JP2006139240A - 光導波路を含む光システム及び光合分波器 - Google Patents

光導波路を含む光システム及び光合分波器 Download PDF

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Abstract

【課題】 進行方向の漏れ光を低減させることが可能な光システムを提供する。
【解決手段】 本発明による光システム(1)は、光をマルチモードで伝搬可能なマルチモード光導波路(2)と、マルチモード光導波路(2)の光の進行方向(2a)における一方の側(2b)に接続された第1の光導波路(4)と、マルチモード光導波路(2)の光の進行方向(2a)における他方の側(2C)に接続された第2の光導波路(6)及び第3の光導波路(8)とを有する。第1の光導波路(2)から第2の光導波路(4)に光が伝搬されるときの第1の光導波路(2)から第3の光導波路(8)への漏れ光を低減させるために、第3の光導波路(8)のコア(16)は、マルチモード光導波路(2)のコア(16)と離間している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光導波路を含む光システム及び光合分波器に関し、更に詳細には、マルチモード光導波路を含む光システム及び光合分波器に関する。
近年、高速・大容量通信のための光波長多重(WDM)通信システムの研究が盛んになっている。かかる光波長多重通信システムに使用される光システムの一例が、光合分波器として特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された光合分波器は、光をマルチモードで伝搬可能なマルチモード光導波路と、マルチモード光導波路の光の進行方向における一方の側に接続された第1の光導波路と、第1の光導波路からマルチモード光導波路に入射された光が伝搬されるように、マルチモード光導波路の光の進行方向における他方の側に接続された第2の光導波路と、マルチモード光導波路の他方の側に接続された第3の光導波路と、光の進行方向に対して交差するようにマルチモード光導波路に設置され、第1の波長の光を透過することにより第1の光導波路と第2の光導波路との間の光の伝搬を可能にし且つ第2の波長の光を反射することにより第2の光導波路と第3の光導波路との間の光の伝搬を可能にする光フィルタとを有している (特許文献1参照)。
特許文献1に開示された光合分波器では、第1の光導波路からマルチモード光導波路に入射された第1の波長の光は、光フィルタを透過して、第2の光導波路に伝搬される。詳細には、マルチモード光導波路に入射された光は、多モード光に分解されると共に、分解された光が相互に干渉し、それにより、光の強度分布に対応した干渉縞をマルチモード光導波路内に生じさせる。光がマルチモード光導波路内を伝搬するにつれて、光の強度分布の山の位置は、光の進行方向に対して横方向に移動する。第2の光導波路は、第1の光導波路から入射された光の強度分布の山の位置でマルチモード光導波路に接続されている。その結果、第1の光導波路から入射された光が第2の光導波路に伝搬される。同様に、第2の光導波路からマルチモード光導波路に入射された第2の波長の光は、光フィルタで反射して、第3の光導波路に伝搬される。
特開2002−6155号公報
上述した従来の光合分波器において、第1の光導波路から第2の光導波路に光を伝搬させるとき、第3の光導波路における第1の光導波路からの光の強度が完全に零にならないので、第1の光導波路からの光が第3の光導波路に進行方向の漏れ光として僅かに漏れる。この進行方向の漏れ光は、クロストークや雑音の原因となるので、より高性能の光通信を行うために、かかる漏れ光を低減する要望がある。
また、上述した従来の光合分波器において、第2の光導波路から第3の光導波路に光を伝搬させるとき、第2の光導波路及びマルチモード光導波路から放射した光が、光フィルタで反射した反射戻り光として周囲(クラッド)から第2の光導波路に再結合し、即ち、僅かに入射する。また、第2の光導波路の経路が湾曲していると、第2の光導波路からその側方に放射された光が、再び第2の光導波路にその周囲(クラッド)から僅かに入射する。周囲(クラッド)から入射する光は、クロストークや雑音の原因となるので、より高性能の光通信を行うために、周囲(クラッド)から入射する光、特に、反射戻り光を低減する要望がある。
従って、本発明の第1の目的は、進行方向の漏れ光を低減させることが可能な光システム及び光合分波器を提供することにある。
更に、本発明の第2の目的は、周囲から入射する光、特に、反射戻り光を低減させることが可能な光システム及び光合分波器を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明による光システムは、光をマルチモードで伝搬可能なコアを有するマルチモード光導波路と、マルチモード光導波路の光の進行方向における一方の側に接続された第1の光入出力手段と、マルチモード光導波路の光の進行方向における他方の側に接続された第2の光入出力手段及び第3の光入出力手段と、を有し、第3の光入出力手段は、光を伝搬させるためのコアを有し、この第3の光入出力手段のコアは、マルチモード光導波路のコアと離間していることを特徴とする光システム。
