JP2008012052A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】がたつき等による縫い長さの検出や縫製の切り替えタイミングの検出の際の誤差を極力減らし、ボタンホール縫いの品質向上を図る。
【解決手段】ミシン10は、押さえ体21と、押さえ枠22と、固定部23aと摺動部23bとを有するボタン挟持装置23と、押さえ枠に設けられた被摺動部材24aと、押さえ体に連結され、被摺動部材に対して摺動する摺動部材24bとを有する位置検出手段24と、摺動部に設けられた検出部25aと、押さえ体に設けられ、検出部に当接する被検出部25bとを有する検出手段25と、検出手段がボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出した場合に、そのときの押さえ体の変位量を位置検出手段から取得し、ボタンの径に応じたボタンホール縫いを行うように縫い針の駆動や被縫製物の送りに関する制御を行う制御手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボタンホール縫いを行うことができるミシンに関する。
ミシンによるボタンホール縫いにおいては、ボタンの大きさに応じて縫い長さを変えることが必要であり、ボタンの大きさに応じて縫い長さを変えるボタンホール縫い装置が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
図9に示すように、ボタンホール縫い装置100は、ミシンの押さえ棒の下端に装着された押さえ体101を備えている。この押さえ体101には、押さえ枠102が布送り方向に沿ってスライド移動自在となるように設けられている。押さえ枠102の矢印A方向の端部上面に固定された中空のストッパ102aの内部にはうず巻きばね103が設けられている。このうず巻きばね103の弾性力によって、図9に示すように押さえ体101とストッパ102aとが当接した状態でボタンホール縫いの開始位置となるように常時付勢されている。
また、押さえ枠102の矢印B方向の端部にはボタン挟持装置104が設けられ、ボタンBを挟持することが可能である。ボタン挟持装置104には、挟持されるボタンの大きさに応じて布送り方向に沿ってスライド移動自在に構成された保持部104aが備えられている。
押さえ体101には、押さえ枠102の外側において布送り方向に沿って延びるポテンショメータ105が設けられ、保持部104aには、ポテンショメータ105に当接する検出部106が設けられている。ここで、ポテンショメータ105には可変抵抗器が設けられており、図10に示すように、押さえ枠102が移動して検出部106とポテンショメータ105とが接触する位置が変化することにより、抵抗値が変化するようになっており、このように変化する抵抗にかかる電圧値に基づいて押さえ枠102の変位量(すなわち、縫い長さ)を知ることができる。
ボタンホール縫いを開始すると、開始時のポテンショメータ105にかかる電圧値は、制御装置のメモリに記憶される。制御装置は、ミシンモータ、針振りモータを駆動させて図11に示すバータック110aの縫製を行い、さらに針振り量を変更するとともに布送りモータを駆動させてボタンホールの左側110bの縫製を行う。縫製中においては、制御装置は、ポテンショメータ105の抵抗値が0であるか否かを判断し、抵抗値が0になったと判断すると、制御装置は、ミシンモータ、針振りモータを駆動させてバータック110cの縫製を行い、さらに針振り量を変更するとともに布送りモータを駆動させてボタンホールの右側110dの縫製を行う。そして、制御装置は、ポテンショメータ105の抵抗値が0であるか否かを判断し、抵抗値が0になったと判断すると、制御装置は、縫製を終了させる。
特許第3151923号公報
しかし、従来のボタンホール縫い装置100においては、比較的小さな押さえ体101に大きく長いポテンショメータ105が取り付けられていたため、ポテンショメータ105のがたつき、倒れが発生し、押さえ枠102の位置を検出する際の誤差が発生しやすかった。