JP2008013311A - 媒体排出装置、媒体搬送装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出機構が配設された基体部と被排出媒体を積載するスタッカ部との位置精度及び基体部を覆うハウジング部とスタッカ部との位置精度が高い媒体排出装置等を提供すること。
【解決手段】スタッカ部142が取り付けられた基体部144a、144bをハウジング部104に位置決め固定する際に、前記スタッカ部と前記ハウジング部の位置精度を高める位置決め固定部148を前記基体部と前記ハウジング部に設ける。これにより、基体部とスタッカ部との位置関係及びハウジング部とスタッカ部との位置関係を共に高精度にすることができるので、この媒体排出装置が例えば記録装置に適用された場合に、高速・高精度な記録が可能な記録装置を構成することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、被排出媒体を排出する媒体排出装置及びその媒体排出装置を備えた媒体搬送装置並びにその媒体搬送装置を備えた電子機器に関する。
一般に、電子機器の1つである記録装置は、背面側から給紙される用紙を搬送しつつ記録し、記録完了した用紙を前面側に排紙する。このような記録装置には、前面側に排紙される用紙を積載するためのスタッカが配設されている。このスタッカは、略矩形板状に形成されており、使用時は排紙される用紙を積載するために排紙口の下部から前方に向かって突き出た状態にあり、不使用時は設置スペースを節約するため及び排紙口の内部への塵や埃等の侵入を防止するために排紙口を覆って塞いだ状態にある必要がある。このため、スタッカは、排紙口の下部の装置本体(ハウジング)に軸支持されて、当該軸を中心に排紙口を開閉、即ち略水平姿勢と略垂直姿勢との間を回動自在となるように配設されている(特許文献1、2参照)。
特開2003−95512号公報 特開2004−43094号公報
上述した従来の記録装置は、特にスタッカを閉じた際の外装デザインを優先、即ち装置本体と閉じた状態のスタッカとの位置関係を高精度にするために、スタッカの回動軸を受ける回動軸穴は装置本体に設けられている。ところが、近年、記録の高速・高精度化に伴い、用紙の給紙・搬送・排紙の精度向上が求められるようになってきている。このため、特に排紙機構と開いた状態のスタッカとの位置関係を高精度にする必要がある。しかし、従来の記録装置は、装置本体と閉じた状態のスタッカとの位置関係を高精度にしているため、特に排紙機構と開いた状態のスタッカとの位置関係は大きなばらつきを含んでいる。この点を解消するには、スタッカの回動軸を受ける穴を排紙機構に設ければ良いが、逆に装置本体と閉じた状態のスタッカとの位置関係が大きなばらつきを含むことになる。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、排出機構が配設された基体部と被排出媒体を積載するスタッカ部との位置精度及び基体部を覆うハウジング部とスタッカ部との位置精度が高い媒体排出装置及びその媒体排出装置を備えた媒体搬送装置並びにその媒体搬送装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の媒体排出装置では、被排出媒体を排出する媒体排出装置であって、前記被排出媒体を排出する排出機構が配設された基体部と、排出される前記被排出媒体を積載するスタッカ部と、少なくとも前記基体部を覆うハウジング部とを備え、前記スタッカ部が取り付けられた前記基体部を前記ハウジング部に位置決め固定する際に、前記スタッカ部と前記ハウジング部の位置精度を高める位置決め固定部を前記基体部と前記ハウジング部に設けたことを特徴としている。これにより、基体部とスタッカ部との位置関係及びハウジング部とスタッカ部との位置関係を共に高精度にすることができるので、この媒体排出装置が例えば記録装置に適用された場合に、高速・高精度な記録が可能な記録装置を構成することができる。
また、前記位置決め固定部は、前記基体部の直交3方向(X方向、Y方向、Z方向)の位置を決める部位と、前記基体部を固定する部位を備えていることを特徴としている。これにより、基体部とスタッカ部との位置関係及びハウジング部とスタッカ部との位置関係は完全に良好なものとなる。具体的な構成としては、前記X方向位置決め部位は、前記ハウジングに設けられた第1のピンと、前記基体部に設けられ、前記第1のピンが挿入されるX方向に伸びる第1の長穴とを備え、前記Y方向位置決め部位は、前記基体部に設けられた第2のピンと、前記ハウジングに設けられ、前記第2のピンが挿入されるY方向に伸びる第2の長穴とを備え、前記Z方向位置決め部位は、前記ハウジングに設けられたリブと、前記基体部に設けられ、前記リブ上に当接される凸部とを備えていることを特徴としている。また、前記固定部位は、前記ハウジングに設けられたネジ挿入穴と、前記基体部に設けられ、前記ネジ挿入穴に挿入されるネジが螺合されるネジ螺合穴とを備えていることを特徴としている。
