JP2008011933A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の組み付けが容易であり、製造やメンテナンスにかかる手間を削減することができるだけでなく、部品を衝撃から保護したり、部品の振動を吸収して騒音を削減したりすることのできる酸素濃縮装置を提供する。
【解決手段】吸着筒6,7と、貯留タンク11と、ガス移送手段(コンプレッサボックス28)と、電磁弁4と、制御手段30とを含む複数の部品をケース26,27に収容することによって酸素濃縮装置を構成し、前記複数の部品を所定の箇所に位置決めして支持するための支持手段22をケース26,27の内部に設け、吸着筒6,7、ガス移送手段(コンプレッサボックス28)、貯留タンク11又は電磁弁4のうち少なくとも1種の部品をクッション材を介した状態で支持手段22に支持させた。
【選択図】図2

Description

本発明は、酸素濃度が高められた酸素濃縮ガスを生成するための酸素濃縮装置に関する。とくに、肺気腫や気管支炎などの呼吸器系の疾患を患っている患者に酸素濃縮ガスを供給するための医療用酸素濃縮装置に関する。
肺気腫や気管支炎などの呼吸器系疾患を治療するのに有効な方法として酸素吸入療法が知られている。酸素吸入療法は、酸素濃縮ガスを患者に吸入させることによって酸素不足に陥っている組織細胞に酸素を供給し、組織細胞の機能を維持させることにより、息苦しさなど、患者が感じる苦痛を緩和するものである。1985年からは、在宅での酸素吸入療法にも医療保険が適用されるようになり、在宅で酸素吸入療法を受ける患者が増えてきている。このような実状に鑑みてか、周囲の空気から酸素濃縮ガスを生成して患者に供給することのできる医療用酸素濃縮装置の需要が着実に伸びてきている。
医療用酸素濃縮装置の種類は様々であるが、周囲の空気(原料空気)に含まれる窒素を選択的に吸着する吸着剤を用いて酸素濃縮ガスを生成する圧力変動吸着方式のものと、酸素透過膜を用いて酸素濃縮ガスを得る分離膜方式のものとに大別される。しかし、近年は、酸素濃度の高い酸素濃縮ガスを得やすいという理由から、圧力変動吸着方式の医療用酸素濃縮装置が主流となってきている。
圧力変動吸着方式の医療用酸素濃縮装置は、原料空気に含まれる窒素を選択的に吸着しうる吸着剤が収容された吸着筒と、吸着筒で生成された酸素濃縮ガスを一時的に貯留するための貯留タンクと、原料空気、酸素濃縮ガス又は排気ガスを移送するためのガス移送手段と、吸着筒に接続されたガス流路の開閉又は切替を行うための電磁弁と、各部を制御するための制御手段とを備えたものが一般的となっている(例えば、特許文献1)。この種の医療用酸素濃縮装置は、吸着筒の圧力を上昇させることによって原料空気に含まれる窒素を吸着剤に吸着させる吸着工程と、吸着筒の圧力を低下させることによって吸着剤に吸着されていた窒素を脱離させる再生工程とを交互に切り替えることにより、酸素濃縮ガスを生成するものとなっている。
この種の医療用酸素濃縮装置は、小型で使い勝手がよく、在宅での酸素吸入療法に適したものではあったが、コンプレッサなどのガス移送手段で原料空気を圧縮して吸着筒へ移送する、又は真空ポンプなどのガス移送手段で吸着筒から排気ガスを移送する形態のものとなっており、これらのガス移送手段で発生した振動が騒音となって外部に漏れやすい構造となっていた。コンプレッサは、通常、コンプレッサボックスと呼ばれる箱体に収容された状態で組み込まれるが、それでも騒音を抑えることは困難であった。騒音の原因となる振動は、電磁弁や吸着筒などの他の部品からも発生する。医療用酸素濃縮装置をより普及させるためには、これらの部品で生じる振動を吸収して騒音を低減させることが求められている。
さらに、この種の医療用酸素濃縮装置は、吸着筒、貯留タンク、ガス移送手段、電磁弁又は制御手段など、多数の部品によって構成されていたために、これらの部品の組み付けに労力を要するものとなっていた。とくに、各部品をケース内部の奥まった位置にボルト留めする作業には、多大な労力を要していた。さらにまた、各部品に設けるボルト孔の寸法公差などを小さく抑えなければならず、医療用酸素濃縮装置の製造コストが増大するおそれもあった。
ところで、複数の部品を収容して支持するための複数の凹部が形成された発泡樹脂製の支持手段と、支持手段を収容するためのケースとで構成された装置用シャーシが、既に提案されている(例えば、特許文献2と特許文献3を参照)。これにより、装置用シャーシを構成する部品の数を大幅に削減するだけでなく、支持手段に支持させる部品の寸法公差を大きくすることもできるとされている。また、支持手段への部品の組み付けが容易になることや、ケースの外部に漏れる騒音を抑えることや、支持手段に支持された部品を衝撃から保護することも可能になるとされている。