このように構成された本発明の光システムでは、例えば、第1の光入出力手段からマルチモード光導波路に入射された光が第2の光入出力手段に伝搬されるとき、マルチモード光導波路のコアと第3の光入出力手段のコアとが離間しているので、従来の光システムにおいて第1の光入出力手段から第3の光入出力手段に漏れていた漏れ光が第3の光入出力手段に入射しにくくなる。その結果、光システムの進行方向の漏れ光を低減させることができる。また、偏波依存性も小さくすることができる。なお、光入出力手段は、光導波路及び光ファイバーを含む。
本発明の実施形態において、好ましくは、更に、光の進行方向に対して交差するようにマルチモード光導波路に光フィルタを設置するための光フィルタ設置手段を有する。
このように構成された光システムでは、例えば、第1の光入出力手段からマルチモード光導波路に入射された第1の波長の光を透過させる光フィルタを光フィルタ設置手段に設置すると、上述した進行方向の漏れ光を低減させることができる。
この実施形態において、好ましくは、光フィルタ設置手段は、光の進行方向に対して交差してマルチモード光導波路に設けられた溝である。
本発明の実施形態において、好ましくは、第3の光入出力手段は、コア及びクラッドを有する第3の光導波路であり、マルチモード光導波路のコアと第3の光入出力手段のコアとの間にクラッドが介在する。
このように構成された光システムでは、マルチモード光導波路と第3の光導波路とを一体に形成できるので、漏れ光を低減させた光システムを容易に形成することが可能である。
本発明の実施形態において、好ましくは、マルチモード光導波路のコアと第3の光入出力手段のコアとの間の距離が、1〜10μmである。
このように構成された光システムでは、例えば、第1の光入出力手段からマルチモード光導波路に入射された光が第2の光入出力手段に伝搬されるとき、第1の光入出力手段から入射される光の光強度に対する第3の光入出力手段に入射される光の光強度を−35dB以下にすることができる。
本発明の実施形態において、好ましくは、第1、第2、及び第3の光入出力手段がシングルモード光導波路である。
また、本発明の実施形態において、第1の光入出力手段が光ファイバで、第2及び第3の光入出力手段がシングルモード光導波路である。
上記第1の目的に併せて上記第2の目的を達成するために、本発明の実施形態において、好ましくは、更に、第2の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置される光吸収手段を有する。
このように構成された光システムでは、例えば、光フィルタ設置手段に、第2の光入出力手段からの光を反射する光フィルタを設置し、第2の光入出力手段からマルチモード光導波路に光を入射すると、この光は光フィルタで反射した後に放射し、反射戻り光として第2の光入出力手段の周囲に向かう。しかしながら、反射戻り光は、第2の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置された光吸収手段によって吸収される。その結果、第2の光入出力手段に周囲から入射される光を低減させることができる。
また、例えば、第2の光入出力手段から側方に放射した後に第2の光入出力手段自体の周囲に戻ってくる光を吸収することにより、第2の光入出力手段に周囲から入射する光を低減させることができる。光吸収手段は、光導波路及び光ファイバーを含む。
また、上記第1の目的に併せて上記第2の目的を達成するために、本発明の実施形態において、好ましくは、更に、第3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置される光吸収手段を有する。
このように構成された光システムでは、例えば、光フィルタ設置手段に、第1の光入出力手段からの光を透過する光フィルタを設置し、第1の光入出力手段からマルチモード光導波路に光を入射すると、この光は光フィルタを透過した後に放射し、第3の光入出力手段の周囲に向かう。しかしながら、光は、第3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置された光吸収手段によって吸収される。マルチモード光導波路で放射する光も吸収する。その結果、第3の光入出力手段に周囲から入射する光を低減させることができる。
また、例えば、第3の光入出力手段から側方に放射した後に第3の光入出力手段自体の周囲に戻ってくる光を吸収することにより、第3の光入出力手段に周囲から入射する光を低減させることができる。光吸収手段は、光導波路及び光ファイバーを含む。
上記第1の目的を達成するために、本発明による光合分波器は、上述した光フィルタ設置手段を有する光システム実施形態において、光の進行方向に対して交差するように光フィルタ設置手段に設置された光フィルタを有する。
本発明の実施形態において、好ましくは、光フィルタは、第1の波長の光を透過することにより第1の光入出力手段から第2の光入出力手段への光の伝搬を可能にし、且つ第2の波長の光を反射することにより第2の光入出力手段から第3の光入出力手段への光の伝搬を可能にする。
