JP2006219024A - 車両用空調装置のダクト接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安定したシール性を確保し、コストを抑える。
【解決手段】 複数の空気通路12c・19の仕切り部は、いずれか一方のユニットケース11A側にひも状パッキンP1を設けるとともに、他方のユニットケース11B側は開口部31内まで突出させて他方のひも状パッキンP1に圧接する圧接部111としている。
これによれば、ひも状パッキンP1はフロワパネル30か、もしくはユニットケース11Bで形成した圧接部111かのいずれかと当接して圧縮シールが成されることより、安定したシール性を確保することができる。また、複数の空気通路12c・19間の仕切り部は、いずれか一方だけにひも状パッキンP1を設ければ良いことから、仕切り部のパッキンを片側分だけ減らすことができる。これらのことより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
【選択図】 図2
【解決手段】 複数の空気通路12c・19の仕切り部は、いずれか一方のユニットケース11A側にひも状パッキンP1を設けるとともに、他方のユニットケース11B側は開口部31内まで突出させて他方のひも状パッキンP1に圧接する圧接部111としている。
これによれば、ひも状パッキンP1はフロワパネル30か、もしくはユニットケース11Bで形成した圧接部111かのいずれかと当接して圧縮シールが成されることより、安定したシール性を確保することができる。また、複数の空気通路12c・19間の仕切り部は、いずれか一方だけにひも状パッキンP1を設ければ良いことから、仕切り部のパッキンを片側分だけ減らすことができる。これらのことより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、開口部を形成した板状部材の表裏両側に、開口部を含めた形で第1ケース部材と第2ケース部材とを接続し、開口部を介して第1ケース部材と第2ケース部材とで連通する複数の空気通路を形成する車両用空調装置のダクト接続構造に関するものである。
図7は、後述する図2に示す本発明の第1実施形態に対応する従来のダクト接続構造を示す斜視図であり、図8は、図7のダクト接続状態における長手方向の断面図である。これらの図に示すように、従来、板状部材30の表裏両側にケース部材11A・11Bを接続してケース部材11A・11Bで連通する複数の空気通路12c・19を形成しようとする場合、板状部材30には複数の空気通路12c・19に対応させた複数の開口部31を開口させている。
そして、両側のケース部材11A・11Bには、空気通路12c・19間の仕切り部を含めてシール部材としてのひも状パッキンP1を一筆書き(図7の例では略「の」の字状)で貼り付け、板状部材30の各開口部31の周りに両側から圧接させてそれぞれの空気通路12c・19のダクト接続部でのシールを保っている。
また図9は、後述する図5に示す本発明の第2実施形態に対応する従来のダクト接続構造を示す斜視図であり、図10は、図9のダクト接続状態における長手方向の断面図である。これは、図7が連通する空気通路が12cと19との2つであったのに対して、連通する空気通路を12c・15・18の3つにした場合の例である。
板状部材30には複数の空気通路12c・15・18に対応させた複数の開口部31を開口させている。そして、両側のケース部材11A・11Bには、空気通路12c・15・18間のそれぞれの仕切り部を含めてシール部材としてのひも状パッキンP2を一筆書き(図9の例では略「B」の字状)で貼り付け、パッキン1本で貼れない部分はもう1本の短い短冊状のパッキンP3を貼り付けたうえ、板状部材30の各開口部31の周りに両側から圧接させてそれぞれの空気通路12c・15・18のダクト接続部でのシールを保っている。
上記従来方法は、板状部材30の開口部31を複数に分けている仕切り部分を無くして大きな一つの開口部31として、両側からのシール部材P1〜P3同士が圧接する構造としても良いが、シール部材の弾力性のために安定したシール性が確保できないという問題がある。また、均一高さのシール部材P1〜P3を使用する場合には、板状部材30に圧接するシール部分と比較して圧縮代が小さくなるという問題がある。
本発明は、上記従来に鑑みて成されたものであり、その目的は、安定したシール性を確保できるうえ、コストを抑えることのできる車両用空調装置のダクト接続構造を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項2に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、開口部(31)を形成した板状部材(30)の表裏両側に、開口部(31)を含めた形で第1ケース部材(11A)と第2ケース部材(11B)とを接続し、開口部(31)を介して第1ケース部材(11A)と第2ケース部材(11B)とで連通する複数の空気通路(12c、15、18、19)を形成する車両用空調装置のダクト接続構造において、