また、前記固定部位は、前記位置決め部位に近接して設けられていることを特徴としている。具体的には、前記Z方向位置決め部位上に、前記X方向位置決め部位と前記Y方向位置決め部位が設けられ、前記X方向位置決め部位と前記Y方向位置決め部位間に、前記固定部位が設けられていることを特徴としている。これにより、高精度な位置決め状態を長期に亘って維持することができる。上記目的達成のため、本発明の媒体搬送装置では、被搬送媒体を搬送して排出する媒体搬送装置であって、上記各媒体排出装置を備えたことを特徴としている。また、本発明の電子機器では、上記媒体搬送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する媒体搬送装置又は電子機器を提供することが可能である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る媒体搬送装置を備えた電子機器である記録装置の外観構成の全体を示す斜視図、図2は、その内部構造を示す断面側面図である。この記録装置はインクジェット式プリンタ100であり、例えば名刺、カード、L判/2L判、ハガキ、六切やJIS規格のA6判からA4判までのサイズの単票紙と、例えばCD−R(Compact Disc−Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disc−Recordable)等の光ディスクのレーベル面に記録することができる機能を備えている。
このインクジェット式プリンタ100は、図1に示すように、全体が略直方体状のハウジング(ハウジング部)101で覆われている。このハウジング101は、アッパーハウジング102、ミドルハウジング103、ロアハウジング104の上下3段に分割されている。そして、アッパーハウジング102の上面における前面(以下、「前面」は図1に示す設置状態のときの前面をいう)側には操作部110が配設され、ミドルハウジング103の前面における図示左側にはメモリカードスロット部120が配設され、アッパーハウジング102の上面における背面(以下、「背面」は図1に示す設置状態のときの背面をいう)側には給紙部130が配設され、ミドルハウジング103の前面側には本発明の特徴的な部分である排紙部(媒体排出装置)140が配設されている。更に、このインクジェット式プリンタ100の内部には、図2に示すように、用紙搬送部150及び記録部160が配設されている。
操作部110は、図1に示すように、略矩形状の操作パネル111を備え、この操作パネル111の略中央部に操作状態等を表示する液晶表示パネル112が装着され、この液晶表示パネル112の両側にパワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等の複数のボタン113が配設されている。ユーザは、液晶表示パネル112を見て確認しながら各種のボタン113を操作することができるので、誤操作を防止することができる。
メモリカードスロット部120は、図1に示すように、図示矢印a方向に開閉自在なカバー121で覆われている。このメモリカードスロット部120は、複数スロット形成され、複数種類のメモリカードに対応可能に構成されている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100をパーソナルコンピュータに接続しなくても、インクジェット式プリンタ100単独の状態でメモリカードスロット部120にメモリカードを差し込むのみで、メモリカードに格納されている画像等を記録することができる。
給紙部130は、図1及び図2に示すように、上方に向かって矩形状に開口した給紙口131を開閉する機能及び給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートする機能を併せ持ったペーパーサポート132と、このペーパーサポート132にサポートされている用紙を自動給紙する自動給紙機構133を備えている。ペーパーサポート132は、後端の回転軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100を使用又は不使用のときは、ペーパーサポート132の両側に指を掛けてペーパーサポート132を開閉することができるので、用紙の差し入れを容易に行うことができ、また給紙口131内への埃の侵入を防止することができる。