また、本発明の実施形態において、更に好ましくは、光フィルタは、さらに第3の波長の光を透過することにより第2の光入出力手段から前記第1の光入出力手段への光の伝搬を可能にする。
また、上記第1の目的に併せて上記第2の目的を達成するために、本発明の実施形態において、好ましくは、更に、マルチモード光導波路及び第1〜3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置された光吸収手段を有する。
このように構成された光合分波器では、光吸収手段が配置された第1〜3の光入出力手段の周囲に向かう光を、光吸収手段によって吸収し、それにより、光入出力手段の周囲から入射する光を低減することができる。また、マルチモード光導波路に入射した光が放射して第1〜3の光入出力手段の周囲に向かう光を、マルチモード光導波路に沿って配置された光吸収手段によって吸収し、それにより、光入出力手段に周囲から入射する光を低減することができる。
光吸収手段を有する実施形態において、好ましくは、光吸収手段が、第2の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置され、前記第2の光入出力手段から前記マルチモード光導波路に伝搬した光のうち、放射して前記第2の光入出力手段に再結合する光を吸収する。
また、光吸収手段を有する実施形態において、好ましくは、光吸収手段が、第3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置され、第1の光入出力手段からマルチモード光導波路に伝搬した光のうち、放射して第3の光入出力手段に結合する光を吸収する。
また、光吸収手段を有する実施形態において、好ましくは、光吸収手段が光導波路である。
このように構成された光システムでは、マルチモード光導波路と第3の光導波路とを一体に形成できるので、漏れ光を低減させた光システムを容易に形成することが可能である。
本発明による光システム及び光合分波器により、進行方向の漏れ光を低減させることができる。
また、本発明による光システム及び光合分波器により、周囲から入射する光、特に、反射戻り光を低減させることができる。
以下、図面を参照して、本発明による光システムの実施形態を説明する。図1は、本発明による光システムの実施形態である3波WDM用の光合分波器の平面断面図である。図2は、図1の光合分波器の線II−IIにおける断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明による光システムの実施形態である光合分波器1は、光をマルチモードで伝搬可能なマルチモード光導波路2と、マルチモード光導波路2の光の進行方向2aにおける一方の側2bに接続された第1の光入出力手段4と、マルチモード光導波路2の光の進行方向2aにおける他方の側2cに接続された第2の光入出力手段6及び第3の光入出力手段8と、光の進行方向2aに対して交差するようにマルチモード光導波路2に設置された光フィルタ10とを有している。第2の光入出力手段6は、第1の光入出力手段4からマルチモード光導波路2に入射された光が伝搬されるように配置されている。
本実施形態では、第1の光入出力手段4、第2の光入出力手段6、及び第3の光入出力手段8はそれぞれ、第1の光導波路4、第2の光導波路6、及び第3の光導波路8で形成され、いずれもシングルモードである。また、マルチモード光導波路2、第1の光導波路4、第2の光導波路6、及び第3の光導波路8は、一体に形成されている。図2に示すように、マルチモード光導波路2、第1の光導波路4、第2の光導波路6、及び第3の光導波路8は、一番下に配置された基板12と、その上に積層された下部クラッド14と、その上に積層された後に必要な部分だけ残されたコア16と、このコア16を覆うように積層された上部クラッド18とを有している。基板12は、例えば、Siで形成され、下部クラッド14、コア16、上部クラッド18は、例えば、ポリマーで形成されている。
マルチモード光導波路2は、光フィルタ10を取付けるために光の進行方向2aに対して交差して設けられた光フィルター設置手段である溝22を有している。本実施形態では、溝22は、光の進行方向2a、即ち、中心軸線2dに対して垂直に設けられている。この溝22により、マルチモード光導波路2は、一方の側2bに配置されたの第4の光導波路24と、他方の側2cに配置された第5の光導波路26とに分離されている。第4の光導波路24及び第5の光導波路26は、平面断面において矩形である。また、第4の光導波路24及び第5の光導波路26は、マルチモード光導波路2の中心軸線2dに対して対称に形成されている。第4の光導波路24は、光フィルタ10と反対側に端面24aを有し、第5の光導波路26は、光フィルタ10と反対側に端面26aを有している。第4の光導波路24の横方向2eの幅W4は、第5の光導波路26の横方向2eの幅W5と等しく形成されている。また、第4の光導波路24の進行方向の長さL4は、第5の光導波路26の進行方向の長さL5よりも長く形成されている。
