JP2008008970A - 光導波路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアから漏れた光が再びコアに入射して再結合することを抑えることができる光導波路装置を提供する。
【解決手段】この平面光導波路装置1は、シリコン基板2と、シリコン基板2の一方の面に成膜された下部クラッド層3と、下部クラッド層3上にパターニングされたコアパターン4と、下部クラッド層3上においてコアパターン4から離れた状態でコアパターン4の両側に沿ってパターニングされた帯部5と、コアパターン4と帯部5の間を埋めるようにしてコアパターン4及び帯部5を被覆するとともに帯部5の外側で下部クラッド層3上に成膜された上部クラッド層6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信等に用いられる光導波路装置に関する。
平面光導波路装置は、基板と、基板上に形成された下部クラッド層と、下部クラッド層上に形成されたコアと、コアを被覆した上部クラッド層と、を備える。コアの屈折率は上部クラッド層及び下部クラッド層の屈折率よりも高く、コア中に光が閉じ込められて伝播する(例えば、特許文献1参照)。
コアとしては、幾つかの分岐点で二股に分かれるようにパターニングされたものがある。例えば、図9に示された平面光導波路装置では、コアパターン204が7箇所の分岐点で二股に分岐し、1つの入力ポート211に対して8つの出力ポート212〜219がある。コアパターン204の両側には帯状のクラッド206がコアパターン204に沿うように形成されている。このクラッド206は上部クラッド層の一部である。つまり、コアパターン204の形成に際しては、下部クラッド層上に成膜されたべた一面の高屈折率膜(コアパターン204の元となる膜である。)を形状加工することによってコアパターン204に沿った溝を形成するとともコアパターン204を形成し、その上から上部クラッド層を成膜するとその溝に上部クラッド層の一部が埋まって、帯状のクラッド206が形成される。そのため、帯状のクラッド206の外側には、島状の高屈折率部210が残留する。
図9に示された平面光導波路装置では、入力ポート211に入射した光はクラッド206によってコアパターン204内に閉じ込められ、各分岐点で分岐して出力ポート212〜219から出射する。
特許第3327356号公報
しかしながら、各分岐点近傍ではコアパターン204内の光がクラッド206との境界面において全反射しないこともあり、コアパターン204からクラッド206に入射してしまい、図9の矢印で示すようにクラッド206から高屈折率部210に入射してしまう。高屈折率部210を伝播した光はクラッド206を介して再びコアパターン204に入射する。高屈折率部210からコアパターン204に入射した光が、コアパターン204に閉じ込められた光に干渉等といった悪影響を及ぼし、平面光導波路装置の特性劣化の要因となってしまう。
そこで、本発明は、コアから漏れた光が再びコアに入射して再結合することを抑えることができる光導波路装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明では、
光導波路装置が、
下部クラッドと、
前記下部クラッド上に形成され、前記下部クラッドよりも屈折率が高く、コアとなる導波路と、
前記下部クラッド上に形成され、前記導波路に連なって前記導波路から二股に分岐し、前記下部クラッドよりも屈折率が高く、コアとなる二股導波路と、
前記下部クラッド上において前記導波路及び前記二股導波路の両側に沿うよう帯状に形成され、前記導波路及び前記二股導波路よりも屈折率の低いクラッド帯部と、
前記下部クラッド上において前記クラッド帯部の外側に沿うよう帯状に形成され、前記クラッド帯部よりも屈折率の高い帯部と、
前記下部クラッド上において前記二股導波路に挟まれる領域であって前記帯部の外側の領域に形成され、前記帯部よりも屈折率の低い低屈折率部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、
光導波路装置が、
下部クラッドと、
前記下部クラッド上にパターニングされ、前記下部クラッドよりも屈折率の高いコアパターンと、
前記下部クラッド上において前記コアパターンから離れた状態で前記コアパターンの両側に沿って帯状に形成された帯部と、
