JP2008012292A - アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008012292A
JP2008012292A JP2007148392A JP2007148392A JP2008012292A JP 2008012292 A JP2008012292 A JP 2008012292A JP 2007148392 A JP2007148392 A JP 2007148392A JP 2007148392 A JP2007148392 A JP 2007148392A JP 2008012292 A JP2008012292 A JP 2008012292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic resonance
coil
conductive elements
signal
imaging apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007148392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5268287B2 (ja
Inventor
Kazuya Okamoto
和也 岡本
Riyuujin Ishihara
隆尋 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007148392A priority Critical patent/JP5268287B2/ja
Publication of JP2008012292A publication Critical patent/JP2008012292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268287B2 publication Critical patent/JP5268287B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 感度領域の設定の自由度を高めることを可能とする。
【解決手段】 コイル群G1を、要素コイル21-1〜21-4を配列して構成する。コイル群G2を、要素コイル22-1〜22-4を配列して構成する。コイル群G1とコイル群G2とを、要素コイル21-1〜21-4と要素コイル22-1〜22-4とが正対しないようにずらして並べる。コンデンサ23-1〜23-4,25-1〜25-4,31-1〜31-4,33-1〜33-4、コイル26-1〜26-4,34-1〜34-4、ならびにPINダイオード27-1〜27-4,28-1〜28-4,35-1〜35-4,36-1〜36-4は、第1および第2の制御信号に基づいてコイル群G1,G2を択一的に有効とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置の受信RFコイルとしての使用に好適なアレイコイルおよびこのアレイコイルを備えた磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)の受信RF(radio frequency)コイルとしては、アレイコイルが広く利用されている。アレイコイルは、複数の要素コイルを配列して構成される。
アレイコイルの中には、多数の要素コイルを備え、広い撮影範囲に対応できるタイプが存在する。このタイプのアレイコイルは、アレイコイル全体での感度領域よりも撮像視野(FOV)が狭い場合には、多数の要素コイルの一部を有効とすることによって、実際の感度領域(実感度領域)をFOVに応じた大きさに設定することができる。
これに類する技術として、複数個のコイルアセンブリのうちで撮影に関与するもののみを選択して有効化する磁気共鳴イメージング装置が特許文献1により知られている。
特開平4−212329号公報
さて、FOVに応じて必要とされる感度領域(以下、必要感度領域と称する)が一部の要素コイルのみにより達成できる場合、有効とする要素コイルをアレイコイルに備えられた全ての要素コイルから選択することになる。このとき、必要感度領域の全てが、選択された要素コイルの個々の感度領域(以下、個別感度領域と称する)のいずれかと重複している必要がある。このため、FOVと各要素コイルとの位置関係によっては、FOVと同じ大きさの実感度領域を形成するのに必要な最小数よりも多くの要素コイルを選択しなければならないことがある。この場合には、実感度領域がFOVよりも大きくなってしまうため、折り返しアーチファクト(エイリアジング)が発生する恐れがある。
選択する要素コイルの数を上記の最小数により近い数に抑えるための方法としては、要素コイルの配列方向についての要素コイルの幅を小さくしたり、隣り合う要素コイルどうしの重なり量を大きくすることが考えられる。しかしながら、前者の方法では、アレイコイルから離れた領域に関する感度が低下してしまう。また後者の方法では、要素コイルどうしの干渉が大きくなるために、SN特性が劣化してしまう。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、上記のような方法に頼ることなく、感度領域の設定の自由度を高めることを可能とすることにある。
本発明の第1の態様によるアレイコイルは、それぞれループ状をなし、所定の間隔で配置された3個以上の導電素子と、前記3個以上の導電素子を複数種の連結パターンで連結可能とした複数のスイッチとを備える。
本発明の第2の態様によるアレイコイルは、m個(mは2以上の整数)が連結されることで1つの要素コイルを形成するn個(nはmより大きな整数)の導電素子と、それぞれが前記要素コイルを少なくとも1つ形成するように定められた複数の連結パターンのいずれかで前記導電素子を連結する手段とを備える。
本発明の第3の態様による磁気共鳴イメージング装置は、それぞれループ状をなし、所定の間隔で配置された3個以上の導電素子と、前記3個以上の導電素子を複数種の連結パターンで連結可能とした複数のスイッチとを備えたアレイコイルと、前記複数種の連結パターンのうちの1つを選択するパターン選択部と、前記パターン選択部により選択された連結パターンで前記3個以上の導電素子を連結するように前記複数のスイッチを制御する制御部と、前記パターン選択部により選択された前記連結パターンで連結された導電素子組が被検体から放射される磁気共鳴信号を受信して出力する信号に基づいて前記被検体に関する画像を再構成する再構成部とを備える。
本発明の第4の態様による磁気共鳴イメージング装置は、前記磁気共鳴信号を受信する要素コイルをそれぞれ複数配列してなるとともに、前記要素コイルどうしが正対しないように並べられた複数のコイル群と、前記複数のコイル群を択一的に有効とする有効化部とを備えたアレイコイルと、撮像範囲と前記複数のコイル群との位置関係に基づいて前記複数のコイル群のうちの1群を選択するコイル群選択部と、前記コイル群選択部により選択された前記コイル群を有効とするように前記有効化部を制御する制御部と、前記有効化部により有効とされた前記コイル群に含まれた前記要素コイルの少なくとも1つが被検体から放射される磁気共鳴信号を受信して出力する信号に基づいて前記被検体に関する画像を再構成する再構成部とを備える。
本発明の第5の態様による磁気共鳴イメージング装置は、m個(mは2以上の整数)が連結されることで1つの要素コイルを形成するn個(nはmより大きな整数)の導電素子と、それぞれが前記要素コイルを少なくとも1つ形成する複数のパターンのいずれかで前記導電素子を連結する連結部とを備えたアレイコイルと、m個の前記導電素子が連結されて形成された前記要素コイルの少なくとも1つが被検体から放射される磁気共鳴信号を受信して出力する信号に基づいて前記被検体に関する画像を再構成する再構成部とを備えた。
本発明によれば、感度領域の設定の自由度を高めることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)の構成を示す図である。この図1に示すMRI装置は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、RFコイルユニット6a,6b,6c、送信部7、選択回路8、受信部9および計算機システム10を具備する。
