可能期間が算出され記憶される。又、部品注文調整指示データ47は、各製造可能枠を実現するのに必要な部品調達の前倒しや、不必要な部品のキャンセルなどの部品注文の調整指示が記憶される。
この様に、受注が確定したデータには単一製品品目を割り当て、需要予測データには複数の製品品目を含む製品品目グループを割り当てることにより、確定受注に対して優先的に製品を割り当て、更に、需要予測データに対してフレキシブルに対応することができる。
図29に示したこれら一連の製造可能枠生成プロセスは、任意のタイミングで実行可能であるが、一般的にMRP計算などに基づいて、部品調達指示が定期的に行われるのに合わせた定期実行に加え、部品調達の遅れや需要予測と大きく異なる受注が発生した場合など、予め設定した重要事象が発生した場合や、最適化パラメータの評価指標やその重み付け、制約条件の変更が必要だと判断された場合などに実行される。
上述した処理によって作成された製造可能枠データ46は、図10に示した納期回答装置2の納期回答手段91によって読み出され、顧客に製品の納期を回答する。
即ち、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置2は、製品品目と、共通部品を使用して製造される複数の製品品目を含む製品品目グループそれぞれについて、期間毎に製造する数量が算出され記憶された製造可能枠データ46を記憶装置1107から読み出し、所定の製品品目を含む引合データに基づいて、所定の製品品目と、所定の製品品目のいずれかを含む製品品目グループとに関連づけられた期間毎に製造される数量を製造可能枠データ46から抽出し、所定の製品品目の納期を回答する。
本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置2は、所定の一つの製品品目の引合を受けると、所定の製品品目に関連づけられた製造可能枠は勿論、所定の製品品目を含む製品品目グループに関連づけられた製造可能枠も抽出して納期回答することができる。例えば、図15に示すような部品構成である場合、図18(a)乃至(c)に示したそれぞれに製造可能枠が設定される。従って、「製品A」についての引合を受けると、納期回答手段91は、「製品A」、共通部品pで関連づけられた「製品品目グループ(A,B)」、共通部品p又はqで関連づけられた「製品品目グループ(A,B,C)」のそれぞれの製造可能枠から製品Aの納期を回答することができる。
又、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置2は、所定の複数の製品品目の引合を受けることができる。図15に示すような部品構成である場合、「製品A」と「製品B」を合計100個という引合を受けると、「製品A」、「製品B」、製品A及びBを含む「(A,B)の製品品目グループ」、製品Bを含む「(B,C)の製品品目グループ」、製品A及びBを含む「(A,B,C)の製品品目グループ」のそれぞれの製造可能枠から製品A及びBの納期を回答することができる。
この様に本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置2は、受注や引合を受ける製品品目に対して、その製品品目に割り当てられた製造可能枠と、その製品品目を含む製造品目グループに割り当てられた製造可能枠とから、納期を回答することができるので、回答の自由度を改良することができる。又、顧客から複数の製品品目の合計数で受注又は引合を受けることができるので、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置2は、顧客が指定する製品品目の自由度を改良することができる。
上述した様に、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答システムは、複数の製品品目候補を持った製造可能枠により、納期回答できるので、販売側による受注引合回答や受付の自由度を向上させることができ、受注の機会損失の低減や顧客満足度の向上を図ることができる。
又、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置1においては、部品供給者による部品納入の遅れや、生産計画の需要予測を越える受注などの予期しない事象が発生した場合に、その情報をフィードバックし、経営者が意図する戦略に沿った適切な製造可能枠を、評価指標に基づいて最適化し迅速に再構築することができる。この様に製造可能枠生成を自動化することができるので、製造可能枠生成の作業負荷の低減、部品棚卸の削減や、納期回答精度の向上といった経営貢献を図ることができる。
更に、本発明の最良の実施の形態に係る製造可能枠生成装置1において、需要予測データ45を参照して製造可能枠数量を算出しているので、確定した受注及び事前に計画された生産計画のみに基づいて最適化するのではなく、更に現時点で既に発生している引合情報に基づいた需要予測を用いることにより、需要予測の精度が高い場合には、更に受注の機会損失の低減などの経営貢献を果たすことができる。又、最適化優先項目入力手段13によって、経営者などの意図する戦略に基づいて優先的に扱う評価指標を適時入力及び変更するので、経営戦略に直結するように最適化された製造可能枠を生成することができる。従って、製品製造メーカーの営業側へ経営戦略に直結する製造可能枠を提示することにより、経営戦略に沿った販売誘導を行うことができるので、経営貢献を図ることができる。
(最良の実施の形態の変形例)