また、押さえ枠102がスライド移動することから検出部106は保持部104aと比較的長い腕部材で連結する必要があり、腕部材のがたつきやたわみ等により抵抗が0となる位置の検出タイミングに誤差が発生しやすく、ボタンホール縫いの品質向上が困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、各部のがたつき等による縫い長さの検出や縫製の切り替えタイミングの検出の際の誤差を極力減らし、ボタンホール縫いの品質向上を図ることができるミシンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、縫い針を揺動させるとともに、縫い針の揺動方向に対して直交する方向に被縫製物を送ることにより被縫製物にボタンホール縫いを行うミシンにおいて、ミシンの押さえ棒の下端に設けられた押さえ体と、この押さえ体に摺動自在に設けられ、縫製動作中に被縫製物の布送りに伴って移動しながら被縫製物を押さえる押さえ枠と、前記押さえ枠に固定された固定部と、前記押さえ枠に移動調節可能に設けられ、前記固定部とでボタンを挟持する摺動部と、を有するボタン挟持装置と、前記押さえ枠に設けられ、前記押さえ枠の被縫製物の送り方向に沿った移動に伴って移動し、被縫製物の送り方向に沿って形成された被摺動部材と、前記押さえ体に連結され、所定位置で前記被摺動部材に対して摺動する摺動部材とを有し、前記摺動部材の前記被摺動部材への接触位置に基づいて縫製開始位置からの前記押さえ枠の変位量を随時検出する位置検出手段と、前記摺動部に設けられ、前記押さえ枠の被縫製物の送り方向に沿った移動とともに被縫製物の送り方向に移動する検出部と、前記押さえ体に設けられ、前記押さえ枠の移動により前記検出部が所定距離移動した際に当該検出部に当接する被検出部とを有し、前記検出部が前記被検出部に当接することにより、前記ボタン挟持装置に挟持されたボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出する検出手段と、前記検出手段が前記ボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出した場合に、そのときの前記押さえ体の縫製開始位置からの変位量を前記位置検出手段から取得し、前記ボタンの径に応じたボタンホール縫いを行うように前記縫い針の駆動や被縫製物の送りに関する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ボタン挟持装置でボタンを挟持し、押さえ体に摺動自在に保持された押さえ枠で被縫製物を押さえて被縫製物を送りながら縫製を行うと、縫製動作に協働して押さえ枠も被縫製物の送り方向に移動する。押さえ枠が移動すると、押さえ枠に設けられた被摺動部材も被縫製物の送り方向に沿って移動し、摺動部材は被摺動部材上を相対的に移動することとなる。これにより、位置検出手段は、摺動部材と被摺動部材との接触位置に基づいて縫製開始位置からの押さえ体の変位量を随時検出することができる。
また、押さえ枠が被縫製物の送り方向に沿って移動することにより、摺動部に設けられた検出部は押さえ体に設けられた被検出部に当接する。これにより、検出手段は、ボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出することができる。
そして、制御手段は、検出手段がボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出した場合に、そのときの押さえ体の変位量を位置検出手段から取得し、ボタンの径に応じたボタンホール縫いを行うように縫い針の駆動や被縫製物の送りに関する制御を行う。
よって、位置検出手段が有する被摺動部材が押さえ体ではなく、押さえ体よりも大きな押さえ枠に設けられているので、被摺動部材のがたつき等による縫い長さの検出誤差を減らすことができる。
また、検出手段が有する被検出部を押さえ体に設け、検出部を摺動部に設けることにより、従来のようにボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを位置検出手段の被当接部で検出する必要がなくなるので、腕部等を設けることによる縫製の切り替えタイミングの検出時の誤差を極力減らし、ボタンホール縫いの品質向上を図ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、位置検出手段が有する被摺動部材が押さえ体ではなく、押さえ体よりも大きな押さえ枠に設けられているので、被摺動部材のがたつき等による縫い長さの検出誤差を減らすことができる。
また、検出手段が有する被検出部を押さえ体に設け、検出部を摺動部に設けることにより、従来のようにボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを位置検出手段の被当接部で検出する必要がなくなるので、腕部等を設けることによる縫製の切り替えタイミングの検出時の誤差を極力減らし、ボタンホール縫いの品質向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、ミシンの最良の形態について詳細に説明する。なお、本実施形態では、ミシンとして、ボタンホール縫いが可能なミシンを例に挙げて説明する。
<ミシンの構成>