静磁場磁石1は、中空の円筒形をなし、内部の空間に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形をなし、静磁場磁石1の内側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3種のコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル2は、上記の3種のコイルが傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けて、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って傾斜する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、例えば静磁場方向と同方向とする。X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応される。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮影断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
被検体100は、寝台4の天板4aに載置された状態で傾斜磁場コイル2の内部の空間(撮影空間)内に挿入される。寝台4は、寝台制御部5により制御の下に、天板4aをその長手方向(図1中における左右方向)および上下方向に移動させる。通常、この長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように寝台4が設置される。
RFコイルユニット6aは、1つまたは複数のコイルを円筒状のケースに収容して構成される。RFコイルユニット6aは、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。RFコイルユニット6aは、送信部7から高周波パルス(RFパルス)の供給を受けて、高周波磁場を発生する。
RFコイルユニット6b,6cは、天板4a上に載置されたり、天板4aに内蔵されたり、あるいは被検体100に装着される。そして撮影時には、被検体100とともに撮影空間内に挿入される。RFコイルユニット6b,6cとしては、アレイコイルが利用される。すなわちRFコイルユニット6b,6cは、それぞれ複数の要素コイルを備える。RFコイルユニット6b,6cに備えられた要素コイルはそれぞれ、被検体100から放射される磁気共鳴信号を受信する。要素コイルのそれぞれの出力信号は、個別に選択回路8に入力される。受信用のRFコイルユニットは、RFコイルユニット6b,6cに限らず、様々なタイプのものが任意に装着可能である。また受信用のRFコイルユニットは、1つまたは3つ以上が装着されても良い。
送信部7は、ラーモア周波数に対応するRFパルスをRFコイルユニット6aに供給する。
選択回路8は、RFコイルユニット6b,6cから出力される多数の磁気共鳴信号のうちのいくつかを選択する。そして選択回路8は、選択した磁気共鳴信号を受信部9へ与える。どのチャネルを選択するかは、計算機システム10から指示される。
受信部9は、増幅器、位相検波器およびアナログディジタル変換器を有する処理系を複数チャネル備えている。これら複数チャネルの処理系へは、選択回路8が選択する磁気共鳴信号がそれぞれ入力される。増幅器は、磁気共鳴信号を増幅する。位相検波器は、増幅器から出力される磁気共鳴信号の位相を検波する。アナログディジタル変換器は、位相検波器から出力される信号をディジタル信号に変換する。受信部9は、各処理系により得られるディジタル信号をそれぞれ出力する。
計算機システム10は、インタフェース部11、データ収集部12、再構成部13、記憶部14、表示部15、入力部16および主制御部17を有している。
インタフェース部11には、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、RFコイルユニット6b、送信部7、受信部9および選択回路8等が接続される。インタフェース部11は、これらの接続された各部と計算機システム10との間で授受される信号の入出力を行う。
データ収集部12は、受信部9から出力されるディジタル信号を収集する。データ収集部12は、収集したディジタル信号、すなわち磁気共鳴信号データを、記憶部14に格納する。
再構成部13は、記憶部14に記憶された磁気共鳴信号データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等を実行し、被検体100内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。
記憶部14は、磁気共鳴信号データと、スペクトラムデータあるいは画像データとを、被検者毎に記憶する。
表示部15は、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を主制御部17の制御の下に表示する。表示部15としては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
入力部16は、オペレータからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力部16としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
主制御部17は、図示していないCPUやメモリ等を有しており、本実施形態のMRI装置を総括的に制御する。主制御部17は、MRI装置における周知の動作を実現するための制御を行う機能に加えて、次のような2つの機能を備える。この機能の1つは、RFコイルユニット6bの動作モードを自動的に選択する。上記の機能のもう1つは、RFコイルユニット6bに含まれた要素コイルのうちで有効とする要素コイルを自動的に選択する。
以上が本実施形態に係るMRI装置の全体的な構成である。本実施形態における特徴は、RFコイルユニット6b,6cとして使用され得るアレイコイルにある。そこで以下に、RFコイルユニット6b,6cとして使用され得るアレイコイルについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図2は第1の実施形態に係るアレイコイル200の回路構成を示す図である。
このアレイコイル200は、4つの要素コイル21-1,21-2,21-3,21-4を含むコイル群G1と、4つの要素コイル22-1,22-2,22-3,22-4を含むコイル群G2とを備える。
アレイコイル200はこの他に、コンデンサ23-1,23-2,23-3,23-4、マッチング回路24-1,24-2,24-3,24-4、コンデンサ25-1,25-2,25-3,25-4、コイル26-1,26-2,26-3,26-4、PINダイオード27-1,27-2,27-3,27-4,28-1,28-2,28-3,28-4、チョークコイル29,30、コンデンサ31-1,31-2,31-3,31-4、マッチング回路32-1,32-2,32-3,32-4、コンデンサ33-1,33-2,33-3,33-4、コイル34-1,34-2,34-3,34-4、PINダイオード35-1,35-2,35-3,35-4,36-1,36-2,36-3,36-4、チョークコイル37,38およびプリアンプ39-1,39-2,39-3,39-4を含む。
このうちコンデンサ23-1〜23-4、マッチング回路24-1〜24-4、コンデンサ25-1〜25-4、コイル26-1〜26-4およびPINダイオード27-1〜27-4,28-1〜28-4は、符号の末尾が「-1」であるものが要素コイル21-1に、符号の末尾が「-2」であるものが要素コイル21-2に、符号の末尾が「-3」であるものが要素コイル21-3に、符号の末尾が「-4」であるものが要素コイル21-4にそれぞれ付随する。コンデンサ31-1〜31-4、マッチング回路32-1〜32-4、コンデンサ33-1〜33-4、コイル34-1〜34-4およびPINダイオード35-1〜35-4,36-1〜36-4は、符号の末尾が「-1」であるものが要素コイル22-1に、符号の末尾が「-2」であるものが要素コイル22-2に、符号の末尾が「-3」であるものが要素コイル22-3に、符号の末尾が「-4」であるものが要素コイル22-4にそれぞれ付随する。
