JP2008013127A - 車両用空調ユニットの配管取り出し構造 - Google Patents

車両用空調ユニットの配管取り出し構造 Download PDF

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Abstract

【課題】接続ブロック50の外形に凹部50aを有する配管取り出し構造において、コストを抑えつつ凹部50aからの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造を提供する。
【解決手段】配管差し込み溝のような凹部50aの空気流路内部側を塞ぐよう配管3a、3b上に配置した内側パッキンP4と、ケース部材1に内側パッキンP4を圧縮してシールする内側シールリブ1bとを備えている。
これによれば、凹部50aからの風洩れをシールする内側パッキンP4は、隙間形状に合わせた特殊形状ではなく、短冊状の簡単な形状のパッキンとできることより、コストを抑えつつ凹部50aからの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造とすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調ユニットからの配管取り出し構造に関するものであり、特にエバポレータの冷媒導入導出配管の取り出し部などに用いて好適なものである。
従来の車両用空調ユニットの配管取り出し構造として、下記特許文献1に示されるものなどがある。また図7は、下記特許文献1にも示されているような、ろう付けジョイントにおける配管取り出し部の組み立て構造の一例を示す分解斜視図であり、図8は図7の構造における組み上がった状態を示す斜視図である。
ろう付けジョイントとは、接続凸部5aとタッピング孔Tとが形成された接続ブロック5を配管3a、3bの先端側にろう付け接合したものである。そして、その接続ブロック5の外周に外周パッキンP1を巻き付け(ステップS1)、図示しないエバポレータごと空調ケース1内に挿入し、接続ブロック5は空調ケース1の嵌合部の一部に形成された外周シールリブ1a内に外周パッキンP1を圧縮しながら挿入する(ステップS2)。
そして、ブロワケース2を空調ケース1に嵌合させるとともに、ブロワケース2の嵌合部の一部に形成された外周シールリブ2aで外周パッキンP1を圧縮しながら接続ブロック5を鋏持してシール保持するものである(ステップS3)。なお、接続ブロック5の接続凸部5aにはボックス型膨張弁4が嵌められ(ステップS4)、スルーボルトSBにて締結固定されるようになっている(ステップS5)。また、接続凸部5aに嵌まっているOリングは省略して示している。
また、図9は、従来のかしめジョイントにおける配管取り出し部の組み立て構造を示す分解斜視図であり、図10は図9での接続ブロック50と配管3a、3bとのかしめ状態を上方から見た図である。また、図11は図9の構造における組み上がった状態を示す斜視図である。
かしめジョイントとは、図9に示すように、接続ブロック50に配管差し込み溝50aを形成し、その配管差し込み溝50aに先端を接続部としてバルジ(紐出し)加工した配管3a、3bを圧入し、その後図10に示すように、接続ブロック50の裏側に形成したかしめ爪Kを配管側にかしめ変形させて接続ブロック50と配管3a、3bとを機械的に結合させたものである。このかしめジョイントは、接続ブロック50と配管3a、3bとの結合がろう付けに比べて容易であることなどから採用が進んでいる。
かしめジョイントとした場合の組み立て手順として上記したろう付けジョイントと異なる点は、接続ブロック50に形成した配管差し込み溝50aからの風洩れを防ぐため、配管差し込み溝50aにその隙間形状に合わせた隙間パッキンP2、P3をそれぞれ組み込み(ステップS1−1)、その上から接続ブロック50の外周に外周パッキンP1を巻き付ける(ステップS1−2)こととなる。なお、その他の構成および組み立てステップは、上記したろう付けジョイントと同じであるため、説明は省略する。
特開2002−144856号公報
しかしながら、せっかくかしめジョイントとして配管部のコストを抑えても、ケースとの間でのシールを保つために特殊形状の隙間パッキンP2、P3を必要とするため、空調ユニットとしては部品費や組み立て工数が下がらないという問題点がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、上記したかしめジョイントなどのように貫通部プレートの外形に凹部を有する配管取り出し構造において、コストを抑えつつ凹部からの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、複数のケース部材(1、2)を嵌合して形成される空気流路と、
