JP2008012729A - 印刷装置およびその制御方法 - Google Patents

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JP2008012729A JP2006184538A JP2006184538A JP2008012729A JP 2008012729 A JP2008012729 A JP 2008012729A JP 2006184538 A JP2006184538 A JP 2006184538A JP 2006184538 A JP2006184538 A JP 2006184538A JP 2008012729 A JP2008012729 A JP 2008012729A
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Abstract

【課題】 異なる画像を連続印刷する際のトータル印刷時間を短縮すると共にサーマルヘッドに与える熱的ダメージを少なくし寿命を長くする。
【解決手段】 異なる画像を連続印刷する際に、印刷対象画像の平均濃度値を算出し、その平均濃度値から印刷順を変更する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の異なる画像を印刷する際に画像の濃度に応じて印刷順番を決定することが可能な印刷装置およその制御方法に関するものである。
従来、発熱素子を一列に配置したサーマルヘッドを用いて画像を印刷用紙上に形成する昇華型プリンタにおいては、熱(温度)的要因による装置の補正手段としてはライン単位での処理が多かった。
例えば、サーマルヘッドを構成するグレーズ層やセラミック基板の畜熱状態を考慮してライン単位で印画データの補正を施したものがある。(特許文献1参照)
特開平9−277578
しかしながら、上記従来例では一画像内の一ライン単位での熱的要因の補正であった為、異画像連続印刷時のトータル印刷時間の短縮、画像単位でのサーマルヘッドにかかる熱的エネルギーの軽減による長寿命化が考慮されていないと言う欠点があった。
本提案に係る第1の発明の目的は、異なる画像を複数枚印刷した際にトータルの印刷時間を短くすることにある。また、本提案に係る第2の発明の目的は、サーマルヘッドの使用寿命を長くすることにある。
複数の画像を取得する取得手段と、
前記画像取得手段により取得した複数の画像を印刷する印刷手段と
前記複数の画像の濃度を算出する算出手段を有し、
前記算出手段により算出した濃度に基いて、前記複数の画像の印刷順を決定する決定手段とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、サーマルヘッドを用いた画像出力装置として特有の熱的問題の補正方法として、異画像連続印刷時には、印刷対象画像の平均濃度値を算出し、その濃度値から印刷順を決定する。画像の平均濃度値が高いとサーマルヘッドに流す電流値が多くなりサーマルヘッドの発熱体は熱くなる。本発明では、サーマルヘッドの発熱と密接な関係のある画像の濃度値を比較して濃度値が高い画像が連続しないように印刷順を決定する。
従って、サーマルヘッドが連続的に温まり過ぎになることを避けることが可能になる。
サーマルヘッドを用いた画像出力装置でサーマルヘッドが暖まり過ぎた時の一般的な制御方法にウエイト制御がある。
このウエイト制御は、イエロー、マゼンタ、シアン、オーバーコートの一面単位で印刷動作を止めてサーマルヘッドの温度が下がるのを待つ制御方式である。本発明では、このウエイト制御を少なくすることで異なる画像の複数枚印刷時のトータル印刷時間を短くする。
更にサーマルヘッドに与える熱的ダメージが間欠的になるので使用寿命を長くすることが可能になる。
(実施例1)
図1に本実施例のカメラダイレクト プリント・ストレージ システムの構成図を示す。
図1の1は光学的画像形成装置であるデジタルカメラ、2は、デジタル画像を印刷用紙に出力したり、保存する為のダイレクト プリント・ストレージ装置、画像出力部には昇華型プリンタ、画像記録保存部にはハードディスクドライブ20が搭載されている。
3は、デジタルカメラ1とダイレクト プリント・ストレージ装置2の間でデータをやり取りする為のケーブル、本実施例では、データ通信にUSBプロトコルを用いているのでUSBケーブルになる。
4は、ダイレクト プリント・ストレージ装置のプリント機能を使うかストレージ機能を使うかの切替を行う為のモード切替スイッチ。
例えば、デジタルカメラで撮影した画像を本ダイレクト プリント・ストレージ装置に保存する場合、4のモード切替スイッチをストレージ側にスライドさせデジタルカメラ1の操作部材と液晶画面に表示されるGUIを用い所望の画像を選択し画像転送を実行する。
画像転送が実行されるとUSBプロトコルに従ってデジタルカメラとダイレクト プリント・ストレージ装置がネゴシエーションを行い画像の転送が始まる。そのデータはUSBケーブル3を通して通信される。