要素コイル21-1は、磁気共鳴信号を受ける。要素コイル21-1により受けられた磁気共鳴信号は、マッチング回路24-1およびコンデンサ25-1を介してプリアンプ39-1に入力される。マッチング回路24-1は、要素コイル21-1とプリアンプ39-1とのインピーダンスマッチングを図る。コンデンサ25-1は、プリアンプ39-1に入力される信号から直流成分をカットする。
コンデンサ23-1は、要素コイル21-1の途中に挿入されている。コイル26-1の一端とPINダイオード27-1のカソードとが接続されている。コイル26-1およびPINダイオード27-1は、コンデンサ23-1に並列に接続されている。コイル26-1とPINダイオード27-1との接続点には、チョークコイル29の一端が接続されている。マッチング回路24-1とコンデンサ25-1との接続点には、PINダイオード28-1のカソードが接続されている。PINダイオード28-1のアノードは、接地されるとともに、チョークコイル30の一端に接続される。チョークコイル29の他端とチョークコイル30の他端との間には、第1の制御信号が計算機システム10から供給される。計算機システム10は、チョークコイル29に接続される信号線を接地するとともに、チョークコイル30に接続される信号線の電位を正または負にすることにより、正バイアスまたは負バイアスを第1の制御信号としてアレイコイル200に供給する。
図2から分かるように、要素コイル21-2〜21-4に関わる回路についても、それぞれに付随する各素子によって要素コイル21-1に関わる上記のような回路と同様な構成をなしている。ただし、コンデンサ25-2,25-3,25-4は、プリアンプ39-2〜39-4にそれぞれ接続されている。すなわち、要素コイル21-2〜21-4により受けられた磁気共鳴信号は、プリアンプ39-2〜39-4にそれぞれ入力される。コイル26-2とPINダイオード27-2との接続点、コイル26-3とPINダイオード27-3との接続点、ならびにコイル26-4とPINダイオード27-4との接続点には、いずれもチョークコイル29が接続されている。PINダイオード28-2,28-3,28-4のそれぞれのアノードはいずれも、接地されるとともに、チョークコイル30に接続される。
要素コイル22-1に関わる回路は、コンデンサ31-1、マッチング回路32-1、コンデンサ33-1、コイル34-1およびPINダイオード35-1,36-1により、要素コイル21-1に関わる回路と同様に構成される。要素コイル22-2〜22-4に関わる回路についても、それぞれに付随する各素子によって要素コイル22-1と同様な構成をなしている。ただし、コンデンサ33-1〜33-4は、プリアンプ39-1〜39-4にそれぞれ接続されている。すなわち、要素コイル22-2〜22-4により受けられた磁気共鳴信号は、プリアンプ39-2〜39-4にそれぞれ入力される。コイル34-1とPINダイオード35-1との接続点、コイル34-2とPINダイオード35-2との接続点、コイル34-3とPINダイオード35-3との接続点、ならびにコイル34-4とPINダイオード35-4との接続点には、いずれもチョークコイル37の一端が接続されている。PINダイオード36-1〜36-4のそれぞれのアノードはいずれも、接地されるとともに、チョークコイル38の一端に接続される。
チョークコイル37の他端とチョークコイル38の他端との間には、第2の制御信号が計算機システム10から供給される。計算機システム10は、チョークコイル38に接続される信号線を接地するとともに、チョークコイル37に接続される信号線の電位を正または負にすることにより、正バイアスまたは負バイアスを第2の制御信号としてアレイコイル200に供給する。
このように、プリアンプ39-1の入力端には、コンデンサ25-1およびコンデンサ33-1が接続される。プリアンプ39-1、コンデンサ25-1およびコンデンサ33-1の接続点C1から、コンデンサ25-1とダイオード28-1との接続点C2までにおける伝送線路の長さは、λ/4+(λ/2)×r(rは整数)であることが望ましい。接続点C1から、コンデンサ33-1とダイオード36-1との接続点C3までにおける伝送線路の長さも、λ/4+(λ/2)×rであることが望ましい。これは、プリアンプ39-2〜39-4の入力端に関しても同様である。なおλは、磁気共鳴信号の波長である。
プリアンプ39-1〜39-4は、入力端に入力される信号を増幅して出力する。プリアンプ39-1〜39-4の出力は、第1のチャネルch1乃至第4のチャネルch4の磁気共鳴信号として選択回路8にそれぞれ与えられる。
図3は要素コイル21-1〜21-4,22-1〜22-4の配置を模式的に示す図であり、上側は平面図を、下側は側面図を表す。なお平面図においては、要素コイル21-1〜21-4と要素コイル22-1〜22-4との位置の相違を明確に表すために、要素コイル22-1〜22-4を破線により示している。
要素コイル21-1〜21-4は、一定の間隔P1で第1の方向に沿って配列されている。要素コイル21-1〜21-4は、隣接するものどうしの端部が互いに重ねられている。要素コイル22-1〜22-4は、一定の間隔P1で第1の方向に沿って配列されている。要素コイル22-1〜22-4は、隣接するものどうしの互いに端部が重ねられている。このような配置により、コイル群G1,G2が形成されている。コイル群G1とコイル群G2とは、第1の方向に直交する第2の方向に沿って配列されている。コイル群G1とコイル群G2とは、第1および第2の方向に直交する第3の方向に関しては、それぞれの位置が互いに一致している。コイル群G1とコイル群G2とは、第1の方向に関する位置が互いに異なっている。コイル群G1とコイル群G2とのずれ量は、間隔P1の1/2である。かくして、要素コイル21-1〜21-4のそれぞれと要素コイル22-1〜22-4のそれぞれとは、互いに正対していない。なお、要素コイル21-1〜21-4,22-1〜22-4の向きや位置は、上記した条件を厳密に満たす必要はなく、多少のずれがあっても構わない。
次に以上のように構成されたアレイコイル200の動作について説明する。
正バイアスが第1の制御信号として入力されると、PINダイオード27-1〜27-4,28-1〜28-4はいずれも逆バイアスとなるためにオフとなる。これにより、要素コイル21-1〜21-4は、磁気共鳴信号を受信できる状態となる。
負バイアスが第1の制御信号として入力されると、PINダイオード27-1〜27-4,28-1〜28-4はいずれも順バイアスとなるためにオンとなる。これにより、要素コイル21-1〜21-4は、磁気共鳴信号を受信できない状態となる。
正バイアスが第2の制御信号として入力されると、PINダイオード35-1〜35-4,36-1〜36-4はいずれも逆バイアスとなるためにオフとなる。これにより、要素コイル22-1〜22-4は、磁気共鳴信号を受信できる状態となる。
負バイアスが第2の制御信号として入力されると、PINダイオード35-1〜35-4,36-1〜36-4はいずれもに順バイアスとなるためにオンとなる。これにより、要素コイル22-1〜22-4は、磁気共鳴信号を受信できない状態となる。
かくして、正バイアスが第1の制御信号として入力され、かつ負バイアスが第2の制御信号として入力されると、コイル群G1が有効とされる。負バイアスが第1の制御信号として入力され、かつ正バイアスが第2の制御信号として入力されると、コイル群G2が有効とされる。有効とされたコイル群に含まれた要素コイルにより受信された磁気共鳴信号のみが、プリアンプ39-1〜39-4にそれぞれ入力される。このとき、例えば選択回路8により各コイル群G1,G2の全ての要素コイルが選択されるとすると、コイル群G1が有効とされる場合とコイル群G2が有効とされる場合とでは、それぞれの実感度領域の位置はP1/2だけずれることになる。すなわち、1つのコイル群の中での要素コイルの間隔よりも小さい量で実感度領域の位置を変化させることができる。