しかし、特許文献2や特許文献3に記載された装置用シャーシは、コンプレッサなど、比較的重く激しい振動を伴う部品を収容するものとしては、必ずしも適していなかった。というのも、この装置用シャーシに、コンプレッサを収容すると、発泡樹脂製の支持手段とコンプレッサ又はコンプレッサボックスとの接触部分から騒音が発生したり、がたつきが発生したりするおそれがあるからである。実際、この装置用シャーシは、回路基板や記憶ディスクなど、激しい振動を伴わない部品を収容することを目的としたものとなっており、特許文献2や特許文献3には、この装置用シャーシを、コンプレッサなどの比較的重く激しい振動を伴う部品を備えた装置に用いることについては記載されていない。
特開2005−058469号公報 特許第3362888号公報 特許第3473905号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、部品の組み付けが容易であり、製造やメンテナンスにかかる手間を削減することのできる酸素濃縮装置を提供するものである。また、部品を衝撃から保護するだけでなく、部品の振動を吸収して騒音を軽減することのできる酸素濃縮装置を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、原料空気に含まれる窒素を選択的に吸着しうる吸着剤が収容された吸着筒と、吸着筒で生成された酸素濃縮ガスを一時的に貯留するための貯留タンクと、原料空気、酸素濃縮ガス又は排気ガスを移送するためのガス移送手段と、吸着筒に接続されたガス流路の開閉又は切替を行うための電磁弁と、各部を制御するための制御手段とを含む複数の部品がケースに収容された酸素濃縮装置であって、前記複数の部品を所定の箇所に位置決めして支持するための支持手段がケースの内部に設けられ、吸着筒、ガス移送手段、貯留タンク又は電磁弁のうち少なくとも1種の部品がクッション材を介した状態で支持手段に支持されたことを特徴とする酸素濃縮装置を提供することによって解決される。
これにより、部品の組み付けが容易であり、製造やメンテナンスにかかる手間を削減することのできる酸素濃縮装置を提供することが可能になる。また、部品を衝撃から保護するだけでなく、部品の振動を吸収して酸素濃縮装置から発せられる騒音を軽減することも可能になる。
クッション材を使用する部品は、吸着筒、ガス移送手段、貯留タンク又は電磁弁のうちいずれであってもよい。しかし、これらの部品のなかでも、ガス移送手段や電磁弁は、激しい振動を伴いやすく発せられる騒音も大きい。このため、ガス移送手段と電磁弁のうち少なくとも一方(とくにガス移送手段)にクッション材を使用すると好ましく、ガス移送手段と電磁弁の両方にクッション材を使用するとより好ましい。
このうち、ガス移送手段は、クッション材で直接覆ってもよいが、ガス移送手段を金属製のガス移送手段収容ボックスに収容し、ガス移送手段収容ボックスをクッション材を介した状態で支持手段に支持すると好ましい。これにより、ガス移送手段から発せられた騒音をガス移送手段収容ボックスで遮ることが可能になり、酸素濃縮装置から発せられる騒音をさらに軽減することができる。ガス移送手段収容ボックスには、通常、その内部に収容されたガス移送手段の振動を抑えるための防振対策が施される。防振対策としては、バネやゴムなどの防振手段を介して、ガス移送手段をガス移送手段収容ボックスの床に載せたり、ガス移送手段を天井から吊り下げたりすることなどが行われる。ガス移送手段収容ボックスの内面には、通常、ガス移送手段から発せられた騒音を吸収するための吸音材が設けられる。
このとき、ガス移送手段を、吸着筒の原料空気導入側のガス流路に配し、ガス移送手段の原料空気導入側のガス流路、ガス移送手段の原料空気導出側のガス流路、及び吸着筒の排気ガス導出側のガス流路のそれぞれに消音タンクを設け、これらの消音タンクのうち少なくとも1つをガス移送手段収容ボックスに収容すると好ましい。これにより、酸素濃縮装置から発せられる騒音をさらに軽減することが可能になる。とくに、ガス移送手段の原料空気導出側のガス流路に設けられた消音タンクをガス移送手段収容ボックスに収容すると好ましい。ガス移送手段から導出される原料空気は圧縮されて温度が高くなるために、ガス移送手段の原料空気導出側のガス流路に設けられた消音タンクは温度が上昇しやすい傾向にあるが、この消音タンクをガス移送手段とともにガス移送手段収容ボックスに収容することによって、この消音タンクを後述する冷却ファンによってガス移送手段とともに冷却することも可能になるためである。
クッション材の素材は、とくに限定されないが、繊維集合体であると好ましい。これにより、クッション材を緩衝性に優れたものとするだけでなく、吸音性にも優れたものとすることが可能になる。クッション材の形状も、とくに限定されないが、シート状であると好ましい。これにより、前記部品をその形状にかかわらず、クッション材で包むことが可能になる。なかでも、厚さ2〜50mmの不織布は、クッション材として好適である。ただし、不織布の厚さは、0.002psiの荷重下における厚さで定義する。