本実施例のダイレクト プリント・ストレージ装置についてもう少し説明する。
図1の5は、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、SDカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)等のカード型記録媒体と画像データをやり取りする為の複合カードスロット。6は、本ダイレクト プリント・ストレージ装置に保存されている画像データを表示したり、装置の操作を行う為のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示する為のLCDモニタ。7は、本装置の電源スイッチ、8は、本装置の操作部材としての各種スイッチである。
次に本実施例のダイレクト プリント・ストレージ装置のブロック図を図2を用いて説明する。10は本装置全体を制御したり、画像の平均濃度値を算出したり、印刷順番を決定したり、デジタル画像の処理を行ったり、USB通信の制御やLCDの制御を行うためのCPU。11は本装置を制御するためのプログラムやLCDモニタ17に表示するGUI用のアイコンデータや画像合成を行う為のフレームデータ等を格納するFlash Memory。12は、プログラム動作時や画像処理時に使用したりLCDモニタに表示するデータを格納する為のワークメモリとしてのSDRAM。13は、昇華プリンタ部分のサーマルヘッド及びLFモータ、UDモータを制御する為のヘッド・モータ制御IC、14は昇華プリンタの主要部品であるサーマルヘッド。15は、LFモータ、UDモータを駆動するモータドライバー。16は、LCDモニタ17を駆動する為のLCDドライバ。17は、デジタル画像や本装置の操作を行う為のグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を表示する為のLCDモニタ。18はUSBのプロトコルデータを振り分ける為のUSB HUBでカードメモリーコントローラとUSB Aコネクターに接続されている。19はUSBインターフェイスを有するカードメモリコントローラーで複合カードスロットに接続されている。20は、本装置の画像データや様々な履歴情報等を記録保存する為のハードディスクドライブ(HDD)である。
図3に本実施例のデイレクト プリント・ストレージ装置の画像出力部分に用いている昇華型印画方式の基本原理を説明するための概略図を示す。昇華型印画方式は、染料(色素)の拡散現象を用いた方式である。図中31は、3色(イエロー、マゼンタ、シアン)の染料をプラスチックシートに塗布したインクシートである。このインクシート31は専用印刷用紙32と重ね合わされた形で、サーマルヘッド33とプラテンローラー34によって挟支されこのインクシートをサーマルヘッド33の熱により、専用印刷用紙32に昇華/熱拡散させることにより、カラープリントを得る。
また、専用印刷用紙32には、昇華性染料35の発色を確保するために、ポリエステル系樹脂を主成分とした受容層36が塗布されている。この時サーマルヘッド33に与える熱を制御することにより階調を与えることができる。3色(イエロー、マゼンタ、シアン)それぞれに階調を与え、印画紙の同じ個所にプリントすることにより1画素単位の高精細フルカラープリントを実現できる。
次に本実施例での印刷対象画像の平均濃度計算と異画像連続印刷時の印刷順の決定方法に関して説明する。
まず、昇華型プリンタで画像を出力する為の基本画像処理を図4を用いて説明する。通常、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話等で撮影された画像データは、JPGファイルとしてカード型の記憶媒体等に保存される。画像印刷時には、記録媒体からJPGファイルを読み出しJPG伸張(101a)を実行する。JPGファイルを伸張処理するとYUV形式の画像データになる(101b)。次に、指定された用紙サイズに合う大きさに画像データをリサイズしたり、不必要な部分を切り落としたりする(102a)。リサイズ後の画像もYUV形式で処理する(102b)。画像サイズが設定された用紙サイズに適応する大きさにリサイズされたら、YUVデータを昇華プリンタで出力可能な、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のデータに色変換する(103a)。それぞれ、階調データに変換される(103b)。
上記基本画像処理の中で、印刷対象画像の平均濃度を算出可能なのは、102bのリサイズ後のYUVデータと103bのY/M/Cデータである。
YUVデータの場合は、輝度データであるYデータのみの平均濃度を算出すれば良い。ここで言う平均濃度は、一つの画像に注目した場合、輝度の最高値を100%としてこれを最高濃度と考えると、その値にたいして対象画素の階調濃度は何%とかと算出できる。画像は一つの画素が複数集まって形成されたものなので、画像全体の階調濃度の平均値を表したものを平均濃度とする。