コイル群G1を有効とする第1のモードと、コイル群G2を有効とする第2のモードとの選択は、ユーザによって行われても良い。また、プリアンプ39-1〜39-4から出力される4チャネルの磁気共鳴信号のうちで有効とするチャネルの選択は、ユーザによって行われても良い。この場合に主制御部17は、ユーザが入力部16を使用して第1のモードを指定した場合にコイル群G1を有効とし、第2のモードを指定した場合にコイル群G2を有効とする。また、主制御部17は、ユーザが入力部16を使用して指定した有効チャネルの磁気共鳴信号を選択するように選択回路8を制御する。しかしながら主制御部17は、以下に説明するようにモードおよび有効チャネルの選択を自動的に行うこともできる。
図4は主制御部17の処理のフローチャートである。
なおここで説明する処理においては、各種の座標は天板4aの一端を基準点としてZ軸方向に沿った1次元の座標系に関するものである。
ステップSa1において主制御部17は、端部座標A0を判定する。端部座標A0は、図5に示すように要素コイル21-1が位置する座標である。端部座標A0は、ユーザにより入力されても良いし、アレイコイル200の天板4a上での装着位置に基づいて判定しても良い。アレイコイル200の天板4a上での装着位置は、天板4aなどに設けたセンサにより検出しても良いし、各要素コイル21-1〜21-4,22-1〜22-4で受信される信号に基づいて検出しても良い。
ステップSa2において主制御部17は、FOVの中心座標C0およびZ軸方向の幅kを判定する。FOVは、ユーザにより指定される種々の撮影条件等に基づいて周知のように定まる。
ステップSa3において主制御部17は、次の式(1)が成立する最小のjを求め、その値を変数j1に代入する。
C0+k/2≦A0+P1/2×j …(1)
この結果として求まる変数j1は、図5に示すような第1のブロックB1〜第9のブロックB9のうちで、FOVが存在する座標に少なくとも一部が位置するとともに、基準点から遠い側のFOVの端部(以下、遠方端部と称する)と同じ座標に位置するブロックの番号となる。すなわち、図5に示される例においては、変数j1は「7」と求まり、この変数j1からは、FOVが存在する座標範囲(以下、FOV範囲と称する)に少なくとも一部が位置するとともに、遠方端部と同じ座標に位置するブロックが第7のブロックB7であることが分かる。なお、第1のブロックB1〜第9のブロックB9は、要素コイル21-1の端部からP1/2の幅毎に区切って定まる。
ステップSa4において主制御部17は、次の式(2)が成立する最大のjを求め、その値を変数j2に代入する。
C0−k/2≧A0+P1/2×j …(2)
この結果として求まる変数j2は、FOV範囲から、基準点に近い側のFOVの端部(以下、近傍端部と称する)よりも基準点側へと完全にはみ出したブロックの数を表す。図5に示される例においては、変数j2は「1」と求まり、1つのブロック、すなわち第1のブロックB1のみが上記のようにはみ出していることが分かる。
ステップSa5において主制御部17は、「j1−j2」として求まる値が奇数であるか否かを確認する。「j1−j2」として求まる値は、FOV範囲に少なくとも一部が位置しているブロックの数に相当する。このため、「j1−j2」として求まる値が偶数であるならば、当該値の1/2に相当する数の要素コイルによってFOVをカバーすることが可能である。そこでこの場合に主制御部17は、ステップSa5からステップSa6へ進み、変数j1が奇数であるか否かを確認する。FOVの遠方端部と同じ座標にコイル群G1に属する要素コイル21-1〜21-4の1つとコイル群G2に属する要素コイル22-1〜22-4の1つとの双方が位置している場合には、変数j1が偶数である場合には前者の要素コイルのほうが後者の要素コイルよりもFOV範囲からのはみ出し量が小さく、変数j1が奇数である場合には後者の要素コイルのほうが前者の要素コイルよりもFOV範囲からのはみ出し量が小さい。そこで主制御部17は、変数j1が奇数ではないならばステップSa6からステップSa9へ進み、変数j1が奇数ならばステップSa6からステップSa11へ進む。
さて、「j1−j2」として求まる値が奇数であるならば、主制御部17はステップSa5からステップSa7へ進む。ステップSa7において主制御部17は、遠方端部と同じ座標に位置するブロックがFOV範囲からはみ出す量L1と近傍端部と同じ座標に位置するブロックがFOV範囲からはみ出す量L2とを比較する。L1,L2は、次の式(3)および式(4)によりそれぞれ求められる。
L1=(A0+P1/2×j1)−(C0+k/2) …(3)
L2=(C0−k/2)−(A0+P1/2×j2) …(4)
L1がL2よりも小さい場合、遠方端部と同じ座標に位置する要素コイルのうちでFOV範囲からのはみ出し量が少ない要素コイルを使用することが好ましい。そこで主制御部17は、ステップSa7からステップSa6へ進み、上記のように処理する。
一方、L1がL2よりも小さくない場合、近傍端部と同じ座標に位置する要素コイルのうちでFOV範囲からのはみ出し量が少ない要素コイルを使用することが望ましい。そこで主制御部17は、ステップSa7からステップSa8へ進み、変数j1が奇数であるか否かを確認する。そして主制御部17は、変数j1が奇数ならばステップSa8からステップSa9へ進み、変数j1が奇数ではないならばステップSa8からステップSa11へ進む。
ステップSa6またはステップSa8からステップSa9に進んだ場合に主制御部17は、第1のモードを選択する。そしてステップSa10において主制御部17は、図6に示した第1の設定表に従って有効チャネルを選択する。
ステップSa6またはステップSa8からステップSa11に進んだ場合に主制御部17は、第2のモードを選択する。そしてステップSa10において主制御部17は、図7に示した第2の設定表に従って有効チャネルを選択する。
図5に示す例では、j1が「7」であり、j2が「1」であるから、「j1−j2」として求まる値は偶数であり、j1は奇数である。このため主制御部17は、第2のモードを選択することになる。そして図7に示した第2の設定表に従い、チャネルch1〜ch3が有効チャネルとして選択される。この結果、要素コイル22-1〜22-3が有効とされる。図5に示す例において第1のモードを選択するならば、要素コイル21-1〜21-4を有効としなければFOV範囲をカバーすることができないから、これに比べて上記の選択が適切であることが明らかである。
このように本実施形態によれば、各要素コイルとFOVとの位置関係を考慮して、選択された要素コイルがFOV範囲からはみ出す量が最小となるようにコイル群の選択および要素コイルの選択が自動的に行われるので、FOV以外についての感度を最小限に抑えた状態での磁気共鳴信号の収集を行うことができる。
(第2の実施形態)
図8は第2の実施形態に係るアレイコイル300の構成を示す図である。
このアレイコイル300は、導電素子41,42,43,44,45,46,47,48,49、スイッチ回路50,51,52,53,54,55,56,57,58,59、マッチング回路60,61,62,63およびプリアンプ64,65,66,67を含む。
導電素子41〜49は、それぞれループ状をなし、一定の間隔で一列に配列されている。隣接する導電素子どうしは、互いに一部が重なっている。
スイッチ回路51〜58には、隣接する2つの導電素子の間にそれぞれ設けられている。スイッチ回路50,59は、導電素子41,49にそれぞれ取り付けられている。スイッチ回路51〜58は、第1または第2の制御信号に基づいて、隣接する2つの導電素子を互いに連結したり、切り離したりする。なお、スイッチ回路50,52,54,56,58には第1の制御信号が入力され、スイッチ回路51,53,55,57,59には第2の制御信号が入力される。
マッチング回路60〜63は、導電素子42,44,46,48にそれぞれ取り付けられている。マッチング回路60〜63は、導電素子42,44,46,48と、それらに隣接する導電素子とにより後述するように形成される要素コイルとプリアンプ64〜67とのインピーダンスマッチングを図る。
プリアンプ64〜67は、マッチング回路60〜63の出力信号をそれぞれ入力し、これらの信号を増幅する。プリアンプ64〜67の出力は、第1のチャネルch1乃至第4のチャネルch4の磁気共鳴信号として選択回路8にそれぞれ与えられる。