排紙部140は、図1及び図2に示すように、前方に向かって矩形状に開口した排紙口141を開閉する機能及び排紙される用紙を1枚もしくは複数枚スタックする機能を併せ持ったスタッカ(スタッカ部)142と、記録された用紙をスタッカ142へ排紙する排紙機構143と、図示しないディスク搬送機構を備えている。スタッカ142は、下端の回動軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100を使用又は不使用のときは、スタッカ142の上部に指を掛けてスタッカ142を開閉することができるので、セッティングを容易に行うことができ、また排紙口141内への埃の侵入を防止することができる。更に、記録後の用紙は常に前面側から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。排紙機構143は、排紙ローラ41とギザローラ42等を備えている。排紙ローラ41とギザローラ42は、プラテン163の搬送下流側に対向配設されており、プラテン163を通過してくる用紙を排紙ローラ41とギザローラ42で挟持してスタッカ142上へ排紙する。ディスク搬送機構は、スタッカ142の上方に配設されており、排紙口141から挿入されるディスクを保持したトレイを往復搬送する。
用紙搬送部150は、図2に示すように、給紙部130から排紙部140に掛けて配設されており、搬送機構151を備えている。この搬送機構151は、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ51とその従動ローラ52等が配設されている。紙送りローラ51は、プラテン163の搬送上流側に配設されており、自動給紙機構133により給送される用紙を従動ローラ52と共に挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。記録部160は、図2に示すように、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ161、記録動作に同期してインクを吐出する記録ヘッド162、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン163等を備えている。次に、本発明の特徴的な部分である排紙部140について、更に図を参照して説明する。
図3は、上記排紙部140を前面左側から見た斜視図、図4は、上記排紙部140を前面右側から見た側面図である。これらの図は、アッパーハウジング102及びミドルハウジング103が取外された状態を示している。ここで、課題においても説明したように、記録の高速・高精度化に伴い、用紙の給紙・搬送・排紙の精度向上が求められるようになってきている。このため、特に排紙機構143と開いた状態のスタッカ142との位置関係を高精度にする必要がある。本実施形態では、スタッカ142は、排紙機構143及びディスク搬送機構を両側から挟んで支持する対向配置されたフレーム(基体部)144a、144bに取り付けられている。
即ち、スタッカ142は、両側面142a、142bにおける図示搬送上流側の位置に、円筒状の回動軸(係合部、係合軸)145a、145bが突設されている。一方、フレーム144a、144bは、図示前面側下方の位置に設けられた係合形成部144ab、144bbに、回動軸145a、145bが回動自在に挿入可能な円筒状の回動軸穴(係合部、係合穴)146a、146bが穿孔されている。そして、回動軸145a、145bが回動軸穴146a、146bに挿入されて、スタッカ142はフレーム144a、144bに対して回動する。従って、用紙の排紙姿勢に対し組付けバラツキの影響を極力排除して、排紙機構143と開いた状態のスタッカ142との位置関係を高精度にすることができるので、排紙精度を高めて記録の高速・高精度化に対応することができる。また、アッパーハウジング102及びミドルハウジング103が無い状態でも排紙機構143の排紙評価が可能となる。
更に、フレーム144a、144bにおける回動軸穴146a、146bの上方は、庇状のスタッカストッパ147a、147bが形成されている。スタッカ142が閉状態から開方向へ回動軸145a、145bを中心に回動したとき、スタッカ142における回動軸145a、145bよりも搬送上流側のスタッカ142の上面142cの両端部がスタッカストッパ147a、147bに当接し、スタッカ142の回動を規制する。このとき、スタッカ142の上面142cは、フレーム144a、144bの間に配設されている用紙搬送面144cと面一となる。従って、排紙機構143と開いた状態のスタッカ142との位置関係を更に高精度にすることができるので、排紙精度を更に高めて記録の高速・高精度化に対応することができる。