上記の酸素濃縮装置において、ケースの内面に吸音材が設けられていることも好ましい。これにより、各部品から発せられた騒音をケースの外部へさらに漏れにくくすることが可能になる。吸音材を形成する素材は、とくに限定されず、樹脂フォームや繊維集合体が例示される。なかでも、樹脂フォームは、成形が容易であるだけでなく、ケースに強度を付与することもできるために好ましい。
このとき、吸音材を、ケースに収容された各部品(とくに、がたつきやすいガス移送手段や、寸法の大きな吸着筒)に接触させると好ましい。これにより、ケースに収容されている各部品のがたつきを防止するだけでなく、ケースの総体的な強度を増加させ、ケースの表面の変形を防止することも可能になる。
また、上記の酸素濃縮装置において、支持手段を、ケースの内部を前後に仕切るための仕切板として機能させ、ガス移送手段と電磁弁のうち少なくとも1種の部品を支持手段よりも後方に配することも好ましい。このように、比較的大きな騒音が発せられる部品を支持手段よりも後方に配することによって、酸素濃縮装置の前面側から発せられる騒音をさらに軽減することが可能になる。支持手段は、プラスチック成形品であると好ましい。
さらに、支持手段が、電磁弁を収容するための電磁弁収容室と、制御手段を収容するための制御手段収容室と、ガス移送手段を収容するためのガス移送手段収容室とを備えていることも好ましい。これにより、電磁弁と制御手段とガス移送手段を支持手段により確実に支持させることが可能になる。
このとき、冷却空気を移送するための冷却ファンをケースの内部に備え、電磁弁収容室と制御手段収容室とガス移送手段収容室とを連通し、冷却ファンによって電磁弁収容室と制御手段収容室とガス移送手段収容室とに冷却空気を供給することができるようにすることも好ましい。これにより、ガス移送手段や制御手段などの自己発熱しやすい部品や、電磁弁などの熱が蓄積しやすい部品を冷却することが可能になる。
またこのとき、電磁弁又は制御手段を、冷却ファンよりも冷却空気流れ方向の上流側に配し、電磁弁や制御手段と比べて発熱量の大きなガス移送手段を、冷却ファンよりも冷却空気流れ方向の下流側に配すると好ましい。これにより、とくに自己発熱しやすいガス移送手段を重点的に冷却することが可能になる。また、ガス移送手段よりも冷却空気流れ方向の下流側に電磁弁を配すると、ガス移送手段を冷却した温度の高い冷却空気が電磁弁に吹き付けられるようになり、電磁弁の温度が逆に高くなるおそれもあるが、このような不具合を解消することも可能になる。とくに、電磁弁を冷却ファンよりも冷却空気流れ方向の上流側に配すると、電磁弁を効率的に冷却することもできるようになる。というのも、電磁弁の温度上昇の原因は、自己発熱によるものはわずかで、原料空気や酸素濃縮ガスや排気ガスなどを介してガス移送手段から伝わってくる熱によるものがほとんどであるために、ガス移送手段を冷却することは、電磁弁を冷却することに繋がるからである。
以上のように、本発明によって、部品の組み付けが容易であり、製造やメンテナンスにかかる手間を削減することのできる酸素濃縮装置を提供することが可能になる。また、部品を衝撃から保護するだけでなく、部品の振動を吸収して騒音を軽減することのできる酸素濃縮装置を提供することも可能になる。
本発明の酸素濃縮装置の好適な実施態様を、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明の酸素濃縮装置のシステムフローを示した図である。図1に示す酸素濃縮装置は、原料空気に含まれる窒素を選択的に吸着しうる吸着剤が収容された吸着筒6,7と、吸着筒6,7で生成された酸素濃縮ガスを一時的に貯留するための貯留タンク11と、原料空気、酸素濃縮ガス又は排気ガスを移送するためのガス移送手段3と、吸着筒6,7に接続されたガス流路の開閉を行うための電磁弁4a,4b,5a,5bと、各部を制御するための制御手段(図1においては図示省略)など、複数の部品を備えたものとなっている。図1に示す酸素濃縮装置においては、ガス移送手段3として、吸着筒6,7へ原料空気を圧送することのできるコンプレッサを用いている。
この酸素濃縮装置は、図1に示すように、吸着筒6,7と貯留タンク11とガス移送手段3と電磁弁4a,4b,5a,5bと制御手段(図1においては図示省略)のほかにも、取り込んだ原料空気から埃などを除去するための吸気フィルタ1と、ガス移送手段3で生じる原料空気の脈動音が吸気フィルタ1を通じて酸素濃縮装置の外部へもれるのを防ぐための消音タンク2と、コンプレッサ3から導出される原料空気の脈動音を軽減するための消音タンク34と、吸着筒6,7へ供給される原料空気の圧力を検知するための圧力検知手段12と、吸着筒6,7の上部均圧を行うための均圧弁8と、均圧弁8と直列に接続されたオリフィス9と、均圧弁8と並列に接続されたオリフィス36と、酸素濃縮ガスが貯留タンク11から吸着筒6,7へ逆流するのを防止するための逆止弁10a,10bと、排気ガスを排出する際に生ずる騒音を軽減するための消音タンク13及びサイレンサ14と、貯留タンク11から取り出された酸素濃縮ガスからバクテリアを除去するためのバクテリアフィルタ15と、貯留タンク11から取り出す酸素濃縮ガスの流量を調節するための比例制御弁16と、貯留タンク11から取り出した酸素濃縮ガスの酸素濃度を検知するための酸素濃度検知手段17と、貯留タンク11から取り出した酸素濃縮ガスの圧力を検知するための圧力検知手段18と、貯留タンク11から取り出した酸素濃縮ガスの流量を検知するための流量検知手段35と、貯留タンク11から取り出した酸素濃縮ガスが貯留タンク11へ逆流するのを防止するための逆止弁19と、貯留タンク11から取り出した酸素濃縮ガスを加湿するための加湿手段20と、酸素濃縮ガスを酸素濃縮装置の外部へと取り出すための酸素濃縮ガス取出口21などを備えている。