図9はスイッチ回路50〜59の詳細な構成を示す回路図である。なお、スイッチ回路50〜59は同一構成の回路であるので、図9は1つのスイッチ回路の構成を示している。ただし、スイッチ回路50〜59は、連結/切り離しの対象となる導電素子がそれぞれ異なるが、ここでは第1の導電素子91および第2の導電素子92と記すこととする。第1の導電素子91は、スイッチ回路51〜58においては導電素子41,42,43,44,45,46,47,48がそれぞれ相当する。第2の導電素子92は、スイッチ回路51〜58においては導電素子42,43,44,45,46,47,48,49がそれぞれ相当する。スイッチ回路50においては、導電素子41が第2の導電素子92に相当するが、第1の導電素子91に相当する導電素子は無い。またスイッチ回路59においては、導電素子49が第1の導電素子91に相当するが、第2の導電素子92に相当する導電素子は無い。
図9に示すようにスイッチ回路50〜59はそれぞれ、コンデンサ71,72,73,74、コイル75,76,77,78、PINダイオード79,80,81,82およびチョークコイル83,84,85,86を含む。
コンデンサ71は、第1の導電素子91の途中に挿入されている。コイル75の一端とPINダイオード79のカソードとが接続されている。コイル75およびPINダイオード79は、コンデンサ71に並列に接続されている。
コンデンサ72は、第2の導電素子92の途中に挿入されている。コイル76の一端とPINダイオード80のカソードとが接続されている。コイル76およびPINダイオード80は、コンデンサ72に並列に接続されている。
コンデンサ73,74はそれぞれ、第1の導電素子91と第2の導電素子92との間に挿入されている。コンデンサ73の第1の導電素子91への接続点とコンデンサ74の第1の導電素子91への接続点は、コンデンサ71を挟んで位置する。コンデンサ73の第2の導電素子92への接続点とコンデンサ74の第2の導電素子92への接続点は、コンデンサ72を挟んで位置する。コイル77の一端とPINダイオード81のカソードとが接続されている。コイル77およびPINダイオード81は、コンデンサ73に並列に接続されている。コイル78の一端とPINダイオード82のカソードとが接続されている。コイル78およびPINダイオード82は、コンデンサ74に並列に接続されている。
なお、1つのPINダイオードがオンとなったとき、当該PINダイオードのカソードに接続された1つのコイルと、これらのPINダイオードおよびコイルに並列に接続された1つのコンデンサとが閉回路を形成する。コイルのインダクタンスおよびコンデンサのキャパシタンスは、上記の閉回路が磁気共鳴信号の周波数で共振するように設定される。
チョークコイル83は、一端がコンデンサ73の第2の導電素子92への接続点に接続されている。チョークコイル84は、一端がコンデンサ74の第1の導電素子91への接続点に接続されている。チョークコイル85は、一端がコンデンサ74の第2の導電素子92への接続点に接続されている。チョークコイル86は、一端がコンデンサ73の第1の導電素子91への接続点に接続されている。チョークコイル83の他端は、チョークコイル84の他端に接続されている。チョークコイル85の他端は、チョークコイル86の他端に接続されている。
チョークコイル83,84の接続点とチョークコイル85,86の接続点との間には、制御信号が計算機システム10から供給される。計算機システム10は、チョークコイル85,86に接続される信号線を接地するとともに、チョークコイル83,84に接続される信号線の電位を正または負にすることにより、正バイアスまたは負バイアスを制御信号としてアレイコイル300に供給する。この制御信号は、スイッチ回路50,52,54,56,58においては第1の制御信号であり、スイッチ回路51,53,55,57,59においては第2の制御信号である。
次に以上のように構成されたアレイコイル300の動作について説明する。
計算機システム10は、第1および第2の制御信号の一方として正バイアスを、他方として負バイアスを出力する。すなわち主制御部17は、第1のモードにおいては第1の制御信号として正バイアスを出力するとともに、第2の制御信号として負バイアスを出力するようにインタフェース部11を制御する。また主制御部17は、第2のモードにおいては第1の制御信号として負バイアスを出力するとともに、第2の制御信号として正バイアスを出力するようにインタフェース部11を制御する。 正バイアスが第1または第2の制御信号として入力されると、PINダイオード79,80がそれぞれ順バイアスとなり、PINダイオード81,82がそれぞれ逆バイアスとなる。これによってPINダイオード79,80がいずれもオンとなり、PINダイオード81,82がいずれもオフとなる。これにより、図9に示す経路Pc,Pdを介して信号を流すことができる。これにより、第1の導電素子91と第2の導電素子92とは、互いに連結される。
一方、負バイアスが第1または第2の制御信号として入力されると、PINダイオード79,80がそれぞれ逆バイアスとなり、PINダイオード81,82がそれぞれ順バイアスとなる。これによってPINダイオード79,80がいずれもオフとなり、PINダイオード81,82がいずれもオンとなる。これにより、図9に示す経路Pa,Pbを介して信号を流すことができる。これにより、第1の導電素子91と第2の導電素子92とは、互いに切り離された状態となる。
かくして、第2のモードにおいては図10(a)に示すように、スイッチ回路51,53,55,57は隣接する導電素子を互いに連結し、スイッチ回路52,54,56,58は隣接する導電素子を互いに切り離す。つまり、導通素子41および導通素子42、導通素子43および導通素子44、導通素子45および導通素子46、導通素子47および導通素子48がそれぞれ連結される。導通素子41および導通素子42、導通素子43および導通素子44、導通素子45および導通素子46、導通素子47および導通素子48のそれぞれで受信された磁気共鳴信号は、マッチング回路60,61,62,63およびプリアンプ64,65,66,67を介してそれぞれ選択回路8へと送られる。すなわち、導通素子41および導通素子42が第1のチャネルの要素コイルとして、導通素子43および導通素子44が第2のチャネルの要素コイルとして、導通素子45および導通素子46が第3のチャネルの要素コイルとして、そして導通素子47および導通素子48が第4のチャネルの要素コイルとしてそれぞれ機能することになる。
一方、第1のモードにおいては図10(b)に示すように、スイッチ回路51,53,55,57は隣接する導電素子を互いに切り離し、スイッチ回路52,54,56,58は隣接する導電素子を互いに連結する。つまり、導通素子42および導通素子43、導通素子44および導通素子45、導通素子46および導通素子47、導通素子48および導通素子49がそれぞれ連結される。導通素子42および導通素子43、導通素子44および導通素子45、導通素子46および導通素子47、導通素子48および導通素子49のそれぞれで受信された磁気共鳴信号は、マッチング回路60,61,62,63およびプリアンプ64,65,66,67を介してそれぞれ選択回路8へと送られる。すなわち、導通素子42および導通素子43が第1のチャネルの要素コイルとして、導通素子44および導通素子45が第2のチャネルの要素コイルとして、導通素子46および導通素子47が第3のチャネルの要素コイルとして、そして導通素子48および導通素子49が第4のチャネルの要素コイルとしてそれぞれ機能することになる。
さて、要素コイルの配列方向(導通素子41〜49の配列方向)に関する要素コイルの配列間隔は、図10にP2として示すように、第1および第2の制御信号のいずれが入力されるときにおいても一定である。第1の制御信号が入力されるときと第2の制御信号が入力されるときとでの、同一チャネルの要素コイルの位置のずれ量は、図10に示すようにP2の1/2となる。すなわち、要素コイルの間隔よりも小さい量で実感度領域の位置を変化させることができる。