ここで、課題においても説明したように、ハウジング101は内部の自動給紙機構133、搬送機構151、排紙機構143等を保護する必要があることから高剛性で形成されている。そのために、スタッカ142と一体的に形成されている回動軸145a、145bを挿入する回動軸穴146a、146bが、仮にハウジング101に設けられている場合は、当該挿入作業が困難となる。しかし、本実施形態の回動軸穴146a、146bは、少なくとも外側に向かって弾性変形可能に構成されたフレーム144a、144bに形成されている。従って、フレーム144a、144bを外側に向かって弾性変形させて、回動軸145a、145bを回動軸穴146a、146bに合わせ、フレーム144a、144bを復元することにより、スタッカ142と一体的に形成されている回動軸145a、145bを回動軸穴146a、146bに容易に挿入することができる。このため、従来のようにスタッカの回動軸を別部品として伸縮自在な構造とする必要が無く、部品点数の増加や、寸法ばらつきの増大、コストの上昇という問題を解消することができる。以上のような構成により、排紙機構143と開いた状態のスタッカ142との位置関係を高精度にすることができるが、更に、ハウジング101と閉じた状態のスタッカ142との位置関係を高精度にするために、以下のような構成となっている。
図5(A)、(B)は、フレーム144aを下方から見た斜視図及びロアハウジング104を上方から見た斜視図である。尚、図示していないが、フレーム144b側も同様の構成となっており、以下では説明を省略する。フレーム144a及びロアハウジング104には、スタッカ142が取り付けられたフレーム144aをロアハウジング104に位置決め固定する際に、スタッカ142とロアハウジング104の位置精度を高める位置決め固定部148が設けられている。
この位置決め固定部148は、フレーム144aの図5(A)に示す一点鎖線で囲んだ底部144aaの部分Aと、この部分Aに対応するロアハウジング104の図5(B)に示す一点鎖線で囲んだ内部104aの部分Bに設けられている。即ち、位置決め固定部148は、フレーム144aのロアハウジング104に対する図示直交3方向(X方向(主走査方向)、Y方向(用紙搬送方向)、Z方向(高さ方向))の位置を決める位置決め部148a、148b、148cと、フレーム144aをロアハウジング104に固定する位置固定部148dを備えている。
Z方向の位置決め部148cは、ロアハウジング104に設けられたリブ148caと、フレーム144aにおけるリブ148caと対応する位置に設けられ、リブ148ca上に当接される凸部148cbとを備えている。リブ148caは、ロアハウジング104の内部104aの底面104bからZ方向に立設されたY方向に延びる壁状に形成されており、平坦なリブ頂面148ccがZ方向の位置決めとして機能する。凸部148cbは、フレーム144aの底部144aaからZ方向に突設されたY方向に延びる板状に形成されており、平坦な凸頂面148cdがZ方向の位置決めとして機能する。即ち、凸部148cbの凸頂面148cdがリブ148caのリブ頂面148ccと当接されることにより、スタッカ142が取り付けられたフレーム144aをロアハウジング104に高精度なZ方向の位置決めを行うことができ、これによりスタッカ142とロアハウジング104のZ方向の位置精度を高めることができる。
X方向の位置決め部148aは、ロアハウジング104に設けられた第1のピン148aaと、フレーム144aにおける第1のピン148aaと対応する位置に設けられ、第1のピン148aaが挿入されるX方向に伸びる第1の長穴148abとを備えている。第1のピン148aaは、ロアハウジング104のリブ148caのリブ頂面148ccにおける前面側の端部にZ方向に延びる円筒状に形成されており、X方向の位置決めとして機能する。第1の長穴148abは、フレーム144aの凸部148cbの前面側にZ方向に貫通し、かつ一端が切り欠かれた楕円状に形成されており、X方向の位置決めとして機能する。即ち、第1の長穴148abに第1のピン148aaが挿入されることにより、スタッカ142が取り付けられたフレーム144aをロアハウジング104に高精度なX方向の位置決めを行うことができ、これによりスタッカ142とロアハウジング104のX方向の位置精度を高めることができる。