図1に示す酸素濃縮装置は、圧力変動吸着式のものとなっており、吸気フィルタ1から取り込まれた原料空気をコンプレッサ3で吸着筒6,7へと圧送し、吸着筒6,7の圧力を上昇させることによって、原料空気に含まれる窒素を吸着剤に吸着させる吸着工程と、吸着工程を終えた際に吸着筒6,7に残っていたガスを排気ガスとしてサイレンサ14を通じて排出し、吸着筒6,7の圧力を低下させることによって吸着剤に吸着されていた窒素を脱離させる再生工程とを交互に切り替えながら、酸素濃縮ガスを生成するものとなっている。電磁弁4a,4b,5a,5bなど、酸素濃縮装置を構成する各部品の具体的な動作については、一般的な圧力変動吸着式の酸素濃縮装置と略同様であるために説明を割愛する。
以下においては、本発明の酸素濃縮装置の好適な3つの実施態様について説明するが、本発明の酸素濃縮装置は、これらの実施態様に限定されることなく、本発明の本質を逸脱しない範囲で、その構成を適宜変更することができる。
1.第一実施態様の酸素濃縮装置
まず、第一実施態様の酸素濃縮装置について説明する。図2は、第一実施態様の酸素濃縮装置を分解した状態を示した斜視図である。図3は、クッション材に包まれたコンプレッサボックスを示した断面図である。図4は、クッション材に包まれた電磁弁を示した断面図である。図5は、第一実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を示した斜視図である。図6は、第一実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を後方から見た状態を示した図である。図7は、第一実施態様の酸素濃縮装置の外観を示した斜視図である。図8は、第一実施態様の酸素濃縮装置を左右方向に垂直な面で切断した状態を示した断面図である。図6においては、支持手段を前後に貫通する開口部を網掛けのハッチングで示してある。
第一実施態様の酸素濃縮装置は、図2に示すように、複数の部品を支持するための支持手段22,23と、支持手段22,23の前後を覆うためのケース26,27とを備えたものとなっている。
支持手段22,23は、図2に示すように、複数の部品を所定の箇所に位置決めして支持するための支持手段本体部22と、支持手段本体部22をケース26,27に固定するための支持手段外枠部23とで構成されている。支持手段本体部22と支持手段外枠部23は、別個に形成されたものであってもよいが、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、一体的に形成されたものとなっている。支持手段外枠部23には、酸素濃縮装置を操作するための操作部24が設けられている。支持手段外枠部23には、手で把持するための把持部(図示省略)を設けてもよい。これにより、酸素濃縮装置を持ち運びしやすくすることができる。
支持手段22,23の素材は、とくに限定されず、木や金属などであってもよいが、樹脂であると好ましい。これにより、支持手段22,23を寸法精度よく低コストで製造することができるようになるだけでなく、支持手段22,23を軽量化することも可能になる。支持手段22,23の素材に好適な樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン−1などのポリオレフィン;ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、MBS(メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン)、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂;ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル樹脂;ポリカーボネート;ポリ塩化ビニル;ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル;ポリアミドなどが例示される。支持手段22,23の成形方法も、とくに限定されないが、通常、射出成形、シートの熱成形又はブロー成形などが選択される。寸法精度の観点からは、射出成形が好適である。
