JP2006230753A - 酸素濃縮器 - Google Patents

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智守 木下
Yasunori Hida
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Abstract

【課題】 振動や騒音の発生を抑制できる酸素濃縮器を提供すること。
【解決手段】 下部室73には、コンプレッサ17が配置されている。コンプレッサ17の左右のヘッド83、85には、第1空気配管79から左右に分岐した分岐空気配管87、89が接続されるとともに、第2空気配管81から左右に分岐した分岐空気配管91、93が接続されている。コンプレッサ17の底部は4個の制振ばね101〜107によって支持されており、第2制振系を構成する制振ばね101〜107のばね定数は、振動を抑制して騒音の発生を防止するために、0.0512〜0.1788kgfの範囲内に設定されている。また、第1、第2空気配管79、81と分岐空気配管87〜93により、コンプレッサ17の上下方向等の振動を規制してコンプレッサ17の揺動を抑制する第1制振系が構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば酸素より窒素を優先的に吸着する吸着剤を用い、圧力変動吸着法等により高濃度の酸素を患者等に供給する酸素濃縮器に関するものである。
従来より、例えば喘息、肺気腫症、慢性気管支炎等の呼吸器疾患に苦しむ状患者等に、高濃度の酸素を供給することができる装置として、医療用の酸素濃縮器が、在宅酸素療法などに使用されている。
この種の酸素濃縮器としては、酸素選択透過膜を用いた膜型酸素濃縮器や、窒素又は酸素を選択吸着して得られる吸着型酸素濃縮器などがあり、吸着型酸素濃縮器としては、コンプレッサを用いた圧力変動吸着型の酸素濃縮器が知られている。
前記圧力変動吸着型酸素濃縮器では、酸素より窒素を優先的に吸着する吸着剤を充填した吸着筒を用いて、酸素濃縮を行っている。具体的には、コンプレッサによって吸着筒に空気を供給して筒内を加圧状態にすることにより、空気中の窒素を吸着剤に吸着させ、酸素を濃縮して取り出す吸着行程と、吸着筒を大気開放して減圧することにより、吸着剤から吸着窒素を脱離させて吸着剤を再生する脱着工程(再生行程:排気行程)とを、交互又は順次繰り返し、連続的に酸素濃縮ガスを生成している。
ところが、この圧力変動吸着型酸素濃縮器では、主としてコンプレッサからの騒音や振動が問題となっていた。また、圧力変動吸着型酸素濃縮器には、脱着工程を真空ポンプにより大気圧以下まで行うものがあり、その場合は、吸着剤の吸湿を抑えることができるという利点はあるものの、脱着工程では全く酸素を生成しないため、コンプレッサの大型化につながり、振動や騒音等の増加が大きくなるという問題があった。
この振動や騒音の対策として、従来より各種の対策が提案されている。例えば、コンプレッサの吸気音と排気音を低減するために、空洞型サイレンサを入れたり、絞りによって流量を調節して騒音を低減する方法が提案されていた。また、コンプレッサの振動を低減して騒音を抑制するために、制振ばねやゴム材料等の制振材料が用いられていた(引用文献1、2)。
特開平11−255504号公報 (第2頁、図1) 特開2000−281315号公報 (第2頁、図4)
ところが、上述した技術では、振動や騒音を抑制する効果が十分ではなく、一層の改善が望まれていた。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、振動や騒音の発生を抑制できる酸素濃縮器を提供することである。
(1)請求項1の発明は、空気を圧縮して供給する空気供給手段を備え、前記空気供給手段により供給された空気から酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮器において、前記空気供給手段として、モータにより駆動されるコンプレッサ及び/又は真空ポンプを用いるとともに、前記空気供給手段を支持する制振部材のばね定数を、0.0512〜0.1788kgfとしたことを特徴とする。
本発明では、モータにより駆動されるコンプレッサ及び/又は真空ポンプを支持する制振部材のばね定数を、0.0512〜0.1788kgfとしたので、コンプレッサ又は真空ポンプの振動及びそれに伴う騒音を大きく低減することができる。