第1の光導波路4のコア16は、マルチモード光導波路2(第4の光導波路24)の端面24aから進行方向2aに真直ぐに延びている。端面24aにおいて、第1の光導波路4のコア16とマルチモード光導波路2のコア16とは直接結合している。本実施形態では、第1の光導波路4とマルチモード光導波路2とが一体に形成されているので、両者のコア16の間に継ぎ目がない。
第2の光導波路6のコア16は、マルチモード光導波路2(第5の光導波路26)の端面26aから延び、中心軸線2dから横方向2eに遠ざかるように湾曲した経路を有している。端面26aにおいて、第2の光導波路6のコア16とマルチモード光導波路2のコア16とは直接結合している。本実施形態では、第2の光導波路6とマルチモード光導波路2とが一体に形成されているので、両者のコア16の間に継ぎ目がない。
第3の光導波路8のコア16は、マルチモード光導波路2(第5の光導波路26)の端面26aから離れた箇所から延び、中心軸線2dから横方向2eに第2の光導波路6と逆向きに遠ざかるように湾曲した経路を有している。第3の光導波路8のコア16とマルチモード光導波路2のコア16とは距離D3だけ離間している。第3の光導波路8のコア16とマルチモード光導波路2のコア16との間には、上部クラッド18が介在している。
光フィルタ10は、第1の波長の光を透過することにより第1の光導波路4と第2の光導波路6との間の光の伝搬を可能にし、第2の波長の光を反射することにより第2の光導波路6と第3の光導波路8との間の光の伝搬を可能にする。従って、光フィルタ10は、第2の波長の光に対して反射体として機能する。光フィルタ10は、本実施形態では、ローパスフィルタ即ちショートパスフィルタであり、例えば、入射角0度の光に対して、波長1.31μm及び1.49μmの光を透過し、波長1.55μmの光を反射する。光フィルタ10は、好ましくは、誘電体多層膜光フィルタである。光フィルタの厚さは、例えば、25μmである。
光合分波器1は、更に、第2の光導波路6自体又はマルチモード光導波路2等から第2の光導波路6に周囲(クラッド)から入射してくる光を吸収するために、第2の光導波路6の少なくとも一部分に沿って配置された光吸収手段30、32を有している。本実施形態では、光吸収手段30,32は、吸収用光導波路30、32で形成されている。
光合分波器1は、更に、マルチモード光導波路2等から第3の光導波路6に周囲(クラッド)から入射してくる光を吸収するために、第3の光導波路8の少なくとも一部分に沿って配置された光吸収手段34を有している。本実施形態では、光吸収手段34は、吸収用光導波路34で形成されている。
吸収用光導波路30、32、34は、マルチモード光導波路2、第1の光導波路4、第2の光導波路6、及び第3の光導波路8と一体に形成されているので、それらと同様に、基板12と、その上に積層された下部クラッド14と、その上に積層された後に必要な部分だけ残されたコア16と、このコア16を覆うように積層された上部クラッド18とを有している。
吸収用光導波路30、32のコア16は、第2の光導波路6に沿って且つそれと間隔をおいて延びている。吸収用光導波路30は、第2の光導波路6に対して第3の光導波路8と反対側に配置され、吸収用光導波路32は、第2の光導波路6に対して第3の光導波路8と同じ側に配置されている。吸収用光導波路30、32は、横方向2eの幅Wgを有している。また、吸収用光導波路30、32と第2の光導波路6との間に間隔Dgが設けられている。
また、吸収用光導波路34のコア16は、第3の光導波路6に沿って且つそれと間隔をおいて延びている。吸収用光導波路34は、第3光導波路8に対して第2の光導波路6と反対側に配置されている。吸収用光導波路34は、横方向2eの幅Wgを有している。また、吸収用光導波路34と第2の光導波路6との間に間隔Dgが設けられている。
吸収用光導波路30、34のコア16のマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)側の端部30a、34aは、マルチモード光導波路26のコア16の近くまで延びていても良いし、更に、マルチモード光導波路2の側方まで延びていても良い。また、吸収用光導波路32のコア16のマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)側の端部32aは、マルチモード光導波路26のコア16のできるだけ近くまで延びていることが好ましい。端部30a、32a、34aは、マルチモード光導波路26のコアとは結合していないで閉じている。吸収用光導波路30、32、34のコア16の反対側の端部30b、32b、34bも、他の光導波路のコアと結合していないで閉じている。
次に、上述した本発明による光システムの実施形態である光合分波器の製造方法の一例を説明する。