また、103bのY/M/Cデータからも平均濃度は算出可能である。印刷対象画像のY/M/Cデータの平均濃度をそれぞれ算出して、更に、3つのデータの平均を平均濃度とする。
Y/M/Cデータの階調数に従って、昇華プリンタのサーマルヘッドの発熱素子をON/OFFする回数が決まる。従って、Y/M/Cデータから算出した平均濃度値の方がYUVデータから算出した平均濃度値よりもサーマルヘッドの温度上昇に対して正確に対応していると考えられる。ただし、YUVデータの輝度値から求めた平均濃度もサーマルヘッドの温度上昇を予測できないレベルのものでは無い。
上記平均濃度の算出は、昇華型プリンタで画像を出力する際には必ず行わなければならない処理である。従って、印刷時に対象画像の平均濃度値を算出して、且つ、記憶装置に保存しておけば次の印刷の際に再び算出する必要は無く、データを読み出せば良い。また、異画像を複数枚印刷する場合に、印刷前に複数枚分の画像の平均濃度を算出するのは時間がかかる。従って、本実施例では、一番最初の印刷の際に画像の平均濃度値を算出し、その値を保存しておき、次回以降の印刷の際にはその値を読み出して使うことにする。
以上の処理の流れをまとめると図5のフローのようになる。
まず、異画像複数枚の印刷指示(201)がくると、印刷履歴があるかをチェック(202)する。印刷された履歴があれば、対応する画像の平均濃度値が記憶装置に保存されているので、記憶装置から平均濃度値を読み出す(203)。印刷した履歴が無ければ、平均濃度値を算出し(204)、その後、算出した結果の平均濃度値を保存する(205)。以前算出した平均濃度値を読み出すか、初めて算出するかして、平均濃度値を決定する(206)。上記操作を指定された印刷画像分繰り返す。全ての画像の平均濃度値が算出できたら印刷順を決める(207)。その後、印刷がスタートする(208)。
次に、異なる画像を複数枚印刷する際の、印刷順の決め方を説明する。
n枚の異なる画像を例えば、Lサイズの印刷用紙にフチ無しで印刷する場合、画像の平均濃度値がある一定以上になると平均濃度値が高くなるとそれに比例して印刷時間も長くなる。従って、平均濃度値で印刷順を決定しても良い。
平均濃度値が濃度が高い順に、Dn、Dn-1、Dn-2、・・・・・・D2、D1(%)となった場合、
Dn、D1、Dn-1、D2、・・・・・・、Dn/2、Dn/2-1
のように、平均濃度値が一番高い画像、平均濃度値が一番低い画像、平均濃度値が二番目に高い画像、平均濃度値が二番目に低い画像、・・・・・・ と平均濃度値が高い画像と低い画像が交互に印刷されるように印刷順を決定する。
または、濃度値が高い画像のグループ(Dn、Dn-1、・・・・・・Dn/2)と、濃度値が低い画像のグループ(Dn/2-1、・・・・・・D2、D1)とに分類し、濃度値が高い画像のグループと濃度値が低い画像のグループが交互になるように印刷順を決定してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、サーマルヘッドを用いた画像出力装置として特有の熱的問題の補正方法として、異画像連続印刷時には、印刷対象画像の平均濃度値から印刷順を決定する。
従って、サーマルヘッドが連続的に温まり過ぎになることを避けることが可能になる。
サーマルヘッドを用いた画像出力装置でサーマルヘッドが暖まり過ぎた時の一般的な制御方法にウエイト制御がある。
このウエイト制御は、イエロー、マゼンタ、シアン、オーバーコートの一面単位で印刷動作を止めてサーマルヘッドの温度が下がるのを待つ制御方式である。本発明では、このウエイト制御を少なくすることで異なる画像の複数枚印刷時のトータル印刷時間を短くする。
更にサーマルヘッドに与える熱的ダメージが間欠的になるので使用寿命を長くすることが可能になる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、実施例1とダイレクトプリント・ストレージ システムとしてのシステム構成、構成ブロック図は同一である。また、印刷対応画像の平均濃度値の算出方法も同一なので説明を省略する。
実施例1と異なる点は、異なる画像を複数枚印刷する際に印刷順番の決め方が違う。実施例2では、n枚の異なる画像を例えば、Lサイズの印刷用紙にフチ無しで印刷する場合、画像の平均濃度値がある一定以上になると平均濃度値が高くなるとそれに比例して印刷時間も長くなる。従って、平均濃度値で印刷順を決定しても良い。
平均濃度値が濃度が高い順に、Dn、Dn-1、Dn-2、・・・・・・D2、D1(%)となった場合、
D1、Dn、D2、Dn-1、・・・・・・、Dn/2-1、Dn/2