前記コアパターン及び前記帯部を被覆し、前記コアパターンと前記帯部の間を埋め、前記帯部の外側で前記下部クラッド上に成膜され、前記コアパターン及び前記帯部よりも屈折率の低い上部クラッド層と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、クラッド帯部によって導波路に閉じ込められた光が伝播し、その光が分岐点で導波路や二股導波路から漏れ、漏れた光がクラッド帯部を介して帯部に入射する。ここで、帯部の両側にあるクラッド帯部及び低屈折率部の屈折率が帯部の屈折率よりも低いので、帯部に入射した光が帯部に閉じ込められる。そのため、コアとなる導波路や二股導波路から漏れた光が再び導波路や二股導波路に入射して再結合することを抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、下部クラッド及び上部クラッド層によってコアパターンに閉じ込められた光がそのコアパターンから漏れ、漏れた光がコアパターンと帯部との間に埋め込まれた上部クラッド層の一部を介して帯部に入射する。帯部の両側に上部クラッド層があり、帯部の屈折率が上部クラッド層の屈折率よりも高いので、帯部に入射した光が帯部に閉じ込められる。そのため、コアパターンから漏れた光が再びコアパターンに入射して再結合することを抑えることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明を適用した実施形態における平面光導波路装置1の平断面図であり、図2は、平面光導波路装置1の縦断面図である。ここで、図1は、図2に示されたI−I線に沿った面の矢視断面図であり、図2は、図1に示されたII−II線に沿った面の矢視断面図である。
この平面光導波路装置1は、1入力−8出力の8分岐スプリッタである。図1〜図2に示すように、この平面光導波路装置1は、基材となるシリコン基板2と、シリコン基板2の一方の面に成膜された下部クラッド層3と、下部クラッド層3上にパターニングされたコアパターン4と、下部クラッド層3上においてコアパターン4から離れた状態でコアパターン4の両側に沿ってパターニングされた帯部5と、コアパターン4と帯部5の間を埋めるようにしてコアパターン4及び帯部5を被覆するとともに帯部5の外側で下部クラッド層3上に成膜された上部クラッド層6と、を備える。
下部クラッド層3はフッ素化ポリイミド、感光性樹脂といった樹脂からなるものであり、シリコン基板2の一方の面にべた一面に形成されている。
図1に示すように、コアパターン4は、入力ポート11から入力した光を伝播して、伝播する光を分岐点21〜27によって8つに分岐し、出力ポート12〜19から出射する。コアパターン4は導波路31〜45を有し、これら導波路31〜45が以下のように連なっている。入力ポート11から1段目の分岐点21までの導波路31と、分岐点21から2段目の分岐点22までの導波路32と、分岐点21から2段目の分岐点23までの導波路33とが、分岐点21においてY字状に連なり、導波路31が二股の導波路32,33に分岐している。また、導波路32と、分岐点22から3段目の分岐点24までの導波路34と、分岐点22から3段目の分岐点25までの導波路35とが、分岐点22においてY字状に連なり、導波路32が二股の導波路34,35に分岐している。また、導波路33と、分岐点23から3段目の分岐点26までの導波路36と、分岐点23から3段目の分岐点27までの導波路37とが、分岐点23においてY字状に連なり、導波路33が二股の導波路36,37に分岐している。また、導波路34と、分岐点24から出力ポート12までの導波路38と、分岐点24から出力ポート13までの導波路39とが、分岐点24においてY字状に連なり、導波路34が二股の導波路38,39に分岐している。また、導波路35と、分岐点25から出力ポート14までの導波路40と、分岐点25から出力ポート15までの導波路41とが、分岐点25においてY字状に連なり、導波路35が二股の導波路40,41に分岐している。また、導波路36と、分岐点26から出力ポート16までの導波路42と、分岐点26から出力ポート17までの導波路43とが、分岐点26においてY字状に連なり、導波路36が二股の導波路42,43に分岐している。導波路37と、分岐点27から出力ポート18までの導波路44と、分岐点27から出力ポート19までの導波路45とが、分岐点27においてY字状に連なり、導波路37が二股の導波路44,45に分岐している。
コアパターン4はフッ素化ポリイミド、感光性樹脂といった樹脂からなる。また、コアパターン4の屈折率は下部クラッド層3の屈折率よりも高い。
帯部5は、導波路31〜45の両側において導波路31〜45との間に間隔をおいて導波路31〜45に沿ってパターニングされている。帯部5の屈折率は下部クラッド層3の屈折率よりも高い。帯部5がフッ素化ポリイミド、感光性樹脂といった樹脂からなり、更に詳しくは帯部5がコアパターン4と同じ材料からなるので、帯部5の屈折率とコアパターン4の屈折率が等しい。