先ず、Si基板12を準備し、その上面にSiO2の膜を形成する。次に、クラッド用ポリマーをスピン塗布すること等により下部クラッド14の層を形成する。引続いて、下部クラッド14の上に、コア用ポリマーをスピン塗布すること等によりコア16の層を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ、反応性イオンエッチング(RIE)などのプロセス加工等により、コア16の層のうち、第1〜第5の光導波路4、6、8、24、26及び吸収用光導波路30、32、34のコア16を残すように、その他の部分を除去する。次いで、クラッド用ポリマーをスピン塗布すること等により、コア16を覆うように上部クラッド18の層を形成する。
次いで、ダイシング加工等により、溝22を形成した後、溝22に光フィルタ10を設置する。
ここに説明したように、第1〜第5の光導波路4、6、8、24、26及び吸収用光導波路30、32、34を一連の工程で同時に形成することが可能である。従って、第3の光導波路8のコアとマルチモード導波路2(第5の光導波路26)のコアの間隔をおくために、従来の光合分波器に対する追加の工程を必要としない。同様に、吸収用光導波路30、32、34を形成するために、従来の光合分波器に対する追加のプロセスを必要としない。その結果、本発明の実施形態である光合分波器を容易に形成することができる。
次に、本発明による光システムの実施形態である3波WDM用の光合分波器の動作を説明する。
先ず、第1の光導波路4(Oポート)から第2の光導波路6(Cポート)に第1の波長1.31μmの光を伝搬させる場合を説明する。第1の光導波路4からマルチモード光導波路2(第4の光導波路24)に入射された第1の波長1.31μmの光は、フィルタ10を透過して、第5の光導波路26を通して第2の光導波路6に伝搬される。詳細には、マルチモード光導波路2に入射された光は、多モード光に分解されると共に、分解された光が相互に干渉し、それにより、光の強度分布に対応した干渉縞をマルチモード光導波路2内に生じさせる。光がマルチモード光導波路2内を進行方向2aに伝搬するにつれて、光の強度分布の山の位置は、光の進行方向2aに対して横方向に移動する。第2の光導波路6は、第1の光導波路4から入射された光の強度分布の山の位置でマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)に接続されている。その結果、第1の光導波路4から入射された光が第2の光導波路6に伝搬される。
第3の光導波路8がマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)に接続されている位置は、第1の光導波路4からの光の強度分布の山からずれているけれども、かかる位置における光の強度は完全には零にならない。そのため、第1の光導波路4からの光は、漏れ光として第3の光導波路8に僅かに漏れる。しかしながら、マルチモード光導波路2のコア16と第3の光導波路8のコア16とが離間しているので、マルチモード光導波路2から第3の光導波路8への漏れ光の損失が、従来の光合分波器よりも大きくなる。即ち、マルチモード光導波路2から第3の光導波路8に光が漏れ難くなっている。それにより、第1の光導波路4から第3の光導波路8への進行方向の漏れ光が低減される。
また、マルチモード光導波路2から放射して第3の光導波路8の周囲(クラッド)に向かう光は、第3の光導波路8に到達する前に、吸収用光導波路34によって吸収される。即ち、吸収用光導波路34のコア16内に入射した光は、そのコア16内に留まる。その結果、第3の光導波路8に周囲(クラッド)から入射する光が低減される。
次に、第2の光導波路6(Cポート)から第3の光導波路8(Vポート)に第2の波長1.55μmの光を伝搬させる場合を説明する。第2の光導波路6からマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)に入射された第2の波長1.55μmの光は、フィルタ10で反射して、マルチモード光導波路2を通して第3の光導波路8に伝搬される。詳細には、マルチモード光導波路2に入射された光は、多モード光に分解されると共に、分解された光が相互に干渉し、それにより、光の強度分布に対応した干渉縞をマルチモード光導波路2内に生じさせる。光がマルチモード光導波路2内を進行方向2aに伝搬するにつれて、光の強度分布の山の位置は、光の進行方向2aに対して横方向に移動する。第3の光導波路8は、第2の光導波路6から入射された光の強度分布の山の位置でマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)に接続されている。その結果、第2の光導波路6から入射された光が第3の光導波路8に伝搬される。なお、マルチモード光導波路2のコア16と第3の光導波路8のコアとが離間しているため、第2の光導波路6から第3の光導波路8に伝搬される光に損失が生じるが、第3の光導波路8に伝搬される光の強度が大きいので、かかる損失は、実用上無視でき、問題とならない。
また、第2の光導波路6からマルチモード光導波路2(第5の光導波路26)に入射された光は、光フィルタ10で反射した後に放射し、マルチモード光導波路2及び第2の光導波路6の上部クラッド18を通って、反射戻り光として第2の光導波路6の周囲(クラッド)に向かう。しかしながら、反射戻り光は、第2の光導波路6に到達する前に、吸収用光導波路30、32によって吸収される。即ち、吸収用光導波路30、32のコア16内に入射した光は、そのコア16内に留まる。その結果、第2の光導波路6に周囲(クラッド)から入射する光(反射戻り光)が低減される。