上述した本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置1においては、部品構成表データ21のみを参照して製造可能枠候補データ42を生成する場合について説明したが、本発明の最良の実施の形態の変形例の変形例に係る製造可能枠生成装置1においては、製造可能枠候補算出手段12において調達可能部品データ41を参照する場合について説明する。
本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠候補算出手段12は、調達可能部品データ41を記憶装置1107から読み出して、各部品品目の調達リードタイムと、各部品品目を使うユニットの製造リードタイムを抽出して算出された、各期間毎に調達できる部品品目に基づいて、部品構成表データ21を記憶装置1107から読み出して、各期間毎に製造可能な製造可能枠候補を算出する。この製造可能枠候補算出手段12は、部品構成表データ21又は調達可能部品データ41のいずれかに変更があった場合に実行される。
この様に本発明の最良の実施の形態の変形例の変形例に係る製造可能枠生成装置1は、部品調達可能性を考慮して期間毎に製造可能枠候補が算出されるので、共通部品は既に発注され追加調達は不可能だが、各製品品目にユニークな他の部品が調達可能である場合に、この共通部品を使う他の製品品目も含めた製品品目グループとして製造可能枠候補を設定するので、共通部品を使う他の製品品目に対する受注や引合にも対応することができる。従って、販売側による受注引合の回答や受注受付の自由度の向上によって、受注の機会損失の低減や、顧客満足度の向上を図ることができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の最良の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
図1は、従来の製造可能枠計画システムと他の管理モジュールとの関係を示す図である。 図2は、本発明の一実施例を実行することができる納期回答システムの一例を示す図である。 図3は、複数の顧客注文を確約する複数の製造可能枠の使用法を例示する図である。 図4は、部品構成表に基づいて自動的に完成品候補を決定するための、本発明の一実施例による製造可能枠計画システムを例示する図である。 図5は、製造可能枠計画システムの主要な入出力を例示する図である。 図6は、部品及び資材の多層レベルを含む典型的な部品構成表を例示する図である。 図7は、製造可能枠候補生成モジュールにおいて実行される各ステップを例示する図である。 図8は、製品品目A、B、及びCを含む部品構成表を例示する図である。 図9は、図8内のテーブルを図式的に表示した図である。 図10は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答システムのシステム構成図である。 図11は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置の構成図である。 図12は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る納期回答装置の構成図である。 図13は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠生成装置の機能ブロック図である。 図14は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る部品構成表データのデータ構造の一例である。 図15は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る部品構成表データのデータの一例である。 図16は、本発明の最良の実施の形態の変形例において、製品と部品の関連を説明する図である。 図17は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠候補算出手段の処理を説明するフローチャートである。 図18は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠候補データの一例を説明する図である。 図19は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る最適化パラメータのデータの一例を説明する図である。 図20は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製品基準マスタのデータ構造の一例を説明する図である。 図21は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る部品基準マスタのデータ構造の一例を説明する図である。 図22は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造拠点データのデータ構造の一例を説明する図である。 図23は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る部品注文データのデータ構造の一例を説明する図である。 図24は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る部品在庫データのデータ構造の一例を説明する図である。 図25は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る受注確定データのデータ構造の一例を説明する図である。 