図1に示すように、ミシン10(図4参照)には、駆動源となるミシンモータに連結された上軸にベルト、カム、又はリンク等を介して連結された送り歯の上下動に対して押さえ棒1がミシン10の上下方向に往復運動可能に設けられている。
押さえ棒1の下端には、押さえホルダ1aが設けられ、この押さえホルダ1aには、被縫製物たる布を押さえるボタンホール縫い装置2が設けられている。
ボタンホール縫い装置2は、その下面が布の載置される針板の上面に対向するように配置されている。
図2に示すように、ボタンホール縫い装置2は、押さえ棒1の下端に設けられた押さえホルダ1aに取り付けられた押さえ体21と、押さえ体21に摺動自在に保持され、布を上方から押さえるとともに縫製動作中に布の布送りに伴って移動しながら布を押さえる押さえ枠22と、押さえ枠22の上面に設けられたボタン挟持装置23と、ボタンホール縫いにおける縫製開始位置からの変位量を随時検出する位置検出手段としての位置検出装置24と、ボタン挟持装置23により挟持されたボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出する検出手段としてのボタン径検出スイッチ25と、を備えている。
(押さえ体)
図2に示すように、押さえ体21の上面には、押さえ棒1の下端に設けられた押さえホルダ1aが押さえ体21を把持して連結するための連結棒21aが設けられている。従って、押さえホルダ1aによる連結棒21aの把持及び解放により押さえ体21を押さえ棒1に着脱自在とすることができる。
押さえ体21は、押さえ枠22の一端に設けられたうず巻きばね22aに連結されており、押さえ枠22に外部から力を与えて移動させない限り、押さえ体21は、押さえ枠22の一端に設けられたストッパ22sに当接するように付勢されている。
(押さえ枠)
図2に示すように、押さえ枠22は、長手方向が布送り方向に沿うような略長方形状の板材から形成され、押さえ体21に対して摺動するために押さえ体21を嵌め込むガイド22bがその長手方向に沿って形成されている。押さえ枠22の一端に設けられたストッパ22sの内部には、押さえ枠22のストッパ22sを押さえ体21に向けて付勢するうず巻きばね22aが設けられている。このうず巻きばね22aにより、縫製開始前の押さえ枠22に設けられたストッパ22sは押さえ体21に当接した状態とされている。
(ボタン挟持装置)
図2に示すように、ボタン挟持装置23は、押さえ枠22の他端に固定され、ボタンBの一部を保持する固定部23bと、この固定部23bに対向配置されるとともに押さえ枠22に移動調節可能に設けられ、固定部23bとでボタンを挟持する摺動部23aと、を備えている。摺動部23aは、押さえ枠22に対して移動調節可能となっているが、外力を加えない限り一定の位置でとどまるように構成され、ボタンの大きさに合わせて摺動部23aを移動させることにより、ボタンを安定した状態で挟持することができるように構成されている。
(位置検出装置)
図2に示すように、位置検出装置24は、いわゆるスライドボリュームで構成され、押さえ枠22に固定され、押さえ枠22の布送り方向に沿った移動に伴って移動し、布送り方向に沿って形成された被摺動部材としての可変抵抗器24aと、押さえ体21に連結され、所定位置で可変抵抗器24aに対して摺動する摺動部材としてのボリュームレバー24bとを有している。
可変抵抗器24aは、押さえ枠22の外側に当該押さえ枠22の長手方向に沿ってほぼ平行、言い換えると布送り方向に沿って設けられている。可変抵抗器24aの布送り方向への移動により可変抵抗器24a上をボリュームレバー24bが布送り方向に沿って相対的にスライド移動可能となっており、可変抵抗器24a上のボリュームレバー24bの位置により可変抵抗器24aの抵抗値が変化する。ボリュームレバー24bには、連結レバー24cにより押さえ体21と連結されている。すなわち、押さえ体21は押さえ棒1に固定されていることから、押さえ枠22が布送り方向に沿って移動することにより、ボリュームレバー24bは可変抵抗器24aに対して相対的に移動することとなり、押さえ枠22の移動量に応じて抵抗値が変化し、検出される電圧値が変化する。これを利用することで、検出される電圧値の大きさで押さえ枠22の変位量、言い換えると、ボタンホール縫いを行った縫い長さを計測することができる。
なお、可変抵抗器24aにはリード線24dが接続されており、可変抵抗器24aにかかる電圧値を制御装置3(後述する)で検出することができるようになっている。また、制御装置3は、押さえ枠22が押さえ体21に対して縫製開始位置にある状態、すなわち、押さえ枠22の一端と押さえ体21とが当接している状態からの押さえ枠22の変位量を随時検出することができるようになっている。