また、第2の光導波路6が湾曲した経路を有しているため、第2の光導波路6から放射した光が第2の光導波路6自体の周囲(クラッド)に向かって僅かに戻ってくる。しかしながら、戻ってくる光は、第2の光導波路6に到達する前に、吸収用光導波路30、32によって吸収される。即ち、吸収用光導波路32のコア16内に入射した光は、そのコア16内に留まる。その結果、第2の光導波路6に周囲(クラッド)から入射する光が低減される。
第2の光導波路6(Cポート)から第1の光導波路4(Oポート)に第3の波長1.49μmの光を伝搬させる場合は、光の進行方向が逆向きになること以外、第1の光導波路4(Oポート)から第2の光導波路6(Cポート)に第1の波長1.31μmの光を伝搬させる場合と同様である。
上述したように、第2の光導波路6及び第3の光導波路8に周囲(クラッド)から入射する光を低減することにより、クロストークや雑音を低減することができる。
次に、実験例を説明する。
図3は、上述した光合分波器1のすべての吸収用光導波路30、32、34を省略した場合の、第1の光導波路4の光強度に対する第3の光導波路8の光強度(Vポートの損失)を示す図である。デシベル値が小さいほど、即ち、デシベル値の絶対値が大きいほど、第1の光導波路4から第3の光導波路8への光の損失が大きくなり、漏れ光が低減される。実験例では、第4の光導波路24の長さL4を440μm、幅W4を18.3μm、第5の光導波路26の長さL5を275μm、幅W5を18.2μmとした。図3から分かるように、距離D3を0μmから増やしていくにつれて、漏れ光が低減されるが、ある値を過ぎると、逆に漏れ光が増大することが分かった。従来の光合分波器、即ち、距離D3が0のときの損失は約−34dBであった。第3の光導波路8の光強度を−35dB以下にするには、距離D3の範囲は1〜10μmであり、−36dB以下にするには、2〜8μmであり、−37dB以下にするには、4〜7μmであり、距離D3が約5μmのとき、−38dBになることが分かった。損失の改善は、数値の差では約1〜4dBであるが、現在の光合分波器の許容基準値が一般に−35〜−38dB、更に好ましくは、−37dB以下であるので、この差は実用的に大きな意義がある。
図4は、上述した光合分波器1のすべての吸収用光導波路30、32、34を省略した場合と、吸収用光導波路34だけを省略し、即ち、吸収用光導波路30、32を残した場合とを比較した、第2の光導波路6から出力された光強度に対する第2の光導波路6への反射戻り光の光強度(Cポートの損失)を示す図である。横軸は、第5の光導波路26の長さL5である。実験例では、第5の光導波路26の幅W5を18.2μm、距離D3を5μmとした。図4から分かるように、第2の光導波路6への反射戻り光が吸収用光導波路30、32を設けることによって低減された。
表1は、上述した光合分波器1の吸収用光導波路34だけを省略し、即ち、吸収用光導波路30、32を残した場合において、第1〜第3の光導波路にそれぞれ光ファイバーを結合させた光システムの光特性評価を示す実験例である。光特性評価は、第1の光入出力手段(第1の光導波路4及びそれに結合された光ファイバー)から波長1.31μmの光を入射し、第2の光入出力手段(第2の光導波路6及びそれに結合された光ファイバー)から波長1.49μm及び波長1.55μmの光を入射させたときの、各波長の光の挿入損失及びクロストークにより行った。具体的には、波長1.31μmの光の挿入損失は、第1の光入出力手段から入射した光強度に対する第2の光入出力手段に出力された光強度であり、そのクロストーク(Vポートの損失)は、第1の光入出力手段4から入射した光強度に対する第3の光入出力手段(第3の光導波路8及びそれに結合された光ファイバー)に出力された光強度である。また、波長1.49μmの光の挿入損失は、第2の光入出力手段から入射した光強度に対する第1の光入出力手段に出力された光強度であり、そのクロストークは、第2の光入出力手段から入射した光強度に対する第3の光入出力手段に出力された光強度である。また、波長1.55μmの光の挿入損失は、第2の光入出力手段から入射した光強度に対する第3の光入出力手段に出力された光強度であり、そのクロストークは、第2の光入出力手段から入射した光強度に対する第1の光入出力手段に出力された光強度である。挿入損失は、デシベル値が大きいほど、即ち、デシベル値の絶対値が小さいほど好ましく、クロストークは、デシベル値が小さいほど、即ち、デシベル値の絶対値が大きいほど好ましい。実験例では、第4の光導波路24の長さL4を440μm、幅W4を18.3μm、第5の光導波路26の長さL5を275μm、幅W5を18.2μmとした。なお、光ファイバーと光導波路4、6、8との結合即ち光ファイバーの実装は、光ファイバーを載せたときに光ファイバーと光導波路4,6,8とが整列するように構成されたV字形断面の溝をSi基板12に異方性エッチングにより予め加工しておき、光導波路の形成後、光ファイバーを溝に載せて接着するパッシブ実装により行った。