複数の空気通路(12c、15、18、19)の仕切り部は、いずれか一方のケース部材(11A、11B)側にシール部材(P1、P2、P5)を設けるとともに、他方のケース部材(11A、11B)側は開口部(31)内まで突出させて他方のシール部材(P1、P2、P5)に圧接する圧接部(111〜113)としたことを特徴としている。
複数の空気通路(12c、15、18、19)の仕切り部は、いずれか一方のケース部材(11A、11B)側にシール部材(P1、P2、P5)を設けるとともに、他方のケース部材(11A、11B)側は開口部(31)内まで突出させて他方のシール部材(P1、P2、P5)に圧接する圧接部(111〜113)としたことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、シール部材(P1、P2、P5)は板状部材(30)か、もしくはケース部材(11A、11B)で形成した圧接部(111〜113)かのいずれかと当接して圧縮シールが成されることより、安定したシール性を確保することができる。
また、図5に示す第2実施形態のように、空気通路(12c、15、18)が3つあっても1本のシール部材(P1、P2、P4、P5)を一筆書き状に設ければ良く、短い短冊状のシール部材(P3)を別に設ける必要が無くなることから、部品点数を減らすことができる。
また、複数の空気通路(12c、15、18、19)間の仕切り部は、いずれか一方だけにシール部材(P2、P5)を設ければ良いことから、仕切り部のシール部材を片側分だけ減らすことができる。これらのことより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置のダクト接続構造において、開口部(31)は、複数の空気通路(12c、15、18、19)に対応する開口部分を連ねて開口させていることを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、板状部材(30)の形状を簡素に形成できることより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット10の縦断面図である。本実施形態による車両用空調装置は、RV車両の後席用空調装置であり、後部座席の更に後方(後輪のタイヤハウスの後方)の、車室内を内装する樹脂製の内装板と車両のホディーを形成する金属製の外装板との間において、車両の前後および上下の方向に対して図1に示す形態で搭載されている。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット10の縦断面図である。本実施形態による車両用空調装置は、RV車両の後席用空調装置であり、後部座席の更に後方(後輪のタイヤハウスの後方)の、車室内を内装する樹脂製の内装板と車両のホディーを形成する金属製の外装板との間において、車両の前後および上下の方向に対して図1に示す形態で搭載されている。
また、大別して、図1に示すフロワパネル(本発明で言う板状部材)30を挟み、そのフロワパネル30の上側に接続される室内側ユニット10Aと、フロワパネル30の下側から接続される床下側ユニット10Bとから構成されている。よって、空調ユニット10で車室内へ向かって空調空気を送風する空気通路としての空調ケース11も、大別して室内ユニットケース(本発明で言う第1ケース部材)11Aと、床下ユニットケース(本発明で言う第2ケース部材)11Bとから構成されている。
空調ケース11は、ポリプロピレンのようなある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品から成り、室内ユニットケース11Aと床下ユニットケース11Bとはそれぞれ右ケースと左ケースとに分割して形成されている。分割されたケースは、後述するエバポレータ13、ヒータコア14、ドア16・22などを収納した後に、金属バネクリップやネジなどの締結手段により一体に結合されて室内側ユニット10Aと床下側ユニット10Bとを形成する。
なお、フロワパネル30には、後述する複数の空気通路12c・19に対応する開口部分を連ねて1つにした開口部31が設けられている(図2参照)。本実施形態の室内側ユニット10Aには、空調用空気として車室内の空気を取り込み、後述する熱交換器13・14側へ送風する送風機12と、後述するモード切換手段としてのフェイス・フットドア22とが内蔵されている。