尚、コンプレッサを用いる場合には、コンプレッサにより圧縮した空気を例えば窒素を充填した吸着筒に送ることができる。また、真空ポンプを用いる場合には、その吸気側を大気側とし吐出側を吸着筒側とすることにより、コンプレッサと同様に圧縮した空気を吸着筒側に送ることができる。更に、コンプレッサに真空ポンプを備えた空気供給手段を用いる場合には、コンプレッサにより圧縮した空気を吸着筒に供給し、真空ポンプにより吸着筒から効率良く排気を行うことができる。
(2)請求項2の発明は、前記制振部材を、前記空気供給手段の下方又は上方に配置したことを特徴とする。
本発明は、制振部材の配置を例示したものである。
(3)請求項3の発明は、前記制振部材を、前記空気供給手段の下方に配置するとともに、前記空気供給手段の上方には、前記空気供給手段の振動を抑制する振動抑制部材を配置したことを特徴とする。
本発明では、空気供給手段の上方に、空気供給手段の振動を抑制する振動抑制部材を配置したので、空気供給手段の上部の揺動を抑制することができる。よって、空気供給手段の振動及びそれに伴う騒音を効果的に抑制することができる。
(4)請求項4の発明は、前記振動抑制部材として、前記空気供給手段に接続された空気配管を用いたことを特徴とする。
この空気配管を空気供給手段の上方に配置することにより、空気供給手段の上下振動をを規制することができる。これにより、空気供給手段の揺動等を抑制できるので、効果的に振動及び騒音を防止することができる。
前記空気配管としては、若干の弾性を有する樹脂製の配管が挙げられる。例えば左右にピストンを有するコンプレッサや真空ポンプなどの場合、左右のヘッドに接続されて左右に伸びる一対の排気側の空気配管と、その空気配管に接続されて上方に伸びる1本の空気配管と、同様に左右のヘッドに接続されて左右に伸びる一対の吸気側の空気配管と、その空気配管に接続されて上方に伸びる1本の空気配管とが挙げられる。
(5)請求項5の発明は、前記振動抑制部材からなる第1制振系と前記制振部材からなる第2制振系とを直列に配置したことを特徴とする。
本発明は、制振系の構成を例示したものであり、この直列に配置した制振系により、効果的に振動及び騒音を抑制することができる。
(6)請求項6の発明は、前記空気供給手段を収納室に配置するとともに、前記収納室の下方に第3制振系を配置し、前記第1制振系と前記第2制振系と前記第3制振系とを直列に配置したことを特徴とする。
本発明は、制振系の構成を例示したものであり、この直列に配置した制振系により、一層効果的に振動及び騒音を抑制することができる。尚、第3制振系としては、収納室の下方に配置した吸音材等を採用できる。
(7)請求項7の発明は、前記空気供給手段を駆動するモータの駆動軸を、水平に配置
したことを特徴とする。
本発明は、モータの駆動軸の配置を例示したものである。
(8)請求項8の発明は、前記空気供給手段を駆動するモータの駆動軸を、垂直に配置したことを特徴とする。
本発明は、モータの駆動軸の配置を例示したものである。
(9)請求項9の発明は、前記制振部材が、ばね類、ゴム類、弾性を有する発泡体、シリンダ類、及びコイルチューブのうちの1種であることを特徴とする。
本発明は、制振部材を例示したものである。ここで、ばね類とは、コイルスプリングや板ばね等のばねを示している。ゴム類とは、天然ゴムや合成ゴム等の弾性を有するゴムを示している。弾性を有する発泡体とは、スポンジ等の弾性を有する発泡体を示している。シリンダ類とは、シリンダ内に配置されたピストン等の様にピストンを内嵌したシリンダなどを用いて制振な可能な部材を示している。
尚、上述した酸素濃縮器としては、例えば酸素より窒素を優先的に吸着する吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と、吸着筒に空気を圧縮して供給する空気供給手段と、吸着筒内の圧力の加減圧を制御する加減圧切換手段と、を備え、空気から酸素濃縮ガスを生成する圧力変動吸着型の酸素濃縮器を採用できる。
次に、本発明の最良の形態の例(実施例)について説明する。
本実施例では、空気中から、例えば窒素吸着剤としてゼオライト(以下吸着剤と記す)を用いて窒素を吸着して除去することにより、酸素を濃縮し、この高濃度の酸素を含む製品ガス(以下酸素濃縮ガスと記す)を、患者に対して供給する圧力変動吸着型の医療用酸素濃縮器(以下酸素濃縮器と記す)を例に挙げる。
a)まず、本実施例の酸素濃縮器の構成について説明する。