Figure 2006139240
図5は、表1の結果を得た光システムの信頼性試験の結果を示す図である。光合分波器1を85℃、85%RHの環境に投入し、累積投入時間2000時間になるまで、500時間ごとに波長1.31μmの挿入損失を測定した。累積投入時間2000時間の間の挿入損失変動が0.2dB以下の良好な結果であった。
次に、上述した光合分波器1のすべての吸収用光導波路30、32、34を省略した場合と、吸収用光導波路30、32を省略し、即ち、吸収用光導波路34だけを残した場合とを比較した、第1の光導波路4の光強度に対する第3の光導波路8の光強度の実験例を説明する。実験例では、第4の光導波路24の長さL4を445μm、幅W4を18.2μm、第5の光導波路26の長さL5を274μm、幅W5を18.2μm、距離D3を4μmとした。吸収用光導波路34だけを残した場合の第3の光導波路8の光強度は、すべての吸収用光導波路30、32、34を省略した場合の第3の光導波路8の光強度よりも約0.4dB低減した。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、光システムが光合分波器であるとして説明したが、それに限らず、第1の光入出力手段4から第2の光入出力手段6に光が伝搬され、第3の光入出力手段8に光が漏れるものであれば、光合分波器でなくても良い。従って、上記実施形態では、光フィルタ10を有していたけれども、光フィルタ10及びその設置溝22を省略し且つ第4の光導波路24及び第5の光導波路26が一体になっていていても良い。また、光フィルタ10を省略し、設置溝22だけが設けられていても良い。
上記実施形態では、第1の光入出力手段4、第2の光入出力手段6、第3の光入出力手段8、及び吸収用光導波路30、32、34は、光導波路であったが、任意の光導波路が光ファイバーで構成されていても良い。
また、上記実施形態では、吸収用光導波路30、32が第2の光導波路6の両側に配置されていたけれども、周囲(クラッド)からの光(反射戻り光)を低減することができれば、一方を省略しても良い。更に、周囲からの光の影響を無視することができれば、両方を省略しても良い。また、製造工程の追加が許されるならば、第2の光導波路6の上、下等の横方向2e以外に部分に更なる吸収用光導波路を設けても良い。
また、上記実施形態では、光導波路からその光導波路自体に入射する光がある場合、及び、マルチモード光導波路から光導波路の周囲(クラッド)な光が向かう場合について、吸収用光導波路30、32、34を説明したが、1つの導波路から他の導波路の周囲に向かう光を吸収するために吸収用光導波路を用いても良い。例えば、湾曲した経路を有する第3の光導波路8から放射されて第2の光導波路6に向かう光を、第3の光導波路に沿って設けられた吸収用光導波路で吸収しても良い。本実施形態では、吸収用光導波路32がその機能を果たしている。
また、第1〜第3の光導波路の周囲(クラッド)から入射する光を低減するために、マルチモード光導波路2の少なくとも一部分に光吸収手段、例えば、吸収用光導波路を設けても良い。
上記実施形態では、第1の光導波路から第2の光導波路への光の伝搬及び第2の光導波路から第3の光導波路への光の伝搬を説明したけれども、これに加えて、第3の波長(1.49μm)の光を第2の光導波路から第1の光導波路に伝搬させても良い。また、第1〜第3の波長の進行方向を逆にしても良い。
また、上記実施形態では、ショートパス光フィルタ(SPF)を採用したけれども、ハイパス光フィルタ即ちロングパス光フィルタ(LPF)を採用し、例えば、入射角0度の光に対して、波長1.31μm及び1.49μmの光を反射し、波長1.55μmの光を透過させても良い。その場合、波長1.55μmの光を第1の光導波路4と第2の導波路6との間で伝搬させ、波長1.31μm及び1.49μmの光を第2の導波路6と第3の導波路8との間で伝搬させるのが良い。
上記実施形態における第4の光導波路24と第5の光導波路26の長さ等は、伝搬される光の波長等によって任意に定められるので、第4の光導波路24と第5の光導波路26の幅及び長さが同じであっても良い。
また、光フィルタ設置手段は、溝22に限らず、第4の光導波路24と第5の光導波路26を分離して形成したマルチモード光導波路2であっても良い。この場合、光フィルタ10を光合分波器として作用させるように第4の光導波路24と第5の光導波路26との間に挟んで、これらを接合すれば良い。
上記実施形態では、第1の光導波路4は、マルチモード光導波路2(第4の光導波路24)の端面24aから進行方向2aに真直ぐに延びていたが、第1の光導波路4は、円弧、sine特殊関数等の曲線の経路を有していても良いし、進行方向2aに対して斜めに延びる経路を有していても良い。
本発明の実施形態である光合分波器の平面断面図である。 本発明の実施形態である光合分波器の図1の線II−IIにおける断面図である。 第1の光導波路の光強度に対する第3の光導波路の光強度を示す図である。 第2の光導波路から出力された光強度に対する第2の光導波路への反射戻り光の光強度を示す図である。 本発明の実施形態である光合分波器の信頼性試験の結果を示す図である。