(ボタン径検出スイッチ)
図2に示すように、ボタン径検出スイッチ25は、摺動部23aに設けられ、押さえ枠22の布送り方向に沿った移動とともに布送り方向に移動する検出部25aと、押さえ体21に設けられ、押さえ枠22の移動により検出部25aが所定距離移動した際に当該検出部25aに当接する被検出部25bと、を有している。
図3に示すように、検出部25aは、押さえ枠22が移動した際に押さえ体21が相対移動経路上に突出するように設けられ、ボタン挟持装置23に挟持されたボタンの径に相当する長さまで縫製が行われた後に被検出部25bに当接し、この検出結果を受けて制御装置3は、布送り方向の切り替え、縫製の切り替え等を行う。
検出部25aには、リード線25dが接続されており、被検出部25bと接触したことにより検出部25aにかかる電圧値を制御装置3(後述する)で検出することができるようになっている。
なお、可変抵抗器24aに接続されたリード線24dと検出部25aに接続されたリード線25dは一つに束ねられ、その先端には制御装置に着脱自在とされたコネクタ26が設けられている。
(制御装置)
ミシン本体には、後述するミシンモータ44、針振りステップモータ46、送りステップモータ48の駆動を所定の縫製プログラムに従って制御する制御装置3が設けられている。
図4に示すように、制御装置3は、縫製プログラムを実行するCPU31、縫製される縫製模様(鳩目縫い等)に関する縫製プログラムや縫製データ等を記憶するメモリ32を備えている。
制御装置3には、縫製模様を選択する模様選択スイッチ41、縫製の開始及び停止の入力を行うスタートストップスイッチ42が接続されている。これらのスイッチは、ミシン本体表面に設けられ、スイッチへの入力信号が制御装置3に送信される。
制御装置3には、ミシンモータ駆動回路43が接続され、このミシンモータ駆動回路43にミシンモータ44が接続されている。
制御装置3には、針振りステップモータ駆動回路45が接続され、この針振りステップモータ駆動回路45に針振りステップモータ46が接続されている。
制御装置3には、送りステップモータ駆動回路47が接続され、この送りステップモータ駆動回路47に送りステップモータ48が接続されている。
制御装置3には、ボタン径検出スイッチ25が接続され、ボタン径検出スイッチ25の検出出力が制御装置3に入力される。
制御装置3には、A/D変換器24fを介して位置検出装置24が接続され、検出された可変抵抗器24aにかかる電圧が検出出力として制御装置3に入力される。
<ボタンホール縫い>
次に、ボタンホール縫いの手順について説明する。ここでは、縫製模様として鳩目縫いを例に挙げて説明する。
図5に示すように、制御装置3は、縫製模様として鳩目縫いが選択されたか否かを判断する(ステップS1)。
制御装置3は、鳩目縫いが選択されたと判断した場合(ステップS1:YES)、コネクタ26がミシン本体の所定の箇所に差し込まれたか否かを判断する(ステップS2)。
制御装置3は、コネクタ26がミシン本体に差し込まれたと判断した場合(ステップS2:YES)、ボリュームレバー24bが可変抵抗器24aの初期位置(図2に示す位置)にあるか否か、すなわち、押さえ枠22のストッパ22sと押さえ体21とが当接している状態であるか否かを判断する(ステップS3)。
制御装置3は、ボリュームレバー24bが可変抵抗器24aの初期位置で当接していると判断した場合(ステップS3:YES)、スタートストップスイッチ42が押されたか否かを判断する(ステップS4)。
制御装置3は、スタートストップスイッチ42が押されたと判断すると(ステップS4:YES)、図6に示すように、送りステップモータ48を逆送りさせて鳩目縫いの左側の直線部の下縫い50を逆送りで行う(ステップS5)。この下縫いにおいて、制御装置3は、常に検出部25aと被検出部25bとが当接したか否かを判断し(ステップS6)、押さえ枠22が移動し、やがて制御装置3が、検出部65aに押さえ体21に設けられた被検出部65bが当接したと判断すると(ステップS6:YES)、制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値を読み取ってメモリ32に記憶する(ステップS7)。
そして、制御装置3は、ステップS7にてメモリ32に記憶した電圧値から実際のボタンホール縫い長さL(図7参照)を算出し(ステップS8)、さらに、鳩目縫いの直線縫いと環状縫いとの切り替え点である首下位置P0の位置を算出し、メモリ32に記憶する(ステップS9)。
次いで、制御装置3は、常時読み込んでいる可変抵抗器24aにかかる電圧値からボタンホール縫い長さLを算出しているため、初期位置からボタンホール縫い長さだけ隔てた位置がステップS9にて算出された首下位置P0と一致するか否かを判断する(ステップS10)。
