JP2008013221A - 表示部付き結束具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示部を有した結束バンドで、分類された配線等の被結束物を緊縛して結束する際に前記表示部が変形しない結束バンドを提供する。
【解決手段】 識別記号や数字等を表示する表示板1の両端に頭部2が連結された結束バンドA1のバンド部3同士を平行に配置して全体として略コ字形状に成形し、前記頭部2にバンド部3が挿入される貫通孔7を該バンド部3の延長方向に平行して開口し、前記表示板1とバンド部3とが離間するように形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 識別記号や数字等を表示する表示板1の両端に頭部2が連結された結束バンドA1のバンド部3同士を平行に配置して全体として略コ字形状に成形し、前記頭部2にバンド部3が挿入される貫通孔7を該バンド部3の延長方向に平行して開口し、前記表示板1とバンド部3とが離間するように形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、各種電気機器の配線の整理、または多量の配線が行われるコンピュータルームの配線の整理、あるいは倉庫などにおける細い棒状体や線状体の整理と表示に簡単に使用できる結束バンドに関する。
各種の電気機器の内部配線の整理、自動車の配線の整理、マンションなどの建造物やコンピュータルーム内の配線の整理、あるいは例えば、パイプに電線を固定したり、フェンスに網や棒などを固定するために合成樹脂製の結束バンドが使用されている。
この結束バンドは、バンド部と頭部を持ち、頭部内に形成された係合爪とバンド部の表面に形成された鋸歯状の歯とを噛合させて結束するものが一般に使用されている(例えば、特許文献1)。
前記結束バンドは、単に配線などの線材を結束する機能しか持っていないので、この帯状の結束バンドに情報を記載して表示させるというのは困難である。そこで、結束バンドのバンド部の頭部に近い部分に平坦な表示部を形成し、この表示部に簡単な記号を記入する方法も考えられるが、バンド部は帯状で幅が狭いものであるから手作業で記入するようなことができず、せいぜい結束バンド自体の部品番号やロット番号などの数字や記号をを表示する程度であって、配線の種類や用途まで記入することは到底できない。
そこで、結束バンドとは別に紙製カードあるいは合成樹脂シート製の表示札を金属細線で取付けるようにしたものや、通常の紙や合成紙を使用し、これを接着剤で貼付するものなどが検討されてきた。
しかし、このような結束・表示方法では、結束バンドと表示札の両方の部材を準備して結束と同時あるいは結束の後に表示を行わなければならず、その操作が煩雑である。また、結束バンドの位置と表示札の位置もずれることから、その配線の種類などを確認することも困難となる。
また、従来の結束バンドは、頭部に開口したバンド部を挿通するための孔は、結束バンドの長さ方向に対して直交する(バンド部の厚さ方向)ように開口されており、例えば、複数の配線の周囲を結束する場合、頭部の開口にバンド部を挿通して締付けると、結束状態は頭部の近傍に滑らかな円弧を形成することができず、結束した配線束の断面はミカンの袋あるいは涙滴状のように隅部に角が形成されてしまう。
さらに、結束を終えて余ったバンド部は結束した部分より突出し、これが邪魔になるので切除しているが、この部分が円弧状の部分より突出する。また、一旦、結束するとこれを解除するためにはバンド部を切断しなければならなかった。
例えば、配線に一時的に表示札を取付けて配線の間違いがないように整理し、所定の配線が完了すると表示札を取外すような場合、あるいは線材や棒材やコードなどの商品を販売する場合に商品に品番や名称などを付けた状態で結束バンドによって整理(結束)しておく。そして、販売の際にその結束バンドを解除して必要な線材などの商品を取出し、再び前記のように結束して整理するなどの作業が必要であるが、従来の結束バンドを使用した整理方法ではその作業が実質的にできない。
そこで本発明者は、前記結束バンドと表示札の両方を使用する場合の取付け上の問題を解消するために、表示札の両側にバンドを配置して門形に一体成形された結束バンドを開発した。この表示札付き結束バンドは、結束バンドによるによる配線の整理は勿論であるが、表示札による配線の種類や用途等を表示することが可能である。従って、単なる結束バンドと表示札の二つを使用する従来の方法に比較すると格段に取扱性が向上した。
しかしながら、この表示札付き結束バンドで配線や線材等を整理する場合、頭部の挿通孔からバンド部が表示札の部分より突き出るので、これが作業の邪魔であり、切除する必要があった。この表示札付き結束バンドは、頭部とバンド部と表示札とが一連に形成されており、表示札がバンド部の一部を兼ねている。従って、配線や線材等を整理した際に表示札がバンド部の張力で丸く変形するという問題があった。そして、この丸み変形を防止するために表示札を厚くすると、バンド部と表示札とが別々に変形するから配線等を均等に保持できなくなり、特に、小径の線材や少量の配線等を結束することは困難である。
このような状況を考慮して、表示札がバンド部と一体的に変形するように肉薄としたり、表示札のサイズを多数取り揃えて準備し、これらを配線等のサイズに合わせて適宜使い分けなくてはならなかった。また、結束を解除するにはバンド部を切断しなくてはならなかった。
特開平07−286607号公報