符号の説明
1 光合分波器
2 マルチモード光導波路
2b 一方の側
2c 他方の側
4 第1の光導波路
6 第2の光導波路
8 第3の光導波路
10 光フィルタ
14 下部クラッド
16 コア
18 上部クラッド
22 溝
30 吸収用光導波路
32 吸収用光導波路
34 吸収用光導波路
D3 距離

Claims (16)

  1. 光をマルチモードで伝搬可能なコアを有するマルチモード光導波路と、
    前記マルチモード光導波路の光の進行方向における一方の側に接続された第1の光入出力手段と、
    前記マルチモード光導波路の光の進行方向における他方の側に接続された第2の光入出力手段及び第3の光入出力手段と、を有し、
    前記第3の光入出力手段は、光を伝搬させるためのコアを有し、この第3の光入出力手段のコアは、前記マルチモード光導波路のコアと離間していることを特徴とする光システム。
  2. 更に、光の進行方向に対して交差するように前記マルチモード光導波路に光フィルタを設置するための光フィルタ設置手段を有することを特徴とする請求項1に記載の光システム。
  3. 前記光フィルタ設置手段は、光の進行方向に対して交差して前記マルチモード光導波路に設けられた溝であることを特徴とする請求項2に記載の光システム。
  4. 前記第3の光入出力手段は、コア及びクラッドを有する第3の光導波路であり、前記マルチモード光導波路のコアと前記第3の光入出力手段のコアとの間にクラッドが介在することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光システム。
  5. 前記マルチモード光導波路のコアと前記第3の光入出力手段のコアとの間の距離が、1〜10μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光システム。
  6. 前記第1、第2、及び第3の光入出力手段が、シングルモード光導波路である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光システム。
  7. 前記第1の光入出力手段が光ファイバで、第2及び第3の光入出力手段がシングルモード光導波路である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光システム。
  8. 更に、前記第2の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置される光吸収手段を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光システム。
  9. 更に、前記第3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置される光吸収手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の光システム。
  10. 請求項2〜7のいずれか1項に記載の光システムにおいて、光の進行方向に対して交差するように前記光フィルタ設置手段に設置された光フィルタを有することを特徴とする光合分波器。
  11. 前記光フィルタは、第1の波長の光を透過することにより前記第1の光入出力手段から前記第2の光入出力手段への光の伝搬を可能にし、且つ第2の波長の光を反射することにより前記第2の光入出力手段から前記第3の光入出力手段への光の伝搬を可能にすることを特徴とする請求項10に記載の光合分波器。
  12. 前記光フィルタは、さらに第3の波長の光を透過することにより前記第2の光入出力手段から前記第1の光入出力手段への光の伝搬を可能にすることを特徴とする請求項11に記載の光合分波器。
  13. 更に、前記マルチモード光導波路及び前記第1〜3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置された光吸収手段を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の光合分波器。
  14. 前記光吸収手段が、前記第2の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置され、前記第2の光入出力手段から前記マルチモード光導波路に伝搬した光のうち、放射して前記第2の光入出力手段に再結合する光を吸収することを特徴とする請求項13に記載の光合分波器。
  15. 前記光吸収手段が、前記第3の光入出力手段の少なくとも一部分に沿って配置され、前記第1の光入出力手段から前記マルチモード光導波路に伝搬した光のうち、放射して前記第3の光入出力手段に結合する光を吸収することを特徴とする請求項13に記載の光合分波器。
  16. 前記光吸収手段が、光導波路である請求項13〜15のいずれか1項に記載の光合分波器。
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