制御装置3が、首下位置P0と一致すると判断した場合(ステップS10:YES)、制御装置3は、メモリ32に記憶されている環状部の縫いデータに従って環状部の下縫い51を行う(ステップS11)。
次いで、制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された初期位置からの距離に相当する位置が右側の首下位置P1であるか否か、すなわち、左側の首下位置P0と一致するか否かを判断する(ステップS12)。
制御装置3が、環状部の下縫い51が首下位置P1に到達したと判断した場合(ステップS12:YES)、制御装置3は、布送り方向を正送りに切り替えるとともに、事前に定められた針振り幅、ピッチで環状部のジグザグ縫い52を行う(ステップS13)とともに、このジグザグ縫い52に連続して左側の直線部のジグザグ縫い53を行う(ステップS14)。
左側の直線部のジグザグ縫い53の過程において、制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された初期位置からの距離が0となったか否か、すなわち、押さえ枠22が初期位置に戻ったか否かを判断する(ステップS15)。制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された初期位置からの距離が0となったと判断した場合(ステップS15:YES)、布送り方向を切り替えて逆送りにするとともに、右側の直線部の下縫い54を行う(ステップS16)。
右側の直線部の下縫い54の過程において、制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された距離だけ初期位置から隔てた位置が首下位置P0,P1と一致するか否かを判断する(ステップS17)。
ステップS17において、制御装置3が、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された距離だけ初期位置から隔てた位置が首下位置P0,P1と一致すると判断した場合(ステップS17:YES)、布送りを正方向に切り替え、右側の直線部のジグザグ縫い55を行う(ステップS18)。
右側の直線部のジグザグ縫い55の過程において、制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された初期位置からの距離が0となったか否か、すなわち、押さえ枠22が初期位置に戻ったか否かを判断する(ステップS19)。制御装置3は、可変抵抗器24aにかかる電圧値から算出された初期位置からの距離が0となったと判断した場合(ステップS19:YES)、かん止め縫いを行い(ステップS20)、かん止め縫いが終了すれば、本処理を終了させる(ステップS21)。
<作用効果>
実施形態におけるミシン10によれば、ボタン挟持装置23でボタンBを挟持し、押さえ体21に摺動自在に保持された押さえ枠22で被縫製物を押さえて被縫製物を送りながら縫製を行うと、縫製動作に協働して押さえ枠22も被縫製物の送り方向に移動する。押さえ枠22が移動すると、押さえ枠22に設けられた可変抵抗器24aも被縫製物の送り方向に沿って移動し、ボリュームレバー24bは可変抵抗器24a上を相対的に移動することとなる。これにより、距離計測装置24は、可変抵抗器24aとボリュームレバー24bとの当接位置に基づいて縫製開始からの押さえ体21の移動距離を随時計測することができる。
また、押さえ枠22が被縫製物の送り方向に沿って移動することにより、摺動部23aに設けられた検出部25aは押さえ体21に設けられた被検出部25bに当接する。これにより、ボタン径検出スイッチ25は、ボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出することができる。
そして、制御装置3は、ボタン径検出スイッチ25がボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出した場合に、そのときの押さえ体21の変位量を位置検出装置24から取得し、ボタンの径に応じたボタンホール縫いを行うように縫い針の駆動や被縫製物の送りに関する制御を行う。
よって、位置検出装置24が有する被当接部25bが押さえ体21ではなく、押さえ体21よりも大きな押さえ枠22に設けられているので、被当接部25bのがたつき等による縫い長さの検出誤差を減らすことができる。