本発明に係る結束具は、配線や線材等の被結束物を緊縛して結束した際に表示部がバンド部を締付ける張力により変形せざるを得ないという前記の問題を解決するためになされたものであり、被結束物をバンド部で滑らかに結束し、この結束力により表示部を変形させず、さらに必要に応じてその結束を解除し、また再びこれを繰返して使用して結束と表示ができる繰返使用型の結束バンドを提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本願発明に係る表示部付き結束具Aは、記号や識別番号等を表示する表示板1と、その両側に連結した結束バンドA1とからなり、全体として略門字形状に形成されている。前記結束バンドA1は、頭部2とバンド部3とを有し、前記頭部2はバンド部3が挿通して噛合される貫通孔7が該バンド部3方向に平行して開口されると共に該頭部2の内部に係合爪6が設けられ、この頭部2より延長されたバンド部3は、表面に鋸歯状の噛合歯5が列設されており、前記結束バンド3の頭部2の側面と表示板1の側面とが連結部8を介して連結され、前記バンド部2と表示板1の側端部とが離間した状態で形成されていることを特徴とする。
また、前記表示板1は、連結部8を介して結束バンドA1の頭部2に連結されており、被結束物15を緊縛して表面に沿って滑らかに結束した状態において、該被結束物15に対面しない側の表示板1の表面を記号や識別番号等が表示される表示部1aとしたことを特徴とする。
本発明に係る結束具は、表示板とバンド部とは別々に形成され、そして連結部8を介して連結しているので、通信回線や電気配線、線材や棒材等の被結束物を緊縛して結束した際に表示板が変形することがない。よって、表示板の大きさによって結束することのできる被結束物の径が制限されることがなく、さらに、表示板の被結束物の表面形状に合わせて丸みを帯びた変形によって識別記号の印刷されたシール等が剥がれてしまうことが防止される。
また、頭部には、バンド部の挿通する挿通孔がバンドの延長方向に平行して開口しており、結束状態においてバンド部が表示板に直交して突出することがないので、他の配線等への引掛りが防止される。
さらに、表示部はバンド部と別体として形成されているので表示部の面積を大きくすることができ、手作業で記号や説明等を記入することができる。その上、バンド部を結束してもそのバンド部の結束に伴って表示部は変形することがなく、手作業で記入したりシール等を表示部に貼付する作業が容易となる。
さらにまた、本願発明に係る結束具は、結束状態を緩めたり解除したり、或いは再び結束もできるので、電気配線や線材等の被結束物を追加したり取出したり、別の表示をして整理することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る表示部付き結束具Aの概略図である。この結束具Aは、記号や識別番号等を表示する表示板1の両端に結束バンドA1の頭部2を該結束バンドA1同士が平行となって全体として略コ字形状となるように形成されている。
図1は本発明に係る表示部付き結束具Aの概略図である。この結束具Aは、記号や識別番号等を表示する表示板1の両端に結束バンドA1の頭部2を該結束バンドA1同士が平行となって全体として略コ字形状となるように形成されている。
前記結束バンドA1は、表面に鋸歯状の係合歯5が列設されたバンド部3が前記頭部2から延長されて形成されている。また、図3〜図5に示す如く、前記頭部2にこのバンド部3が挿通する貫通孔7が形成されており、図6(a)に示す如く、この貫通孔7の出口2b側に係合歯6が列設されると共にこの係合歯6の噛合を外すための摘み部4が形成されている。
また、図3〜5に示す如く、前記頭部2にこのバンド部3が挿通する貫通孔2aが形成されているが、図6(a)に示す如く、この貫通孔7の出口2b側に係合歯6が列設されると共にこの係合歯6の噛合を外すための摘み部4が形成されている。また、この摘み部4が設けられている表示板1の表面を記号や識別番号等の表示する表示部1aに形成している。
さらに、前記頭部2の貫通孔7は、バンド部3の延長方向に平行して形成されており、従って前記バンド部3が図6(b)のようにループLを形成して被結束物15を緊縛した際に前記表示板1は2本の結束バンドA1に支持され、略平板の状態を保持している。
この結束具Aは、結束バンドA1を操作して被結束物15を結束した後でも、摘み部4を操作してバンド部3と頭部2との係合状態が解除可能に形成されている。そして、この結束具Aは例えば、ナイロン、ポリエステル又はポリプロピレン等の合成樹脂の射出成形により一体成形されている。
そして、図6に示す如く、分類や整理された配線等の被結束物15は、表示板1の両側に配置された結束バンドA1のバンド部3によってループ状に締付けて束ねられる。そして、前記バンド部3を表示板1の両端に形成された頭部2の貫通孔7に挿入し、この貫通孔7の出口2b側から突出するバンド部3の先端を引張るだけで結束することができる。
また、結束具Aを取外したい場合には、挿通孔2aの出口2b側に形成した摘み部4を持上げて、バンド部3の係合歯5と挿通孔2aに突出している係合歯6との噛合を解除し、てバンド部3を頭部2より引き抜けば被結束物15は自由な状態となる。
なお、図2及び図6(a)に示す窓9は、頭部2の貫通孔7内に形成した噛合歯6を成形する金型を出し入れするためのものである。
本発明に係る結束バンドは、バンド部を表示部から別体に形成しているので、結束時に表示部が変形することがない。従って、表示部に貼付けられたラベルシール等が変形に伴って剥がれることがない。また、表示部の面積を大きくすることができるので、複数の記号や数字を組合わせた表示や、結束した配線等についての簡単な説明や注意書き等を表示することができる。
例えば、結束される配線や線材等に応じて予めバーコード、数字や記号、或いは管理番号等が刻印機等で表示板1の表示部1aに記されたものを使用したり、また、必要に応じて作業者自身がラベルシール等を表示部1aに貼り付けたり、作業者自身が筆記具等で表示部1aに直接記入しても良い。