Y方向の位置決め部148bは、フレーム144aに設けられた第2のピン148baと、ロアハウジング104における第2のピン148baと対応する位置に設けられ、第2のピン148baが挿入されるY方向に伸びる第2の長穴148bbとを備えている。第2のピン148baは、フレーム144aの凸部148cbの凸頂面148cdにおける背面側の端部にZ方向に延びる円筒状に形成されており、Y方向の位置決めとして機能する。第2の長穴148bbは、ロアハウジング104のリブ148caのリブ頂面148ccにおける背面側にY方向に長軸を持つ楕円筒状に形成されており、Y方向の位置決めとして機能する。即ち、第2の長穴148bbに第2のピン148baが挿入されることにより、スタッカ142が取り付けられたフレーム144aをロアハウジング104に高精度なY方向の位置決めを行うことができ、これによりスタッカ142とロアハウジング104のY方向の位置精度を高めることができる。
また、位置固定部148dは、フレーム144aに設けられたネジ挿入穴148daと、ロアハウジング104におけるネジ挿入穴148daと対応する位置に設けられ、ネジ挿入穴148daに挿入される図示しないネジが螺合されるネジ螺合穴148dbとを備えている。ネジ挿入穴148daは、フレーム144aの凸部148cbにおける第1の長穴148abと第2のピン148baとの間にZ方向に貫通し、かつ一端が切り欠かれた楕円状に形成されており、位置固定として機能する。ネジ螺合穴148dbは、ロアハウジング104のリブ148caのリブ頂面148ccにおける第1のピン148aaと第2の長穴148bbとの間に円筒状に形成されており、位置固定として機能する。即ち、ネジ挿入穴148daとネジ螺合穴148dbが合わされた後、ネジがネジ挿入穴148daを通されてネジ螺合穴148dbに螺合されることにより、スタッカ142が取り付けられたフレーム144aをロアハウジング104に固定することができ、これによりスタッカ142とロアハウジング104のX、Y、Z方向の位置精度を高めることができる。そして、位置固定部148dは、位置決め部148a、148b、148cに近接して設けられているので、位置決め部148a、148b、148cによる高精度な位置決め状態を長期に亘って維持することができる。
図6は、スタッカ142が取り付けられたフレーム144a、144bをロアハウジング104に位置決め固定した状態を示す斜視図、図7は、図6の状態から更にミドルハウジング103を取り付けた状態を示す平面図及び拡大斜視図である。図6に示すように、スタッカ142が取り付けられたフレーム144a、144bをロアハウジング104に位置決め固定した状態では、上述したように、フレーム144a、144bが弾性変形し易い構成となっているためガタが発生する。そこで、図7に示すように、フレーム144a、144bは、ミドルハウジング103で覆われたときに位置決め固定可能なように構成されている。
即ち、ミドルハウジング103には、フレーム144a、144bの各外側側面を外側から押さえ込むと共に、回動軸穴146a、146bが形成されたフレーム144a、144bの係合形成部144ab、144bbを上方、側方及び後方から押さえ込む押さえ込み部103a、103bが形成されている。これにより、スタッカ142が取り付けられたフレーム144a、144bを、ロアハウジング104に位置決め固定すると共にミドルハウジング103で覆うことにより、ガタ付きが無いように押さえ込むことができる。このため、排紙機構143と特に開いた状態のスタッカ142との位置関係を高精度に維持することができると共に、ハウジング101と特に閉じた状態のスタッカ142との位置関係を高精度に維持することができる。従って、用紙の特に排紙の精度を向上させて記録の高速・高精度化を達成することができると共に、プリンタ外装において余計な隙間や段差の発生を無くして外装デザイン性を高めることができる。
以上のように、本実施形態の排紙部140を備えたインクジェット式プリンタ100によれば、スタッカ142が取り付けられたフレーム144a、144bをロアハウジング104に位置決め固定する際に、スタッカ142とロアハウジング104の位置精度を高める位置決め固定部148をフレーム144a、144bとロアハウジング104に設けたので、フレーム144a、144bとスタッカ142との位置関係及びロアハウジング104とスタッカ142との位置関係を共に高精度にすることができ、高速・高精度な記録が可能となる。
また、位置決め固定部148は、ロアハウジング104に対するフレーム144a、144bの直交3方向(X方向、Y方向、Z方向)の位置決め部148a、148b、148cと、ロアハウジング104に対するフレーム144a、144bの位置固定部148dを備えているので、フレーム144a、144bとスタッカ142との位置関係及びロアハウジング104とスタッカ142との位置関係は完全に良好なものとなる。また、位置固定部148dは、位置決め部148a、148bに近接して設けられているので、高精度な位置決め状態を長期に亘って維持することができる。