のように、平均濃度値が一番低い画像、平均濃度値が一番高い画像、平均濃度値が二番目に低い画像、平均濃度値が二番目に高い画像、・・・・・・ と平均濃度値が低い画像と高い画像が交互に印刷されるように印刷順を決定する。
または、濃度値が高い画像のグループ(Dn、Dn-1、・・・・・・Dn/2)と、濃度値が低い画像のグループ(Dn/2-1、・・・・・・D2、D1)とに分類し、濃度値が高い画像のグループと濃度値が低い画像のグループが交互になるように印刷順を決定してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、サーマルヘッドを用いた画像出力装置として特有の熱的問題の補正方法として、異画像連続印刷時には、対応する画像の平均濃度値から印刷順を決定する。
従って、サーマルヘッドが連続的に温まり過ぎになることを避けることが可能になる。
サーマルヘッドを用いた画像出力装置でサーマルヘッドが暖まり過ぎた時の一般的な制御方法にウエイト制御がある。
このウエイト制御は、イエロー、マゼンタ、シアン、オーバーコートの一面単位で印刷動作を止めてサーマルヘッドの温度が下がるのを待つ制御方式である。本発明では、このウエイト制御を少なくすることで異なる画像の複数枚印刷時のトータル印刷時間を短くする。
更にサーマルヘッドに与える熱的ダメージが間欠的になるので使用寿命を長くすることが可能になる。
(実施例3)
図6に本実施例3のカメラダイレクトプリントシステムの構成図を示す。
図6の301は光学的画像形成装置であるデジタルカメラ、302は、デジタル画像を印刷用紙に出力したり、保存する為のダイレクトプリント装置、画像出力部には昇華型プリンタが搭載されている。
303は、デジタルカメラ301とダイレクトプリント装置302の間でデータをやり取りする為のケーブル、本実施例では、データ通信にUSBプロトコルを用いているのでUSBケーブルになる。
例えば、デジタルカメラで撮影した画像を本ダイレクトプリント装置に保存する場合、デジタルカメラ301の操作部材と液晶画面に表示されるGUIを用い所望の画像を選択し画像転送を行い印刷を実行する。
画像転送が実行されるとUSBプロトコルに従ってデジタルカメラとダイレクト プリント装置がネゴシエーションを行い画像の転送が始まる。そのデータはUSBケーブル303を通して通信される。
本実施例のダイレクトプリント・ストレージ装置についてもう少し説明する。
図6の304は、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、SDカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)等のカード型記録媒体と画像データをやり取りする為の複合カードスロット。305は、本ダイレクト プリント装置の操作を行う為のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示する為のLCDモニタ。306は、本装置の電源スイッチ、307は、本装置の操作部材としての各種スイッチである。
次に本実施例のダイレクト プリント装置のブロック図を図7を用いて説明する。310は本装置全体を制御したり、画像の平均濃度値を算出したり、印刷順番を決定したり、デジタル画像の処理を行ったり、USB通信の制御やLCDの制御を行うためのCPU。311は本装置を制御するためのプログラムやLCDモニタ317に表示するGUI用のアイコンデータや画像合成を行う為のフレームデータ等を格納するFlash Memory。312は、プログラム動作時や画像処理時に使用したりLCDモニタに表示するデータを格納する為のワークメモリとしてのSDRAM。313は、昇華プリンタ部分のサーマルヘッド及びLFモータ、UDモータを制御する為のヘッド・モータ制御IC、314は昇華プリンタの主要部品であるサーマルヘッド。315は、LFモータ、UDモータを駆動するモータドライバー。316は、LCDモニタ317を駆動する為のLCDドライバ。317は、デジタル画像や本装置の操作を行う為のグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を表示する為のLCDモニタ。318はUSBのプロトコルデータを振り分ける為のUSB HUBでカードメモリーコントローラとUSB Aコネクターに接続されている。319はUSBインターフェイスを有するカードメモリコントローラーで複合カードスロットに接続されている。
本実施例に用いている印刷方式も実施例1と同様の昇華型印画方式であるので基本原理に関しては説明を省略する。
次に本実施例での印刷対象画像の平均濃度計算と異画像連続印刷時の印刷順の決定方法に関して説明する。