また、本実施形態の床下側ユニット10Bには、送風機12から送風される空調用空気を冷却する冷却用熱交換器してのエバポレータ(冷媒蒸発器)13と、このエバポレータ13で冷却された空調空気を再加熱する加熱用熱交換器としてのヒータコア13と、後述する空気温度調節手段としてのエアミックスドア16とが内蔵されている。
まず、室内ユニットケース11Aの空気上流側部位には、車室内空気を吸入するための図示しない内気吸込口が外装板側に向かって開口するように形成されており、送風機12の遠心多翼ファン(シロッコファン)12aは回転軸方向が車両左右方向になるよう、先の内気吸込口に対向して配置されている。
ファン12aは、送風用モータ12bによって駆動され、ファン12aの回転数は送風用モータ12bに印加されるモータ電圧によって制御される。尚、このモータ電圧は図示しない空調制御装置によって決定され、同じく図示しないモータ制御器を介して送風用モータ12bに印加されている。
送風機12から送風される空調用空気は、車両後方側の送風通路(本発明で言う空気通路)12cと開口部31とを通って床下側ユニット10Bに流入する。床下側ユニット10Bにおいて送風通路12cの直後の部位には先のエバポレータ13が配置されている。
エバポレータ13の内部には、周知の図示しない冷凍サイクルの低圧冷媒が流通し、エバポレータ13を通過する空調用空気から冷媒に蒸発潜熱分が吸熱され、空調用空気が冷却される。なお、図1のHの部分には図示しないが、エバポレータ13の高低圧配管と、配管の先端側に接続された冷媒減圧手段としてボックスタイプの膨張弁とが収納され、床下ユニットケース11Bの外面に配管接続用のブロック継手が露出するように配置されている。
エバポレータ13の空気流れ下流(車両前方)側には、所定間隔をあけて先のヒータコア14が配置されている。このヒータコア13には、図示しない車両エンジンからエンジン冷却水が温水となって流通し、この温水を熱源としてエバポレータ13を通過した冷風が加熱される。
床下側ユニット10Bで、エバポレータ13とヒータコア14との間の上方側には、ヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風通路15が形成されている。また、ヒータコア14の空気下流側(車両前方側の部位)には、ヒータコア14との間に所定間隔をおいて下方から上方へ伸びる壁部17が設けられている。この壁部17により、ヒータコア14の直後から上方に向かう温風通路18が形成されている。
ヒータコア14上端部の車両後方側の部位には、ヒータコア14を通って加熱され温風になる空気と、冷風通路15を通る空気(冷風)との風量割合を調整する本実施形態における空気温度調節手段としてのエアミックスドア16が配置されている。エアミックスドア16は、床下ユニットケース11Bに水平方向で回動可能に支持されたシャフト(回転軸)16aと、このシャフト16aと一体に形成された板部16bとから成っており、この板部16bがシャフト16aにより略上下方向に回動されるようになっている。
冷風通路15および温風通路18の下流側(車両上方側)の部位には、冷風通路15からの冷風と温風通路18からの温風とを合流させて混合させながら後述するモード切換手段側へ供給する混合風通路(本発明で言う空気通路)19が形成されており、空調風はこの混合風通路19と再度先の開口部31とを通って室内側ユニット10Aに流入する。
室内側ユニット10Aにおいて混合風通路19の下流側で、室内ユニットケース11Aの最上面部にはフェイス開口部20が開口しており、このフェイス開口部20の車両前方側にはフット開口部21が開口している。そして、フェイス開口部20とフット開口部21との間にはモード切換手段としてのフェイス・フットドア22が配置されており、フェイス開口部20への入口孔20aとフェイス開口部20への入口孔21aとが調節開閉される。
フェイス・フットドア22は、室内ユニットケース11Aに回動可能に支持されたシャフト(回転軸)22aと、このシャフト22aと一体に形成された板部22bとから成っており、この板部22bがシャフト22aにより略前後方向に回動されるようになっている。
フェイス開口部20には図示しないリヤフェイスダクトが接続され、図示しないリヤフェイス吹出口から後席の乗員頭部に向けて主に冷風が吹き出される。また、フット開口部21には図示しないリヤフットダクトが接続され、図示しないリヤフット吹出口から後席の乗員足元に向けて主に温風が吹き出される。上記したエアミックスドア16およびフェイス・フットドア22は、図示しないリンク機構に連結されてサーボモータのようなアクチュエータによって操作される。