上部クラッド層6は、導波路31〜45の両側において導波路31〜45と帯部5との間に埋め込まれたクラッド帯部61と、帯部5の外側に形成された低屈折率部62とを有し、導波路31〜45と帯部5を被覆している。ここで、導波路32、導波路33、導波路35、導波路36、導波路41及び導波路42によって囲まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路34、導波路35、導波路39及び導波路40によって囲まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路38と導波路39に挟まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路40と導波路41に挟まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路36、導波路37、導波路43及び導波路44に囲まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路42と導波路43に挟まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路44と導波路45に挟まれた領域であって帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路31、導波路32、導波路34及び導波路38に沿った帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。また、導波路31、導波路33、導波路37及び導波路45に沿った帯部5の外側にある低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。
クラッド帯部61及び低屈折率部62つまり上部クラッド層6はフッ素化ポリイミド、感光性樹脂といった樹脂からなり、上部クラッド層6の屈折率が導波路31〜45の屈折率及び帯部5の屈折率よりも低い。また、上部クラッド層6の屈折率が下部クラッド層3の屈折率に等しい。
平面光導波路装置1の製造方法について図3を用いて説明する。ここで、図3は、図2と同じ断面における工程を示した図である。
まず、図3(a)に示すように、シリコン基板2の一方の面に下部クラッド層3を成膜する。ここで、下部クラッド層3がネガ型の感光性樹脂の場合には、下部クラッド層3を露光する。
次に、図3(b)に示すように、下部クラッド層3よりも屈折率の高い樹脂層7を下部クラッド層3上に成膜する。
次に、図3(c)に示すように、樹脂層7を形状加工(パターニング)して、樹脂層7からコアパターン4及び帯部5を形成する。ここで、樹脂層7がフッ素化ポリイミドの場合には、レジストの成膜・露光・現像を経て、樹脂層7上にレジストマスクを形成し、コアパターン4及び帯部5以外の部分(クラッド帯部61及び低屈折率部62に対応する部分)をドライエッチングすることによって、コアパターン4及び帯部5を残留させる。また、樹脂層7がネガ型感光性樹脂の場合、コアパターン4及び帯部5に対応する部分を露光し、樹脂層7を現像することによって、コアパターン4及び帯部5を残留させる。また、樹脂層7がポジ型感光性樹脂の場合、コアパターン4及び帯部5以外の部分(クラッド帯部61及び低屈折率部62に対応する部分)を露光し、樹脂層7を現像することによって、コアパターン4及び帯部5を残留させる。
次に、コアパターン4及び帯部5を被覆するように上部クラッド層6を成膜する。このとき、コアパターン4と帯部5との間の間隙に上部クラッド層6の一部が埋まることによってクラッド帯部61が形成され、帯部5の外側で上部クラッド層6の一部が下部クラッド層3上に堆積されることによって低屈折率部62が形成される。
以上のような平面光導波路装置1においては、入力ポート11に入射した光が下部クラッド層3とコアパターン4の境界面や上部クラッド層6とコアパターン4の境界面の全反射によってコアパターン4内に閉じ込められる。コアパターン4内に閉じ込められた光が分岐点21〜27で分岐し、各出力ポート12〜19から出射する。
ここで、分岐点21においては、光がコアパターン4から両側のクラッド帯部61に漏れる。クラッド帯部61に漏れた光は帯部5に入射する。導波路32と導波路33に挟まれた領域では、帯部5の両側にクラッド帯部61と低屈折率部62があるので、帯部5に入射した光が帯部5に閉じ込められる。帯部5に閉じ込められた光は帯部5を伝播して、帯部5の端部から出射する。分岐点21でコアパターン4の両側に漏れた光も最も外側にある帯部5に閉じ込められる。同様に、各分岐点22〜27で漏れた光も帯部5に閉じ込められる。そのため、コアパターン4から漏れた光が再びコアパターン4に入射して再結合することを抑えることができ、平面光導波路装置1の特性劣化を抑えることができる。