なお、本実施例では結束バンドの頭部は連結部を介して表示板に連結されたものについて説明したが、表示板に頭部を直接連結することもできる。この場合、頭部より延設されるバンド部は、例えば、頭部から縮小部を介して延設することで表示板と該バンド部とが離間状態となるようにすることができる。
また、図7に示すように、表示板1をアーチ状に成形したものを使用することもできる。このような結束具は、表示板にバンド部の頭部が連結されていない側の表示板の端部が、結束される被結束物側に接近するようになっているので、他の配線や線材等に接触することが防止される。この場合も表示板はバンド部から独立しているので、表示板のアーチ形状が変形することがない。
また、表示部は矩形に限らず、例えば、図8に示すように、表示板の四隅を円弧状としたり、表示板の中央部から接続部に向かって縮小するものや、楕円形状や円形等の形状のものを使用することもできる。
このような表示板は、該表示板の四隅が滑らかになっているので結束作業の際の引掛かりが防止され、操作性が向上する。また、配線等を結束した際に周囲の配線や線材等との当たりを和らげることもできる。
さらには、電源配線や光ケーブル、制御信号配線といった種類別に表示板の形状や色を変えて識別性や整理のし易さを向上させることもできる。
さらにまた、図9に示すように、結束バンドの頭部と表示板との連結部8を肉厚に形成することで、全体としての強度が向上するので、繰返して使用する際の耐久性が向上する。
A 結束バンド
L ループ
1 表示板
1a 表示部
2 頭部
2a 入口
2b 出口
3 バンド部
4 摘み部
5 係合歯
6 係合歯
7 貫通孔
8 連結部
8a 補強板
9 窓部
15 被結束物
L ループ
1 表示板
1a 表示部
2 頭部
2a 入口
2b 出口
3 バンド部
4 摘み部
5 係合歯
6 係合歯
7 貫通孔
8 連結部
8a 補強板
9 窓部
15 被結束物
Claims (2)
- 記号や識別番号等を表示する表示板の両側に結束バンドを連結して全体として略コ字形状に形成され、
前記結束バンドは、頭部とバンド部とを有し、前記頭部はバンド部が挿通して噛合される貫通孔が該バンド部方向に平行して開口されると共に該頭部の内部に係合爪が設けられ、この頭部の側部から延長されたバンド部は表面に鋸歯状の噛合歯が列設されており、
前記結束バンドの頭部の側面と表示板の側面とが連結部を介して連結され、前記バンド部と表示板の側端部とが離間した状態で形成されていることを特徴とする、表示板付き結束バンド。 - 前記表示板は連結部を介して結束バンドの頭部に連結されており、被結束物を緊縛して滑らかに結束した状態において、該被結束物が前記表示板に対面しない側の面を記号や識別番号等が表示される表示部としたことを特徴とする、請求項1に記載の表示部付き結束バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006186556A JP2008013221A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 表示部付き結束具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006186556A JP2008013221A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 表示部付き結束具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008013221A true JP2008013221A (ja) | 2008-01-24 |
Family
ID=39070653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006186556A Pending JP2008013221A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 表示部付き結束具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008013221A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2480101A (en) * | 2010-05-07 | 2011-11-09 | Siegrist Orel Ltd | Cable tie with display device |
JP2014117027A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Nec Fielding Ltd | ケーブル識別器具及びケーブル識別方法 |
JP2020175922A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 株式会社リコー | 結束バンド |
-
2006
- 2006-07-06 JP JP2006186556A patent/JP2008013221A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020175922A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 株式会社リコー | 結束バンド |
JP7290057B2 (ja) | 2019-04-18 | 2023-06-13 | 株式会社リコー | 結束バンド |
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