第1のモードと第2のモードとの選択は、ユーザによって行われても良い。また、4チャネルの磁気共鳴信号のうちで有効とするチャネルの選択は、ユーザによって行われても良い。この場合に主制御部17は、ユーザが入力部16を使用して指定するモードを設定する。また、主制御部17は、ユーザが入力部16を使用して指定した有効チャネルの磁気共鳴信号を選択するように選択回路8を制御する。しかしながら主制御部17は、第1の実施形態と同様にしてモードおよび有効チャネルを自動的に選択することもできる。ただし第2の実施形態においては、式(1)〜(4)における「P1」に代えて「P2」を使用する。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
第1の実施形態において、各コイル群G1,G2に含まれる要素コイルの数は、2以上の任意の数であって良い。
第1の実施形態において、コイル群の数は3つ以上であっても良い。コイル群どうしのずれ量は、コイル群の数をpとすると、1つのコイル群内で隣接する2つの要素コイルの間隔の1/pとすることが望ましい。ただしこれは必須ではなく、コイル群どうしのずれ量は任意に定めて良い。
第1の実施形態において、コイル群は、要素コイルを2次元的に配列したものであっても良い。
第2の実施形態において、チャネル数は2以上の任意の数であって良い。
第2の実施形態において、1つの要素コイルを3つ以上の導電素子を連結して構成するようにしても良い。
第2の実施形態において、両端の導電素子41,49は、必ずしも切断する必要はない。すなわち、スイッチ回路50,59は省略可能である。
第1または第2の実施形態に示したようなアレイコイル200,300の内部構造を複数組配列することによって2次元アレイコイルを構成することもできる。図11は、第2の実施形態に示したアレイコイル300の内部構造を3組配列して構成された2次元アレイコイル400の構成を示す図である。図11において図8に示した要素に相当する要素には、図8に示した符号の末尾に「-1」「-2」または「-3」を付加してなる符号を付している。そして図11に示した符号において末尾に付加した「-1」「-2」または「-3」が同一である各要素は、同一組に属する。
2次元アレイコイル400は、同一組に属する要素コイルの配列方向が各組ともに同一方向となっている。すなわち、要素コイル41-1,42-1,43-1…の配列方向、要素コイル41-2,42-2,43-2…の配列方向、ならびに要素コイル41-3,42-3,43-3…の配列方向は、互いに同一方向となっている。そしてこの方向は、一般的に被検体100の体軸方向(Z軸方向)に一致される。
異なる組に属する要素コイルどうしは、同一組に属する要素コイルの配列方向に直交する方向となっている。すなわち、例えば要素コイル41-1,41-2,41-3は、要素コイル41-3,42-3,43-3…の配列方向に直交する方向となっている。そしてこの方向は、一般的にX軸方向に一致される。
モードの選択および有効チャネルの選択は、各組毎に第2の実施形態と同様にして行う。ただし、通常の使用状態では、モードおよび有効チャネルは各組ともに一致させることが望ましい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)の構成を示す図。 第1の実施形態に係るアレイコイル200の回路構成を示す図。 図2中の要素コイル21-1〜21-4,22-1〜22-4の配置を模式的に示す図。 図1中の主制御部17の処理のフローチャート。 図2中のアレイコイル200の天板4a上での装着位置の一例を示す図。 第1のモードにおいて有効チャネルを選択するための第1の設定表の一例を示す図。 第2のモードにおいて有効チャネルを選択するための第2の設定表の一例を示す図。 第2の実施形態に係るアレイコイル300の構成を示す図。 図8中のスイッチ回路50〜59の詳細な構成を示す回路図。 第2の実施形態に係るアレイコイル300の動作状態を示す図。 2次元アレイコイルの構成例を示す図。
符号の説明
1…静磁場磁石、2…傾斜磁場コイル、3…傾斜磁場電源、4…寝台、5…寝台制御部、6a,6b,6c…RFコイルユニット、7…送信部、8…選択回路、9…受信部、10…計算機システム、21-1〜21-4,22-1〜22-4…要素コイル、23-1〜23-4,25-1〜25-4,31-1〜31-4,33-1〜33-4,71,72,73,74…コンデンサ、24-1〜24-4,32-1〜32-4,60,61,62,63…マッチング回路、26-1〜26-4,34-1〜34-4,75,76,77,78…コイル、27-1〜27-4,28-1〜28-4,35-1〜35-4,36-1〜36-4,79,80,81,82…PINダイオード、29,30,37,38,83,84,85,86…チョークコイル、39-1〜39-4,64,65,66,67…プリアンプ、41〜49…導電素子、50〜59…スイッチ回路、91…第1の導電素子、92…第2の導電素子、200,300,400…アレイコイル、G1,G2…コイル群。

Claims (25)

  1. それぞれループ状をなし、所定の間隔で配置された3個以上の導電素子と、
    前記3個以上の導電素子を複数種の連結パターンで連結可能とした複数のスイッチとを具備したことを特徴とするアレイコイル。
  2. 前記3個以上の導電素子のうちの互いに隣接する導電素子どうしは互いに一部が重なり、
    前記複数のスイッチは、前記導電素子どうしが重なる部分においてこの重なっている導電素子どうしの連結/非連結を切り換えるように配置されることを特徴とする請求項1に記載のアレイコイル。
  3. 前記3個以上の導電素子のうちの両端に位置する2つの導電素子のループの接続/切断をそれぞれ切り換える2つのスイッチを前記複数のスイッチとは別にさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のアレイコイル。
  4. 前記3個以上の導電素子は奇数個が配置され、
    前記複数の連結パターンは、前記奇数個の導電素子のうちの一端に位置する導電素子から2個ずつを連結する連結パターンと、前記奇数個の導電素子のうちの他端に位置する導電素子から2個ずつを連結する連結パターンとを含むことを特徴とする請求項1に記載のアレイコイル。
  5. m個(mは2以上の整数)が連結されることで1つの要素コイルを形成するn個(nはmより大きな整数)の導電素子と、
    それぞれが前記要素コイルを少なくとも1つ形成するように定められた複数の連結パターンのいずれかで前記導電素子を連結する手段とを具備したことを特徴とするアレイコイル。
  6. それぞれループ状をなし、所定の間隔で配置された3個以上の導電素子と、前記3個以上の導電素子を複数種の連結パターンで連結可能とした複数のスイッチとを備えたアレイコイルと、
    前記複数種の連結パターンのうちの1つを選択するパターン選択部と、
    前記パターン選択部により選択された連結パターンで前記3個以上の導電素子を連結するように前記複数のスイッチを制御する制御部と、
    前記パターン選択部により選択された前記連結パターンで連結された導電素子組が被検体から放射される磁気共鳴信号を受信して出力する信号に基づいて前記被検体に関する画像を再構成する再構成部とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記3個以上の導電素子のうちの互いに隣接する導電素子どうしは互いに一部が重なり、
    前記複数のスイッチは、前記導電素子どうしが重なる部分においてこの重なっている導電素子どうしの連結/非連結を切り換えるように配置されることを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記3個以上の導電素子のうちの両端に位置する2つの導電素子のループの接続/切断をそれぞれ切り換える2つのスイッチを前記複数のスイッチとは別にさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のアレイコイル。
  9. 前記3個以上の導電素子は奇数個が配置され、