なお、帯部5の屈折率が下部クラッド層5及び上部クラッド層6の屈折率よりも高く且つコアパターン4の屈折率が下部クラッド層5及び上部クラッド層6の屈折率よりも高ければ、帯部5の屈折率がコアパターン4の屈折率に等しくなくても良い。この場合、帯部5とコアパターン4を別々にパターニングすることになる。また、上部クラッド層6の屈折率が帯部5及びコアパターン4の屈折率よりも低ければ、上部クラッド層5の屈折率と下部クラッド層3の屈折率が等しくなくても良い。
〔第2の実施の形態〕
図4及び図5を用いて、第2実施形態における平面光導波路装置1Aについて説明する。図4は、平面光導波路装置1Aの平断面図であり、図5は、平面光導波路装置1Aの縦断面図である。図4は、図5に示されたIV−IV線に沿った面の矢視断面図であり、図5は、図4に示されたV−V線に沿った面の矢視断面図である。ここで、第2実施形態の平面光導波路装置1Aと第1実施形態の平面光導波路装置1との間で互いに対応する部分が同一に設けられている場合には同一の符号を付し、第2実施形態の平面光導波路装置1Aについては第1実施形態の平面光導波路装置1と同一に設けられている部分の説明を省略する。
上記第1実施形態では、図1に示すように、導波路31、導波路32、導波路34及び導波路38の外側にある高屈折率の帯部5が帯状に設けられており、その帯部5の外側が上部クラッド層6の低屈折率部62とされ、その低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。同様に、導波路31、導波路33、導波路37及び導波路45の外側にある高屈折率の帯部5が帯状に設けられており、その帯部5の外側において低屈折率部62が下部クラッド層3上に形成されている。
それに対して、第2実施形態では、図4及び図5に示すように、導波路31、導波路32、導波路34及び導波路38の外側には帯部が形成されていないが、導波路31、導波路32、導波路34及び導波路38に沿った外側のクラッド帯部61の屈折率よりも高い屈折率を有する高屈折率部51がそのクラッド帯部61よりも外側の領域で下部クラッド層3上に形成されている。
反対の外側においても、導波路31、導波路33、導波路37及び導波路45の外側にある高屈折率の帯部が形成されていないが、導波路31、導波路33、導波路37及び導波路45に沿った外側のクラッド帯部61の屈折率よりも高い屈折率を有する高屈折率部51がそのクラッド帯部61よりも外側の領域で下部クラッド層3上に形成されている。
以上のことを除いて、第2実施形態の平面光導波路装置1Aは第1実施形態の平面光導波路装置1と同様に構成されている。平面光導波路装置1Aの製造方法については、図3に示された樹脂層7をパターンニングするに際してコアパターン4及び帯部5と同時に高屈折率部51を樹脂層7から形成し、それ以外については第1実施形態における平面光導波路装置1の製造方法と同じである。
この平面光導波路装置1Aにおいては、各分岐点21〜27で漏れて帯部5に入射した光が、帯部5の両側のクラッド帯部61と低屈折率部62によって帯部5に閉じ込められる。帯部5に閉じ込められた光は帯部5を伝播して、帯部5の端部から出射する。また、分岐点21でコアパターン4から高屈折率部51に漏れた光は、コアパターン4に再結合せずに、高屈折率部51の縁から出射する。そのため、コアパターン4から漏れた光が再びコアパターン4に入射して再結合せず、平面光導波路装置1Aの特性劣化を抑えることができる。
〔第3の実施の形態〕
図6、図7及び図8を用いて、第3実施形態における平面光導波路装置1Bについて説明する。図6は、平面光導波路装置1Bの平断面図であり、図7は、図6に示されたVII−VII線に沿った面の矢視断面図であり、図8は、図6に示されたVIII−VIII線に沿った面の矢視断面図である。ここで、第3実施形態の平面光導波路装置1Bと第1実施形態の平面光導波路装置1との間で互いに対応する部分が同一に設けられている場合には同一の符号を付し、第3実施形態の平面光導波路装置1Bについては第1実施形態の平面光導波路装置1と同一に設けられている部分の説明を省略する。
第3実施形態では、図6、図7及び図8に示すように、導波路31、導波路32、導波路34及び導波路38に沿った帯部5の外側の低屈折率部62が高屈折率部52によって分断されている。その帯部5が導波路31に沿った箇所で高屈折率部52に連なるとともに、分岐点22の近傍外側において高屈折率部52に連なっている。
同様に、導波路31、導波路33、導波路37及び導波路45に沿った帯部5の外側の低屈折率部62が高屈折率部52によって分断されている。その帯部5が導波路31に沿った箇所で高屈折率部52に連なるとともに、分岐点23の近傍外側において高屈折率部52に連なっている。