媒体排出装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置、スキャナ等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、媒体排出装置を備えた一般的な電子装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る媒体搬送装置を備えた電子機器である記録装置の外観構成の全体を示す斜視図である。 図1の記録装置の内部構造を示す断面側面図である。 図1の記録装置の排紙部を前面左側から見た斜視図である。 図1の記録装置の排紙部を前面右側から見た側面図である。 図1の記録装置のフレームを下方から見た斜視図及びロアハウジングを上方から見た斜視図である。 図1の記録装置のスタッカが取り付けられたフレームをロアハウジングに位置決め固定した状態を示す斜視図である。 図6の状態から更にミドルハウジングを取り付けた状態を示す平面図及び拡大斜視図である。
符号の説明
100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、102 アッパーハウジング、103 ミドルハウジング、104 ロアハウジング、110 操作部、120 メモリカードスロット部、130 給紙部、140 排紙部、141 排紙口、142 スタッカ、143 排紙機構、144a、144b フレーム、144ab、144bb 係合形成部、145a、145b 回動軸、146a、146b 回動軸穴、147a、147b スタッカストッパ、148 位置決め固定部、148a、148b、148c 位置決め部、148d 位置固定部、148aa 第1のピン、148ab 第1の長穴、148ba 第2のピン、148bb 第2の長穴、148ca リブ、148cb 凸部、148cc リブ頂面、148cd 凸頂面、148da ネジ挿入穴、148db ネジ螺合穴、150 用紙搬送部、160 記録部

Claims (8)

  1. 被排出媒体を排出する媒体排出装置であって、
    前記被排出媒体を排出する排出機構が配設された基体部と、
    排出される前記被排出媒体を積載するスタッカ部と、
    少なくとも前記基体部を覆うハウジング部とを備え、
    前記スタッカ部が取り付けられた前記基体部を前記ハウジング部に位置決め固定する際に、前記スタッカ部と前記ハウジング部の位置精度を高める位置決め固定部を前記基体部と前記ハウジング部に設けたことを特徴とする媒体排出装置。
  2. 前記位置決め固定部は、前記基体部の直交3方向(X方向、Y方向、Z方向)の位置を決める部位と、前記基体部を固定する部位を備えていることを特徴とする請求項1に記載の媒体排出装置。
  3. 前記X方向位置決め部位は、前記ハウジングに設けられた第1のピンと、前記基体部に設けられ、前記第1のピンが挿入されるX方向に伸びる第1の長穴とを備え、前記Y方向位置決め部位は、前記基体部に設けられた第2のピンと、前記ハウジングに設けられ、前記第2のピンが挿入されるY方向に伸びる第2の長穴とを備え、前記Z方向位置決め部位は、前記ハウジングに設けられたリブと、前記基体部に設けられ、前記リブ上に当接される凸部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の媒体排出装置。
  4. 前記固定部位は、前記ハウジングに設けられたネジ挿入穴と、前記基体部に設けられ、前記ネジ挿入穴に挿入されるネジが螺合されるネジ螺合穴とを備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の媒体排出装置。
  5. 前記固定部位は、前記位置決め部位に近接して設けられていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の媒体排出装置。
  6. 前記Z方向位置決め部位上に、前記X方向位置決め部位と前記Y方向位置決め部位が設けられ、前記X方向位置決め部位と前記Y方向位置決め部位間に、前記固定部位が設けられていることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の媒体排出装置。
  7. 被搬送媒体を搬送して排出する媒体搬送装置であって、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の媒体排出装置を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  8. 請求項7に記載の媒体搬送装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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