図1に示す様に、本実施例の酸素濃縮器1は、略直方体の筐体3の表面に、操作パネル5や加湿器7等が配置されており、筐体3内には、以下に示す様な酸素濃縮のための各構成が配置されている。
具体的には、図2に示す様に、酸素濃縮器1には、空気を外部から導入する酸素取入口11から、空気の流路に沿って、上流側より、防塵フィルタ13と、防塵フィルタ13より目の細かい吸気フィルタ15と、空気の圧縮を行うコンプレッサ17とを備えており、コンプレッサ17の近傍にはコンプレッサ17を冷却する一対の冷却ファン19、21が配置されている。
前記コンプレッサ17の下流には、吸着筒27、29に加圧空気を供給する第1供給弁23及び第2供給弁25と、吸着剤を充填した一対の吸着筒(第1吸着筒27、第2吸着筒29)とが設けられている。また、各供給弁23、25と各吸着筒27、29との間の流路31、33から分離した流路(分岐流路35、37)には、吸着筒27、29から排気を行う第1排気弁39及び第2排気弁41が設けられ、窒素を排気する排気路43に接続されている。尚、排気路43にはサイレンサ45が設けられている。
更に、前記一対の吸着筒27、29の下流側には、両吸着筒27、29間を連通する連通路47と、連通路47に設けられて両吸着筒27、29間の圧力を調節する二方弁(パージ弁)49と、その両端に設けられた径が同一のオリフィス51、53と、酸素濃縮ガスの逆流を防止する一対の逆止弁55、57とが設けられている。また、それらの流路が合流する下流側には、酸素濃縮ガスを溜める製品タンク59と、酸素濃縮ガスの圧力を調節する圧力調整器(レギュレータ)61と、酸素濃縮ガスの流量を設定する流量設定器63とが設けられ、前記加湿器7を介して酸素濃縮ガスを外部に供給する酸素出口65に接続されている。
b)次に、本実施例の要部であるコンプレッサ17等について説明する。
図3に示す様に、酸素濃縮器1の内部は、吸音材である木材の隔壁69により、大きく前方の区画K1と後方の区画K2と下方の区画K3とに区分されている。
このうち、前方の区画K1には、両吸着筒27、29や製品タンク59などが配置されている。また、後方の区画K2には、図4に示す様に、金属製の略直方体のケース71が配置され、それによって板金室67が形成されている。この板金室67は、仕切板71により上部室73と下部室(収納室)75とに区分されている。
前記上部室73には、吸気フィルタ15と、吸気フィルタ15に連通する吸気室77と、吸気室77からの空気をコンプレッサ17に供給する第1空気配管79と、コンプレッサ17からの圧縮空気を吸着筒27、29に供給する第2空気配管81と、冷却ファン19、21などが配置されている。
一方、下部室73には、コンプレッサ17が配置されている。このコンプレッサ17の左右のヘッド83、85には、前記第1空気配管79から左右に分岐した(コンプレッサ17に空気を供給するための)分岐空気配管87、89が接続されるとともに、前記第2空気配管81から左右に分岐した(吸着筒27、29に圧縮空気を供給するための)分岐空気配管91、93が接続されている。
前記コンプレッサ17は、図5に示す様に、側面から見て略T字状であり、下部にはコンプレッサ17を駆動するモータ(DCブラシレスモータ)113を備え、上部の中央には、モータ113の駆動軸(回転軸)115やカム117やコンロッド119、121等の(ピストン123、125を駆動するための)機構を収容する機構部127を備え、機構部127の左右には、ピストン123、125が摺動するシリンダ127、129を有するヘッド83、85を備えている。
このコンプレッサ17では、モータ113の駆動軸115は垂直であり、駆動軸115と直交する様に(即ち水平に)ピストン123、125やコンロッド119、121が配置されている。尚、左右のピストン123、125は、一方が空気を圧縮する場合には他方が排気を行うように移動する。即ち、一方のピストン123が例えば左方向移動する場合には、他方のピストン125も同じ方向に移動する。
本実施例では、コンプレッサ17の底部は、図3、図4、図6に示す様に、4個の制振ばね101〜107によって支持されている。
詳しくは、コンプレッサ17の底部には、中央に開口部110を有する略長方形の金属製の底板109が取り付けられ、その底板109の四隅に制振ばね101〜107の上部が固定されるとともに、ケース71の長方形の底板111の四隅に制振ばね101〜107の下部が固定されている。これによって、制振ばね101〜107の上にコンプレッサ17が上下方向等に揺動可能に支持されている構造となっている。尚、モータ113は、ケース71の底板111の中心に開けられた開口部112を介して区画K3側に突出している。