ケース部材(1、2)間の嵌合部の一部を貫通する配管(3a、3b)と、
配管(3a、3b)の途中に固定されて外形をケース部材(1、2)で鋏持される貫通部プレート(50)と、
ケース部材(1、2)と貫通部プレート(50)との間に介在して配管貫通部からの風洩れを阻止する外周パッキン(P1)とから成り、貫通部プレート(50)の外形に凹部(50a)を有する車両用空調ユニットの配管取り出し構造において、
凹部(50a)の空気流路内部側を塞ぐよう配管(3a、3b)上に配置した内側パッキン(P4)と、
ケース部材(1)に内側パッキン(P4)を圧縮してシールする内側シールリブ(1b)とを備えていることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、凹部(50a)からの風洩れをシールする内側パッキン(P4)は、隙間形状に合わせた特殊形状ではなく、短冊状の簡単な形状のパッキンとできることより、コストを抑えつつ凹部(50a)からの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造とすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造において、内側パッキン(P4)を配管(3a、3b)の外面に貼り付け固定していることを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、内側パッキン(P4)が脱落したり位置がすれて組み付いたりすることがないため、確実にシール性を保つことができるうえ、組み立て時の作業性を良くすることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造において、内側シールリブ(1b)の圧縮開始端側に面取り部(1c)を形成していることを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、内側パッキン(P4)を内側シールリブ(1b)で圧縮しながら配管貫通部をケース内に挿入する際の作業性を良くすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造において、外周パッキン(P1)と内側パッキン(P4)とを一体にして長尺の一体パッキン(P5)とするとともに、一体パッキン(P5)を配管(3a、3b)周りから貫通部プレート(50)の外周へと螺旋状に巻き付けていることを特徴としている。
この請求項4に記載の発明によれば、部品点数が減って製造コストを抑えつつ凹部(50a)からの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造とすることができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造において、貫通部プレート(50)は、配管(3a、3b)にかしめて固定する部品接続用プレート(50)であることを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、従来技術として前述したように、膨張弁4や図示しない相手側配管を接続するためのかしめジョイントを用いた構成とすることができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について添付した図1ないし図4を用いて詳細に説明する。まず図1は、本発明の実施形態に係る車両用空調ユニットの概略構造を示す模式図である。本実施形態は、本発明の配管取り出し構造を、水冷エンジン搭載車両の車両用空調ユニットに適用したものである。
空気流路の一部を成す空調ケース(本発明で言うケース部材)1の空気流れ上流部位には、車室内に空調用空気を送風するブロワ部が構成されている。なお、本実施形態では、空調ケース1とブロワ部のフロワケース(本発明で言うケース部材)2とは別体で構成されており、これら複数のケース部材を嵌合させて空気流路が形成される。なお、本実施形態でのケース1、2は樹脂を射出成形したものである。