図26は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る受注引合データのデータ構造の一例を説明する図である。 図27は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠のデータ構造の一例を説明する図である。 図28は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る部品注文調整指示のデータ構造の一例を説明する図である。 図29は、本発明の最良の実施の形態の変形例に係る製造可能枠数量算出手段の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…製造可能枠生成装置、2…納期回答装置、3…通信ネットワーク、4…顧客端末、11…調達可能部品算出手段、12…製造可能枠候補算出手段、13…最適化優先項目入力手段、14…製造可能枠数量算出手段、15…可用部品算出手段、16…受注予測手段、17…製造可能枠出力手段、21…部品構成表データ、22…部品基準マスタ、23…製品基準マスタ、24…製造拠点マスタ、25…部品注文データ、26…部品在庫データ、27…受注確定データ、28…受注引合データ、29…受注トレンド履歴マスタ、41…調達可能部品データ、42…製造可能枠候補データ、43…最適化パラメータ、44…可用部品データ、45…需要予測データ、46…製造可能枠データ、47…部品注文調整指示データ、91…納期回答手段、102…製造可能枠計画システム、104…販売/マーケティングシステム、106…資材計画システム、108…部品供給業者、110…工場/倉庫、112…顧客、200…システム、202…製造可能枠計画システム、204…製造可能枠データベース、206…納期回答システム、208…顧客宅内システム、210…製造可能枠候補計算手段、212…製造可能枠計算手段、214…製造可能枠候補データベース、216…最適化データベース、402…製造可能枠候補生成モジュール、404…製造可能枠候補データベース、406…製造可能枠数量最適化モジュール、408…製造可能枠数量計算モジュール、410…製造可能枠レポートデータ、412…製造可能枠仕様書データ、414…製造可能枠マスターデータベース、1101、1201…中央処理制御装置、1102、1202…ROM、1103、1203…RAM、1104、1204…入力装置、1105、1205…表示装置、1106、1206…通信制御装置、1107、1207…記憶装置、1108、1208…リムーバブルディスク、1109、1209…入出力インタフェース、1110、1210…バス

Claims (25)

  1. 製造可能枠数量を算出する製造可能枠計画システムであって、
    製造可能枠候補を生成する製造可能枠候補生成手段と、
    前記製造可能枠候補のセットについて、最適化された利用可能な数量を計算する製造可能枠数量最適化手段と、
    外部の販売システムに使用される製造可能枠仕様書データに格納される製造可能枠稼働率を生成するために、前記製造可能枠候補及び前記最適化された数量が関連づける製造可能枠レポート生成手段とを備え、
    ここで、前記製造可能枠候補生成手段及び製造可能枠数量最適化手段は、製品品名に対する優先度や、評価指標に対する重み係数のデータを含むマスターデータベースからのデータを入力する
    ことを特徴とする製造可能枠計画システム。
  2. 前記製造可能枠候補生成手段は、少なくとも一つの部品を共有する完成品について製造可能枠候補を生成し、
    前記製造可能枠候補生成手段は、製造可能な完成品、部品及び部品の製造階層が記述された部品構成表データを少なくとも入力し、前記完成品は、製品ツリー及び戦略上の優先順位に基づいて少なくとも一つの部品を共有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  3. 前記製造可能枠候補生成手段は、前記製造可能枠候補から少なくともいくつかの製品品目を削除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  4. 前記製造可能枠生成手段は、前記製造可能枠候補のうちのいくつかの製品品目に低い優先度を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  5. 前記製造可能枠数量最適化手段は、様々な評価指標をトレードオフすることにより、資源利用性と顧客注文に基づいて、それぞれの製造可能枠候補のセットについて最適化された数量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  6. 前記製造可能枠数量最適化手段は、制約条件として評価指標を最適化することによって、前記製造可能枠候補に数量を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  7. 利用可能な部品と生産能力に基づいて、前記製造可能枠候補を選択し、各製造可能枠候補について数量を割り当てる製造可能枠数量計算手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  8. 前記製造可能枠数量計算手段は、混合整数計画法で数学的に選択する手段を有し、ここで前記混合整数計画法における評価指標は、複数の基準のうちの一つを供給する
    ことを特徴とする請求項7に記載の製造可能枠計画システム。