特に本実施例では、制振ばね101〜107のばね定数は、振動を抑制して騒音の発生を防止するために、0.0512〜0.1788kgfの範囲内に設定されている。そして、この制振ばね101〜107により第2制振系が構成されている。尚、制振ばね101〜107は、従来よりモータ113の駆動軸115側に寄せて(例えば駆動軸115の軸中心より約10cm以内)配置されている。
また、前記図4に示す様に、上下方向に伸びる第1、第2空気配管79、81と、第1、第2空気配管79、81から分岐して左右に水平に伸びる分岐空気配管87〜93により、コンプレッサ17の上下方向等の振動を規制してコンプレッサ17の揺動を抑制する第1制振系が構成されている。尚、空気等が流れる配管の分岐部分の屈曲部分は、硬質の金属材料や高分子材料などからなり、それ以外の長尺の第1、第2空気配管79、81や分岐空気配管87〜93は、やや柔軟な高分子材料(例えばソフトナイロン、ポリウレタン、ナイロン等)からなるパイプである(尚、このパイプとしてアルミ等の金属材料も用いることもできる)。
更に、ケース71の下側の区画K3は吸音材69で囲まれており、この吸音材69が第3制振系として機能する。
従って、第1制振系と第2制振系と第3制振系とが、垂直方向に直列に配置される構成となっている。
c)次に、本実施例の酸素濃縮器1の基本動作について説明する。
本実施例の酸素濃縮器1では、基本的に、第1吸着筒27及び第2吸着筒29における加圧・減圧を交互に繰り返すことにより、酸素の濃縮及び吸着剤の再生を行う。
例えば第1吸着筒27に関しては、第1供給弁23を開くとともに第1排気弁39を閉じ、コンプレッサ17により第1吸着筒27に圧縮空気を送りこみ、吸着剤に窒素を吸着させて酸素を濃縮する(吸着工程)。一方、第2吸着筒29に関しては、第2供給弁25を閉じるとともに第2排気弁41を開き、第2吸着筒27を大気側に接続し、吸着剤に吸着した窒素が減圧とともに排出されるようにする(再生工程)。
そして、この吸着工程と再生工程とを、各両吸着筒27、29において、所定時間毎に交互に切り換えるようにする。
この様にして、第1、第2吸着筒27、29により、加圧時には酸素だけを抽出し、その酸素濃縮ガスを、下流の製品タンク59、圧力調整器61、流量設定器63、加湿器7、酸素出口65を介して、外部(従って患者)に供給する。
d)次に、本実施例の効果を確認するために行った実験例について説明する。
実験には、前記実施例と同様な構成の酸素濃縮器(3L機、コンプレッサの重量:5.2kg)を用いた。
詳しくは、制振ばねとして、下記表1及び図7に示すばね定数の異なる酸素濃縮器を用い、流量を、騒音測定時は最大流量(即ち3.00L/min)に設定し、振動測定時は最小流量(即ち0.25L/min)に設定して、その時の酸素濃縮器の振動及び騒音を調べた。
振動は、酸素濃縮器の上部に振動センサ(即ち、汎用振動計:VM−83及び圧電式加速度ピックアップ:PV−84)を配置して測定した。
騒音は、JIS B 9951(1993)の圧力スイング脱着装置性能試験方法の規定に従って、精密騒音計:NA−41及びプリアンプ付きコンデンサマイクロフォンUC−34Pを用いて測定した。その結果を、表1及び図7に示す。
Figure 2006230753
図7には、振動値及び騒音値をそれぞれ2次多項式で近似したグラフを記載した。また、グラフを、ばね定数で区分して、本発明の範囲の領域A(試料No.2〜6)、領域B(試料No.6〜8)、本発明の範囲外の領域C(試料No.9、10)に区分した。
この領域Aの範囲では、振動レベルが低く好適である。また、領域Aは、振動レベルが最も低く好適である。一方、領域Cは、振動レベルが高く好ましくない。
表1及び図7から、ばね定数を適切な値(0.0512〜0.1788kgf)に設定することにより、振動及び騒音を低減できることが分かる。