また、ボタン径検出スイッチ25が有する被検出部25bを押さえ体21に設け、検出部25aを摺動部23aに設けることにより、従来のようにボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを距離計測装置24の可変抵抗器24aで検出する必要がなくなるので、腕部等を設けることによる縫製の切り替えタイミングの検出時の誤差を極力減らし、ボタンホール縫いの品質向上を図ることができる。
また、ボタン挟持装置23と距離計測装置24は、直接連結されていないため、ボタン挟持装置23との連結により生じるトルクや位置精度不良が発生することもない。
<その他>
なお、本発明の範囲は上記実施形態に限られるものではない。例えば、図8に示すようなボタンホール縫い装置6を備えるミシンであってもよい。具体的には、押さえ体61に対して摺動自在に押さえ枠62を設けるとともに、ボタン挟持装置63を押さえ体61に固定する。ボタン挟持装置63の摺動部63bは、固定部63aを挟んで押さえ体61の反対側に押さえ枠62に対して移動調節自在に設けられている。そして、ボタン径検出スイッチ65が有する被検出部65bを摺動部63bに設け、検出部65aを押さえ枠62の外側で、かつ、摺動部63bの移動経路上に設ける。
これにより、ボタンホール縫いを開始して押さえ枠62が布送り方向に沿って移動すると、押さえ枠62に設けられた検出部65aが摺動部63に設けられた被検出部65bに当接し、ボタン挟持装置63により挟持されたボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出することができ、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、位置検出装置24として上記構成のスライドボリュームを用いたが、回転式ボリュームやフォトセンサ、磁気センサ等の検出装置を用いてもよい。
その他、発明の範囲内において、自由に設計変更が可能である。
押さえ棒に取り付けられたボタンホール縫い装置の概略側面図。 ボタンホール縫い装置の概略平面図。 ボタンホール縫い装置の概略平面図。 ミシンの構成を示すブロック図。 鳩目縫いの処理を示すフローチャート。 鳩目縫いの手順を示す図。 鳩目縫い模様を示す図。 ボタンホール縫い装置の他の例を示す概略平面図。 従来技術におけるボタンホール縫い装置の概略平面図。 従来技術におけるボタンホール縫い装置の概略平面図。 ボタンホール縫い模様を示す図。
符号の説明
1 押さえ棒
2 ボタンホール縫い装置
3 制御装置(制御手段)
10 ミシン
21 押さえ体
22 押さえ枠
23 ボタン挟持装置
23a 摺動部
23b 固定部
24 位置検出装置(位置検出手段)
24a 可変抵抗器(被摺動部材)
24b ボリュームレバー(摺動部材)
25 ボタン径検出スイッチ(検出手段)
25a 検出部
25b 被検出部

Claims (1)

  1. 縫い針を揺動させるとともに、縫い針の揺動方向に対して直交する方向に被縫製物を送ることにより被縫製物にボタンホール縫いを行うミシンにおいて、
    ミシンの押さえ棒の下端に設けられた押さえ体と、
    この押さえ体に摺動自在に設けられ、縫製動作中に被縫製物の布送りに伴って移動しながら被縫製物を押さえる押さえ枠と、
    前記押さえ枠に固定された固定部と、前記押さえ枠に移動調節可能に設けられ、前記固定部とでボタンを挟持する摺動部と、を有するボタン挟持装置と、
    前記押さえ枠に設けられ、前記押さえ枠の被縫製物の送り方向に沿った移動に伴って移動し、被縫製物の送り方向に沿って形成された被摺動部材と、前記押さえ体に連結され、所定位置で前記被摺動部材に対して摺動する摺動部材とを有し、前記摺動部材の前記被摺動部材への接触位置に基づいて縫製開始位置からの前記押さえ枠の変位量を随時検出する位置検出手段と、
    前記摺動部に設けられ、前記押さえ枠の被縫製物の送り方向に沿った移動とともに被縫製物の送り方向に移動する検出部と、前記押さえ体に設けられ、前記押さえ枠の移動により前記検出部が所定距離移動した際に当該検出部に当接する被検出部とを有し、前記検出部が前記被検出部に当接することにより、前記ボタン挟持装置に挟持されたボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記ボタンの径に相当する長さまで縫製が行われたことを検出した場合に、そのときの前記押さえ体の縫製開始位置からの変位量を前記位置検出手段から取得し、前記ボタンの径に応じたボタンホール縫いを行うように前記縫い針の駆動や被縫製物の送りに関する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするミシン。
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