このブロワ部には、車室内空気(内気)を吸入するための内気吸入口11と車室外空気(外気)を吸入するための外気吸入口12とが形成されるとともに、これらの吸入口11、12を選択的に開閉するための内外気切換ドア13が設けられている。そして、この内外気切換ドア13は、サーボモータ14などの駆動手段によって開閉駆動される。内外気切換ドア13の空気流れ下流側部位には、送風機15が配設されており、この送風機15によって両吸入口11、12のうちのいずれかから吸入された空気が、後述する各開口部25・27・29に向けて送風される。
送風機15の空気流れ下流側には、空気冷却手段を成すエバポレータ(冷媒蒸発器)3が配設されており、送風機15によって送風された空気は、全てこのエバポレータ3を通過する。エバポレータ3は、コンプレッサ(冷媒圧縮機)7、コンデンサ(冷媒凝縮器)8、膨張弁4と共に環状に配管結合されて冷凍サイクルを構成している。そして、コンプレッサ7は図示しない車両走行用エンジンに電磁クラッチ7aを介して連結されており、この電磁クラッチ7aを断続することで稼働をON−OFFして制御される。
エバポレータ3の空気流れ下流側には、空気加熱手段を成すヒータコア21が配設されており、このヒータコア21は、図示しない車両走行用エンジンの冷却水(温水)を熱源として空気を加熱する。また、空調ケース1内には、ヒータコア21をバイパスするバイパス通路22が形成されているとともに、ヒータコア21の空気流れ上流側には、ヒータコア21を通る風量とバイパス通路22を通る風量との風量割合にて吹出温度を調節するエアミックスドア23が配設されている。
そして、サーボモータ24などの駆動手段にてこのエアミックスドア23の開度を調節して、上記風量割合を調節している。また、空調ケース1の空気流れ最下流側部位には、フロントガラスの内面に向けて空調空気を吹き出すためのデフロスタ開口部25と、車室内乗員の上半身に向けて空調空気を吹き出すためのフェイス開口部27と、車室内乗員の足元に向けて空調空気を吹き出すためのフット開口部29とが形成されている。
そして、各開口部25、27、29の空気流れ上流側部位には、デフロスタドア26、フェイスドア28、フットドア30が配設されていて、これらのドアをサーボモータ31などの駆動手段によって連動させながらそれぞれの開口部を開閉することにより、吹出モードが切り換えられる。
また、電磁クラッチ7a、送風機15、およびサーボモータ14、24、31などの駆動手段を制御する図示しない空調制御装置(ECU)がある。このECUは、中央演算装置(CPU)、随時読み込み書き込み可能な記憶装置(RAM)、および読み込み専用の記憶装置(ROM)などからなる周知のマイクロコンピュータである。
このECUには、所望の車室内温度を設定する図示しない温度設定手段と、車室内の温度を検出する内気温度センサーと、外気の温度を検出する外気温度センサーと、車室内に侵入する日射量を検出する日射センサーと、エバポレータ3からの冷気の温度を検出する出口温度センサーと、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサーと、サーボモータ24に付いていてエアミックスドア23の開度を検出するポテンションメーターなどが接続されて入力されている。
そしてECUは、当該車両の図示しないイグニッションスイッチがONされたときに図示しないバッテリーから給電されて作動状態になり、この空調装置の作動を開始させるエアコンスイッチがONされたときにECU内に記憶されたコンピュータプログラムの実行を開始する。
ECUは、先のセンサー群からの入力信号に基づいて所定の手順により、内外気切り替えドア13を駆動するサーボモータ14や、送風機15を駆動する図示しないモータコントローラーや、エアミックスドア23を駆動するサーボモータ24や、モード切り替えドア26、28、30を駆動するサーボモータ31などに制御信号を出力する。
次に、本発明に係る要部の構造について、図2〜図4を用いて説明する。図2は、本発明の第1実施形態における配管取り出し部の組み立て構造を示す分解斜視図であり、図3は図2の構造における組み上がった状態を示す斜視図である。そして図4は、図3中のA−A部での断面図である。
本実施形態では、空調ケース1とブロワケース2との間の嵌合部の一部から、エバポレータ3に膨張弁4で減圧膨張した冷媒を供給する冷媒導入配管(本発明で言う配管)3aと、エバポレータ3で蒸発した冷媒を回収する冷媒導出配管(本発明で言う配管)3bとを取り出している。
両配管3a、3bの先端側は、前述したかしめジョイントであり、接続ブロック(本発明で言う貫通部プレート、部品接続用プレート)50に配管差し込み溝(本発明で言う凹部)50aを大小二箇所形成し、その配管差し込み溝50aに先端を接続部としてバルジ(紐出し)加工した径の異なる配管3a、3bを圧入し、その後図10で示したように、接続ブロック50の裏側に形成したかしめ爪Kを配管側にかしめ変形させて接続ブロック50と配管3a、3bとを機械的に結合させている。