  9. 前記製造可能枠候補生成手段は、親品目、少なくとも一つの子品目、それぞれの子品目の使用数量及び有効日を備える部品構成表を入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  10. 前記製造可能枠生成手段は、製造可能枠候補データベースに前記製造可能枠候補を格納し、前記製造可能枠数量最適化モジュールは、前記候補モジュールから前記製造可能枠候補を取り出して、前記製造可能枠候補のセットそれぞれについて利用可能な最適化された数量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  11. 前記製造可能枠数量最適化手段は、前記製造可能枠候補のそれぞれのセットについて利用可能な最適化された数量を算出する前に、部品構成表、コスト効率化関数、受入確定量、購買発注計画、手持ち在庫、確定注文、需要予測、注文照会、生産能力及びユーザ入力のうちの一つ以上を入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造可能枠計画システム。
  12. 前記コスト効率化関数は、コストと納期の関係を定義づける
    ことを特徴とする請求項11に記載の製造可能枠計画システム。
  13. 前記受注確定量及び購買発注計画は、仕入れ計画又はまだ配送されていない仕入れ計画の部品うちの一つ以上に基づいて、部品の稼働量である
    ことを特徴とする請求項11に記載の製造可能枠計画システム。
  14. 前記確定注文は、顧客から確定された注文である
    ことを特徴とする請求項11に記載の製造可能枠計画システム。
  15. 前記注文照会は、まだ確定していない注文であって、ここで、製造可能枠数量最適化モジュールに入力する前に、前記注文照会は、注文照会の履歴及び関連づけられた実現または比較と比較される
    ことを特徴とする請求項11に記載の製造可能枠計画システム。
  16. 製造可能枠数量を算出する製造可能枠計画方法であって、
    製造可能枠候補を生成するステップと、
    前記製造可能枠候補のセットについて、利用可能な最適化された数量を計算するステップと、
    前記製造可能枠候補及び前記最適化された数量が関連づけて、前記製造可能枠稼働率が生成された製造可能枠レポートデータを生成するステップと、
    外部の販売システムに使用される製造可能枠仕様書データに利用可能な前記製造可能枠を格納するステップ
    とを備えることを特徴とする製造可能枠計画方法。
  17. 外部のシステムから関連づけられたデータベースを介して部品構成表データを入力するステップと、
    多層部品構成表を、完成品が仕入れた部品に直接関連づけられた単一レベルの部品構成表に関連づけるステップと、
    前記単一レベルの部品構成表のそれぞれのレコードから完成品を抽出し、単一製品候補の一覧を生成するステップと、
    前記単一レベルの部品構成表から共通部品を抽出するステップと、
    一つの共通部品を使用して、全ての製品品目を抽出することにより、基本的な製品候補セットを生成するステップと、
    前記基本的な製品候補セットにおいて全ての基本的な製品候補について、共通製品品目を読み出し、前記共通製品品目の数をカウントし、前記基本的な製品候補の全てにおいて共通製品品目がある場合、基本的な製品候補を結合して新たな製品候補セットを生成するステップと、
    予め定められた製品品目を含む全ての製品候補セットについて、前記新たな製品候補セットを生成するステップを繰り返すステップと、
    前記基本的な製造可能枠候補を読み出し、新たな製造可能枠候補を生成するステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項16に記載の製造可能枠計画方法。
  18. 前記単一製品候補の一覧を生成するステップでは、更に、部品品目をキーとして使用して、単一レベルの部品構成表の各レコードをソートする
    ことを特徴とする請求項17に記載の製造可能枠計画方法。
  19. 製造可能枠候補数量を生成する装置であって、
    製造可能枠候補を生成する製造可能枠生成手段と、
    製造可能枠生成候補のセットについて、利用可能な最適化された数量を算出する製造可能枠数量最適化手段と、
    利用可能な製造可能枠を生成するために、前記製造可能枠候補及び前記最適化された数量が関連づける製造可能枠レポートデータを生成する製造可能枠レポート生成手段と、
    外部の販売システムによって使用される製造可能枠仕様書データに利用可能な前記製造可能枠を格納する手段
    とを備えることを特徴とする装置。
  20. 完成品数量を生成する装置であって、
    製造可能枠王補を生成するステップと、
    製造可能枠生成候補のセットについて、利用可能な最適化された数量を算出するステップと、
    製造可能枠稼働率を生成するために、前記製造可能枠候補及び前記最適化された数量が関連づける製造可能枠レポートデータを生成するステップと、
    外部の販売システムによって使用される製造可能枠仕様書データに利用可能な前記製造可能枠を格納するステップ
    とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読取り可能な記憶媒体に実装されるコンピュータプログラム。
  21. 製造可能な製品品目と数量を期間毎に算出する製造可能枠生成プログラムにおいて、
    前記製品品目、前記製品品目の製造で使用する部品品目及び前記部品品目の数量が関連づけられて記憶された部品構成表データを記憶装置から読み出し、複数の製品品目が関連づけられた前記部品品目を共通部品として抽出するステップと、