また、上述した両ドア16・22は、いずれも単体の状態では同様の構造であり、各シャフト16a・22aと一体に結合された樹脂または金属製のドア本体16b・22bを有し、このドア本体16b・22bの両面にウレタンフォームのような弾性シール部材を形成した構造である。弾性シール部材としては、可撓性を有するエラストマ材料からなる部材を、ドア本体16b・22bの外縁部に一体形成しても良いし、ウレタン発泡体などをドア本体16b・22bの外縁部に貼り付けても良い。
次に、本発明の要部であるダクト接続構造について図2・図3を用いて説明する。図2は、本発明の第1実施形態におけるダクト接続構造を示す斜視図であり、図3は、図2のダクト接続状態における長手方向の断面図である。これらの図に示すように、本実施形態ではフロワパネル30の表裏両側に室内ユニットケース11Aと床下ユニットケース11Bとを接続し、これらの両ケース11A・11Bで連通する送風通路12cと混合風通路19を形成しており、フロワパネル30には両空気通路12c・19に対応する開口部分を連ねた開口部31を開口させている。
そして、一方の室内ユニットケース11A側には、図7で説明した従来と同様に、空気通路12c・19間の仕切り部を含めてシール部材としてのひも状パッキンP1を一筆書き(略「の」の字状)で貼り付けている。しかし、他方の床下ユニットケース11B側は、周縁だけにシール部材としてのひも状パッキンP4を一筆書き(略「ロ」の字状)で貼り付け、空気通路12c・19間の仕切り部は開口部31内まで突出させて室内ユニットケース11A側のひも状パッキンP4に圧接する圧接部111としてそれぞれの空気通路12c・19のダクト接続部でのシールを保っている。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、複数の空気通路12c・19の仕切り部は、いずれか一方のユニットケース(本例では11A)側にひも状パッキンP1を設けるとともに、他方のユニットケース(本例では11B)側は開口部31内まで突出させて他方のひも状パッキンP1に圧接する圧接部111としている。
これによれば、ひも状パッキンP1はフロワパネル30か、もしくはユニットケース11Bで形成した圧接部111かのいずれかと当接して圧縮シールが成されることより、安定したシール性を確保することができる。
また、複数の空気通路12c・19間の仕切り部は、いずれか一方だけにひも状パッキンP1を設ければ良いことから、仕切り部のパッキンを片側分だけ減らすことができる。これらのことより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
また、開口部31は、複数の空気通路12c・19に対応する開口部分を連ねて開口させている。これによれば、フロワパネル30の形状を簡素に形成できることより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット10の縦断面図である。上述した第1実施形態と異なる点は、エアミックスドア16をヒータコア14の空気流れ下流(車両上方)側の室内ユニット10A内に構成した点である。これにより、床下ユニット10Bには熱交換器13・14だけで可動部が無くなり、可動部である送風機12と両ドア16・22を室内ユニット10A側に集められるというメリットが有る。
図4は、本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット10の縦断面図である。上述した第1実施形態と異なる点は、エアミックスドア16をヒータコア14の空気流れ下流(車両上方)側の室内ユニット10A内に構成した点である。これにより、床下ユニット10Bには熱交換器13・14だけで可動部が無くなり、可動部である送風機12と両ドア16・22を室内ユニット10A側に集められるというメリットが有る。
図5は、本発明の第2実施形態におけるダクト接続構造を示す斜視図であり、図6は、図5のダクト接続状態における長手方向の断面図である。図4の構成とすることにより、フロワパネル30表裏でのダクト接続部では連通する空気通路が送風通路12c・冷風通路15・温風通路18の3つとなっている。
フロワパネル30には複数の空気通路12c・15・18に対応する開口部分を連ねた開口部31を開口させている。そして、一方の室内ユニットケース11A側には、空気通路12c・15・18間の仕切り部の一部を含めてシール部材としてのひも状パッキンP5を一筆書き(略「8」の字状)で貼り付けている。また、他方の床下ユニットケース11B側は、図9で説明した従来と同様に、空気通路12c・15・18間の仕切り部の一部を含めてシール部材としてのひも状パッキンP2を一筆書き(略「B」の字状)で貼り付けている。