ケース26,27は、図2に示すように、酸素濃縮装置の前側を覆うための前側ケース26と、酸素濃縮装置の後側を覆うための後側ケース27とに分離可能な構造となっており、前側ケース26と後側ケース27との間で支持手段外枠部23を挟みこむ構造のものとなっている。前側ケース26又は後側ケース27と支持手段外枠部23は、図8に示すように、リベット33を用いて連結固定できるようになっている。このため、第一実施態様の酸素濃縮装置は、組立と分解が容易に行えるようになっている。
ケース26,27の素材は、とくに限定されず、木や金属などであってもよいが、樹脂であると好ましい。これにより、ケース26,27を寸法精度よく低コストで製造することができるようになるだけでなく、ケース26,27を軽量化することも可能になる。ケース26,27の素材に好適な樹脂としては、支持手段22,23と同様のものが例示される。ケース26,27の成形方法も、とくに限定されないが、通常、シートの熱成形やブロー成形などが選択される。
前側ケース26と後側ケース27の内面には、図8に示すように、吸音材31が設けられている。第一実施態様の酸素濃縮装置においては、吸音材31を厚手の板状に形成しており、前側ケース26と後側ケース27とを閉じた際に、吸音材31の内面が支持手段本体部22や、支持手段本体部22に支持された各部品に接触するようになっている。このため、支持手段本体部22に支持された部品のがたつきを抑えるだけでなく、前側ケース26と後側ケース27の総体的な強度を増加させて、前側ケース26と後側ケース27の変形を防止することも可能になっている。
吸音材31は、大きな騒音が発せられる部品の周辺にのみ局所的に設けてもよいが、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、図8に示すように、冷却空気を導入するための開口部が設けられた箇所や、冷却空気を流すために必要な箇所などを除く全ての部分に設けている。このため、部品のがたつきをより効果的に防止することができるようになっている。また、吸音材31をケース26,27の変形防止に寄与させることも可能になっている。
吸音材31の素材は、とくに限定されず、繊維集合体などを用いてもよいが、樹脂フォームを用いると好ましい。樹脂フォームは、成形が容易であるだけでなく、ケース26,27の変形を効果的に抑えることもできるからである。吸音材31に好適に用いることのできる樹脂フォームとしては、ポリウレタンやポリオレフィンなどの合成樹脂を発泡させたものが例示される。第一実施態様の酸素濃縮装置においては、ポリウレタンを発泡させて厚手の板状に形成した樹脂フォームを吸音材31として使用している。樹脂フォームに形成する気泡は、独立気泡であってもよいが、連通気泡とした方が、吸音材31の吸音性を高めることができる。
支持手段本体部22についてさらに詳しく説明する。支持手段本体部22は、図8に示すように、ケース26,27の内部を前後に分断する形態のものとなっており、ケース26,27の内部を前後に仕切るための仕切板として機能するようになっている。このため、支持手段本体部22よりも後方で生じた騒音は、酸素濃縮装置の前面側に到達しにくい構造となっている。
第一実施態様の酸素濃縮装置において、支持手段本体部22は、図5と図6に示すように、その後側に、ガス移送手段収容室22aと、吸気フィルタ収容室22bと、吸着筒収容室22d,22eと、貯留タンク収容室22fと、制御手段収容室22gと、電磁弁収容室22hとを備えたものとなっており、各収容室が複数の仕切壁で仕切られた構造のものとなっている。
図2に示すように、ガス移送手段収容室22aには、コンプレッサ3(図示省略)を内蔵した金属製のガス移送手段収容ボックス28(コンプレッサボックス)のほか、冷却空気を移送するための冷却ファン29が収容されるようになっている。また、吸気フィルタ収容室22bには、吸気フィルタ1が収容され、吸着筒収容室22dには、吸着筒6が収容されるようになっている。さらに、吸着筒収容室22eには、吸着筒7が収容され、貯留タンク収容室22fには、貯留タンク11が収容されるようになっている。さらにまた、制御手段収容室22gには、制御手段30が収容され、電磁弁収容室22hには、電磁弁4a,4b,5a,5b(図示省略)を一つにまとめた電磁弁ブロック4が収容されるようになっている。
このように、激しい振動を伴いやすく大きな騒音が発生しやすいコンプレッサ3(図示省略)を収容したコンプレッサボックス28や、電磁弁4a,4b,5a,5b(図示省略)を一つにまとめた電磁弁ブロック4などを支持手段本体部22の後方に配したことによって、酸素濃縮装置の前方から発せられる騒音を軽減することができるようになっている。