なお、接続ブロック50も配管3a、3bも、本実施形態ではアルミニウムの板と管であり、接続ブロック50には後述する締結用のタッピング孔Tを2箇所加工している。このかしめジョイントを用いた配管取り出し部の組み立て手順として、まず、配管差し込み溝50aのケース内部側を塞ぐよう配管3a、3b上に短冊状の内側パッキンP4を貼り付ける(ステップS1−1、図4参照)。
次に、接続ブロック50の外周に長尺帯状の外周パッキンP1を巻き付ける(ステップS1−2)。なお、これらのシール用パッキンは、ウレタン材などの発泡体から所定の寸法に切り出して、一面に接着剤処理を施したものである。次に、図示しないエバポレータごと空調ケース1内に挿入し、配管貫通部は空調ケース1の嵌合部の一部に形成された外周シールリブ1a内に外周パッキンP1と内側パッキンP4とを圧縮しながら挿入する(ステップS2)。
なお、空調ケース1の外周シールリブ1a内には、内側パッキンP4を圧縮してシールする内側シールリブ1bが一体に形成されており、その内側シールリブ1bの圧縮開始端側には面取り部1c(図2参照)を形成している。そして、配管貫通部を空調ケース1の外周シールリブ1a、内側シールリブ1b内に挿入する(ステップS2)。このとき、図4にも示すように、外周シールリブ1aは外周パッキンP1に当たってこれを圧縮シールし、内側シールリブ1bは内側パッキンP4に当たってこれを圧縮シールするようになっている(図4参照)。
次に、ブロワケース2を空調ケース1に嵌合させるとともに、ブロワケース2の嵌合部の一部に形成された外周シールリブ2aで外周パッキンP1を圧縮しながら接続ブロック55を両ケース1、2で鋏持してシール保持するものである(ステップS3)。次に、両配管3a・3bの接続部にはボックス型膨張弁4が嵌められ(ステップS4)、スルーボルトSB2本にて接続ブロック50に締結固定されるようになっている(ステップS5)。
なお、両配管3a・3bの接続部に嵌まっているOリングは省略して示すものである。また、接続ブロック50に締結固定されるのは膨張弁4に限らず、図示しない相手側配管で有っても良いし、何も接続しないただの貫通部プレートであっても良い。ちなみに膨張弁4に示されている孔は、導入側冷媒流路4a、導出側冷媒流路4b、スルーボルト孔4cなどである。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、配管差し込み溝のような凹部50aの空気流路内部側を塞ぐよう配管3a、3b上に配置した内側パッキンP4と、ケース部材1に内側パッキンP4を圧縮してシールする内側シールリブ1bとを備えている。
これによれば、凹部50aからの風洩れをシールする内側パッキンP4は、隙間形状に合わせた特殊形状ではなく、短冊状の簡単な形状のパッキンとできることより、コストを抑えつつ凹部50aからの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造とすることができる。
また、内側パッキンP4を配管3a、3bの外面に貼り付け固定している。これによれば、内側パッキンP4が脱落したり位置がすれて組み付いたりすることがないため、確実にシール性を保つことができるうえ、組み立て時の作業性を良くすることができる。また、内側シールリブ1bの圧縮開始端側に面取り部1cを形成している。これによれば、内側パッキンP4を内側シールリブ1bで圧縮しながら配管貫通部をケース内に挿入する際の作業性を良くすることができる。
また、貫通部プレート50は、配管3a、3bにかしめて固定する接続ブロック(部品接続用プレート)50)である。これによれば、従来技術として前述したように、膨張弁4や図示しない相手側配管を接続するためのかしめジョイントを用いた構成とすることができる。
(第2実施形態)
図5の(a)は、本発明の第2実施形態における一体パッキンP5の巻き付け方を示す図であり(b)は巻き付けた状態を一体パッキンP5だけで示した斜視図である。いずれの図もケース内側から見た図である。そして図6は、第1実施形態の図4に対応する第2実施形態での断面図である。