そして、空気通路12c・15・18間の仕切り部として室内ユニットケース11A側からは開口部31内まで突出させて床下ユニットケース11B側のひも状パッキンP2に圧接する圧接部112とし、床下ユニットケース11B側からは開口部31内まで突出させて室内ユニットケース11A側のひも状パッキンP5に圧接する圧接部113としてそれぞれの空気通路12c・15・18のダクト接続部でのシールを保っている。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、複数の空気通路12c・15・18の仕切り部は、いずれか一方のユニットケース側にひも状パッキンを設ける(本例では11A側にP5、11B側にP2)とともに、他方のユニットケース側は開口部31内まで突出させて他方のひも状パッキンに圧接する圧接部(本例では11A側に112、11B側に113)としている。
これによれば、ひも状パッキンP2・P5はフロワパネル30か、もしくはユニットケース11A・11Bで形成した圧接部112・113かのいずれかと当接して圧縮シールが成されることより、安定したシール性を確保することができる。
また、本実施形態のように、空気通路12c・15・18が3つあっても1本のシール部材P2・P5をそれぞれ一筆書き状に設ければ良く、短い短冊状のパッキンP3を別に設ける必要が無くなることから、部品点数を減らすことができる。
また、複数の空気通路12c・15・18間の仕切り部は、いずれか一方だけにひも状パッキンP2・P5を設ければ良いことから、仕切り部のパッキンを片側分だけ減らすことができる。これらのことより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
また、開口部31は、複数の空気通路12c・15・18に対応する開口部分を連ねて開口させている。これによれば、フロワパネル30の形状を簡素に形成できることより、ダクト接続部に掛かるコストを抑えることのできる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態でひも状パッキンP1・P2・P4・P5はいずれも1本の部材からなっているが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、途中で分割されていても良い。
上述の実施形態でひも状パッキンP1・P2・P4・P5はいずれも1本の部材からなっているが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、途中で分割されていても良い。
11A…室内ユニットケース(第1ケース部材)
11B…床下ユニットケース(第2ケース部材)
12c…送風通路(空気通路)
15…冷風通路(空気通路)
18…温風通路(空気通路)
19…混合風通路(空気通路)
30…フロワパネル(板状部材)
31…開口部
111〜113…圧接部
P1、P2、P5…ひも状パッキン(シール部材)
11B…床下ユニットケース(第2ケース部材)
12c…送風通路(空気通路)
15…冷風通路(空気通路)
18…温風通路(空気通路)
19…混合風通路(空気通路)
30…フロワパネル(板状部材)
31…開口部
111〜113…圧接部
P1、P2、P5…ひも状パッキン(シール部材)
Claims (2)
- 開口部(31)を形成した板状部材(30)の表裏両側に、前記開口部(31)を含めた形で第1ケース部材(11A)と第2ケース部材(11B)とを接続し、前記開口部(31)を介して前記第1ケース部材(11A)と前記第2ケース部材(11B)とで連通する複数の空気通路(12c、15、18、19)を形成する車両用空調装置のダクト接続構造において、
前記複数の空気通路(12c、15、18、19)の仕切り部は、いずれか一方の前記ケース部材(11A、11B)側にシール部材(P1、P2、P5)を設けるとともに、他方の前記ケース部材(11A、11B)側は前記開口部(31)内まで突出させて他方の前記シール部材(P1、P2、P5)に圧接する圧接部(111〜113)としたことを特徴とする車両用空調装置のダクト接続構造。 - 前記開口部(31)は、前記複数の空気通路(12c、15、18、19)に対応する開口部分を連ねて開口させていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置のダクト接続構造。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070227 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090224 |