この様に、本実施例では、上述した好ましいばね定数を有する制振ばね101〜107(第2制振系)にて、下方よりコンプレッサ17を支持している。また、コンプレッサ17の上部には、若干の弾性を有する空気配管79、81、87〜93(第1制振系)が配置されて、コンプレッサ17の上下方向等の振動を抑制しているので、コンプレッサ17の上部が揺動することを抑制できる。更に、コンプレッサ17を収容する下部室75の下方には吸音材69(第3制振系)が配置されている。しかも、前記第1〜第3制振系が直列に配置されている。よって、振動及び騒音を大きく低減できるという顕著な効果を奏する。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば本発明は、ピストンが水平に移動するコンプレッサ以外に、図8に示す様に、モータ131の駆動軸133が水平に配置され、コンロッド135、137が垂直に配置され、ピストン139、141が垂直に移動するコンプレッサ143にも適用できる。
(2)また、一対のピストンがある場合、一対のピストンが同方向に移動するもの、或いは反対方向に移動するものが挙げられる。
(3)更に、一方のピストンが圧縮ポンプとして機能し、他方のピストンが真空ポンプとして機能するものにも、本発明は適用できる。例えば一筒式の酸素濃縮器に、このコンプレッサ(圧縮ポンプ)及び真空ポンプを備えた装置を適用する場合には、吸着筒からの排気を行う際に真空ポンプを作動させれば、十分に減圧することができるので、高い脱着性能(吸着剤から窒素や水分を除去する能力)を発揮することができる。
(4)また、コンプレッサに代えて、真空ポンプのみを用いることができる。この場合は、真空ポンプの吸気側に大気側を接続し、真空ポンプの排気側に吸着筒側を接続する。
実施例の酸素濃縮器の外観を示す斜視図である。 実施例の酸素濃縮器の基本構成を示す説明図である。 実施例の酸素濃縮器の内部構成を側面から示す説明図である。 実施例の酸素濃縮器の内部構成を裏面から示す説明図である。 酸素濃縮器に用いられるコンプレッサを示す側面図である。 酸素濃縮器に用いられるコンプレッサを示す上面図である。 実験結果を示すグラフである。 酸素濃縮器に用いられる他のコンプレッサを示す側面図である。
符号の説明
1…酸素濃縮器
17、143…コンプレッサ
27、29…吸着筒
69…隔壁(吸音材)(第3制振系)
79…第1空気配管(第1制振系)
81…第2空気配管(第1制振系)
87、89、91、93…分岐空気配管(第1制振系)
101、103、105、107…制振ばね(第2制振系)
113、131…モータ
115、133…駆動軸

Claims (9)

  1. 空気を圧縮して供給する空気供給手段を備え、前記空気供給手段により供給された空気から酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮器において、
    前記空気供給手段として、モータにより駆動されるコンプレッサ及び/又は真空ポンプを用いるとともに、前記空気供給手段を支持する制振部材のばね定数を、0.0512〜0.1788kgfとしたことを特徴とする酸素濃縮器。
  2. 前記制振部材を、前記空気供給手段の下方又は上方に配置したことを特徴とする請求項1に記載の酸素濃縮器。
  3. 前記制振部材を、前記空気供給手段の下方に配置するとともに、前記空気供給手段の上方には、前記空気供給手段の振動を抑制する振動抑制部材を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の酸素濃縮器。
  4. 前記振動抑制部材として、前記空気供給手段に接続された空気配管を用いたことを特徴とする請求項3に記載の酸素濃縮器。
  5. 前記振動抑制部材からなる第1制振系と前記制振部材からなる第2制振系とを直列に配置したことを特徴とする請求項3又は4に記載の酸素濃縮器。
  6. 前記空気供給手段を収納室に配置するとともに、前記収納室の下方に第3制振系を配置し、前記第1制振系と前記第2制振系と前記第3制振系とを直列に配置したことを特徴とする請求項5に記載の酸素濃縮器。
  7. 前記空気供給手段を駆動するモータの駆動軸を、水平に配置したことを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載の酸素濃縮器。
  8. 前記空気供給手段を駆動するモータの駆動軸を、垂直に配置したことを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載の酸素濃縮器。
  9. 前記制振部材が、ばね類、ゴム類、弾性を有する発泡体、シリンダ類、及びコイルチューブのうちの1種であることを特徴とする前記請求項1〜8のいずれかに記載の酸素濃縮器。
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