また、コンプレッサボックス28は、図3に示すように、クッション材32を介した状態で支持手段本体部22に支持されるようになっている。このため、コンプレッサボックス28を衝撃から保護するだけでなく、コンプレッサボックス28の内部に施されていた防振対策では取り除くことができなかったコンプレッサ3の振動を、クッション材32に吸収させることもできるようになっている。したがって、コンプレッサボックス28の内部に施された防音対策と、ケース26,27の内面に設けられた吸音材31と、コンプレッサボックス28の外側を覆うクッション材32との相乗効果により、酸素濃縮装置の騒音をさらに軽減することが可能になっている。また、コンプレッサボックス28の寸法公差が大きくても、コンプレッサボックス28を支持手段本体部22におけるガス移送手段収容室22aに確実に収容することができるようになっている。第一実施態様の酸素濃縮装置においては、コンプレッサボックス28のほか、電磁弁ブロック4(図4を参照)と、吸着筒6,7と、貯留タンク11も、クッション材32を介して支持手段本体部22に支持させている。
クッション材32の素材は、とくに限定されないが、繊維集合体であると好ましい。クッション材32に好適に用いることのできる繊維集合体としては、合成繊維や天然繊維やグラスウールなどからなる布帛(織布、不織布、編地など)が例示される。なかでも、不織布が好適であり、その好適な厚さは、2〜30mmである。ここで、不織布の厚みは、0.002psiの荷重をかけたときの厚みであり、複数枚の不織布を重ねて、このような厚みに調整してもよい。吸音性の観点からは、メルトブローン不織布が好ましく、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、ポリプロピレン繊維とポリエステル繊維とからなる厚さ13mm(0.002psi荷重)のメルトブローン不織布をクッション材32として使用している。このクッション材32は、緩衝性だけでなく、吸音性や難燃性にも優れたものとなっている。
クッション材32は、部品と支持手段本体部22とに挟まれる部分にのみ設けてもよいが、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、図3と図4に示すように、シート状のクッション材32で部品の実質的に全面を覆っている。このため、酸素濃縮装置の騒音をさらに軽減することができるようになっている。
ところで、電磁弁収容室22hと制御手段収容室22g、制御手段収容室22gと吸気フィルタ収容室22b、吸気フィルタ収容室22bとガス移送手段収容室22aとを仕切るそれぞれの仕切壁には、図5と図6に示すように、通気路を形成している。このため、ガス移送手段収容室22aに支持された冷却ファン29が、電磁弁収容室22hと制御手段収容室22gとガス移送手段収容室22aとに冷却空気を供給することができるようになっている(図6の太線矢印を参照)。冷却空気は、図8に示すように、酸素濃縮装置の前方からケース26,27の内部へ導入され、酸素濃縮装置の後方からケース26,27の外部へと排出されるようになっている。
電磁弁収容室22hと制御手段収容室22gとガス移送手段収容室22aの配置は、とくに限定されないが、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、制御手段収容室22gと電磁弁収容室22hを、冷却ファン29よりも冷却空気流れ方向の上流側に配し、ガス移送手段収容室22aを、冷却ファン29よりも冷却空気流れ方向の下流側に配している。このため、酸素濃縮装置の各部品を効率的に冷却することができるようになっている。
仕切壁に設ける通気路は、冷却空気を通過させることのできる形態であればとくに限定されず、貫通孔などであってもよいが、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、図5に示すように、それぞれの仕切壁の後端縁に切欠を形成することによって設けている。この通気路は、ゴムチューブなどを通すための配管路や、電線を通すための配線路などとしても利用できる。配管路や配線路は、通気路とは別に設けてもよい。
消音タンク2,13,34は、樹脂などで形成されたものであってもよいが、金属などの硬い素材で形成されたものであると好ましい。消音タンク2,13,34を樹脂などの変形しやすい素材で形成すると、消音タンク2,13,34自体が膨張収縮してしまい騒音の発生源となるおそれがあるためである。第一実施態様の酸素濃縮装置において、消音タンク2,13,34は、アルミニウムを押し出し成形したものとなっており、騒音の発生源となりにくいだけでなく、低コストで量産できるものとなっている。
消音タンク2,13,34の形態は、ガス導入口とガス排出口とを備えた消音作用を有するタンク状のものであればとくに限定されない。ガスの流れを阻害する障害壁を消音タンク2,13,34の内部に設けて、消音タンク2,13,34のガス導入口とガス排出口とを結ぶ経路長を長くすると、消音タンク2,13,34の消音作用をより高めることができる。消音タンク2,13,34の容量もとくに限定されないが、通常、0.1〜1リットルに設定される。第一実施態様の酸素濃縮装置において、消音タンク2,13,34の容量は、0.3リットルとなっている。