本実施例では、実施例1、2で説明したダイレクトプリントストレージ装置と異なり以前に印刷した際に算出した画像の平均濃度値を保存しておく記録装置がない。そこで、画像の平均濃度値を知る為には、印刷の都度計算を実行しなければならない。しかし、印刷対象画像に対して平均濃度値の算出を行うと時間がかかると言う問題があるので、本実施例では、印刷対象画像のサムネイルの平均濃度値を算出することにする。デジタルカメラの標準フォーマットであるDCIFでは。サムネイルの大きさは160x120ピクセルと決められているので平均濃度値を算出しても印刷装置のパフォーマンスに影響するような時間を要しない。但し、サムネイルが存在しない画像もあるのでその場合には印刷対象画像本体(自体)から平均濃度値を算出する。また、図4で説明したように昇華プリンタで画像を出力する為には、YUVデータをY/M/Cデータに変換する必要がある。但し、平均濃度値の算出に関しては、YUVデータのY(輝度)データで算出したものもY/M/Cデータから算出したもの違いは無いと判断できる。本実施例3では、処理スピードのアップを目的としてYUVデータのY(輝度)データを用いて画像の平均濃度値を算出することにする。
YUVデータの場合は、輝度データであるYデータのみの平均濃度を算出すれば良い。ここで言う平均濃度は、一つの画像に注目した場合、輝度の最高値を100%としてこれを最高濃度と考えると、その値にたいして対象画素の階調濃度は何%とかと算出できる。画像は一つの画素が複数集まって形成されたものなので、画像全体の階調濃度の平均値を表したものを平均濃度とする。
平均濃度値の算出の流れを図8を用いて説明する。
まず、異画像複数枚の印刷指示(401)がくると、サムネイルがあるかをチェック(402)する。サムネイルがあればサムネイルの平均濃度値を算出する(403)。サムネイルが無ければ、画像自体から平均濃度値を算出する(404)。サムネイルからの算出か、画像本体からの算出かで平均濃度値を決定する(405)。上記操作を指定された印刷画像分繰り返す。全ての画像の平均濃度値が算出できたら印刷順を決める(406)。その後、印刷がスタートする(407)。
次に、異なる画像を複数枚印刷する際の、印刷順の決め方を説明する。
n枚の異なる画像を例えば、Lサイズの印刷用紙にフチ無しで印刷する場合、画像の平均濃度値がある一定以上になると平均濃度値が高くなるとそれに比例して印刷時間も長くなる。従って、平均濃度値で印刷順を決定しても良い。
平均濃度値が濃度が高い順に、Dn、Dn-1、Dn-2、・・・・・・D2、D1(%)となった場合、
Dn、D1、Dn-1、D2、・・・・・・、Dn/2、Dn/2-1
のように、平均濃度値が一番高い画像、平均濃度値が一番低い画像、平均濃度値が二番目に高い画像、平均濃度値が二番目に低い画像、・・・・・・ と平均濃度値が高い画像と低い画像が交互に印刷されるように印刷順を決定する。
または、濃度値が高い画像のグループ(Dn、Dn-1、・・・・・・Dn/2)と、濃度値が低い画像のグループ(Dn/2-1、・・・・・・D2、D1)とに分類し、濃度値が高い画像のグループと濃度値が低い画像のグループが交互になるように印刷順を決定してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、サーマルヘッドを用いた画像出力装置として特有の熱的問題の補正方法として、異画像連続印刷時には、印刷対象画像の平均濃度値から印刷順を決定する。
従って、サーマルヘッドが連続的に温まり過ぎになることを避けることが可能になる。
サーマルヘッドを用いた画像出力装置でサーマルヘッドが暖まり過ぎた時の一般的な制御方法にウエイト制御がある。
このウエイト制御は、イエロー、マゼンタ、シアン、オーバーコートの一面単位で印刷動作を止めてサーマルヘッドの温度が下がるのを待つ制御方式である。本発明では、このウエイト制御を少なくすることで異なる画像の複数枚印刷時のトータル印刷時間を短くする。
更にサーマルヘッドに与える熱的ダメージが間欠的になるので使用寿命を長くすることが可能になる。
(実施例4)
本発明の実施例4は、実施例3とダイレクトプリントシステムとしてのシステム構成、構成ブロック図は同一である。また、印刷対応画像の平均濃度値の算出方法も同一なので説明を省略する。
実施例3と異なる点は、異なる画像を複数枚印刷する際に印刷順番の決め方が違う。実施例4では、n枚の異なる画像を例えば、Lサイズの印刷用紙にフチ無しで印刷する場合、画像の平均濃度値がある一定以上になると平均濃度値が高くなるとそれに比例して印刷時間も長くなる。従って、平均濃度値で印刷順を決定しても良い。
平均濃度値が濃度が高い順に、Dn、Dn-1、Dn-2、・・・・・・D2、D1(%)となった場合、
D1、Dn、D2、Dn-1、・・・・・・、Dn/2-1、Dn/2
のように、平均濃度値が一番低い画像、平均濃度値が一番高い画像、平均濃度値が二番目に低い画像、平均濃度値が二番目に高い画像、・・・・・・ と平均濃度値が低い画像と高い画像が交互に印刷されるように印刷順を決定する。