また、導波路32、導波路33、導波路35、導波路36、導波路41及び導波路42によって囲まれた低屈折率部62が高屈折率部53によって分断されている。導波路32、導波路33、導波路35、導波路36、導波路41及び導波路42に沿った帯部5が分岐点22,23の近傍内側において高屈折率部53に連なっている。
高屈折率部52,53の屈折率はクラッド帯部61及び低屈折率部62の屈折率よりも高い。
以上のことを除いて、第3実施形態の平面光導波路装置1Bは第1実施形態の平面光導波路装置1と同様に構成されている。平面光導波路装置1Bの製造方法については、図3に示された樹脂層7をパターンニングするに際してコアパターン4及び帯部5と同時に高屈折率部52,53を樹脂層7から形成し、それ以外については第1実施形態における平面光導波路装置1の製造方法と同じである。
この平面光導波路装置1Bにおいては、各分岐点21〜27で漏れて帯部5に入射した光が、帯部5の両側のクラッド帯部61と低屈折率部62によって帯部5に閉じ込められる。帯部5に閉じ込められた光は帯部5や高屈折率部52,53を伝播して、帯部5の端部や高屈折率部52の縁から出射する。また、分岐点21,22,23でコアパターン4から高屈折率部52に漏れた光は、コアパターン4に再結合せずに、高屈折率部52の縁から出射する。そのため、コアパターン4から漏れた光が再びコアパターン4に入射して再結合せず、平面光導波路装置1Bの特性劣化を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更をおこなっても良い。
例えば、上記各実施形態では、シリコン基板2の上に下部クラッド層3が成膜され、その下部クラッド層3上にコアパターン4、帯部5、高屈折率部51,52,53、上部クラッド層6が形成されていたが、コアパターン4、帯部5、高屈折率部51,52,53、上部クラッド層6が基板の上に直接形成されていても良い。この場合、基板が下部クラッドとして機能するよう、基板の屈折率をコアパターン4、帯部5、高屈折率部51,52,53の屈折率よりも低くする。
また、上記各実施形態では、下部クラッド層3、コアパターン4、帯部5、高屈折率部51,52,53及び上部クラッド層6が樹脂であったが、ガラスであっても良い。
第1実施形態における平面光導波路装置の平断面図である。 図1のII−II線に沿った面の矢視断面図である。 平面光導波路装置の製造方法を工程順に示した図である。 第2実施形態における平面光導波路装置の平断面図である。 図4のV−V線に沿った面の矢視断面図である。 第3実施形態における平面光導波路装置の平断面図である。 図6のVII−VII線に沿った面の矢視断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿った面の矢視断面図である。 従来の平面光導波路装置の平断面図である。
符号の説明
1、1A、1B 平面光導波路装置
3 下部クラッド層
4 コアパターン
31〜45 導波路
5 帯部
61 クラッド帯部
62 低屈折率部

Claims (2)

  1. 下部クラッドと、
    前記下部クラッド上に形成され、前記下部クラッドよりも屈折率が高く、コアとなる導波路と、
    前記下部クラッド上に形成され、前記導波路に連なって前記導波路から二股に分岐し、前記下部クラッドよりも屈折率が高く、コアとなる二股導波路と、
    前記下部クラッド上において前記導波路及び前記二股導波路の両側に沿うよう帯状に形成され、前記導波路及び前記二股導波路よりも屈折率の低いクラッド帯部と、
    前記下部クラッド上において前記クラッド帯部の外側に沿うよう帯状に形成され、前記クラッド帯部よりも屈折率の高い帯部と、
    前記下部クラッド上において前記二股導波路に挟まれる領域であって前記帯部の外側に形成され、前記帯部よりも屈折率の低い低屈折率部と、
    を備えることを特徴とする光導波路装置。
  2. 下部クラッドと、
    前記下部クラッド上にパターニングされ、前記下部クラッドよりも屈折率の高いコアパターンと、
    前記下部クラッド上において前記コアパターンから離れた状態で前記コアパターンの両側に沿って帯状に形成された帯部と、
    前記コアパターン及び前記帯部を被覆し、前記コアパターンと前記帯部の間を埋め、前記帯部の外側で前記下部クラッド上に成膜され、前記コアパターン及び前記帯部よりも屈折率の低い上部クラッド層と、
    を備えることを特徴とする光導波路装置。
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Citations (4)

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