また、第一実施態様の酸素濃縮装置においては、消音タンク2,13,34を、コンプレッサボックス28に収容している。このため、酸素濃縮装置の騒音をさらに軽減することができるだけでなく、消音タンク2,13,34をコンプレッサ3とともに冷却ファン29で冷却することもできるようになっている。
コンプレッサボックス28における消音タンク2,13,34の配置は、とくに限定されないが、消音タンク13を消音タンク34よりも上方に配すると好ましい。このように、吸着筒6,7の排気ガス導出側のガス流路に設けられた消音タンク13を、コンプレッサ3の原料空気導出側のガス流路に設けられて温度が高くなりやすい消音タンク34よりも上方に配することによって、消音タンク34で発生した熱を、消音タンク13を通じて排出される排気ガスとともに酸素濃縮装置の外部へ放出することが可能になる。第一実施態様の酸素濃縮装置においては、消音タンク34の真上に消音タンク13を配しており、消音タンク13の真上に消音タンク2を配している。このとき、伝熱特性の面からは、消音タンク34と消音タンク13とは接触していることが好ましく、アルミニウムなど伝熱性の良好な金属で一体的に形成されていることがより好ましい。消音タンク2,13,34の全てを一体的に形成してもよい。
2.第二実施態様の酸素濃縮装置
続いて、第二実施態様の酸素濃縮装置について説明する。図9は、第二実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を本体部と蓋部とに分解した状態を示した斜視図である。図10は、第二実施態様の酸素濃縮装置における支持手段の本体部を後方から見た状態を示した図である。図11は、第二実施態様の酸素濃縮装置を分解した状態を示した斜視図である。図12は、第二実施態様の酸素濃縮装置の外観を示した斜視図である。
第二実施態様の酸素濃縮装置は、図9と図11に示すように、支持手段本体部22の後方を支持手段蓋部25で覆う形態のものとなっている。また、図10に示すように、冷却ファン29を支持するための冷却ファン収容室22cとガス移送手段収容室22aとの間にも仕切壁が設けられている。このため、複数の部品を支持手段本体部22により確実に支持させるだけでなく、酸素濃縮装置から発せられる騒音をさらに軽減することもできるようになっている。第二実施態様の酸素濃縮装置における他の構成については、第一実施態様の酸素濃縮装置と略同様であるために、説明を割愛する。
3.第三実施態様の酸素濃縮装置
最後に、第三実施態様の酸素濃縮装置について説明する。図13は、第三実施態様の酸素濃縮装置を分解した状態を示した斜視図である。図14は、第三実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を後方から見た状態を示した図である。図15は、第三実施態様の酸素濃縮装置の外観を示した斜視図である。
第三実施態様の酸素濃縮装置は、図13に示すように、電磁弁ブロック4と吸着筒6,7と貯留タンク11とが支持手段本体部22の前方に配され、吸気フィルタ1とコンプレッサボックス28と冷却ファン29と制御手段30とが支持手段本体部22の後方に配されるものとなっている。このため、第三実施態様の酸素濃縮装置は、横幅が狭く、設置面積を削減することができるものとなっている。第三実施態様の酸素濃縮装置における他の構成については、第一実施態様の酸素濃縮装置と略同様であるために、説明を割愛する。
4.用途
本発明の酸素濃縮装置は、騒音を生じにくいだけでなく、低コストでの量産化も可能であるために、様々な用途に用いることができる。なかでも、酸素吸入療法を行う際などに用いる医療用の酸素濃縮装置や、運動後の酸素不足を解消するためなどに用いる健康用の酸素濃縮装置として好適に用いることができる。とくに、在宅で酸素吸入療法を行う際に用いる医療用酸素濃縮装置として好適に用いることができる。また、本発明の酸素濃縮装置は、耐衝撃性にも優れているために、携帯型の酸素濃縮装置としての需要も大いに期待される。さらに、本発明の酸素濃縮装置は、人間を対象としたものだけに限定されず、動物を対象としたものであってもよい。
本発明の酸素濃縮装置のシステムフローを示した図である。 第一実施態様の酸素濃縮装置を分解した状態を示した斜視図である。 クッション材に包まれたコンプレッサを示した断面図である。 クッション材に包まれた電磁弁を示した断面図である。 第一実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を示した斜視図である。 第一実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を後方から見た状態を示した図である。 第一実施態様の酸素濃縮装置の外観を示した斜視図である。 第一実施態様の酸素濃縮装置を左右方向に垂直な面で切断した状態を示した断面図である。 第二実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を本体部と蓋部とに分解した状態を示した斜視図である。 第二実施態様の酸素濃縮装置における支持手段の本体部を後方から見た状態を示した図である。 第二実施態様の酸素濃縮装置を分解した状態を示した斜視図である。 第二実施態様の酸素濃縮装置の外観を示した斜視図である。 第三実施態様の酸素濃縮装置を分解した状態を示した斜視図である。 第三実施態様の酸素濃縮装置における支持手段を後方から見た状態を示した図である。 第三実施態様の酸素濃縮装置の外観を示した斜視図である。