    前記複数の連結パターンは、前記奇数個の導電素子のうちの一端に位置する導電素子から2個ずつを連結する連結パターンと、前記奇数個の導電素子のうちの他端に位置する導電素子から2個ずつを連結する連結パターンとを含むことを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記パターン選択部は、撮像範囲と前記3個以上の導電素子との位置関係に基づいて前記複数種の連結パターンのうちの1つを選択することを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記パターン選択部は、前記撮像範囲の全域からの前記磁気共鳴信号の受信をより少ない数の前記導電素子により行うことができる前記連結パターンを選択することを特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記パターン選択部により選択された前記連結パターンで連結された導電素子組からそれぞれ出力される前記磁気共鳴信号のうちの少なくとも一部の信号を、撮像範囲と前記3個以上の導電素子との位置関係に基づいて選択する信号選択部をさらに備え、
    前記再構成部は、前記信号選択部により選択された前記磁気共鳴信号に基づいて前記画像を再構成することを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記信号選択部は、前記撮像範囲の全域からの前記磁気共鳴信号を収集できるより少ない数の前記磁気共鳴信号を選択することを特徴とする請求項12に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記磁気共鳴信号を受信する要素コイルをそれぞれ複数配列してなるとともに、前記要素コイルどうしが正対しないように並べられた複数のコイル群と、前記複数のコイル群を択一的に有効とする有効化部とを備えたアレイコイルと、
    撮像範囲と前記複数のコイル群との位置関係に基づいて前記複数のコイル群のうちの1群を選択するコイル群選択部と、
    前記コイル群選択部により選択された前記コイル群を有効とするように前記有効化部を制御する制御部と、
    前記有効化部により有効とされた前記コイル群に含まれた前記要素コイルの少なくとも1つが被検体から放射される磁気共鳴信号を受信して出力する信号に基づいて前記被検体に関する画像を再構成する再構成部とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  15. 前記コイル群選択部は、前記撮像範囲の全域からの前記磁気共鳴信号の受信をより少ない数の前記要素コイルにより行うことができるコイル群を選択することを特徴とする請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16. 前記有効化部により有効とされた前記コイル群に含まれた前記要素コイルのそれぞれから出力される前記磁気共鳴信号のうちの少なくとも一部の信号を、前記撮像範囲と前記複数のコイル群との位置関係に基づいて選択する信号選択部をさらに備え、
    前記再構成部は、前記信号選択部により選択された前記磁気共鳴信号に基づいて前記画像を再構成することを特徴とする請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  17. 前記信号選択部は、前記撮像範囲の全域からの前記磁気共鳴信号を収集できるより少ない数の前記磁気共鳴信号を選択することを特徴とする請求項16に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  18. 前記複数のコイル群はそれぞれ、前記複数の要素コイルを一定の間隔で第1の方向に沿って配列してなり、
    前記複数のコイル群は、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って並べられ、
    前記複数のコイル群にそれぞれ含まれる前記要素コイルどうしは、前記第1および第2の方向にそれぞれ直交する第3の方向に関する位置がほぼ一致するとともに、前記第1の方向に関する位置が異なることを特徴とする請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  19. 前記複数のコイル群にそれぞれ含まれる前記要素コイルどうしの前記第1の方向に関する位置のずれ量は、1つのコイル群内で隣接する2つの要素コイルの間隔を前記複数のコイル群の数で除算して求まる量とほぼ一致することを特徴とする請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  20. 前記第1の方向は、前記被検体の体軸方向にほぼ一致することを特徴とする請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  21. m個(mは2以上の整数)が連結されることで1つの要素コイルを形成するn個(nはmより大きな整数)の導電素子と、それぞれが前記要素コイルを少なくとも1つ形成する複数のパターンのいずれかで前記導電素子を連結する連結部とを備えたアレイコイルと、
    m個の前記導電素子が連結されて形成された前記要素コイルの少なくとも1つが被検体から放射される磁気共鳴信号を受信して出力する信号に基づいて前記被検体に関する画像を再構成する再構成部とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  22. 前記連結部は、撮像範囲と前記3個以上の導電素子との位置関係に基づいて前記複数のパターンのうちの1つを選択し、この選択したパターンで前記導電素子を連結することを特徴とする請求項21に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  23. 前記連結部は、前記撮像範囲の全域からの前記磁気共鳴信号の受信をより少ない数の前記要素コイルにより行うことができる前記パターンを選択することを特徴とする請求項22に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  24. 前記要素コイルからそれぞれ出力される前記磁気共鳴信号のうちの少なくとも一部の信号を、撮像範囲と前記n個の導電素子との位置関係に基づいて選択する信号選択部をさらに備え、
    前記再構成部は、前記信号選択部により選択された前記磁気共鳴信号に基づいて前記画像を再構成することを特徴とする請求項21に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  25. 前記信号選択部は、前記撮像範囲の全域からの前記磁気共鳴信号を収集できるより少ない数の前記磁気共鳴信号を選択することを特徴とする請求項24に記載の磁気共鳴イメージング装置。
JP2007148392A 2006-06-07 2007-06-04 アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置 Active JP5268287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148392A JP5268287B2 (ja) 2006-06-07 2007-06-04 アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006158808 2006-06-07
JP2006158808 2006-06-07
JP2007148392A JP5268287B2 (ja) 2006-06-07 2007-06-04 アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013055519A Division JP5670499B2 (ja) 2006-06-07 2013-03-18 磁気共鳴イメージング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008012292A true JP2008012292A (ja) 2008-01-24