または、濃度値が高い画像のグループ(Dn、Dn-1、・・・・・・Dn/2)と、濃度値が低い画像のグループ(Dn/2-1、・・・・・・D2、D1)とに分類し、濃度値が高い画像のグループと濃度値が低い画像のグループが交互になるように印刷順を決定してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、サーマルヘッドを用いた画像出力装置として特有の熱的問題の補正方法として、異画像連続印刷時には、対応する画像の平均濃度値から印刷順を決定する。
従って、サーマルヘッドが連続的に温まり過ぎになることを避けることが可能になる。
サーマルヘッドを用いた画像出力装置でサーマルヘッドが暖まり過ぎた時の一般的な制御方法にウエイト制御がある。
このウエイト制御は、イエロー、マゼンタ、シアン、オーバーコートの一面単位で印刷動作を止めてサーマルヘッドの温度が下がるのを待つ制御方式である。本発明では、このウエイト制御を少なくすることで異なる画像の複数枚印刷時のトータル印刷時間を短くする。
更にサーマルヘッドに与える熱的ダメージが間欠的になるので使用寿命を長くすることが可能になる。
カメラダイレクトプリント・ストレージシステムの構成を説明する図。 実施例1、2のダイレクトプリント・ストレージ装置のブロック図。 昇華型印画方式の概要を説明する図。 昇華プリンタの基本画像処理を説明する図。 実施例1、2の処理フローを説明する図。 カメラダイレクトプリントシステムの構成を説明する図。 実施例3、4のダイレクトプリント装置のブロック図。 実施例3、4の処理フローを説明する図。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 ダイレクトプリント・ストレージ装置
3 USBケーブル
4 モード切替スイッチ
5 複合カードスロット
6 LCDモニタ
7 電源スイッチ
8 各種スイッチ
10 CPU
11 Flash Memoery
12 SDRAM
13 ヘッド・モータ制御IC
14 サーマルヘッド
15 モータドライバ
16 LCDドライバ
17 LCDモニタ
18 USB HUB
19 カードメモリコントローラ
20 HDD
31 インクシート
32 専用印刷用紙
33 サーマルヘッド
34 プラテンローラ
35 昇華性染料
36 受容層
301 デジタルカメラ
302 ダイレクトプリント・ストレージ装置
303 USBケーブル
304 複合カードスロット
305 LCDモニタ
306 電源スイッチ
307 各種スイッチ
310 CPU
311 Flash Memoery
312 SDRAM
313 ヘッド・モータ制御IC
314 サーマルヘッド
315 モータドライバ
316 LCDドライバ
317 LCDモニタ
318 USB HUB
319 カードメモリコントローラ

Claims (7)

  1. 複数の画像を取得する取得手段と、
    前記画像取得手段により取得した複数の画像を印刷する印刷手段と
    前記複数の画像の濃度を算出する算出手段を有し、
    前記算出手段により算出した濃度に基いて、前記複数の画像の印刷順を決定する決定手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記算出手段は、前記複数の画像のサムネイル画像を用いて濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記算出手段は、印刷対象画像の輝度データから濃度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記算出手段は、印刷対象画像を変換して作成されたプリントデータにより濃度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  5. 前記決定手段は、印刷対象画像のうち濃度の高い画像に分類される画像と印刷対象画像のうち濃度の低い画像に分類される画像が交互に印刷されるように印刷順を決定することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記決定手段は、印刷対象画像のうち最も濃度の高い画像の後に、残りの印刷対象画像のうち最も濃度の低い画像が印刷され、次に残りの印刷対象画像のうち最も濃度の高い画像が印刷されていくように印刷順を決定することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 複数の画像を取得する取得工程と、
    前記複数の画像の濃度を算出する算出工程と、
    前記算出手段により算出した濃度に基いて、前記複数の画像の印刷順を決定する印刷順決定工程とを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
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