符号の説明
1 吸気フィルタ
2 ガス移送手段の原料空気導入側のガス流路に設けられた消音タンク
3 コンプレッサ(ガス移送手段)
4 電磁弁ブロック
4a 電磁弁(吸着筒6用原料空気供給弁)
4b 電磁弁(吸着筒6用排気ガス排出弁)
5a 電磁弁(吸着筒7用原料空気供給弁)
5b 電磁弁(吸着筒7用排気ガス排出弁)
6 吸着筒
7 吸着筒
8 均圧弁(上部均圧用)
9 オリフィス(上部均圧用)
10a 逆止弁
10b 逆止弁
11 貯留タンク
12 圧力検知手段(原料空気導入路用)
13 吸着筒の排気ガス導出側のガス流路に設けられた消音タンク
14 サイレンサ
15 バクテリアフィルタ
16 比例制御弁
17 酸素濃度検知手段
18 圧力検知手段(酸素濃縮ガス取出流路用)
19 逆止弁(酸素濃縮ガス取出流路用)
20 加湿手段
21 酸素濃縮ガス取出口
22 支持手段本体部(支持手段)
22a ガス移送手段収容室
22b 吸気フィルタ収容室
22c 冷却ファン収容室
22d 吸着筒収容室(吸着筒6用)
22e 吸着筒収容室(吸着筒7用)
22f 貯留タンク収容室
22g 制御手段収容室
22h 電磁弁収容室
23 支持手段外枠部(支持手段)
24 操作部
25 支持手段蓋部(支持手段)
26 前側ケース(ケース)
27 後側ケース(ケース)
28 コンプレッサボックス(金属製のガス移送手段収容ボックス)
29 冷却ファン
30 制御手段
31 吸音材
32 クッション材
33 リベット
34 ガス移送手段の原料空気導出側のガス流路に設けられた消音タンク
35 流量検知手段
36 オリフィス(パージ用)

Claims (11)

  1. 原料空気に含まれる窒素を選択的に吸着しうる吸着剤が収容された吸着筒と、吸着筒で生成された酸素濃縮ガスを一時的に貯留するための貯留タンクと、原料空気、酸素濃縮ガス又は排気ガスを移送するためのガス移送手段と、吸着筒に接続されたガス流路の開閉又は切替を行うための電磁弁と、各部を制御するための制御手段とを含む複数の部品がケースに収容された酸素濃縮装置であって、前記複数の部品を所定の箇所に位置決めして支持するための支持手段がケースの内部に設けられ、吸着筒、ガス移送手段、貯留タンク又は電磁弁のうち少なくとも1種の部品がクッション材を介した状態で支持手段に支持されたことを特徴とする酸素濃縮装置。
  2. クッション材が、シート状の繊維集合体である請求項1記載の酸素濃縮装置。
  3. クッション材が、厚さ2〜50mmの不織布である請求項2記載の酸素濃縮装置。
  4. ガス移送手段が金属製のガス移送手段収容ボックスに収容され、ガス移送手段収容ボックスがクッション材を介した状態で支持手段に支持された請求項1〜3いずれか記載の酸素濃縮装置。
  5. ガス移送手段が、吸着筒の原料空気導入側のガス流路に配され、ガス移送手段の原料空気導入側のガス流路、ガス移送手段の原料空気導出側のガス流路、及び吸着筒の排気ガス導出側のガス流路のそれぞれに消音タンクが設けられ、これらの消音タンクのうち少なくとも1つがガス移送手段収容ボックスに収容された請求項4記載の酸素濃縮装置。
  6. ケースの内面に吸音材が設けられた請求項1〜5いずれか記載の酸素濃縮装置。
  7. 支持手段が、ケースの内部を前後に仕切るための仕切板として機能し、ガス移送手段と電磁弁のうち少なくとも1種の部品が支持手段よりも後方に配された請求項1〜6いずれか記載の酸素濃縮装置。
  8. 支持手段が、プラスチック成形品からなる請求項1〜7いずれか記載の酸素濃縮装置。
  9. 支持手段が、電磁弁を収容するための電磁弁収容室と、制御手段を収容するための制御手段収容室と、ガス移送手段を収容するためのガス移送手段収容室とを備えた請求項1〜8いずれか記載の酸素濃縮装置。
  10. 冷却空気を移送するための冷却ファンをケースの内部に備え、電磁弁収容室と制御手段収容室とガス移送手段収容室とが連通され、冷却ファンによって電磁弁収容室と制御手段収容室とガス移送手段収容室とに冷却空気を供給することができるようにした請求項9記載の酸素濃縮装置。
  11. 電磁弁又は制御手段が冷却ファンよりも冷却空気流れ方向の上流側に配され、ガス移送手段が冷却ファンよりも冷却空気流れ方向の下流側に配された請求項10記載の酸素濃縮装置。
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