JP5268287B2 JP5268287B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=39069894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007148392A Active JP5268287B2 (ja) 2006-06-07 2007-06-04 アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5268287B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205660A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴イメージング装置
CN111796228A (zh) * 2019-04-01 2020-10-20 通用电气精准医疗有限责任公司 用于mr成像的可配置射频线圈的系统和方法
US11307275B2 (en) 2017-09-07 2022-04-19 Canon Medical Systems Corporation Array coil

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275040A (ja) * 1990-03-26 1991-12-05 Toshiba Corp Mriプローブ
JPH0475636A (ja) * 1990-07-18 1992-03-10 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JPH1156813A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd 信号受信回路
JP2001149331A (ja) * 1999-11-19 2001-06-05 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴信号受信装置および磁気共鳴撮像装置
JP2003250776A (ja) * 2002-03-01 2003-09-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Rfコイルおよび磁気共鳴撮像装置
JP2003290168A (ja) * 2002-03-27 2003-10-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Mri用rfコイルおよびmri装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275040A (ja) * 1990-03-26 1991-12-05 Toshiba Corp Mriプローブ
JPH0475636A (ja) * 1990-07-18 1992-03-10 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JPH1156813A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd 信号受信回路
JP2001149331A (ja) * 1999-11-19 2001-06-05 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴信号受信装置および磁気共鳴撮像装置
JP2003250776A (ja) * 2002-03-01 2003-09-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Rfコイルおよび磁気共鳴撮像装置
JP2003290168A (ja) * 2002-03-27 2003-10-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Mri用rfコイルおよびmri装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205660A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 磁気共鳴イメージング装置
US11307275B2 (en) 2017-09-07 2022-04-19 Canon Medical Systems Corporation Array coil
CN111796228A (zh) * 2019-04-01 2020-10-20 通用电气精准医疗有限责任公司 用于mr成像的可配置射频线圈的系统和方法
CN111796228B (zh) * 2019-04-01 2024-03-08 通用电气精准医疗有限责任公司 用于mr成像的可配置射频线圈的系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5268287B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5670499B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5508906B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置およびrfコイル
KR102346911B1 (ko) 자기 공명 이미징(mri) 시스템을 위한 전방 무선 주파수(rf) 코일 어레이
US7176689B2 (en) Parallel MR imaging with use of multi-coil made of plural element coils
JP6005279B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及びrfコイルアッセンブリ
JP6073612B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5274864B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置、rfコイルシステムおよび磁気共鳴イメージング方法
JP2008246192A (ja) 磁気共鳴撮像装置
CN101297211A (zh) 用于进行mri的非圆柱形rf线圈
CN101292173A (zh) 紧凑可弯曲射频线圈阵列
JP5832627B2 (ja) 磁気共鳴撮像装置
JP2007260079A (ja) 磁気共鳴撮像装置、rfコイル及び磁気共鳴撮像装置の制御方法
JP5330357B2 (ja) 傾斜磁場コイル装置及び磁気共鳴映像装置
JP2008154933A (ja) 高周波コイル及び磁気共鳴撮像装置
JP5268287B2 (ja) アレイコイルおよび磁気共鳴イメージング装置
JP2017099502A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US6900637B1 (en) Phased array coil with center shifted sensitivity
JP2014061176A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2008264497A (ja) Rfコイルおよびmri装置
JP5319745B2 (ja) 高周波コイルユニットおよびそれを備えた磁気共鳴撮像装置
JP2007260078A (ja) Rfコイル及び磁気共鳴撮像装置
JP3111045B2 (ja) 磁気共鳴イメージング用rfプローブ
WO2014042119A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4945207B2 (ja) 磁気共鳴撮像装置及びrfコイル
JP4939848B2 (ja) 高周波コイルユニットおよびそれを備えた磁気共鳴撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120330

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5268287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350