    前記部品構成表データに記憶された前記製品品目と、前記共通部品を使用する前記製品品目を含む前記共通部品毎の製品品目グループとを、製造可能枠候補として前記記憶装置に前記製造可能枠候補データとして記憶するステップと、
    既に注文した前記部品品目、数量及び納期が関連づけられて記憶された部品注文データと、在庫されている前記部品品目及び数量が関連づけられて記憶された部品在庫データと、調達可能な前記部品品目が前記期間毎に記憶された調達可能部品データと、前記部品構成表データとを前記記憶装置から読み出すとともに、前記期間毎に使用可能な部品を算出して、可用部品データとして前記記憶装置に記憶するステップと、
    前記製造可能枠候補データと前記可用部品データとを前記記憶装置から読み出し、前記製造可能枠候補データに記憶された前記製造可能枠候補に、前記可用部品データに記憶された前記使用可能な部品品目を割り付け、前記製品品目及び前記製品品目グループについて前記期間毎に製造可能な数量を算出して、前記記憶装置に製造可能枠データとして記憶するステップ
    とをコンピュータに実行させることを特徴とする製造可能枠生成プログラム。
  22. 前記製造可能枠データとして記憶するステップにおいては、
    最適化を行う際の評価指標と、前記評価指標の重み及び制約条件が記憶された最適化パラメータを前記記憶装置から読み出すとともに、前記制約条件を満たし、前記重みを考慮した前記評価指標毎の値の合計が最適になるように、前記製造可能枠候補データに記憶された前記製品品目及び前記製品品目グループに、前記可用部品データに記憶された前記使用可能な部品品目を割り付け、前記製品品目及び前記製品品目グループについて前記期間毎に製造する数量を算出して、前記記憶装置に製造可能枠データとして記憶する
    ことを特徴とする請求項21に記載の製造可能枠生成プログラム。
  23. 前記製造可能枠データとして記憶するステップは、
    前記製造可能枠候補データ、前記可用部品データ及び受注確定データとを前記記憶装置から読み出し、前記受注確定データに含まれる受注が確定した製品品目及び数量に基づいて、前記製造可能枠候補データのうちの単一候補品目の製造可能枠候補について、前記可用部品データに記憶された前記使用可能な部品品目を割り付け、前記製品品目について前記期間毎に製造する数量を算出して、前記受注確定データに対する製造可能枠データを算出するステップと、
    前記受注確定データに対する製造可能枠を算出するステップにおいて割り付けられた部品品目と前記部品品目の数量を、前記可用部品データから差し引いて新たな可用部品データを生成し、前記記憶装置に記憶するステップと、
    前記製造可能枠候補データ、前記新たな可用部品データ及び需要予測データとを前記記憶装置から読み出し、前記需要予測データに含まれる受注が予測される製品品目及び数量に基づいて、前記製造可能枠候補データのうちの前記単一候補品目の製造可能枠候補及び複数候補品目について、前記新たな可用部品データに記憶された前記使用可能な部品を割り付け、前記製品品目及び前記製品品目グループについて前記期間毎に製造する数量を算出して、前記需要予測データに対する製造可能枠データを算出するステップとを含む
    ことを特徴とする請求項21に記載の製造可能枠生成プログラム。
  24. 製造可能な製品品目と数量を期間毎に算出する製造可能枠生成装置において、
    前記製品品目、前記製品品目の製造で使用する部品品目及び前記部品品目の数量が関連づけられて記憶された部品構成表データを記憶装置から読み出し、複数の製品品目が関連づけられた前記部品品目を共通部品として抽出するとともに、前記部品構成表データに記憶された前記製品品目と、前記共通部品を使用する前記製品品目を含む前記共通部品毎の製品品目グループとを、前記記憶装置に前記製造可能枠候補データとして記憶する製造可能枠候補算出手段と、
    既に注文した前記部品品目、数量及び納入日が関連づけられて記憶された部品注文データと、在庫されている前記部品品目及び数量が関連づけられて記憶された部品在庫データと、調達可能な前記部品品目が前記期間毎に記憶された調達可能部品データと、前記部品構成表データとを前記記憶装置から読み出すとともに、前記期間毎に使用可能な部品を算出して、可用部品データとして前記記憶装置に記憶する可用部品算出手段と、
    前記製造可能枠候補データと前記可用部品データとを前記記憶装置から読み出し、前記製造可能枠候補データに記憶された製造可能枠候補に、前記可用部品データに記憶された前記使用可能な部品品目を割り付け、前記製品品目及び前記製品品目グループについて前記期間毎に製造可能な数量を算出して、前記記憶装置に製造可能枠データとして記憶する製造可能枠数量算出手段
    を備えることを特徴とする製造可能枠生成装置。
  25. 製品品目と、共通部品を使用して製造される複数の製品品目を含む製品品目グループそれぞれについて、前記期間毎に製造する数量が算出され記憶された製造可能枠を記憶装置から読み出し、所定の製品品目を含む引合データに基づいて、前記所定の製品品目と、前記所定の製品品目のいずれかを含む製品品目グループとに関連づけられた前記期間毎に製造される数量を前記製造可能枠から抽出し、前記所定の製品品目の納期を回答する納期回答手段
    を備えることを特徴とする納期回答装置。

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