上述した第1実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態では、前述した外周パッキンP1と内側パッキンP4とを一体にして長尺の一体パッキンP5とするとともに、その一体パッキンP5を配管3a、3b周りから接続ブロック50の外周へと螺旋状に巻き付けている。これによれば、部品点数が減って製造コストを抑えつつ凹部50aからの風洩れを防ぐことのできる車両用空調ユニットの配管取り出し構造とすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、接続ブロック50の外方側に膨張弁4を構成しているが、本車両用空調ユニットを車両に搭載した後にエンジンルーム側から膨張弁4を接続する構成であっても良いし、相手側配管を接続する構成であっても良いし、何も接続しないただの貫通部プレート50としての構成であっても良い。
また、上述の第1実施形態では、外周パッキンP1を長尺の帯状パッキンとしているが、筒状のパッキンであっても良い。また、膨張弁4はボックス型の膨張弁で示しているが、これに限定するものではない。また、当配管取り出し構造をヒータコアの温水配管の取り出し部などに適用しても良い。
本発明の実施形態に係る車両用空調ユニットの概略構造を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における配管取り出し部の組み立て構造を示す分解斜視図である。 図2の構造における組み上がった状態を示す斜視図である。 図3中のA−A部での断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態における一体パッキンP5の巻き付け方を示す図であり(b)は巻き付けた状態を一体パッキンP5だけで示した斜視図である。 第1実施形態の図4に対応する第2実施形態での断面図である。 従来のろう付けジョイントにおける配管取り出し部の組み立て構造を示す分解斜視図である。 図7の構造における組み上がった状態を示す斜視図である。 従来のかしめジョイントにおける配管取り出し部の組み立て構造を示す分解斜視図である。 図9での接続ブロック50と配管3a、3bとのかしめ状態を上方から見た図である。 図9の構造における組み上がった状態を示す斜視図である。
符号の説明
1…空調ケース(ケース部材)
1b…内側シールリブ
1c…面取り部
2…ブロワケース(ケース部材)
3a…冷媒導入配管(配管)
3b…冷媒導出配管(配管)
50…接続ブロック(貫通部プレート、部品接続用プレート)
50a…配管差し込み溝(凹部)
P1…外周パッキン
P4…内側パッキン
P5…一体パッキン

Claims (5)

  1. 複数のケース部材(1、2)を嵌合して形成される空気流路と、
    前記ケース部材(1、2)間の嵌合部の一部を貫通する配管(3a、3b)と、
    前記配管(3a、3b)の途中に固定されて外形を前記ケース部材(1、2)で鋏持される貫通部プレート(50)と、
    前記ケース部材(1、2)と前記貫通部プレート(50)との間に介在して配管貫通部からの風洩れを阻止する外周パッキン(P1)とから成り、前記貫通部プレート(50)の外形に凹部(50a)を有する車両用空調ユニットの配管取り出し構造において、
    前記凹部(50a)の前記空気流路内部側を塞ぐよう前記配管(3a、3b)上に配置した内側パッキン(P4)と、
    前記ケース部材(1)に前記内側パッキン(P4)を圧縮してシールする内側シールリブ(1b)とを備えていることを特徴とする車両用空調ユニットの配管取り出し構造。
  2. 前記内側パッキン(P4)を前記配管(3a、3b)の外面に貼り付け固定していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造。
  3. 前記内側シールリブ(1b)の圧縮開始端側に面取り部(1c)を形成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造。
  4. 前記外周パッキン(P1)と前記内側パッキン(P4)とを一体にして長尺の一体パッキン(P5)にするとともに、前記一体パッキン(P5)を前記配管(3a、3b)周りから前記貫通部プレート(50)の外周へと螺旋状に巻き付けていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造。
  5. 前記貫通部プレート(50)は、前記配管(3a、3b)にかしめて固定する部品接続用プレート(50)であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の車両用空調ユニットの配管取り出し構造。
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